• 22 Jan
    • 【週間予報】週初めは強い冬型。移動性高気圧の通過後、週末は発達する低気圧で山は大荒れの可能性。

      昨日午後に発生した日本海低気圧が東進、今日は低気圧から伸びる寒冷前線が西日本から北日本を通過します。寒冷前線の通過後は強い冬型気圧配置になります。中部山岳の3000m稜線は前線が通過する昼頃に日本海側の山を中心に暴風雪になりそうです。今回登山をされない方も、このような天気図の時には無理をせず早めの下山をお勧めいたします。前回の寒波ほどではありませんが、今回も日本海側を中心に降雪量が増えそうです。特に低気圧が通過する北海道は大雪、吹雪の恐れがあります。今朝、札幌管区気象台から「大雪と風雪に関する北海道地方気象情報 第3号」が発表され、「北海道地方では、22日から23日にかけて低気圧が発達しながら通過するため、荒れた天気となる見込み」として「大雪やふぶき、吹きだまりによる交通障害、強風、高波に十分な注意」を呼び掛けています。最新の気象情報にご注意ください。    さて、本日の気象庁の週間予報資料、各国の予報資料によりますと、今週は週初めの寒波の後は、移動性高気圧が通過して暖かくなります。その後、週末には低気圧が発達しながら日本海北部からサハリン付近を通過するため、中部山岳は日本海側の山を中心に大荒れの天気になる可能性があります。まだ予想が不確実な段階ですので、お出かけ前には最新情報のご確認をお願いします。以下に気象庁の1/22の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1/23(月)>冒頭に書きましたように日本付近は強い冬型気圧配置になります。日本海側では雪、太平洋側は概ね晴れますが、雪雲が流れてくる地方もありそうです。沖縄・奄美も寒気の影響で雲が広がりやすいです。沖縄・奄美は以降、寒気や気圧の谷の影響で曇りの日が多い予想になっています。 <1/24(火)>引続き強い冬型気圧配置。前日と同様の天気の予想です。特に北海道は、旭川の最低気温-20℃を筆頭に強い寒気が予想されています。 <1/25(水)~1/26(木)>移動性高気圧が進んできて、しだいに暖かくなってきます。太平洋側は概ね晴れ、日本海側は寒気が残る影響で雲が広がりやすく、25日は雪が降るところがある見込みです。 <1/27(金)~1/28(土)>深いトラフ(上空の気圧の谷)の接近に対応して、低気圧が発達しながら日本海北部からサハリン付近に進みます。低気圧から伸びる寒冷前線が西日本から北・東日本を通過、27日は西日本を中心に、28日は北・東日本を中心に雨か雪が降る見込みです。寒冷前線の通過後は冬型気圧配置になります。 <1/29(日)>大陸から移動性高気圧が進んできて西日本から冬型気圧配置が緩みます。北日本は冬型気圧配置が残り、日本海側を中心に雪が降りやすい天気。西日本は晴れ。東日本は太平洋側は晴れますが、日本海側は寒気が残る影響で雲が広がりやすく雪が降るところもある予想になっています。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)上段:1/24-1/26、下段:1/27-1/29の21時ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域  【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い    まだ予報が不確実な段階であることをお断りした上で、1/28の21時の700hPa天気図(高度3000mに相当)を添付いたします。週間予報の1/27の地上天気図で分かるように低気圧から南側に降水域が伸びています。これが低気圧から伸びる寒冷前線に対応する降水域です。1/28はこの寒冷前線が日本付近を通過します。寒冷前線の通過前は南寄りの強い風が吹いて気温が上がり(850hPa気温推移を参照)、通過後は一気に気温が低下します。中部山岳では1/28は-10℃から-21℃まで気温が低下、日本海側の山を中心に暴風雪になる可能性があります。このような日本海低気圧の寒冷前線通過による急激な気象コンディションの変化が原因の遭難事例が過去に多いです。最新情報を入手して慎重な行動をお願いします。

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  • 21 Jan
    • 【1か月予報】シベリア高気圧が強く冬型気圧配置になりやすく全国的に低温傾向。

      今朝6時の天気図では日本海低気圧は北陸付近で不明瞭化、南岸低気圧が発達しながら関東の東に進み、日本付近は強い冬型気圧配置になっています。低気圧が東に進む今日の後半は冬型は緩んでくる見込みです。今夜には日本海に低気圧が発生して、明日夜には発達しながら北海道付近に進み、明日の後半から再び冬型気圧配置が強まってきます。この低気圧と冬型気圧配置の影響で、22日後半から24日まで北日本から西日本は日本海側を中心に大雪や大荒れの天気になる可能性があります。明日の記事で最新情報をお伝えいたします。    さて、木曜日に気象庁から発表されている1か月予報によりますと、フィリピンの対流活動のため偏西風の蛇行によって日本付近に寒気が入りやすい予想です。バイカル湖のリッジが強いためシベリア高気圧が強くなり、冬型になりやすいです。1週目は西・東日本で低温傾向、3・4週目は全国的に低温傾向。2週目は低気圧の影響を受けやすいため南岸低気圧で下方修正の可能性もあります。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1週目(1/14-1/20)>冒頭に書きましたが、22日から23日は発達する低気圧と強い冬型気圧配置の影響で北日本から西日本の日本海側は大雪や荒れた天気になる恐れ、低気圧が通過する北海道は大荒れの天気になる恐れがあります。最新情報にご注意ください。24日も冬型気圧配置が続きますが、西日本から次第に緩んでくる見込みです。週半ばに高気圧が通過した後、週末には日本海低気圧が通過して天気が崩れる見込みです。詳細のお天気の流れは、明日の週間予報の記事で解説いたします。 <2週目(1/28-2/3)>日本付近は500hPaの気圧の谷で、低気圧が通過しやすく、南からの暖かく湿った空気が入りやすいです。そのため北日本と東日本は高温傾向。大陸ではシベリア高気圧が強い予想のため、寒気の影響と相殺して沖縄・奄美と西日本は平年並みの予想。低気圧の影響で、北・東日本の太平洋側は平年に比べて晴れの日が少ない見込みです。北・東日本の日本海側は冬型気圧配置が弱く、平年に比べて曇りや雪・雨の日が少ない見込みです。 <3・4週目(2/4-2/17)>フィリピン付近の対流活動が活発なため、大陸で偏西風が北に蛇行、日本の東で南に蛇行します。そのため日本付近は北から南への大気の流れとなって、北からの寒気が入りやすい見込みです。大陸での偏西風の北への蛇行のためシベリア高気圧が強く、全国的に冬型気圧配置になりやすいため低温傾向の予想になっています。  【地上平均気温】左から1週目、2週目、3・4週目の予想暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい  【降水量・降雪量】1か月平均  【日照時間】1か月平均  【850hPa気温推移】1か月予報左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果)中央の縦線が1月18日で、その左側は実況、右側は予想   本日の週間予報資料FXXN519の北半球500hPa天気図によれば、週初めの寒波の後はしばらく暖かそうです。これまでの寒波の原因のバイカル湖のリッジは解消、北極振動もマイナスからプラスに変わって北極に寒気が蓄積される傾向のようです。NOAAによれば2月初めまで北極振動はプラスですが、2週間先の予想は精度はかなり低いです。季節予報の難しさを感じます。

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  • 15 Jan
    • 【週間予報】強い冬型気圧配置は16日まで。19~20日の南岸低気圧に注意。週末は再び冬型強まる。

      昨日から今朝の大雪で、積雪の深さが平年を越えた地点が一気に増えました。太平洋側の平野部でも積雪となり、10時現在までの15日の最大値は、名古屋4cm、岐阜12cm、京都14cm、広島17cmです。名古屋でも西の方にある我が家では、車の屋根に14cmも積もっていました。普段は雪が積もらない三重県北部でも大雪になっているようで、桑名市で30cmという情報もありました。明日の16日までは大雪に対する警戒が必要で、冷え込みが厳しいので路面の凍結などに対する注意も必要です。車のスリップや、歩行による転倒にご注意ください。気象庁からは今朝に「大雪と暴風雪及び高波に関する全般気象情報 第12号」を発表して引続き警戒を呼び掛けています。   さて、本日の気象庁の週間予報資料、及び各国の予報資料によりますと、強い冬型気圧配置は16日までで一息つきます。その後は19~20日の南岸低気圧によって大荒れや大雪の可能性があります。南岸低気圧による雪は予想が難しいので、最新の気象情報にご注意ください。南岸低気圧通過後の週末は再び冬型気圧配置強まり、日本海側の山は荒れそうです。以下に気象庁の1/15の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1/16(月)>北日本中心の冬型気圧配置が続きます。北日本から中国地方にかけての日本海側では断続的に雪が降ります。太平洋側は晴れるところが多いですが、雪雲が流れてくるところもあります。沖縄・奄美も寒気の影響で雲が広がりやすいです。以降、沖縄・奄美は寒気や気圧の谷の影響で曇りや雨の日が続く見込みです。 <1/17(火)>大陸から高気圧が張り出してきて、東・西日本は次第に冬型気圧配置が緩んできます。日本海側は寒気の影響で雲が広がりやすく雪が降るところが多いです。太平洋側は概ね晴れる予想になっています。 <1/18(水)>高気圧は東海上に抜けて、日本付近は次第に地上の気圧の谷となります。夜までには九州の南に低気圧が発生する見込みです。北・東日本の日本海側は寒気の影響で雲が広がりやすく、前半を中心に雪が降りやすいです。太平洋側は、前半は晴れるところが多いですが後半は曇り。西日本は曇りのところが多く、太平洋側では雨が降り始めるところがあります。 <1/19(木)>北日本をトラフ(上空の気圧の谷)が通過、別の深いトラフが黄海付近に進んできます。トラフに対応して、日本海でJPCZ(日本海寒気団収束帯)が顕在化する見込みです。また、低気圧は西・東日本の南岸を進みます。北日本は初めは雪や雨ですが、トラフ通過後は次第に回復の見込み。西・東日本は南岸低気圧やJPCZの影響で雲が広がりやすく、雨や雪が降りやすいお天気です。 <1/20(金)>JPCZ上に局地的な低気圧が発生して、東に進みます。またトラフに対応して、関東沖に別の低気圧が発生して発達しながら三陸沖に進みます。全国的に雲が広がりやすく、北・東日本と西日本日本海側では雪や雨のところが多いです。 <1/21(土)~1/22(日)>冬型気圧配置が強まり、日本海側は寒気の影響で雲が広がりやすく、雪が降るところが多いです。太平洋側では晴れるところが多いですが、寒気の影響で雪雲が流れてくるところがあります。中部山岳では日本海側を中心に再び大荒れの天気になる可能性がありますので、最新の気象情報にご注意ください。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)上段:1/17-1/19、下段:1/20-1/22の21時ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域  【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い    19日から20日の南岸低気圧ですが、まだ予想が非常に不確実な段階であることをお断りした上で解説いたします。20日朝に南岸低気圧は関東に東に進む見込みですが、注目はJPCZ(日本海寒気団収束帯)に伴う降水域が山陰から北陸に伸びており、北陸付近に小さな低気圧が予想されていることです。このような寒気が強い時に形成される局地的な低気圧をポーラーロー(極低気圧)と言って、局地的に大雪、落雷、突風などの激しい現象をもたらすことがあります。上空に強い寒気を伴います(500hPa気温を参照)。この低気圧が20日夜にかけて関東甲信を通過しそうです。局地的な現象だけに予想が極めて難しいですが、シナリオの一つとして注意する必要があります。

