• 10 Dec
    • 【1か月予報】1か月平均で平年並み。ただし2週目までは西回り寒波になりやすい「正のWPパターン」

      日本付近は冬型気圧配置で、北日本と北陸では雪、近畿北部や山陰でみぞれや雨になっているところが多いです。札幌では昨夜10時の12cmの積雪深から12時間で一気に積もって、今朝10時には54cmの積雪深に達しています。気象庁では今朝「暴風雪と高波及び大雪に関する北海道地方気象情報 第1号」を発表して警戒を呼び掛けています。北陸では、6日に新潟で初雪を観測したのに続いて、今日10日に富山でも初雪が観測されています。これまで寒気が北日本までで足踏みしていたため、新潟で平年より12日遅く、富山で8日遅い初雪です。気象庁によると今後は平年並みになる予想です。   さて、木曜日に更新されている気象庁の1か月予報によりますと、1か月平均では全国的に気温は平年並みの予想です。ただし2週目までは西回り寒波になりやすい「正のWPパターン」ですので、これまで暖かかった西日本や沖縄・奄美にも寒気が入りやすくなりそうです。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 1週目(12/10-12/16)日本の北で偏西風が北に蛇行、日本付近から日本の南で偏西風が南に蛇行する正の「WPパターン」が明瞭で、西日本から沖縄・奄美にも大陸からの寒気が入りやすくなります。正のWPパターンの時は西回り寒波になりやすいです。地上天気図では平均するとやや強い冬型気圧配置。13日に北海道付近を低気圧が通過する前は一時的に気温が上がりますが、低気圧通過後の14日から16日にかけて冬型気圧配置が強まって全国的に寒くなりそうです。詳細のお天気の流れは、明日の週間予報の記事で解説いたします。 2週目(12/17-12/23)引続き正のWPパターンで、西回り寒波になりやすい状況が続きます。ただし、大陸の寒気の蓄積がそれほど強くないため全国的にほぼ平年並みのお天気の予想を発表しています。 3・4週目(12/24-1/6)WPパターンは解消されますが、予想の不確実性を考慮して全国的にほぼ平年並みの予想を発表しています。1か月平均の降雪量もほぼ平年並みの予想です。年末年始の冬山は、昨シーズンのように雪がないということになる可能性は低いと思われます。   【地上平均気温】左から1週目、2週目、3・4週目の予想暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい  【降水量・降雪量】1か月平均  【日照時間】1か月平均  【850hPa気温推移】1か月予報左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果)中央の縦線が12月7日で、その左側は実況、右側は予想   「WP(Western Pacific:西太平洋)パターン」というのは、日本の北で偏西風が北に蛇行、日本付近から日本の南で偏西風が南に蛇行するため、日本付近に大陸からの寒気が入りやすい気圧配置のことです。東京大学 先端科学技術センターの中村・小坂研究室HPに分かりやすく簡潔にまとめられています(図は中村・小坂研究室HPから引用)。さて、今年の冬は如何に‥

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  • 04 Dec
    • 【週間予報】12/6の冬型気圧配置の強まりに注意。次の12/11頃の寒波は西日本でも雪が舞うかも

      昨日好天をもたらした高気圧の中心は東海上に抜けて天気は下り坂、西日本では雨が降り始めています。中部山岳も雲が広がってきて、夕方頃から雨(稜線付近は雪)が降り出しそうです。今夜から明日にかけて南岸低気圧と日本海低気圧が通過して、明後日の12/6は強い冬型気圧配置になる見込みです。北日本と北陸では大荒れの天気になる恐れがあります。中部山岳も日本海側の山は要注意で、白馬エリアや立山エリアでは暴風雪になりそうです。ヤマテンさんの「山の天気予報」をご覧になる等、最新の気象情報にご注意ください。    さて、本日の気象庁の週間予報資料、および各国の予報資料によりますと、今週は冒頭に書きました12/6の冬型気圧配置の強まりに注意と思います。次の12/11頃に予想されている寒波は西回り気味ですので、西日本でも日本海側の山沿いでは雪が舞う可能性があります。以下に気象庁の12/4の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <12/5(月)>南岸低気圧は東海上に抜ける一方、日本海低気圧は前線を伴って北海道付近を通過します。その影響で北日本と東日本日本海側では雨や雪が降るところが多いです。東日本太平洋側も未明に南岸低気圧の影響で雨が降るところがありますが、朝には晴れる見込み。西日本は高気圧の張り出しによって晴れ。沖縄・奄美は前線帯の影響で雲が広がりやすく゜雨が降るところがある予想になっています。 <12/6(火)>千島を北東に進む低気圧から伸びる寒冷前線が北日本を通過、通過後は冬型気圧配置が強まります。雪になる目安の850hPa(上空約1500m)の-6℃線が近畿北部から関東北部付近まで南下、北日本と北陸を中心に荒れた天気になり、低気圧の発達程度によっては大荒れの天気(吹雪、暴風雪、雪による視程不良など)になる恐れがあります。最新の気象情報にご注意ください。北日本と北陸を中心に降雪量が多くなり、山陰の山沿いや近畿北部でも雪になる可能性があります。東・西日本の太平洋側は概ね晴れる見込みです。沖縄・奄美は寒気の影響で雲が広がりやすいです(大陸からの冷たい北風が暖かい東シナ海の上で水蒸気の供給を受けて雲ができるため)。 <12/7(水)>移動性高気圧が足早に日本付近を通過、冬型の気圧配置は緩みます。北・東日本の日本海側は寒気が残る影響で雲が広がりやすく、雪が降るところがあります。その他の地方では概ね晴れますが、後半は高気圧背面(西側)となるため雲が広がりやすいです。 <12/8(木)>低気圧が東北付近を通過、通過後は冬型気圧配置になります。低気圧や寒気の影響で、北日本と東・西日本日本海側は雨や雪が降ります。東・西日本の太平洋側と沖縄・奄美は影響が小さく晴れるところが多い予想になっています。 <12/9(金)>寒気の影響が残る北・東日本の日本海側、前線帯の影響を受ける沖縄・奄美を除いて、高気圧に覆われて晴れるところが多い見込みです。夜には次の低気圧が日本海に発生す見込みです。 <12/10(土)~12/11(日)>低気圧が10日前半に北海道付近を通過して、通過後は冬型気圧配置になります。その影響で10日は北日本と東日本日本海側、11日は北・東日本の日本海側で雪や雨が降ります。東・西日本の太平洋側は晴れる見込みです。西日本の日本海側は予想のバラツキが大きく、晴れるか曇って雨が降る(山沿いで雪?)かどうか現時点では微妙なところです。(松江の予報の信頼度は最低ランクのCになっています) ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)上段:12/6-12/8、下段:12/9-12/11の21時ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域  【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い   1週間先なのでまだ予報精度が低いですが、12/6の寒波の次は12/11頃に強い寒波が来そうです。気象庁のGSMモデルでは、850hPaの-6℃が山陰付近まで南下、山陰で雪になるところもありそう。GSMの予想は、週間予報資料850hPa気温推移の破線になります。GSMは福岡と沖縄で、週間予報の平均よりもかなり低温寄りを予想しています。海外モデルも参考にすると、ベンガル湾のサイクロンが大陸で偏西風を北に蛇行させるため、日本付近で南に蛇行して北からの寒気が入りやすくなる模様。いわゆるEUパターンという偏西風の蛇行が明瞭になりそうです。このパターンが現れると西回り寒波になりやすくなります。

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  • 03 Dec
    • 【1か月予報】1週目後半から2週目にかけて北日本と東日本は寒気の影響を受けやすい。

      日本付近に移動性高気圧が進んできて、北日本の冬型気圧配置も緩みつつあり、寒気の影響が残る日本海側の一部の地方や前線帯の影響を受ける沖縄・奄美を除いて全国的に晴れて青空が広がっているところが多いです。中部山岳も絶好の登山日和。しかしこの好天も今日までで、明日は西の方から天気が崩れ始めます。沖縄・奄美付近の前線帯(12時の実況で等圧線が北に盛り上がっている辺り)に湿った空気が入るため、明日午前中に九州の西に低気圧が発生して夜には紀伊半島付近に進みます。中部山岳も明日の後半は次第に雲が広がって、夕方頃には標高1800m付近から下は雨(2000mから上は雪)が降り始めそうです。    さて、木曜日に更新されている気象庁の1か月予報によりますと、アリューシャン低気圧が強くオホーツク海で低気圧が発達しやすい反面、シベリア高気圧は西部を中心に弱い見込みです。1週目後半から2週目にかけて北日本と東日本は寒気の影響を受けやすく、3・4週目は東谷と偏西風の北への蛇行が相殺して平年並みの予想になっています。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1週目(12/3-12/9)>日本付近は500hPa天気図で等高度線が東西に走る東西流型(ゾーナルとも言います)の気圧配置で、短い周期でトラフ(上空の気圧の谷)が通過してそのたびに冬型気圧配置になります。目下のところ6日の冬型気圧配置が強そうで、北日本と北陸(中部山岳の日本海側の山も)で大荒れにる恐れがあります。気温は、初めのうちは平年より高め、後半からは平年より低めになる見込みです。 <2週目(12/10-12/16)>500hPa天気図で日本の東が気圧の谷となる東谷の気圧配置で、日本付近は北からの寒気が入りやすい。地上では北日本と東日本を中心に冬型気圧配置が強まる見込みです。その影響で北・東日本の日本海側は多雨傾向(北日本は多雪)、太平洋側は平年より晴れの日が多い見込みです。中部山岳の北部は降雪量が増えそうですので雪崩に注意と思います。11/29には立山で雪崩事故が発生して東工大ワンダーフォーゲル部の部員1名が亡くなっています。詳細は雪崩ネットワークさんの速報をご覧ください。 <3・4週目(12/16-1/2)>日本付近で偏西風が平年より北を流れる予想(200hPa流線関数)で、下層では高温傾向なっています(850hPa気温)が、東谷の傾向が残る(500hPa天気図)ため相殺して平年並みの予想が出されています。   【地上平均気温】左から1週目、2週目、3・4週目の予想暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい  【降水量・降雪量】1か月平均  【日照時間】1か月平均   【850hPa気温推移】1か月予報左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果)中央の縦線が11月30日で、その左側は実況、右側は予想1週目後半から2週目にかけて北日本と東日本は寒気の影響を受けやすい。

