• 25 Sep
    • 【週間予報】秋雨前線が停滞、前半晴れる日もあるが曇りや雨の日が多い。引き続き台風の動向に注意。

      今朝は、本州付近に停滞していた秋雨前線が不明瞭になって久し振りの青空が見えたところもあります。静岡県側からは富士山の初冠雪が見えたというツイートが聞こえてきましたが、正式な「富士山の初冠雪」は山梨県側にある甲府地方気象台から初冠雪が観測された時に発表されます。昨年は10月11日でした。富士山の初冠雪の正式発表も時間の問題と思います。この晴れ間も一時的なもので、明日は日本海の高気圧と東海上の高気圧との間で再び秋雨前線が顕在化して曇り空に逆戻りします。前線の近くでは大気の状態が不安定になりますので、局地的な積乱雲の発達による落雷、突風、急な強い雨にご注意ください。また、明日は中心気圧925hPaまで発達する台風17号の影響で、沖縄の先島諸島では高波、強風、大雨にご注意ください。先島諸島、台湾、華南にご縁がある方は最新の台風情報のご確認をお願いします。    さて本日の気象庁の週間予報資料、各国の予報資料によりますと、本州付近に秋雨前線が停滞して、前半晴れる日もありますが曇りや雨の日が多いです。また、引き続き台風の動向に注意が必要と思います。以下に気象庁の9/25の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <9/26(月)>トラフ(上空の気圧の谷)が東北南部を通過するため、そのすぐ南側で秋雨前線が顕在化します。全国的に雲が広がりやすく、前線付近では大気の状態が不安定になるため、落雷、突風、急な激しい雨にご注意ください。前線から遠い北海道、東北北部、九州は晴れる見込みです。沖縄の先島諸島では台風17号が接近しますので、ご注意ください。 <9/27(火)>トラフは東に抜けて秋雨前線は不明瞭化しますが、東北に潜在的な前線帯が残ります。その影響で東北は雲が広がりやすく、雨が降るところがあります。北海道と東日本は高気圧に覆われて晴れ、西日本と沖縄・奄美は台風17号や高気圧縁辺の湿った空気の影響で雲が広がりやすく、先島諸島では台風17号の影響で大雨になる恐れがあります。 <9/28(水)>次のトラフの接近に伴い、秋雨前線が再び顕在化しながら日本海を南下します。そのため、全国的に広い範囲で雨になります。 <9/29(木)>トラフは東に抜けて、日本海を弱いリッジ(上空の気圧の尾根)が進みます。北日本はコウキアツに覆われて晴れますが、秋雨前線が弱まりながらも南岸に停滞するため、東・西日本は曇りや雨のところが多いです。沖縄・奄美は前線の南側となって、高気圧に覆われて以降、晴れの日が多い見込みです。 <9/30(金)~10/1(土)>秋雨前線はやや北上して、西日本から東日本の日本海側付近に停滞、台風17号からの湿った空気の影響で前線の活動が活発になる見込みです。日本海側を中心に大雨になる可能性があります。 <10/2(日)>引き続き秋雨前線は本州付近に停滞、北日本と縄・奄美はで晴れる他は、曇りや雨の予想になっています。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:9/27-9/29、下段:9/30-10/2の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域  【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い   台風17号の次にも台風が予想されていますが、まだ日々の予想の変動が大きく、予想が非常に不確実な段階であることをお断りした上でECMWF(欧州中期予報センター)の10/4の21時の予想図を添付いたします。日本の南海上に台風になりそうな熱帯低気圧が予想されています。その両側にも台風の卵があります。    NOAAもいくつかの熱帯擾乱を予想していますが、10/8の15時の予想図で九州に接近、その後は西日本から東日本を縦断する予想をしています。ただし、予想の日々の変動が大きいです。いずれにしても、今週末には次の台風の動向もはっきりしてくると思いますので、今後の動向に注意と思います。

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  • 24 Sep
    • 【3か月予報・寒候期予報】11月頃から大陸の高気圧が強まり、「北暖西寒」傾向。西回り寒波に注意

      本日、2回目のブログ更新は、来年の2月までの季節予報についてです。ラニーニャの影響で海洋大陸付近の対流活動が活発なため、大陸で偏西風が平年より北に蛇行してシベリア高気圧が強まる傾向です。偏西風の流れは日本の東で南に蛇行するため、北日本は気圧の谷になりやすく低気圧の影響を受けやすいです。大陸からシベリア高気圧が南東に張り出すため、沖縄・奄美と西日本で低温傾向となり「西回り寒波」が予想されます。北日本は低気圧の影響を受けやすいですが、気温が高めのため多雨傾向ですが降雪量は平年並みの予想です。以下、発表されている概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 3か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)気象庁HP 寒候期予報 (地方、要素を選択してくださいね)※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図 にあります。 <10月>海洋大陸だけでなく、西太平洋熱帯域の全域の海水温が高いため、日本の東で偏西風が南に蛇行せず、偏西風は日本付近で平年より北を流れます。そのため、気温は全国的に高めの予想です。沖縄・奄美は南からの湿った空気の影響で平年より晴れの日が少なく、その他の地方ではほぼ平年並みのお天気の見込みです。 <11月>対流活動が活発なエリアが海洋大陸付近に限定されることによって、大陸で偏西風の流れが北に蛇行、日本の東で南に蛇行する流れになります。大陸ではシベリア高気圧が次第に強まり、南東に張り出す見込みです。東日本以西では10月までの高温傾向は解消されて平年並みになり、沖縄・奄美と西日本を中心に大陸からの寒気が入りやすくなってきます。中部山岳でも日本海側を中心に一時的に冬型気圧配置が強まる時期があると考えられますので、入山される方は装備を万全に準備をお願いします。 <12月>11月より大陸の高気圧は強まり、南東への張り出しも強まります。沖縄・奄美と西日本はを中心に11月より更に寒気の影響を受けやすい予想です。中部山岳も日本海側の山を中心に西回り寒波による降雪がありそうです。北日本と東日本の気温はほぼ平年並みの見込み。 <12~2月>気圧配置は12月と同様の状況が続きます。沖縄・奄美と西日本を中心にシベリア高気圧の張り出しが強く、低温傾向で山陰と近畿日本海側では平年より多雪傾向。北日本は低気圧の影響を受けやすく、気温が高めのため多雨傾向ですが降雪量は平年並み。東日本は冬型気圧配置になって寒気の影響を受ける時期がある見込みですが、北半球全体の気温が高めのため平均的には平年並みとしています。「西回り寒波」に注意と思います。 【地上平均気温】上段:左から10月、11月、12月の予想下段:寒候期(12~2月)の予想暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい  【3か月予報 降水量】左から10月、11月、12月の降水量   【寒候期予報 降水量・降雪量】  【3か月予報の気圧配置の説明】  【冬(12~2月)の気圧配置の説明】

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    • 【1か月予報】海洋大陸の対流活動が活発なため、暖かい空気に包まれやすいが台風の発生は続く。

      今朝6時の実況天気図では、北海道の東の低気圧から西・東日本の太平洋側沿岸に秋雨前線が伸びていて、下層では日本海の移動性高気圧の乾燥した冷たい空気と太平洋からの暖かく湿った空気とがぶつかり合って雲ができやすい状況になっています。上空500hPaにはこの時期としては強い-9℃の寒気が入っていますので、下層暖湿気と上空寒気によって前線の近くや山沿い・内陸部では大気の状態が不安定となり、明日25日にかけて落雷や突風、急な激しい雨に注意が必要です。   昨日9時に発生したマリアナで熱帯低気圧から変わった台風17号Megi(メーギー:韓国でナマズの意味)は、今のところ大陸に向かって進む見込みです。この進路の場合、台湾は再び台風の被害を受ける可能性が高いです。その先は中国の厦門(アモイ)です。日本とも繋がりが深いですので、大きな被害が出ないことを祈ります。ECMWF(欧州中期予報センター)やNOAA(アメリカ海洋大気局)は、この後にも10月初めに台風18号が発生する予想をしています。詳細は明日の週間予報の記事で解説いたします。   さて、木曜日に更新されている気象庁の1か月予報によりますと、海洋大陸の海水温が高く対流活動が活発なため、日本付近で偏西風が平年より北側を流れて暖かい空気に包まれやすい見込みです。海洋大陸の対流活動が活発なことは、台風の発生がこの先の1か月は続きそうだということでもあります。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1週目(9/24-9/30)>500hPa天気図では日本の南海上でサブハイ(亜熱帯高気圧)が強く、ロシア東部の寒冷渦との間で北日本付近まで南北の気温差が大きくなる。そのため下層では上空の等高度線の密集域のすぐ南の西・東日本付近が前線帯となって、秋雨前線が停滞します。ただし高気圧に覆われて晴れる日もあり、真夏日になるところもある見込みです。沖縄地方は27日にかけて台風17号の影響で大しけや荒れた天気になるところがあります。気温は全国的に高めで、北海道を除いた地方で、27日頃からの約1週間について気温が平年よりかなり(10年に一度の頻度)高くなる確率が30%以上として警戒を呼び掛けています。お天気の流れの詳細は、明日の週間予報の記事で解説いたします。 <2週目(10/1-10/7)>日本付近で偏西風が平年より北に蛇行して流れるため、全国的に南からの暖かい空気に包まれやすいです。東日本以西では、平年に比べて気温がかなり高くなる可能性があります。秋雨前線の位置は東シナ海から西日本付近と予想されていて、沖縄・奄美と西日本は低気圧(台風も含む)や前線の影響で、平年に比べて晴れの日が少ない見込みです。北日本と東日本は平年並みの天気の予想になっています。 <3・4週目(10/8-10/21)>引き続き海洋大陸の対流活動が活発なため、日本付近で偏西風の流れは北に押し上げられる見込み。地上天気図(添付図)では日本の南で平年より気圧が低くなっていて、台風の影響が予想されていると考えられます。しかし、気象庁では数値予報の不確実性を考慮して、全国的に平年並みの予報を出しています。気温はやや高温傾向の予想です。    【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい  【降水量・日照時間】1か月平均  【850hPa気温推移】1か月予報 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が9月21日で、その左側は実況、右側は予想