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  • 14 Jan
    • 【1か月予報】前半の北日本から西日本は冬型気圧配置になりやすく寒さ続く。南岸低気圧にも注意。

      現在、日本付近には非常に強い寒気が流れており、12日には国交省から大雪に対する緊急発表、13日には気象庁から15日にかけての大雪と暴風雪についての報道発表がありました。すでに大雪になっているところもあります。今後の気象情報には十分にご注意ください。       さて、木曜日に更新されている気象庁の1か月予報資料、及び各国の予報資料によりますと、前半の北日本から西日本は冬型気圧配置になりやすく、特に1週目は東北から奄美までかなりの低温予想です。前半の東日本では降雪量が多くなるところもある見込みです。南岸低気圧にも注意が必要と思います。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 1週目(1/14-1/20)強い冬型気圧配置は16日までの見込み。18日後半から19日にかけて南岸低気圧が通過する見込みで、関東甲信で再び大雪になる可能性があります。南岸低気圧の通過後は強い冬型気圧配置に戻ります。1/17頃からの約1週間について、長野県北部・群馬県北部・岐阜県山間部に大雪に関する異常天候早期警戒情報を発表しています。詳細のお天気の流れは、明日の週間予報の記事で解説いたします。 2週目(1/21-1/27)バイカル湖付近で500hPaのリッジが強く、それに対応してシベリア高気圧も強い予想。数値予報では南ほど暖かく、西日本は暖かい予想ですが、シベリア高気圧が強いことを考慮して気象庁からは西日本は平年並み、北・東日本で低温傾向の予報を発表しています。 3・4週目(1/28-2/10)引続きシベリア高気圧は強い予想ですが、予想の不確実性を考慮して、北日本はやや低温傾向、その他の地方では平年並みの予報を発表しています。末尾に書きました「ラニーニャもどき」の終息に伴って、今後下方修正される可能性があると思われます。  【地上平均気温】左から1週目、2週目、3・4週目の予想暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい  【降水量・降雪量】1か月平均  【日照時間】1か月平均  【850hPa気温推移】1か月予報左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果)中央の縦線が1月11日で、その左側は実況、右側は予想    1/11に気象庁からエルニーニョ監視速報が発表されています。それによりますと、ラニーニャ現象は終息に向かい、今後は春にかけて平常の状態が続く可能性が高い予想になっています。今回のラニーニャ現象はそれほど顕著でもなく、Jamstecは「ラニーニャもどき」との見解を出しています。ラニーニャもどきが起きると、日本の南海上で高気圧が強まって日本付近に寒気が入りにくくなります。これが終息に向かうということは、今後は寒気が入りやすい状況に変化していくのかもしれません。今後の気象状況に注目していきたいと思います。 

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  • 08 Jan
    • 【週間予報】南岸低気圧通過後は冬型気圧配置が続き北日本・北陸を中心に大雪。下旬まで寒さ続く?

      6時現在、九州南岸にある低気圧は、今夜には発達しながら関東の南岸に進みます。位置的には関東地方で雪になるところが多そうですが、今回は下層寒気(950~975hPa)が弱く、雪になるのは内陸部や山地に限定される見込みです。中部山岳では、南アルプス、富士山、丹沢、奥秩父を中心に多い所で50cmの降雪の予想です。南岸低気圧通過後の9日は北アルプスでも降雪が増える見込みです。   さて、本日の気象庁の週間予報資料、及び各国の予報資料によりますと、南岸低気圧通過後は冬型気圧配置が続き、北・東日本を中心に強い寒気が入ります。北日本と北陸を中心に大荒れや大雪になる恐れがあります。中部山岳でも、白山や立山などの豪雪地帯の山に無警戒で入ると、閉じ込められて脱出できなくなる恐れがありますので、最新の気象情報をご確認の上、入山をお願いします。NOAA(アメリカ海洋大気局)の予想図によると、この寒さ1月下旬(24日頃)までは続く可能性があります。以下に気象庁の1/8の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1/9(月)>南岸低気圧は急激に発達しながら日本の東に進み、日本付近は次第に冬型気圧配置が強まります。また、上空寒気を伴うトラフが日本海を東に進みます。低気圧やトラフ、寒気の影響で全国的に雲が広がりやすく、雨や雪(北海道は雪、東北・関東甲信の内陸部は雪のところも)が降るところがあります。東日本太平洋側は後半に天気が回復してくる予想になっています。 <1/10(火)>低気圧は発達しながら千島に進み、日本付近は強い冬型気圧配置になります。北日本(太平洋側も)、東日本日本海側で雪、西日本日本海側でも雨か雪が降ります。北日本や北陸は荒れた天気になる恐れがありますので、ご注意ください。現時点では新潟の一部で風雪が強まる予想になっています。西・東日本の太平洋側では概ね晴れますが、寒気の影響で曇るところもあります。沖縄・奄美も寒気の影響で雲が広がりやすいです。以降、沖縄・奄美は寒気や気圧の谷の影響で曇りや雨の日が続く見込みです。 <1/11(水)~1/12(木)>北日本を中心とした強い冬型気圧配置が続きます。日本海側は雪が降るところが多く、北日本と北陸で風雪が強まるところがあります。太平洋側では概ね晴れますが、寒気の影響で雲が広がるところもあります。 <1/13(金)~1/15(日)>全国的に冬型気圧配置が続き、14日と15日は下層寒気の南下が強まる見込みです。地上天気図では日本海で下層寒気の収束によるJPCZ(日本海寒気団収束帯)に伴う三角形の雪雲が明瞭。日本海側では雪が降るところが多く、日本海側の山では大雪になる恐れがあります。週末登山をされる方は、最新の気象情報、積雪情報、雪崩情報などにご注意ください。雪雲が中部山岳に遮られる関東地方を除いて、太平洋側でも雪雲が流れてくるところがありそうです。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)上段:1/10-1/12、下段:1/13-1/15の21時ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域  【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い    今日の週間予報資料FXXN519にある北半球500hPa天気図は強い寒気が持続しやすい「鍋底型」と呼ばれており、冬山登山者の方には警戒すべき気圧配置です。図の中心は北極で、日本は右下中央にあります。日本の北には中心高度5040mの寒冷渦(L)があって、日本付近はお鍋の形状のトラフ(上空の気圧の谷)の底のあたりに位置して、平年より気温が低いハッチング部にすっぽりと覆われています。しかもご丁寧にその北側にはブロッキング高気圧(H)があって、日本付近に寒気を封じ込めています。この「鍋底型」の気圧配置の時は冬型気圧配置が続きやすいため、日本海側の山では雪が降り続いて大雪になる恐れがあります。   まだ予想が不確実なことをお断りした上で、NOAAによる384時間先の1/24の3時(日本時間)の850hPa天気図を添付いたします。雪になる目安の850hPaの-6℃が九州北部から東日本南岸まで南下したままの予想です。この持続する寒気がいつ緩むかが今後の焦点と思います。

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  • 05 Jan
    • 【1か月予報】冬型気圧配置になりやすく前半の北・東日本を中心に低温傾向で寒い。日本海側は多雪傾向