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  • 27 Nov
    • 【週間予報】3~4日の周期的な天気の変化、低気圧通過のたび冬型気圧配置に。日本海側の山は要注意。

      昨夜に東シナ海で顕在化した前線上に低気圧が発生、南岸低気圧となって今日から明日にかけて南海上を通過し、明日は冬型気圧配置になります。その影響で今日は全国的に雨(北海道は雪)のところが多いです。明日は全国的に風が強く、太平洋側は晴れますが、日本海側は寒気の影響で雲が広がりやすく北日本を中心に雪や雨が降ります。  中部山岳では、北部を中心に降雪が予想され、立山や白馬エリアではかなりの降雪がありそうです。今朝3時の700hPa(上空約3000m)のMSM解析図によると、冬型気圧配置になる前から等高度線の間隔が狭くなっていて中部山岳付近は20m/sの強風となっています。明日まではこの強風が続きそうで、今日明日の中部山岳の稜線は暴風雪の恐れがありますので、無理をしないようにお願いします。    さて、本日の気象庁の週間予報資料、および各国の予報資料によりますと、今週は低気圧と高気圧が交互に3~4日の間隔で通過する周期的な天気の変化になります。低気圧通過のたび冬型気圧配置になりますが、寒気が入るのは北日本から東日本までの見込みです。冬型気圧配置になった時の、中部山岳日本海側の山は要注意です。この時期の麓はまだ下層寒気が弱いため、それほど天気は荒れませんが、日本海からの湿った空気をまともに受ける北アルプス北部などの山域では大荒れになることがよくあります。下界の天気予報を鵜呑みにせず、ヤマテンさんの「山の天気予報」を参考にするなどして慎重な行動をお願いします。また、最新のNOAAの予想によると12月中旬頃から寒くなりそうな感じです。以下に気象庁の11/27の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <11/28(月)>日本付近は冬型気圧配置が強まります。北日本から西日本の日本海側は雲が広がりやすく、北日本を中心に雪や雨が降る多いです。太平洋側は晴れますが、初めのうちは雨が残るところがあります。沖縄・奄美は太平洋高気圧縁辺の湿った空気の影響で雲が広がりやすく、初めのうちは雨が降る予想になっています。 <11/29(火)>大陸から高気圧が張り出してきますが、北日本は冬型気圧配置が残ります。北陸から北の日本海側では寒気の影響で雲が広がりやすく、北日本日本海側は雪が降りやすいお天気です。その他の地方は概ね晴れますが、沖縄・奄美は高気圧縁辺の湿った北東風の影響で雲が広がりやすいです。 <11/30(水)日本付近を高気圧が通過して東海上に進むため、後半は高気圧後面(西側)の湿った空気が入りやすくなります。また、東シナ海では前線が活発化してきます。そのため、前半は晴れますが、後半は西の方から雲が広がり、西日本では雨が降り始めるところがあります。沖縄・奄美も前線の影響で曇りか雨の予想です。 <12/1(木)>日本海低気圧が発達しながらサハリン付近に進み、南岸を前線上の低気圧が東に進みます。その影響で全国的に雨か雪が降るところが多いです。低気圧の通過後は冬型気圧配置になって、西日本から天気が回復してきます。 <12/2(金)~12/3(土)>2日は冬型気圧配置が強まり、日本海側では雲が広がりやすく雪や雨が降るところがあります。太平洋側と沖縄・奄美は概ね晴れ。3日は高気圧に覆われて晴れるところが多いですが、北・東日本の日本海側では寒気が残る影響で雲が広がりやすく雪か雨か降るところがあります。 <12/4(日)>高気圧が東海上に抜けるため、日本付近は高気圧後面の湿った空気が入りやすく、北日本から西日本、奄美は雲が広がりやすいです。沖縄はサブハイ(上空の亜熱帯高気圧)に覆われて晴れる予想になっています。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)上段:11/29-12/1、下段:12/2-12/4の21時ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域  【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い   まだ予想が非常に不確実であることをお断りした上で、。寒くなりそうな時期を探ってみました。最新のNOAAの850hPa(上空約1500m)予想図によると、台風25号の次の台風が12/9頃にフィリピンの東から日本の南海上を北東進して寒気を引き込んだ後、12/11頃に温帯低気圧が日本付近を通過して西日本まで強い寒気が入る予想です。雪になる目安の850hPaの-6℃線が西日本の南岸まで南下します。次の台風は寒気を引き込む台風になりそう。この辺りから寒くなりそうな感じです。

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  • 26 Nov
    • 【1か月予報・3か月予報】北暖西寒、西日本と沖縄・奄美に寒気が入りやすい傾向。

      日本雪崩ネットワークさんの立山エリアの雪崩情報、本日から今シーズンの情報を提供開始です。雪崩リスクの把握にご活用ください。「意思決定:雪崩から生還するために」も非常に参考になります。西穂高岳の落雷遭難もそうですが、雪崩についてもリスクがある時は一塊になって行動すると一網打尽に。以下、引用>"危険に曝される人数を減らせば、もし事故が起きたとしても被害を軽減できます。"   6時現在、日本付近に移動性高気圧が進んできて北日本日本海側を除いて穏やかに晴れているところが多いです。しかし今夜には中国東北区の低気圧が日本海に進み、東シナ海で顕在化する前線上に低気圧が発生して、天気は下り坂となります。日曜日の天気は2つの低気圧の影響であまり良くないので、山に登られる方は無理をしないでください。昨日9時にフィリピン付近で台風25号が発生して、台風の年間発生数の平年値25.6個にほぼ追いつきました。6月まで台風ゼロだったことを考えると、後半は驚異的なペースです。NOAAによると12月初めにもこの付近でもう一つ台風が発生しそうです。そのため、北からの寒気が南に南下しにくく、北海道が大雪になっている反面、東北や北陸の積雪は平年より少ないです。南岸低気圧による24日の関東での雪ばかりクローズアップされていますが、全国的な傾向に目を向けることが大事と思います。12月中旬頃からは台風などによる熱帯の暖かい空気による防波堤がなくなるため、北からの寒気が一気に東北以南に南下してくる可能性がありそうです。   さて、今週は24日に1か月予報、25日に3か月予報が発表されています。それによると、12月上旬は全国的に暖かくなりますが、中旬以降は寒くなりそうです。12月の1か月平均でやや高温傾向の予想になっているのは、12月上旬の暖かい予想が寄与しているためです。1月、2月は西日本と沖縄・奄美に大陸からの寒気が入りやすい見込みです。山陰と近畿日本海側でやや多雪傾向の予想で、中部山岳は気温・降雪量とも平年並みの予想です。以下に気象庁から発表されている1か月予報、3か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)気象庁HP 3か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図 にあります。 <1か月予報 1週目(11/26-12/2)>500hPa天気図では等高度線が東西に走るゾーナルの気圧配置で、高気圧と低気圧が交互に通過する周期的な天気の変化が続きます。低気圧の通過のたびに冬型の気圧配置になりますが、長続きはせず寒気は北日本と東日本中心。この時期の中部山岳は、冬型の気圧配置になった時に、特に日本海側では平地と山の天気の違いが大きく、平地では荒れないのに山は大荒れということが良くありますのでご注意ください。気温は北日本と東日本で低温傾向の予想です。 <1か月予報 2週目(12/3-12/9)>日本付近で偏西風が平年より北を流れるため、全国的に暖かい空気に包まれやすいです。大陸からの下層寒気の流れ込みも弱いため、東・西日本の日本海側は平年に比べて曇りや雨または雪の日が少ない見込みです。沖縄・奄美はサブハイ(亜熱帯高気圧)縁辺の湿った空気の影響で、平年より曇りや雨の日が多い予想です。 <1か月予報 3・4週目(12/10-12/23)>数値予報では全国的に高温傾向なのですが、北極の寒気が中緯度に流れ込みやすい北極振動マイナスが続く可能性があり、予想の不確実性も考慮して全国的にほぼ平年並みの予想になっています。 <12月>ラニーニャの影響で日付変更線から東で海水温は低く対流活動が不活発、フィリピン付近で海水温が高く対流活動が活発な傾向が2月まで続きます。その影響で偏西風の流れは、大陸で北に蛇行、日本の東で南に蛇行するため、沖縄・奄美と西日本を中心に大陸からの寒気が流れ込みやすいです。ただし、12月はシベリア高気圧が平年より弱い予想のため、やや高温傾向になっています。 <1月>シベリア高気圧が平年並みになる見込みで、沖縄・奄美と西日本は大陸からの寒気の影響を受けやすいため低温傾向。北日本は低気圧の影響を受けやすく、低気圧通過前に南からの暖かく湿った空気が入る時期があるため、やや高温傾向。中部山岳のある東日本はほぼ平年並みの天気の予想です。 <2月>1月とほぼ同様の傾向ですが、不確実性が大きいため、1月の予想よりやや傾向を弱めた予想になっています。  【地上平均気温】上段:左から1週目、2週目、3・4週目の予想下段:左から12月、1月、2月の予想暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【1か月予報 降水量・日照時間】  【3か月予報 降水量】左から12月、1月、2月の降水量 【3か月予報 降雪量】12月から2月の3か月平均