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  • 18 Sep
    • 【週間予報】台風16号と秋雨前線に注意。秋雨前線が停滞、曇りや雨の日が多い。まだ台風の発生続く。

      強い台風16号Malakas(マラカス)は15時現在は東シナ海にあって中心気圧950hPa、今朝、北東に進路を変えて西日本に向かって進んでいます。台風が北東に転向開始してから進路予想のパラツキが小さくなり、予報円の半径も小さくなってきました。西日本にかなり接近して、東日本太平洋側に進む可能性が高いです。西日本は九州を中心に風速25m/s以上の暴風域に入る確率が高く、また接近前で台風から離れていても秋雨前線の影響で西・東日本では大雨になる恐れがあります。気象庁から今夕に「台風第16号に関する情報 第64号」が発表されており警戒を呼び掛けています。今後の気象情報に十分にご注意ください。    さて、本日の気象庁の週間予報資料、各国の予報資料によりますと、今週は本州付近に秋雨前線が停滞するため曇りや雨の日が多いです。そして、まだこれから9月末までに台風が発生する可能性が出てきました。以下に気象庁の9/18の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 9/19(月)台風16号は東シナ海を北東に進み、奄美地方に接近します。秋雨前線は西日本から東日本太平洋側に停滞、前線付近は大気の状態が非常に不安定となり、局地的に激しい雨が降り、大雨になる恐れがあります。気象庁からは「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第3号」を発表、土砂災害などに警戒を呼び掛けています。登山などのレジャー、お出かけの予定の方はご注意ください。北日本は気圧の谷となる北海道東部を除いて高気圧に覆われて晴れの予想です。沖縄・奄美は台風の影響で雲が広がりやすいです。今週の沖縄・奄美は以降、台風や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多いです。 9/20(火)台風16号は九州に上陸、または九州南岸をかすめ、西日本または西日本南岸を北東に進みます。秋雨前線の位置は台風の位置に合わせて、台風のすぐ北側に移動するため、台風が南岸を進む時は南岸付近まで南下、本州を縦断する時は本州付近になります。したがって、秋雨前線付近の大雨になる範囲が台風の進路によって変わりますので、最新の気象情報をご確認ください。現時点では大雨になるエリアはかなり不確実です。北日本は前線の影響を受ける東北南部太平洋側を除いて、高気圧に覆われて晴れ。 9/21(水)台風16号は東日本太平洋側または南岸を北東に進みます。この時点では温帯低気圧に変わっている可能性も十分あります。台風や秋雨前線の影響で、北日本を除いて曇りや雨の予想です。東日本は台風や前線の状況によっては大雨になる恐れがありますのでご注意ください。 9/22(木)~9/23(金)台風16号(または温帯低気圧)は22日には日本の東に抜けそうですがまだ不確実です。本州付近に秋雨前線が停するため、全国的に曇りや雨の天気の予想になっています。 9/24(土)~9/25(日)移動性高気圧が北日本を通過、北日本と西日本を中心に晴れる見込みです。東日本は秋雨前線の影響で雲が広がりやすいです。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:9/20-9/22、下段:9/23-9/25の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域   【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い     昨夜までは9月末まで台風発生の気配がなかったのですが、今日になってECMWF(欧州中期予報センター)、NOAA(アメリカ海洋大気局)ともに9月の終わり頃に台風の発生を予想し始めています。まだ不確実な段階であることをお断りした上で、ECMWF(上)とNOAA(下)の9/28朝の予想図を添付いたします。予想がほぼ一致しているのは注目に値すると思います。今後の動向に要注意です。

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  • 17 Sep
    • 【1か月予報】前半を中心に全国的に暖かく、西日本と沖縄・奄美は多雨傾向。台風の頻発いつまで?

      強い台風16号Malakas(マラカス)は、8時現在は中心気圧935hPaで与那国島の南をゆっくりと北上中。予報円の半径は気象庁、米軍とNOAA(アメリカ海洋大気局)共同運用のJTWCともに非常に大きく予想はまだ非常に不確実ですが、西日本は20~21日頃、東日本は21~22日頃、北日本は22~23日頃(気象庁GSMモデル)に影響が出そうです。明日の週間予報の記事で最新情報を解説いたします。   さて木曜日に気象庁から発表されている1か月予報によりますと、日本の南東海上で太平洋高気圧が強く、太平洋高気圧の縁辺から暖かく湿った空気が入りやすいため、前半を中心に暖かく、西日本と沖縄・奄美は多雨傾向の予想です。台風の頻発がいつまで続くかも焦点と思います。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1週目(9/17-9/23)>台風16号の動向によって予報が大きく変動するします。期間を通じて秋雨前線が本州上空に停滞するため、台風16号の影響の大小にかかわらず西日本と東日本を中心に全国的に曇りや雨の日が多いです。気温は寒気の影響を受ける前半の北海道を除いて全国的に高めの予想です。気象庁からは高温に関する異常天候早期警戒情報が発表されていて、関東甲信は9/21頃からの約1週間、東北は9/22頃からの約1週間、北海道は9/23頃からの約1週間、について平年よりかなり気温が高くなる(2℃程度)確率が30%以上として注意を呼び掛けています。 <2週目(9/24-9/30)>寒帯前線ジェット気流が日本付近で平年より北に流れる影響で、日本付近は上下層ともに暖かい空気に包まれ、移動性高気圧に覆われやすい。全国的に周期的な天気の変化の予想で、気温は高め。NOAAの384時間先の予想図では、今のところ9月末までは台風16号に続く熱帯擾乱は予想されていません。ただし1週間以上先の予想は不確実ですので、今後変わってくる可能性があります。 <3・4週目(10/1-10/14)>引き続き日本付近のジェット気流は平年より北を流れる予想ですが、予想の不確実性を考慮して、ほぼ平年並みの天気(周期的な天気の変化)の予想になっています。気温はやや高め寄りの予想です。   【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい   【降水量・日照時間】1か月平均  【850hPa気温推移】1か月予報 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が9月14日で、その左側は実況、右側は予想     既に3か月予報資料が一般にも公開(SunnySpotで見れます)されていますが、それによるとまだしばらくは台風の動向に警戒が必要と思います。10月の熱帯の予想図では、海洋大陸からフィリピンの東までの海水温が高く(上)、多雨(中)、対流活動により上空発散(下)の予想で、この海域でまだ台風の発生が続く可能性が高いと思われます。   3か月予報資料でもう一つ気になるのは、11月頃からアリューシャン低気圧、シベリア高気圧ともに平年より強い予想(上)ですので、中部山岳は低気圧の通過後に一時的に季節外れの冬型気圧配置になる可能性があります。寒波は西回りで、中部山岳付近まで入りそうです(下)。あくまで月平均の予想ですので、おそらくこの傾向が10月後半から現れる可能性があるとみています。10月は条件によってはもう冬山の世界ですので、装備や準備を万端にお願いします。

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  • 11 Sep
    • 【週間予報】秋雨前線の活発化と台風の動向に注意。

