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以前から度々、
「セラヴェールクレンジングはマツエクにも使えますか?」
というご質問を頂いていました。
一般的には【マツエクにはオイルクレンジングはNG!】と言われているらしく
そのためにマツエク(まつ毛エクステンション)利用の方は基本的にオイルクレンジングは使用できないそうです…。
しかしかずのすけの自信作である「セラヴェールプラチナムクレンジングオイル」は、
何を隠そう『オイルクレンジング』なのです…(´・_・`;) (←当たり前。)
つまりまつエクご利用の皆様には残念なことにお使い頂けないのか??と、
僕自身少々残念に感じておりました。。
しかし、
「オイルクレンジング」
と一言で言っても実はいろんな種類がある、というお話をこれまでもしてきました。
そもそもセラヴェールクレンジングの目玉である『マカダミアナッツ油』を主成分にしたクレンジングオイルなどこれまで市場に出た試しはほぼなく、
ということはつまり
マカダミアナッツ油ベースでまつエクのクレンジングをしたことがある人はほとんどいなかった
ということになります。
というかそもそも
『ホントにオイルクレンジング、駄目なの?』
というかずのすけの素朴な疑問があります( ´・д・)
なんだかWeb情報を漁ってみても理論的な確かな情報は少なく、
単なるマツエク師さん達の経験論に基づくような話ばかりな気がします。
なので、今回は実際にまつエクに利用される『グルー』と呼ばれる接着剤を取り寄せて、
「クレンジングオイルでホントに溶けてしまうのか??」
その実態を検証してみました。
◎『グルー』とその説明
まつエク用接着剤である『グルー』は、
【シアノアクリレート】
というアクリル樹脂系の高分子化合物が主成分です。
ちなみに普通に市販されている瞬間接着剤の主成分と同じものです(^_^;)
空気中の水分と反応して硬化していく性質があり、
付加する官能基(メチル基、エチル基、ブチル基、メトキシエチル基)の種類でその硬度が異なるそうです。
メチル>エチル>ブチル>メトキシエチルの順で硬度が硬いのだそう。
(左:メチルシアノアクリレート、右:エチルシアノアクリレート)
ちなみにこのシアノアクリレートは製造の際に『ホルムアルデヒド』を使用して合成されているため、
放っておくとその逆反応が起こって微量のホルムアルデヒドが生成されてしまいます。
ちなみにホルムアルデヒドの発生量も
メチル>エチル>ブチル>メトキシエチルの順で多いそうですが、
どのタイプのグルーでも実際に検出出来るレベルで発生していることは事実とのこと。
ホルムアルデヒドはご存知の通り毒性が強い物質ですから…
本来眼(粘膜)の周囲に付けるようなものではない
ということをくれぐれも忘れて欲しくはありません。
実際にまつエクによる眼への健康危害は非常に多く、消費者庁もその危険性を主張し続けています。→http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20150604_1.pdf
なのでかずのすけとしては、
出来ることならまつ毛エクステンションをすること自体を控えて欲しいと思っています…。
それでもオシャレへの飽くなき欲求を抑えられない、という気持ちはまぁわかりますのでここで強く否定はしませんが…(^_^;)
さて話を戻して、用意したグルーは上の写真のとおり二種類あります。
こちらの緑が「低刺激性グルー」で、エチルとメトキシ系を混ぜたやつみたいですね。
Amazonさんでは↓こう書いてます。
持続力 ★★★☆☆(3~4週間)
刺激性 ★☆☆☆☆(低刺激)
粘度 ★★★☆☆(トロトロ)
硬化速度 ★★★☆☆
接着力 ★★★☆☆▼成分詳細
Ethyl-2-Cyanoacrylate, Alkoxy-2-Cyanoacrylate, Polymethyl Methacrylate, Carbon Black
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まぁこれ化粧品じゃなくて雑貨品なんで、一体何が入ってるかは実際には分からないんですけどね(^_^;)
もうひとつが赤いやつ。「速乾・強力」タイプ。
持続力 ★★★★★(5週間)
刺激性 ★★★★★
粘度 ★☆☆☆☆(サラサラ)
硬化速度 ★★★★★
接着力 ★★★★★▼成分詳細
Ethyl-2-Cyanoacrylate, Alkoxy-2-Cyanoacrylate, Polymethyl Methacrylate, Carbon Black
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上とおんなじ成分なんですが、多分ほぼエチルシアノアクリレートだと思います。
それで、これをフィルム上に出して1日かけて乾燥させました。
結果的に赤い速乾タイプはあまりに固まるのが早すぎて、
うまくフィルムに固着しませんでした(;^_^)ゞ
つまり擦るとペリっと剥がれてしまって洗浄実験が出来ませんでした;
なので結局実験に使えたのは緑のタイプのみでした…。。
まぁ接着力最強なら緑よりは取れにくいということだと思うので、
緑が大丈夫なら赤も大丈夫ということだと勝手に解釈します。苦笑
◎グルーはオイルクレンジングに溶けるのか?実験!!
ということで、
うまく(?)フィルム上に固まった緑グルーをこんな感じに↓2つに切りました。
これを2種類のクレンジングオイルに入れて漬け置きしてみることにします!