      今日は冬型気圧配置となって日本海側では雪、中部山岳は北部では厳しかったと思いますが中部・南部では晴れてまずまずのコンディションだったようです。明日は移動性高気圧が進んできて冬型気圧配置が緩むため、日本海側も天気が回復してくる見込みです。年末年始が暖かかったため、今回の冬型でも降雪量は北海道を除いて平年より少ない状況が続いています。    しかし、ここに来て状況が変わってきました。本日更新されている気象庁の1か月予報によりますと、沖縄・奄美を除いて日本付近は冬型気圧配置になりやすく、前半の北・東日本を中心に低温傾向の予想です。特に2週目は沖縄・奄美を除いて全国的に寒くなりそうです。この傾向は、ECMWF(欧州中期予報センター)やNOAA(アメリカ海洋大気局)の予想とも一致していますので確度が高そうです。北・東日本の日本海側では降雪量が多くなりそうです。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 1週目(1/7-1/13)500hPa天気図ではアラスカ付近に顕著なブロッキング高気圧が形成されて、その西側の日本付近に寒気が滞留しやすくなります。地上ではアリューシャン低気圧・シベリア高気圧ともに強く、日本付近は冬型気圧配置になりやすいです。沖縄・奄美、西日本、東日本南岸に低圧部があることから、この付近は低気圧や前線の影響を受けやすいです。8日から9日に南岸低気圧が通過する見込みで、低気圧の進路・発達度合や寒気の状況によっては北・東日本の太平洋側平野部でも積雪となって、東北を中心に大雪になる恐れがあります。低気圧通過後の10日からは冬型気圧配置が強まって全国的に荒れた天気になる可能性があります。北・東日本の日本海側では降雪量が多くなりそうです。1/10頃からの約1週間について、東北日本海側、長野県北部、群馬北部、岐阜県山間部に大雪に関する異常天候早期警戒情報が発表されています。中部山岳北部は新雪雪崩に注意。詳細のお天気の流れは、日曜日の週間予報の記事で解説いたします。 2週目(1/14-1/20)引続きアラスカ付近のブロッキング高気圧が顕著で、そこからリッジがシベリアに伸びているため、更に日本付近に寒気が入りやすくなります。北日本から西日本は冬型気圧配置が強まって低温傾向の予想です。NOAAの最新の予想では21日頃まで強弱を繰り返しながら寒波が続く予想です。沖縄・奄美はフィリピン付近の高気圧の縁辺からの暖かく湿った空気の影響で、高温・多雨傾向の見込み。 3・4週目(1/21-2/3)数値予報では東日本以西でやや暖かい傾向の予想ですが、気象庁では予報の不確実性が高いとみて、ほぼ平年並みの予報を発表しています。今後変わってくる可能性が十分ありそうです。  【地上平均気温】左から1週目、2週目、3・4週目の予想暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい  【降水量・降雪量】1か月平均  【日照時間】1か月平均  【850hPa気温推移】1か月予報左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果)中央の縦線が1月4日で、その左側は実況、右側は予想

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  • 01 Jan
    • 【週間予報】北・東日本中心の平年並みの冬型気圧配置続く。9日の南岸低気圧の雨か雪の後は強い寒波?

      皆さま、新年明けましておめでとうございます。本年も気象が原因の山岳遭難防災活動に努めてまいりたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。今日は太平洋側を中心に初日の出を拝めたところが多かったと思います。私も名古屋の熱田神宮に初詣した後、すぐ横の歩道橋から初日の出を拝みました。日の出の10分ぐらい前の燃えるような空は本当に素晴らしかったです。おみくじを引いたら、何と幸先良く「大吉」でした。皆さまにも良い一年となることをお祈りいたします。    さて、本日の気象庁の週間予報資料、および各国の予報資料によりますと、正月1週間は北・東日本中心の平年並みの冬型気圧配置が強弱を繰り返しながら続きます。そして8~9日に予想されている南岸低気圧で関東地方に雪が降る可能性があります。低気圧通過後の10日以降は冬型気圧配置が強まって、全国的に強い寒気が入るようです。昨日の記事に書きました北極振動がプラスからマイナスに変わって、北極の寒気が南下しやすくなる傾向と関係していると思われます。以下に気象庁の1/1の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1/2(月)>北日本にトラフ(上空の気圧の谷)が進んできて、夜には対応する低気圧が北日本を通過する見込み。北日本や東日本日本海側は低気圧や地上の気圧の谷の影響で雲が広がりやすく、午後から雨や雪が降るところがあります。後半は北日本中心の冬型気圧配置になりますので、中部山岳の日本海側の山でも次第に風雪が強まりそうです。九州や奄美も局地的な前線の影響で曇りや雨のところが多いです。その他の地方では概ね晴れる予想です。 <1/3(火)>北日本を通過した低気圧が日本の東で発達、北・東日本中心の冬型気圧配置になります。北・東日本の日本海側は雲が広がりやすく、雪や雨が降るところがあります。その他の地方では晴れるところが多い予想になっています。 <1/4(水)>午前中にトラフが北日本を通過、その後は冬型気圧配置がやや強まる見込み。中部山岳は風が強い状況が続きそう。日本海側は雲が広がりやすく、雪や雨が降るところが多いです。太平洋側、沖縄・奄美は概ね晴れる見込みです。 <1/5(木)>弱い冬型気圧配置で、日本海側は雲が広がりやすく雪や雨が降るところがあります。太平洋側、沖縄・奄美は概ね晴れる見込みです。 <1/6(金)>弱い冬型気圧配置が続きます。北日本と東日本は前日と同様の天気ですが、東シナ海で前線が顕在化するため、沖縄・奄美と西日本は雲が広がりやすく、雨が降るところがあります。 <1/7(土)~1/8(日)>北日本は冬型気圧配置が続き、日本海側は曇りや雪のところが多く、太平洋側は概ね晴れる見込みです。沖縄・奄美、西日本、東日本は、東シナ海の前線上に発生した低気圧が南海上を進むため、雲が広がりやすく、沖縄・奄美と西日本では雨が降るところがある予想になっています。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)上段:1/3-1/5、下段:1/6-1/8の21時ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域  【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い    まず、8~9日に通過する南岸低気圧による関東地方の雪の可能性ですが、現時点では下層に強い寒気は予想されておらず、雪になるのは内陸部に限定されるようです。南アルプスや八ヶ岳などの太平洋側の山は湿雪が降りそうです。ただし南岸低気圧の予想は直前まで難しく、平野部まで雪になる可能性がないとは言えません。陸地に近いところを通過すると標高の高いところまで雨になり、遠いと雨も雪も降らないです。関東地方特有の下層寒気の蓄積の有無も影響します。色々な要因が複雑に影響していることが予想を難しくしています。南岸低気圧が「予報官泣かせ」と言われるゆえんです。    気象庁のGSM(全球予報モデル)によると、この南岸低気圧が通過した後は強い冬型気圧配置になる見込みです。11日9時の地上天気図、500hPa・850hPa気温予想図を添付いたします。日本の東で低気圧は949hPaまで台風並みに急激に発達します。雪になる目安の850hPaの-6℃線は西日本の南岸付近まで南下、大雪の目安となる500hPaの-36℃も北陸沖まで南下してきます。注目は低気圧の中心付近の500hPa気温が高くなっていて、台風と同様の暖気核ができる予想になっていることです。単なる温帯低気圧とは違った発達メカニズムが作用している可能性があります。この南岸低気圧とその後の寒波は気象庁のGSMだけでなく、ECMWF(欧州中期予報センター)やNOAA(アメリカ海洋大気局)も予想していますので、可能性は高そうです。    まだ予想が不確実な段階であることをお断りした上で、16日のNOAAの予想図を添付いたします。NOAAは強弱の波はあるものの、この寒波が16~17日頃まで続く予想をしています。暖かい正月が一転して中旬は寒くなりそうですので、ご用心ください。

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  • 30 Dec
    • 【1か月予報】1週目の西日本以西を中心にかなり暖かい。しかし2週目以降は大陸で寒気蓄積。

      今年も残すところあと一日。ご愛読ありがとうございます。少しでも気象の要因による山岳遭難事故防止のためのお役に立てたらと願っております。来年もよろしくお願いいたします。 本日の大晦日は、北日本を除いて冬型気圧配置が緩んできています。しかし、地上天気図をよく見ると日本海が気圧の谷になっています。地形図と全く同じ見方で、等圧線の気圧が高い方に向かって凹んでいるのが気圧の谷です。日本海でこのような気圧の谷ができている時には、日本海でJPCZ(日本海寒気団収束帯)という雪雲の帯ができていることが多いです。実際に気象衛星画像を見ると、中国東北区沿岸を頂点として山陰沖から東北日本海側にかけて三角形の雲ができています。これがJPCZです。そのため、日本海側では雲が広がっていて沿岸部を中心に雨や雪が降っているところがあります。明日の朝もJPCZが残りそうですので、日本海側では初日の出を拝むのは難しいかもしれません。   さて、今週の木曜日に更新されている気象庁の1か月予報によりますと、1週目は西日本と沖縄・奄美を中心にかなり暖かい予想です。2週目も全国的にやや高温傾向の予想です。しかし2週目以降は大陸で寒気蓄積されそうですので、2週目の途中から日本付近に寒気が入りやすくなる可能性があります。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1週目(12/31-1/6)>沖縄・奄美と西日本は500hPaのリッジ(上空の気圧の尾根)となって、暖かい空気に包まれやすいです。地上ではシベリア高気圧・アリューシャン低気圧ともに弱く、冬型気圧配置は弱い見込み。北日本中心の冬型気圧配置が続く予想ですが、寒気の影響を受けやすい北海道オホーツク海側を除いて、北日本は平年並みか平年よりやや高い予想。西へ行くほど気温が高温傾向で沖縄・奄美と西日本は、1/3頃からの約1週間について高温に関する異常天候早期警戒情報が発表されています。お天気の流れの詳細は、元旦の日曜日の週間予報の記事で解説予定です。 <2週目(1/7-1/13)>偏西風が日本付近で平年より北側を流れるため、全国的に平年よりやや暖かい傾向で、冬型気圧配置も引続き弱め。しかし、大陸で寒気が蓄積されており、平年並みに戻る時期が早まる可能性があります。また、南岸に気圧の谷が予想されているため、南岸低気圧や前線の影響を受けやすくなる可能性もあります。この時期の南岸低気圧は、低気圧の進路や発達度合によっては関東地方に強い寒気を引き込むことがあります。本日の時点では、気象庁、ECMWF、NOAAともに8日から9ラ日頃に南岸低気圧を予想しています。明日の記事で最新情報をお伝えします。 <3・4週目(1/14-1/27)>北半球全体の予想のバラツキが大きいこと、大陸の蓄積された寒気が日本付近に流れ込みやすくなる可能性を考慮して、気象庁では数値予報の高温傾向を割引いてほぼ平年並みの予想を発表しています。  【地上平均気温】左から1週目、2週目、3・4週目の予想暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい  【降水量・降雪量】1か月平均  【日照時間】1か月平均  【850hPa気温推移】1か月予報左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果)中央の縦線が12月28日で、その左側は実況、右側は予想    気になるのは、NOAA(アメリカ海洋大気局)が最新の北極振動のアンサンブル予報で、1月に入ってから北極の寒気が中緯度に放出されやすい北極振動マイナスに転じる予想をしていることです。12月中旬から現在まで顕著な北極振動プラスが続いて暖冬傾向でしたが、1月以降は変わってくるかもしれません。どうなるのか推移を見守りたいと思います。

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  • 25 Dec
    • 【週間予報】27日の発達する低気圧と冬型の強まりに注意。元旦まで冬型続く。正月休み明け寒波?

