• 28 Aug
    • 【週間予報】台風10号と寒冷渦に厳重警戒、週後半は猛暑が復活。9月上旬にも台風が接近の可能性。

      台風10号Lionrok(ライオンロック)は日本の南で中心気圧945hPa、非常に強い勢力で北東に進んでいます。台風の進路予想は予報時刻とともに東側にずれてきており、西日本に進む可能性はかなり低い一方で、暴風域を伴ったまま東北から北海道に向かう可能性が高くなってきています。進路予想は刻々と変わりますので、最新の情報のご確認をお願いします。気象庁からは台風情報で「台風の接近する地域では、大雨や大荒れ、海は大しけ」になると警戒を呼び掛けています。 また、昨日の記事でも取り上げましたが日本海の寒冷渦(寒気を伴う上空の低気圧)によって西日本は大気の状態が不安定となり、局地的に激しい雨が降る恐れがあります。寒冷渦と台風10号との間にシアライン(局地前線)が形成されて、降水が強まるようです。気象庁からは「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第3号」を発表して注意を呼び掛けています。 本日の気象庁の週間予報資料及び各国予報資料によりますと、週前半は台風10号と寒冷渦に厳重警戒、週後半はサブハイ(上空の亜熱帯高気圧)が強まり猛暑(厳しい残暑)が復活します。その後の再来週あたりに再び台風が日本付近に接近してくる可能性があります。以下に気象庁の8/28の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <8/29(月)> 台風10号は 日本の南を北東に進みます。西日本には500hPaで-9℃のこの時期としては非常に強い上空寒気が入り、下層でも台風10号の北側を回ってきた暖湿気が入るため、西日本は大気の状態が非常に不安定となって、局地的に激しい雨、落雷、竜巻などの突風の恐れがあります。北・東日本の太平洋側の地方でも、台風10号のの北側から入る湿った空気の影響で雲が広がりやすく、雨が降りやすい天気になります。台風から遠い沖縄・奄美は概ね晴れる予想です。 <8/30(火)> 台風10号は関東の東海上に進み、夜には関東から北海道に上陸する恐れがあります。台風の進路にあたる地方は厳重警戒。次第に温帯低気圧の性格を帯びるため、強風が吹く範囲が広がる可能性があります。台風から離れていても要注意です。台風から遠い沖縄・奄美と西日本は晴れるところが多いですが、寒冷渦の影響で西日本は曇ったりにわか雨が降るところがあります。 <8/31(水)> 台風10号は日本海を進み、中国東北区で寒冷渦と一体化する見込み。北日本は台風の影響で雨。東日本から沖縄・奄美は高気圧に覆われて概ね晴れる見込みです。猛暑(厳しい残暑)が復活しそうです。 <9/1(木)~9/2(金)> 日本付近は南から次第にサブハイに覆われるようになり、地上ではオホーツク海の高気圧に覆われるようになります。1日の北海道で前線がかかって雲が広がりやすい他は、全国的に晴れるところが多いです。 <9/3(土)~9/4(日)> 引き続きオホーツク海の高気圧に覆われて晴れるところが多いですが、沖縄・奄美は湿った空気の影響の影響で雲が広がりやすいです。沖縄付近に熱帯擾乱が発生する可能性があります(後述のECMWF、NOAAの予想図を参照)。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:8/30-9/1、下段:9/2-9/4の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い まだ予想の不確実性が非常に大きいことをお断りした上で、ECMWF(欧州中期予報センター)とNOAA(アメリカ海洋大気局)の予想図を添付いたします。まずECMWFの9/5夜の予想図です。コンパクトな台風を四国付近に予想しています。沖縄付近にも熱帯擾乱があります。 NOAAの9/6夜の予想図では関東の南東海上に台風が接近、後を追う熱帯擾乱も予想されています。ECMWF、NOAAともに2つの台風が発生する可能性を示唆しています。まだまだ警戒が必要と思います。

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  • 27 Aug
    • 【1か月予報・3か月予報】秋の前半を中心に残暑が厳しい。引き続き台風の動向に注意。

