• 31 Jul
    • 【週間予報】前半は2つの高気圧の谷間で不安定、後半は広く高気圧に覆われる。台風の動向に注意。

      昨日18時にフィリピンの東で熱帯低気圧が台風4号Nidaニーダになりました。ニーダはタイの女性の名前です。この台風は大陸に向かう予想で日本には直接の影響はありませんが、台風の上昇気流が日本付近で下降気流となって太平洋高気圧を強める働きをします。今週の後半は日本付近は太平洋高気圧に広く覆われて暑くなりそうです。 ただし、今週前半の日本付近は日本の西の高気圧と東の高気圧の谷間となって、湿った空気が入りやすく不安定になります。今日明日も気温が上がる午後の山沿いや内陸部を中心に局地的に急な激しい雨、落雷、突風の恐れがあります。中上層の風が弱いため、発達した積乱雲が同じ場所に停滞する可能性があります。登山は「早出早着」を心掛けてください。中部山岳は現在、岐阜県・長野県全域に雷注意報が出ています。 さて本日の気象庁の週間予報資料、各国の予報資料によると、前記のように前半は2つの高気圧の谷間で不安定な天気ですが、後半は広く高気圧に覆われる見込みです。海外の予報モデルでは、8月初めに発生した台風5号(予定)が日本付近に接近する可能性があるため、今後の台風の動向に注意と思います。以下に気象庁の7/31の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <8/1(月)> 関東の南東海上から寒冷渦(寒気を伴う上空の低気圧)と地上の低気圧が接近、下層からも湿った空気が入って、上空寒気と下層暖湿気によって東・北日本の太平洋側を中心に局地的に非常に激しい雨になる恐れがあります。また、気温が上がる午後は全国的に山沿いや内陸部を中心に大気の状態が不安定になります。急な激しい雨、落雷、突風にご注意ください。 <8/2(火)> 寒冷渦は日本付近に停滞、下層には太平洋高気圧縁辺の湿った空気が入るため、北日本と東日本を中心に不安定な天気が続きます。西日本と奄美は高気圧に覆われて晴れるところが多いですが、沖縄は台風4号の湿った空気の影響で雲が広がりやすいです。 <8/3(水)> 日本付近は西と東の高気圧の間の谷の状態が続き、北日本と東日本は雲が広がりやすいです。西日本は西の高気圧に覆われて晴れる予想です。沖縄・奄美は以降、週末まで高気圧縁辺の湿った空気の影響で雲が広がりやすいです。 <8/4(木)~8/5(金)> 上空のサブハイ(亜熱帯高気圧)と地上の太平洋高気圧が西に張り出してくるため、上空寒気、下層暖湿気ともに解消されて、晴れるところが多いです。ただし、北日本はトラフの影響、西日本は太平洋高気圧縁辺の湿った空気の影響で雲が広がるところもある見込みです。 <8/6(土)~8/7(日)> 日本の東から太平洋高気圧が張り出して日本付近を覆います。北・東日本は晴れ、西日本も晴れますが、高気圧縁辺の湿った空気の影響で雲が広がりやすいです。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:8/2-8/4、下段:8/5-8/7の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 気象庁の48時間予想天気図で日本の遥か南海上に予想されている低圧部(L)が問題の熱帯擾乱です。気象庁の数値予報ではそれほど発達しない予想になっていますが、海外の予報モデルでは台風となって日本付近に接近する可能性があるようです。 まだ影も形もなく、予想が非常に不確実な段階であることをお断りした上で、海外の予想図を添付いたします。まず、ECMWF(欧州中期予報センター)です。8/8頃に関東南岸に接近して、8/9頃に北海道付近に向かう予想です。 続いてNOAA(アメリカ海洋大気局)の予想図です。8/12頃に東海から関東の間に上陸する予想になっています。ECMWF、NOAAともに日々台風予想の変動が大きく、まだ台風がいつ頃、どこに向かうか不確実なのですが、リスクに備えて台風の動向を監視していく必要があると思います。

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  • 30 Jul
    • 【1か月予報・3か月予報】アジア熱帯域で対流活動活発、チベット高気圧・太平洋高気圧とも強く猛暑に

      今週は月曜日に1か月予報、木曜日に3か月予報が発表されています。それによりますと8月前半頃までは湿った空気の影響ですっきりしない天気になりますが、8月後半頃からは夏らしい天気となり、9月は全国的に残暑が厳しくなりそうです。10月も全国的に暖かく、沖縄・奄美では湿った空気の影響を受けやすいです。インド洋東部からフィリピン付近にかけて対流活動が活発なため、そこからの上昇気流が北側で下降気流となって太平洋高気圧と、更に上空のチベット高気圧が強めるためです。したがって、今まで発生数が少なかった台風も、今後は秋にかけて頻発する可能性があります。6月まで発生数がゼロだった今年の台風も、7月に入ってすでに3号まで発生、今夜から明日朝にかけてフィリピン付近に4号が発生しそうです。8月初めにも台風が発生する可能性があり、詳細は明日の週間予報の記事で解説いたします。 以下に気象庁から発表されている1か月予報、3か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) 気象庁HP 3か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図 にあります。 <1か月予報 1週目(7/30-8/5)> 前半は高気圧が朝鮮半島付近と日本の東との2つに割れて、その間を熱帯低気圧が接近してきます。湿った空気の影響で北・東日本は曇りや雨の日が多いです。後半は北・東日本は太平洋高気圧に覆われて晴れますが、西日本と沖縄・奄美は太平洋高気圧の縁辺の湿った空気の影響で雲が広がりやすく雨が降るところがあります。期間の終り頃に台風5号が発生して日本付近に接近する可能性があります。 <1か月予報 2週目(8/6-8/12)> インド洋東部からフィリピンの東にかけて対流活動が活発なため、沖縄・奄美と西日本は南からの湿った空気が入りやすく多雨傾向。東日本は太平洋高気圧に覆われて平年同様に晴れの日が多く、北日本も平年同様に周期的な天気の見込みです。 <1か月予報 3・4週目(8/13-8/26)> ほぼ平年同様の天候の予想で、北日本は周期的な天気の変化、東・西日本と沖縄・奄美は平年同様に晴れの日が多い見込みです。気温は北日本と沖縄・奄美を中心に高温傾向で、全国的に暑くなりそうです。 <9月> 8月に比べて更にフィリピン付近の対流活動が活発となり、インド洋東部からフィリピン付近までの対流活動が活発になります。そのため、本州付近で太平洋高気圧、更に上空のチベット高気圧ともに強まって、全国的に残暑が厳しいです。ただし北海道は秋雨前線の影響で多雨傾向の見込みです。 <10月> 対流活動が活発な領域は沖縄・奄美付近まで広がるため、太平洋高気圧の張り出しは弱まる見込みです。南からの暖かく湿った空気が入りやすくなるため、沖縄・奄美と西日本を中心に高温傾向で、全国的に気温が高めの予想です。降水量は沖縄・奄美で多雨傾向、他は平年並みの予想です。 【地上平均気温】 上段:左から1週目、2週目、3・4週目の予想 下段:左から8月、9月、10月の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【1か月予報 降水量・日照時間】 【3か月予報 降水量】 左から8月、9月、10月の降水量

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  • 24 Jul
    • 【週間予報】前半は北冷西暑。後半はアリューシャン南の高気圧とサブハイが合体、暑さが戻る