      フィリピンの東では台風26号が915hPaと季節外れに発達、非常に強い勢力でフィリピンに向かって進んでおり、大きな被害が出ないことを祈るのみです。日本付近は大陸から移動性高気圧が張り出し、東北以南は冬型気圧配置が緩んできています。札幌では23日に積雪深さ96cmを記録、12月としては50年ぶりの大雪になりました。現在も札幌は85cmの積雪深さです。今回の寒波で北海道は積雪深さが平年を上回ったものの、東北以南は22日の日本海低気圧に吹き込んだ暖湿気で雪が融けてしまったためか、積雪深さは平年を下回っています。NOAAによる解析・予想図では北極振動指数(AO)が現在はプラスになっているため、北海道から南に寒気が南下しにくいようです。正月休み明け頃に北極振動指数は再びゼロに向かう予想です。正月休み明け寒波があるかもしれません。    さて、本日の気象庁の週間予報資料、各国の予報資料によりますと、27日の発達する低気圧と直後の冬型気圧配置の強まりに注意が必要です。冬型気圧配置は元旦まで続く見込みですが、寒気のピークは28日頃で、その後は北日本を除いてそれほど強い寒気は入らないようです。NOAAによると、北極振動指数がゼロに向かう正月休み明け頃に強い寒波が来る可能性があります。以下に気象庁の12/25の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <12/26(月)>朝には華南から九州付近で前線が顕在化、前線上に低気圧が発生して夜には対馬海峡付近に進みます。一方、日本海北部にも低気圧が発生、北海道の北を通過して夜にはオホーツク海に進みます。その影響で北海道日本海側は雪、西日本を中心に雨が降る見込みです。その他の地方も、沖縄・奄美を除いて全国的に雲が広がりやすく、日本海側では後半雨になるところがある見込みです。 <12/27(火)>前線を伴った低気圧が西日本から東日本を通過、日本の東で低気圧が発達して日本付近は冬型気圧配置になります。低気圧や寒気の影響で、西日本から北日本は雨や雪になります。沖縄・奄美も寒気の影響で雲が広がりやすい予想になっています。27日から28日前半は発達する低気圧の影響で、沖縄・奄美を除いて全国的に荒れた天気になる恐れがあります。最新の気象情報にご注意ください。 <12/28(水)>前半は冬型気圧配置が残りますが、後半は大陸から日本海に高気圧が進んできて冬型は緩む見込み。日本海側は寒気が残る影響で雲が広がりやすく雪が降るところがありますが、太平洋側は概ね晴れる見込みです。中部山岳では最初のうちは風が強いです。また、中部山岳の中央アルプスや八ヶ岳は両方の気候の影響を受けます。 <12/29(木)>日本付近を高気圧が通過した後、地上の気圧の谷が通過します(低気圧が発生する可能性あり)。気圧の谷の通過後は、西日本から冬型の気圧配置になります。その影響で全国的に雲が広がりやすく、日本海側で雪や雨、沖縄・奄美で雨が降るところがある予想です。 <12/30(金)>引続き冬型気圧配置。日本海側は寒気の影響で雲が広がりやすく、雪か雨が降るところがあります。太平洋側は概ね晴れる見込みです。沖縄・奄美も寒気の影響で雲が広がりやすい見込みです。 <12/31(土)~1/1(日)>日本付近は弱い冬型気圧配置が続きます。太平洋側と沖縄・奄美は概ね晴れますが、日本海側は寒気の影響で雲が広がりやすく、雪や雨が降るところがある予想になっています。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)上段:12/27-12/29、下段:12/30-1/1の21時ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域  【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い    正月休み明け寒波ですが、まだ非常に不確実であることをお断りした上で、NOAAによる1/6の850hPa天気図を添付いたします。雪になる目安の850hPaの-6℃が西日本南岸(上図)、大雪になる目安の500hPaの-35℃が東日本まで南下(下図)する予想です。さすがに過剰すぎる数値予報と思われますので、ここまでの寒波にはならないと思いますが、気温の変動には要注意です。

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  • 24 Dec
    • 【1か月予報・3か月予報】ほぼ平年並みの冬だがシベリア高気圧次第。3月の春の訪れは少し早いかも

      新潟県糸魚川市にフェーン現象による大火事をもたらした日本海低気圧は東海上に抜けて、日本付近は冬型気圧配置になっています。この冬型気圧配置も今日24日の後半から緩んでくる見込みです。今夜ホワイトクリスマスになるのは北・東日本の日本海側の一部の地方だけのようです。今朝3時のアジア太平洋域の解析図、まるでサンタの顔に見えます。カムチャツカとアリューシャンの低気圧が目玉、その南の高気圧が口、大陸の高気圧の帽子をかぶっています。こんな遊び心も楽しいですね。ちなみに、21日の3時にカロリン諸島の熱帯低気圧が台風26号Nock-ten(ノックテン)になってフィリピンの東に進んでいます。   さて今週は水曜日に3か月予報、木曜日に1か月予報が更新されています。それによりますと2月まではほぼ平年並みの冬になりそうですが、シベリア高気圧の予報精度が低いためシベリア高気圧次第では寒くなる時期がある可能性があります。また、地球全体の気温が高い予想のため、3月の春の訪れは少し早くなるかもしれません。以下に気象庁から発表されている1か月予報、3か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)気象庁HP 3か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図 にあります。 <1か月予報 1週目(12/24-12/30)>500hPa高度は西日本を中心に高く、西ほど暖かい空気に包まれやすい。地上ではカムチャツカ付近で低気圧が発達しやすく、北日本を中心に寒気の影響を受けやすいです。また、東海上の高気圧が強く、太平洋側では高気圧縁辺の湿った空気が入りやすい傾向です。週間予報資料では、27日に日本海を発達する低気圧が通過し全国的に荒れた天気になる恐れがあります。山は大荒れになる恐れがありますので最新情報にご注意ください。低気圧の通過後は冬型気圧配置が続き、28日をピークに寒気か入る見込みです。詳細のお天気の流れは明日の週間予報の記事で解説いたします。 <1か月予報 2週目(12/31-1/6)>引続き西日本を中心に500hPa高度が高く、暖かい空気に包まれやすい。大陸のシベリア高気圧は弱く、北海道を除いて冬型気圧配置は平年より弱い見込みです。移動性高気圧に覆われる時期もありますので、西・東日本の日本海側では平年より晴れの日が多くなりそうです。冬型気圧配置は強弱の波を繰り返しながら3日頃まで続きそうですので、日本海側では初日の出は難しいかもしれません。 <1か月予報 3・4週目(1/7-1/20)>日本の北の高緯度で500hPa高度が低く、日本付近で高度が高い「正のWP(西太平洋)パターン」。そのため北寒西暖の傾向ですが、予想の不確実性を考慮して東日本から沖縄・奄美でやや暖かい予想に留めています。MJO(マッデンジュリアン振動)の影響で寒気が入りやすい予想に変わる可能性もあります。 <1月>日本付近は偏西風が平年より北を流れるため暖かい空気に包まれやすく、全国的にやや高温傾向です。低気圧や前線の影響を受けやすい北日本太平洋側で平年より晴れの日が少ない他は、全国的に平年並みの天気の予想です。 <2月>数値予報ではシベリア高気圧は弱い予想ですが、不確実性が高いため気象庁では平年並みとしています。北日本はやや寒気の影響を受けにくく、西日本は寒気の影響を受ける時期があるためやや低温傾向の予想になっています。 <3月>数値予報では北極の寒気が中緯度に放出される「北極振動プラス」が予想されていますが、気象庁では北極振動の予想は精度が低いとして予報には採用していません。地球全体の気温が高いことを考慮して、北東風の影響によって平年並みの沖縄・奄美を除いて、全国的にやや気温が高めの予想です。これまでの今冬の傾向から気温の変動は大きそうですが、春の訪れは早いかもしれません。  【地上平均気温】上段:左から1週目、2週目、3・4週目の予想下段:左から1月、2月、3月の予想暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい  【1か月予報 降水量・日照時間】  【3か月予報 降水量】左から1月、2月、3月の降水量  【3か月予報 降雪量】12月から2月の3か月平均

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  • 18 Dec
    • 【週間予報】週末の発達する低気圧、日本海側の山は要注意。年末寒波と正月寒波の可能性。