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  • 20 Nov
    • 【週間予報】北日本は異常低温が続く。24日の南岸低気圧で関東にみぞれ(雪)の可能性。

      今朝6時の天気図では2つの低気圧は東に抜けていますが、北海道は寒冷前線の影響で雨や雪、東北以南も寒冷前線前面(東側)の湿った空気の影響で雲が広がって日本海側を中心に雨が降っています。今夜には寒冷前線は東に抜けて、北海道中心の冬型気圧配置になります。明日は東北付近を移動性高気圧が通過しますが、天気の変化の周期は早く、東シナ海で前線が顕在化して前線上に低気圧が発生します。西日本から天気は下り坂になります。   さて、本日の気象庁の週間予報資料、および各国の予報資料によりますと、北日本は断続的に強い寒気が入るため、この時期としては降雪量が多くなる恐れがあります。また、24日の南岸低気圧で関東地方でみぞれや雪になる可能性があります。更に、NOAAは12月上旬に強い寒波を予想しているようです。以下に気象庁の11/20の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <11/21(月)>オホーツク海の低気圧は北東に進み、北日本の冬型気圧配置は緩むため、太平洋側は概ね晴れ、日本海側は寒気が残る影響で雲が広がりやすいです。東北と東日本日本海側は高気圧に覆われて晴れるところが多いですが、東日本太平洋側は東シナ海から南岸に前線が伸びてくる影響で雲が広がりやすく雨が降るところがあります。西日本と沖縄・奄美は前線の影響で、沖縄・奄美と西日本太平洋側を中心に雨が降りやすいお天気です。 <11/22(火)>前線上の低気圧が東日本の南岸を東に進みます。また、三陸沖で別の低気圧が発生して北東に進みます。この2つの低気圧や前線の影響で全国的に雲が広がりやすく、雨が降るところがあります(北海道は雪)。 <11/23(水)>トラフ(上空の気圧の谷)の通過に伴い、北日本を中心に冬型気圧配置が強まります。北・東日本の日本海側は寒気の影響で雨や雪が降るところが多いです。東日本太平洋側も高気圧の張り出しが北に偏っているため、雲が広がりやすいです。日本海に気圧の谷が形成される影響で、西日本も雲が広がりやすく雨が降るところがあります。沖縄・奄美は湿った空気の影響で雲が広がりやすく、以降は曇りや雨のお天気が続く予想になっています。 <11/24(木)~11/25(金)>西・東日本の南岸を低気圧が東に進み、25日には東海上に抜けていきます。24日は低気圧の影響で雨や雪(北日本)が降るところが多いです。24日の関東では下層寒気の影響で、みぞれや雪になる可能性があります。25日の北・東日本はトラフ通過や寒気の影響で雲が広がりやすく、雨や雪が降るところがあります。西日本は晴れるところもある見込みです。 <11/26(土)~11/27(日)>日本付近を次のトラフが接近、地上では日本海と南岸を低気圧が東進します。26日は北・東日本で晴れるところもありますが、西日本では雨が降り始めるところがあります。27日は全国的に雨や雪になるところが多い予想です。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)上段:11/22-11/24、下段:11/25-11/27の21時ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域   【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い    24日の南岸低気圧ですが、南岸低気圧による関東の雪は色々な要因があって予想が難しいです。現時点での気象庁の予想では24日夜は925hPa(上空約750m)で3℃以下の下層寒気が北から突っ込んできそうです(上図)。この気温なら地上でもみぞれや雪になる可能性は十分ありそうです。標高が高い南アルプスでは積雪になりそうです。GPV気象予報さんの判定(下図)では、みぞれか雪になっています。    まだ予想は非常に不確実な段階であることをお断りした上で、最新のNOAAによる384時間先の予想図を添付いたします。日本時間12/6の3時の500hPa天気図(上図)では、沿海州に-45℃の非常に強い寒気を持った寒冷渦があります。850hPa天気図(下図)では、沿海州の上空約1500mでは-30℃以下(地上で-21℃相当)です。この寒気が12/6以降にどこまで日本付近に降りてくるか注目しています。この予報通りになれば、寒冷前線の通過後は日本海側の山は吹雪で大荒れになりそうです。

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  • 19 Nov
    • 【1か月予報】前半中心に北海道は異常低温続く。11月下旬から12月上旬は西日本まで寒気が南下。

      6時の実況では、山陰沖に前線を伴った低気圧があって北西に進んでいます。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が入るため、今夜初め頃にかけて西日本から東日本では大気の状態が不安定になります。落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨にご注意ください。気象庁では、今朝「雷と突風に関する全般気象情報 第1号」を発表して注意を呼び掛けています。一方、北海道は記録的な低温が続いており、16日0時から15時にかけて旭川市宮前1条で36cm、層雲峡で26cmの降雪量を記録、上川中部には一時、大雪警報が発表されたそうです。今回の低気圧の通過後も北日本を中心に冬型気圧配置が続くため、まだまだ北海道の低温は続きそうです。(真ん中の写真はANNニュースさんから)今朝3時の実況解析でシベリア高気圧の中心気圧は1052hPaと真冬並みに成長しています。この寒気が11月下旬から12月初めに日本付近にやってきそうです。ECMWFの解析では850hPa(上空約1500m)で-30℃(地上で-21℃相当)。日本に来る頃はもっと弱まりますが、寒気は西日本付近まで降りてきそうです。    さて、木曜日に更新されている気象庁の1か月予報資料、および各国の予報資料によりますと、12月初めにかけて北海道は異常低温続きそうです。また、1週目が高温傾向の東・西日本でも、11月下旬から12月上旬は西日本まで寒気が南下する見込みです。3・4週目は全国的に平年並みですが、今後、低温傾向に変わる可能性があります。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1週目(11/19-11/25)>北極の寒気がシベリア側に偏る一方、南海上ではサブハイ(亜熱帯高気圧)が強い。そのため、北日本は北海道を中心に寒気の影響を受けやすいです。北日本は後半に強い寒気が入って降雪量が多くなる可能性があります。北日本は11/22頃からの約1週間について、低温に関する異常天候早期警戒情報が発表されています。南海上でサプハイが強いため、西日本から東日本はサブハイ縁辺の暖かく湿った空気が入りやすく、平年より曇りや雨の日が多い見込みです。沖縄・奄美は平年同様に曇りや雨の日が多い予想です。 <2週目(11/26-12/2)>1週目よりサブハイが弱まって、地上ではシベリア高気圧の大陸東部への張り出しが強まる。その強い寒気を伴ったシベリア高気圧の張り出しによって、北日本を中心に西日本まで低温傾向になる予想です。沖縄・奄美は平年並みの気温の予想。 <3・4週目(12/3-12/16)>全国的にほぼ平年並みの予想ですが、北海道はやや低温傾向、沖縄・奄美はやや高温傾向の予想。中緯度に北極の寒気が流れ込みやすい「北極振動マイナス」の傾向の予想ですので、今後、低温傾向に変わる可能性があります。   【地上平均気温】左から1週目、2週目、3・4週目の予想暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい  【降水量・日照時間】1か月平均  【850hPa気温推移】1か月予報左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果)中央の縦線が11月16日で、その左側は実況、右側は予想

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  • 13 Nov
    • 【週間予報】「北寒西暖」の傾向、週半ばの北日本・東日本は冷え込む。月末に全国的に強い寒波か?

      6時現在、本州付近を移動性高気圧が通過中で、低気圧の影響で雪や雨になっている北海道以外は晴れているところが多いです。この高気圧による好天も今日までで、高気圧が東に進むにつれて西の方から雲が広がってきます。明日はモンゴルにある低気圧が前線を伴って北海道に接近してくるため、沖縄・奄美を除いて全国的に天気は下り坂で西日本から雨が降り始めます。   さて、本日の気象庁の週間予報資料、各国の予報資料によりますと、今週は北寒西暖の傾向です。今週半ばは冒頭に書きました低気圧が通過した後の15日後半から16日にかけて、冬型気圧配置となって北日本と東日本を中心に冷え込む見込みです。また、NOAAの384時間先の予想図によると月末の11/25頃に西日本や沖縄・奄美も含めて全国的に冷え込みそうです。いよいよ冬近しと感じます。以下に気象庁の11/13の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <11/14(月)>前線を伴った低気圧が北海道に接近する影響で、沖縄・奄美を除いて全国的に天気は下り坂。西・東日本は雨が降り始めます。北日本は晴れのち曇り。沖縄・奄美は概ね晴れる予想です。 <11/15(火)>低気圧は発達しながら日本海北部からオホーツク海に進み、低気圧から伸びる寒冷前線が西日本から北日本を通過します。寒冷前線が通過した後は冬型気圧配置に移行。その影響で北日本から四国・中国まで広い範囲で雨になります。後半は太平洋側を中心に天気が回復して晴れてくる予想です。沖縄・奄美は高気圧に覆われて晴れ。以降、沖縄・奄美は週末まで高気圧に覆われて概ね晴れる見込みです。 <11/16(水)~11/17(木)>北日本は冬型気圧配置で、日本海側は寒気の影響で雲が広がりやすく雪や雨が降るところがあります。東日本と西日本は移動性高気圧に覆われて晴れますが、17日の西日本は高気圧の後面(西側)になるため雲が広がりやすいです。 <11/18(金)>北日本は引き続き冬型気圧配置で、日本海側を中心に雲が広がりやすいです。東日本は高気圧圏内のため晴れるところが多いですが、西日本は高気圧背面となって雲が広がりやすく雨が降るところがあります。。 <11/19(土)~11/20(日)>北日本は寒気の影響で日本海側を中心に雲が広がりやすいです。東日本と西日本は高気圧が東に遠ざかるため、雲が広がりやすく雨が降るところがあります。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)上段:11/15-11/17、下段:11/18-11/20の21時ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域  【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い   最新のNOAA(アメリカ海洋大気局)による384時間先のまでのGFS予報モデルによると、11/25頃に全国的にかなり冷え込みそうです。これまでの北日本中心の寒波ではなく、西日本から沖縄・奄美までどっぷりと寒気につかる予想です。地上で雪に変わる目安の850hPaの-6℃が太平洋側まで南下しますので、近畿北部、山陰、九州北部などでも初雪になるところがあるかもしれません。500hPa天気図を見ると、南海上のサブハイ(亜熱帯高気圧)の勢力が弱まるために北からの寒気が流れ込むようです。まだ予想はかなり不確実な段階ですが、冬将軍の足音が聞こえ始めてきたのは確かと思います。