      今朝3時に南鳥島近海で熱帯低気圧が台風2号(Lupit:ルピート)に変わりました。ルピートはフィリピンの言葉で「冷酷な」という意味ですが、名前とは裏腹に日本付近に大きな影響はない模様です。海水温の低い海域を進むためそれほど発達することもなく、26日未明までには温他低気圧化した後は不明瞭になる見込みです。 さて、本日の気象庁の週間予報資料によりますと、今週前半は沖縄・奄美から西日本で太平洋高気圧が強い一方で、カムチャツカの南でオホーツク海高気圧も強く、北日本と東日本は2つの高気圧の谷間となって天候不順になります。後半はアリューシャンの南の高気圧と南シナ海のサブハイが一体となって日本付近を覆うようになって、北・東日本も暑さが戻ってくるようです。以下に気象庁の7/24の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <7/25(月)> 気圧の谷が顕在化して日本海に低気圧か発生します。日本海の低気圧に向かって南から湿った空気が入る影響で、東日本から西日本は雲が広がりやすく雨が降るところがあります。北日本は日本海側は晴れますが、太平洋側はオホーツク海高気圧からの湿った空気の影響で雲が広がりやすいです。沖縄・奄美は、湿った空気の影響を受ける奄美は曇り、他は太平洋高気圧に覆われて晴れる予想になっています。 <7/26(火)> 寒冷渦が東海上から北海道付近に向かって接近、寒冷渦は北から上空寒気を引き込みます。その一方で日本海の低気圧は下層で南からの湿った空気を引き込むため、沖縄方面を除いて全国的に雲が広がりやすく雨が降るところがあります。特に西日本と東日本では大気の状態が不安定になって、局地的に急な強い雨、落雷などの恐れがあります。 <7/27(水)> 北海道付近の寒冷渦は不明瞭化しますが、北日本から東日本に前線帯が残る見込みで、北・東日本は雨が降るところが多いです。西日本と沖縄・奄美は太平洋高気圧に覆われて晴れる予想です。以降、沖縄・奄美は晴れの日が続きます。 <7/28(木)~7/29(金)> 前線帯は不明瞭化しながら北上するため、北日本は雨が降るところが多いです。東日本にもサブハイ(上空の亜熱帯高気圧)が張り出してくるようになるため、東・西日本は晴れる見込みです。 <7/30(土)~7/31(日)> アリューシャンの南のブロッキング高気圧と南シナ海のサブハイが一体となって日本付近を広く覆う見込みです。全国的に猛暑が復活して暑くなる可能性があります。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:7/26-7/28、下段:7/29-7/31の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 今日の週間予報資料FXXN519の500hPa天気図は実に興味深いです。カムチャツカの南のブロッキング高気圧と東シナ海に中心を持つサブハイが、南東海上の寒冷渦を挟んで合体していくようです。週後半は北・東日本も天候が回復して暑い夏が戻ってきそうな感じがします。

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  • 23 Jul
    • 【1か月予報】前半は北冷西暑、北・東日本は太平洋側を中心に雲が広がりやすい。後半は安定?

      千島の東にはオホーツク海高気圧が停滞しており、そこから吹き出す冷湿な北東気流の影響で北日本から西日本の太平洋側では雲が広がっています。500hPa天気図を見ますと、本州の東に寒冷渦(寒気を伴う上空の低気圧)があって、北からの寒気を引き込んでいます。そのため北日本・東日本は気温が低め。オホーツク海高気圧が解消されても東海上に気圧の谷が残り、太平洋高気圧の張り出しも弱いため、北・東日本は太平洋側を中心に雲が広がりやすい状況がしばらく続くようです。 さて、木曜日に更新されている気象庁の1か月予報によりますと、北日本太平洋側と東日本は湿った空気や気圧の谷の影響を受けやすく、前半中心に平年より晴れの日が少ない見込みです。後半のお盆の頃は平年同様に晴れの日が多い予想になっていますが、果たしてどうなるのかはまだ不確実です。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 1週目(7/23-7/29) サブハイ(亜熱帯高気圧)が沖縄・奄美から西日本を覆い、西日本までは晴れて暑い一方で、本州の東には上空の気圧の谷になっている状態が続き、北と東日本太平洋側は湿った空気や気圧の谷の影響で曇や雨の日が多い見込みです。また、東北から東海にかけて太平洋側を中心に気温も低めの見込みです。 2週目(7/30-8/4) 北日本太平洋側と東日本はオホーツク海高気圧からの湿った空気や気圧の谷の影響で平年より晴れの日が少ない見込みです。沖縄・奄美、西日本はサブハイの張り出しによって晴れて暑いです。 3・4週目(8/5-8/19) 日本の北と南で高気圧が強く、本州付近が相対的に気圧が低い状況は続く見込みです。しかし予想の不確実性を考慮して、平年同様に北日本は周期的な天気、東日本から沖縄・奄美は晴れの日が多い予想になっています。 【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【降水量・日照時間】1か月平均 【850hPa気温推移】1か月予報 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が7月20日で、その左側は実況、右側は予想

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  • 17 Jul
    • 【週間予報】状況次第では西日本から東海地方の梅雨明け発表があるかも

      梅雨前線は西日本から東日本の南に停滞、日本海に発生した低気圧が北東に進んでいます。また梅雨前線上にはキンク(北へ盛り上がった部分)があって、日本海の低気圧とともに東に進んでいます。梅雨前線上のキンクは、南からの湿った空気が多く流れ込んでいる部分で、このキンク付近と日本海の低気圧との間は南からの湿った空気の影響で大気の状態が不安定になります。上空にはリッジ(気圧の尾根)があるため上昇気流が発生しにくく、落雷などの恐れがあるのは山沿いなどの地形的に上昇気流が発生しやすい場所に限定されますが、念のため中部山岳では気温が上がる午後からは落雷にご注意をお願いします。 さて、本日の気象庁の週間予報資料によりますと、オホーツク海高気圧が出現するため、北・東日本の太平洋側は雲が広がりやすく気温低めになりそうです。サブハイ(亜熱帯高気圧の)張り出しが強まる予想に変わってきているため、状況次第では西日本から東海地方の梅雨明け発表があるかもしれません。以下に気象庁の7/17の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <7/18(月)> 梅雨前線は九州南部から東日本の南に停滞し、日本海の低気圧は東北付近を通過。低気圧や前線の影響で雲が広がりやすく北日本を中心に雨が降りますが、前線や低気圧から遠い東海、九州南部を除く西日本では晴れる見込みです。沖縄・奄美は今週は太平洋高気圧に覆われて晴れの日が続きます。 <7/19(火)> 北日本をトラフ(上空の気圧の谷)が通過する一方で、リッジ(上空の気圧の尾根)と対応する地上の高気圧が日本海に進んできます。北日本はトラフの影響で雲が広がりやすく、北海道を中心に雨が降ります。東日本も関東甲信、北陸は湿った空気が残る影響で雲が広がりやすく、にわか雨が降るところがあります。東海と西日本は概ね晴れる予想になっています。 <7/20(水)~7/21(木)> トラフは東に抜けて、サブハイの張り出しが強まります。全国的に晴れるところが多いですが、地上ではオホーツク海高気圧も張り出してくるため、北・東日本の太平洋側ではオホーツク海高気圧からの冷湿な空気の影響で雲が広がりやすいです。 <7/22(金)> 北日本日本海側はオホーツク海高気圧に覆われて晴れ、太平洋側はオホーツク海高気圧からの冷湿な空気の影響が続いて曇り。東・西日本はサブハイの張り出しがやや弱まるため、晴れるところもありますが雲が広がりやすいです。 <7/23(土)~7/24(日)> サブハイの張り出しの予想にかなりのバラツキがあって予想は不確実ですが、今のところは広い範囲で大きく天気が崩れる可能性は低いです。北日本は前日同様の予想、東・西日本は雲が広がりやすい天気の予想になっています。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:7/19-7/21、下段:7/22-7/24の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 週間予報資料FXXN519を見ると、今週の予報の理由がよく分かります。図は北半球の500hPa天気図で、7/22の前後5日間の平均天気図です。図の中心が北極で、日本は右下中央にあります。日本付近では高度5880mを目安とするサブハイ(亜熱帯高気圧)が東日本まで覆います。その北側の沿海州には、文字通り「Ω」の形をしたオメガブロックが出現しています。このような配置になると偏西風の流れが滞って、同じ気圧配置が長く続きやすくなります。このオメガブロックのリッジ(上空の気圧の尾根)に対応して、地上ではオホーツク海高気圧が現れます。 850hPa気温の15℃線(太線)を見ますと、オホーツク海高気圧からの冷たく湿った空気の流れが明瞭で、北・東日本の太平洋側を中心にこの冷湿な空気の影響を受けそうです。中部山岳の南部はあまり天気が良くないかもしれませんが、3000m級の山ではヤマセで天気が悪いのは海に近い山に限定されると思われますので、あきらめることはないと思います。

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  • 16 Jul
    • 【1か月予報】対流活動活発域の南半球へのずれとブロッキング現象により、梅雨明けが遅れ気味

