• 26 Mar
    • 【週間予報】全国的に冷たい空気に覆われやすく「花冷え」の季語がピッタリの1週間。

      昨日は21日の東京に続いて福岡でも桜開花の便りが聞こえてきましたが、今日は南岸低気圧と寒気の影響で関東甲信の内陸部で雪やみぞれ、雪にならないところでも気温が上がらず冷たい雨が降っています。明日の未明には新たな低気圧が関東南岸にできて、2つの低気圧は明日夜には東海上に進み、日本付近は冬型気圧配置になります。冬型気圧配置の時は普通は関東地方では晴れるのですが、低気圧から西に伸びる気圧の谷の影響で明日前半は雨や雪(山地)が残るところもある見込みです。気象庁は今朝「大雪に関する関東甲信地方気象情報 第1号」を発表、「関東甲信地方では27日にかけて雨や雪となり甲信地方や関東地方の山地を中心に大雪となる見込み」として「大雪による交通障害や路面の凍結、着雪、関東地方北部の山地では雪崩にも注意」を呼び掛けています。中部山岳では降雪量が多くなるところがありそうです(MSM積算降雪図を参照)。また、明日は強い上空寒気が入り大気の状態が不安定になりますので、西・東日本では山沿いや低気圧に近い地方を中心に落雷、突風、急な強い雨(中部山岳では降雪の強まり)にご注意ください。         さて、本日の気象庁の週間予報資料、および各国の予報資料によりますと、昨日の記事に書いた理由で今週の日本付近は冷たい空気に覆われやすく全国的に寒い1週間になりそうです。桜が咲くころの寒さを「花冷え」と呼び、春の季語にもなっています。今週はこの言葉がピッタリと合いそうです。以下に気象庁の3/26の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。   気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。   <3/27(月)> 2つの南岸低気圧が東海上に進み、日本付近は冬型気圧配置。低気圧から伸びる気圧の谷の影響で東北から西日本の前半は雨や雪(山地)のところが多いです。また、西・東日本の上空に500hPaで-30℃以下の強い寒気が入りますので、山沿いを中心に大気の状態が不安定となり、落雷・突風・急な強い雨(中部山岳は降雪の強まり)にご注意ください。北海道と沖縄・奄美は高気圧に覆われて概ね晴れの予想になっています。   <3/28(火)> 東シナ海の高気圧が九州の南に進んできて日本付近を覆うため、晴れるところが多いです。ただし、地上の気圧の谷が通過する影響で西日本から北日本の日本海側では雲が広がりやすく、雨や雪が降るところがあります。   <3/29(水)> 高気圧は東日本の南海上に進んで、南から日本付近を覆います(南高型)。北日本から東日本は晴れますが、西日本は高気圧の後面(西側)の湿った空気が入るため次第に雲が広がってきます。   <3/30(木)> 北日本にトラフ(上空の気圧の谷)が接近、対応する地上の低気圧が北日本に進んできます。一方、東シナ海では上空のジェット気流の強まりに対応して前線が顕在化します。低気圧と前線の影響で全国的に雲が広がりやすく雨や雪が降るところがあります。   <3/31(金)> 低気圧は北日本の東に進みますが、地上では気圧の谷が残ります。その影響で北日本は雲が広がりやすく、雨や雪が降るところがあります。東シナ海から日本の南岸には前線が停滞するため、東・西日本は雲が広がりやすく、太平洋側で雨が雨が降るところがあります。沖縄・奄美も前線の影響で雨が降りやすいお天気です。   <4/1(土)> 日本付近をトラフが通過、低気圧が東海上で発達し日本付近は冬型気圧配置。西日本は高気圧に覆われて晴れるところが多いですが、北・東日本は上空寒気や寒気の影響で雲が広がりやすいです。沖縄・奄美も前線の影響で雨が降りやすいお天気の予想になっています。   <4/2(日)> 高気圧が東シナ海に進んできて、冬型気圧配置は西から緩んできます。日本海側では寒気が残る影響で雲が広がりやすいですが、太平洋側と沖縄・奄美は高気圧に覆われて晴れるところが多いです。   ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:3/28-3/30、下段:3/31-4/2の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域     【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い

      NEW!

      6
      1
      テーマ:
  • 25 Mar
    • 【1か月予報・3か月予報】3月末まで関東甲信以南は低温傾向。5月以降は暖かい。平年並みの梅雨入り

      21日に東京から全国で最初に桜(ソメイヨシノ)開花の便りが聞こえてきました。3月に入ってから関東甲信以南で平均気温が低めになっています(上図)が、それまで暖かかったので桜前線は順調のようです。低温傾向は来週も続く予想(中図)ですが、来週は各地から桜開花の便りが聞こえてくると思います。この低温傾向の原因は東シベリアでブロッキング高気圧(下図のH)とリッジ(上空の気圧の尾根)が顕著になって、北からの寒気が東シナ海から日本の東に封じ込められやすい(ハッチングの領域)気圧配置になっているためです。いわゆる「鍋底型」の気圧配置で、厳冬期だったら日本海側の多雪地帯の山に入ると豪雪のために閉じ込められる恐れがある気圧配置です。幸い季節が進んでいて、もはや厳冬期のような寒気は南下してきませんので、地上で強い冬型気圧配置になることはありません。       さて、今週は24日に1か月予報、25日に3か月予報が発表されています。1か月予報では、3月下旬は西日本と沖縄・奄美を中心に低温傾向。桜が長持ちしそうですね。北日本は冬型気圧配置が弱く前半を中心に暖かい予想です。日本付近の上空は東谷の気圧配置で、南からの湿った空気が入りにくく低気圧が発達しにくいです。そのため東日本太平洋側と西日本を中心に平年より晴れの日が多い見込みになっています。 3か月予報では西日本以西を中心に暖かい空気に覆われやすいです。また、前半は南からの湿った空気が入りにくく、梅雨入りまでの東日本と西日本は少雨傾向になりそうです。梅雨入りと6月の降水量はほぼ平年並みと思われます。以下に気象庁から発表されている1か月予報、3か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) 気象庁HP 3か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図 にあります。   <1か月予報 1週目(3/25-3/31)> 冒頭に書きました気圧配置が原因で、北日本は寒気が入りにくく高温傾向(リッジに近いため)、東日本以西で低温傾向になります。周期的な天気の変化ですが、大崩れはしない見込みです。   <1か月予報 2週目(4/1-4/7)> 1週目の気圧配置は次第に弱まります。傾向は1週目と同じですが、西・東日本の気温は平年並みに戻る見込み。西日本は大陸の高気圧に覆われやすく、平年より晴れの日が多い予想。その他の地方では平年並みの周期的な天気の変化。   <1か月予報 3・4週目(4/8-4/21)> 日本の東に上空の気圧の谷がある「東谷」の気圧配置と大陸の高気圧の東シナ海への張り出しのため、東日本太平洋側と西日本は平年より晴れの日が多い見込み。気温は北海道でやや高温傾向の他は、ほぼ平年並みの予想です。   <4月> 1か月予報の3・4週目とほぼ同様の予想。北日本でやや高温傾向の他は平年並み。東日本太平洋側と西日本は平年より晴れの日が多い見込み。   <5月> フィリピン付近で対流活動が活発な状況が続くため、大陸で偏西風が北に蛇行、日本の東で南に蛇行。そのため日本付近では西に行くほど南からの暖かい空気に覆われやすく高温傾向。東谷が続くため、西・東日本でやや少雨傾向の見込み。   <6月> 偏西風の蛇行と東谷は解消されるが、偏西風は平年よりやや北側を流れる見込み。そのためサブハイ(上空の亜熱帯高気圧)がやや強く、全国的に暖かい空気に覆われやすく高温傾向。サブハイ縁辺の湿った空気の影響で沖縄・奄美と西日本太平洋側で若干降水量が多めの予想になっていますが、ほぼ平年並みの梅雨入りと思われます。     【地上平均気温】 上段:左から1週目、2週目、3・4週目の予想 下段:左から4月、5月、6月の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい     【1か月予報 降水量・日照時間】     【3か月予報 降水量】 左から4月、5月、6月の降水量

      8
      6
      テーマ:
  • 19 Mar
    • 【週間予報】21日の南岸低気圧で太平洋側を中心に大雨の恐れ。その後は3月末まで大崩れはなさそう。