      台風10号ライオンロックはいったん西進して九州の南海上で停滞、再び東進を始めています。29日~30日頃に非常に強い勢力で東日本から北日本に接近し上陸する恐れがあります。まだ予報円の半径が大きく進路は不確実なため、最新の台風情報のご確認をお願いします。また、台風10号の接近前にも西日本では大雨になる恐れがあります。気象庁の48時間予想図で対馬海峡にある低気圧がくせ者です。前線を伴わない低気圧の上空には寒冷渦があることが多いです。今回も-9℃の上空寒気を伴う寒冷渦があります。寒冷渦の南東側で大雨の予想(気象庁情報)です。ご注意ください。台風情報は明日の週間予報の記事で最新情報を解説いたします。 さて、今週は水曜日に3か月予報、木曜日に1か月予報が更新されています。それによりますと、インド洋東部からフィリピン付近で対流活動が活発な状態が続くため、日本付近の偏西風は平年より北を流れるため、日本付近は暖かい空気に覆われやすいです。秋の前半を中心に厳しい残暑が続きそうです。また、南海上で対流活動が活発な状態が続くため、しばらくは台風の動向に注意が必要と思います。以下に気象庁から発表されている1か月予報、3か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) 気象庁HP 3か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図 にあります。 <1か月予報 1週目(8/27-9/2)> 29日から31日にかけて台風10号の進路によっては北日本から西日本で大雨や大荒れの天気になる恐れがあります。また、28日から29日にかけて寒冷渦の影響で大気の状態が不安定になり、西日本を中心に大雨のおそれがあります。最新の気象情報のご確認をお願いします。台風10号の通過後はサブハイ(亜熱帯高気圧)が強まるため猛暑が復活します。 <1か月予報 2週目(9/3-9/9)> サブハイ(亜熱帯高気圧)が西から張り出してきて、地上の太平洋高気圧も日本の東で勢力が強いです。一方、日本海から北日本に前線帯が形成され、太平洋高気圧の縁辺の温かく湿った空気が前線に向かって流れ込むため、前線に近い北日本では多雨傾向で平年より曇りや雨の日が多いです。気温は全国的に高く、かなり高くなるところもある見込みです。 <1か月予報 3・4週目(9/10-9/23)> 2週目に弱まったチベット高気圧は、再び平年並みに戻る見込みです。また、東海上で太平洋高気圧が強く、日本付近は東西の高気圧の谷間になる予想ですが、気象庁では不確実性を考慮してほぼ平年並みの天気の予想をしています。ただし数値予報通り南海上で対流活動が活発な状態が維持された場合は、台風の頻発は続くかもしれません。気温は全国的に高温傾向です。 <9月> 1か月予報と同様の予想です。 <10月> 9月と同様にインド洋東部からフィリピン付近の対流活動が活発なため、その北側で下降気流となってチベット高気圧が強く、日本付近の偏西風は平年より北を流れます。そのため日本付近は暖かい空気に覆われやすく全国的に高温傾向。南からの湿った空気の影響を受けやすい沖縄・奄美は多雨傾向の予想です。 <11月> 引き続き日本付近の偏西風は平年より北を流れるため、北・東日本は高温傾向。大陸からの冷たい高気圧の影響を受ける西日本と沖縄・奄美は、高温傾向が相殺されて気温は平年並み。西日本は高気圧に覆われるため少雨傾向、北日本は低気圧の影響で多雨傾向、東日本と沖縄・奄美の降水量は平年並みの予想です。 【地上平均気温】 上段:左から1週目、2週目、3・4週目の予想 下段:左から9月、10月、11月の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【1か月予報 降水量・日照時間】 【3か月予報 降水量】 左から9月、10月、11月の降水量

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  • 21 Aug
    • 【週間予報】台風9号・10号・11号に注意。今後もまだ台風頻発の可能性。