      九州南部の梅雨明けの平年値は7/14、北部は7/19ですが、今年は太平洋高気圧の北への張り出しが弱く、一向に梅雨明けの気配が感じられません。その原因の一つとして南半球の海水温が高い海域が高い(NOAAによる1番目の図)ことが影響していると思います。海洋大陸の南半球で対流活動が活発(2番目の図のブルーの領域)なため、フィリピンの東は下降気流となって対流活動が不活発(オレンジの領域)となり、日本の南海上で太平洋高気圧が強まる代わりに、北への張り出しは弱くなります。その結果として、梅雨前線は西日本から東日本付近に停滞したままです。 しかし、最近1か月の傾向を見ると、南半球の海水温は次第に低下する傾向(3番目の図)が見られるようです。通常、この時期はフィリピンの東で対流活動が活発になって、日本付近が下降気流となって太平洋高気圧の張り出しが強まるのですが、太陽から受けるエネルギーは北半球の方が強いはずの7月に南半球の方が海水温が高いのは異例のことに感じます。 さらには、オホーツク海に顕著なリッジ(4番目の図)ができてブロッキング現象を起こすため、南から湿った空気が入りやすい西谷の気圧配置が続くと同時に、オホーツク海高気圧が強まって北・東日本の太平洋側で天候不順になりやすいことが予想されています。ともに早く解消して、まともな夏になってほしいと願っています。 さて木曜日に更新されている気象庁の1か月予報資料によりますと、先週の予報と一変して西日本から東日本の梅雨明けが遅れそうな予想で、梅雨明けが8月にずれ込む可能性も出てきたようです。しかし、各国の10日先の予報資料をウォッチしていると、日々の予想の変動が大きく、予想が安定していないようです。当面の1週間先の傾向は大きく外れないと思いますが、それ以降の予想は熱帯擾乱などによって大きく変わってくる可能性があります。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1週目(7/16-7/22)> カムチャツカでリッジ(上空の気圧の尾根)が顕著になり、ブロッキング現象が発生。対応して地上ではオホーツク海高気圧が現れて、北日本を中心に低温傾向。北・東日本の太平洋側ではオホーツク海高気圧からの冷湿な空気の影響で雲が広がりやすいです。太平洋高気圧は沖縄・奄美で強く、その北への張り出しが弱いため梅雨前線の平均的な位置は西日本から関東の南海上付近。北日本は高気圧に覆われて晴れる日もありますが、東・西日本は前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多いです。沖縄・奄美は晴れ。詳細のお天気の流れは、明日の週間予報の記事で解説いたします。 <2週目(7/23-7/29)> 日本の北でリッジ、本州付近がトラフ(上空の気圧の谷)の気圧配置が続きます。1週目よりは太平洋高気圧の北への張り出しは強まりますが、平年より張り出しは弱いです。西日本と東日本太平洋側は平年より晴れの日が少ない見込みで、2週目に梅雨が明けるかどうか微妙なところ。北日本と東日本日本海側は平年り曇りや雨の日が多い予想です。中部山岳の日本海側の山は、北陸の梅雨明けが遅れ気味の影響を受ける可能性があります。 <3・4週目(7/30-8/12)> やっと太平洋高気圧が東日本付近まで張り出します。沖縄・奄美、西日本、東日本は平年同様に晴れの日が多い見込みです。北日本は偏西風の流れが平年より南寄りの影響により、前線や低気圧の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多い予想です。 【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【降水量・日照時間】1か月平均 【850hPa気温推移】1か月予報 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が7月13日で、その左側は実況、右側は予想

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  • 10 Jul
    • 【週間予報】台風1号から変わった低気圧が日本海を進み、西日本を中心に大雨の可能性

      台風1号は華南に上陸した後、昨夜9時に熱帯低気圧に変わりました。九州には梅雨前線が停滞、前線に向かって非常に湿った空気が入るため、九州では大雨になる恐れがあります。気象庁からは今朝「大雨に関する全般気象情報 第6号」を発表、「九州では10日夕方にかけて雷を伴った非常に激しい雨の降るところがある見込み」として、「10日夜遅くにかけて土砂災害に厳重に警戒」「低い土地の浸水、河川の増水やはん濫に警戒」を呼び掛けています。 また、北海道では寒冷渦(寒気を伴った上空の低気圧)の影響で大気の状態が非常に不安定になります。札幌管区気象台では「大雨と雷及び突風に関する北海道地方気象情報 第2号」を発表、「北海道地方では、引き続き10日夜遅くにかけて大雨による低い土地の浸水、土砂災害、竜巻などの激しい突風、落雷、ひょうに注意」を呼び掛けています。ご注意ください。 中部山岳は日中は晴れますが、湿った空気の影響で後半は雲が広がりやすく、雨が降るところがある見込みです。 今週は、華南に上陸して台風1号から変わった熱帯低気圧の湿った空気が温帯低気圧に姿を変えて、日本海を進み本州付近を通過して、西日本を中心に大雨になる可能性があります。海の日の三連休もスッキリしない天気のようです。ただし、一年で一番予報が難しい時期ですので、必ず最新の気象情報のご確認をお願いいたします。以下に気象庁の6/26の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <7/11(月)> 北日本と東日本は、日本海から進んでくる高気圧に覆われて晴れ。西日本と沖縄・奄美は、梅雨前線や太平洋高気圧縁辺の湿った空気の影響で雲が広がりやすく、前線に近い九州、四国、中国では雨が降るところがあります。 <7/12(火)> 北日本と東日本はリッジ(上空の気圧の尾根)が進んでくるため、晴れるところが多いです。西日本はトラフ(上空の気圧の谷)が接近してくるため、雲が広がり雨が降りやすいお天気です。沖縄・奄美は、太平洋高気圧に覆われて晴れますが、湿った空気の影響で雲が広がるところもある見込みです。 <7/13(水)> 朝鮮半島付近に発生した低気圧が日本海へ進み、梅雨前線は西日本から東日本に停滞します。北日本から西日本は雲が広がりやすく、東・西日本を中心に雨が降ります。非常に湿った空気が入る影響で、西日本を中心に局地的な大雨になる恐れがあります。沖縄・奄美は太平洋高気圧縁辺の湿った空気の影響で、週末まで曇りベースのお天気が続きます。 <7/14(木)> 梅雨前線は九州南岸から東日本の南海上の北緯30度付近まで南下しますが、湿った空気が残る影響で全国的に雲が広がりやすいです。 <7/15(金)~7/17(日)> 梅雨前線は南海上に停滞して衰弱傾向ですが、東・西日本はオホーツク海高気圧と太平洋高気圧の間の気圧の谷となって、雲が広がりやすいお天気です。北日本もオホーツク海高気圧からの湿った空気の影響で、太平洋側を中心に雲が広がりやすいです。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:7/12-7/14、下段:7/15-7/17の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い

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  • 09 Jul
    • 【1か月予報】沖縄・奄美、西日本、北日本は多雨傾向。西・東日本の梅雨明けは平年並みか若干遅れそう

      台風1号は台湾に大きな被害をもたらした後、勢力を弱めながら大陸に向かっています。明日朝には台風1号は熱帯低気圧に変わる見込みです。台風による日本への直接の影響はありませんが、台風と太平洋高気圧の間から湿った空気が入ってきており、大気の状態が非常に不安定になっています。気象庁から今朝「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第4号」を発表、「9日は西日本から東日本で大気の状態が非常に不安定となり、局地的に猛烈な雨の降るところがある」として、「九州を中心に土砂災害に厳重に警戒」「低い土地の浸水、河川の増水やはん濫に警戒」「落雷、竜巻などの激しい突風に注意」を呼び掛けています。中部山岳でも落雷や急な激しい雨が予想されますので、気象状況には十分ご注意ください。 さて、木曜日に更新されている気象庁の1か月予報によりますと、平年より太平洋高気圧の張り出しが弱く、沖縄・奄美は高気圧縁辺の湿った空気の影響で多雨傾向、北日本と西日本もやや多雨傾向。ただし、西・東日本の梅雨明けは平年並みか若干遅れそうで、中部山岳のある東日本の梅雨明けは7月下旬になりそうな感じです。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1週目(7/9-7/15)> 北日本から西日本は低気圧や前線の影響で曇りや雨の日が多いですが、晴れると暑く猛暑日となるところもある見込みです。体調管理にご注意ください。沖縄・奄美は太平洋高気圧縁辺の湿った空気の影響で曇りや雨の日が多いです。お天気の流れの詳細は、明日の週間予報の記事で解説いたします。 <2週目(7/16-7/22)> 1週目と同様にサブハイ(上空の亜熱帯高気圧)の張り出しが弱く、日本付近は南からの湿った空気が入りやすい西谷の気圧配置。また日本海で850hPaの温度傾度が大きいことから、日本海沿岸付近で梅雨前線の活動が活発な見込み。その影響で、東日本日本海側、西日本、沖縄・奄美で多雨傾向の予想です。東日本太平洋側、北日本は平年同様に曇りや雨の日が多いです。 <3・4週目(7/23-8/5)> サブハイが西・東日本の南岸付近まで張り出してきます。東日本、西日本、沖縄・奄美は平年同様に晴れの日が多い見込みです。北日本は太平洋高気圧の張り出しが弱く、平年より曇りや雨の日が多い見込みです。平均的にみていますので、西・東日本の梅雨明けは、平年並みまたは平年より若干遅れる可能性があります。 【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【降水量・日照時間】1か月平均 【850hPa気温推移】1か月予報 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が7月6日で、その左側は実況、右側は予想