      3/16にイタリアのシチリア島にあるエトナ山が噴火、取材に来ていたBBCのスタッフが間一髪で逃げた動画がNHKニュースで公開されています。BBCのスタッフは頭などに噴石を受けて怪我や火傷を負いながらも命には別条はないとのことです。「火山がいかに危険で予測不能かということを改めて思い知らされた。二度と繰り返したくない体験だった」‥このスタッフのTwittwe投稿のコメントは、如何に火山が予測不能で怖いかを如実に語っていると思います。エトナ山の噴火した写真には自然の驚異を感じます(下の写真では噴火に伴う火山雷が見られます)。   (撮影: Boris Behncke / Flickr) (http://www.fubiz.net/2017/03/17/unique-photographs-of-etna-vulcan-in-eruption/)           さて、本日の気象庁の週間予報資料、および各国の予報資料によりますと、今週は21日に低気圧が発達しながら南岸を通過、東・西日本の太平洋側を中心に大雨になる恐れがあります。解析すると中部山岳はそれほどの雨(標高1500m以上は湿雪)にはならないようです。ただし、海からの湿った南風や東風を直接受ける山域では降水量が増える可能性があります(末尾で解説)。南岸低気圧の通過後は一時的に冬型気圧配置となって冷え込み、中部山岳全域の3000m稜線は22日前半まで20m/sの強風が吹きますが、低気圧が東に離れながら進むため日本海側でも吹雪くことはないようです。ただし、風が強いのと、ルートの凍結には注意してください。この南岸低気圧の後は周期的な天気の変化になりますが、今のところ3月末までは大荒れになるような低気圧などは予想されていないので、天気が大崩れすることはなさそうです。以下に気象庁の3/19の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。   気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。   <3/20(月)> 日本海の高気圧が日本付近を通過し、夜には東海上に進みます。一方、東シナ海から前線が伸びてきて、夜には九州の西に前線上の低気圧が発生します。北・東日本は高気圧に覆われて晴れますが、低気圧や前線の影響で沖縄・奄美は雨のところが多く、西日本でも九州の方から雨が降り始める予想になっています。   <3/21(火)> 低気圧は発達しながら西・東日本の南岸を進み、夜には関東の東海上に進みます。低気圧や前線の影響で、雪の予想の北海道を除いて全国的に雨になるところが多いです。中部山岳でも標高1500m以下では雨と思われます。太平洋側では大雨になる可能性もありますのでご注意ください。   <3/22(水)> 初めは北・東日本は冬型気圧配置ですが、日本付近に高気圧が進んでくるため冬型は解消します。日本海側では下層寒気の影響で雲が広がりやすく、雪や雨が降るところがあります。西日本と奄美は、前半は高気圧に覆われて晴れますが、後半は高気圧が遠ざかるため雲が広がりやすくなります。沖縄は高気圧に覆われて晴れの予想です。   <3/23(木)> 上空の低気圧性の渦の影響で、東シナ海から奄美付近で前線が顕在化します。そのため、沖縄・奄美と九州南部は雨が降りやすいお天気です。西・東日本の太平洋側を中心に雲が広がりやすいです。   <3/24(金)> 西日本の南岸に低気圧が発生します。その影響で沖縄・奄美と西日本は雲が広がりやすく、雨が降るところがあります。北日本と東日本はカムチャツカの東の低気圧と南岸低気圧との間の高圧部となるため、概ね晴れる予想になっています。   <3/25(土)> 南岸低気圧が西日本の南から東日本の南に進みます。その影響で東・西日本は太平洋側を中心に雲が広がりやすいです。北日本は高気圧に覆われて晴れ。沖縄・奄美は前線が停滞するため、土日とも曇りの予想です。   <3/26(日)> 南岸低気圧が東海上に抜けて、日本付近は冬型気圧配置。日本海側を中心に雲が広がりやすいです。   ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:3/21-3/23、下段:3/24-3/26の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域     【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い         気象庁の72時間先の予想図によると、今回の南岸低気圧は西日本太平洋側と東日本太平洋側沿岸部を中心に降水量が多くなる予想です。中部山岳でも海からの湿った南風や東風が直接当たる南アルプス南部、富士山の静岡県側、秩父山系、丹沢山系で降水量が増える可能性があります。それ以外の中部山岳の山はそれほどの雨や雪にならないと思われます。       ただし、低気圧が東に遠ざかるまでは700hPa(中部山岳の3000m稜線の標高に相当)の等高度線の間隔が狭くなっていますので風が強いです。21日の夜中から22日の未明をピークとして、21日夜から22日午前中まで3000m稜線では20m/sの強風が吹くようです。雨や雪は21日夜には収まりそうですが、強風や低温(-9~-12℃)に注意して行動ください。22日午後からは風は次第に弱まりそうです。

      17
      4
      テーマ:
  • 18 Mar
    • 【1か月予報】2週目に寒の戻りがある予想だが、上方修正されそう。季節の歩みと桜前線は順調。

      昨日は東京出張の昼休みに、近くの湯島聖堂に寄りました。暖かな日差しの中で、あんずの花が青空に映えて綺麗でした。一昨日も福島県に出張だったのですが、こちらは15日の南岸低気圧の影響で雪が積もっていました。寒暖を繰り返しながらも着実な季節の歩みを感じます。         さて、木曜日に気象庁から発表されている1か月予報によりますと、前半は東シベリアでブロッキング高気圧が発達して、地上ではシベリア高気圧も強い見込みです。そのため、2週目の東日本を中心に東日本以西で低温傾向の予想になっています。しかし、最新の気象庁のGSMモデルや各国の予想資料ではそれほど低温になると思えず、おそらく上方修正されるのではないかと思います。また、前線帯が南に位置するため北日本から西日本は湿った空気が入りにくく、平年より晴れの日が多い見込みです。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。   気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。   1週目(3/18-3/24) 東シベリアでブロッキング高気圧が発達、日本付近は偏西風の流れが北から南に蛇行する東谷(ひがしだに:日本の東に上空の気圧の谷がある)の気圧配置。そのため低気圧は南岸で発生しやすく、北東ではなく東に進みやすいです。南岸低気圧は北東に進むと黒潮の暖流の上の暖かい空気や水蒸気の供給を受けて発達しやすいのですが、東に進むと発達しないことが多いです。今のところは21日の南岸低気圧は要注意。発達しながら南岸を進むため、太平洋側を中心に大雨(中部山岳は重たい湿雪)の恐れがあります。関東の東で更に発達しそうで、21日後半から次第に冬型気圧配置になって風が強まりそうです。1か月予報では北日本、九州北部、沖縄・奄美でやや暖かい予想になっていますが、最新の週間予報では全国的に初めは平年並みか平年より高く、その後は平年並みか平年より低くなる予想です。お天気の流れの詳細は、明日の週間予報の記事で解説いたします。   2週目(3/25-3/31) 東シベリアのブロッキング高気圧は弱まりながらも持続、日本付近が気圧の谷になる日本谷(本邦谷とも言います)の気圧配置で、日本付近に寒気が入りやすい配置です。ただし、北日本はブロッキング高気圧に近く、寒気の影響を受けにくいです。東日本を中心に、沖縄・奄美まで低温傾向の予想になっています。ただし、最新の気象庁のGSMモデルや各国の予報資料ではそれほど低温になる感じではないので、上方修正される可能性があります。気になる桜前線も順調なのではないでしょうか。   3・4週目(4/1-4/14) 3週目まで低温傾向が残る可能性がありますが、気象庁では予報の不確実性を考慮してほぼ平年並みの予報を出しています。       【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい     【降水量・日照時間】1か月平均     【850hPa気温推移】 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が3月15日で、その左側は実況、右側は予想

      8
      4
      テーマ:
  • 12 Mar
    • 【週間予報】14~16日に発達しながら通過する低気圧に注意。通過後は冬型気圧配置で週末まで寒い。

      日本付近は移動性高気圧が進んできて、寒気の影響と高気圧と高気圧との谷間となって雲が広がっている東北地方以外は全国的に穏やかに晴れています。この好天の今日までで、今夜には日本海に低気圧が発生、東シナ海では前線が顕在化して明日の天気は下り坂。明日は低気圧が日本海中部に進み、東シナ海の前線上に発生した低気圧が九州の南に進む見込みです。明日は低気圧や湿った空気の影響で北海道を除いて全国的に雲が広がりやすく、沖縄・奄美、九州、四国、東北太平洋側を中心に雨が降るところがありそうです。         今週は明日夜の予想天気図に登場する南岸低気圧が主役です。この低気圧が14日から16日にかけて発達しながら南岸を通過して日本の東に進みます。15日の北・東日本の太平洋側を中心に発達する低気圧の影響で荒れた天気になる恐れがあります。また、15日朝は関東地方で雪になる可能性があります。14日後半から次第に冬型気圧配置になり、中部山岳は日本海側を中心に荒れる可能性がありそうです。以下に気象庁の3/11の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。   気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。   <3/13(月)> 冒頭を参照ください。   <3/14(火)> 低気圧が発達しながら西日本南岸から東日本南岸に進みます。低気圧の通過後は西の方からから冬型気圧配置になります。低気圧から離れた北海道は概ね晴れ、低気圧に近い東北、北陸、関東は雪や雨が降り、その他の地方は曇りのところが多い予想です。   <3/15(水)~3/16(木)> 低気圧は日本の東で発達、日本付近は冬型気圧配置が続きます。15日の前半は北日本や東日本で雪や雨が降るところが多いです。西日本は太平洋側は晴れ、日本海側は雲が広がりやすく雪や雨が降るところがある見込みです。沖縄・奄美は湿った空気の影響で雲が広がりやすいです。以降、沖縄・奄美は週末まで前線や湿った空気の影響で曇りベースの天気が続きます。   <3/17(金)> 低気圧はゆっくりと東に遠ざかり、大陸から高気圧が張り出してきて冬型気圧配置は西から緩んできます。日本海側で寒気が残る影響で雲が広がりやすいですが、北日本から西日本は晴れるところが多い予想です。   <3/18(土)~3/19(日)> 概ね晴れるところが多いですが、トラフ(上空の気圧の谷)が通過する影響で雲が広がるところもある予想になっています。   ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:3/14-3/16、下段:3/17-3/19の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域     【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い         今回の南岸低気圧も関東地方で雪になる可能性があります。南岸低気圧による関東地方の雪雨判定は非常に難しいのですが、彼岸入り直前の3/15朝に雪になるリスクは想定しておいた方が良さそうです。       この低気圧が通過した後の14日後半からは次第に冬型気圧配置になります。中部山岳は日本海側の山を中心に吹雪く可能性があります。中部山岳3000m稜線付近に相当する700hPaの3/16朝の天気図では、15m/sの強風(地形によって変わります)、中部山岳北部を中心に降雪が予想される状況です。低気圧の発達はこの時期としては珍しいことではありませんが、無警戒で入山してはダメです。現地の状況に注意して適切な状況判断をお願いします。

      18
      6
      テーマ:
  • 11 Mar
    • 【1か月予報】前半の東・西日本を中心に低温傾向。後半も低温傾向は残る可能性。桜前線に影響か?

