2016年2月
僕は深い悲しみの中にいました。
それは、なぜか？
じつは、ある「別れ」が
僕を悲しみのどん底に突き落としたのです。
こんにちは。
10人中9人の人生の悩みを解決する
人生コンサルタントの鈴木宏幸です。
（自己紹介はこちら）
2016年のお正月を過ぎた頃。
自宅で飼っていた
14歳６か月を過ぎた柴犬のジュンの体調が
おかしくなりました。
もともと
前年の12月ぐらいから一気に老けだしたんですが
年が変わってから
歩き方もおぼつかなくなり
夜になると
家の中の袋小路になっている部分に
頭を突っ込んで動けなくなり
夜鳴きをするようになっていたんです。
そこで僕は
青色で円形のビニールプールを用意して
そこにジュンを入れて
世話をすることにしました。
ただ1月末になると
今度はご飯があまり食べられなくなって
身体もだんだん痩せてきて。
動物病院でもらった流動食を
何とか食べせていたんですね。
そして、
2016年2月4日の昼下がり。
自宅で仕事をしていた僕は
何となくジュンのことが気になって見に行くと
ビニールプールの中心で
ジュンが横になっているのが見えました。
それを見て
最初は「寝ているのかな？」と思ったんですが
何となく嫌な予感がして
ジュンのもとへ駆け寄り触ってみると
体に全く力が感じられず目も半開き。
そうなんです。
ジュンは一人で旅立っていったのです。
そんなジュンの姿を見て
僕は号泣しました。
涙が止まりませんでした。
そして、その後
ものすごい罪悪感に襲われたのです。
「もっと
ああすればよかったんじゃないか？」
「こうするべきだったんじゃないか？」
「そうすれば
ジュンはもっと長生きできたんじゃないか？」
しばらく
そんなことばかり考えるようになって
自分を責め続けながら
ずっと悲しみの中にいたんです。
でも一方
こんな自分もいるわけです。
「ずっと悲しんでばかりじゃいけない」って。
だから、無理して元気になろうとしたり
ポジティブになろうとしたんですけど
全然元気にならない。
すぐに元に戻っちゃうんですよ。
なので、僕はあきらめて
「落ちるところまで落ちよう」と
悲しみや罪悪感に浸りまくっていた
そんな時でした。
落ちに落ちまくって
地に足がついたような感じがしたんです。
そしたら
悲しみよりも
ジュンに対する感謝の気持ちが湧きあがってきて
ジュンとの思い出を
家族と一緒に
楽しく話せるようになったんですよ。
相田みつをさんの言葉の中に
こんな言葉があります。
途中にいるから中ぶらりん
底まで落ちて地に足が着けば
ほんとうに落ち着く
僕がジュンを失って悲しみの中にいる中
元気になろうとしてもなれなかったのは
「中ぶらりん」だったからなんです。
落ちるところまで落ちて
地に足が着いたことで
やっと気持ちが上向きになって
元気になれたんですよね。
だから、この先
あなたが落ち込むことがあったとしたら
無理に元気になろうとしなくていいですから。
落ちるところまで落ちて地に足が着けば
勝手に気持ちが上向いていく。
それが僕たち人間なんですよ＾＾
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