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  • 03 Jul
    • 【週間予報】台風1号が発生、今週の天気を大きく左右する可能性あり

      3時の実況天気図では、北海道付近に低気圧があって、そこから閉塞前線、温暖前線、そして寒冷前線が東北を横切り日本海で梅雨前線と繋がっています。低気圧の通過後の北海道は回復傾向ですが、前線が停滞する東北から北陸にかけて大雨になる恐れがあります。気象庁では今朝「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第4号」を発表、「3日は北陸地方中心に前線の影響で大雨となる見込み」として、「低い土地の浸水、河川の増水、土砂災害に警戒」「落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意」を呼び掛けています。 また、昨日朝、カロリン諸島で発生した熱帯低気圧は、今朝10時に台風1号となりました。気象庁が統計を開始した1951年以降で、1998年の7/9に次ぐ2番目の発生の遅さです。現時点では進路の予想は非常に不確実ですが、今週の後半の天気を大きく左右する可能性があります。予報円の中に入る確率は70%であることにご留意ください。あとの30%は全く違う方向にずれる可能性もあります。 さて、本日の気象庁の週間予報資料、各国の予報資料を見ますと、今週は今年初めての台風1号が発生すると同時に、初っ端から上陸する可能性も十分ありそうです。今週の後半に登山にお出掛けを予定されている方は、台風の影響を視野に入れておく必要があると思います。以下に気象庁の6/26の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <7/4(月)> 低気圧は北海道の東に抜けますが、北海道には地上の気圧の谷が残って天気の回復が遅れそうです。梅雨前線の活動は弱まって不明瞭となる見込みですが、引続き湿った空気が入る影響で東北、東日本日本海側を中心に雲が広がりやすいです。沖縄・奄美は、沖縄地方で気圧の谷の影響で一時不安定になる他は晴れ。 <7/5(火)> 前線を伴った低気圧が日本海をゆっくりと東北東に進みます。沖縄・奄美、西・東日本はサブハイ(亜熱帯高気圧)に覆われて晴れますが、午後からは西・東日本では大気の状態が不安定になって雨が降るところがあります。北日本は千島付近の高気圧からの湿った東風が入る影響で、雲が広がりやすく雨が降るところがあります。 <7/6(水)~<7/7(木)> トラフ(上空の気圧の谷)が北日本を通過、梅雨前線は日本海から東北付近の見込み。トラフや前線の影響で全国的に雲が広がりやすいです。沖縄・奄美は7日頃から台風1号の影響を受ける可能性があります。 <7/8(金)~7/10(日)> 梅雨前線は不明瞭になりますが、サブハイの張り出しがやや南に後退する見込みです。その影響で東・西日本は湿った空気が入りやすくなり、雲が広がりやすいお天気です。北日本もトラフの影響で雲が多い天気の見込みです。沖縄・奄美は台風1号の影響で曇りや雨。台風1号の進路や発達度合によって、予想が大きく変わってくる可能性があります。最新の気象情報のご確認をお願いします。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:7/5-7/7、下段:7/8-7/10の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い まだ台風の進路予想が非常に不確実であることをお断りした上で、各国の予想図を添付いたします。まず気象庁のGSM(全球予報モデル)では台風は南岸を進む予想です。ECMWF(欧州中期予報センター)は、昨日は九州北部に上陸の予想でしたが、本日は大陸に上陸して弱まってから朝鮮半島に進む予想に変わっています。この予想は昨日までのNOAAと同じです。そのNOAA(アメリカ海洋大気局)は昨日より日本に接近する予想で、東シナ海を北上する進路に変わっています。いずれも太平洋高気圧の強さの予想が、台風の進路に大きく影響しています。今後の気象情報に注意をお願いします。

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  • 02 Jul
    • 【1か月予報】北日本と東日本日本海側は多雨傾向。西日本と東日本太平洋側の梅雨明けは平年並み

      日本海に前線を伴った低気圧があって発達しながら北東に進んでいます。この低気圧と前線の影響で北日本と北陸は大気の状態が不安定になって、局地的に雷を伴った大雨になる恐れがありますのでご注意ください。今朝、気象庁から「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第2号」を発表、「3日にかけて、発達する低気圧や前線の影響で、北日本と北陸地方では、大雨となる見込み」として、「低い土地の浸水、河川の増水、土砂災害に警戒」「落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意」を呼び掛けています。なお、南海上の低圧部は明日の夜までに熱帯低気圧となって、更に今年初めての台風1号にまで発達する可能性が高いです。2日前から欧州ECMWFとアメリカNOAAが予想していましたが、本日から気象庁の予報モデルも台風の発生を予想し始めています。添付はECMWFです。 さて、木曜日に更新されている気象庁の1か月予報によりますと、日本の南で太平洋高気圧が強く、高気圧の縁辺からの湿った空気によって梅雨前線の活動は活発。北日本と東日本日本海側は前線や低気圧の影響を受けやすく多雨傾向。西日本と東日本太平洋側の梅雨明けは平年並みになりそうな感じです。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 1週目(7/2-7/8) 前半の梅雨前線は北日本~西日本の日本海側付近に停滞、梅雨前線の影響で西~北日本は曇りや雨の日か続きます。後半は冒頭に書きました熱帯擾乱の動向次第で大きく天気が変わる可能性があります。詳細は明日の週間予報の記事で解説いたします。南海上で強い太平洋高気圧からの暖かく湿った入る影響で、気温は全国的に高くなる見込みです。 2週目(7/9-7/15) 太平洋高気圧の張り出しの位置は1週目よりやや南下しますが、梅雨前線は引き続き日本海沿岸で活発。太平洋高気圧縁辺の湿った空気が入るため、北日本、東日本日本海側、西日本は多雨傾向で、沖縄・奄美は平年より晴れの日が少ない見込みです。気温は東日本と北日本を中心に高温傾向の予想です。 3・4週目(7/16-7/29) 太平洋高気圧、上空のチベット高気圧ともに強まって、梅雨前線の位置は日本海から北日本付近。梅雨前線には引続き湿った空気が入りやすいため、前線に近い北日本では多雨傾向。東日本日本海側も梅雨明けが遅れる可能性があります。東日本太平洋側、西日本、沖縄・奄美は平年同様に晴れの日が多い見込みです。気温は北日本を除いて、やや高温傾向の見込みです。 【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【降水量・日照時間】1か月平均 【850hPa気温推移】1か月予報 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が6月29日で、その左側は実況、右側は予想

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  • 26 Jun
    • 【週間予報】前半は梅雨前線が活発で西日本中心に大雨注意。後半はやや不活発となり蒸し暑い日が続く。