      今日は東日本大震災から6年。亡くなられた方々へのご冥福を心からお祈りいたします。津波に対してより安全な裏山や高台への避難を選択せず、多くの命が失われた大川小学校、七十七銀行女川支店、日和幼稚園の現地を訪問し、ご遺族の方に当時のお話を伺って、「想定外」をなくしたいという思いを強くしました。(写真上:石巻の後で訪問した南三陸町防災庁舎、写真下:昨年10月に石巻でお会いした日和幼稚園ご遺族の佐藤美香さんと七十七銀行女川支店ご遺族の田村孝行さん)         当時の天気図を振り返ると、東シナ海の高気圧とカムチャツカの低気圧との間で北日本中心の冬型気圧配置になっていて、宮城県の石巻では15時の気温1.4℃で冷たい雪が舞う日でした。6年後の今日は大陸から高気圧が進んできて冬型気圧配置が次第に緩み、穏やかに晴れる見込みです。明日の日曜日も高気圧圏内ですが、日本海に発生する低気圧と東シナ海で顕在化する前線の影響で、後半は次第に雲が広がる見込みです(気象庁の天気予報による)。         さて、木曜日に気象庁から発表されている1か月予報によりますと、前半の東・西日本を中心に低温傾向の予想です。WP(西太平洋)パターンと東谷(日本の東に上空の気圧の谷がある配置)によって寒気の影響を受けやすいです。後半も東・西日本の低温傾向は残る可能性があります。桜前線に影響ありそうな感じです。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。   気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。   1週目(3/11-3/17) ベーリング海から東シベリアでブロッキング高気圧が発達し500hPa高度が高く(気温が高い)、日本の東海上は500hPa高度が低い(気温が低い)気圧配置で、いわゆる負のWP(西太平洋)パターン。さらに日本付近は東谷の気圧配置でシベリアの張り出しも強いため、東日本と西日本を中心に寒気の影響を受けやすいです。関東甲信と九州南部は3/14頃からの約1週間について低温に関する異常天候早期警戒情報が発表されています。14~16日にかけて発達しながら低気圧が南岸を通過し、低気圧の中心の通過後は西から冬型気圧配置になるため、15日と16日の中部山岳は太平洋側の山を中心に大荒れになる可能性があります。最新の気象情報にご注意ください。お天気の流れの詳細は、明日の週間予報の記事で解説いたします。   2週目(3/18-3/24) 1週目と同様の気圧配置ですが、暖かい空気と冷たい空気の境目である前線帯が1週目よりも南下するため、東・西日本に加えて沖縄・奄美も低温傾向の予想です。20日前後頃に寒気のピークが来る見込みです。北日本は平年並みのお天気の予想です。西日本太平洋側は高気圧に覆われやすく、平年より晴れの日が多い見込み。   3・4週目(3/25-4/7) 3月末頃まで1~2週目にかけて続く気圧配置が残る可能性があり、東日本と西日本はやや低温傾向の予想です。東・西日本の太平洋側は高気圧に覆われやすく、平年より晴れの日が多い見込みです。     【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい     【降水量・日照時間】1か月平均     【850hPa気温推移】 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が3月8日で、その左側は実況、右側は予想

      11
      8
      テーマ:
  • 05 Mar
    • 【週間予報】6日後半から冬型が続き寒い。週末は高気圧が進んできて昇温、日曜後半は天気下り坂。

      今日は二十四節気の「啓蟄」、暖かくなって土の中に閉じ籠っていた虫が這い出てくるという意味です。その言葉通り冬型気圧配置による降雪が続いていた北海道も天気が回復しつつあります。東北から沖縄・奄美は南海上に進んだ高気圧に覆われて穏やかに晴れているところが多いです(南高型)。ただし九州南部から屋久島付近は気圧の谷(1016hPaの等圧線が北東に出っ張った辺り)になっていて雨が降っているようです。 今夜までには大陸から九州の南の気圧の谷に向かって前線が伸びてきて、前線上に低気圧が発生する見込みです。その影響で今日の後半の天気は下り坂で、次第に雲が広がり始めます。明日は日本海の低気圧と南岸の低気圧の影響で全国的に雨や雪(北日本)が降ります。下層寒気は弱いため、中部山岳南部の南アルプス3000m稜線付近を除いて雨になりそうです。夜には低気圧は東海上に進んで、西の方から冬型気圧配置になります。       さて、本日の気象庁の週間予報資料および各国の予報資料によりますと、今週は冒頭に書きましたように低気圧通過後の6日後半から10日頃まで冬型気圧配置が続き、寒い1週間になりそうです。土日の11日から12日にかけて移動性高気圧が進んできて気温が上がってきますが、12日は東シナ海で前線顕在化するため、西日本では早くも天気は下り坂の見込みです。以下に気象庁の3/5の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。   気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。   <3/6(月)> トラフ(上空の気圧の谷)が中国東北区から日本海に進んできます。対応する低気圧が南岸と日本海を進み、日本海低気圧は夜には東北を通過、南岸低気圧は関東に東に進みます。沖縄・奄美から東・西日本の太平洋側を中心に雨が降り、北日本は雪が降ります。低気圧の通過後は西の方から冬型気圧配置になっていきます。   <3/7(火)> 日本付近は冬型気圧配置が続きます。日本海側は寒気の影響で雲が広がりやすく、山陰から北では雪が降るところが多いです。太平洋側もトラフ通過や寒気の影響で雲が広がりやすい天気です。沖縄・奄美は前線帯の影響で雲が広がりやすく、雨が降るところがあります。   <3/8(水)> 北日本中心の強い冬型気圧配置。日本海側では雪が降るところが多いです。太平洋側は概ね晴れますが、寒気の影響で雲が広がるところもある見込みです。沖縄・奄美は前線帯の影響で雨が降りやすいお天気の予想になっています。   <3/9(木)~3/10(金)> 北・東日本は冬型気圧配置が続きます。この時期としては強い寒気を伴うトラフが通過するため、北・東日本の日本海側は雪が降るところが多いです。太平洋側は概ね晴れますが、寒気の影響で曇るところもあります。西日本は次第に高気圧に覆われるようになって冬型が緩んできます。10日は日本海側も含めて晴れるところが多いです。沖縄・奄美は高気圧に覆われて概ね晴れる予想になっています。   <3/11(土)~3/12(日)> 日本付近に移動性高気圧が進んできて冬型気圧配置は解消、11日は北~西日本、12日は北・東日本を中心に晴れるところが多いです。12日は東シナ海で前線が顕在化してくるため、西の方から雲が広がり、西日本の西部では雨が降り始める見込みです。沖縄・奄美は前線帯の影響で両日とも曇りや雨の天気になる予想です。   ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:3/7-3/9、下段:3/10-3/12の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域     【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い

      12
      6
      テーマ:
  • 04 Mar
    • 【1か月予報】北暖西寒。WPパターンによって北日本は暖かく東・西日本は寒気の影響を受ける時期あり

      オホーツク海に発達した低気圧があって北日本中心の冬型気圧配置。低気圧から日本海に地上の気圧の谷が伸びています。この気圧の谷が寒冷前線となって今夜までに北日本を通過します。気圧の谷や寒冷前線の影響で今日の北陸や北日本は大気の状態が不安定になります。落雷や突風、降雪や降雨の強まりに注意。 一方、大陸から高気圧が進んできて明日前半までの東日本太平洋側と西日本は好天。明日の後半は大陸から東シナ海に前線が伸びてきて、夜には前線上に低気圧が発生します。東・西日本は次第に雲が広がって、夜には九州南部で雨が降り始める見込みです。このような停滞前線の出現は、日本付近に南からの暖かい空気が入るようになってきたことの現れですので、着実な季節の歩みを感じます。       さて、木曜日に気象庁から発表されている1か月予報によりますと、「北暖西寒」の傾向になりそうです。500hPaで日本の北の高度が高く日本付近で低いWP(西太平洋)パターンのため、1か月を通じて北日本は暖かい空気に覆われやすいです。一方、東・西日本は2週目を中心にシベリア高気圧が強く低温傾向になる見込みです。3月下旬は北日本を除き平年並みですが、太平洋側は平年より晴れの日が多くなりそうです。しかし、この時期は気温の変動が大きく、低気圧が発達しやすいですので、最新の気象状況の確認が大切と思います。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。   気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。   <1週目(3/4-3/10)> 500hPaではベーリング海から東シベリアでブロッキング高気圧が発達し、日本の北で500hPaで高度が高く(気温が高い)、日本付近で高度が低い(気温が低い)、いわゆる負のWP(Western Pacific:西太平洋)パターン。そのため北日本は寒気が入りにくい見込み。東日本以西は、最新の週間予報では、6日までは気温が高めですが、それ以降は低になる見込みで、1か月より下方修正になりそうです。お天気の流れの詳細は、明日の週間予報の記事で解説いたします。   <2週目(3/11-3/17)> 負のWPパターンが続きます。北日本は寒気の影響を受けにくく高温傾向、東・西日本はシベリア高気圧が張り出して冬型気圧配置になりやすく低温傾向、沖縄・奄美は平年並みの見込みです。東日本日本海側は寒気の影響で平年より曇りや雨または雪の日が多いです。南海上で前線ができやすく、東・西日本の太平洋側では平年より晴れの日が少ない予想です。   <3・4週目(3/18-3/31)> 負のWPパターンは弱まりながらも持続。北日本は寒気の影響を受けにくく、やや高温傾向。東日本以西は平年並みの気温の予想ですが、850hPa気温推移の通り気温の変動が大きく、寒気の影響を受ける時期がありそうです。東谷(日本の東に上空の気圧の谷がある)の気圧配置のため、東・西日本の太平洋側では高気圧に覆われやすく平年より晴れの日が多い見込みです。       【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい     【降水量・日照時間】1か月平均     【850hPa気温推移】 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が3月1日で、その左側は実況、右側は予想         3/1に気象庁から今冬(12月~2月)の天気について報道発表がありました。平均的に見ると全国的に「暖冬」だったのですが、気象庁コメントにありますように「気温の変動が大きい」冬だったと言えると思います。12月は北日本、1月は北~西日本、2月は西日本と沖縄・奄美で低温になりました。特に西日本では2月に大雪になっています。「暖冬」と一口では言えないヘンテコな冬だったと感じます。