      昨日の9/10 15時にフィリピンの東で熱帯低気圧から変わった台風14号は、中心気圧930hPaまで発達して台湾にかなり接近した後、大陸に向かう可能性が高くなっています。日本の気象庁、米軍とNOAA共同のJTWC、欧州ECMWFともに予想は揃ってきました。しかし、大陸をかすめて西日本に向かう可能性はまだゼロではありません(約15%の確率で大陸に上陸せずに日本付近に向かう予想)ので、引続き動向には注意が必要です。また、台風が向かう台湾や華南は日本人とも縁が深い地域ですので、大きな被害が出ないことを祈っています。日本に被害が出ないからと言って、台風に「西に行け」などは決して口にしてはならない言葉と思います。   さて、本日の気象庁の週間予報資料、各国の予報モデルによりますと、今週は秋雨前線が停滞するため全国的に曇りや雨の日が多いです。また、冒頭のように台風14号が日本付近に接近してくる可能性も残っていますので注意が必要です。ECMWFによると来週初めに次の台風が発生する可能性がありますので、こちらも動向に注意です。以下に気象庁の9/11の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <9/12(月)>トラフ(上空の気圧の谷)が黄海から朝鮮半島に進み、秋雨前線が顕在化します。秋雨前線に近い東・西日本は後半は大気の状態が不安定になり、局地的に激しい雨が降る恐れがあります。北日本は、高気圧に覆われる北海道と東北北部は晴れ、前線に近い東北南部は後半は雨が降りやすいです。沖縄・奄美も北部ほど秋雨前線の受けやすいです。 <9/13(火)>トラフの接近・通過によって秋雨前線の活動が活発化します。東北から西日本まで、秋雨前線の影響で広い範囲で雨が降ります。前線が停滞する東・西日本は前日からの降水によって大雨になる恐れがあります。最新の気象情報にご注意ください。北海道と沖縄方面は高気圧に覆われて晴れるところもある予想になっています。 <9/14(水)~9/15(木)>秋雨前線は次第に南下する見込み。14日は東北から西日本で雨が降るところが多く、15日は前線に近い東日本太平洋側と九州南部で雨が残る見込み。その他の地方では曇りのところが多いですが、北海道と沖縄・奄美は高気圧に覆われて晴れるところもあります。沖縄地方は台風14号の進路によっては荒れた天気になる恐れがありますのでご注意ください。 <9/16(金)>本州付近は弱いリッジ(上空の気圧の尾根)になり、秋雨前線の活動は弱まります。全国的に雲が広がりやすいですが、前線から遠い日本海側では晴れるところもある見込みです。 <9/17(土)~9/18(日)>17日に次のトラフが日本付近に進んでくるとともに秋雨前線は北上します。全国的に雲が広がりやすく、前線に近い東・西日本の太平洋側を中心に雨が降ります。北海道も低気圧の通過によって雨が降るところがあります。18日はトラフの通過とともに秋雨前線は南下しますが、湿った空気の影響で全国的に雲が広がりやすいです。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:9/13-9/15、下段:9/16-9/18の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域  【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い    まだ予想が非常に不確実な段階であることをお断りした上で、ECMWF(欧州中期予報センター)による9/20夜の予想図を添付いたします。地上天気図(上)では日本の南に台風を予想、500hPa天気図(下)ではサブハイ(亜熱帯高気圧)の日本付近への張り出しが弱まりますので、日本付近に接近してくる可能性がありそうです。今後の動向に要注意と思います。

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  • 10 Sep
    • 【1か月予報】東・西日本の太平洋側を中心に秋雨前線の影響。今後も台風の頻発は続きそう。

      台風13号が温帯低気圧に変わりながら日本付近を通過して、気圧の谷の影響を受ける北日本の日本海側を除いて、爽やかな秋空が広がっているところが多いです。明日の日曜日は秋雨前線が南岸付近まで北上するため、全国的に雲が広がりやすい天気になります。また、早くも次の台風14号(予定)が明日の夜までにフィリピンの東で発生する見込みです。気象庁の予報モデルでは大陸の方に向かう可能性が高い予想ですが、ECMWF(欧州中期予報センター)やNOAA(アメリカ海洋大気局)などの海外モデルでは西日本に上陸する予想をしています。まだ非常に予想が不確実な段階ですが、今後の動向にご注意ください。明日の週間予報の記事で最新情報について解説いたします。    さて、木曜日に気象庁から発表されている1か月予報によりますと、前半を中心に日本の南東海上で太平洋高気圧が強い状態が続き、日本付近は太平洋高気圧の縁辺の湿った空気が入りやすいです。そのため、南岸に秋雨前線が停滞しやすくなり、東・西日本の太平洋側を中心に多雨傾向の見込みです。また、西太平洋熱帯域の対流活動が活発な状態が続きますので、今後もしばらくは台風が発生し、南東海上で強い太平洋高気圧の縁辺に沿って台風が日本に上陸しやすい状況が続くと思われます。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1週目(9/10-9/16)>南岸に秋雨前線が停滞、西日本から東北は曇りや雨の日が続きます。沖縄・奄美も太平洋高気圧縁辺の湿った空気の影響で曇りや雨の日が多いです。北日本は期間の半ばまでは晴れますが、終わり頃は気圧の谷の影響で曇りや雨になる見込みです。週末に台風14号予定が西日本の接近してくる可能性があります。 <2週目(9/17-9/23)>500hPa天気図では西日本が気圧の谷になって、東日本は西谷(西側に気圧の谷)の気圧配置で南から湿った空気が入りやすい。そのため、東日本の太平洋側を中心に秋雨前線の影響を受ける見込みです。その他の地方では、ほぼ平年並みの天気の予想です。ただし、台風によって予想が変わってくる可能性があります。季節予報モデルは解像度の問題から、台風の影響までは予想できません。 <3・4週目(9/24-10/7)>200hPa流線関数では日本付近はやや西谷の配置ですが、500hPa天気図ではほぼゾーナル(偏西風が西から東に吹く)の気圧配置です。そのためほぼ平年並みの周期的な天気になる見込みです。引続き台風の動向には注意が必要と思います。   【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい   【降水量・日照時間】1か月平均  【850hPa気温推移】1か月予報 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が9月7日で、その左側は実況、右側は予想    昨日の気象庁によるエルニーニョ監視速報にて「ラニーニャ現象が発生しているとみられる。今後冬までラニーニャ現象が続く可能性が高い(70%)。」との発表かぜありました。弱いラニーニャなのですが、モンスターと呼ばれるほど強いエルニーニョによる昨シーズンの暖冬には終止符が打たれる可能性が高そうです。   この気象庁の発表資料の中で気になるのは、日本の南から海洋大陸を含む西太平洋熱帯域の海水温が高く、対流活動が活発な状態が続く見込みということです。7月頃からこれまでの低温から高温に転じるとともに、一気に台風1号から13号まで発生しています。台風の発生は海水温だけては決まりませんが、一つの大きな要因であるため、今後もしばらくは台風の頻発が続きそうです。

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  • 04 Sep
    • 【週間予報】台風12号の後、日本付近を進む低気圧に注意。台風13号となる可能性も。