      今日は移動性高気圧が進んできて、東・西日本は貴重な梅雨の晴れ間となります。ただし、上空寒気が入る影響で、気温が上がる午後からは大気の状態が不安定になるため、内陸部や山沿いを中心に局地的に積乱雲が発達して落雷の恐れがあります。このような時には、特に「早立ち早着き」の山の鉄則を守るようにお願いします。 このような雷の情報はお天気マークだけでは分かりません。かならず天気予報の詳細までご覧ください。また、気象庁の天気予報は人の生活圏の天気予報であって、山の天気予報でないことにご留意ください。山は平地より上昇気流が発生しやすく、落雷の確率も平地より高いです。行動しながら常に雲行きにご注意ください。 さて、本日の気象庁の週間予報資料によりますと、今週前半は梅雨前線が活発で西日本中心に大雨になる恐れがあります。後半は太平洋高気圧の北への張り出しが強まって、梅雨前線の活動は不活発となり蒸し暑い日が続きそうです。以下に気象庁の6/26の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <6/27(月)> 本州付近を移動性高気圧が通過します。前半の東・西日本は晴れますが、後半は梅雨前線が沖縄から九州南部に北上するため、西の方から雨になります。東海地方でも夜遅くに雨が降り始める予想ですので、傘をお忘れなく。北日本は低気圧が遠ざかって高気圧に覆われるため曇り後晴れ。沖縄・奄美は、前線に近い奄美は雨、沖縄は前線の北上とともに天気が回復する見込みです。 <6/28(火)> 梅雨前線は西・東日本付近に停滞します。前線に向かって湿った空気が入るため、前線の周辺では大気の状態が不安定になり、西・東日本の広い範囲で雨になります。特に西日本は大雨になる恐れがありますので最新の気象情報にご注意ください。高気圧に覆われる北日本と沖縄・奄美は晴れるところが多い予想になっています。以降、沖縄・奄美は太平洋高気圧に覆われて晴れが続きます。 <6/29(水)~6/30(木)> 北日本は、29日はリッジ(上空の気圧の尾根)が通過し北海道を中心に晴れます。30日は弱いトラフ(上空の気圧の谷)が通過するため、雲が広がりやすいです。日本の南海上でサブハイ(亜熱帯高気圧)が強まるため、梅雨前線は西・東日本の日本海側まで北上します。西・東日本は雨のところが多く、引続き西日本を中心に大雨に注意が必要です。 <7/1(金)~7/3(日)> 北日本はオホーツク海に停滞する寒冷渦(寒気を伴う上空の低気圧)の周囲を回るトラフが次々と通過する影響で、晴れ間はあっても短く雲が広がりやすいです。梅雨前線は引続き西・東日本の日本海側に停滞、現在のところは西・東日本は曇りベースの天気ですが、雨が降り続く可能性もあります。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:6/28-6/30、下段:7/1-7/3の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い ご参考に気象庁の72時間後の地上天気図を添付いたします。6/27夜から6/28夜までに西日本を中心にかなりの雨が予想されています。 この後は500hPa天気図で高度5880mを目安とするサブハイ(亜熱帯高気圧)が本州南岸まで勢力を拡大するため、梅雨前線の活動はやや不活発になる見込みです。ただしサブハイ縁辺の湿った空気が入りやすい状況は続きますので、週後半は蒸し暑い日々となりそうです。

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  • 25 Jun
    • 【1か月予報・3か月予報】夏の後半は猛暑で残暑厳しい。梅雨明け後の中部山岳は天気が安定しそう

      今週は木曜日に1か月予報、金曜日に3か月予報が更新されています。夏の前半は梅雨前線の活動が活発で、西・東日本の日本海側、北日本を中心に降水量が多めの予想になっています。後半はラニーニャが発生するため、太平洋高気圧の北への張り出しが強くなって、8月は西日本と沖縄・奄美を中心に猛暑、9月は全国的に残暑が厳しくなる予想です。日本付近では上空のチベット高気圧の張り出しも強まるため、西日本を中心にかなり猛暑になる可能性がありそうです。 東日本にある中部山岳でも、梅雨明けした後は安定した夏空が広がりそうです。ただし、これは平均的な天気の傾向の予想ですので、上空寒気が入ったり、低気圧や台風が来た時には天気は崩れますのでご注意ください。以下に気象庁から発表されている1か月予報、3か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) 気象庁HP 3か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図 にあります。 <1か月予報 1週目(6/25-7/1)> 前半は梅雨前線の活動か活発で、西日本を中心に再び大雨になる可能性があります。後半はサブハイ(上空の亜熱帯高気圧)が強まるため、西・東日本に停滞する梅雨前線の活動は不活発になる見込みです。西・東日本は梅雨らしい蒸し暑い天気が続きそうです。梅雨明けして太平洋高気圧に覆われる沖縄・奄美は、3か月を通じて平年同様に晴れの日が多い見込みです。詳細のお天気の流れは、明日の週間予報の記事で解説いたします。 <1か月予報 2週目(7/2-7/8)> 梅雨前線の平均的な位置は本州付近で、北・東・西日本は梅雨前線の影響で曇りや雨の日が多いです。西日本は引続き多雨傾向。土砂災害に注意と思います。 <1か月予報 3・4週目(7/9/7/22)> 北日本は500hPaの気圧の谷になっているため、低気圧や前線の影響で平年より曇りや雨の日が多い見込みです。梅雨前線の平均的な位置は日本海から北陸付近で、東・西日本は平年同様に曇りや雨の日が多い見込みです。 <7月> 太平洋高気圧は西への張り出しが強いですが、北への張り出しが弱いため、梅雨前線に向かって太平洋高気圧縁辺の湿った空気が入りやすいです。そのため、北日本と西・東日本日本海側では平年並みか平年より降水量が多めになる見込みです。東日本太平洋側と西日本は、前半は平年同様に曇りや雨の日が多く、後半も平年同様に晴れの日が多い予想です。中部山岳の中・南部の梅雨明けはほぼ平年並みと思われます。 <8月> ラニーニャが顕在化するとともに西部太平洋熱帯域の海水温も上昇し、太平洋高気圧の北への張り出しが次第に強まります。東日本から沖縄・奄美は平年同様に晴れの日が多く、太平洋高気圧縁辺の湿った空気が入りやすい北日本はやや多雨傾向。気温は沖縄・奄美と西日本で平年より高い見込みです。 <9月> フィリピン付近の対流活動が活発になり、太平洋高気圧、上空のサブハイ(亜熱帯高気圧)、更に上空のチベット高気圧とも平年より強まる見込みで、全国的に厳しい残暑が予想されます。 【地上平均気温】 上段:左から1週目、2週目、3・4週目の予想 下段:左から7月、8月、9月の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【1か月予報 降水量・日照時間】 【3か月予報 降水量】 左から7月、8月、9月の降水量

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  • 19 Jun
    • 【週間予報】西日本から東北はいよいよ梅雨本番、局地的な大雨、雷に注意。晴れれば暑い陽性型の梅雨

      今朝未明に九州で線状降水帯が発生、局地的に激しい雨が降っています。気象衛星画像では線状降水帯に沿って積乱雲が発達、解析すると梅雨の時期によく見られるバックアンドサイドビルディング型(詳しくは気象研究所資料)の線状降水帯でした。線状降水帯は時間とともに南下して、現在も九州南部、四国南部が激しい雨になっています。現時点では九州南部に「大雨と突風に関する九州南部・奄美地方気象情報 第1号」、九州北部に「大雨に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報 第3号」が発表されています。今夜には日本海に低気圧が発生して、梅雨前線だけでなく低気圧にも湿った空気が入るため、明日20日にかけて西日本から北日本で大気の状態が不安定になります。落雷、突風、急な激しい雨にご注意ください。 今週は本州付近で梅雨前線の活動が活発になるため、西日本から東北はいよいよ梅雨本番となります。冒頭のような九州での大雨が、西日本から東北のどこでも発生する恐れがあります。と言っても毎日雨が降り続くわけではなく、梅雨前線が弱まったり南北に移動した時には晴れて暑くなります。週間天気予報では今週は曇りや雨の日が多い見込みですが、3日先の水曜日の予想でさえ信頼度が最低の「C」になっている地方が多いです。この時期の予報の難しさを如実に物語っていると感じます。以下に気象庁の6/19の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <6/20(月)> 梅雨前線は東シナ海から西日本の伸びて停滞する一方で、日本海の低気圧は北海道付近に進みます。低気圧や前線に向かって湿った空気が入るため、西日本から北日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定になります。局地的に積乱雲が発達するおそれがあり、急な強い雨、落雷、突風にご注意ください。梅雨明けした沖縄・奄美は今週は高気圧に覆われて晴れが続きます。 <6/21(火)> 北日本をトラフ(上空の気圧の谷)が通過し、北海道付近の低気圧は次第に不明瞭化します。低気圧の影響が残る北日本は、雲が広がりやすく雨が降るところがあります。東・西日本は雲が広がりやすく、梅雨前線の影響を受けやすい西日本を中心に雨が降るところが多いです。 <6/22(水)~6/24(金)> 梅雨前線は西日本日本海側から東日本太平洋側付近に停滞、24日にかけて非常に湿った空気が入る見込みです。そのため梅雨前線の活動が活発になり、西日本と東日本を中心に大雨になる恐れがあります。最新の気象情報にご注意ください。 <6/25(土)・6/26(日)> 沿海州の寒冷渦(寒気を伴う上空の低気圧)の影響で、北日本:-12℃、東日本:-9℃、西日本:-6℃の強い上空寒気が入ります。太平洋高気圧縁辺の湿った空気と上空寒気によって大気の状態が非常に不安定になる見込みです。急な強い雨、落雷、突風にご注意ください。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:6/21-6/23、下段:6/24-6/26の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 昨日の1か月予報の記事でも書きましたが、太平洋高気圧の西への張り出しが強まるため、沖縄・奄美は晴れが続く一方で、西日本から北日本は太平洋高気圧の周囲を回る湿った空気が入りやすくなります。特に22日から24日にかけては、下層(925hPa:上空約750m)で相当温位345Kの非常に湿った空気が入る見込みです。東・西日本で局地的な大雨になる恐れがありますので、最新の気象情報にご注意ください。NOAA(アメリカ海洋大気局)の23日15時の925hPa相当温位の予想図を添付いたします。どこで大雨になってもおかしくない予想図です。 また、上空寒気についても注意が必要なシーズンに入りました。NOAAによる500hPa天気図を添付いたします。この時期では500hPaで-6℃を下回ると大気の状態が不安定になります。特に今回のように下層の空気が湿っていると、雲の原料である水蒸気が大量に供給されますので要注意です。