      大陸から移動性高気圧が進んできて、冬型気圧配置が残る北日本と東日本日本海側を除いて穏やかに晴れてきています。最高気温の予想も平年より高く、一転してポカポカの陽気になりそうです。明日も大陸からの別の移動性高気圧によって概ね晴れる見込みです。   さて、本日の気象庁の週間予報資料、および各国の予報資料によりますと、週末の23日は発達する低気圧によって北日本を中心に大荒れの天気になる恐れがあります。中部山岳も日本海側の山は要注意と思います。23日に低気圧から伸びる寒冷前線が通過した後、24日前半まで冬型気圧配置が続くため、中部山岳の日本海側の山は暴風雪になる恐れがあります。最新の気象情報に注意して、慎重な行動をお願いします。寒気が厳冬期ほど強くないため、北陸の平野部では荒れなくても北アルプス北部の3000m稜線では大荒れということはよくあります。麓の天気予報での判断は危険と思います。また、26日にも日本海低気圧が発達しながら通過する予想で、低気圧から伸びる寒冷前線通過後の26日後半から西回りの強い寒気が入るため、28日前半にかけて中部山岳は日本海側の山を中心に大荒れになる可能性があります。その後はNOAAによると正月早々に次の強い寒波が来る可能性がありますが、こちらは現時点ではまだかなり不確実です。 以下に気象庁の12/18の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <12/19(月)>移動性高気圧が進んできて、全国的に概ね晴れる予想になっています。 <12/20(火)>高気圧が東海上に抜けて、日本付近は高気圧背面(西側)の湿った空気が入りやすくなります。東日本は晴れるところもありますが、北日本と北陸は日本海の小低気圧によって後半に雨が降るところがあります。九州と沖縄・奄美も雲が広がりやすく、九州では雨が降るところがある見込みです。 <12/21(水)>前半に北日本をトラフ(上空の気圧の谷)が通過、その影響で北日本と東日本日本海側は雲が広がりやすく雪(北海道)や雨が降るところがあります。東日本太平洋側は概ね晴れ。西日本と沖縄・奄美は、高気圧縁辺の湿った空気の影響で雨が降りやすいお天気です。22日にかけて気温が上がりますので、多雪地帯では雪崩に注意です。 <12/22(木)~12/23(金)>日本付近にトラフが深まりながら進んできます。対応する低気圧が発達しながら日本海を進み、23日には更に発達して千島付近に進み強い冬型気圧配置になります。その影響で22日は全国的に雨が降り、23日は北・東日本を中心に雨が降る見込みです。発達する低気圧の影響で北日本を中心に荒れた天気になる恐れがあります。中部山岳も日本海側を中心に要注意です。 <12/24(土)~12/25(日)>24日前半までは冬型気圧配置が続きますが、大陸から移動性高気圧が進んできて後半は冬型が緩みます。24日は北・東日本の日本海側では寒気の影響で雨や雪が降りますが、その他の地方では湿った空気の影響で曇る沖縄・奄美以外は概ね晴れ。25日は高気圧が東に抜けるため、北・東日本は晴れるところが多いですが、西日本は雲が広がりやすいです。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)上段:12/20-12/22、下段:12/23-12/25の21時ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域  【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い   まず、23日の発達する低気圧について解説いたします。23日は発達する低気圧と、そこから伸びる寒冷前線によって平地でも天気が崩れるため誰もが用心するのですが、問題は寒冷前線の通過後です。24日朝9時の500hPa気温・850hPa気温の予想図(上図)によると中部山岳は850hPa(標高1500m)で-6℃ですので、1000mあたり6℃気温が下がるとして、3000m稜線は約-15℃になります。さらに問題は風で、中部山岳3000m稜線に相当する700hPa(中図)では中部山岳付近では約20m/sの強風が予想されていて、風速1m/sにつき体感温度が1℃下がるとして体感温度は-35℃になります。日本海側の山では降雪もありますので、山域にもよりますが暴風雪になることを想定して慎重な行動をお願いします。700hPa天気図は一般には公開されていませんが、週間予報資料FXXN519の500hPa高度・850hPa気温の予想図(下図)で23日夜の500hPa等高度線の間隔が本州付近で非常に狭くなっていることから、ある程度は推測が付きます(等高度線の間隔が狭いほど、等高度線に沿って強い風が吹くため)。    この後ですが、最新のNOAAの予想では、年末の27日頃の寒波の次の寒波は、元旦早々にずれる予想です。まだ非常に不確実ですが、年越し登山を計画されている方は特に日本海側の山では大荒れの天気もシナリオの一つとして念頭に置いてください。 今後も最新の気象情報にご注意ください。(添付図は850hPa天気図です。色分けは850hPa気温)

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  • 17 Dec
    • 【1か月予報】今回の寒波の後はクリスマス頃まで暖かく、年末寒波がやって来そう(予報の下方修正?)

      昨日は強い冬型気圧配置によって私が住んでいる名古屋にも初雪が舞いました。今日は大陸から移動性高気圧が進んできて、西日本から冬型気圧配置が緩んできています。今回の寒波で積雪深さが平年を上回った地点が増えていますが、JPCZ(日本海寒気団収束帯)の指向先に当たらなかったためか、北陸の積雪深さがまだ平年より少ないようです。ただし、ヤマレコさんなどの登山記録を見ると、中部山岳は南アルプスまでしっかりと積雪があるようです。    さて、木曜日に更新されている気象庁の1か月予報、各国の予報資料によりますと、今回の寒波の後はクリスマス頃まで暖かい予想です。今回の寒波の原因の一つ(偏西風の蛇行)であるバイカル湖付近のリッジ(上空の気圧の尾根)が日本付近に移動してきて、日本付近はクリスマス頃までは暖かい空気に覆われやすいです。そしてクリスマスを過ぎると西回りで年末寒波がやって来そうな感じです。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 1週目(12/17-12/23)日本付近は500hPaの谷場が解消されて、500hPa高度が上がり、暖かい空気に覆われやすくなります。地上では南東海上の高気圧が強く(850hPa流線関数、地上天気図)、日本付近は高気圧縁辺の湿った空気が入りやすく多雨傾向。12/23に日本海低気圧が発達しながら北海道付近を通過するため、北日本を中心に荒れた天気になる恐れがあります。中部山岳も日本海側の山は要注意。北海道を除いた全国に12/20頃からの約1週間について、高温に関する異常天候早期警戒情報が発表されています。多雪地帯では気温上昇による雪崩に注意。お天気の流れの詳細は、明日の週間予報の記事で解説いたします。 2週目(12/24-12/30)気象庁の1か月予報では北日本は寒気の影響を受けやすく、東日本から沖縄・奄美は冬型気圧配置が弱く西へ行くほど暖かい予想になっています。しかし最新の気象庁の週間予報、気象庁のGSMモデル、各国の予報モデルでは、12/23の低気圧通過後の12/24は冬型気圧配置によって平年並みか平年より少し高い程度に気温が急低下する見込みです。その後も12/27頃に西回りの強い寒気が入る可能性があります。気象庁も木曜日の時点で予想の不確実性を考慮してスーパーコンピュータによる数値予報より低温寄りの予報を出していますが、更に下方修正される可能性があります。 3・4週目(12/31-1/13)予想の不確実性が高いため、気象庁からはほぼ平年並みの予報が出されています。NOAA(アメリカ海洋大気局)は年末寒波を予想していますが、まだ不確実性が高いです。これまでの今冬の傾向から、暖かくなったり寒くなったりと気温の変動が大きいかもしれません。  【地上平均気温】左から1週目、2週目、3・4週目の予想暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい  【降水量・降雪量】1か月平均  【日照時間】1か月平均  【850hPa気温推移】1か月予報左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果)中央の縦線が12月14日で、その左側は実況、右側は予想     明日の記事で最新情報をアップしますが、本日の時点ではNOAAのGFSモデルと気象庁GSMモデルは12/27頃に強い西回り寒波を予想しています。雪になる目安の850hPa(上空約1500m)の-6℃が西日本南岸まで南下する予想です。気象庁GSMによる500hPa気温と850hPa気温の12/27の予想図を添付いたします。    この西回り寒波の原因はWP(西太平洋)パターンと思います。ECMWFによる12/26の北半球500hPa天気図では、北極付近にブロッキング高気圧、その南から日本付近(図の右上中央)までトラフ(上空の気圧の谷)になっていて、西回りで寒気が入って日本付近に寒気が滞留しやすい気圧配置になっています。これが西回り寒波になりやすい「正のWPパターン」です。   気象庁の1か月予報資料の3・4週目の北半球500hPa天気図でも、よく見ると正のWPパターンで起きる偏西風の蛇行(500hPaの等高度線に沿って偏西風が流れる)のパターンが見られます。不確実性が大きいのでどうなるか分かりませんが、年明けも西回り寒波が続く可能性もシナリオの一つとして考えておく必要がありそうです。

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  • 11 Dec
    • 【週間予報】14~16日に強い西回り寒波。日本海側を中心に荒れた天気。西日本太平洋側でも雪かも