      現在、日本付近には台風9号、10号、11号の3つの台風があります。平年の台風発生数は、7月:3.6個、8月:5.9個(合計で9.5個)ですので、6月まで台風ゼロの状態から一気に頻発の状態に大きく変わったことになります。3つの台風が同時に日本付近に接近するのは珍しいと思います。 まず、台風9号Mindulle(ミンドゥル:北朝鮮の言葉でたんぽぽの意味)ですが、22日に東日本に接近し上陸する恐れがあります。23日は北日本に進む見込みです。22日は東日本(関東、東海など)で非常に強い風が吹き、大雨になる見込みです。北日本も23日にかけて台風11号、9号が相次いで接近、通過するため23日にかけて大雨になる恐れがあります。今朝6時の情報ですので、気象庁の気象情報から最新の気象情報のご確認をお願いします。 台風10号Lionrock(ライオンロック:香港の山の名前)は、西日本の南海上をゆっくりと南西に進む見込みです。後で解説しますように、発達しながら沖縄付近を通過したり、いったん南海上に進んだ後で発達しながら再び西日本に接近してくる可能性があります。今後の動向に注意と思います。 台風11号Kompasu(コンパス:星座のコンパス座から命名)は、三陸沖を北上し今夕から今夜に北海道に上陸する見込みです。北日本では22日にかけて前線が停滞する北海道を中心に雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨になる恐れがあります。また、北日本の太平洋側ではうねりを伴った高波、強風にご注意ください。 本日の気象庁の週間予報資料、および各国の予報資料によりますと、やはり今週はこの3つの台風の動向が焦点と思います。以下に気象庁の8/21の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 8/22(月) 台風11号はオホーツク海に進んで温帯低気圧に変わります。台風9号は東日本に上陸する恐れがあります。台風9号の影響で東日本から北日本は大雨になる見込みで、土砂災害、低い土地の浸水、河川の氾濫、防風、高波に要警戒です。最新の情報のご確認をお願いします。西日本の西部や沖縄・奄美は台風から遠いため晴れるところが多いです。西日本太平洋側と沖縄・奄美は台風10号の影響による高波に注意。 8/23(火) 台風9号は東日本から北日本を北上します。そのため東日本と北日本は大雨になる予想です。西日本東部は湿った空気の影響で雨が降るところがありますが西部は晴れ。沖縄・奄美は台風10号の西に進む速度が遅いため晴れるところが多いですが、引き続き高波に注意。 8/24(水) トラフ(上空の気圧の谷)の通過の影響により、北・東日本は前半に雨が残るところが多いです。日本海の高気圧に近い西日本の日本海側は晴れますが、太平洋側は台風10号による湿った空気の影響で雲が広がりやすいです。沖縄・奄美は台風10号が接近する影響で曇りや雨のところが多いです。台風10号の進路や発達度合いによって大荒れとなる可能性があり、以降の沖縄・奄美は曇りや雨の日が多いです。 8/25(木) 台風10号や東海上で強い太平洋高気圧縁辺からの湿った空気の影響で、北日本から西日本は太平洋側を中心に雲が広がりやすいお天気です。 8/26(金)・8/27(土) 前線帯が北日本をゆっくりと南下します。その影響で北日本は雨が降りやすいお天気です。東・西日本は太平洋高気圧に覆われて晴れる予想です。台風10号は北緯30度付近でほぼ停滞する見込み。 8/27(日) 前記の前線帯が北日本から西日本にかかるため、北日本から西日本まで雲が広がりやすく、北・東日本を中心に雨が降る予想になっています。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:8/23-8/25、下段:8/26-8/28の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 台風10号は南海上をゆっくりと西に進む見込みですが、その後は気象庁のGSMモデルとECMWF(欧州中期予報センター)とで予想が分かれます。いずれのモデルも台風をかなり発達させています。まだ非常に不確実であることをお断りしたうえで、まず気象庁のGSMモデルによる8/27の9時の予想図を添付いたします。沖縄付近を通過して917hPaまで発達する予想ですが、これが本当にそうなったら、沖縄方面は要注意と思います。 ECMWFはいったん南下してから、29日頃に発達しながら北上して西日本に接近する予想です。気象庁の週間予報資料の地上天気図でも、28日頃に北東に進む可能性があることを示唆しています(等圧線が楕円形になっているため)。いずれにしても、今後の動向に注意と思います。 気象庁の気象衛星画像を見ると、フィリピン付近と日本の南東海上に真っ白な積乱雲の塊があって、この付近で対流活動が活発なことが分かります。まだしばらくは台風の頻発は続きそうな感じです。

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  • 18 Aug
    • 【1か月予報】前半を中心にチベット高気圧が強く全国的に残暑厳しい。引き続き台風に注意。