      12
      5
      テーマ:
  • 27 Feb
    • 【週間予報】春に三日の晴れなし。発達する低気圧に注意。

      日本付近は大陸からの移動性高気圧が進んできて。日本海側の一部を除いて晴れているところが多いです。明日の28日までは帯状の高気圧に覆われ、晴れて気温が上がる見込みです。帯状高気圧は春や秋に時々現れる好天のパターンですが、今回は多雪地帯の雪崩に注意です。花粉が憂鬱な天気でもあります。ただし「春に三日の晴れなし」のことわざ通り、3/1には低気圧が発生して、3/2は発達する低気圧によって全国的に天気が崩れる見込みです。       さて、本日の気象庁の週間予報資料、および各国の予報資料によりますと、「春に三日の晴れなし」のことわざ通り、低気圧と高気圧が交互に通過する周期的な天気の変化になります。春は北の寒気と南の暖気がぶつかり合う日本付近で低気圧が発達しやすい時期です。日本海低気圧の場合は通過までは気温が上がり雨(雪崩の危険)、通過後は一時的な冬型となって日本海側の山は荒れることが多いです。南岸低気圧の場合は太平洋側を中心に雨が降り、通過後はやはり日本海側の山は一時的に冬型になります。特に南岸低気圧が日本の東ではなく、三陸沖に進む時は低気圧が発達して冬型が強まるので要注意(暖流の黒潮の影響)。今回は3/2~3/3、3/8~3/9に日本海と南岸の低気圧が発達しながら日本付近を通過する見込みです。以下に気象庁の2/27の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。   気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。   <2/28(火)> 帯状の高気圧に覆われて晴れるところが多いですが、高気圧の中心が日本の東にあるため、東・西日本の太平洋側と沖縄・奄美は湿った東風の影響で雲が広がりやすいです。   <3/1(水)> トラフ(上空の気圧の谷)の接近に対応して、南岸と日本海に低気圧が発生します。その影響で、西から雨が降り始めます。沖縄・奄美、西・東日本の太平洋側を中心に雨が降る予想になっています。   <3/2(木)> 日本海の低気圧と南岸低気圧が発達しながら東に進み三陸沖で一体化、日本付近は西の方から冬型気圧配置になります。全国的に雲が広がりやすく、雨や雪が降るところが多いです。   <3/3(金)> 低気圧の発達のピークで、北日本中心の強い冬型気圧配置。西から高気圧が接近してくるため、等圧線の間隔が密集して中部山岳の稜線は一時的に風(日本海側の山は風雪)が強まる可能性があります。北日本と、東・西日本の日本海側は雲が広がりやすく、雪や雨が降るところが多いです。太平洋側は概ね晴れ。沖縄・奄美は高気圧の南側の湿った空気で雲が広がりやすいです。以降、沖縄・奄美は寒気や前線の影響で曇りの日が多い予想です。   <3/4(土)> 北日本中心の冬型気圧配置が続きますが、西日本を高気圧が通過します。北日本は日本海側を中心に雲が広がりやすく、雪が降るところがあります。東・西日本は太平洋側を中心に晴れる予想になっています。   <3/5(日)> 低気圧は衰弱し、北日本中心の冬型気圧配置は緩みます。高気圧は南岸から東海上に進み、大陸から前線が西日本に伸びてきます。その影響で全国的に雲が広がりやすいですが、北・東日本の太平洋側では高気圧に覆われて晴れるところもある見込みです。このように大陸や東シナ海から前線が伸びてくるようになると、日本付近で北からの寒気と南からの暖気がぶつかり合う季節になってきたということを意味します。春への着実な季節の歩みを感じます。   <3/6(月)> 前線上に南岸低気圧が発生。日本付近は高気圧と高気圧の間の気圧の谷となって、全国的に雲が広がりやすいです。東・西日本の太平洋側で雨が降るところがある見込みです。この南岸低気圧は日本付近ではそれほど発達せずに東海上に進む予想です。   ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:3/1-3/3、下段:3/4-3/6の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域     【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い         3/2から3/3ですが、日本海と南岸の低気圧が発達しながら日本付近を通過します。今のところは下層の寒気はそれほど強くないですが、500hPaで-30℃の寒気を伴うトラフ(上空の気圧の谷)が通過しますので、そのタイミングで中部山岳の日本海側の山は雷を伴って降雪が強まる可能性があります。         3/8から3/9の低気圧については、まだ予想が非常に不確実な段階であることをお断りした上で、3/8夜の予想図を添付いたします。今のところは日本海低気圧の方が発達して北日本を通過、中部山岳は一時的に強い下層寒気が入る見込みです。低気圧の通過前後の気温の落差が大きそうです。最新の気象情報にご注意ください。

      15
      5
      テーマ:
  • 25 Feb
    • 【1か月・3か月・暖候期予報】寒暖の波を経て平年より暖かい春へ。夏は太平洋高気圧強く猛暑の予想。

      日本付近の冬型気圧配置は緩んできていて、大陸から高気圧が張り出してきています。そのため太平洋側を中心に晴れているところが多いです。今日は沿海州の低気圧が前線を伴って夜にはサハリン付近に進み、寒冷前線が北日本を26日にかけて通過します。北日本や北陸は26日にかけて風雪や落雷・突風、降雪の強まりにご注意ください。中部山岳も北部は要注意と思います。これからの春に向かう季節は低気圧が短い周期で日本付近を通過していきますので、低気圧の動向にご注意ください。       さて、今週は木曜日に1か月予報、金曜日に3か月予報と暖候期(夏の期間)予報が発表されています。 発表されている概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) 気象庁HP 3か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) 気象庁HP 暖候期予報 (地方、要素を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図 にあります。   <1か月予報 1週目(2/25-3/3)> 北日本は北からの寒気が入りにくく北海道を中心に高温傾向。逆に沖縄・奄美は大陸からの寒気の影響を受けやすく低温傾向。3/1後半にに西日本に発生した南岸低気圧が、3/2に発達しながら南岸から三陸沖に進む見込みです。低気圧の影響で3/3にかけて全国的に大荒れ、大雨・大雪の可能性があります。ご注意ください。詳細のお天気の流れは、月曜日(次回は変則)の週間予報の記事で解説いたします。   <1か月予報 2週目(3/4-3/10)> 東シベリアにブロッキング高気圧ができる影響で、日本の北が暖かく南が寒い正のWP(西太平洋)パターンとなって、北暖西寒の傾向が続きます。東・西日本は平均すると平年並みの予想ですが、寒気の影響を受ける時期があり、寒暖の気温の変化が大きくなりそうです。これから春までの時期は平年並みでも寒暖の変化が大きい時期ですので、入山のタイミングによって登山ルート状況が大きく変わることがありますのでご注意ください。   <1か月予報 3・4週目(3/11-3/24)> 日本付近は日本の東に上空の気圧の谷がある「東谷」の気圧配置で、南からの湿った空気が入りにくく低気圧の活動は不活発な傾向。そのため、全国的に平年より晴れの日が多く、気温がやや高めの予想になっています。   <3月> 日本付近は「東谷」の傾向。気温は北日本でやや高めの傾向、北陸を除いた東日本以西で降水量は平年より少な目の傾向。その他はほぼ平年並みの予想です。   <4月> 「東谷」の傾向が続きます。気温は全国的にほぼ平年並み、降水量は西日本でやや少な目の予想です。   <5月> 「東谷」は解消し、全国的に降水量は平年並み。北半球全体の気温が高めの予想で、日本付近も西日本と沖縄・奄美を中心に全国的に高温傾向の予想です。   <6~8月> インドシナ半島からフィリピン付近にかけて対流活動が活発な見込みです。ここの対流活動と日本付近の太平洋高気圧の強さには相関関係があって、PJ(太平洋・日本)パターンと呼ばれています。このPJパターンによって今夏は太平洋高気圧の張り出しが強く、全国的に高温傾向の予想です。梅雨時、梅雨明け後ともに降水量は平年並みで、いつも通り梅雨には雨が降って夏には台風が来るということを意味します。暑い時の夏山は午後から雷が発生しやすく、雷回避のために「早立早着」の夏山の鉄則厳守をお願いします。     【地上平均気温】 上段:左から1か月予報 1週目、2週目、3・4週目の予想 中段:左から3月、4月、5月 下段:6月~8月の平均 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい     【降水量・日照時間】1か月平均     【降水量】 上段:左から3月、4月、5月 下段:6月~8月の平均

      12
      7
      テーマ:
  • 19 Feb
    • 【週間予報】気温の変動が大きい1週間。週初めと週末は冬型気圧配置。3月初めに早春寒波?