用意したのはこちら↓
セラヴェールプラチナムクレンジングオイル(油脂系)と、
ビオレパーフェクトオイル(ミネラルオイル系)です。
噂では「ミネラルオイル系が特にグルーを溶かす!」ということなので、
主成分がミネラルオイルのクレンジングの代表としてこちらを準備してみました。
ミネラルオイル系のクレンジングは本当にグルーを溶かすのか??
これも気になってたことなので…(^_^;)
というわけで、↓このように試験官にクレンジングオイルと固まったグルーが付着したフィルムを入れまして、
(左:ビオレ、右:セラクレ)
まず30分間放置しました。
『クレンジングオイルでグルーが溶ける』
というならば、
このようにして置いておけばいずれグルーがオイルに溶け去っていくはずです。
◎固まったグルーをクレンジングオイルに浸け置きしてみた結果
それでは30分放置後の写真がこちらです↓。
(左:ビオレ、右:セラクレ)
結果、どちらも全く変化なし。(´・_・`;)
その後、さらに1時間放置したのがこちら↓…。
(左:ビオレ、右:セラクレ)
やっぱりどっちも一向に変化ありません。
その後5時間が経過した今でも状態は全然変わってません。
結構強めに振ってみてもフィルムから剥がれる様子すらありません。
え~、まぁまだしばらくは様子を見てみようと思うのですが、
5時間浸け置きしても一向にフィルムから取れる様子もなくグルーの色素がオイル中に溶け出すこともなく、
全然びくともしないという現状を考えると…。。
普段のクレンジングで数十秒程度付着したところでグルーの強度に影響するとは考えにくいです。
つまりこの結果的に
「まつエクにオイルクレンジングは絶対NG!」という噂の真相は、かなり怪しい
とかずのすけは感じました(;^_^)ゞ
◎その他のオイルクレンジングでも試してみる予定!
実際のところ、シアノアクリレートは固形化すると、
→http://blog.livedoor.jp/hazama777/archives/1718250.html
上記のような構造になります。
固体物質を溶かすためには、この物質と非常によく似た類似構造を持っていなければ難しいです。
これを考えると、
ほぼ完全にまっすぐな直鎖構造を持つ「ミネラルオイル(左)」とか、
三叉の直鎖構造を持つ「油脂(右)」なんかはあんまり似てないんですよね(^_^;)
もし溶かしやすいとしたら、
似たように分岐鎖構造を持つ『スクワラン』とか『水添ポリイソブテン』、
エステル結合をたくさん持っているところから『合成エステル』や『ワックス』系かなぁと。
実際にまつエクリムーバーは『スクワラン』を主成分にしているものが多いですね。
※
ちなみにセラクレにもスクワランは一応入っているんですが、濃度としてはあまり多くないのでその点の心配は不要だと思います!あくまで主成分は「マカダミアナッツ油」です。(実際全然溶けないですし…;)
ただシアノアクリレートの固形化状態を解くというのはそう簡単な話ではありません。
例えスクワランやエステル油を用いたとしてもそう簡単にいくかというと謎です。
まだ別の種類のクレンジングでも試してみたいと思いますが、
とにかくオイルなら溶けてしまう、という話はやはりかなり怪しいのではないでしょうか。
どのタイプなら溶けて、どのタイプなら問題無いのか、
時間を見つけて今後も随時検証していきたいと思います!
◎まつエクにも使用可能なオイルクレンジングはある!
ということでまつエクをご利用の場合でもセラクレは使用可能だと思います!
セラクレだけでなく、種類によっては利用可能のオイルクレンジングがあるのだと思います。
恐らく少なくとも「油脂系」は安全圏かなぁと。
(ミネラルオイル系は噂的にはダメっぽいですが、今回の結果的には普通に利用できそうですよね;)
ただどのタイプのグルーでもOKかというと、それはちょっと不確かです。
今回のものはエチルシアノアクリレートとメトキシエチルシアノアクリレート混合のタイプでした。
また今回の結果は「一応使えそうだ」という程度のものなので、
まつエク専用のクレンジングと同レベルを保証してるというわけではないことはどうぞご理解ください。
今回は一般的なエチルシアノアクリレート系のものを使用しましたが、
グルーの種類如何によってはオイルに取れやすくなる可能性自体は否定しきれません。
とはいえ少なくとも、触れたそばからドロドロ溶けてしまう、なんてことは無いと思います。
普通に数週間程度であれば問題なくご利用頂けそうです。
もしそれでも不安がある、という場合は
アイメイクには別途まつエク専用のクレンジングを用意して
普通のお顔のメイク用のクレンジングとしてお肌に優しいものをご利用頂くのも良いと思います。
特にセラクレはかなり自信作のアイテムなので、目周辺以外にご利用頂くだけでもお肌への負担が全然違うと思います!
ちなみにセラクレはもし目に入っても全く沁みませんので、
普通のアイメイクを落とす用のクレンジングとしてもかなり使いやすいですよ!(*^o^*)
以上、まつエクのグルーがクレンジングオイルに溶けてしまうのは本当か?という検証記事でした!
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