      本日、気象庁から1か月予報が発表されています。その1か月予報のトップに現れる図ですが、日本中が紫色になっていて如何にも物凄い猛暑になりそうな感じですが、それは大きな誤解です。あくまで季節予報は天候を確率で表現する確率予報です。紫色は気温が高くなる確率が70%以上を意味していますが、高温の程度までは示していません。 どの程度の猛暑かは、同じく本日に発表されている異常天候早期警戒情報を見る必要があります。沖縄・奄美から東海まで高温に関する異常天候早期警戒情報が出ていて、地方をクリックして詳細を見ていただくとわかりますが、平均で平年より0.9~1.9℃高くなる確率が30%以上という意味です。そして、この異常天候早期警戒情報の気温の判断基準は10年に一度の高温ということです。それでも平均で3℃も4℃も高くなるわけではありません。その他の地方では異常天候早期警戒情報は発表されていません。このように季節予報は、その意味を正しく理解することが大切です。 また、1か月予報資料によれば、しばらくは台風や熱帯低気圧が発生しやすい状況が続きそうです。降水量偏差の予想図では、日本の南で降水量が平年より多く(白抜き)、平年よりも対流活動が活発な状態が続く予想です。以下に、以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1週目(8/20-8/26)> カスピ海のブロッキング高気圧から亜熱帯ジェット気流の南北に振動する波が伝わることによって、日本の東西でサブハイ(亜熱帯高気圧)が強く、日本海付近が気圧の谷となります。北日本は北海道を中心として西谷(西に気圧の谷がある)の配置となり、南からの湿った空気の影響を受けやすいです。また、千島の東で太平洋高気圧が強いため、東日本太平洋側を中心に太平洋高気圧縁辺の湿った空気が入りやすいです。そのため、東日本太平洋側と北日本は降水量が多めの予想です。沖縄・奄美、西日本、東日本日本海側側はチベット高気圧が強いため、平年同様に晴れの日が多い見込みです。ただし、東日本以西では熱帯低気圧や台風の影響を受ける可能性もあります。気温は西日本を中心に全国的に高めの予想です。お天気の流れの詳細は、日曜日の週間予報の記事で解説いたします。 <2週目(8/27-9/2)> 1週目とほぼ同じ気圧配置のため、2週目も同様の予想です。 <3・4週目(9/3-9/16)> チベット高気圧は平年並みとなるため、西日本を中心とする猛暑は解消の見込み。日本の東で太平洋高気圧が強い状態は続く見込みで、北日本から西日本では湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多いです。沖縄・奄美は平年同様に晴れの日が多い見込みです。引き続き気温は全国的に高めの予想です。 【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【降水量・日照時間】1か月平均 【850hPa気温推移】1か月予報 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が8月17日で、その左側は実況、右側は予想

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  • 14 Aug
    • 【週間予報】15日は北海道東部で台風6号に警戒、18日頃は台風7号が日本に接近・上陸の可能性