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  • 18 Jun
    • 【1か月予報】太平洋高気圧の西への張り出し強まり、東・西日本の太平洋側は平年より雨の日が少ない

      今日は梅雨前線は南海上で不明瞭化して、上空のリッジが進んできて(500hPa天気図)広く下降流場になるため、山地の東側(西風フェーンで昇温)、盆地地形(海風の冷却効果なし)の地方を中心に暑くなります。主な地点の今日の予想最高は、熊谷(埼玉県)の35℃を筆頭に、甲府(山梨県):34℃、岐阜:34℃、京都:34℃など。小まめに水分補給をして熱中症にご注意を。下降流場のため山でも雲が発生しにくく、絶好の登山日和と思います。明日はトラフ(上空の気圧の谷)が接近してくるため、中部山岳は次第に雲が広がります。そして来週は再び梅雨空が戻ってきます。 さて、木曜日に気象庁から発表されている1か月予報によりますと、先週の1か月予報より太平洋高気圧が強く、平年より降水量が多い地域が北寄りになっています。そのため高気圧に追われやすい予想だった北日本日本海側で多雨傾向、西・東日本の日本海側でも降水量がやや多めの予想に変わっています。梅雨前線の南側になることが多くなりそうな西・東日本の太平洋側は、平年より曇や雨の日が少ない見込みですが、湿った空気の影響で降水量は平年並み。中部山岳の北部と南部で天気の良し悪しが分かれそうです。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1週目(6/18-6/24)> 海洋大陸で対流活動が活発になる影響でのサブハイ(亜熱帯高気圧)の西への張り出しが強まります。そのため、梅雨前線の平均的な位置は東北付近で、北日本から西日本は太平洋側高気圧の縁辺の湿った空気や梅雨前線の影響で、曇りや雨の日が多い見込みです。沖縄・奄美は高気圧に覆われて晴れの日が続きます。北日本を除いて、気温が平年よりかなり高くなる見込みですので、体調管理にご注意ください。 <2週目(6/25-7/1)> 引続き太平洋高気圧の西への張り出しが強く、梅雨前線の位置は日本海から北陸付近で、活動は活発な予想です。その影響で、北日本と東・西日本日本海側では降水量が多めの傾向、東・西日本太平洋側は平年同様に曇りや雨の日が多い見込みです。16日に梅雨明けした沖縄、18日の今日梅雨明けした奄美は太平洋高気圧に覆われて平年より晴れの日が多い見込み。 <3・4週目(7/2-7/15)> 梅雨前線の平均的な位置はやや南下して、東・西日本の日本海側付近。前線に近い北日本と東・西日本日本海側では平年より降水量が多めの予想。その他の地方では平年並みの天気の予想で、梅雨明けした沖縄・奄美以外は、平年同様に曇りや雨の日が多い見込みです。 【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【降水量・日照時間】1か月平均 【850hPa気温推移】1か月予報 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が6月15日で、その左側は実況、右側は予想 1か月平均の500hPa天気図を見ますと、今週(左)は先週の1か月予報(右)と比べて明らかに東シナ海でサブハイ(亜熱帯高気圧、5880mの等高度線が目安)が強いです。先週より海洋大陸で対流活動が活発になり、その付近で上空発散、ハドレー循環による下降気流がその北で強まるためです。そのため、地上でも太平洋高気圧の西への張り出しが強い予想です。 既に公開されている3か月予報資料でも、8月は日本付近の太平洋高気圧の張り出しが強いです。500hPa天気図ではサブハイが西・東日本まで覆います。夏の後半は昨年より天気が安定して猛暑のなりそうな感じがします。この予想に影響しそうなのが台風です。3か月予報資料でも海洋大陸からフィリピン付近まで対流活動が活発な予想ですので、台風によって一時的に太平洋高気圧の張り出しが弱まる可能性も考えられます。ラニーニャが発生する可能性も高そうですので、今年の夏は目が離せない面白いシーズンになりそうです。

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  • 13 Jun
    • 【週間予報・1か月予報】ほぼ平年並みの梅雨、梅雨には梅雨の山の楽しみ方があります

      昨日、2日間にわたる名古屋での夏山フェスタが無事終了しました。昨年に続いて2回目の出展は、山の天気予報「ヤマテン」(代表:猪熊隆之様)さんとの共同イベントということでうまく行くかどうか不安が一杯でしたが、たくさんの皆さまにご来場いただけたおかげさまで大盛況で終えることができました。ご来場いただいた皆さまには厚く御礼申し上げます。 また出展ブースでの山のお天気のミニセミナーも今回が初めての試みでした。当初はせいぜい10名ぐらいの聴講者を想定していましたが、こちらもふたを開けてみると想定の2倍から3倍の方が熱心に聴講されていました。防災の世界では「想定外」は絶対にあってはなりませんが、これは嬉しい悲鳴でした。 今後もNPOウェザーフロンティア東海のメンバー一同で、「山岳遭難事故ゼロ」を目指して防災活動を進めてまいりたいと存じますので、よろしくお願いいたしますm(__)m 今日の気象状況です。梅雨前線が大陸から日本の東海上に伸びており、前線上の低気圧が本州南岸を東に進んでいます。低気圧や前線に向かって湿った空気が入るため、沖縄・奄美から西・東日本の太平洋側を中心に局地的な大雨になる恐れがありますのでご注意ください。今朝、「大雨と突風に関する九州南部・奄美地方気象情報 第4号」と「大雨に関する関東甲信地方気象情報 第2号」が発表されています。最新の気象情報をご覧になるようにお願いします。 さて、本日の週間予報、木曜日の1か月予報によりますと、北日本は前半を中心に高気圧に覆われやすく日本海側で平年より晴れの日多い。西日本太平洋側は低気圧や梅雨前線の影響受けやすく多雨傾向になっています。梅雨のシーズンと言っても雨が続くわけではありませんので、晴れ間を捉えて登山する、「雨もまた楽し」と割り切って低山ハイクを楽しむなど、梅雨のシーズンでも登山の楽しみ方は色々とあると思います。ただし、事故に対する備えだけはお願いします。登山届の提出は、山岳防災の基本中の基本です。 気象庁HP 週間天気予報 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <6/14(火)> トラフ(上空の気圧の谷)と対応する地上の低気圧は東に抜けて、日本付近にはリッジ(上空の気圧の尾根)と対応する地上の高気圧が接近してきます。低気圧の影響が残って最初は雲が広がるところがありますが、西・東日本は次第に高気圧に覆われて晴れてきます。北日本は湿った空気が入る影響で雲が広がりやすく、北海道を中心に雨が降りやすいです。沖縄・奄美は梅雨前線が停滞しますので、曇りや雨の予想になっています。今週の沖縄・奄美は梅雨前線や湿った空気の影響で、曇りや雨の日が続く見込みです。 <6/15(水)> 本州付近を弱い高気圧が通過、北・東日本は晴れまたは曇りの予想です。沖縄・奄美、西日本は、梅雨前線が活発化しながら北上する影響で雲が広がりやすく、沖縄・奄美と九州、夜には四国で雨が降る予想になっています。 <6/16(木)> 深いトラフが黄海から朝鮮半島に進んできます。南海上のサブハイ(上空の亜熱帯高気圧)も強まるため、西日本を中心に上昇気流が発生しやすい気圧配置になります。そのため西日本付近で梅雨前線の活動が活発となり、北海道や沖縄地方(前線から遠いため)を除いて全国的に雨になります。下層では非常に湿った空気が入るため、西日本を中心に局地的な大雨になる恐れがあります。最新の気象情報のご確認をお願いします。 <6/17(金)> 梅雨前線の予想がかなり不確実ですが、現時点では梅雨前線上に発生した低気圧が抜けて、西・東日本の天気は回復傾向の予想です。北日本は低気圧の影響で雨が降りやすいお天気の見込みです。 <6/18(土)> 日本付近にリッジが接近し地上では高気圧に覆われるため、西・東日本は晴れまたは曇りの予想です。北日本はトラフが通過する影響で、前日に続いて曇や雨の見込みです。 <6/19(日)・6/20(月)> 梅雨前線が再び顕在化するため、北日本から西日本は西の地方ほど雲が広がりやすく、20日の西日本で雨が降る予想になっています。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 <1か月予報 2週目(6/18-6/24)> 日本の北と南海上で高気圧が強く、北日本日本海側は高気圧に覆われて平年より晴れの日が多い見込み。梅雨前線は本州付近で活発な見込みで、西日本太平洋側では平年より降水量が多くなる予想になっています。北日本太平洋側、東日本、西日本日本海側は平年並みの梅雨になりそうです。 <1か月予報 3・4週目(6/25-7/8)> 予想の不確実性が大きいため、気象庁では平年並みの予報を採用しています。沖縄・奄美はこの期間に梅雨明け、北・東・西日本は平年同様に曇りや雨の日が多い予想になっています。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:6/15-6/17、下段:6/18-6/20 ハッチング部は前24hに5mm以上の降水量が予想されている領域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 【地上平均気温】1か月予報 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【降水量・日照時間】1か月平均 【850hPa気温推移】1か月予報 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が11月4日で、その左側は実況、右側は予想