      コンパクトながら強い台風12号は、9時現在は枕崎市の西にあって中心気圧985hPa、強い台風ではなくなり、6時まで表示されていた暴風域もなくなりました。しかし依然として警戒は必要で、今夜から明日朝にかけて九州北部に接近・上陸の恐れがあります。最新の台風情報のご確認をお願いします。台風の進路にあたる山では大荒れの天気になりますので、ご注意ください。コンパクトなだけに、接近とともに急速に風雨が強まります。 また、台風12号と千島付近の高気圧との間から入る下層の湿った空気と、南海上から北上する寒冷渦(寒気を伴う上空の低気圧)の上空寒気によって、中部山岳は午後から大気の状態が非常に不安定になります。落雷、急な激しい雨、突風などにご注意ください。早め(午前中)の下山が無難と思います。 本日の気象庁の週間予報資料、各国の予報資料によりますと、今週は台風12号の通過後も、すっきりしない天気が続く見込みです。その大きな原因は、日本付近に予想されている前線と低気圧です。500hPa天気図では華中にトラフ(上空の気圧の谷)があって日本付近は南から湿った空気が入りやすいこと、その北にはリッジがあって日本付近の偏西風の流れの蛇行が大きくなるため同じ気圧配置が続きやすくなっています。地上では、オホーツク海高気圧が強まって、太平洋高気圧との間に前線が形成されるようです。気象庁の週間予報では日本付近を通過する低気圧は前線付近で発生する温帯低気圧としていますが、海外モデルのように熱帯低気圧または台風が通過する可能性もあります。。以下に気象庁の9/4の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <9/5(月)> 台風12号は九州北部から中国地方に進み、夜には山陰沖で熱帯低気圧に変わる見込みです。西日本から東日本は、台風12号や太平洋高気圧との間の湿った空気の影響で雨。北日本はオホーツク海高気圧からの湿った空気の影響で雲が広がりやすく、夜には日本海北部に発生する低気圧の影響で雨が降るところがあります。沖縄・奄美も湿った空気の影響で雲が広がりやすいです。 <9/6(火)> 寒冷渦と対応する地上の低気圧が中国東北区から沿海州に進み、日本付近は南から湿った空気が入りやすくなります。北日本から西日本の広い範囲で雲が広がりやすく、雨が降りやすいお天気です。沖縄・奄美も熱帯低気圧の影響で曇りや雨の天気の予想になっています。 <9/7(水)> 沿海州の低気圧が北海道付近を通過、北日本から西日本に低気圧から伸びる前線がかかります。また、西日本に別の低気圧が進んてきます。その影響で北日本から西日本は雨が降るところが多いです。沖縄・奄美も熱帯低気圧の影響で雨が降りやすいです。 <9/8(木)~9/9(金)> 低気圧は東日本から日本の東に進むとともに、前線は弱まりながら南下します。その影響で全国的に雲が広がりやすく、東日本を中心に雨が降りやすいです。9日は西日本から天気は回復傾向です。 <9/10(土)~9/11(日)> 前線が南岸に停滞するため、沖縄・奄美、北~西日本の太平洋側を中心に雲が広がりやすいです。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:9/6-9/8、下段:9/9-9/11の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 今週問題となるのは、気象庁の24時間予想図で台湾の東に登場する熱帯低気圧です。気象庁の予報モデルではこの熱帯低気圧を発達させておらず、本州付近を別の低気圧が通過する予想ですが、海外モデルは熱帯低気圧が南岸に進んできてある程度発達する予想をしています。 まだ予想が非常に不確実な段階であることをお断りした上で、まずNOAA(アメリカ海洋大気局)の9/18の18時の予想図を添付いたします。関東沿岸に986hPaの台風を予想しています。この後は、三陸沖から千島付近に向かう予想です。 ECMWF(欧州中期予報センター)も同様の進路ですが、こちらは9/8の21時に東北付近に台風を予想しています。500hPa天気図を見ると、千島付近のリッジ(上空の気圧の尾根)に行く手を阻まれるようです。どうなるか分かりませんが、低気圧のままであっても大雨の可能性がありますので、備えるに越したことはないと思います。

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  • 03 Sep
    • 【1か月予報】南東海上で太平洋高気圧が強く、温かく湿った空気が入りやすい。台風の影響続く?

      台風12号は8時現在、屋久島の南にあって中心気圧955hPaで強い勢力を保ったまま九州方面に向かって進んでいます。コンパクトな台風のため、接近とともに急速に風・波・雨が強まる見込みです。気象庁からは今朝「台風第12号に関する情報 第42号」を発表、「強い台風第12号は4日にかけて九州にかなり接近し、上陸するおそれがある」として「西日本を中心に、暴風に厳重に警戒し、高波、低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水やはん濫に警戒」を呼び掛けています。また、今夜の予想図で台湾の東に予想されている熱帯低気圧が、台風13号、または熱帯低気圧のまま南岸を進む可能性があります。詳細は明日の週間予報の記事で解説いたします。 今週の木曜日に気象庁から発表された1か月予報によりますと、今後の1か月は南東海上で太平洋高気圧が強く、温かく湿った空気が入りやすいです。前半を中心に全国的に気温は高めで、低気圧(台風も含む)や前線の影響を受けやすい見込みです。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1週目(9/3-9/9)> 台風12号は5日にかけて西日本に接近・通過、5日夜には山陰沖の日本海で熱帯低気圧に変わる見込みです。西日本を中心に大雨、大荒れの天気になるところがあります。台湾の東に発生しした熱帯低気圧が南岸を通過する見込みで、台風12号の通過後も沖縄・奄美、西・東日本の太平洋側を中心に曇りや雨の日が多いです。この熱帯低気圧は今のところはそれほど発達しない予想ですが、まだ不確実です。週間予報資料の地上天気図(9/5~9/10)を添付いたします。詳細のお天気の流れは明日の週間予報の記事で解説いたします。 <2週目(9/10-9/16)> 日本の南東海上で太平洋高気圧が強まり、日本付近は太平洋高気圧の縁辺の暖かく湿った空気が入りやすいです。全国的に低気圧や前線の影響を受けやすく、高気圧に覆われる時期がある東日本以外は多雨傾向。気温は全国的に高めの予想ですが、カンカン照りで暑いのではなく蒸し暑いイメージと思います。 <3・4週目(9/17-9/30)> 2週目と同じような気圧配置が続く見込みです。ただし、気象庁では予想の不確実性を考慮して、全国的にほぼ平年並みの天候を予想、引続き気温は高温傾向の予想を発表しています。 【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【降水量・日照時間】1か月平均 【850hPa気温推移】1か月予報 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が8月31日で、その左側は実況、右側は予想

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  • 28 Aug
    • 【週間予報】台風10号と寒冷渦に厳重警戒、週後半は猛暑が復活。9月上旬にも台風が接近の可能性。

      台風10号Lionrok(ライオンロック)は日本の南で中心気圧945hPa、非常に強い勢力で北東に進んでいます。台風の進路予想は予報時刻とともに東側にずれてきており、西日本に進む可能性はかなり低い一方で、暴風域を伴ったまま東北から北海道に向かう可能性が高くなってきています。進路予想は刻々と変わりますので、最新の情報のご確認をお願いします。気象庁からは台風情報で「台風の接近する地域では、大雨や大荒れ、海は大しけ」になると警戒を呼び掛けています。 また、昨日の記事でも取り上げましたが日本海の寒冷渦(寒気を伴う上空の低気圧)によって西日本は大気の状態が不安定となり、局地的に激しい雨が降る恐れがあります。寒冷渦と台風10号との間にシアライン(局地前線)が形成されて、降水が強まるようです。気象庁からは「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第3号」を発表して注意を呼び掛けています。 本日の気象庁の週間予報資料及び各国予報資料によりますと、週前半は台風10号と寒冷渦に厳重警戒、週後半はサブハイ(上空の亜熱帯高気圧)が強まり猛暑(厳しい残暑)が復活します。その後の再来週あたりに再び台風が日本付近に接近してくる可能性があります。以下に気象庁の8/28の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <8/29(月)> 台風10号は 日本の南を北東に進みます。西日本には500hPaで-9℃のこの時期としては非常に強い上空寒気が入り、下層でも台風10号の北側を回ってきた暖湿気が入るため、西日本は大気の状態が非常に不安定となって、局地的に激しい雨、落雷、竜巻などの突風の恐れがあります。北・東日本の太平洋側の地方でも、台風10号のの北側から入る湿った空気の影響で雲が広がりやすく、雨が降りやすい天気になります。台風から遠い沖縄・奄美は概ね晴れる予想です。 <8/30(火)> 台風10号は関東の東海上に進み、夜には関東から北海道に上陸する恐れがあります。台風の進路にあたる地方は厳重警戒。次第に温帯低気圧の性格を帯びるため、強風が吹く範囲が広がる可能性があります。台風から離れていても要注意です。台風から遠い沖縄・奄美と西日本は晴れるところが多いですが、寒冷渦の影響で西日本は曇ったりにわか雨が降るところがあります。 <8/31(水)> 台風10号は日本海を進み、中国東北区で寒冷渦と一体化する見込み。北日本は台風の影響で雨。東日本から沖縄・奄美は高気圧に覆われて概ね晴れる見込みです。猛暑(厳しい残暑)が復活しそうです。 <9/1(木)~9/2(金)> 日本付近は南から次第にサブハイに覆われるようになり、地上ではオホーツク海の高気圧に覆われるようになります。1日の北海道で前線がかかって雲が広がりやすい他は、全国的に晴れるところが多いです。 <9/3(土)~9/4(日)> 引き続きオホーツク海の高気圧に覆われて晴れるところが多いですが、沖縄・奄美は湿った空気の影響の影響で雲が広がりやすいです。沖縄付近に熱帯擾乱が発生する可能性があります(後述のECMWF、NOAAの予想図を参照)。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:8/30-9/1、下段:9/2-9/4の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い まだ予想の不確実性が非常に大きいことをお断りした上で、ECMWF(欧州中期予報センター)とNOAA(アメリカ海洋大気局)の予想図を添付いたします。まずECMWFの9/5夜の予想図です。コンパクトな台風を四国付近に予想しています。沖縄付近にも熱帯擾乱があります。 NOAAの9/6夜の予想図では関東の南東海上に台風が接近、後を追う熱帯擾乱も予想されています。ECMWF、NOAAともに2つの台風が発生する可能性を示唆しています。まだまだ警戒が必要と思います。