      17日に寒冷前線が通過した後、日本付近は冬型気圧配置が続いています。昨夜はトラフ(上空の気圧の谷)の通過によって関東地方平野部でも雪が舞ったようです。今日は大陸から高気圧が進んできて北日本以外は冬型気圧配置は緩みます。しかし明日20日は中国東北区にある低気圧が前線を伴って午後に日本付近を通過します。低気圧と寒冷前線の通過後は再び冬型気圧配置になって、北・東日本の日本海側を中心に風雪が強まる恐れがあります。         さて、本日の気象庁の週間予報資料、および各国の予報資料によりますと、今週は気温の変動が大きい1週間になりそうです。週初め(冒頭の通りです)と週末は冬型気圧配置が強まります。まだ不確実ですが、3月初めに早春寒波が来る可能性があります。昨年12/24のブログ記事に書きましたが今冬は気温の変動が大きい傾向があるようで、入山する時期によって登山ルートの状況が大きく変わる可能性があります。ご注意ください。以下に気象庁の2/19の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。   気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。   <2/20(月)> 冒頭に書きましたように、前線を伴った低気圧が日本付近を通過します。低気圧や寒冷前線の通過前は気温が上がり、通過後は冬型気圧配置が一時的に強まって気温が下がります。多雪地帯では気温上昇による雪崩や融雪に注意。全国的に低気圧や前線の影響で雨や雪が降るところが多いです。寒冷前線の通過前は気温が上がり、通過後は冬型気圧配置が一時的に強まって気温が下がります。多雪地帯では気温上昇による雪崩や融雪に注意。全国的に低気圧や前線の影響で雨や雪が降るところが多いです。   <2/21(火)> 日本付近は一時的に冬型気圧配置が強まりますが、夜には大陸から西日本に移動性高気圧が進んできて西から冬型気圧配置は緩みます。日本海側は前半を中心に雪。太平洋側は晴れるところが多いですが、北日本は初めのうちは雪が降りやすいです。沖縄方面も湿った空気の影響で雲が広がりやすい予想になっています。以降、沖縄・奄美は気圧の谷や湿った空気の影響で曇りの日が多い予想です。   <2/22(水)~2/23(木)> 低気圧が発達しながら、朝鮮半島付近から日本海を通って三陸沖に進みます。22日は西日本から雨が降り始めます。北・東日本の太平洋側は概ね晴れ。日本海側は寒気が残る影響で雲が広がりやすいです。23日は低気圧が通過する影響で、全国的に雨や雪が降る予想になっています。低気圧通過後は西から冬型気圧配置になります   <2/24(金)~2/25(土)> 24日は一時的に冬型気圧配置が強まります。日本海側を中心に雪や雨が降ります。25日は冬型が緩んできますが、下層寒気は強まる影響で日本海側では雪か雨が降るところがあります。太平洋側は概ね晴れの見込みです。   <2/26(日)> 日本付近は弱い冬型気圧配置が続きます。引続き下層寒気は残るため、下層寒気は強まる影響で日本海側では雪か雨が降るところがあります。太平洋側は概ね晴れ。   ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:2/21-2/23、下段:2/24-2/26の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域       【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い         まず24~26日の冬型気圧配置ですが、25日前半までは冬型が強いです。ただし下層寒気のピークは25日夜の見込みです。雪になる目安の850hPaの-6℃が九州南部まで南下してきます。26日は冬型は緩んできますが下層寒気が残るため、冷え込みが厳しいと思われます。         3月初めの早春寒波ですが、まだ予想が非常に不確実な段階であることをお断りした上で、NOAAによる3/3のAM3時の予想図を添付いたします。500hPa(上図)では極渦(北極の寒気を伴う上空の低気圧)が朝鮮半島付近まで南下する予想です。日本付近は等高度線の間隔が狭く、荒れ模様の天気です。850hPa(中図)では雪になる目安の850hPaの-6℃が九州南岸、山陰には-12℃がかかっています。地上(下図)では低気圧が発達しながら日本付近を通過、JPCZ(日本海寒気団収束帯)が山陰から北陸を指向しています。現時点ではこの寒気は 3/6頃まで停滞する予想になっています。ここまで寒くはならない感じがしますが、今後の情報に注意していきたいと思います。

      11
      11
      テーマ:
  • 18 Feb
    • 【1か月予報】2月下旬から3月初めの東日本以西は冬型強く低温傾向、気温の変動に注意。今夏は猛暑?

      今日は二十四節気の「雨水」。空から降るものが雪から雨に変わる意味で、春一番が吹くのもこの頃。気象庁は昨日に関東、北陸、四国、九州南部・奄美地方で春一番の観測を発表しています。登山では春一番は南からの暴風、気温上昇による雪崩を引き起こす現象として警戒されています。その後は一転して冬型気圧配置となって冷え込みことが多いです。 平地でも昨日は寒冷前線が通過するまでは「雨水」の言葉通り各地で雨でしたが、寒冷前線が通過してからは北・東日本の日本海側を中心に雪に変わっています。北日本中心の冬型気圧配置は明日19日にかけて続きますが、明日は移動性高気圧が進んできて西から冬型気圧配置は緩みます。明日夜には朝鮮半島付近に低気圧が発生して、20日に日本海から北日本付近に進み、通過後は21日にかけて再び冬型気圧配置になります。このような早い周期で低気圧と高気圧が交互に通過するのを見ると、「春近し」を感じます。         さて、木曜日に気象庁から発表されている1か月予報によりますと、2月下旬から3月初めの東日本以西は冬型が強く低温傾向の見込みです。昨年12/24の記事に書きましたが、今冬は気温の変動が大きい傾向があるようで、入山する時期によって登山ルートの状況が大きく変わる可能性がありますのでご注意ください。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。   気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。   <1週目(2/18-2/24)> 極渦(北極の寒気を伴う上空の低気圧)がサハリンから千島付近に南下してきます。北日本は極渦からの寒気の影響を受けやすく低温傾向。沖縄・奄美と西日本は高温傾向になっていますが、1週目の終り頃は低温傾向に変わる見込みです。20日、23日に日本海低気圧が発達しながら通過する見込みで、通過前は南から暖かい空気が入って気温が上がり、通過後は冬型となって冷え込みます。お天気の流れの詳細は、明日の週間予報の記事で解説いたします。   <2週目(2/25-3/3)> 500hPa天気図では東経90度付近がリッジ'(上空の気圧の尾根)が明瞭で、このEU(ユーラシア)パターンによって日本付近は西回りで寒気が入りやすくなる見込みです。地上でも冬型気圧配置が強く、東日本以西で低温傾向。東・西日本の太平洋側は平年より晴れの日が多く、日本海側は平年より曇りや雪または雨の日が多い予想です。北日本はほぼ平年並み、沖縄・奄美は寒気の影響で平年より曇りの日が多い見込み。   <3・4週目(3/4-3/17)> 500hPa天気図では北極の寒気が北米~大西洋~欧州の方に偏るようで、日本付近は強い寒気は入りにくい気圧配置。地上天気図でも冬型気圧配置は弱いです。しかし数値予報のバラツキが大きいため、気象庁では全国的にやや高温傾向の予報に留めています。これはあくまで平均ですので、気温の変動が大きい時期であることをご理解いただきたいと思います。     【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい     【降水量・降雪量】1か月平均     【日照時間】1か月平均     【850hPa気温推移】1か月予報 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が2月15日で、その左側は実況、右側は予想         春も近づいているということで、今夏の天気がどうなるかがそろそろ気になってきます。今月24日に気象庁から暖候期予報が発表される予定ですが、すでに暖候期予報資料が公開されています。それを見ると7月以降は太平洋高気圧の日本付近への張り出しは平年より強いように思われます。暑くなりそうな感じがします。       また、気になるのはJAMSTEC(海洋研究開発機構)が夏にエルニーニョが発生(NINO3.4)するとともに、正のインド洋ダイポールが発生(DMI)する予想をしていることです。エルニーニョの夏は天候不順になることが多いのですが、エルニーニョがすぐには日本の大気に影響しないと思われるので、むしろ正のインド洋ダイポールの影響が大きいかもしれません。インド洋東部の海水温が低下する一方、インド洋西部の海水温が上昇する現象です。このような時にはインド洋東部で下降気流となるため、その北にあるフィリピン付近で上昇気流となって対流活動が活発になります。この上昇気流が日本付近では下降気流となって太平洋高気圧を強めます。要するに正のインド洋ダイポールによって、日本は暑くなる可能性があるということです。果たしてどうなるのか監視していきたいと思います。

      11
      2
      1
      テーマ:
  • 12 Feb
    • 【週間予報】16日頃に暖かくなるが週末は発達する低気圧のため再び冬型気圧配置が強まる

      日本付近は強い冬型気圧配置が続いています。気象庁は今朝も「大雪に関する全般気象情報 第9号」を発表、12日の昼前にかけて大雪に対する警戒を呼び掛けています。この冬型気圧配置は14日頃まで続く見込みです。 今回の強い寒波によって東北から西日本の日本海側で大雪になっています。鳥取の伯耆大山(1729m)の山中にある気象庁のアメダスは263cmの積雪深さとなって、酸ヶ湯(青森県)や肘折(山形県)などの常連に加わって全国4位に入っています。面白いのはトップ10の地点で観測史上1位を記録しているのがいずれも2000年以降であることです。しかも6地点は2012年以降です。近年の温暖化の影響で偏西風の蛇行が大きくなりやすくなって、日本付近は今回のような一時的な強い寒波が南下しやすくなっているのかもしれません。       さて、本日の気象庁の週間予報資料、および各国の予報資料によりますと、今週は14日頃まで冬型気圧配置が続きます。16日頃に暖かくなりますが、週末は発達する低気圧のため再び冬型気圧配置が強まる見込みです。中部山岳は日本海側を中心に風雪が強まる恐れがありますので、最新の気象情報にご注意ください。以下に気象庁の2/5の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。   気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。   <2/13(月)> 日本付近は冬型気圧配置が続きます。日本海側を中心に雪が降りやすいお天気です。太平洋側と沖縄・奄美は晴れるところもありますが、寒気の影響で雲が広がりやすいです。   <2/14(火)> トラフ(上空の気圧の谷)の通過とともに一時的に冬型気圧配置が強まります。トラフは500hPaで-36℃の強い寒気を伴うため、日本海側を中心に雪。太平洋側も寒気の影響で雲が広がりやすく、未明から朝を中心に雪が降るところもありそうです。沖縄・奄美も寒気の影響で雲が広がりやすいです。   <2/15(水)> 前半は北日本を中心の冬型気圧配置、後半は高気圧が南海上に進んてきて冬型気圧配置は弱まります。ただし日本海に地上の気圧の谷ができるため、日本海側では雲が広がりやすく、北・東日本を中心に雪が降るところがあります。太平洋側は概ね晴れ。沖縄・奄美は晴れるところもありますが湿った空気の影響で雲が広がりやすいです。以降、沖縄・奄美は気圧の谷や寒気の影響で曇りの日が多い予想になっています。   <2/16(木)> トラフの接近とともに、対応する沿海州の低気圧が発達しながら夜には日本海北部に進みます。太平洋側は南海上の高気圧に覆われて晴れて気温が上がる(南高型)ところが多いですが、日本海側は寒気が残る影響で雲が広がりやすいです。北日本から西日本は気温が上がりますので、多雪地帯では雪崩や融雪にご注意ください。   <2/17(金)> 低気圧は更に発達しながら日本海北部からオホーツク海に進みます。日本付近は冬型気圧配置になって、日本海側では雲が広がりやすく雪や雨が降るところが多いです。太平洋側も湿った空気の影響で雲が広がりやすい予想になっています。   <2/18(土)~2/19(日)> 低気圧はオホーツク海で更に発達、日本付近は強い冬型気圧配置になります。日本海側では寒気の影響で曇りや雪、太平洋側は晴れますが寒気の影響で雪雲が流れてくるところもありそうです。   ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:2/14-2/16、下段:2/17-2/19の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域     【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い         今週末の寒波なのですが、850hPa気温推移を見ていただければ分かるように北・東日本中心の寒波です。現時点の気象庁のGSM(全球予報モデル)では今回ほどではありませんが、大雪の目安の500hPaで-36℃線が北陸付近まで南下してきます。雪になる目安の850hPaの-6℃線は九州南部から本州南海上ですので、降れば西日本でも雪になりそうです。地上天気図では17日から19日にかけて北日本から東日本までの等圧線の間隔が狭いため、中部山岳は日本海側を中心に風雪とも強まりそうです。         また予想が非常に不確実な段階であることをお断りした上で、NOAAによる25日3時の850hPa予想図を添付いたします。雪になる目安の850hPaの-6℃線が東日本の南海上まで南下する予想です。バイカル湖付近のリッジ(図の中央上部)が顕著なため、日本付近で偏西風が南に蛇行して北からの寒気が入りやすい状況です。ただし、今週末の寒波も25日頃の寒波も長続きはしない見込みです。季節の歩みは確実に進んでいると感じます。

