『猿ロック THE MOVIE』

監督　前田哲
脚本　長谷川隆
音楽　吉岡聖治
主題歌 LOVE LETTER/mihimaru GT

出演　市原隼人、比嘉愛末、高岡蒼甫、渡部豪太、芦名星、和田聰宏、光石研、
西村雅彦、國村隼、小西真奈美

（あらすじ）

鍵屋の猿（市原）は、銀行強盗事件で警察が突入する際に鍵を開けた。
その現場に偶然居合わせた警察署長の水樹（小西）は、
体を張って市民を守り、賞賛を受けた。

事件現場に居合わせたマユミ（比嘉）が猿を訪ねてきた。
マユミには両親を亡くした事故の後遺症で瞬間的な記憶喪失があり、
金庫番をしているのだが
番号を忘れてしまったので開けて欲しいと頼まれる。
美しいマユミに頼まれて向かった先は、スポーツクラブだった。

そこで友人の山本（渡部）とはしゃぐ猿の写メを見た
２人の友人で、刑事の山田（高岡）は、銀行強盗が残していたサプリが
このスポーツクラブのものだと気づく。

金庫を開け、マユミに頼まれ、中身のバッグと共に出ようとするが、
なぜか男たちに追われる猿。

マユミは、元々あのスポーツクラブは両親のものだったのだが、
藤山（光石）に奪われたのだと言う。

彼女が持っていた「星の王子様」の本を読んで涙し、
「子供にこういう本を読んで聞かせる仕事がしたい」という彼女の言葉を信じて、
「自分がマユミちゃんを守る」と宣言する猿。

だが、追って来た山田から　実はマユミも男たちの一味で、
彼女の話もすべてデタラメだと知らされる。

そこへ男たちがやって来て、攻撃を受け、マユミは連れ去られてしまった。

マユミの真の姿を知っても、猿の気持ちは変らず、
山本やリツコ（芦名）も協力して、マユミ救出へ向かう猿。

実は水樹は藤山とつながりがあった。
水樹は警察の裏金の金庫番だったが、バッグの中には
そのリストが入ったメモリーカードが入っていたのだ。
彼女はそれを利用して、自分の考える正義を全うするために、
更なる躍進を狙っていた・・・

（感想）

これ、公開前に劇場に冊子が置いてあって、
力入っていたみたいだから、面白いのかな？って思ったんだけど・・・

昔はよく２本立てってあったでしょ？
最近はシネコンの普及で皆無になってしまって、
２本立ての１本レベルの映画も単作で公開されているけど、
これもそんな感じだった。

でもその１本のレベルは、限りなく下がっている気がする。
これまで自分が観た２本立てで、自分にとって「おまけ」だった
どの映画よりもクオリティが低かった。

高岡、渡部、芦名は役得もあるけど、いい味を出していた。
それと、光石。この人、最近凄くいい感じの俳優になってきたと思う。
小西は新境地な感じの役柄だった。でもこの人に興味ないんだ・・・
西村、國村はいつもの感じ。

ヒロインの比嘉は・・・

「どんど晴れ」がピークになってしまうのかな・・・
和田も・・・

「東京湾景」がピークになってしまうのかな・・・
どっちも観ていないんですが・・・m(_ _)m

市原は・・・
もし自分が彼だったら・・・物凄く疲れそうだな( ゜∋゜)、と思った。

総括して、この映画は市原隼人ファンのみが楽しめる作品。

オフィシャル・サイト
http://saru-movie.jp/index2.html