      台風6号が北海道の東沿岸部に向かう一方で、今朝3時にマリアナの熱帯低気圧が台風7号Chanthu(チャンスー)になりました。チャンスーはカンボジアの言葉で花の名前。台風7号は18日頃に東日本から北日本に上陸する可能性があり、今後の動向に要注意です。台風6号の方も、15日には北海道東部の山は大荒れになる恐れがありますので要警戒です。札幌管区地方気象台は今朝、「台風第6号に関する北海道地方気象情報 第4号」を発表、「台風第6号の北上に伴い、15日は太平洋側東部とオホーツク海側南部で非常に激しい雨が降り、太平洋側東部の海はうねりを伴い大しけとなる」として「低い土地の浸水や土砂災害、高波に警戒」を呼び掛けています。 さて、今週の焦点は台風7号の動向に尽きます。この台風の進路と勢力次第で18日前後の天気予報が大きく変わってきます。現時点では予想の不確実性が大きいことを念頭に置いていただいた上で、以下に気象庁の8/14の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。(注:週間予報資料の台風の位置は台風進路予想に合わせて補正してあります) 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <8/15(月)> 台風15号は北海道の東沿岸付近を通過した後、オホーツク海で温帯低気圧に変わる見込みです。冒頭に書きましたように、15日前半の北海道東部は台風の影響で大荒れになる恐れかぜありますのでご注意ください。また、日本海に発生した低気圧が東に進む見込みで、低気圧に向かって湿った空気か入るため、東北から四国・中国にかけて雲が広がりやすく雨が降る所があります。九州と沖縄・奄美は高気圧に覆われて晴れる予想になっています。 <8/16(火)> 日本付近は東西の2つのサブハイ(上空の亜熱帯高気圧)に挟まれた谷間となって、南からの湿った空気が入りやすいです。寒気を伴うトラフ(上空の気圧の谷)の影響で北・東日本は雲が広がりやすく、北日本を中心に雨が降りやすい天気です。西日本は概ね晴れますが、山沿いを中心ににわか雨が降る所があります。沖縄・奄美は東シナ海の高気圧に覆われて晴れる見込みです。 <8/17(水)~8/18(木)> 300hPaで-30℃の上空寒気を伴うトラフが停滞する影響で、北・東日本は大気の状態が不安定になります。台風7号の影響もあって、北・東日本は曇りや雨の予想です。台風の進路次第で大きく天気が変わる可能性があります。西日本は晴れるところもありますが、湿った空気の影響で曇りのところもあります。沖縄・奄美は以降、太平洋高気圧に覆われて概ね晴れが続く見込みです。 <8/19(金)~8/21(日)> 上空寒気を伴うトラフは日本付近から離れますが、日本海に下層の前線帯が形成されます。その影響で北・東日本の日本海側は雲が広がりやすいです。また、北~西日本の太平洋側も、はるか東にある太平洋高気圧の縁辺からの湿った空気の影響で雲が広がりやすいです。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:8/16-8/18、下段:8/19-8/21の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 台風7号は、17日9時に伊豆諸島近海で975hPaまで発達する予想です。現時点では72時間先の17日9時までの暴風域に入る確率予想までしか出てませんが、この後どれだけ勢力を維持して日本に接近するかがポイントと思います。気象庁の海水温データを見ると、東経140度付近は海水温が29℃ぐらいあって、平年より海水温が高めで、しかも太平洋側沿岸に近づくほど平年より高くなっています。勢力をあまり落とさずに上陸するかもしれません。今後の動向には要注意と思います。

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  • 13 Aug
    • 【1か月予報】前半を中心に全国的に気温が高め。台風の頻発が予想されるため要注意。

      気象衛星画像を見ると、日本の南東の南鳥島近海に台風6号があり、日本の南の北緯10度から20度にかけて台風の卵となる積乱雲がたくさん発生していることが分かります。この真っ白な雲の塊が渦を巻き始めると、熱帯低気圧、そして台風となります。 目下、日本付近に接近中の台風6号は、15日には北海道の東を通過する見込みです。台風の進路はまだ不確実ですが、北海道東部に上陸する可能性があります。たとえ上陸しなくても、温帯低気圧化しつつ接近してきますので、台風よりも強風域が広まる恐れがあります。知床などの道東の山だけでなく、大雪などの道央の山も注意が必要と思われます。今後の台風情報にご注意ください。 また、日本の南にも熱帯低気圧がありますが、今夜までに台風7号になる可能性が高いです。こちらも今後の動向に注意が必要です。詳細は明日の週間予報の記事で解説いたします。 さて、木曜日に気象庁から発表されている1か月予報によりますと、前半を中心に全国的に気温が高めの予想です。晴れると猛暑になることが予想される一方、日本の南で対流活動が活発になる予想で、台風の頻発が予想されるため今後の台風の動向には要注意と思います。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 1週目(8/13-8/19) 台風6号は温帯低気圧化しながら15日に北海道東岸付近を通過し、オホーツク海に進んで温帯低気圧となる見込みです。北海道は太平洋側を中心に荒れた天気になるところがありますのでご注意ください。期間の後半は湿った空気の影響で全国的に雲が広がりやすいです。また気温も全国的に高めの予想で、西・東日本はかなり高くなり35℃を超える猛暑日となるところがある見込みです。熱中症など体調管理にご注意ください。 2週目(8/20-8/26) 北日本は西谷(日本の西の気圧の谷がある)の気圧配置のため、南からの湿った空気の影響を受けやすく平年より晴れの日が少ない見込みです。日本に南の対流活動が活発な領域が少し西にシフトするため、1週目より太平洋高気圧の西への張り出しが強まって西日本日本海側と東日本は平年より晴れの日が多い見込み。西日本太平洋側は平年同様に晴れの日が多いです。沖縄・奄美は、湿った空気の影響で平年に比べて晴れの日が少ない見込みです。気温は全国的に高めの状況が続きます。台風の発生も予想されますので、動向には引き続きご注意ください。 3・4週目(8/27-9/9) 日本の南の北緯20度付近で対流活動が活発な状態が続き、沖縄・奄美はその湿った空気の影響で平年より晴れの日が少ない見込みです。東日本日本海側と北日本は平年同様に周期的な天気の変化、東日本太平洋側と西日本は平年同様に晴れの日が多い見込みです。引き続き全国的に高温傾向の予想で残暑が厳しそうです。 【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【降水量・日照時間】1か月平均 【850hPa気温推移】1か月予報 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が8月10日で、その左側は実況、右側は予想