      日本付近は冬型気圧配置が続き、日本海側では昨日から降雪が続いています。札幌の積雪の深さは10時現在、59cmに達していて大雪になっています。今回の降雪で中部山岳でもかなりの積雪があったようです。山麓にある気象庁の観測点だけでも、長野県北部や新潟県山沿いでは平年を上回る積雪の深さになっています。この寒気を強めているのが南シナ海にある熱帯低気圧(天気図のTD)で、熱帯低気圧による上昇気流が大陸東岸で下降気流となってシベリア高気圧を強めていると考えられます(寒気の源はシベリア気団であることに注意)。明日以降、冬型気圧配置が緩んでいったんは暖かくなりますが、低気圧通過後の14日後半から再び全国的に寒くなりそうです。   さて、本日の気象庁の週間予報資料、各国の予報資料によりますと、14~16日に強い西回り寒波が来る見込みです。これまで寒気が入りにくかった西日本にもしっかり寒気が入りそうです。北日本から西日本の日本海側を中心に荒れた天気が予想されます。寒気が強いため、西日本大平洋側にも雪雲が流れてくる可能性があります。ヤマケイオンラインやヤマレコによる登山記録では、現在、南アルプス北部まではしっかり積雪があるようです。14~16日の寒波とクリスマス頃の寒波でも積もると思うので、寒波と寒波の間が暖かくても年末年始は平均で平年並みにはなりそうです。以下に気象庁の12/11の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <12/12(月)>日本付近を移動性高気圧が通過、冬型気圧配置は緩みます。北日本と北陸は初めのうちは冬型気圧配置が残り雪の降るところがありますが、次第に天気は回復します。前半の東日本は晴れ。高気圧が通過した後半は、高気圧背面の湿った空気の影響で西日本から東日本は雲が広がりやすく、西日本は雨が降り始める見込みです。沖縄・奄美はサブハイ(亜熱帯高気圧)に覆われて晴れ。 <12/13(火)>トラフ(上空の気圧の谷)が中国東北区に進み、対応する低気圧が日本海から北海道付近に進みます。その南で地上の気圧の谷が形成されて、南からの湿った空気が入りやすくなります。低気圧や気圧の谷の影響で全国的に雲が広がりやすく、雨(北海道と東北北部は雪)が降る見込みです。 <12/14(水)>前半に日本付近を低気圧が通過して、後半は強い冬型気圧配置になります。日本海側では低気圧や寒気の影響で雨や雪、太平洋側も地上の気圧の谷が残る影響で雲が広がりやすく、雨が降りやすいお天気の予想になっています。沖縄・奄美も湿った空気の影響で雲が広がりやすいです。 <12/15(木)~12/16(金)>北日本から西日本は冬型気圧配置が続き、強い西回りの寒気が入ります。雪になる目安の850hPa(上空1500m)の-6℃線が四国から関東南岸まで南下、日本海側は雪や雨が降りやすい天気です。寒気が強いため、太平洋側でも雪雲が流れてきて初雪になるところがありそうです。沖縄・奄美も寒気の影響で雲が広がりやすいです。 <12/17(土)~12/18(日)>日本付近に移動性高気圧が進んできて、次第に冬型気圧配置が緩んできます。太平洋側は晴れ、日本海側は17日は寒気が残る影響で雲が広がりやすく雪や雨が降るところがありますが、18日は晴れるところもある見込みです。沖縄・奄美も高気圧に覆われて概ね晴れ。  ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)上段:12/13-12/15、下段:12/16-12/18の21時ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域  【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い    14~16日の寒波ですが、現時点での気象庁の予想データでは15日9時頃が寒気のピークで、雪になる目安の850hPa(上空約1500m)の-6℃線が四国から関東南岸まで南下してきます。500hPaの-30℃線は東北付近ですので、上空寒気よりも下層寒気が強いです。850hPaの-9℃線が山陰に掛かっているため、中国地方の太平洋側でも雪雲が流れてきて初雪が観測される可能性があります。    この後ですが、まだかなり不確実な段階であることをお断りした上で、NOAAによる12/26の21時の850hPa天気図(上)と地上天気図(下)を添付いたします。850hPaの-6℃線は気象庁による15日の予想データとほぼ同じ位置まで南下、シベリア高気圧も1057hPaまで発達して寒気が蓄積されています。毎度おなじみのクリスマス寒波になるかもしれません。この時期に降って雪が安定した頃に年末年始登山を迎えることができればと願っています。

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  • 10 Dec
    • 【1か月予報】1か月平均で平年並み。ただし2週目までは西回り寒波になりやすい「正のWPパターン」

      日本付近は冬型気圧配置で、北日本と北陸では雪、近畿北部や山陰でみぞれや雨になっているところが多いです。札幌では昨夜10時の12cmの積雪深から12時間で一気に積もって、今朝10時には54cmの積雪深に達しています。気象庁では今朝「暴風雪と高波及び大雪に関する北海道地方気象情報 第1号」を発表して警戒を呼び掛けています。北陸では、6日に新潟で初雪を観測したのに続いて、今日10日に富山でも初雪が観測されています。これまで寒気が北日本までで足踏みしていたため、新潟で平年より12日遅く、富山で8日遅い初雪です。気象庁によると今後は平年並みになる予想です。   さて、木曜日に更新されている気象庁の1か月予報によりますと、1か月平均では全国的に気温は平年並みの予想です。ただし2週目までは西回り寒波になりやすい「正のWPパターン」ですので、これまで暖かかった西日本や沖縄・奄美にも寒気が入りやすくなりそうです。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 1週目(12/10-12/16)日本の北で偏西風が北に蛇行、日本付近から日本の南で偏西風が南に蛇行する正の「WPパターン」が明瞭で、西日本から沖縄・奄美にも大陸からの寒気が入りやすくなります。正のWPパターンの時は西回り寒波になりやすいです。地上天気図では平均するとやや強い冬型気圧配置。13日に北海道付近を低気圧が通過する前は一時的に気温が上がりますが、低気圧通過後の14日から16日にかけて冬型気圧配置が強まって全国的に寒くなりそうです。詳細のお天気の流れは、明日の週間予報の記事で解説いたします。 2週目(12/17-12/23)引続き正のWPパターンで、西回り寒波になりやすい状況が続きます。ただし、大陸の寒気の蓄積がそれほど強くないため全国的にほぼ平年並みのお天気の予想を発表しています。 3・4週目(12/24-1/6)WPパターンは解消されますが、予想の不確実性を考慮して全国的にほぼ平年並みの予想を発表しています。1か月平均の降雪量もほぼ平年並みの予想です。年末年始の冬山は、昨シーズンのように雪がないということになる可能性は低いと思われます。   【地上平均気温】左から1週目、2週目、3・4週目の予想暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい  【降水量・降雪量】1か月平均  【日照時間】1か月平均  【850hPa気温推移】1か月予報左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果)中央の縦線が12月7日で、その左側は実況、右側は予想   「WP(Western Pacific:西太平洋)パターン」というのは、日本の北で偏西風が北に蛇行、日本付近から日本の南で偏西風が南に蛇行するため、日本付近に大陸からの寒気が入りやすい気圧配置のことです。東京大学 先端科学技術センターの中村・小坂研究室HPに分かりやすく簡潔にまとめられています(図は中村・小坂研究室HPから引用)。さて、今年の冬は如何に‥

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  • 04 Dec
    • 【週間予報】12/6の冬型気圧配置の強まりに注意。次の12/11頃の寒波は西日本でも雪が舞うかも

      昨日好天をもたらした高気圧の中心は東海上に抜けて天気は下り坂、西日本では雨が降り始めています。中部山岳も雲が広がってきて、夕方頃から雨(稜線付近は雪)が降り出しそうです。今夜から明日にかけて南岸低気圧と日本海低気圧が通過して、明後日の12/6は強い冬型気圧配置になる見込みです。北日本と北陸では大荒れの天気になる恐れがあります。中部山岳も日本海側の山は要注意で、白馬エリアや立山エリアでは暴風雪になりそうです。ヤマテンさんの「山の天気予報」をご覧になる等、最新の気象情報にご注意ください。    さて、本日の気象庁の週間予報資料、および各国の予報資料によりますと、今週は冒頭に書きました12/6の冬型気圧配置の強まりに注意と思います。次の12/11頃に予想されている寒波は西回り気味ですので、西日本でも日本海側の山沿いでは雪が舞う可能性があります。以下に気象庁の12/4の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <12/5(月)>南岸低気圧は東海上に抜ける一方、日本海低気圧は前線を伴って北海道付近を通過します。その影響で北日本と東日本日本海側では雨や雪が降るところが多いです。東日本太平洋側も未明に南岸低気圧の影響で雨が降るところがありますが、朝には晴れる見込み。西日本は高気圧の張り出しによって晴れ。沖縄・奄美は前線帯の影響で雲が広がりやすく゜雨が降るところがある予想になっています。 <12/6(火)>千島を北東に進む低気圧から伸びる寒冷前線が北日本を通過、通過後は冬型気圧配置が強まります。雪になる目安の850hPa(上空約1500m)の-6℃線が近畿北部から関東北部付近まで南下、北日本と北陸を中心に荒れた天気になり、低気圧の発達程度によっては大荒れの天気(吹雪、暴風雪、雪による視程不良など)になる恐れがあります。最新の気象情報にご注意ください。北日本と北陸を中心に降雪量が多くなり、山陰の山沿いや近畿北部でも雪になる可能性があります。東・西日本の太平洋側は概ね晴れる見込みです。沖縄・奄美は寒気の影響で雲が広がりやすいです(大陸からの冷たい北風が暖かい東シナ海の上で水蒸気の供給を受けて雲ができるため)。 <12/7(水)>移動性高気圧が足早に日本付近を通過、冬型の気圧配置は緩みます。北・東日本の日本海側は寒気が残る影響で雲が広がりやすく、雪が降るところがあります。その他の地方では概ね晴れますが、後半は高気圧背面(西側)となるため雲が広がりやすいです。 <12/8(木)>低気圧が東北付近を通過、通過後は冬型気圧配置になります。低気圧や寒気の影響で、北日本と東・西日本日本海側は雨や雪が降ります。東・西日本の太平洋側と沖縄・奄美は影響が小さく晴れるところが多い予想になっています。 <12/9(金)>寒気の影響が残る北・東日本の日本海側、前線帯の影響を受ける沖縄・奄美を除いて、高気圧に覆われて晴れるところが多い見込みです。夜には次の低気圧が日本海に発生す見込みです。 <12/10(土)~12/11(日)>低気圧が10日前半に北海道付近を通過して、通過後は冬型気圧配置になります。その影響で10日は北日本と東日本日本海側、11日は北・東日本の日本海側で雪や雨が降ります。東・西日本の太平洋側は晴れる見込みです。西日本の日本海側は予想のバラツキが大きく、晴れるか曇って雨が降る(山沿いで雪?)かどうか現時点では微妙なところです。(松江の予報の信頼度は最低ランクのCになっています) ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)上段:12/6-12/8、下段:12/9-12/11の21時ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域  【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い   1週間先なのでまだ予報精度が低いですが、12/6の寒波の次は12/11頃に強い寒波が来そうです。気象庁のGSMモデルでは、850hPaの-6℃が山陰付近まで南下、山陰で雪になるところもありそう。GSMの予想は、週間予報資料850hPa気温推移の破線になります。GSMは福岡と沖縄で、週間予報の平均よりもかなり低温寄りを予想しています。海外モデルも参考にすると、ベンガル湾のサイクロンが大陸で偏西風を北に蛇行させるため、日本付近で南に蛇行して北からの寒気が入りやすくなる模様。いわゆるEUパターンという偏西風の蛇行が明瞭になりそうです。このパターンが現れると西回り寒波になりやすくなります。