      11
      6
      1
      テーマ:
  • 11 Feb
    • 【1か月予報】今回の強い寒波の後は北・東日本中心の一時的な寒波を繰り返しながら暖かくなる

      今朝6時の天気図で日本海北部にある低気圧は普通の普通の低気圧ではありません。今回のように寒気が強い時に、JPCZ(日本海寒気団収束帯)の中で時々できる局地的な低気圧で、Polar Low(ポーラー・ロー、極低気圧)、または寒気内低気圧とも呼んでおり、局地的に雷を伴う大雪をもたらす要注意の低気圧です。この低気圧が通過する秋田は風雪強まりそうです。気象衛星画像でもこのPolar Lowに伴う渦が明瞭です。 また6時の時点のJPCZに伴う雪雲は山陰から北陸に向かって流れ込んでおり、山陰から近畿北部で大雪になっています。今朝9時の時点で鳥取の伯耆大山(1729m)の山中にある気象庁のアメダスが220cmの積雪深さを観測しています。標高875mのところに観測器があって2月初めでも130cmの積雪でしたが、今回の寒波で10日から多量に積もったようです。こんな時は間違っても大山に入ってはダメです。過去に雪崩遭難事故が発生しています。今後、更に積雪が増えそうです。気象庁から今朝「大雪と暴風雪及び高波に関する全般気象情報 第7号」を発表して警戒を呼び掛けています。無理をしないようにお願いいたします。       さて、木曜日に発表されている気象庁の1か月予報によりますと、今回の強い寒波の後は北・東日本中心にの一時的な寒波を繰り返しながら暖かくなりそうです。ただし、2月下旬は不確定要素があってアラスカで発達する予想のリッジの動向によっては、予想より寒くなる可能性があります。NOAAは2月下旬に一時的な強い寒波を予想しています。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。   気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。   <1週目(2/11-2/17)> 強い冬型気圧配置は12日まで続いて、13日からは次第に緩みます。16日と17日は全国的に気温が上がるため、む多雪地帯では雪崩や融雪に注意。17日から18日は低気圧が発達しながら日本海北部から北海道付近を通過するため、北日本を中心に荒れた天気になる恐れがあります。低気圧の通過後は北・東日本を中心に一時的に冬型気圧配置が強まります。週末登山は低気圧と冬型の状況に注意。お天気の流れの詳細は、明日の週間予報の記事で解説いたします。   <2週目(2/18-2/25)> 極渦(北極の寒気を伴う上空の低気圧)がオホーツク海まで南下、北日本は寒気の影響を受けやすいです。地上では北日本と東日本は冬型気圧配置が強く、北日本と北陸は低温傾向。東日本のその他の地域でも一時的に強い寒気が入る可能性があります(NOAAの384時間先までの予想による)。西日本と沖縄・奄美は、大陸からの高気圧に覆われやすく、やや高温傾向の予想です。   <3・4週目(2/25-3/10)> 不確実性が大きいため、ほぼ平年並みの予想が出ています。今後、変わってくる可能性がありますので、最新の1か月予報、週間予報をご確認ください。     【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい     【降水量・降雪量】1か月平均     【日照時間】1か月平均     【850hPa気温推移】1か月予報 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が2月8日で、その左側は実況、右側は予想       2月下旬から3月上旬なのですが、北半球500hPa天気図ではアラスカでリッジが明瞭になるようです。北米中部:高度負偏差(寒い)、アラスカ付近:正偏差(暖かい)、北太平洋:負偏差(寒い)というPNA(太平洋・北米)パターンによるものです。このリッジが発達して西シベリアでブロッキング高気圧が形成されると、日本付近に寒気が入りやすくなります。バイカル湖の西でリッジができていて、日本付近に寒気が入りやすいEU(ユーラシア)パターンも見られるので、どうなるかは要監視と思います。       朗報を一つ。10日に発表されている気象庁のエルニーニョ監視速報では、1月の時点で既にラニーニャ傾向は終息、発生期間が短かったためラニーニャ認定を取り消しています。そして、夏までは平常の状態が続く可能性が高いという予報を出しています。エルニーニョ(天候不順な夏)、ラニーニャ(猛暑)のどちらでもない普通の夏が待ち遠しいですね。

      12
      4
      1
      テーマ:
  • 05 Feb
    • 【週間予報】週初めと週末に低気圧通過後に冬型気圧配置が強まる。週末の山は大雪・大荒れの恐れ。

      今日は日本海の低気圧と九州西岸の低気圧が日本付近を通過、西日本から雨が降り始めています。低気圧通過後の明日は一時的に冬型気圧配置が強まります。全国的に強風や高波に注意。東日本日本海側と北日本では大雪や雪崩に注意。西日本日本海側でもJPCZ(日本海寒気団収束帯)による局地的な降雪に注意。 ミンダナオ島の東の熱帯低気圧は、明日の朝にはフィリピンの東で中心付近の最大風速が35ノットまで発達して台風1号(風速34ノット(17m/s)以上が台風の条件)になる見込みです。日本付近の寒気が強いため、各国とも台風は日本付近には接近しない予想です。           さて、本日の気象庁の週間予報資料、および各国の予報資料によりますと、冒頭に書きましたように週初めに一時的に冬型気圧配置となり、今週の寒波の第一陣が来ます。本番は9日に二つ玉低気圧が通過した後で、週末は1月中旬の寒波に匹敵する強さの西回り寒波が来る見込みです。太平洋側でも積雪となるところがありそうです。以下に気象庁の2/5の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。   気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。   <2/6(月)> 冒頭に書きましたように、日本付近は一時的に冬型気圧配置が強まり、全国的に風が強まります。日本海側は雲が広がりやすく、雪や雨が降りやすいお天気です。東日本日本海側や北日本は大雪や新雪雪崩に注意。沖縄方面も寒気の影響で雲が広がりやすいです。   <2/7(火)> 等圧線が南北に立つ縦縞模様の「山雪型」の冬型気圧配置。上空寒気はそれぼど強くないため(500hPaで-30~-33℃)、大雪にはならない見込み。ただし新潟県はJPCZ(日本海寒気団収束帯)の指向先となるため風雪が強い予想になっています。太平洋側は概ね晴れ。沖縄・奄美も高気圧に覆われて晴れの予想です。   <2/8(水)> 冬型気圧配置は次第に緩んできます。寒気が残る影響で、北・東日本の日本海側は雲が広がりやすく、雪が降るところがあります。北・東日本の太平洋側と西日本は晴れますが、高気圧が東に進むにつれて西日本は雲が広がりやすくなります。沖縄・奄美は、高気圧後面(西側)の湿った空気の影響で雲が広がりやすいです。以降、沖縄・奄美は気圧の谷や寒気の影響で曇りや雨の日が多い予想です。   <2/9(木)~2/10(金)> 500hPaで-39℃の強い寒気を伴う寒冷渦(寒気を伴う上空の低気圧)が中国東北区から日本海に進みます。9日に寒冷渦に対応する二つ玉低気圧が発生して、日本付近を北東に進みます。9日は東・西日本の広い範囲で雨や雪が降ります。低気圧通過後は西日本から冬型気圧配置が強まり、強い寒気が西回りで日本付近に流れ込みます。10日は太平洋側でも雪になるところがある見込みです。   <2/11(土)~2/12(日)> 寒冷渦は弱まりながら北日本を通過、日本付近は強い冬型気圧配置が続きます。日本海側は雪のところが多く、雪雲が中部山岳に遮られる関東地方を除いて太平洋側でも雪になるところがある予想になっています。   ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:2/7-2/9、下段:2/10-2/12の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域     【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い         まだ予想が不確実な段階であることをお断りした上で、気象庁のGSM(全球予報モデル)による2/10の21時の500hPa(黒線)と850hPa(赤線)の気温予想図を添付いたします。日本海には500hPaで-39℃以下の強い寒気を持つ寒冷渦(寒気を伴う上空の低気圧)があって、大雪になる目安の-36℃が山陰から関東甲信まで南下してきます。GPV気象予報さんの予想図では、九州南部や四国、紀伊半島でも雪になるところがある予想です。         この後ですが、西回り寒波の原因となっていた西シベリアのブロッキング高気圧が解消されて、今度は極渦(北極の寒気を伴う上空の低気圧)が西シベリアに南下してくるようです。2月中旬以降は、正統派の北回り寒波がメインになって北日本と東日本を中心に寒くなりそうです。

      18
      6
      1
      テーマ:
  • 04 Feb
    • 【1か月予報】立春の後は一転して寒い2月。東・西日本の日本海側では大雪の恐れ。