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  • 07 Aug
    • 【週間予報】太平洋側沿岸の山で台風5号注意。その後は猛暑続くも、複数の台風発生か?

      今日は二十四節気の「立秋」、暦の上では秋の気配が訪れる時節です。しかし、兵庫県の豊岡で38.2℃を記録するなど、全国の気象庁の観測点のうち131地点で35℃を超える猛暑日となっています。 その一方で日本の南の北緯20度付近で対流活動が活発になってきて、7月に入ってから台風1号から5号までハイペースで発生しています。目下の台風5号は上陸する可能性は低く、日本の東海上を北上する見込みです。ただし、現時点の気象庁の予想では勢力を維持したまま北上するため、東・北日本の太平洋側沿岸部では大しけになる見込みですので、海のレジャーは要注意、登山でも沿岸部に近い山では北寄りの非常に強い風が吹く恐れがありますのでご注意ください。特に台風の進路に近い知床などの道東の山は要注意と思います。 さて、本日の気象庁の週間予報資料、各国の予報資料によりますと、北緯20度付近で対流活動が活発な状態が続くため、そこで発生した上昇気流が北側で下降気流となって日本付近で太平洋高気圧が強まる見込みです。各地で厳しい暑さとなり35℃を超える猛暑日となるところもある見込みです。しかし、海外の予報モデルではお盆の頃には複数の台風が発生する可能性があり、その一つがお盆過ぎに日本付近に接近してくる可能性があります。いよいよ台風シーズン入りですので、台風の動向にはご注意ください。以下に気象庁の8/7の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <8/8(月)> 北日本を寒冷前線が通過、初めは晴れているところも前線の接近通過に伴い大気の状態が不安定となり、北海道では雷を伴う激しい雨や突風の恐れがあります。台風5号が関東の南東海上に進む影響で、東・北日本の太平洋側では湿った空気が入りやすく雲が広がりやすいです。海上ではうねりや風が強まってきます。西日本は高気圧に覆われて晴れ。沖縄・奄美は熱帯低気圧の影響で曇りや雨のところが多いです。 <8/9(火)> 台風5号は関東の東から三陸沖に進みます。その影響で北日本は雲が広がりやすく、雨が降るところがあります。台風の強風によって海上では大しけになるところがあります。台風の進路によっては、中部山岳の太平洋側沿岸に近い山や東北の山でも強風が吹く恐れがありますのでご注意ください。西日本は高気圧に覆われて晴れ。沖縄・奄美は熱帯低気圧の影響で雲が広がりやすく、雨が降るところがあります。 <8/10(水)> 台風5号は千島近海に進み、北日本を通過するトラフ(上空の気圧の谷)と一体化します。北日本は台風5号とトラフの影響で雲が広がりやすく、雨が降るところがあります。台風の進路しだいでは、知床などの道東の山は大荒れになる恐れがありますので、今後の気象情報にご注意ください。サブハイ(亜熱帯高気圧)が西日本から東日本を覆うため、西・東日本は晴れて暑くなります。沖縄・奄美は、太平洋高気圧縁辺の湿った空気の影響で、沖縄地方を中心に週末まで雲が広がりやすい天気が続きます。 <8/11(木)~8/14(日)> サブハイが日本付近を帯状に覆うため、北日本から西日本は晴れて猛暑が続きます。夏山には最適な天気と思います。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:8/9-8/11、下段:8/12-8/14の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 台風5号の通過後はお盆頃まで猛暑が続く見込みですが、海外の予報モデルではお盆頃に南海上に複数(最大4個)の台風の発生を予想しています。まだ非常に不確実であることをお断りした上で、ECMWF(欧州中期予報センター)の8/16の予想図を添付いたします。北緯20度から30度の間に台風や台風の卵が4つ並んでいます。 NOAA(アメリカ海洋大気局)の予想図によりますと、このうちの一つがかなり発達して日本に接近する可能性があるようです。NOAAの8/20の予想図では、924hPaの強い勢力で西日本に接近しています。今後の台風の動向にはご注意ください。