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  • 27 Aug
    • 【1か月予報・3か月予報】秋の前半を中心に残暑が厳しい。引き続き台風の動向に注意。

      台風10号ライオンロックはいったん西進して九州の南海上で停滞、再び東進を始めています。29日~30日頃に非常に強い勢力で東日本から北日本に接近し上陸する恐れがあります。まだ予報円の半径が大きく進路は不確実なため、最新の台風情報のご確認をお願いします。また、台風10号の接近前にも西日本では大雨になる恐れがあります。気象庁の48時間予想図で対馬海峡にある低気圧がくせ者です。前線を伴わない低気圧の上空には寒冷渦があることが多いです。今回も-9℃の上空寒気を伴う寒冷渦があります。寒冷渦の南東側で大雨の予想(気象庁情報)です。ご注意ください。台風情報は明日の週間予報の記事で最新情報を解説いたします。 さて、今週は水曜日に3か月予報、木曜日に1か月予報が更新されています。それによりますと、インド洋東部からフィリピン付近で対流活動が活発な状態が続くため、日本付近の偏西風は平年より北を流れるため、日本付近は暖かい空気に覆われやすいです。秋の前半を中心に厳しい残暑が続きそうです。また、南海上で対流活動が活発な状態が続くため、しばらくは台風の動向に注意が必要と思います。以下に気象庁から発表されている1か月予報、3か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) 気象庁HP 3か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図 にあります。 <1か月予報 1週目(8/27-9/2)> 29日から31日にかけて台風10号の進路によっては北日本から西日本で大雨や大荒れの天気になる恐れがあります。また、28日から29日にかけて寒冷渦の影響で大気の状態が不安定になり、西日本を中心に大雨のおそれがあります。最新の気象情報のご確認をお願いします。台風10号の通過後はサブハイ(亜熱帯高気圧)が強まるため猛暑が復活します。 <1か月予報 2週目(9/3-9/9)> サブハイ(亜熱帯高気圧)が西から張り出してきて、地上の太平洋高気圧も日本の東で勢力が強いです。一方、日本海から北日本に前線帯が形成され、太平洋高気圧の縁辺の温かく湿った空気が前線に向かって流れ込むため、前線に近い北日本では多雨傾向で平年より曇りや雨の日が多いです。気温は全国的に高く、かなり高くなるところもある見込みです。 <1か月予報 3・4週目(9/10-9/23)> 2週目に弱まったチベット高気圧は、再び平年並みに戻る見込みです。また、東海上で太平洋高気圧が強く、日本付近は東西の高気圧の谷間になる予想ですが、気象庁では不確実性を考慮してほぼ平年並みの天気の予想をしています。ただし数値予報通り南海上で対流活動が活発な状態が維持された場合は、台風の頻発は続くかもしれません。気温は全国的に高温傾向です。 <9月> 1か月予報と同様の予想です。 <10月> 9月と同様にインド洋東部からフィリピン付近の対流活動が活発なため、その北側で下降気流となってチベット高気圧が強く、日本付近の偏西風は平年より北を流れます。そのため日本付近は暖かい空気に覆われやすく全国的に高温傾向。南からの湿った空気の影響を受けやすい沖縄・奄美は多雨傾向の予想です。 <11月> 引き続き日本付近の偏西風は平年より北を流れるため、北・東日本は高温傾向。大陸からの冷たい高気圧の影響を受ける西日本と沖縄・奄美は、高温傾向が相殺されて気温は平年並み。西日本は高気圧に覆われるため少雨傾向、北日本は低気圧の影響で多雨傾向、東日本と沖縄・奄美の降水量は平年並みの予想です。 【地上平均気温】 上段:左から1週目、2週目、3・4週目の予想 下段:左から9月、10月、11月の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【1か月予報 降水量・日照時間】 【3か月予報 降水量】 左から9月、10月、11月の降水量

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  • 21 Aug
    • 【週間予報】台風9号・10号・11号に注意。今後もまだ台風頻発の可能性。

      現在、日本付近には台風9号、10号、11号の3つの台風があります。平年の台風発生数は、7月:3.6個、8月:5.9個(合計で9.5個)ですので、6月まで台風ゼロの状態から一気に頻発の状態に大きく変わったことになります。3つの台風が同時に日本付近に接近するのは珍しいと思います。 まず、台風9号Mindulle(ミンドゥル:北朝鮮の言葉でたんぽぽの意味)ですが、22日に東日本に接近し上陸する恐れがあります。23日は北日本に進む見込みです。22日は東日本(関東、東海など)で非常に強い風が吹き、大雨になる見込みです。北日本も23日にかけて台風11号、9号が相次いで接近、通過するため23日にかけて大雨になる恐れがあります。今朝6時の情報ですので、気象庁の気象情報から最新の気象情報のご確認をお願いします。 台風10号Lionrock(ライオンロック:香港の山の名前)は、西日本の南海上をゆっくりと南西に進む見込みです。後で解説しますように、発達しながら沖縄付近を通過したり、いったん南海上に進んだ後で発達しながら再び西日本に接近してくる可能性があります。今後の動向に注意と思います。 台風11号Kompasu(コンパス:星座のコンパス座から命名)は、三陸沖を北上し今夕から今夜に北海道に上陸する見込みです。北日本では22日にかけて前線が停滞する北海道を中心に雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨になる恐れがあります。また、北日本の太平洋側ではうねりを伴った高波、強風にご注意ください。 本日の気象庁の週間予報資料、および各国の予報資料によりますと、やはり今週はこの3つの台風の動向が焦点と思います。以下に気象庁の8/21の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 8/22(月) 台風11号はオホーツク海に進んで温帯低気圧に変わります。台風9号は東日本に上陸する恐れがあります。台風9号の影響で東日本から北日本は大雨になる見込みで、土砂災害、低い土地の浸水、河川の氾濫、防風、高波に要警戒です。最新の情報のご確認をお願いします。西日本の西部や沖縄・奄美は台風から遠いため晴れるところが多いです。西日本太平洋側と沖縄・奄美は台風10号の影響による高波に注意。 8/23(火) 台風9号は東日本から北日本を北上します。そのため東日本と北日本は大雨になる予想です。西日本東部は湿った空気の影響で雨が降るところがありますが西部は晴れ。沖縄・奄美は台風10号の西に進む速度が遅いため晴れるところが多いですが、引き続き高波に注意。 8/24(水) トラフ(上空の気圧の谷)の通過の影響により、北・東日本は前半に雨が残るところが多いです。日本海の高気圧に近い西日本の日本海側は晴れますが、太平洋側は台風10号による湿った空気の影響で雲が広がりやすいです。沖縄・奄美は台風10号が接近する影響で曇りや雨のところが多いです。台風10号の進路や発達度合いによって大荒れとなる可能性があり、以降の沖縄・奄美は曇りや雨の日が多いです。 8/25(木) 台風10号や東海上で強い太平洋高気圧縁辺からの湿った空気の影響で、北日本から西日本は太平洋側を中心に雲が広がりやすいお天気です。 8/26(金)・8/27(土) 前線帯が北日本をゆっくりと南下します。その影響で北日本は雨が降りやすいお天気です。東・西日本は太平洋高気圧に覆われて晴れる予想です。台風10号は北緯30度付近でほぼ停滞する見込み。 8/27(日) 前記の前線帯が北日本から西日本にかかるため、北日本から西日本まで雲が広がりやすく、北・東日本を中心に雨が降る予想になっています。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:8/23-8/25、下段:8/26-8/28の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 台風10号は南海上をゆっくりと西に進む見込みですが、その後は気象庁のGSMモデルとECMWF(欧州中期予報センター)とで予想が分かれます。いずれのモデルも台風をかなり発達させています。まだ非常に不確実であることをお断りしたうえで、まず気象庁のGSMモデルによる8/27の9時の予想図を添付いたします。沖縄付近を通過して917hPaまで発達する予想ですが、これが本当にそうなったら、沖縄方面は要注意と思います。 ECMWFはいったん南下してから、29日頃に発達しながら北上して西日本に接近する予想です。気象庁の週間予報資料の地上天気図でも、28日頃に北東に進む可能性があることを示唆しています(等圧線が楕円形になっているため)。いずれにしても、今後の動向に注意と思います。 気象庁の気象衛星画像を見ると、フィリピン付近と日本の南東海上に真っ白な積乱雲の塊があって、この付近で対流活動が活発なことが分かります。まだしばらくは台風の頻発は続きそうな感じです。