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  • 12 Jun
    • 夏山フェスタ1日目終了、本日は2日目です。ご来場をお待ちしております。

      昨日は名古屋での夏山フェスタの1日目でした。今年は山の日(8/11)が制定されたこともあって昨年よりも来場者が多く、私たちの気象防災NPO「ウェザーフロンティア東海」と山の天気予報「ヤマテン」さんとの山のお天気相談の共同ブースも盛況で、午後一番のヤマテン代表の猪熊隆之さんの講演は立ち見の人が多数出るほどの大盛況でした。ご来場いただきました皆さま、ありがとうございました。私の会社山岳部のメンバーや愛知県山岳連盟の安藤会長にもブースにお立ち寄りいただきました。夏山フェスタは、本日の17時までです。是非ご来場ください。 お知らせ:1か月予報・週間天気予報の記事は月曜日に更新いたします。 場所:ウインクあいち(名古屋駅から徒歩5分)7・8F 時間:9:00~17:00 ヤマテンさんとの共同ブースは8Fの一番奥にあります 夏山フェスタHP 開始前にお天気相談ブースで記念撮影 何度かミニセミナーを実施(私が講師の時のスナップ) 兵庫県から来てくれたOさんと 打上げで猪熊さんと乾杯

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  • 05 Jun
    • 【週間予報】一気に関東甲信まで梅雨入り、予報の難しいシーズンに入りました

      前線上に発生した低気圧は、東からの高気圧の張り出しに阻まれて九州付近にほとんど停滞しています。梅雨前線は低気圧から離れて日本の南海上に停滞する見込みです。昨日は九州北部・南部、中国、四国、近畿、東海まで一気に梅雨入りの発表がありました。そして今日の11時には関東甲信も梅雨入りの発表があり、これで中部山岳も予報が難しい梅雨のシーズン入りとなります。東北・北陸は移動性高気圧に覆われて明日は晴れるため、少なくとも北陸の梅雨入りの発表は火曜日以降で、今週の東北の梅雨明けは来週以降にずれ込むのではと思われます。 今週は、梅雨前線は週半ば頃までは沖縄付近にありますが、週末には西・東日本の南岸まで北上する見込みです。週末の天気はあまり良くなさそうなのですが、本日の時点の週間天気予報では土日の予報の信頼度は、日曜日の小笠原諸島が「B」になっている他は、沖縄・奄美から東日本まで全ての地方で最低ランクの「C」になっています。梅雨というシーズンを象徴する週間天気予報と感じます。以下に気象庁の5/22の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 6/6(月) 北日本にリッジ(上空の気圧の尾根)が接近、対応する地上の高気圧が北日本を通過します。そのため北日本は高気圧に覆われて晴れるところが多いです。一方、トラフ(上空の気圧の谷)が接近してくる西・東日本は雲が多い天気で、九州に低気圧が残るため西日本では雨が降るところがあります。沖縄・奄美は梅雨前線が停滞する影響で、曇りや雨の予想になっています。今週の沖縄・奄美は曇りや雨が続く見込みです。 6/7(火) リッジが北日本にゆっくりと進んできます。北日本は引続き東海上の高気圧に覆われて晴れますが、高気圧縁辺の湿った空気が入りやすくなるため太平洋側は雲が広がりやすいです。東シナ海のトラフは西日本に進んでくるため、西・東日本は雨が降りやすい天気です。 6/8(水)・6/9(木) 北日本のリッジは東海上に抜け、日本付近には次のトラフが進んできます。その影響で全国的に雲が広がりやすく、湿った空気と上空寒気の影響で大気の状態が不安定になって雨が降るところがある見込みです。 6/10(金) 日本付近をトラフが通過し、次のトラフの接近とともに梅雨前線が大陸から東シナ海に伸びてきます。その影響で全国的に雲が広がりやすい天気ですが、日本海に弱い高気圧ができるため東・西日本の日本海側では晴れるところもある予想になっています。 6/11(土)・6/12(日) 次のトラフが日本付近に進んできて、対応する地上の低気圧が前線を伴って西・東日本付近を通過します。その影響で西・東日本は曇りや雨の予想です。北日本は高気圧に覆われて晴れるところもある見込みです。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:6/7-6/9、下段:6/10-6/12の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 続々と梅雨入りの発表がされていますが、これは今後あくまで1週間先までの見通しを元に発表されるもので、予報と言うことができると思います。確定値は毎年9月初めに発表されています。気象庁予報部や気象台台長を勤められた饒村さんのYahooニュース記事に分かりやすく解説されています。

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  • 04 Jun
    • 【1か月予報】前半の北・東日本は少雨傾向、後半は全国的に梅雨空

      梅雨前線上に発生した低気圧が東シナ海に進んできて、西日本は九州を中心に雨が降っています。日本の東海上の高気圧の西への張り出しが強いため、低気圧は九州付近に停滞する見込みです。低気圧や前線に向かって入る非常に湿った空気の影響で、西日本では5日にかけて南東側に開けた斜面を中心に局地的に大雨になる恐れがあります。低地の浸水、落雷、突風などにご注意ください。 さて、木曜日に気象庁から発表されている1か月予報によりますと、前半の北・東日本は高気圧に覆われやすく平年より曇りや雨の日が少ない傾向、後半は全国的に平年通り曇りや雨の日が多くなり梅雨空が広がる見込みです。ただしこれからの時期は梅雨前線の位置や活発さによって大きく予想が変わることがあり、予報官泣かせのシーズンに入ります。常に最新の気象情報の入手にご留意ください。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 1週目(6/4-6/10) 当初の1か月予報では東谷(日本の東に気圧の谷かある配置)でしたが、最新の週間予報資料では西谷(東谷の反対)の配置の予想に変わっているため、東・西日本、沖縄・奄美は湿った空気の影響で曇や雨の日が多いです。現在、沖縄付近にある梅雨前線が後半には本州南岸付近まで北上してくる見込みです。北日本は半ば頃に気圧の谷の影響で天気が崩れますが、その他は晴れの日が多いです。詳細のお天気の流れは、明日の週間予報の記事で解説いたします。 2週目(6/11-6/17) 亜熱帯ジェット気流は日本付近では平年より南寄りを流れ、寒帯前線ジェット気流は北に蛇行しています。それに対応して地上天気図では沖縄の南で太平洋高気圧の張り出しが強く、北日本付近も高気圧に覆われやすいです。そのため、沖縄・奄美付近は相対的に気圧の谷となって梅雨前線の活動が活発になる見込みです。 3・4週目(6/18-7/1) MJO(マッデンジュリアン振動:熱帯の周期的な気候変動)の活発域が海洋大陸から太平洋熱帯域にかけて予想されており、その影響でフィリピン付近の対流活動が活発となって、地上天気図では梅雨前線を本州北部付近に予想しているようです。しかし気象庁ではこの数値計算は過剰とみなして、梅雨前線の位置を平年並みの東・西日本付近と予想しています。全国的に平年同様に曇りや雨の日が多い見込みです。 【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【降水量・日照時間】1か月平均 【850hPa気温推移】1か月予報 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が6月1日で、その左側は実況、右側は予想