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  • 05 Aug
    • 【1か月予報】前半を中心に夏らしい猛暑。台風が頻発しそうなので要注意。

      7月初めに台風1号が発生して以来、ここ1か月の間に5号までハイペースで台風が発生しています。その原因は北緯20度付近の海水温が上がってきて対流活動が活発になってきていることにあると思います。添付のNOAAによる1か月の海水温の変化解析図によりますと、東経90度から160度の全域にかけて、北緯20度付近の海水温度が上がってきています。海水温の上昇とともに、この付近の対流活動が活発になってきて、この海域でいつ台風が発生してもおかしくない状況になっています。今後しばらくはこの状況が続くようですので要注意と思います。 以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1週目(8/6-8/12)> 台風5号が8日から10日にかけて日本の東海上を北上。今のところ台風は上陸しない見込みですが、地上では北日本太平洋側、山岳では東・北日本の太平洋側で強風となる恐れがあります。北・東日本は台風が接近しながら通過するタイミングで曇りや雨の天気になります。それ以外は、北日本から西日本は晴れて暑い日が続く見込みです。特に西日本は35℃を超える猛暑日となるところが多い予想です。熱中症などの体調管理にご注意ください。沖縄・奄美は北緯20度付近の対流活動活発域による湿った空気の影響で平年より晴れの日が少ない見込みです。 <2週目(8/13-8/19)> 北緯20度付近の対流活動がさらに活発になり、その上昇気流が北側で下降気流となってチベット高気圧を強め、日本付近への張り出しも強まります。そのため、東・西日本日本海側は平年より晴れの日が多く、太平洋側は平年同様に晴れの日が多い見込みです。北日本は気圧の谷の影響で、沖縄・奄美は湿った空気の影響で平年より晴れの日が少ない見込みです。気温は1週目に続いて全国的に高めの予想です。 <3・4週目(8/20-9/2)> 2週目とほぼ同様の天気の傾向です。気温は全国的に高めの予想です。 【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【降水量・日照時間】1か月平均 【850hPa気温推移】1か月予報 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が8月3日で、その左側は実況、右側は予想

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  • 31 Jul
    • 【週間予報】前半は2つの高気圧の谷間で不安定、後半は広く高気圧に覆われる。台風の動向に注意。