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  • 12 Nov
    • 【1か月予報】前半は北寒西暖。後半は平年並み予想だが低温傾向に変わる可能性あり。

      6時現在、北海道付近を低気圧が衰弱しながら通過中で、北海道は雪になっているところが多いです。明日も黄海の低気圧が北海道付近を通過して、大気の状態が不安定になるため、北海道は落雷、突風、急な強い雨、内陸部では降雪の強まりに注意。東・西日本、沖縄・奄美は移動性高気圧が進んできて晴れています。明日も晴れる見込みです。一方、マリアナ諸島には台風24号マーゴンがありますが、発達せず西に進んで14日未明までに熱帯低気圧に変わる見込みです。台風24号は日本付近への直接の影響はありませんが、北からの寒気を北日本付近までに食い止める働きをするようです。   さて、木曜日に気象庁から発表されている1か月予報によりますと、前半は北海道を中心に北日本は寒気の影響を受けやすく、東日本以西は逆に高温傾向の予想です。後半はほぼ平年並みの予想ですが、北極の寒気がアジア・太平洋方面に偏っているため、低温傾向に変わる可能性があります。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1週目(11/12-11/18)>東日本以西は地上の等圧線の間隔が広く、冬型気圧配置になりにくいです。そのため、東・西日本の日本海側と沖縄・奄美は平年より晴れの日が多い見込み。一方、北日本は500hPaの南北の温度差が大きく、低気圧などの擾乱の影響を受けやすいです。14日から15日にかけて日本海低気圧が発達しながらオホーツク海に進むため、北日本は15日頃に荒れた天気になる恐れがあります。気温は、北海道では平年より低く、東日本以西は平年より高い見込みです。 <2週目(11/19-11/25)>日本の北でジェット気流は南に蛇行、日本の南では北に蛇行します。そのため、北日本は北海道を中心に寒気の影響を受けやすい一方で、東日本以西は高温傾向の予想です。北日本日本海側は寒気の影響で平年より曇りや雨または雪の日が多く、東日本太平洋側では高気圧に覆われやすく平年より晴れの日が多い見込みです。その他の地方ではほぼ平年並みのお天気の予想です。 <3・4週目(11/26-12/9)>日本の南海上の対流活動が活発なため、沖縄・奄美は北からの寒気が入りにくく高温傾向。その他の地方ではほぼ平年並みの予想になっています。ただし、末尾に書きましたように低温傾向に変わる可能性があると思われます。   【地上平均気温】左から1週目、2週目、3・4週目の予想暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい  【降水量・日照時間】1か月平均  【850hPa気温推移】1か月予報左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果)中央の縦線が11月9日で、その左側は実況、右側は予想   3・4週目ですが、北半球500hPa天気図で北極の寒気(ハッチング部)がアジアから太平洋に偏っているのが非常に気になります。NOAAの北極振動の予想では、いったん北極振動がプラスになった後、11月下旬にかけて北極振動マイナスの傾向となって中緯度に北極の寒気が放出されやすくなります。今のところは南海上のサブハイ(亜熱帯高気圧)が下支えする予想ですが、このサブハイの勢力が予想より弱まると北日本だけでなく、東・西日本にも寒気が入るようになります。3か月予報との整合性もあるので、どうなるのか注目しています。

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  • 05 Nov
    • 【週間予報・1か月予報】1週目は11/9頃をピークに強い寒気、3・4週目も低温傾向に変わる可能性

      <お知らせ>明日は愛知県パワーリフティング選手権大会に出場するため、本日まとめて週間予報と1か月予報の記事を更新いたします。ご了承ください。 9時現在、日本海にある1004hPaの低気圧が今夜にかけて前線を伴って発達しながら北日本を通過、明日夜にはオホーツク海で974hPaまで発達する見込みです。北日本は低気圧や前線通過時に落雷や突風に注意。寒冷前線が通過した後は北海道に強い寒気が入りますので、北海道では6日にかけて大雪にご注意ください。東・西日本、沖縄・奄美は高気圧に覆われて晴れるところが多いですが、東日本の日本海側は寒気の影響で雲が広がりやすく、中部山岳北部では雪になるところがあります。   マリアナ諸島の台風23号は、発達しながら北上する見込みですが、11/8朝には日本の東で温帯低気圧に変わる予想です。しかしこの後、日本海を進む低気圧と合体し再発達して、大陸から日本付近に強い寒気を引き込む予想です。(引き型の冬型気圧配置)   さて、本日の週間予報資料によりますと、来週は11/8から11/9にかけて低気圧が前線を伴って発達しながら日本海からオホーツク海に進み元 台風23号と合体します。その影響で11/8は全国的に天気が崩れます。そして寒冷前線の通過後は11/9をピークにこの時期としては強い寒気が入る見込みです。3・4週目は平年並みの予想ですが、フィリピンの東の対流活動の予想が過大になっている可能性が高いため、低温傾向に変わる可能性が十分にあります。以下に気象庁の週間予報と1か月予報の内容と根拠をまとめてみます。 気象庁HP 週間天気予報1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <11/6(日)>低気圧が千島の東で発達、日本付近は冬型気圧配置となります。等圧線の間隔が狭くなり、全国的に強風や高波に注意が必要です。北日本の山は荒れそうですが、中部山岳は日本海側の山で雪になりそうですが、等圧線の間隔が北日本ほど狭くないため荒れることはなさそうです。(私は山の天気の予想を一般公開できないため、詳細はヤマテンさんによる山の天気予報をご覧ください) <11/7(月)>低気圧はカムチャツカの東に進み、日本付近は移動性高気圧に覆われて晴れるところが多い予想になっています。 <11/8(火)~11/9(水)>深いトラフ(上空の気圧の谷)が北日本から西日本を通過、対応する地上の低気圧が前線を伴って発達しながら日本海からオホーツク海に進みます。そのため8日は全国的に天気が崩れます。北日本と北陸は最初は雨でも、寒冷前線の通過後にこの時期としては強い寒気が入るため、北日本を中心に平野部でも雪になる見込みです。北日本と北陸では発達する低気圧の影響で大荒れの天気になる恐れがありますので、今後の気象情報にご注意ください。寒冷前線の通過後、日本海側の山では大荒れになることがよくありますので、登山をされる方はご注意を。9日の西日本と東日本太平洋側は天気が回復してくる見込みです。ただし寒くなりますので体調管理にご留意ください。沖縄・奄美は気圧の谷や湿った空気の影響で週末まで曇りベースの天気が続きます。 <11/10(木)>初めのうちは北日本中心の冬型気圧配置が残りますが、移動性高気圧が進んで日本付近を覆うため、東日本太平洋側と西日本は晴れ。放射冷却でこの秋一番の冷え込みになりそうです。北・東日本の日本海側は寒気が残る影響で雲が広がりやすく、雪や雨が降るところがあります。 <11/11(金)~11/12(土)>次のトラフが中国東北区から沿海州に進み、対応する地上の低気圧が沿海州からサハリン付近に進みます。その影響で全国的に雲が広がりやすい天気の予想です。まだ現段階では低気圧の予想には不確実性が大きいです。 <11/13(日)>現時点では移動性高気圧が進んできて晴れそうですが、その前の低気圧の予想が不確実なため、次の低気圧が接近してくる可能性もあります。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 <1か月予報 2週目(11/12-11/18)>500hPa天気図ではやや西谷(日本の西に上空の気圧の谷がある配置)の気圧配置になり、低温傾向は解消。地上では大陸から日本の東まで気圧が高く、東日本太平洋側と西日本は高気圧に覆われて平年より晴れの日が多い見込み。気温は東日本と沖縄・奄美で高温傾向の予想。 <1か月予報 3・4週目(11/19-12/2)>西日本は大陸の高気圧に覆われやすく、平年より晴れの日が多い予想。その他の地方はほぼ平年並みの天気の予想です。気温は不確実性が大きいため平年並みの予想になっていますが、海洋大陸の対流活動が活発になった場合は低温傾向に変わる可能性があります。  【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)上段:11/7-11/9、下段:11/10-11/12ハッチング部は前24hに5mm以上の降水量が予想されている領域  【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い  【地上平均気温】1か月予報左から1週目、2週目、3・4週目の予想暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい  【降水量・日照時間】1か月平均  【850hPa気温推移】1か月予報左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果)中央の縦線が11月2日で、その左側は実況、右側は予想

