『ボックス！』

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監督　李闘士男
脚本　鈴木謙一
音楽　澤野弘之
主題歌　RIZE with 隼人/LAUGH IT OUT

出演　市原隼人、高良健吾、筧利夫、香椎由宇、谷村美月、清水美沙、宝生舞、山崎真実、諏訪雅士

（あらすじ）

優等生のユウキ（高良）は高津先生（香椎）と帰宅途中の電車の中で
チンピラにカラまれたところを幼馴染みのカブ（市原）に助けられた。
カブは幼い頃にもこんなふうにユウキを守っていた。

再会を喜ぶ２人。２人は同じ高校に通っていた。
ボクシング部のカブを見て、ユウキも入部を決める。
カブに好意を寄せる丸野（谷村）はマネージャーになった。
高津は顧問になった。

監督の沢木（筧）のもと、コツコツ練習に励むユウキと、
天才肌のカブ。

負け知らずだったカブが稲村（諏訪）に負けてしまい、
退部して遊びほうけるようになってしまった。

その間にユウキはめきめきと力を付け、優勝する。

心臓が弱く、入退院を繰り返していた丸野が亡くなってしまった。

カブは部活に戻り、リベンジを決意。
ユウキも稲村と戦う決意で階級を変えたのだが、
稲村はユウキと戦うつもりで階級を変えていた。
そして、カブとユウキが戦うことになり、ユウキが勝ってしまった。

カブはユウキの練習相手に名乗りを上げ、
サウスポーである稲村を模倣した。

そして遂に稲村とユウキが戦うことになるが、ユウキは負けてしまった。

決勝戦、カブは皆の思いを受けて、稲村と戦い、勝利した。

-大学を卒業し、社会人になろうとするユウキが
カブの実家のお好み焼き屋を訪ねた。
カブは今、ハワイでお好み焼き屋を経営している。

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（感想）

自分はボクシング･ファン。
なので、これは是非観ようと決めていた。

製作がＴＢＳだからか、
亀田長男がカメオ出演していたが、やめて欲しかった。

監督の名前がもろ、ボクサーみたい。

登場人物も皆愛すべき人たちばかりで、
見終わった後に清々しい気持ちになれる。
大阪が舞台なんだけど、こういう世界によく合うね、関西弁は。

筧や宝生（今作で引退した。市原のお母さん役！）、清水がいい味を出している。

市原も高良もボクシング･シーン、
頑張ったんだなぁってよくわかる。大したもんだった。

残念なのは市原の演技。
猿ロックのコピーのような、
暑苦しくやかましいやんちゃテイスト（にも関わらず薄っぺらいが）は
役柄に合っていたと思うのだが（最近それしかないね）、
彼、泣くシーンが２度あったが、どちらも涙が出ていないように見えた。
あの状況なら絶対涙ははっきり見せるべきだった。
あれでＯＫを出したのは、監督の意地悪なのかも知れない（笑）
目薬だって使えたはずだもん（爆）
ボクシングは出来ても、
感情的に役柄に入り込むということが出来ないことが暴露されているような気がした。

高良との演技者としての技量の差がはっきりわかってしまう結果だった。

若い２人の頑張りを観て。

★★★関連作品レビューへのリンク★★★

李闘士男　

てぃだかんかん　海とサンゴと小さな奇跡
市原隼人　

ROOKIES 卒業
高良健吾　

蟹工船
谷村美月　