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『地図』物語を構成する世界地図です。
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その前の話 その1 その2 その3 その4 その5
その6 その7 その8 その9 その10 その11
その12 その13 その14 その15 その16
「竜虎」
麒麟は、キョーコは駆ける、久遠の元へ。
「久遠、久遠、待っていて」
黄国・・・、天と地を結ぶ、神仙が住まう国・・・(ということにしておいてください)
「ようこそいらせられた」
「この黄国の住まう、亡国の神仙を天命により討伐に来ました」
「助命をお願いできませぬか?」
「彼らの狙いが、この世界の滅亡でもですか?」
「まさか、そのような」
「この世界は、始原の竜が造り給いし世界、千年前、天と地を巻き込む騒乱のとき、そうなるはずでした。だが、次代の竜がとりなし、原因であった中の国の四国を滅ぼすだけで治まった」
「我らがとりなし、行き過ぎた彼らを諌めましょう」
「無理でしょう、既に彼らは大国と果ての国のあちこちに罠を仕掛けた、そして、動き出そうとしている」
「我らには、千年前に事を治められなかった悔いがあるのです、今度こそ彼らを諌めまする」
「貴殿(あなた)方には、無理です。千年前も同輩を憐れみ、この国に匿われましたね」
「我らの悔いを判りませぬか、過去の騒乱はうちうちで終わるものでした、それを止められず、仲間を失ったのですよ」
「多くの無辜の民が、巻き込まれ海底に沈みました。大国、果ての国でも、地方で騒乱を起こし、民の血が流されています」
「では、神仙も多く住まう国です、出来るだけ血を流さぬよう、願いたい」
「彼ら次第です」
四神は、神殿を辞去し、黄国の果てを目指す。
***
「真君社殿、貴方がどうして」
「私の国は、海に沈んでもうない。第三公子の身分に甘え、放浪し、数百年仙修業をしていたら国が滅んでしまっていた。数百年ぶりに黄国を出て、あちこちを放浪して、そして知った、千年前の騒乱の真実を」
「千年前の騒乱は、王宮や神仙の争いでは」
「その通りだよ、でも、どうして、君の国は滅しなかった」
「それは・・・」
「・・・中の国の四国は、とても美しい国だったのだよ」
続く
その18 へ
(落書き迷走中、タッチを変えてみるのも楽しい、自分のペン画のあのノペっとした線が好きではないのである)
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「助命をお願いできませぬか?」
「彼らの狙いが、この世界の滅亡でもですか?」
「まさか、そのような」
「この世界は、始原の竜が造り給いし世界、千年前、天と地を巻き込む騒乱のとき、そうなるはずでした。だが、次代の竜がとりなし、原因であった中の国の四国を滅ぼすだけで治まった」
「我らがとりなし、行き過ぎた彼らを諌めましょう」
「無理でしょう、既に彼らは大国と果ての国のあちこちに罠を仕掛けた、そして、動き出そうとしている」
「我らには、千年前に事を治められなかった悔いがあるのです、今度こそ彼らを諌めまする」
「貴殿(あなた)方には、無理です。千年前も同輩を憐れみ、この国に匿われましたね」
「我らの悔いを判りませぬか、過去の騒乱はうちうちで終わるものでした、それを止められず、仲間を失ったのですよ」
「多くの無辜の民が、巻き込まれ海底に沈みました。大国、果ての国でも、地方で騒乱を起こし、民の血が流されています」
「では、神仙も多く住まう国です、出来るだけ血を流さぬよう、願いたい」
「彼ら次第です」
四神は、神殿を辞去し、黄国の果てを目指す。
***
「真君社殿、貴方がどうして」
「私の国は、海に沈んでもうない。第三公子の身分に甘え、放浪し、数百年仙修業をしていたら国が滅んでしまっていた。数百年ぶりに黄国を出て、あちこちを放浪して、そして知った、千年前の騒乱の真実を」
「千年前の騒乱は、王宮や神仙の争いでは」
「その通りだよ、でも、どうして、君の国は滅しなかった」
「それは・・・」
「・・・中の国の四国は、とても美しい国だったのだよ」
続く
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