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  • 30 Oct
    • 【週間予報】今週半ばが寒気のピーク。台風の動向が次の寒波を左右しそうです。

      昨日は近畿地方で「木枯らし1号」が観測されるなど全国的に寒い1日でした。木枯らし1号とは、「季節が秋から冬へと変わる時期に、初めて吹く北よりの強い風のこと」で、東京地方と近畿地方のみ発表されています。大陸から移動性高気圧が進んできていて、この風を吹かせた冬型気圧配置は緩みつつあります。移動性高気圧の背後には低気圧が解析されており、この低気圧が前線を伴って、明日31日に北海道を通過する見込みです。北海道の山沿いや内陸では低気圧や前線の通過時に大雪になる恐れがあります。前線の通過後は850hPaで-9℃の寒気(平地で0℃に相当)が入るため、北海道では平地でも雪になります。また、48時間予想図(10/31の21時)の天気図で日本の南に予想されている熱帯低気圧(図のTD)は、海外モデルでは台風になる予想です。まだかなり不確実ですが、この熱帯低気圧の動向が今週末から来週にかけての寒気の入り方に影響しそうです。    以下に気象庁の10/30の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <10/31(月)>前線を伴った低気圧が午前中に北海道を通過、低気圧の通過後は850hPaで-9℃の寒気が入ります。北海道は曇り時々雪か雨、東北は曇り一時雨の予想です。東・西日本は晴れるところもありますが上層雲が広がりやすいです。沖縄・奄美は寒気の影響で曇りのところが多い予想です。 <11/1(火)>日本付近をトラフ(上空の気圧の谷)が通過、地上でも日本海に気圧の谷が形成されます。トラフ通過後に寒気の流入が強まって、日本海側を中心に雪(北海道)や雨(東北以南)が降ります。沖縄・奄美も寒気の影響で曇りの影響で曇りのところが多いです。 <11/2(水)>日本付近を移動性高気圧が進んできます。北日本から西日本は晴れますが、日本海側は寒気の影響で雲が広がりやすく雪や雨が降るところがあります。沖縄・奄美は前線の影響で曇り。 <11/3(木)>トラフが東北付近に進み、北日本を地上の低気圧が通過します。その影響で北日本は雲が広がりやすく雨や雪が降るところがあります。西・東日本もトラフの影響で雲が広がりやすいです。沖縄・奄美は引き続き前線の影響で曇り。 <11/4(金)~11/5(土)>移動性高気圧が広く本州付近を覆うため、東日本と西日本は概ね晴れ。北日本はトラフと寒気の影響で、日本海側を中心に雲が広がりやすく雨や雪が降るところがあります。沖縄・奄美は高気圧に覆われて晴れる見込みです。以降、沖縄・奄美は晴れベースの天気の予想になっています。 <11/6(日)>次の移動性高気圧が本州付近に進み、北日本から西日本は晴れ。ただし北日本の日本海側では寒気の影響で雲が広がりやすいです。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)上段:11/1-11/3、下段:11/4-11/6の21時ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域  【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い   さて、数日前からECMWF(欧州中期予報センター)とNOAA(アメリカ海洋大気局)がフィリピンの東で台風の発生を予想しています。ECMWFは最近まで大陸の方に進む予想でしたが、昨日あたりから11/8頃に日本の南に接近して進む予想に変っています(上図)。南シナ海でサブハイ(亜熱帯高気圧)が強まり西に進めないためです(中図)。台風が偏西風の流れを北に押し上げるため、台風が通過するまでは日本付近に寒気は入りにくいようです。一方、NOAAは西に進む予想のままで、11/9頃に北~西日本に強い寒気が入る予想になっています(下図、850hPa天気図、色分けは850hPa気温)。久しぶりに発生しそうな台風が日本付近の天気にどう影響するのか注目しています。 

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  • 29 Oct
    • 【1か月予報・3か月予報】北日本中心の冬型気圧配置から西回り寒波へ。例年と違う積雪状況に注意。

      10月に入ってから北日本中心の冬型気圧配置になりやすく、北日本の低温傾向が目立っています。日本付近は北の寒気と南の暖気がぶつかり合う場になっていて、北と南の気温差が大きい状況が続いています。   しかし、気象庁から25日に発表された3か月予報によりますと、11月は全国的に平年並み、12月に入ると西回り寒波が入りやすくなるようです。北日本と東日本はほぼ平年並みの気温の予想ですので、中部山岳は昨年のような暖冬で雪がない状況にはならず、ほぼ平年並みの気温と積雪状況になると思われます。ただし、西回り寒波が予想されますので、例年の北風から北西風による降雪とは違い、西風を受ける山域で降雪量が増える可能性があります。例えば北アルプス南部の槍穂高の稜線です。例年と違った積雪状況に注意が必要と思います。   ラニーニャの影響で海洋大陸の対流活動が活発になるため、そこの上昇気流が北側の大陸で下降気流となってシベリア高気圧の南東への張り出しを強めます。これが西回り寒波になる理由です。(図は気象庁HP資料)    今週は25日に3か月予報、27日に1か月予報が発表されています。以下に気象庁から発表されている1か月予報、3か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)気象庁HP 3か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図 にあります。 <1か月予報 1週目(10/29-11/4)>北日本を早い周期でトラフ(上空の気圧の谷)が通過します。そのうち1日のトラフ通過後は西日本までこの時期としては強い寒気が入ります。北・東日本の日本海側は気圧の谷や寒気の影響で曇りや雨または雪の降る日が多いです。北・東日本の太平洋側と西日本は高気圧に覆われて晴れの日が多いです。沖縄・奄美も晴れの日が多いですが、半ば頃までは湿った空気の影響で雲が広がりやすいです。 <1か月予報 2週目(11/5-11/11)>アリューシャン低気圧が強く、北日本は冬型気圧配置で大陸からの寒気の影響を受けやすいです。北日本日本海側は寒気の影響で平年より曇りや雨または雪の日が多いです。北・東日本の太平洋側は高気圧に覆われて平年より晴れの日が多いです。西日本も大陸からの高気圧に覆われて、日本海側は平年より曇りや雨の日が少なく、太平洋側は晴れの日かせ多い見込み。沖縄・奄美は数日の周期で天気が変わり前線の影響を受けると時期があります。気温は、北日本で低温傾向、西日本と沖縄・奄美で高温傾向。 <1か月予報 3・4週目(11/12-11/25)>海洋大陸の対流活動がやや活発で、大陸の高気圧の南東への張り出しを強めます。そのため西日本は大陸からの高気圧に覆われて平年より晴れの日が多い見込みです。その他の地方はほぼ平年並みの天気。気温も全国的に平年並みの予想です。 <11月>1か月予報の3・4週目とほぼ同様の予想です。 <12月>海洋大陸の対流活動が活発なため、大陸東部で偏西風が北に蛇行、日本の東で南に蛇行する見込み。そのためシベリア高気圧が南東に張り出し、西日本と沖縄・奄美に大陸からの寒気が流れ込みやすく低温傾向。北日本は低気圧の影響を受けやすく多雨傾向、気温は平年並み。西日本日本海側、沖縄・奄美も寒気の影響で平年より曇りや雨(西日本は雪も)の日が多い予想です。 <1月>12月とほぼ同様の天気の予想です。  【地上平均気温】上段:左から1週目、2週目、3・4週目の予想下段:左から11月、12月、1月の予想暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【1か月予報 降水量・日照時間】  【3か月予報 降水量】左から11月、12月、1月の降水量

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  • 23 Oct
    • 【週間予報】南北の気温差が大きく北日本は寒気の影響。中部山岳も日本海側は注意。

      今日の12時の実況天気図では、日本の南に停滞前線があって低気圧がいくつかできています。そのうち東シナ海にある低気圧は、台風22号が大陸で熱帯低気圧に変わって、更に温帯低気圧に姿を変えて日本付近まで接近してきたものです。その影響で九州南部では激しい雨になったところがあります。一方で、北日本では大陸の高気圧とオホーツク海の低気圧との間で「西高東低」の冬型気圧配置が続いていて、北海道では今日も雪になっているところがあります。南海上の元台風、北日本の冬型気圧配置‥本日の天気図に象徴されるように今週は南北の気温差が大きい状況が続く見込みです。   さて、気象庁の週間予報資料、各国の予報資料によりますと、今週は南北の気温差が大きく北日本は寒気の影響を受けやすいです。中部山岳も日本海側の山は寒気の影響を受け、特に北アルプス北部は冬型気圧配置になると吹雪く可能性があるため注意が必要です。以下に気象庁の10/23の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。気象庁HP 週間天気予報※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <10/24(月)>大陸から移動性高気圧が進んできて、寒気の影響が残る北海道と東北北部以外は、おおむね高気圧に覆われて晴れる予想です。 <10/25(火)>高気圧は東海上に進み、東日本と西日本は高気圧背面(西側)になるため、南からの湿った空気の影響で雲が広がり、関東から四国の太平洋側を中心に雨が降るところがあります。北日本は高気圧に覆われて晴れ、沖縄・奄美もサブハイ(上空の亜熱帯高気圧)に覆われて晴れる見込みです。今週の沖縄・奄美は南海上でサブハイが強い状況が続くため、おおむね晴れる日が続きます。 <10/26(水)~10/27(木)>日本付近をトラフ(上空の気圧の谷)か通過します。トラフの通過後は北日本中心の冬型気圧配置になり、850hPa(上空約1500m)の-6℃(地上で雪になる目安)が北海道南部まで南下します。トラフや寒気の影響で、北日本や東日本日本海側は雲が広がりやすく雨や雪が降るところがあります。また、東シナ海から前線が伸びてくるため、西日本と東日本太平洋側でも雲が広がりやすいです。 <10/28(金)~10/30(日)>28日から29日にかけて前線上を低気圧が東に進み、29日は冬型気圧配置になります。28日は北日本から西日本の広い範囲で雨。29日は寒気の影響を受ける北・東日本の日本海側は雨や雪が降りやすい天気です。北アルプス北部では大荒れの天気になる可能性があります。東日本太平洋側、西日本も南岸に地上の気圧の谷が残る影響で雲が広がりやすいです。30日は移動性高気圧に覆われて晴れてきますが、寒気の影響が残る北・東日本では日本海側を中心に雲が広がりやすく、北日本を中心に雨や雪が降るところがあります。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)上段:10/25-10/27、下段:10/28-10/30の21時ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域  【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い   今週は北極振動がマイナスとなって、北極の寒気が中緯度に放出されやすい状況になります。NOAA(アメリカ海洋大気局)の予想では11月初めまではこの北極振動(AO)がマイナスの傾向が続くようです(上図)。気象庁の週間予報資料FXXN519では、この北極の寒気がカムチャツカからアジア中部にかけて流れ込みやすい状況が予想されています。北極(下図の中心)は通常は低気圧なのですが、今週は高気圧が予想されていて北極の気温は平年より高くなりそうです。一方、日本の南ではサブハイ(亜熱帯高気圧、下図の5880mが囲われた領域)が強く、日本付近は北の寒気と南の暖気によって南北の気温差が大きい状況になります。南海上のサブハイが季節通り弱まると、西日本と沖縄・奄美にも寒気が降りてきます。