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  • 18 Aug
    • 【1か月予報】前半を中心にチベット高気圧が強く全国的に残暑厳しい。引き続き台風に注意。

      本日、気象庁から1か月予報が発表されています。その1か月予報のトップに現れる図ですが、日本中が紫色になっていて如何にも物凄い猛暑になりそうな感じですが、それは大きな誤解です。あくまで季節予報は天候を確率で表現する確率予報です。紫色は気温が高くなる確率が70%以上を意味していますが、高温の程度までは示していません。 どの程度の猛暑かは、同じく本日に発表されている異常天候早期警戒情報を見る必要があります。沖縄・奄美から東海まで高温に関する異常天候早期警戒情報が出ていて、地方をクリックして詳細を見ていただくとわかりますが、平均で平年より0.9~1.9℃高くなる確率が30%以上という意味です。そして、この異常天候早期警戒情報の気温の判断基準は10年に一度の高温ということです。それでも平均で3℃も4℃も高くなるわけではありません。その他の地方では異常天候早期警戒情報は発表されていません。このように季節予報は、その意味を正しく理解することが大切です。 また、1か月予報資料によれば、しばらくは台風や熱帯低気圧が発生しやすい状況が続きそうです。降水量偏差の予想図では、日本の南で降水量が平年より多く(白抜き)、平年よりも対流活動が活発な状態が続く予想です。以下に、以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1週目(8/20-8/26)> カスピ海のブロッキング高気圧から亜熱帯ジェット気流の南北に振動する波が伝わることによって、日本の東西でサブハイ(亜熱帯高気圧)が強く、日本海付近が気圧の谷となります。北日本は北海道を中心として西谷(西に気圧の谷がある)の配置となり、南からの湿った空気の影響を受けやすいです。また、千島の東で太平洋高気圧が強いため、東日本太平洋側を中心に太平洋高気圧縁辺の湿った空気が入りやすいです。そのため、東日本太平洋側と北日本は降水量が多めの予想です。沖縄・奄美、西日本、東日本日本海側側はチベット高気圧が強いため、平年同様に晴れの日が多い見込みです。ただし、東日本以西では熱帯低気圧や台風の影響を受ける可能性もあります。気温は西日本を中心に全国的に高めの予想です。お天気の流れの詳細は、日曜日の週間予報の記事で解説いたします。 <2週目(8/27-9/2)> 1週目とほぼ同じ気圧配置のため、2週目も同様の予想です。 <3・4週目(9/3-9/16)> チベット高気圧は平年並みとなるため、西日本を中心とする猛暑は解消の見込み。日本の東で太平洋高気圧が強い状態は続く見込みで、北日本から西日本では湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多いです。沖縄・奄美は平年同様に晴れの日が多い見込みです。引き続き気温は全国的に高めの予想です。 【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【降水量・日照時間】1か月平均 【850hPa気温推移】1か月予報 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が8月17日で、その左側は実況、右側は予想

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  • 14 Aug
    • 【週間予報】15日は北海道東部で台風6号に警戒、18日頃は台風7号が日本に接近・上陸の可能性

      台風6号が北海道の東沿岸部に向かう一方で、今朝3時にマリアナの熱帯低気圧が台風7号Chanthu(チャンスー)になりました。チャンスーはカンボジアの言葉で花の名前。台風7号は18日頃に東日本から北日本に上陸する可能性があり、今後の動向に要注意です。台風6号の方も、15日には北海道東部の山は大荒れになる恐れがありますので要警戒です。札幌管区地方気象台は今朝、「台風第6号に関する北海道地方気象情報 第4号」を発表、「台風第6号の北上に伴い、15日は太平洋側東部とオホーツク海側南部で非常に激しい雨が降り、太平洋側東部の海はうねりを伴い大しけとなる」として「低い土地の浸水や土砂災害、高波に警戒」を呼び掛けています。 さて、今週の焦点は台風7号の動向に尽きます。この台風の進路と勢力次第で18日前後の天気予報が大きく変わってきます。現時点では予想の不確実性が大きいことを念頭に置いていただいた上で、以下に気象庁の8/14の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。(注:週間予報資料の台風の位置は台風進路予想に合わせて補正してあります) 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <8/15(月)> 台風15号は北海道の東沿岸付近を通過した後、オホーツク海で温帯低気圧に変わる見込みです。冒頭に書きましたように、15日前半の北海道東部は台風の影響で大荒れになる恐れかぜありますのでご注意ください。また、日本海に発生した低気圧が東に進む見込みで、低気圧に向かって湿った空気か入るため、東北から四国・中国にかけて雲が広がりやすく雨が降る所があります。九州と沖縄・奄美は高気圧に覆われて晴れる予想になっています。 <8/16(火)> 日本付近は東西の2つのサブハイ(上空の亜熱帯高気圧)に挟まれた谷間となって、南からの湿った空気が入りやすいです。寒気を伴うトラフ(上空の気圧の谷)の影響で北・東日本は雲が広がりやすく、北日本を中心に雨が降りやすい天気です。西日本は概ね晴れますが、山沿いを中心ににわか雨が降る所があります。沖縄・奄美は東シナ海の高気圧に覆われて晴れる見込みです。 <8/17(水)~8/18(木)> 300hPaで-30℃の上空寒気を伴うトラフが停滞する影響で、北・東日本は大気の状態が不安定になります。台風7号の影響もあって、北・東日本は曇りや雨の予想です。台風の進路次第で大きく天気が変わる可能性があります。西日本は晴れるところもありますが、湿った空気の影響で曇りのところもあります。沖縄・奄美は以降、太平洋高気圧に覆われて概ね晴れが続く見込みです。 <8/19(金)~8/21(日)> 上空寒気を伴うトラフは日本付近から離れますが、日本海に下層の前線帯が形成されます。その影響で北・東日本の日本海側は雲が広がりやすいです。また、北~西日本の太平洋側も、はるか東にある太平洋高気圧の縁辺からの湿った空気の影響で雲が広がりやすいです。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:8/16-8/18、下段:8/19-8/21の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 台風7号は、17日9時に伊豆諸島近海で975hPaまで発達する予想です。現時点では72時間先の17日9時までの暴風域に入る確率予想までしか出てませんが、この後どれだけ勢力を維持して日本に接近するかがポイントと思います。気象庁の海水温データを見ると、東経140度付近は海水温が29℃ぐらいあって、平年より海水温が高めで、しかも太平洋側沿岸に近づくほど平年より高くなっています。勢力をあまり落とさずに上陸するかもしれません。今後の動向には要注意と思います。

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  • 13 Aug
    • 【1か月予報】前半を中心に全国的に気温が高め。台風の頻発が予想されるため要注意。

      気象衛星画像を見ると、日本の南東の南鳥島近海に台風6号があり、日本の南の北緯10度から20度にかけて台風の卵となる積乱雲がたくさん発生していることが分かります。この真っ白な雲の塊が渦を巻き始めると、熱帯低気圧、そして台風となります。 目下、日本付近に接近中の台風6号は、15日には北海道の東を通過する見込みです。台風の進路はまだ不確実ですが、北海道東部に上陸する可能性があります。たとえ上陸しなくても、温帯低気圧化しつつ接近してきますので、台風よりも強風域が広まる恐れがあります。知床などの道東の山だけでなく、大雪などの道央の山も注意が必要と思われます。今後の台風情報にご注意ください。 また、日本の南にも熱帯低気圧がありますが、今夜までに台風7号になる可能性が高いです。こちらも今後の動向に注意が必要です。詳細は明日の週間予報の記事で解説いたします。 さて、木曜日に気象庁から発表されている1か月予報によりますと、前半を中心に全国的に気温が高めの予想です。晴れると猛暑になることが予想される一方、日本の南で対流活動が活発になる予想で、台風の頻発が予想されるため今後の台風の動向には要注意と思います。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 1週目(8/13-8/19) 台風6号は温帯低気圧化しながら15日に北海道東岸付近を通過し、オホーツク海に進んで温帯低気圧となる見込みです。北海道は太平洋側を中心に荒れた天気になるところがありますのでご注意ください。期間の後半は湿った空気の影響で全国的に雲が広がりやすいです。また気温も全国的に高めの予想で、西・東日本はかなり高くなり35℃を超える猛暑日となるところがある見込みです。熱中症など体調管理にご注意ください。 2週目(8/20-8/26) 北日本は西谷(日本の西の気圧の谷がある)の気圧配置のため、南からの湿った空気の影響を受けやすく平年より晴れの日が少ない見込みです。日本に南の対流活動が活発な領域が少し西にシフトするため、1週目より太平洋高気圧の西への張り出しが強まって西日本日本海側と東日本は平年より晴れの日が多い見込み。西日本太平洋側は平年同様に晴れの日が多いです。沖縄・奄美は、湿った空気の影響で平年に比べて晴れの日が少ない見込みです。気温は全国的に高めの状況が続きます。台風の発生も予想されますので、動向には引き続きご注意ください。 3・4週目(8/27-9/9) 日本の南の北緯20度付近で対流活動が活発な状態が続き、沖縄・奄美はその湿った空気の影響で平年より晴れの日が少ない見込みです。東日本日本海側と北日本は平年同様に周期的な天気の変化、東日本太平洋側と西日本は平年同様に晴れの日が多い見込みです。引き続き全国的に高温傾向の予想で残暑が厳しそうです。 【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【降水量・日照時間】1か月平均 【850hPa気温推移】1か月予報 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が8月10日で、その左側は実況、右側は予想

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  • 07 Aug
    • 【週間予報】太平洋側沿岸の山で台風5号注意。その後は猛暑続くも、複数の台風発生か?