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  • 29 May
    • 【週間予報】今週は寒冷渦のち高気圧、逆位相の気圧配置のため天気の流れは遅い

      大陸から九州南岸に梅雨前線が伸びており、今朝未明には梅雨前線上に低気圧が発生。この低気圧は今夜には九州南部付近に進む見込みです。低気圧や前線に向かって非常に湿った空気が入るため大気の状態が不安定になり、九州南部を中心に落雷、突風、急な激しい雨にご注意ください。 さて、本日の気象庁の週間予報資料、各国の予報資料を見ますと、今週は前半は寒冷渦(寒気を伴う上空の低気圧)の影響で天気が崩れ、後半は高気圧に覆われて晴れるところが多いです。上空が逆位相の気圧配置(後で解説いたします)のため天気の流れは遅いです。また、そろそろ台風1号が発生するかもしれません。以下に気象庁の5/22の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <5/30(月)> 日本付近をトラフ(上空の気圧の谷)が通過、対応する低気圧が南岸を東に進みます。その影響で全国的に雨のところが多いです。低気圧の通過後は西の方から天気が回復してきます。 <5/31(火)> 寒冷渦とその直下の地上の低気圧が北日本に進んできます。その影響で北日本は雲が広がりやすく、北海道や東北北部を中心に雨が降る見込みです。また、九州も前線の影響で雲が広がりやすく、夜には雨が降るところがあります。沖縄・奄美は前線に近い奄美を中心に雲が広がりやすいです。その他の地方では晴れるところが多い予想になっています。 <6/1(水)> 寒冷渦はゆっくりと北日本を東に進みます。その影響で北・東日本は雲が広がりやすく、北日本を中心に雨が降る見込みです。また、東シナ海から前線が伸びてくる影響で、西日本は西の方ほど雲が広がりやすいです。沖縄・奄美も前線の影響で曇り。以降、沖縄・奄美は梅雨前線が停滞して曇りや雨の日が続きます。 <6/2(木)~6/4(土)> 寒冷渦と地上の低気圧は北日本から千島付近に進みます。北日本と東日本日本海側は上空寒気や下層寒気の影響で雲が広がりやすいです。梅雨前線は沖縄・奄美付近に停滞、西・東日本は帯状の高気圧に覆われるため晴れるところが多い見込みです。 <6/5(日)> 北日本は上下層とも寒気が残るため、雲が広がりやすいです。東・西日本は高気圧に覆われて晴れの天気が続きます。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:5/31-6/2、下段:6/3-6/5の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 「逆位相」の気圧配置について解説いたします。6/3を挟む北半球5日平均天気図ではカムチャツカの北がリッジ、その南から日本付近はトラフ。このような気圧配置を「逆位相」と呼びます。偏西風の蛇行が大きくなり、西から東への偏西風の流れが滞るため天気の変化が遅くなります。 今年になってまだ台風が一つも発生していませんが、台風1号がいつ、どこで発生しそうかが焦点と思います。目下、怪しいのは日付変更線のすぐ東の雲の塊。ECMWFは6/5頃に500hPaの低圧部を予想しています。NOAAによるMJOの対流活動活発域(オレンジ色)とも一致していますので、そろそろ台風1号がこの海域で発生するかもしれません。

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  • 28 May
    • 【1か月予報・3か月予報】「陽性型」の梅雨の可能性、ラニーニャが発生し8月は猛暑。

      26日の朝に南シナ海で発生した熱帯低気圧は台風1号に発達しないまま華南に上陸しています。梅雨前線は大陸から奄美付近に伸びています。今日の午後から明日にかけてこの前線の活動が活発になる見込みで、九州南部や奄美を中心に大雨になる恐れがあります。今後の気象情報には十分にご注意ください。 さて、今週は水曜日に3か月予報、木曜日に1か月予報が更新されています。それによりますと、6月は平年並みの梅雨、7月は西・東日本の大平洋側を中心に多雨傾向、8月は沖縄・奄美と西日本を中心に猛暑になる予想になっています。エルニーニョからラニーニャへの移行時期であり、南海上で強い状態を維持している太平洋高気圧が、夏の後半に次第に日本付近に張り出してくる見込みですので、中部山岳は夏の後半ほど天気が安定しそうです。また、梅雨の時期は南海上で強い太平洋高気圧からの湿った空気が入りやすいため、激しい雨が集中的に降ったかと思うとカラリと晴れるような「陽性型」の梅雨になる可能性があります。以下に、気象庁から発表されている予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) 気象庁HP 3か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図 にあります。 29日から30日にかけて、前線上に発生した低気圧が南岸を進む影響で、西・東日本の太平洋側で大雨になる恐れがあります。その後は3日にかけて寒冷渦(寒気を伴う上空の低気圧)がゆっくりと北日本を通過するため、北日本を中心に天気が崩れます。沖縄・奄美は、梅雨前線が北上する今日・明日を除いて梅雨空が続く見込みです。詳細のお天気の流れは、明日の週間予報の記事で解説いたします。 梅雨前線は九州の南海上付近に予想されるため、西日本太平洋側を中心に多前線や低気圧の影響を受けやすいです。沖縄・奄美は前線が北上傾向のため、平年より曇りや雨の日が少ない見込み。北日本は高気圧に覆われやすく、平年より晴れの日が多い予想になっています。 エルニーニョの影響が残っているため、日本の南海上で太平洋高気圧が強く、日本付近に高気圧縁辺の暖かく湿った空気が入りやすいです。全国的に曇りや雨の日が多い見込みで、湿った空気の影響を受けやすい沖縄・奄美、西・東日本の太平洋側で多雨傾向の予想になっています。 1か月予報の流れと同様のお天気の予想です。 太平洋高気圧は日本の南海上で強いですが、日本付近への張り出しは弱いです。そのため南からの暖かく湿った空気が入りやすく、北・東日本では平年より曇りや雨の日が多い見込みです。西日本では前半は平年同様に曇りや雨の日が多く、後半は平年同様に晴れの日が多い見込みです。沖縄・奄美は平年同様に晴れの日が多いです。 ラニーニャが発生して、日本付近への太平洋高気圧の張り出しが次第に強まってきます。日本の南で太平洋高気圧が強い傾向は続くため、太平洋高気圧の張り出しが弱い北日本ではやや多雨傾向。気温は沖縄・奄美と西日本で平年より高く、東日本は平年並みか平年より高い予想になっています。ラニーニャは秋にかけて更に強まる予想ですので、後半ほど天気が安定して暑くなると思われます。 【地上平均気温】 上段:左から1週目、2週目、3・4週目の予想 下段:左から6月、7月、8月の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【1か月予報 降水量・日照時間】 【3か月予報 降水量】 左から6月、7月、8月の降水量 3か月予報は予想が不確実なため控えめの表現になっていますが、8月の500hPa天気図、この通りでしたらどう見ても東日本以西は猛暑ですね。サブハイ(亜熱帯高気圧、5880mの等高度線)が東日本まで張り出す予想です。前線帯は北日本付近に位置するようですので、北日本の山は湿った空気が入りやすそうです。

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プロフィール

ペンギンおやじ

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男性
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愛知県
自己紹介:
山と空手とお天気が趣味で、お酒をこよなく愛するおやじです。ブログの他に、HPの空手練習日記は毎週金曜...

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