      今日は立春、暦の上では春が始まります。その言葉通り、日本付近に移動性高気圧が進んできて穏やかに晴れているところが多いです。しかしこの好天も今日まで。明日は日本海と南岸を低気圧が進み天気は下り坂になります。午後から降り始め、標高の低い山(1000m級あたりと思います)は雨。この低気圧の通過後の2/6から2/7が立春明け寒波の第1陣です。明日5日夜の予想図にはミンダナオ島の東で台風1号の発生が予想されています。7月まで台風が一つも発生しなかった昨年と違って今年は順調のようです。       さて、木曜日に発表されている気象庁の1か月予報によりますと、2月中旬は北海道を除いて全国的に寒くなりそうです。2月下旬から3月初めも北日本と東日本は低温傾向の予想です。東・西日本の日本海側では降雪量が平年より多くなる予想で、大雪になる恐れがあります。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。   気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。   1週目(2/4-2/10) 冒頭に書きましたように、5日から6日にかけて低気圧が発達しながら通過した後は7日にかけて冬型気圧配置が強まります。発達する低気圧の影響で北日本から西日本は荒れた天気になる恐れがあります。日本海側では大雪になる可能性もあります。最新の気象情報にご注意ください。9日には二つ玉低気圧が発生、通過後の10日から11日は冬型気圧配置が強まる見込みです。東・西日本の日本海側では更に大雪になる恐れがあります。2/7頃からの約1週間について、山陰、近畿日本海側、岐阜県山間部、長野県北部、群馬県北部に大雪に関する異常天候早期警戒情報が発表されています。   2週目(2/11-2/17) 日本付近は上空の偏西風の蛇行の影響で北からの寒気が入りやすいです。地上ではシベリア高気圧が強く、北海道を除いて冬型気圧配置が強い予想。北海道は低気圧の影響を受けやすく、北からの寒気が入りにくいです。そのため、北海道を除いて全国的に寒くなる予想になっています。   3・4週目(2/18-3/3) 不確実性はあるものの、極渦(北極の寒気を持った上空の低気圧)のオホーツク海への南下、寒気が入りやすい偏西風の蛇行パターン、及びシベリア高気圧が強いことから北・東日本で低温傾向の予想になっています。       【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい     【降水量・降雪量】1か月平均     【日照時間】1か月平均         今日の週間予報資料の北半球500hPa天気図では西シベリアでブロッキング高気圧(図中央すぐ下のH)が発達、その南で寒気が封じ込められていて(ハッチングの500hPa高度が低い領域:気温が低いため空気の体積が縮んで500hPa高度が低くなる)、西回り寒波になりやすいWP(西太平洋)パターンになっています。また、欧州からの偏西風の蛇行の波が伝わってきて、バイカル湖の西でリッジが明瞭(5520m付近)になり、日本付近に寒気が入りやすいEU(ユーラシア)パターンも見られます。 更にはNOAAの予想によると、昨年の11月後半以来久し振りに北極振動マイナスに転じるようです。北極振動がマイナスになると、北極の寒気が中緯度に放出されやすくなります。このWPパターン、EUパターン、北極振動マイナスの合わせ技の効果で、1月中旬の寒波よりも大寒波になる可能性があります。

      14
      11
      1
      テーマ:
  • 29 Jan
    • 【週間予報】1/30と2/1~2/2の一時的に強い冬型に注意。平均すると暖かい一週間。

      今日は通算47回目の気象予報士試験の日です。受験者の方の皆さんに応援のエールを送ります。1994年8月の第1回から合格者は9,970名ですが、平均で合格率5.6%の狭き門です。今回の試験で合格者数が1万人を超えることは確実で、この中の一人でも多くの方が身に付けた気象知識を生かされることを望みます。気象予報士試験合格は単なる気象の世界への入り口で、その先にはもっと多くの未知の世界が広がっています(その気になればですが)。   今日は移動性高気圧が東海上に進み、日本海から低気圧が接近してくるため、天気は次第に下り坂になります。30日には低気圧は前線を伴って北日本付近を通過します。低気圧や寒冷前線の通過前は気温が上がり標高の高いところ(約2000mぐらい)まで雨で、多雪地帯では雪崩に注意。低気圧や前線の通過時から通過後は寒気が入って気温低下、日本海側を中心に大気の状態が不安定になり降雪が強まる恐れがあります。中部山岳は北部から南部までの全域で2000~3000m稜線付近の風が強いです。明日、山に行かれる方は悪天ですので慎重な行動をお願いします。       さて、本日の気象庁の週間予報資料、及び各国の予報資料によりますと、冒頭の低気圧の後にも2/1~2/2に一時的に強い冬型気圧配置になり、北日本・東日本の日本海側を中心に荒れる恐れがあります。この1週間は暖かい空気に覆われやすく、平均すると全国的に気温が高めの予想です。早くも花粉が飛び始めていて(私の鼻センサーも反応)、花粉症の人には憂鬱なシーズンに入ってきました。以下に気象庁の1/29の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。   気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。   <1/30(月)> 冒頭に書きましたように、低気圧や前線の通過前は気温が上がり、通過後は一時的に強い冬型気圧配置になります。平地は日本海側を中心に荒れた天気、中部山岳は全域で悪天になりそうですのでご注意ください。全国的に雲が広がりやすく、雨や雪のところが多いです。太平洋側は後半に晴れてくるところもある予想です。   <1/31(火)> 前半は冬型気圧配置が残り、後半は日本海から高気圧が進んできて冬型気圧配置は緩んできます。北・東日本の日本海側は冬型気圧配置の影響で前半を中心に雪、太平洋側は概ね晴れる見込みです。沖縄・奄美は前線の影響で雲が広がりやすいです。以降、沖縄・奄美は週末まで湿った空気や気圧の谷の影響で曇りの日が多く、南西部ほど雨が降りやすい予想になっています。   <2/1(水)> 高気圧は前半に日本の東に抜けて、後半に下層の気圧の谷が通過します。気圧の谷の通過後は次第に冬型気圧配置に変わってきます。北・東日本の太平洋側を中心に晴れますが、他の地方は雲が広がりやすく雪や雨が降るところがあります。   <2/2(木)> 日本付近をトラフ(上空の気圧の谷)が通過し、冬型気圧配置が一時的に強まります。北・東日本の日本海側を中心に雪、太平洋側は晴れるところもありますが寒気の影響で雲が広がりやすいです。   <2/3(金)~2/4(土)> 日本付近を移動性高気圧が進んできます。3日は寒気が残る影響で北・東日本の日本海側では雲が広がりやすく、雪が降るところがあります。太平洋側は概ね晴れ。4日は寒気が残る北・東日本の日本海側と、高気圧の後面(西側)になって湿った空気が入りやすい西日本で雲が広がりやすい他は晴れるところが多い予想になっています。   <2/5(日)> 日本付近に次のトラフが接近、西日本から東日本の南岸で前線が顕在化します。その影響で全国的に雲が広がりやすく、雨が降るところがあります。北日本太平洋側は高気圧に覆われて晴れるところもある予想です。   ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。     【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:1/31-2/2、下段:2/3-2/5の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域     【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い           この後なのですが、週間予報資料の北半球500hPa天気図によりますと2/3頃からアラスカ付近でブロッキング高気圧(図の中央すぐ右のH)が発達するようです。このブロッキング高気圧に伴うリッジ(上空の気圧の尾根)が日本の北まで伸びてくると、昨日の記事に書きました負のWP(西太平洋)パターンになり、日本付近に寒気が入りやすくなります。また、北米南部:プラス(ハッチングの500hPa高度が高く気温も高い領域)、北米北部;:マイナス(その逆)、アラスカ:プラス、太平洋:マイナスというPNA(太平洋・北米)パターンもあるようです。以前もこのような気圧配置の時に日本付近に強い寒気が入ったことがあります。     まずは2/7頃に北日本から近畿辺りまで強い寒気が入りそうです。まだ予報が不確実な段階であることをお断りした上で、気象庁のGSM(全球予報モデル)による2/7夜の500hPaと850hPaの気温の予想図(上)を添付いたします。ECMWF(欧州中期予報センター)も同様の予想をしています(下)。       まだ非常に不確実なのですが、さらにNOAAは384時間先の2/13頃の予想図で西日本まで強い寒気が入る予想をしています。しばらくは寒暖の変動が大きいようです。

      16
      17
      1
      テーマ:
  • 28 Jan
    • 【1か月予報・3か月予報】2月は上旬までは全国的に暖かいが中旬以降は寒い。3月・4月は平年並み。