      今日は二十四節気の「立秋」、暦の上では秋の気配が訪れる時節です。しかし、兵庫県の豊岡で38.2℃を記録するなど、全国の気象庁の観測点のうち131地点で35℃を超える猛暑日となっています。 その一方で日本の南の北緯20度付近で対流活動が活発になってきて、7月に入ってから台風1号から5号までハイペースで発生しています。目下の台風5号は上陸する可能性は低く、日本の東海上を北上する見込みです。ただし、現時点の気象庁の予想では勢力を維持したまま北上するため、東・北日本の太平洋側沿岸部では大しけになる見込みですので、海のレジャーは要注意、登山でも沿岸部に近い山では北寄りの非常に強い風が吹く恐れがありますのでご注意ください。特に台風の進路に近い知床などの道東の山は要注意と思います。 さて、本日の気象庁の週間予報資料、各国の予報資料によりますと、北緯20度付近で対流活動が活発な状態が続くため、そこで発生した上昇気流が北側で下降気流となって日本付近で太平洋高気圧が強まる見込みです。各地で厳しい暑さとなり35℃を超える猛暑日となるところもある見込みです。しかし、海外の予報モデルではお盆の頃には複数の台風が発生する可能性があり、その一つがお盆過ぎに日本付近に接近してくる可能性があります。いよいよ台風シーズン入りですので、台風の動向にはご注意ください。以下に気象庁の8/7の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <8/8(月)> 北日本を寒冷前線が通過、初めは晴れているところも前線の接近通過に伴い大気の状態が不安定となり、北海道では雷を伴う激しい雨や突風の恐れがあります。台風5号が関東の南東海上に進む影響で、東・北日本の太平洋側では湿った空気が入りやすく雲が広がりやすいです。海上ではうねりや風が強まってきます。西日本は高気圧に覆われて晴れ。沖縄・奄美は熱帯低気圧の影響で曇りや雨のところが多いです。 <8/9(火)> 台風5号は関東の東から三陸沖に進みます。その影響で北日本は雲が広がりやすく、雨が降るところがあります。台風の強風によって海上では大しけになるところがあります。台風の進路によっては、中部山岳の太平洋側沿岸に近い山や東北の山でも強風が吹く恐れがありますのでご注意ください。西日本は高気圧に覆われて晴れ。沖縄・奄美は熱帯低気圧の影響で雲が広がりやすく、雨が降るところがあります。 <8/10(水)> 台風5号は千島近海に進み、北日本を通過するトラフ(上空の気圧の谷)と一体化します。北日本は台風5号とトラフの影響で雲が広がりやすく、雨が降るところがあります。台風の進路しだいでは、知床などの道東の山は大荒れになる恐れがありますので、今後の気象情報にご注意ください。サブハイ(亜熱帯高気圧)が西日本から東日本を覆うため、西・東日本は晴れて暑くなります。沖縄・奄美は、太平洋高気圧縁辺の湿った空気の影響で、沖縄地方を中心に週末まで雲が広がりやすい天気が続きます。 <8/11(木)~8/14(日)> サブハイが日本付近を帯状に覆うため、北日本から西日本は晴れて猛暑が続きます。夏山には最適な天気と思います。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:8/9-8/11、下段:8/12-8/14の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 台風5号の通過後はお盆頃まで猛暑が続く見込みですが、海外の予報モデルではお盆頃に南海上に複数(最大4個)の台風の発生を予想しています。まだ非常に不確実であることをお断りした上で、ECMWF(欧州中期予報センター)の8/16の予想図を添付いたします。北緯20度から30度の間に台風や台風の卵が4つ並んでいます。 NOAA(アメリカ海洋大気局)の予想図によりますと、このうちの一つがかなり発達して日本に接近する可能性があるようです。NOAAの8/20の予想図では、924hPaの強い勢力で西日本に接近しています。今後の台風の動向にはご注意ください。

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  • 05 Aug
    • 【1か月予報】前半を中心に夏らしい猛暑。台風が頻発しそうなので要注意。

      7月初めに台風1号が発生して以来、ここ1か月の間に5号までハイペースで台風が発生しています。その原因は北緯20度付近の海水温が上がってきて対流活動が活発になってきていることにあると思います。添付のNOAAによる1か月の海水温の変化解析図によりますと、東経90度から160度の全域にかけて、北緯20度付近の海水温度が上がってきています。海水温の上昇とともに、この付近の対流活動が活発になってきて、この海域でいつ台風が発生してもおかしくない状況になっています。今後しばらくはこの状況が続くようですので要注意と思います。 以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1週目(8/6-8/12)> 台風5号が8日から10日にかけて日本の東海上を北上。今のところ台風は上陸しない見込みですが、地上では北日本太平洋側、山岳では東・北日本の太平洋側で強風となる恐れがあります。北・東日本は台風が接近しながら通過するタイミングで曇りや雨の天気になります。それ以外は、北日本から西日本は晴れて暑い日が続く見込みです。特に西日本は35℃を超える猛暑日となるところが多い予想です。熱中症などの体調管理にご注意ください。沖縄・奄美は北緯20度付近の対流活動活発域による湿った空気の影響で平年より晴れの日が少ない見込みです。 <2週目(8/13-8/19)> 北緯20度付近の対流活動がさらに活発になり、その上昇気流が北側で下降気流となってチベット高気圧を強め、日本付近への張り出しも強まります。そのため、東・西日本日本海側は平年より晴れの日が多く、太平洋側は平年同様に晴れの日が多い見込みです。北日本は気圧の谷の影響で、沖縄・奄美は湿った空気の影響で平年より晴れの日が少ない見込みです。気温は1週目に続いて全国的に高めの予想です。 <3・4週目(8/20-9/2)> 2週目とほぼ同様の天気の傾向です。気温は全国的に高めの予想です。 【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【降水量・日照時間】1か月平均 【850hPa気温推移】1か月予報 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が8月3日で、その左側は実況、右側は予想

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  • 31 Jul
    • 【週間予報】前半は2つの高気圧の谷間で不安定、後半は広く高気圧に覆われる。台風の動向に注意。

