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ノエビア スペチアーレ 薬用ローション 解析
ノエビア スペチアーレ 薬用ローション 200ml
41,040円
Amazon |
保湿力:★★★☆☆
皮膜力:★★☆☆☆
低刺激性:★★★☆☆
保湿持続性:★★☆☆☆
伸びの良さ:★★★★☆
しっとり感:★★★★☆
サラサラ感:★★★★☆
敏感肌適正:★★☆☆☆
価格適正:★☆☆☆☆(200mL:38000円)
総合評価:★★☆☆☆
こちらも医薬部外品の薬用ローション…、、
…なのですが、最近解析した2商品と比較すると、
なんと10倍程の驚きの価格設定(200mL:約4万円)の商品です。。
これ、そんなに凄いものなの??
と誰もが気になることだと思いますが・・・(´・_・`;)
当然、中身はそんなに高いものではないです。
最近紹介してきた他社の薬用ローションとそう変わりはありません。
ただこの商品の場合ちょっと嬉しいのは、
医薬部外品なのに成分表示がちゃんと配合順に並んでいるということです(;^^A
まぁ本来はどの医薬部外品でもこうあるべきなんですけどね…。
とりあえずお陰様で解析はし易いです(笑)
まずは医薬部外品の有効成分を見ますと、配合されているのは一種類。
『グリチルリチン酸ジカリウム』です。
これは抗炎症の成分でしたね。
まぁグリチルリチン酸ジカリウムが有効成分として入っていますから、もちろん抗炎症効果は見込める内容になります。
そういう意味では普通の化粧水を使用するよりは効果的に思うかもしれませんが…。
その程度の効果くらいなら同じ成分を配合した薬用ローションなら同じ効果が期待できます。
それこそ1000円2000円で普通に売っていますので、あえてこんなに高額の商品を購入する必要はありません。
次に化粧水の成分構成を見ていくと、
メインは「グリセリン」と「エタノール」、「BG」「ローズ水」などが使われていますね。
グリセリンやBGは安全性の高い成分なので良いですが、
エタノールやローズ水は敏感肌向けの成分ではありません。
エタノールは乾燥を助長する他、敏感肌には刺激になります。
ローズ水は『芳香蒸留水』の一種で、バラの精油を含んだ水ということになります。
精油にかぶれやすいアレルギー体質の方には不向き。
ソルビトール発酵多糖類は糖分由来の保湿成分で、
「スクワラン」は油分として配合されていますね。
ただ商品説明に「化粧水と乳液の役割をする」と書いてありますが、
口コミサイトで実物の色を確認すると『ほぼ透明』ということからあまり沢山の量は入っていないと予想できます。
一応可溶化(透明に乳化すること)できる濃度での微量配合ということになりそうです。
これだとちょっと乳液というには薄すぎる気がしますね(^^;)
次にヒアルロン酸、コラーゲン、ポリグルタミン酸などの定番の保湿成分が配合。
化粧水が適度な粘性を持っているのはこういった保湿成分の性質ですね。
あと後ろのカルボキシビニルポリマーも同類項。
このあと「ビタミンA油、リボフラビン、リン酸L-アスコルビンマグネシウム、ビタミンE、ビオチン」などのビタミン類の成分が並ぶのですが、
これらの配合は本当に微量であると想像出来ます。
理由としては、「リボフラビン」という成分、これはビタミンB2のことなのですが…
非常に発色が強く、微量でも入っていると溶液が蛍光黄色のような色になることが知られています。
ですがサイトで確認する限りローションの色はほぼ透明。
つまりビタミンの配合量がほぼゼロに等しいレベルであるということが言えます。
まぁビタミン類は総じて直接触れるとあまり肌に優しくないのでリン酸アスコルビルマグネシウムのように誘導体化してくれないとそのまま皮膚につけるのはオススメ出来ません。
ビタミンA油とかもかなり皮膚刺激がある成分なので、化粧品への積極的な配合はできれば避けたいところです。
(普通に食べたほうが栄養になりますし…;)
その後発酵液系のエキス類が複数。
これもあまり肌に優しい成分ではないので、、正直微妙な選択ですよね…(苦笑)
ひとつだけ褒められるのは「N-ステアロイルフィトスフィンゴシン」という成分で、
これはヒト型セラミドの「セラミド3」の医薬部外品表示名称です。
老化で生産量が衰えるセラミドのひとつですので、こればかりはちエイジングケア用として補給したい成分と言えます。
(でも商品の説明に一切出てこないところを見ると、主要な成分ではない=微添ということなのでしょうね^_^;)
もし加点方式で見ていくなら、たしかにそこそこ頑張って成分を入れているという印象は得ますが、
減点方式で見ていくと聞こえは良いけど実際にはあまりよろしくない成分の配合が多いように感じます。
ローズ水、ビタミン類、発酵エキスなどは巷ではそこそこ人気ですが、
裏返すとあまり肌に優しい成分とは言えないものが大半です。
主成分にエタノールがかなり多めに入っている点を鑑みても
総じて敏感肌向けの商品ではないなぁという印象です。
ちなみに原価率の話をするとたしかに比較的高めかな?とは感じます。
しかしどう高く見積もっても一本1000円くらいだと思う(1000円でも大健闘ですが)ので、
さすがに4万円の値付けは足元を見すぎているのではないかと思いますね^^;
まぁどれだけ高価な成分を入れても
高価=肌に良い、というわけではないという典型的な一例でしょうか。
★ノエビア スペチアーレ 薬用ローション <医薬部外品>
★200mL
★¥38,000(税込¥41,040)
★全成分
<有効成分>
グリチルリチン酸ジカリウム
<その他の成分>
水、濃グリセリン、エタノール、BG、ローズ水、ソルビトール発酵多糖液、スクワラン、水溶性コラーゲン(F)、ヒアルロン酸ナトリウム(2)、γ-グルタミン酸ポリペプチド、ビタミンA油、リボフラビン、リン酸L-アスコルビンマグネシウム、ビタミンE、ビオチン、アルギニン、コメ発酵液、ビフィズス菌エキス、キナエキス、セイヨウサンザシエキス、テルミナリアエキス、γ-オリザノール、N-ステアロイルフィトスフィンゴシン、グルコシルヘスペリジン、カルボキシビニルポリマー、ショ糖脂肪酸エステル、トリ2-エチルヘキ酸グリセリル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、無水エタノール、モノオレイン酸ポリグリセリル、ヤシ油脂肪
★うるおい満ちて、うっとりするほどなめらかな肌。
触れるたび、心ときめく歓びを。
とろりと濃密ながらも、肌にのせた瞬間、とけこむようにするりとなじんでゆくテクスチャー。
ビタミンをはじめとした多彩な美肌成分が驚異のナノサイズに凝縮され、
ノエビア スーパーダイレクトシステムにより肌のすみずみ*まで浸透。
1本で化粧水と乳液のはたらきをする「Two in one処方」で
次のクリームを受け入れる肌を構築し、美肌への階段を一気に翔け上ります。
*角層
★ ノエビアホームページから引用
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