      オホーツク海を低気圧が発達しながら北東に進んでいます。北日本は強い冬型気圧配置が続き、北海道を中心に荒れ模様の天気になっています。気象庁は今朝「暴風雪と高波に関する全般気象情報 第5号」を発表、「28日は北日本の日本海側を中心に、雪を伴った非常に強い風が吹き、海は大しけの状態が続く」として、「北海道地方を中心に猛ふぶきや吹きだま りによる交通障害、暴風」、「北日本では高波」に警戒を呼び掛けています。東日本以西では大陸から移動性高気圧が進んできて、北陸を除いて晴れているところが多いです。中部山岳では最近の土日としては稀に見る絶好の登山コンディションと思います。ただしこの好天も今日までで、トラフ(上空の気圧の谷)の接近とともに低気圧が発生して明日夜には日本海に進む見込みで、明日の天気は下り坂となります。         さて、今週は水曜日に3か月予報、木曜日に1か月予報が更新されています。2月上旬までは全国的に暖かい予想です。その後は2月中旬から下旬にかけてシベリア高気圧が強く、北海道を除いて低温傾向の予想。3月・4月は偏西風の蛇行により日本付近は北からの寒気が入りやすいですが、地球全体の気温で高いため相殺され全国的に平年並みの予想。ただし予報解説資料の気象庁コメントにあるように予想の難しい北極振動しだいで変わる可能性もあります。以下に気象庁から発表されている1か月予報、3か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) 気象庁HP 3か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図 にあります。   <1か月予報 1週目(1/28-2/3)> 日本付近は500hPa等高度線が東西に走る東西流型の気圧配置で春のような周期的な天気の変化。低気圧や気圧の谷が通過するたびに冬型気圧配置なりますが長続きせず、平均的には平年より気温が高くなる見込みです。この「春のような」という点にご注意を。寒暖の差が大きく多雪地帯では雪崩の恐れがあり、低気圧や寒冷前線の通過直後の日本海側の山は一時的に荒れることが多いです。天気の流れの詳細は、明日の週間予報の記事で解説いたします。   <1か月予報 2週目(2/4-2/10)> 日本の北から北日本は500hPa高度が高く(平年より気温が高いため空気が膨張して高度上昇)、東・西日本は低い(その逆)気圧配置で、東・西日本に寒気が入りやすい負のWP(西太平洋)パターン。そのため北日本は平年より気温が高めの予想ですが、東日本以西は偏西風が平年より北を流れているため上記の負のWPパターンと相殺されて、平均的には平年並みの予想になっています。ただし一時的に強い寒気が入る可能性があります。   <1か月予報 3・4週目(2/11-2/24)> 偏西風の流れが大陸で北に蛇行、日本の東で南に蛇行する見込み。そのため、大陸でシベリア高気圧が強く、東・西日本付近に張り出してくる予想で、日本の北東のアリューシャン低気圧も強いです。そのため、低気圧の影響を受けやすい北海道を除いて冬型気圧配置になりやすく低温傾向の予想になっています。   <2月> 気圧配置は、ほぼ1か月予報3・4週目の予想と同じです。気象庁の解説資料でも(負の)WPパターンにより東日本以西で低温になりやすいとのコメントがあります。1か月予報の2週目と3・4週目を平均した気温の予想になっています。   <3月> 負のWPパターンは持続しており、バイカル湖の西で500hPa高度が高く日本付近で低いEU(ユーラシア)パターンも見られるのですが、気象庁では高緯度の予報精度は低いとして採用していません。EUパターンも日本付近に寒気が入りやすい気圧配置です。予報の不確実性を考慮してほぼ平年並みの予想になっています。   <4月> 偏西風の蛇行による上記のパターンは3月より弱まります。偏西風の蛇行による寒気の影響を受けにくくなることから、全国的にやや高温傾向の予想になっています。     【地上平均気温】 上段:左から1週目、2週目、3・4週目の予想 下段:左から2月、3月、4月の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい     【1か月予報 降水量・降雪量】     【3か月予報 降水量】 左から2月、3月、4月の降水量     【3か月予報 降雪量】 2月から4月の3か月平均

      7
      5
      1
      テーマ:
  • 22 Jan
    • 【週間予報】週初めは強い冬型。移動性高気圧の通過後、週末は発達する低気圧で山は大荒れの可能性。

      昨日午後に発生した日本海低気圧が東進、今日は低気圧から伸びる寒冷前線が西日本から北日本を通過します。寒冷前線の通過後は強い冬型気圧配置になります。中部山岳の3000m稜線は前線が通過する昼頃に日本海側の山を中心に暴風雪になりそうです。今回登山をされない方も、このような天気図の時には無理をせず早めの下山をお勧めいたします。前回の寒波ほどではありませんが、今回も日本海側を中心に降雪量が増えそうです。特に低気圧が通過する北海道は大雪、吹雪の恐れがあります。今朝、札幌管区気象台から「大雪と風雪に関する北海道地方気象情報 第3号」が発表され、「北海道地方では、22日から23日にかけて低気圧が発達しながら通過するため、荒れた天気となる見込み」として「大雪やふぶき、吹きだまりによる交通障害、強風、高波に十分な注意」を呼び掛けています。最新の気象情報にご注意ください。    さて、本日の気象庁の週間予報資料、各国の予報資料によりますと、今週は週初めの寒波の後は、移動性高気圧が通過して暖かくなります。その後、週末には低気圧が発達しながら日本海北部からサハリン付近を通過するため、中部山岳は日本海側の山を中心に大荒れの天気になる可能性があります。まだ予想が不確実な段階ですので、お出かけ前には最新情報のご確認をお願いします。以下に気象庁の1/22の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1/23(月)>冒頭に書きましたように日本付近は強い冬型気圧配置になります。日本海側では雪、太平洋側は概ね晴れますが、雪雲が流れてくる地方もありそうです。沖縄・奄美も寒気の影響で雲が広がりやすいです。沖縄・奄美は以降、寒気や気圧の谷の影響で曇りの日が多い予想になっています。 <1/24(火)>引続き強い冬型気圧配置。前日と同様の天気の予想です。特に北海道は、旭川の最低気温-20℃を筆頭に強い寒気が予想されています。 <1/25(水)~1/26(木)>移動性高気圧が進んできて、しだいに暖かくなってきます。太平洋側は概ね晴れ、日本海側は寒気が残る影響で雲が広がりやすく、25日は雪が降るところがある見込みです。 <1/27(金)~1/28(土)>深いトラフ(上空の気圧の谷)の接近に対応して、低気圧が発達しながら日本海北部からサハリン付近に進みます。低気圧から伸びる寒冷前線が西日本から北・東日本を通過、27日は西日本を中心に、28日は北・東日本を中心に雨か雪が降る見込みです。寒冷前線の通過後は冬型気圧配置になります。 <1/29(日)>大陸から移動性高気圧が進んできて西日本から冬型気圧配置が緩みます。北日本は冬型気圧配置が残り、日本海側を中心に雪が降りやすい天気。西日本は晴れ。東日本は太平洋側は晴れますが、日本海側は寒気が残る影響で雲が広がりやすく雪が降るところもある予想になっています。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)上段:1/24-1/26、下段:1/27-1/29の21時ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域  【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い    まだ予報が不確実な段階であることをお断りした上で、1/28の21時の700hPa天気図(高度3000mに相当)を添付いたします。週間予報の1/27の地上天気図で分かるように低気圧から南側に降水域が伸びています。これが低気圧から伸びる寒冷前線に対応する降水域です。1/28はこの寒冷前線が日本付近を通過します。寒冷前線の通過前は南寄りの強い風が吹いて気温が上がり(850hPa気温推移を参照)、通過後は一気に気温が低下します。中部山岳では1/28は-10℃から-21℃まで気温が低下、日本海側の山を中心に暴風雪になる可能性があります。このような日本海低気圧の寒冷前線通過による急激な気象コンディションの変化が原因の遭難事例が過去に多いです。最新情報を入手して慎重な行動をお願いします。

      8
      4
      1
      テーマ:
  • 21 Jan
    • 【1か月予報】シベリア高気圧が強く冬型気圧配置になりやすく全国的に低温傾向。

      今朝6時の天気図では日本海低気圧は北陸付近で不明瞭化、南岸低気圧が発達しながら関東の東に進み、日本付近は強い冬型気圧配置になっています。低気圧が東に進む今日の後半は冬型は緩んでくる見込みです。今夜には日本海に低気圧が発生して、明日夜には発達しながら北海道付近に進み、明日の後半から再び冬型気圧配置が強まってきます。この低気圧と冬型気圧配置の影響で、22日後半から24日まで北日本から西日本は日本海側を中心に大雪や大荒れの天気になる可能性があります。明日の記事で最新情報をお伝えいたします。    さて、木曜日に気象庁から発表されている1か月予報によりますと、フィリピンの対流活動のため偏西風の蛇行によって日本付近に寒気が入りやすい予想です。バイカル湖のリッジが強いためシベリア高気圧が強くなり、冬型になりやすいです。1週目は西・東日本で低温傾向、3・4週目は全国的に低温傾向。2週目は低気圧の影響を受けやすいため南岸低気圧で下方修正の可能性もあります。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1週目(1/14-1/20)>冒頭に書きましたが、22日から23日は発達する低気圧と強い冬型気圧配置の影響で北日本から西日本の日本海側は大雪や荒れた天気になる恐れ、低気圧が通過する北海道は大荒れの天気になる恐れがあります。最新情報にご注意ください。24日も冬型気圧配置が続きますが、西日本から次第に緩んでくる見込みです。週半ばに高気圧が通過した後、週末には日本海低気圧が通過して天気が崩れる見込みです。詳細のお天気の流れは、明日の週間予報の記事で解説いたします。 <2週目(1/28-2/3)>日本付近は500hPaの気圧の谷で、低気圧が通過しやすく、南からの暖かく湿った空気が入りやすいです。そのため北日本と東日本は高温傾向。大陸ではシベリア高気圧が強い予想のため、寒気の影響と相殺して沖縄・奄美と西日本は平年並みの予想。低気圧の影響で、北・東日本の太平洋側は平年に比べて晴れの日が少ない見込みです。北・東日本の日本海側は冬型気圧配置が弱く、平年に比べて曇りや雪・雨の日が少ない見込みです。 <3・4週目(2/4-2/17)>フィリピン付近の対流活動が活発なため、大陸で偏西風が北に蛇行、日本の東で南に蛇行します。そのため日本付近は北から南への大気の流れとなって、北からの寒気が入りやすい見込みです。大陸での偏西風の北への蛇行のためシベリア高気圧が強く、全国的に冬型気圧配置になりやすいため低温傾向の予想になっています。  【地上平均気温】左から1週目、2週目、3・4週目の予想暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい  【降水量・降雪量】1か月平均  【日照時間】1か月平均  【850hPa気温推移】1か月予報左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果)中央の縦線が1月18日で、その左側は実況、右側は予想   本日の週間予報資料FXXN519の北半球500hPa天気図によれば、週初めの寒波の後はしばらく暖かそうです。これまでの寒波の原因のバイカル湖のリッジは解消、北極振動もマイナスからプラスに変わって北極に寒気が蓄積される傾向のようです。NOAAによれば2月初めまで北極振動はプラスですが、2週間先の予想は精度はかなり低いです。季節予報の難しさを感じます。

      9
      6
      1
      テーマ:

 

プロフィール

ペンギンおやじ

性別:
男性
お住まいの地域:
愛知県
自己紹介:
山と空手とお天気が趣味で、お酒をこよなく愛するおやじです。ブログの他に、HPの空手練習日記は毎週金曜...

続きを見る >

読者になる

カレンダー

1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31