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  • 03 Dec
    • 【1か月予報】1週目後半から2週目にかけて北日本と東日本は寒気の影響を受けやすい。

      日本付近に移動性高気圧が進んできて、北日本の冬型気圧配置も緩みつつあり、寒気の影響が残る日本海側の一部の地方や前線帯の影響を受ける沖縄・奄美を除いて全国的に晴れて青空が広がっているところが多いです。中部山岳も絶好の登山日和。しかしこの好天も今日までで、明日は西の方から天気が崩れ始めます。沖縄・奄美付近の前線帯(12時の実況で等圧線が北に盛り上がっている辺り)に湿った空気が入るため、明日午前中に九州の西に低気圧が発生して夜には紀伊半島付近に進みます。中部山岳も明日の後半は次第に雲が広がって、夕方頃には標高1800m付近から下は雨(2000mから上は雪)が降り始めそうです。    さて、木曜日に更新されている気象庁の1か月予報によりますと、アリューシャン低気圧が強くオホーツク海で低気圧が発達しやすい反面、シベリア高気圧は西部を中心に弱い見込みです。1週目後半から2週目にかけて北日本と東日本は寒気の影響を受けやすく、3・4週目は東谷と偏西風の北への蛇行が相殺して平年並みの予想になっています。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1週目(12/3-12/9)>日本付近は500hPa天気図で等高度線が東西に走る東西流型(ゾーナルとも言います)の気圧配置で、短い周期でトラフ(上空の気圧の谷)が通過してそのたびに冬型気圧配置になります。目下のところ6日の冬型気圧配置が強そうで、北日本と北陸(中部山岳の日本海側の山も)で大荒れにる恐れがあります。気温は、初めのうちは平年より高め、後半からは平年より低めになる見込みです。 <2週目(12/10-12/16)>500hPa天気図で日本の東が気圧の谷となる東谷の気圧配置で、日本付近は北からの寒気が入りやすい。地上では北日本と東日本を中心に冬型気圧配置が強まる見込みです。その影響で北・東日本の日本海側は多雨傾向(北日本は多雪)、太平洋側は平年より晴れの日が多い見込みです。中部山岳の北部は降雪量が増えそうですので雪崩に注意と思います。11/29には立山で雪崩事故が発生して東工大ワンダーフォーゲル部の部員1名が亡くなっています。詳細は雪崩ネットワークさんの速報をご覧ください。 <3・4週目(12/16-1/2)>日本付近で偏西風が平年より北を流れる予想(200hPa流線関数)で、下層では高温傾向なっています(850hPa気温)が、東谷の傾向が残る(500hPa天気図)ため相殺して平年並みの予想が出されています。   【地上平均気温】左から1週目、2週目、3・4週目の予想暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい  【降水量・降雪量】1か月平均  【日照時間】1か月平均   【850hPa気温推移】1か月予報左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果)中央の縦線が11月30日で、その左側は実況、右側は予想1週目後半から2週目にかけて北日本と東日本は寒気の影響を受けやすい。

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  • 27 Nov
    • 【週間予報】3~4日の周期的な天気の変化、低気圧通過のたび冬型気圧配置に。日本海側の山は要注意。

      昨夜に東シナ海で顕在化した前線上に低気圧が発生、南岸低気圧となって今日から明日にかけて南海上を通過し、明日は冬型気圧配置になります。その影響で今日は全国的に雨(北海道は雪)のところが多いです。明日は全国的に風が強く、太平洋側は晴れますが、日本海側は寒気の影響で雲が広がりやすく北日本を中心に雪や雨が降ります。  中部山岳では、北部を中心に降雪が予想され、立山や白馬エリアではかなりの降雪がありそうです。今朝3時の700hPa(上空約3000m)のMSM解析図によると、冬型気圧配置になる前から等高度線の間隔が狭くなっていて中部山岳付近は20m/sの強風となっています。明日まではこの強風が続きそうで、今日明日の中部山岳の稜線は暴風雪の恐れがありますので、無理をしないようにお願いします。    さて、本日の気象庁の週間予報資料、および各国の予報資料によりますと、今週は低気圧と高気圧が交互に3~4日の間隔で通過する周期的な天気の変化になります。低気圧通過のたび冬型気圧配置になりますが、寒気が入るのは北日本から東日本までの見込みです。冬型気圧配置になった時の、中部山岳日本海側の山は要注意です。この時期の麓はまだ下層寒気が弱いため、それほど天気は荒れませんが、日本海からの湿った空気をまともに受ける北アルプス北部などの山域では大荒れになることがよくあります。下界の天気予報を鵜呑みにせず、ヤマテンさんの「山の天気予報」を参考にするなどして慎重な行動をお願いします。また、最新のNOAAの予想によると12月中旬頃から寒くなりそうな感じです。以下に気象庁の11/27の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <11/28(月)>日本付近は冬型気圧配置が強まります。北日本から西日本の日本海側は雲が広がりやすく、北日本を中心に雪や雨が降る多いです。太平洋側は晴れますが、初めのうちは雨が残るところがあります。沖縄・奄美は太平洋高気圧縁辺の湿った空気の影響で雲が広がりやすく、初めのうちは雨が降る予想になっています。 <11/29(火)>大陸から高気圧が張り出してきますが、北日本は冬型気圧配置が残ります。北陸から北の日本海側では寒気の影響で雲が広がりやすく、北日本日本海側は雪が降りやすいお天気です。その他の地方は概ね晴れますが、沖縄・奄美は高気圧縁辺の湿った北東風の影響で雲が広がりやすいです。 <11/30(水)日本付近を高気圧が通過して東海上に進むため、後半は高気圧後面(西側)の湿った空気が入りやすくなります。また、東シナ海では前線が活発化してきます。そのため、前半は晴れますが、後半は西の方から雲が広がり、西日本では雨が降り始めるところがあります。沖縄・奄美も前線の影響で曇りか雨の予想です。 <12/1(木)>日本海低気圧が発達しながらサハリン付近に進み、南岸を前線上の低気圧が東に進みます。その影響で全国的に雨か雪が降るところが多いです。低気圧の通過後は冬型気圧配置になって、西日本から天気が回復してきます。 <12/2(金)~12/3(土)>2日は冬型気圧配置が強まり、日本海側では雲が広がりやすく雪や雨が降るところがあります。太平洋側と沖縄・奄美は概ね晴れ。3日は高気圧に覆われて晴れるところが多いですが、北・東日本の日本海側では寒気が残る影響で雲が広がりやすく雪か雨か降るところがあります。 <12/4(日)>高気圧が東海上に抜けるため、日本付近は高気圧後面の湿った空気が入りやすく、北日本から西日本、奄美は雲が広がりやすいです。沖縄はサブハイ(上空の亜熱帯高気圧)に覆われて晴れる予想になっています。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)上段:11/29-12/1、下段:12/2-12/4の21時ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域  【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い   まだ予想が非常に不確実であることをお断りした上で、。寒くなりそうな時期を探ってみました。最新のNOAAの850hPa(上空約1500m)予想図によると、台風25号の次の台風が12/9頃にフィリピンの東から日本の南海上を北東進して寒気を引き込んだ後、12/11頃に温帯低気圧が日本付近を通過して西日本まで強い寒気が入る予想です。雪になる目安の850hPaの-6℃線が西日本の南岸まで南下します。次の台風は寒気を引き込む台風になりそう。この辺りから寒くなりそうな感じです。

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  • 26 Nov
    • 【1か月予報・3か月予報】北暖西寒、西日本と沖縄・奄美に寒気が入りやすい傾向。

