◆本当に人生を変え、自分で自分を解放するために必要なこと〜不幸の根を解放するための方法②〜

いつもご覧いただきありがとうございます。
スピリチュアルカウンセラーの斎藤芳乃です。

私は連日、個人セッションをさせていただいていました。

お越しいただきました皆様、信頼して素晴らしい時間を共有していただき、また、温かいお心遣いまでいただき、本当にありがとうございました。

こんな素敵なプレゼントまで頂戴いたしました。本当にありがとうございます。

それぞれの個人セッションでは、また皆さんが何十年と抱えていた制限を外し、劇的に人生が楽に変わる場面に立ち会わせていただいたのですが、

その中で、多くの方が、自分に対する価値や自分そのものを誤解し、責め、苦しまれているということを、改めて実感いたしました。

そして、その制限を外すことができると、セッションをしたその日の夜に周囲が急に優しくなったり、今までになかったような「全くの他人から女性として丁寧にエスコートされる」ということが起きるんですね。

すでにセッションをさせていただいた方から、その日のうちに変化のメールを頂戴しており、改めて「自分自身の不幸の根（カルマ）を見抜き、癒していく」ということの重要性を感じていました。

現実は決して、何かこう頑張らなければならないとか、絶対にこうしなければならない、ということはなく、苦しい努力も、辛い自己犠牲も、心の傷を元にした復讐劇も必要ではなく、

ただ、「自分自身の苦しみを適切に知り、本当の自分の声を聞き、本当の自分の価値を認め、正直にそれに従ってあげること」。

それだけのシンプルなことで、あっというまに変化していきます。

今回は、先日のブログ「不幸の根を解放するための方法①」の続きといたしまして、先日セッションに来ていただいたK様の実際の体験談（セッション）を元に、「自分で自分を解放する」ための手法をお伝えしていきたいと思います。

◆本当に人生を変え、自分で自分を解放するために必要なこと～不幸の根を解放するための方法②～

先日、セッションにお越しくださいましたK様の悩みは、自分に自信を持てず、価値を認められず、他者の目に常に萎縮しており、仕事の悩み（天職）もあり、かつ、パートナーにも出会えない…ということでした。

まず、こうした問題を見るとき、実は表面上にある事柄よりも、「問題の根」を見つけてあげるのが先なんですね。

つまり、「得たいもの（パートナーや仕事や安心）」を得られていない状態というのは、それを得るのに自分が足りていない、と心の中で思ってしまっていることが問題です。

なぜかというと、もしも自分に自信を持って正々堂々生きることが出来ていたとしたら、それに応じた現実が引き寄せられるからです。

引き寄せる、という言い方は、あまりにもざっくりとしすぎていて、実は適切ではないので、ここではセッションに忠実に、厳密にお伝えしていきますと、

「この現実の世界では、自分自身が考えている自分にふさわしい現実の出来事や縁が、自動的に磁石のように引きあっていく」ということです。

つまり、人生は、自分自身が「私はこれにふさわしい、だから私はこれを手に入れても良い」という許可の元に、その許可をしたものしか自分の周りに集まらないし、仮にそれがあったとしても、自分に許可がなければ、それは全く無視しているのと同じ」、ということなんですね。

このK様の場合ですと、「現実の世界で欲しいものが色々手に入っていない」という状態（事実）が起きていて、

そしてそれは、K様がそれを手に入れることを自分で許可していない（心の中）、という構造になっています。

これは、K様の心の中を詳しく見るまでもなく、「ほしいものが手に入っていない」というのがK様の現実になっているから、自動的に「ほしいものを手に入れてはいけない制限がある」というK様の内面が分かるんですね。

セッションでは、

「ほしい現実が手に入らないんですね。じゃあなぜそれを手に入れないことを自分で決めてしまっているのでしょうか？言い方を変えると、なぜ『ほしいものを自分は手に入れない』と決めてしまっているのでしょうか？」