      昨日18時にフィリピンの東で熱帯低気圧が台風4号Nidaニーダになりました。ニーダはタイの女性の名前です。この台風は大陸に向かう予想で日本には直接の影響はありませんが、台風の上昇気流が日本付近で下降気流となって太平洋高気圧を強める働きをします。今週の後半は日本付近は太平洋高気圧に広く覆われて暑くなりそうです。 ただし、今週前半の日本付近は日本の西の高気圧と東の高気圧の谷間となって、湿った空気が入りやすく不安定になります。今日明日も気温が上がる午後の山沿いや内陸部を中心に局地的に急な激しい雨、落雷、突風の恐れがあります。中上層の風が弱いため、発達した積乱雲が同じ場所に停滞する可能性があります。登山は「早出早着」を心掛けてください。中部山岳は現在、岐阜県・長野県全域に雷注意報が出ています。 さて本日の気象庁の週間予報資料、各国の予報資料によると、前記のように前半は2つの高気圧の谷間で不安定な天気ですが、後半は広く高気圧に覆われる見込みです。海外の予報モデルでは、8月初めに発生した台風5号(予定)が日本付近に接近する可能性があるため、今後の台風の動向に注意と思います。以下に気象庁の7/31の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <8/1(月)> 関東の南東海上から寒冷渦(寒気を伴う上空の低気圧)と地上の低気圧が接近、下層からも湿った空気が入って、上空寒気と下層暖湿気によって東・北日本の太平洋側を中心に局地的に非常に激しい雨になる恐れがあります。また、気温が上がる午後は全国的に山沿いや内陸部を中心に大気の状態が不安定になります。急な激しい雨、落雷、突風にご注意ください。 <8/2(火)> 寒冷渦は日本付近に停滞、下層には太平洋高気圧縁辺の湿った空気が入るため、北日本と東日本を中心に不安定な天気が続きます。西日本と奄美は高気圧に覆われて晴れるところが多いですが、沖縄は台風4号の湿った空気の影響で雲が広がりやすいです。 <8/3(水)> 日本付近は西と東の高気圧の間の谷の状態が続き、北日本と東日本は雲が広がりやすいです。西日本は西の高気圧に覆われて晴れる予想です。沖縄・奄美は以降、週末まで高気圧縁辺の湿った空気の影響で雲が広がりやすいです。 <8/4(木)~8/5(金)> 上空のサブハイ(亜熱帯高気圧)と地上の太平洋高気圧が西に張り出してくるため、上空寒気、下層暖湿気ともに解消されて、晴れるところが多いです。ただし、北日本はトラフの影響、西日本は太平洋高気圧縁辺の湿った空気の影響で雲が広がるところもある見込みです。 <8/6(土)~8/7(日)> 日本の東から太平洋高気圧が張り出して日本付近を覆います。北・東日本は晴れ、西日本も晴れますが、高気圧縁辺の湿った空気の影響で雲が広がりやすいです。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:8/2-8/4、下段:8/5-8/7の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 気象庁の48時間予想天気図で日本の遥か南海上に予想されている低圧部(L)が問題の熱帯擾乱です。気象庁の数値予報ではそれほど発達しない予想になっていますが、海外の予報モデルでは台風となって日本付近に接近する可能性があるようです。 まだ影も形もなく、予想が非常に不確実な段階であることをお断りした上で、海外の予想図を添付いたします。まず、ECMWF(欧州中期予報センター)です。8/8頃に関東南岸に接近して、8/9頃に北海道付近に向かう予想です。 続いてNOAA(アメリカ海洋大気局)の予想図です。8/12頃に東海から関東の間に上陸する予想になっています。ECMWF、NOAAともに日々台風予想の変動が大きく、まだ台風がいつ頃、どこに向かうか不確実なのですが、リスクに備えて台風の動向を監視していく必要があると思います。

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  • 30 Jul
    • 【1か月予報・3か月予報】アジア熱帯域で対流活動活発、チベット高気圧・太平洋高気圧とも強く猛暑に

      今週は月曜日に1か月予報、木曜日に3か月予報が発表されています。それによりますと8月前半頃までは湿った空気の影響ですっきりしない天気になりますが、8月後半頃からは夏らしい天気となり、9月は全国的に残暑が厳しくなりそうです。10月も全国的に暖かく、沖縄・奄美では湿った空気の影響を受けやすいです。インド洋東部からフィリピン付近にかけて対流活動が活発なため、そこからの上昇気流が北側で下降気流となって太平洋高気圧と、更に上空のチベット高気圧が強めるためです。したがって、今まで発生数が少なかった台風も、今後は秋にかけて頻発する可能性があります。6月まで発生数がゼロだった今年の台風も、7月に入ってすでに3号まで発生、今夜から明日朝にかけてフィリピン付近に4号が発生しそうです。8月初めにも台風が発生する可能性があり、詳細は明日の週間予報の記事で解説いたします。 以下に気象庁から発表されている1か月予報、3か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) 気象庁HP 3か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図 にあります。 <1か月予報 1週目(7/30-8/5)> 前半は高気圧が朝鮮半島付近と日本の東との2つに割れて、その間を熱帯低気圧が接近してきます。湿った空気の影響で北・東日本は曇りや雨の日が多いです。後半は北・東日本は太平洋高気圧に覆われて晴れますが、西日本と沖縄・奄美は太平洋高気圧の縁辺の湿った空気の影響で雲が広がりやすく雨が降るところがあります。期間の終り頃に台風5号が発生して日本付近に接近する可能性があります。 <1か月予報 2週目(8/6-8/12)> インド洋東部からフィリピンの東にかけて対流活動が活発なため、沖縄・奄美と西日本は南からの湿った空気が入りやすく多雨傾向。東日本は太平洋高気圧に覆われて平年同様に晴れの日が多く、北日本も平年同様に周期的な天気の見込みです。 <1か月予報 3・4週目(8/13-8/26)> ほぼ平年同様の天候の予想で、北日本は周期的な天気の変化、東・西日本と沖縄・奄美は平年同様に晴れの日が多い見込みです。気温は北日本と沖縄・奄美を中心に高温傾向で、全国的に暑くなりそうです。 <9月> 8月に比べて更にフィリピン付近の対流活動が活発となり、インド洋東部からフィリピン付近までの対流活動が活発になります。そのため、本州付近で太平洋高気圧、更に上空のチベット高気圧ともに強まって、全国的に残暑が厳しいです。ただし北海道は秋雨前線の影響で多雨傾向の見込みです。 <10月> 対流活動が活発な領域は沖縄・奄美付近まで広がるため、太平洋高気圧の張り出しは弱まる見込みです。南からの暖かく湿った空気が入りやすくなるため、沖縄・奄美と西日本を中心に高温傾向で、全国的に気温が高めの予想です。降水量は沖縄・奄美で多雨傾向、他は平年並みの予想です。 【地上平均気温】 上段:左から1週目、2週目、3・4週目の予想 下段:左から8月、9月、10月の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【1か月予報 降水量・日照時間】 【3か月予報 降水量】 左から8月、9月、10月の降水量

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  • 24 Jul
    • 【週間予報】前半は北冷西暑。後半はアリューシャン南の高気圧とサブハイが合体、暑さが戻る

      今朝3時に南鳥島近海で熱帯低気圧が台風2号(Lupit:ルピート)に変わりました。ルピートはフィリピンの言葉で「冷酷な」という意味ですが、名前とは裏腹に日本付近に大きな影響はない模様です。海水温の低い海域を進むためそれほど発達することもなく、26日未明までには温他低気圧化した後は不明瞭になる見込みです。 さて、本日の気象庁の週間予報資料によりますと、今週前半は沖縄・奄美から西日本で太平洋高気圧が強い一方で、カムチャツカの南でオホーツク海高気圧も強く、北日本と東日本は2つの高気圧の谷間となって天候不順になります。後半はアリューシャンの南の高気圧と南シナ海のサブハイが一体となって日本付近を覆うようになって、北・東日本も暑さが戻ってくるようです。以下に気象庁の7/24の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <7/25(月)> 気圧の谷が顕在化して日本海に低気圧か発生します。日本海の低気圧に向かって南から湿った空気が入る影響で、東日本から西日本は雲が広がりやすく雨が降るところがあります。北日本は日本海側は晴れますが、太平洋側はオホーツク海高気圧からの湿った空気の影響で雲が広がりやすいです。沖縄・奄美は、湿った空気の影響を受ける奄美は曇り、他は太平洋高気圧に覆われて晴れる予想になっています。 <7/26(火)> 寒冷渦が東海上から北海道付近に向かって接近、寒冷渦は北から上空寒気を引き込みます。その一方で日本海の低気圧は下層で南からの湿った空気を引き込むため、沖縄方面を除いて全国的に雲が広がりやすく雨が降るところがあります。特に西日本と東日本では大気の状態が不安定になって、局地的に急な強い雨、落雷などの恐れがあります。 <7/27(水)> 北海道付近の寒冷渦は不明瞭化しますが、北日本から東日本に前線帯が残る見込みで、北・東日本は雨が降るところが多いです。西日本と沖縄・奄美は太平洋高気圧に覆われて晴れる予想です。以降、沖縄・奄美は晴れの日が続きます。 <7/28(木)~7/29(金)> 前線帯は不明瞭化しながら北上するため、北日本は雨が降るところが多いです。東日本にもサブハイ(上空の亜熱帯高気圧)が張り出してくるようになるため、東・西日本は晴れる見込みです。 <7/30(土)~7/31(日)> アリューシャンの南のブロッキング高気圧と南シナ海のサブハイが一体となって日本付近を広く覆う見込みです。全国的に猛暑が復活して暑くなる可能性があります。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:7/26-7/28、下段:7/29-7/31の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 今日の週間予報資料FXXN519の500hPa天気図は実に興味深いです。カムチャツカの南のブロッキング高気圧と東シナ海に中心を持つサブハイが、南東海上の寒冷渦を挟んで合体していくようです。週後半は北・東日本も天候が回復して暑い夏が戻ってきそうな感じがします。

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プロフィール

ペンギンおやじ

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山と空手とお天気が趣味で、お酒をこよなく愛するおやじです。ブログの他に、HPの空手練習日記は毎週金曜...

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