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  • 21 Oct
    • 【1か月予報】前半の北日本中心に寒波の影響、2週目は北~西日本まで気温が低い。西回り寒波来るかも

      今日は東北の石巻からの更新です。私の住んでいる名古屋よりはさすがに寒いです。北海道では初雪が初積雪になったとの便りが聞こえてきていますが、大陸から移動性高気圧が進んできて北日本中心の冬型気圧配置が少しずつ緩みつつあります。明日は寒気の影響が残る北日本は日本海側・オホーツク海側・内陸部で雲が広がりやすく、雨や雪が降るところがあります。東日本は概ね晴れますが、奄美と西日本は東シナ海から伸びる前線の影響で雲が広がりやすく、前線に近い九州や四国を中心に雨が降りやすい天気です。前線の南側になるあ沖縄地方は晴れる予想です。   さて、木曜日に気象庁から発表されている1か月予報によりますと、前半の北日本を中心に寒気の影響を受けやすいです。2週目は北~西日本まで気温が低い見込み。北日本は冬型気圧配置になりやすい状況が続きますので、冬タイヤに替える等、冬への準備を始めた方が良いと思います。中部山岳も日本海側の北アルプス北部は、寒気が入ると完全に冬山と考えて装備をお願いします。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1週目(10/22-10/28)>日本付近は南北の気温差が大きく、北日本は冬型気圧配置の影響を受けやすいです。トラフ(上空の気圧の谷)が通過した後の24日と28日に北日本中心の冬型気圧配置となって寒気が入ります。北日本日本海側は寒気の影響で平年より曇りや雨または雪の日が多いです。その他の地方では周期的な天気の変化で、西日本太平洋側と沖縄・奄美は湿った空気の影響で平年より晴れの日が少ない見込みです。 <2週目(10/29-11/4)>北極の寒気が中央アジアからアラスカ沖に放出、シベリア高気圧・アリューシャン低気圧ともに強く、北日本中心の冬型気圧配置の予想。1週目よりシベリア高気圧が南西に張り出すため、北日本から西日本まで寒気の影響を受けやすいです。また南海上ではサブハイ(亜熱帯高気圧)が強いため、日本の南に前線が残って沖縄・奄美付近に停滞する見込みです。そのため、沖縄・奄美は多雨傾向の予想です。 <3・4週目(11/5-11/18)>北極振動マイナスの傾向が続きますが、気象庁では数値予報が不確実としてほぼ平年並みの天気の予想を発表しています。ただし、地上天気図ではシベリア高気圧・アリューシャン低気圧ともに強い予想ですので、寒気の影響を受ける時期がある見込みです。東日本以西の暖秋傾向も解消されそうな感じです。  【地上平均気温】左から1週目、2週目、3・4週目の予想暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい  【降水量・日照時間】1か月平均  【850hPa気温推移】1か月予報左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果)中央の縦線が10月19日で、その左側は実況、右側は予想    どうもこの1か月は北極の寒気が中緯度に放出される、北極振動マイナスの傾向が続くようです。しかもその寒気の放出先(500hPa天気図のハッチング部)が中央アジアからアラスカ沖に偏っているようです。地上天気図でもシベリア高気圧、アリューシャン低気圧ともに強く、北海道は1か月平均で見ても冬型気圧配置になっているため、北日本は北海道を中心に冬型気圧配置になりやすいことが予想されます。図は割愛しますが、3・4週目は欧州がトラフ(上空の気圧の谷)、中央アジアがリッジ(上空の気圧の尾根)、日本付近がトラフとなるEUパターンが弱いながらも認められるため、11月に入ると西回り寒波が来るかもしれません。

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  • 15 Oct
    • 【週間予報・1か月予報】北海道を除き前半は全国的にかなり暖かい。台風シーズンはまだ終わらない?

      <お知らせ>明日は愛知県ベンチプレス選手権大会に出場するため、本日まとめて週間予報と1か月予報の記事を更新いたします。ご了承ください。 一昨日の10/13にフィリピンの東で台風21号Sarika(サリカー:カンボジアの言葉で、さえずる鳥の意味)が発生、大陸に向かって進んでいます。カロリン諸島にある熱帯低気圧は、今朝9時に台風22号Haima(ハイマー)になりました。ハイマーは中国で「タツノオシトゴ」の意味です。21号と22号はともに西に進む予想です。一方で日本付近はリッジ(上空の気圧の尾根)が進んできて、それに対応して地上は帯状の高気圧が広く日本付近を覆っています。この高気圧による好天は明日前半までは続きますが、後半は高気圧の背面となって雲が広がり、西の方から雨が降り始める予想です。  さて、木曜日に更新されている気象庁の1か月予報、本日の週間予報資料によりますと、1週目は17日頃と22日頃に気圧の谷が通過して天気が崩れますが、それ以外は晴れる日が多いです。1か月の前半は大陸の寒気の影響を受けやすい北海道を除いて、全国的に気温が高めでかなり高くなる日もある見込みです。1か月の後半は平年並みの天気の予想ですが、海洋大陸の対流活動が再び活発になる予想ですので、11月に入っても台風シーズンが終わらない可能性があります。以下に気象庁の週間予報と1か月予報の内容と根拠をまとめてみます。 気象庁HP 週間天気予報1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。<10/16(日)>中国東北区のトラフ(上空の気圧の谷)が夜には西日本に進んできます。その影響で西日本は雲が広がりやすく、九州は朝から雨、その他の地方も西の方から雨が降り始めます。東日本は前半は晴れますが、後半は雲が広がりやすいです。北日本は晴れ。奄美地方は前線の影響で雲が広がりやすい1週間です。沖縄地方は前半は高気圧に覆われて晴れの日が多いですが、後半は湿った空気の影響で雲が広がりやすいです。 <10/17(月)>日本付近をトラフが通過、高気圧の西側の湿った空気が本州付近の前線に向かって流れ込むため、西日本から北日本では雨が降りやすいお天気です。西日本を中心に大雨になる可能性がありますので、最新の気象情報にご注意ください。 <10/18(火)>トラフは東に抜けて、日本付近に移動性高気圧が進んできて広く日本を覆います。北・東日本で初めは雨が残るところがありますが、次第に回復して晴れてくる予想になっています。西日本は概ね晴れ。 <10/19(水)~10/20(木)>日本付近をトラフか接近・通過します。地上では低気圧が発達しながら沿海州からオホーツク海に進みます。低気圧から伸びる寒冷前線が北日本を通過、前線通過後は北海道を中心に寒気が入ります。20日の北海道は冬型気圧配置となり、平野部でも雪になるところがある見込み。東・西日本は19日に弱い気圧の谷の通過により曇るところがありますが、20日は高気圧に覆われて晴れる見込みです。 <10/21(金)~10/22(土)>日本付近に次のトラフが接近してきます。21日は晴れるところが多いですが、22日は広い範囲で雨が降る見込みです。 <10/23(日)>気圧の谷が抜けて、天気は回復してくると思われます。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 <1か月予報2週目(10/22-10/28)>北海道は大陸からの寒気が流れ込みやすく、北海道を中心に北日本日本海側では寒気の影響で平年より曇りや雨の日が多いです。前線の活動が本州の南で活発になるため、西日本と沖縄・奄美は多雨傾向。気温は北海道で低温傾向、東日本以西で高温傾向、東北はその境界となります。 <1か月予報3・4週目(10/29-11/11)>全国的に平年並みの天気の予想です。インド洋から海洋大陸の対流活動が活発になる見込みで、台風シーズンはまだ終わらない可能性がありそうです。  【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)上段:10/17-10/19、下段:10/20-10/22ハッチング部は前24hに5mm以上の降水量が予想されている領域   【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い   【地上平均気温】1か月予報左から1週目、2週目、3・4週目の予想暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい   【降水量・日照時間】1か月平均   【850hPa気温推移】1か月予報左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果)中央の縦線が10月12日で、その左側は実況、右側は予想

