佐高信氏をJR東日本取締役に選任する決議案またもや否決。㈱金曜日のこの3年の営業赤字は1億5千万 | 一撃筆殺仕事人:佐高信先生追っかけブログ

佐高信氏をJR東日本取締役に選任する決議案またもや否決。㈱金曜日のこの3年の営業赤字は1億5千万

去る6月23日に行なわれた第23期東日本旅客鉄道株式会社の株主総会において佐高信さんを取締役に選任するとする株主提案の第8号決議案は否決されたようです。

http://www.jreast.co.jp/investor/soukai/pdf/ketsugi.pdf


サンデー毎日の政経外科で何回も取り上げられているように、佐高信さんのJR東日本とのかかわりは、労働委員会では不法労働行為とされた旧国鉄民営化時に解雇された1,047名の復職をずっと求める運動をされていることであると思います。


8ヶ月でおわった鳩山政権での唯一の成果が、復職を求めることを決議した四党合意案であると佐高さんは言っていますね。防衛政策での社民と他の2党間の齟齬がいずれは出てくる問題であっても連立を批判してこなかったのは、この問題を何とかしたいという佐高さんの願いがあったからかもしれません。

その意味で今回のJR東日本の株主総会でもこの解雇された人たちへのJR東日本の再雇用を求めて、剰余金の処分案も提案されましたが否決されました。


さて、株主総会については昔から、「集中日を止めろ」「総会屋と社員株主を動員したシャンシャン総会を止めろ」とずいぶん批判的だった佐高信さんなのですが、どういう訳かこの数年ご自身が取締役に推挙されているこのJR東日本の株主総会については「金曜日」でも「サンデー毎日の政経外科」でもテーマにはされませんね。

まぁ、これに関しましては何回も問題にしてきました。


ところで、先般に週刊金曜日の店売り分の値上げを読者に社長の佐高信さん名で「謹告」された㈱金曜日ですが、定期購読者の方々にも別にその旨をはがきで送ってられるのですね。

そのことはこちらのブログで書かれております。葉書を文字起こししてみました。
http://blog.goo.ne.jp/dsch_sym11/e/8278dcf229fc50acd5946b4b902d339f ?


定期購読の皆さまへ

 ご愛読、心より感謝いたしております。お願い事があり、不躾ながらお葉書を差し上げます。
 本誌801号(6月4日号)「金曜日から」でお知らせしましたが、805号(7月2日号)より、配送方法を三種郵便からメール便に変更いたします。繁忙期や、地域によって、若干、到着日の遅れも予想されます、この点、何卒ご理解をいただけますよう、伏してお願いいたします。もちろん、配達遅延が生じた場合は、配送会社と交渉するなど善後策に取り組みます。
 なお、従来の封緘から中綴じに変わることで、封緘誌を切るときに破れやすい、雨に濡れるなどの問題は解消されます。
 また、書店販売に限り、定価を500円から580円に値上げいたしますが、定期購読については据え置きにいたしますので、みなさまにはご負担をおかけすることはございません。
 本氏は創刊以来、定価を上げずに努力してまいりました。しかし出版不況の折り、この3年間で、営業赤字は1億5千万円を越えてしまいました。予算の1割カット、製造原価の大幅削減などコストカットを実施してきましたが、赤字脱却の道が見えません。そこで、書店販売の定価値上げとともに、経費節減の一巻として配送方法変更に踏み切らざるをえませんでした。
 今回の配送方法変更等をきっかけに、誌面の質向上にさらなる努力をしてまいる所存です。これまで通り、読者の方に手を携えていただければ、このうえのない喜びです。
 いまの、そして未来の社会にとって「週刊金曜日」は欠かせない存在であると確信しております。なんとしても心を一つにする「仲間」のみなさまとともに、灯りを絶やすことなく発展させていただきたいと、歯を食いしばってがんばってまいります。ご迷惑をおかけしますが、何卒、よろしくお願いいたします。

                                               2010年6月10日
                                          「週刊金曜日」編集長 北村肇


週刊金曜日の営業赤字がこの3年間で1億5千万であることが明記されています。そしてこの7月からの書店売り分の値上げ。
どうでしょう、これは鉄道経営に例えてみれば定期券購入者は値上げせず、普通の運賃は値上げするということです。
鉄道経営と出版社経営は簡単には比較できませんが、これから鉄道会社の経営にまじめに参画しようとしている人が今現在社長をしている会社が営業赤字を三年続けていて、また利用者負担を求めていることは株主の間に留意事項となって結果的に、佐高信さんのJR東日本取締役就任にマイナスの効果を出したことは想像に難くありません。
私は今回だけは佐高さんは「株主の会」提案の取締役就任推挙を固辞するべきではなかったかと思います。いくら「株主の会」の人数が少ないとはいえ、嫌がらせでない、まじめな株主提案ならばそれ相応の説得力を持たないといけないと思うのですがどうでしょうか。
それともう一つ、先の週刊金曜日801号に掲載された読者への「謹告」では社長の佐高信さんが署名されておられましたが、この週刊金曜日よりの定期購読者への葉書の署名は週刊金曜日編集長の北村肇さんになっています。これはどういうことなのでしょうか。この一般的にみれば少し高価な週刊誌の定期的な購読者は、店売りで買う客よりも売上高を確実にしてくれる貴重な顧客であるはずです。その顧客に向かって、普通に考えれば社長よりランクの低い編集長の名前であいさつをされるとはちょっと不可思議なことではないでしょうか?
そして、注目すべきは会社の数字をその編集長名で「公表」しているということです。会社の最終的な経営責任者が社長であることは自明のことです。正直言って経営責任者でなく一部門の現場統括者に過ぎない編集長の名前でこういうことが「おおやけ」になるというのは疑問が生じますね。
一体誰が週刊金曜日の経営をやっているのでしょうか?


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