一昨日、自宅で録画しておいた
「情熱大陸」を見ていた時のことです。
その回の主人公は
再生医療研究者の出澤真理さん。
Muse（ミューズ）細胞を発見して
Muse細胞を使った再生医療の研究を進めながら
再生医療に期待している患者さんと
その家族のケアに奮闘する姿が放送されていました。
Muse細胞とは
第３の万能細胞と呼ばれています。
そして
もともと僕たちの体内に存在している細胞で
再生医療でのリスクが低いのだとか。
だから、今注目を集めている細胞なんですね。
で、僕はテレビ画面を見ながら
出澤さんの活動やMuse細胞の可能性に
凄さを感じていたんですけど
最も印象的だったのが
出澤さんがMuse細胞を発見したキッカケだったんです。
こんにちは。
10人中9人の人生の悩みを解決する
人生コンサルタントの鈴木宏幸です。
（自己紹介はこちら）
出澤さんは
日本の再生医療や
病気や事故などで体がマヒししてしまった人に
希望の光を与える凄い人ではあるんですけど
おっちょこちょいなところがあって
例えば、
自宅で料理を作っていると
鶏肉を切らなきゃいけないのに
誤ってそのままフライパンに入れてしまう
そんな人なんですよね。
で、2007年のある日。
出澤さんが実験で
ある細胞に培養液を浸すところ
うっかり消化酵素を浸してしまったんだとか。
出澤さんが言うには
その日、友達から飲み会に誘われていたため
浮足立ってミスしてしまったそうです。
ここでも出澤さんの
おっちょこちょいが出てしまったわけですね。
そして、翌日の朝
消化酵素に浸された細胞が
ほとんど死滅していることに気づいて
やっと自分がミスしたことに気づいたそうです。
ところが。
消化酵素に浸れた細胞を
よーく見てみると
わずかながらに生きている細胞がいることを
出澤さんは見つけました。
それがMuse細胞。
一見、失敗だと思っていたことが
再生医療を
劇的に進化をさせるかもしれない
新たなる可能性の扉が開いた瞬間だったのです。
で、僕は
出澤さんの情熱大陸を見て思いました。
日本には古くから
『失敗は成功の基』
という言葉がありますけど
ほんとその通りだなって。
失敗したら
ただただ悲しいで終わらせるのか
それとも
失敗から何か学べることがないか探すのか
失敗の捉え方で
人生って大きく変わってくると思うのです。
ていうことは
諦めなかったら
そもそも失敗って存在しない
諦めてしまった時が
本当に失敗した時なんです。
だから、失敗を恐れて
自分のやりたいことを諦めているのなら
それ自体が失敗ですから。
これからの時代
失敗してもいいから
自分のやりたいことをやるかどうかが
人生が豊かになるかどうかの
差になっていくでしょう。
そして
何かミスをしたり嫌なことが起きた時
そこから何を学べるかという視点を持つだけで
人生が変わっていくと僕は思いますね。
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