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  • 09 Oct
    • 【週間予報】北日本と東日本日本海側は寒気の影響、沖縄・奄美は前線の影響で雲が広がりやすい。

      日本付近を北海道の東の低気圧から伸びる寒冷前線が通過中。中部山岳は昼前後までは前線の影響で激しい雨が降る恐れがあります。気象庁は今朝「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第4号」を発表、「西日本では、9日朝にかけて雷を伴った非常に激しい雨が降り、東日本では、9日昼過ぎにかけて雷を伴った激しい雨が降る」として「西日本や東日本では、9日朝にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水やはん濫に警戒」を呼び掛けています。夜には寒冷前線は南に南下し、北日本中心の冬型気圧配置になります。翌10/10は大陸の乾燥した冷たい高気圧が張り出して好天が予想されます。朝は北アルプス3000m稜線で3℃程度まで冷える予想です(地形的に風が弱い場所では放射冷却でもっと冷えてルートが凍結する可能性があります)。   さて、本日の気象庁の週間予報資料、および各国の予想図によりますと、今週は北日本を中心に北からの寒気の影響を受けやすいです。北日本の標高の高いところでは積雪となる可能性があります。中部山岳も積雪やルートの凍結を想定内に入れる必要があるシーズンに入ってきました。以下に気象庁の10/9の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。気象庁HP 週間天気予報※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <10/10(月)>寒冷前線は南海上に南下し停滞、大陸から移動性高気圧が日本海に進んできます。日本海側では下層寒気の影響で雲が広がりやすいです。北日本から西日本の太平洋側は晴れる見込みです。沖縄・奄美は前線の影響で雨が降りやすいお天気です。 <10/11(火)>トラフ(上空の気圧の谷)が中国東北区から沿海州に進みます。対応する地上の低気圧が日本海北部に進む影響で、北日本は雲が広がりやすく、夜には雨が降るところがあります。東・西日本は曇り。沖縄・奄美は前線が停滞する影響で曇り一時雨の予想になっています。 <10/12(水)>低気圧が北海道の北を通過、大陸から高気圧が張り出してきます。日本付近は北日本中心の冬型気圧配置になります。北日本や東日本日本海側は下層寒気の影響で雲が広がりやすく雨が降るところがあります。東日本太平洋側、西日本は概ね晴れる見込みです。沖縄・奄美は前線が奄美付近に停滞、奄美は曇り、沖縄は前線の南側となり前線から遠いほど晴れ。以降週末まで沖縄・奄美は同様の天気です。 <10/13(木)~10/14(金)>北日本は13日は天気が回復しますが、14日は次のトラフが通過すため下層寒気の影響で日本海側を中心に曇りや雨の天気になります。東・西日本は北高型(高気圧に位置が北にある)の気圧配置のため、雲が広がりやすく曇り時々晴れ。 <10/15(土)~10/16(日)>トラフは東に抜けて、移動性高気圧がゆっくりと日本付近を通過します。晴れるところが多いですが、15日の北日本は寒気が残る影響で雲が広がりやすく、16日の西日本は高気圧の背面となって雲が広がるところがある予想です。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。   【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)上段:10/11-10/13、下段:10/14-10/16の21時ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域  【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い   10/6の3時に台風19号、10/8の21時に台風20号と相次いで発生しています。台風19号は南シナ海を西に進み、台風20号は小笠原近海で東に転向する予想ですので、今のところはどちらの台風も日本には直接の影響がない見込みです。ただし台風20号の方は、太平洋側で波が高くなる心配はあります。  この後ですが、ECMWF(欧州中期予報センター)は昨日(上図)までは南シナ海、日本の南、日本の東と3つの熱帯擾乱を予想していたのですが、今朝の予想(下図)ではトーンダウンしています。まだ予想が不安定な段階ですが、しばらくは台風の動向に注意した方が良さそうです。

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  • 08 Oct
    • 【1か月予報】北極振動の影響で1週目の北日本を中心に北からの寒気の影響を受けやすい

      10/8の1時46分頃に熊本県の阿蘇山で噴火が発生。熊本管区気象台は1時55分に阿蘇山の火口周辺警報を発表、「噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引上げ」「火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒」「火口周辺では強風時に小さな噴石が1kmを超えて降るため、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石にも注意」を呼び掛けています。阿蘇山ロープウェイも当分の間は運休となっています。(画像はNNNニュースさんから)   今日から明日にかけて日本海低気圧が北日本を通過、低気圧から伸びる寒冷前線が北日本から西日本を通過します。寒冷前線に向かって暖かく湿った空気が入るため、前線付近では大気の状態が非常に不安定になります。気象庁からは「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第2号」を発表、「低気圧や前線の影響で9日にかけて、西日本から北日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定となる見込み」として「土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水やはん濫に警戒、落雷や竜巻などの激しい突風に注意」を呼び掛けています。 中部山岳では、トラフ(上空の気圧の谷)と南東海上の太平洋高気圧との間で等高度線の間隔が狭くなるため、3000m稜線付近では20~25m/sの非常に強い西風が吹く恐れがあります。特に西側に高い山がなく、南北に稜線が伸びる山域は要注意です。低気圧の通過後は北日本を中心に冬型気圧配置となって、この時期としては強い寒気が入ります。中部山岳では10日には天気が回復して風も収まりそうですが、稜線は3℃程度まで冷え込みそうです。連休登山は後半の方が良いと思われますが、中部山岳北部ではルートの凍結も考えられますので念のため冬山装備を持参するのが無難と思います。    さて、木曜日に気象庁から発表されている1か月予報によりますと、前半は北極振動がマイナスとなって、その影響で1週目の北日本を中心に北からの寒気の影響を受けやすい見込みです。北極振動は、寒気が北極で蓄積(北極振動プラス)、北極の寒気を中緯度に放出(北極振動マイナス)を繰り返す大気の変動で、冬の間はシベリア高気圧やアリューシャン低気圧の動向とともに注目すべき現象です。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1週目(10/8-10/14)>NOAA(アメリカ海洋大気局)も予想しているように明瞭な北極振動(AO)マイナスで、北日本を中心に大陸からの寒気が流れ込みやすいです。北日本は低気圧や寒気の影響で雲が広がりやすく、日本海側を中心に雨が降りやすいです。9日に寒冷前線か通過した後の東・西日本は、本州付近をゆっくりと通過する高気圧に覆われて晴れの日が多いです。沖縄・奄美も高気圧に覆われて概ね晴れの予想。気温は北日本を中心に西日本まで平年より低く、沖縄・奄美は平年より高めの見込みです。お天気の流れの詳細は、明日の週間予報の記事で解説いたします。 <2週目(10/15-10/21)>引き続き北極振動マイナスで、北海道は北からの寒気の影響を受けやすく、北海道日本海側は寒気の影響で平年より曇りや雨の日が多いです。東・西日本は平年同様に晴れの日が多い見込み。沖縄・奄美は前線の影響で平年より曇りや雨の日が多い見込みです。気温は北海道で平年並み、東北~西日本はやや高温傾向、沖縄・奄美は高温傾向の予想。 <3・4週目(10/22-11/4)>北極振動マイナスと南海上の前線は解消、全国的に平年並みの天気の予想です。気温は沖縄・奄美は高温傾向、その他はやや高温傾向の見込みです。  【地上平均気温】左から1週目、2週目、3・4週目の予想暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい  【降水量・日照時間】1か月平均  【850hPa気温推移】1か月予報左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果)中央の縦線が10月5日で、その左側は実況、右側は予想

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  • 02 Oct
    • 【週間予報】台風18号が日本を縦断した後は、北海道を中心に強い寒気。北日本の山は防寒を万全に!