というアプローチになりました。

ここで前回の記事「不幸の根の解消方法①」から引用して、自分自身を見つめる方法を再確認していきたいと思います。

不幸の根の解消方法の手順は、

①今の自分を否定せず、今の自分の話や思いをとりあえず聞いてみる

②今の自分が考えていることを分析してみる

③そもそも、どうしてそう考えてしまっているのかを考える

④そう考える原因となった過去の出来事などを探し出す

⑤あ、なるほど、ここから不幸が始まっているな、と気づく

⑥その時の不幸が始まった、一番初めの体験を癒し、寄り添う

ということでしたね。

このK様の場合は、まずこの手順の最初、「自分が得たい物を自分が手に入れることを禁止している。ではそれはなぜだろう？」というふうに、①の自己対話を始めることからはじまりました。

K様の自己対話は、

「私なんてどうせ、一人で頑張らなきゃならない」

「でも自信なんてない、他の人のほうがもっと優れている」

「だから、自分なんてどうせ認めてもらえない」

「自分の何が悪いから、こんなふうに相手から攻撃されるんだろう？」

「なんでいつもこんなにダメなんだろう？」

という種類のものでした。

これは誇張ではなく、いつもK様の心の中で、何百回、何千回と、毎日繰り返されている対話です。

そして、ここの自己対話が出た時点で、②の「じゃあなぜそう思ってしまっているの？」という次の手順に進んでいきます。

K様がなぜこのように思ってしまっていたかというと、K様のお母様がずっと厳しい方で、何でもK様に対して「しっかりしなさい」「ひとりでがんばりなさい」というようにしつけをする人でした。

そして、あまり褒めてくれることもなく…どちらかというと、「あなたはこんなことも出来ない」というふうに、K様の「出来ない部分」にフォーカスする方だったんですね。

なので、この「母親からされていた癖が、そのままK様の癖として、自分にもお母さんと同じように自分に接してしまう」という事態が起きていました。

以前、このブログでも少し触れましたが、

子供時代、私たちはとても純粋に親のことを愛しているため、どうしてもその愛している親に認めてもらいたい、受け容れてもらいたい、注目されたい、愛してほしい、褒めてほしいという気持ちがあるばかりに、

親の態度が不適切で厳しいものであったとしても、「なんとか頑張ろう」としてしまうんですね。

わたしたちは子供の頃、とても純粋で美しい愛をもっていますし、

同時に、まさか自分の親が「愛情不足の不適切な態度を自分に対してとっている」などと全く思っていないため、

親に対してひたすら、必死になって、「認めてもらおう」「愛してもらおう」としてしまうんですね。

K様もこれにもれず、とてもお母様のことを大切に思っていたからこそ、出来ない自分を責め、なんとか頑張ろう、完璧になろう、必死になろうと努力し、

そして、出来ない自分のことをひたすら責めてしまっていました。

ここで、③の「そもそもなんでそんなこと考えてしまっていたの？」という疑問に対しての答えが、自動的に出てきます。

過去を正しく分析することによって、自分が「じゃあなぜ、その癖を持ってしまっていたのか」「じゃあどこで、そんな態度を覚えたのか」ということが分かるんですね。

人間は、「記憶し、学び、繰り返し、それによって適応し、成長し、生きる」という性質を持った生物です。

どんな不幸な癖であったとしても、それをどこかで学ばなければ、決して「自分でその行為をする」ということができません。

青信号を悩むことなく渡ることができるのは、青信号は「歩け」という合図だと言うことを「学んだ」からこそ、私たちはその行動を苦もなくできるようになるんですね。

これと同様に、「自己否定」という癖さえも、「他の人があなたを否定することをあなたに教えた」からこそ、あなたが「自分で自分を否定する」ということを「出来るようになった」ということなんです。

…というように、不幸の根を見つける解放手法では、自分の過去を今と照らし合わせて、適切に「今の自分というものが何故作られたのか？」ということを見ていきます。

けれども、ここで単純に「じゃあ親が悪かったのね！だから親のせいで私は不幸になったのね！！！！！」と責めてしまうと…

実は、驚くべきことに、それは不幸の原因ではない場合もあるのです。

次回は、大切なこの続きを書いていきたいと思います。

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