      日本雪崩ネットワークさんの立山エリアの雪崩情報、本日から今シーズンの情報を提供開始です。雪崩リスクの把握にご活用ください。「意思決定:雪崩から生還するために」も非常に参考になります。西穂高岳の落雷遭難もそうですが、雪崩についてもリスクがある時は一塊になって行動すると一網打尽に。以下、引用>"危険に曝される人数を減らせば、もし事故が起きたとしても被害を軽減できます。"   6時現在、日本付近に移動性高気圧が進んできて北日本日本海側を除いて穏やかに晴れているところが多いです。しかし今夜には中国東北区の低気圧が日本海に進み、東シナ海で顕在化する前線上に低気圧が発生して、天気は下り坂となります。日曜日の天気は2つの低気圧の影響であまり良くないので、山に登られる方は無理をしないでください。昨日9時にフィリピン付近で台風25号が発生して、台風の年間発生数の平年値25.6個にほぼ追いつきました。6月まで台風ゼロだったことを考えると、後半は驚異的なペースです。NOAAによると12月初めにもこの付近でもう一つ台風が発生しそうです。そのため、北からの寒気が南に南下しにくく、北海道が大雪になっている反面、東北や北陸の積雪は平年より少ないです。南岸低気圧による24日の関東での雪ばかりクローズアップされていますが、全国的な傾向に目を向けることが大事と思います。12月中旬頃からは台風などによる熱帯の暖かい空気による防波堤がなくなるため、北からの寒気が一気に東北以南に南下してくる可能性がありそうです。   さて、今週は24日に1か月予報、25日に3か月予報が発表されています。それによると、12月上旬は全国的に暖かくなりますが、中旬以降は寒くなりそうです。12月の1か月平均でやや高温傾向の予想になっているのは、12月上旬の暖かい予想が寄与しているためです。1月、2月は西日本と沖縄・奄美に大陸からの寒気が入りやすい見込みです。山陰と近畿日本海側でやや多雪傾向の予想で、中部山岳は気温・降雪量とも平年並みの予想です。以下に気象庁から発表されている1か月予報、3か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)気象庁HP 3か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図 にあります。 <1か月予報 1週目(11/26-12/2)>500hPa天気図では等高度線が東西に走るゾーナルの気圧配置で、高気圧と低気圧が交互に通過する周期的な天気の変化が続きます。低気圧の通過のたびに冬型の気圧配置になりますが、長続きはせず寒気は北日本と東日本中心。この時期の中部山岳は、冬型の気圧配置になった時に、特に日本海側では平地と山の天気の違いが大きく、平地では荒れないのに山は大荒れということが良くありますのでご注意ください。気温は北日本と東日本で低温傾向の予想です。 <1か月予報 2週目(12/3-12/9)>日本付近で偏西風が平年より北を流れるため、全国的に暖かい空気に包まれやすいです。大陸からの下層寒気の流れ込みも弱いため、東・西日本の日本海側は平年に比べて曇りや雨または雪の日が少ない見込みです。沖縄・奄美はサブハイ(亜熱帯高気圧)縁辺の湿った空気の影響で、平年より曇りや雨の日が多い予想です。 <1か月予報 3・4週目(12/10-12/23)>数値予報では全国的に高温傾向なのですが、北極の寒気が中緯度に流れ込みやすい北極振動マイナスが続く可能性があり、予想の不確実性も考慮して全国的にほぼ平年並みの予想になっています。 <12月>ラニーニャの影響で日付変更線から東で海水温は低く対流活動が不活発、フィリピン付近で海水温が高く対流活動が活発な傾向が2月まで続きます。その影響で偏西風の流れは、大陸で北に蛇行、日本の東で南に蛇行するため、沖縄・奄美と西日本を中心に大陸からの寒気が流れ込みやすいです。ただし、12月はシベリア高気圧が平年より弱い予想のため、やや高温傾向になっています。 <1月>シベリア高気圧が平年並みになる見込みで、沖縄・奄美と西日本は大陸からの寒気の影響を受けやすいため低温傾向。北日本は低気圧の影響を受けやすく、低気圧通過前に南からの暖かく湿った空気が入る時期があるため、やや高温傾向。中部山岳のある東日本はほぼ平年並みの天気の予想です。 <2月>1月とほぼ同様の傾向ですが、不確実性が大きいため、1月の予想よりやや傾向を弱めた予想になっています。  【地上平均気温】上段:左から1週目、2週目、3・4週目の予想下段:左から12月、1月、2月の予想暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【1か月予報 降水量・日照時間】  【3か月予報 降水量】左から12月、1月、2月の降水量 【3か月予報 降雪量】12月から2月の3か月平均

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  • 20 Nov
    • 【週間予報】北日本は異常低温が続く。24日の南岸低気圧で関東にみぞれ(雪)の可能性。

      今朝6時の天気図では2つの低気圧は東に抜けていますが、北海道は寒冷前線の影響で雨や雪、東北以南も寒冷前線前面(東側)の湿った空気の影響で雲が広がって日本海側を中心に雨が降っています。今夜には寒冷前線は東に抜けて、北海道中心の冬型気圧配置になります。明日は東北付近を移動性高気圧が通過しますが、天気の変化の周期は早く、東シナ海で前線が顕在化して前線上に低気圧が発生します。西日本から天気は下り坂になります。   さて、本日の気象庁の週間予報資料、および各国の予報資料によりますと、北日本は断続的に強い寒気が入るため、この時期としては降雪量が多くなる恐れがあります。また、24日の南岸低気圧で関東地方でみぞれや雪になる可能性があります。更に、NOAAは12月上旬に強い寒波を予想しているようです。以下に気象庁の11/20の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <11/21(月)>オホーツク海の低気圧は北東に進み、北日本の冬型気圧配置は緩むため、太平洋側は概ね晴れ、日本海側は寒気が残る影響で雲が広がりやすいです。東北と東日本日本海側は高気圧に覆われて晴れるところが多いですが、東日本太平洋側は東シナ海から南岸に前線が伸びてくる影響で雲が広がりやすく雨が降るところがあります。西日本と沖縄・奄美は前線の影響で、沖縄・奄美と西日本太平洋側を中心に雨が降りやすいお天気です。 <11/22(火)>前線上の低気圧が東日本の南岸を東に進みます。また、三陸沖で別の低気圧が発生して北東に進みます。この2つの低気圧や前線の影響で全国的に雲が広がりやすく、雨が降るところがあります(北海道は雪)。 <11/23(水)>トラフ(上空の気圧の谷)の通過に伴い、北日本を中心に冬型気圧配置が強まります。北・東日本の日本海側は寒気の影響で雨や雪が降るところが多いです。東日本太平洋側も高気圧の張り出しが北に偏っているため、雲が広がりやすいです。日本海に気圧の谷が形成される影響で、西日本も雲が広がりやすく雨が降るところがあります。沖縄・奄美は湿った空気の影響で雲が広がりやすく、以降は曇りや雨のお天気が続く予想になっています。 <11/24(木)~11/25(金)>西・東日本の南岸を低気圧が東に進み、25日には東海上に抜けていきます。24日は低気圧の影響で雨や雪(北日本)が降るところが多いです。24日の関東では下層寒気の影響で、みぞれや雪になる可能性があります。25日の北・東日本はトラフ通過や寒気の影響で雲が広がりやすく、雨や雪が降るところがあります。西日本は晴れるところもある見込みです。 <11/26(土)~11/27(日)>日本付近を次のトラフが接近、地上では日本海と南岸を低気圧が東進します。26日は北・東日本で晴れるところもありますが、西日本では雨が降り始めるところがあります。27日は全国的に雨や雪になるところが多い予想です。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)上段:11/22-11/24、下段:11/25-11/27の21時ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域   【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い    24日の南岸低気圧ですが、南岸低気圧による関東の雪は色々な要因があって予想が難しいです。現時点での気象庁の予想では24日夜は925hPa(上空約750m)で3℃以下の下層寒気が北から突っ込んできそうです(上図)。この気温なら地上でもみぞれや雪になる可能性は十分ありそうです。標高が高い南アルプスでは積雪になりそうです。GPV気象予報さんの判定(下図)では、みぞれか雪になっています。    まだ予想は非常に不確実な段階であることをお断りした上で、最新のNOAAによる384時間先の予想図を添付いたします。日本時間12/6の3時の500hPa天気図(上図)では、沿海州に-45℃の非常に強い寒気を持った寒冷渦があります。850hPa天気図(下図)では、沿海州の上空約1500mでは-30℃以下(地上で-21℃相当)です。この寒気が12/6以降にどこまで日本付近に降りてくるか注目しています。この予報通りになれば、寒冷前線の通過後は日本海側の山は吹雪で大荒れになりそうです。

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  • 19 Nov
    • 【1か月予報】前半中心に北海道は異常低温続く。11月下旬から12月上旬は西日本まで寒気が南下。

      6時の実況では、山陰沖に前線を伴った低気圧があって北西に進んでいます。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が入るため、今夜初め頃にかけて西日本から東日本では大気の状態が不安定になります。落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨にご注意ください。気象庁では、今朝「雷と突風に関する全般気象情報 第1号」を発表して注意を呼び掛けています。一方、北海道は記録的な低温が続いており、16日0時から15時にかけて旭川市宮前1条で36cm、層雲峡で26cmの降雪量を記録、上川中部には一時、大雪警報が発表されたそうです。今回の低気圧の通過後も北日本を中心に冬型気圧配置が続くため、まだまだ北海道の低温は続きそうです。(真ん中の写真はANNニュースさんから)今朝3時の実況解析でシベリア高気圧の中心気圧は1052hPaと真冬並みに成長しています。この寒気が11月下旬から12月初めに日本付近にやってきそうです。ECMWFの解析では850hPa(上空約1500m)で-30℃(地上で-21℃相当)。日本に来る頃はもっと弱まりますが、寒気は西日本付近まで降りてきそうです。    さて、木曜日に更新されている気象庁の1か月予報資料、および各国の予報資料によりますと、12月初めにかけて北海道は異常低温続きそうです。また、1週目が高温傾向の東・西日本でも、11月下旬から12月上旬は西日本まで寒気が南下する見込みです。3・4週目は全国的に平年並みですが、今後、低温傾向に変わる可能性があります。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1週目(11/19-11/25)>北極の寒気がシベリア側に偏る一方、南海上ではサブハイ(亜熱帯高気圧)が強い。そのため、北日本は北海道を中心に寒気の影響を受けやすいです。北日本は後半に強い寒気が入って降雪量が多くなる可能性があります。北日本は11/22頃からの約1週間について、低温に関する異常天候早期警戒情報が発表されています。南海上でサプハイが強いため、西日本から東日本はサブハイ縁辺の暖かく湿った空気が入りやすく、平年より曇りや雨の日が多い見込みです。沖縄・奄美は平年同様に曇りや雨の日が多い予想です。 <2週目(11/26-12/2)>1週目よりサブハイが弱まって、地上ではシベリア高気圧の大陸東部への張り出しが強まる。その強い寒気を伴ったシベリア高気圧の張り出しによって、北日本を中心に西日本まで低温傾向になる予想です。沖縄・奄美は平年並みの気温の予想。 <3・4週目(12/3-12/16)>全国的にほぼ平年並みの予想ですが、北海道はやや低温傾向、沖縄・奄美はやや高温傾向の予想。中緯度に北極の寒気が流れ込みやすい「北極振動マイナス」の傾向の予想ですので、今後、低温傾向に変わる可能性があります。   【地上平均気温】左から1週目、2週目、3・4週目の予想暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい  【降水量・日照時間】1か月平均  【850hPa気温推移】1か月予報左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果)中央の縦線が11月16日で、その左側は実況、右側は予想

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山と空手とお天気が趣味で、お酒をこよなく愛するおやじです。ブログの他に、HPの空手練習日記は毎週金曜...

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