      非常に台風18号Chaba(チャバ:タイ語でハイビスカス)は9時現在フィリピンの東にあって、24時間で985hPaから935hPaまで急発達しています。台風18号は暴風域を伴って5日朝に九州にかなり接近、西日本から東日本のどこかに上陸して東日本を通過する可能性が高いです。登山は控えたほうが良いです。山は逃げません。通勤・通学もご注意ください。最新の台風18号の情報は気象庁HPにありますので、できるだけ新しい情報をご確認ください。    さて、気象庁の週間予報資料、各国の予報資料を見ますと、今週は台風18号が日本を縦断した後は、北海道を中心にこ時期としてはかなり強い寒気が入る見込みです。連休に北日本の山に行かれる方は防寒を万全にお願いします。以下に気象庁の10/2の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。気象庁HP 週間天気予報※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <10/3(月)>台風18号が3日夜から4日に沖縄本島付近と奄美にかなり接近します。現在も発達傾向ですので、暴風、高波、大雨に厳重に警戒。気象庁からは「台風第18号に関する情報 第17号」が発表されています。東・西日本は台風からの湿った空気、北日本は前線を伴った低気圧の接近の影響で雲が広がりやすく、雨が降りやすい天気の予想です。広い範囲で大気の状態が不安定になりますので、落雷、突風、急な激しい雨にご注意ください。 <10/4(火)>台風18号は沖縄本島付近から奄美付近を通過、その影響で沖縄本島と奄美は大荒れの天気になります。西・東日本も台風に近い西日本を中心に雨が降りやすく、西日本では荒れた天気になるところもあります。北日本は低気圧が発達しながら通過する影響で雨が残るところがありますが、しだいに晴れてくる見込み。 <10/5(水)>台風18号は西日本付近に進む見込で、西日本を中心に雨が降ります。台風の強さ、進路によっては大雨や大荒れの天気になる恐れがあります。最新の台風情報にご注意ください。影響受ける時間帯をご確認して備えるようにしてください。 <10/6(木)>台風18号は東日本付近に進み、東海上に抜ける見込みです。東日本を中心に雨が降り、北日本、西日本、沖縄・奄美の天気は回復傾向で晴れてくるところもある予想になっています。 <10/7(金)~10/8(土)>東北付近に高気圧が張り出してきて、北日本から西日本は晴れるところが多いです。ただし、北海道は9日前半にかけて冬型気圧配置となって、この時期としては強い寒気が入ります。北日本は北海道日本海側を中心に、標高の高いところでは雪やみぞれが舞うところがありそうです。沖縄・奄美は湿った空気の影響で、週末は曇り時々晴れの予想です。 <10/9(日)>日本付近にトラフ(上空の気圧の谷)が接近してくるため、全国的に雲が広がりやすい天気の予想です。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)上段:10/4-10/6、下段:10/7-10/9の21時ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域  【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い    台風18号が通過した後ですが、850hPa気温推移をご覧になると分かるように、北海道は平年よりも8℃も低くなる予想です。週初めからの落差は何と16℃!!。寒気の南下の様子はECMWF(欧州中期予報センター)の10/6夜の予想図が分かりやすいです。実線は500hPa高度、色分けは850hPa気温です。オホーツク海からシベリア東部に寒冷渦(寒気を伴う上空の)が居座って、北海道付近に850hPa(上空1500m)で-4℃の寒気を送り込んでいます。日本の南でサブハイ(上空の亜熱帯高気圧、図のH)が頑張っているため、今回の寒気が強いのは北日本までですが、今後サブハイが弱まると全国的に北からの寒気の影響を受けるようになります。   NOAAによる北極振動の予想を見ると、ちょうどこの頃に北極振動(AO:Arctic Oscillation)が大きくマイナスになっていて、北極の寒気が中緯度に放出される時期になっていることが分かります。秋から冬への移行期として、これからは冬型気圧配置に加えて、シベリア高気圧、北極振動の動向に注目していきたいと思います。

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  • 01 Oct
    • 【1か月予報】10月上旬までかなり暖かく沖縄と西日本を中心に多雨傾向。中旬以降は台風も沈静化?

      台風18号Chaba(チャバ:タイでハイピスカスの意味)は、進路予想のバラツキを示す予報円の半径も小さくなってきて、3日から5日にかけて日本付近を接近・通過する可能性が濃厚になってきました。この台風の注意事項は、本州付近に停滞する梅雨前線によって台風から離れた地域でも大雨になる可能性があること、500hPa天気図で偏西風の流れが遅い弱風帯を通過するため、通常より台風の進行速度が遅くなり大雨が続く恐れがあることです。台風の北側にリッジ(上空の気圧の尾根)があるため、台風の付近の等高度線の間隔が広くなって偏西風の流れが弱まります。北側にリッジ、南側にトラフ(上空の気圧の谷)がある気圧配置を「逆位相」と呼んでいて、天気の変化が遅くなる配置として注意しています。  また、9/29には旭川地方気象台から北海道の大雪山系・旭岳で初冠雪を観測したとの発表がありました(写真は旭岳ロープウェイさんから)。麓の甲府地方気象台から見えないのでまだ発表されていませんが、静岡県側ではすでに9/25に富士山の初冠雪の便りも聞こえてきています。いよいよ山は冬山シーズンに入ります。天候と装備に注意して入山をお願いします。    さて、木曜日に更新されている気象庁の1か月予報によりますと、日本の南東海上で太平洋高気圧が強く、初めの1週目を中心に南から暖かく湿った空気が入りやいです。10月上旬までは全国的にかなり暖かい見込みで、沖縄・奄美と西日本を中心に多雨傾向の予想です。10月半ば以降は海洋大陸の対流活動が平年並みに戻る見込みなので、台風の頻繁も沈静化していきそうです。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね)※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1週目(10/1-10/7)>南東海上で太平洋高気圧が強く、日本付近は太平洋高気圧縁辺の暖湿気が入りやすいです。台風18号が3日から5日にかけて日本付近を接近・通過、進路によっては沖縄・奄美は2~4日、西・東日本は3~5日頃、秋雨前線の影響も加わって大雨や大荒れの天気になる恐れがあります。最新の気象情報のご確認をお願いします。気温は全国的に高めですが、北極からの寒気がシベリア東部からカムチャツカ付近まで南下してくるため、北海道は7~8日頃に一時的に強い寒気の影響を受ける見込みです。お天気の流れの詳細は、明日の週間予報の記事で解説いたします。 <2週目(10/8-10/14)>南東海上で太平洋高気圧が強い状態は解消、平年同様の秋らしい周期的な天気の変化になる予想です。北日本は北海道を中心に北からの寒気の影響を受ける時期がある見込みです。今のところはNOAAの384時間先の予想図では日本付近に接近する台風は予想されていませんが、フィリピン付近の対流活動が活発な予想ですので引き続き台風に対する注意が必要と思います。 <3・4週目(10/15-10/28)>海洋大陸からフィリピン付近の対流活動は平年並みに戻る予想ですので、これまで続いてきた台風の頻発も一息つくと思われます。この付近の対流活動に起因する日本付近の偏西風の北への蛇行も解消して、平年並みの位置で流れるため暖秋傾向も解消の方向に向かいます。ただし、春まで続いたエルニーニョの影響で大気全体の暖かさが残っているため、気象庁ではやや高温傾向の予想をしています。  【地上平均気温】左から1週目、2週目、3・4週目の予想暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい  【降水量・日照時間】1か月平均  【850hPa気温推移】1か月予報左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果)中央の縦線が9月28日で、その左側は実況、右側は予想

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  • 25 Sep
    • 【週間予報】秋雨前線が停滞、前半晴れる日もあるが曇りや雨の日が多い。引き続き台風の動向に注意。

      今朝は、本州付近に停滞していた秋雨前線が不明瞭になって久し振りの青空が見えたところもあります。静岡県側からは富士山の初冠雪が見えたというツイートが聞こえてきましたが、正式な「富士山の初冠雪」は山梨県側にある甲府地方気象台から初冠雪が観測された時に発表されます。昨年は10月11日でした。富士山の初冠雪の正式発表も時間の問題と思います。この晴れ間も一時的なもので、明日は日本海の高気圧と東海上の高気圧との間で再び秋雨前線が顕在化して曇り空に逆戻りします。前線の近くでは大気の状態が不安定になりますので、局地的な積乱雲の発達による落雷、突風、急な強い雨にご注意ください。また、明日は中心気圧925hPaまで発達する台風17号の影響で、沖縄の先島諸島では高波、強風、大雨にご注意ください。先島諸島、台湾、華南にご縁がある方は最新の台風情報のご確認をお願いします。    さて本日の気象庁の週間予報資料、各国の予報資料によりますと、本州付近に秋雨前線が停滞して、前半晴れる日もありますが曇りや雨の日が多いです。また、引き続き台風の動向に注意が必要と思います。以下に気象庁の9/25の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。気象庁HP 週間天気予報※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <9/26(月)>トラフ(上空の気圧の谷)が東北南部を通過するため、そのすぐ南側で秋雨前線が顕在化します。全国的に雲が広がりやすく、前線付近では大気の状態が不安定になるため、落雷、突風、急な激しい雨にご注意ください。前線から遠い北海道、東北北部、九州は晴れる見込みです。沖縄の先島諸島では台風17号が接近しますので、ご注意ください。 <9/27(火)>トラフは東に抜けて秋雨前線は不明瞭化しますが、東北に潜在的な前線帯が残ります。その影響で東北は雲が広がりやすく、雨が降るところがあります。北海道と東日本は高気圧に覆われて晴れ、西日本と沖縄・奄美は台風17号や高気圧縁辺の湿った空気の影響で雲が広がりやすく、先島諸島では台風17号の影響で大雨になる恐れがあります。 <9/28(水)>次のトラフの接近に伴い、秋雨前線が再び顕在化しながら日本海を南下します。そのため、全国的に広い範囲で雨になります。 <9/29(木)>トラフは東に抜けて、日本海を弱いリッジ(上空の気圧の尾根)が進みます。北日本はコウキアツに覆われて晴れますが、秋雨前線が弱まりながらも南岸に停滞するため、東・西日本は曇りや雨のところが多いです。沖縄・奄美は前線の南側となって、高気圧に覆われて以降、晴れの日が多い見込みです。 <9/30(金)~10/1(土)>秋雨前線はやや北上して、西日本から東日本の日本海側付近に停滞、台風17号からの湿った空気の影響で前線の活動が活発になる見込みです。日本海側を中心に大雨になる可能性があります。 <10/2(日)>引き続き秋雨前線は本州付近に停滞、北日本と縄・奄美はで晴れる他は、曇りや雨の予想になっています。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)上段:9/27-9/29、下段:9/30-10/2の21時ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域  【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い   台風17号の次にも台風が予想されていますが、まだ日々の予想の変動が大きく、予想が非常に不確実な段階であることをお断りした上でECMWF(欧州中期予報センター)の10/4の21時の予想図を添付いたします。日本の南海上に台風になりそうな熱帯低気圧が予想されています。その両側にも台風の卵があります。    NOAAもいくつかの熱帯擾乱を予想していますが、10/8の15時の予想図で九州に接近、その後は西日本から東日本を縦断する予想をしています。ただし、予想の日々の変動が大きいです。いずれにしても、今週末には次の台風の動向もはっきりしてくると思いますので、今後の動向に注意と思います。

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