      昨日18時にフィリピンの東で熱帯低気圧が台風4号Nidaニーダになりました。ニーダはタイの女性の名前です。この台風は大陸に向かう予想で日本には直接の影響はありませんが、台風の上昇気流が日本付近で下降気流となって太平洋高気圧を強める働きをします。今週の後半は日本付近は太平洋高気圧に広く覆われて暑くなりそうです。 ただし、今週前半の日本付近は日本の西の高気圧と東の高気圧の谷間となって、湿った空気が入りやすく不安定になります。今日明日も気温が上がる午後の山沿いや内陸部を中心に局地的に急な激しい雨、落雷、突風の恐れがあります。中上層の風が弱いため、発達した積乱雲が同じ場所に停滞する可能性があります。登山は「早出早着」を心掛けてください。中部山岳は現在、岐阜県・長野県全域に雷注意報が出ています。 さて本日の気象庁の週間予報資料、各国の予報資料によると、前記のように前半は2つの高気圧の谷間で不安定な天気ですが、後半は広く高気圧に覆われる見込みです。海外の予報モデルでは、8月初めに発生した台風5号(予定)が日本付近に接近する可能性があるため、今後の台風の動向に注意と思います。以下に気象庁の7/31の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <8/1(月)> 関東の南東海上から寒冷渦(寒気を伴う上空の低気圧)と地上の低気圧が接近、下層からも湿った空気が入って、上空寒気と下層暖湿気によって東・北日本の太平洋側を中心に局地的に非常に激しい雨になる恐れがあります。また、気温が上がる午後は全国的に山沿いや内陸部を中心に大気の状態が不安定になります。急な激しい雨、落雷、突風にご注意ください。 <8/2(火)> 寒冷渦は日本付近に停滞、下層には太平洋高気圧縁辺の湿った空気が入るため、北日本と東日本を中心に不安定な天気が続きます。西日本と奄美は高気圧に覆われて晴れるところが多いですが、沖縄は台風4号の湿った空気の影響で雲が広がりやすいです。 <8/3(水)> 日本付近は西と東の高気圧の間の谷の状態が続き、北日本と東日本は雲が広がりやすいです。西日本は西の高気圧に覆われて晴れる予想です。沖縄・奄美は以降、週末まで高気圧縁辺の湿った空気の影響で雲が広がりやすいです。 <8/4(木)~8/5(金)> 上空のサブハイ(亜熱帯高気圧)と地上の太平洋高気圧が西に張り出してくるため、上空寒気、下層暖湿気ともに解消されて、晴れるところが多いです。ただし、北日本はトラフの影響、西日本は太平洋高気圧縁辺の湿った空気の影響で雲が広がるところもある見込みです。 <8/6(土)~8/7(日)> 日本の東から太平洋高気圧が張り出して日本付近を覆います。北・東日本は晴れ、西日本も晴れますが、高気圧縁辺の湿った空気の影響で雲が広がりやすいです。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:8/2-8/4、下段:8/5-8/7の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 気象庁の48時間予想天気図で日本の遥か南海上に予想されている低圧部(L)が問題の熱帯擾乱です。気象庁の数値予報ではそれほど発達しない予想になっていますが、海外の予報モデルでは台風となって日本付近に接近する可能性があるようです。 まだ影も形もなく、予想が非常に不確実な段階であることをお断りした上で、海外の予想図を添付いたします。まず、ECMWF(欧州中期予報センター)です。8/8頃に関東南岸に接近して、8/9頃に北海道付近に向かう予想です。 続いてNOAA(アメリカ海洋大気局)の予想図です。8/12頃に東海から関東の間に上陸する予想になっています。ECMWF、NOAAともに日々台風予想の変動が大きく、まだ台風がいつ頃、どこに向かうか不確実なのですが、リスクに備えて台風の動向を監視していく必要があると思います。

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  • 30 Jul
    • 【1か月予報・3か月予報】アジア熱帯域で対流活動活発、チベット高気圧・太平洋高気圧とも強く猛暑に

      今週は月曜日に1か月予報、木曜日に3か月予報が発表されています。それによりますと8月前半頃までは湿った空気の影響ですっきりしない天気になりますが、8月後半頃からは夏らしい天気となり、9月は全国的に残暑が厳しくなりそうです。10月も全国的に暖かく、沖縄・奄美では湿った空気の影響を受けやすいです。インド洋東部からフィリピン付近にかけて対流活動が活発なため、そこからの上昇気流が北側で下降気流となって太平洋高気圧と、更に上空のチベット高気圧が強めるためです。したがって、今まで発生数が少なかった台風も、今後は秋にかけて頻発する可能性があります。6月まで発生数がゼロだった今年の台風も、7月に入ってすでに3号まで発生、今夜から明日朝にかけてフィリピン付近に4号が発生しそうです。8月初めにも台風が発生する可能性があり、詳細は明日の週間予報の記事で解説いたします。 以下に気象庁から発表されている1か月予報、3か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) 気象庁HP 3か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図 にあります。 <1か月予報 1週目(7/30-8/5)> 前半は高気圧が朝鮮半島付近と日本の東との2つに割れて、その間を熱帯低気圧が接近してきます。湿った空気の影響で北・東日本は曇りや雨の日が多いです。後半は北・東日本は太平洋高気圧に覆われて晴れますが、西日本と沖縄・奄美は太平洋高気圧の縁辺の湿った空気の影響で雲が広がりやすく雨が降るところがあります。期間の終り頃に台風5号が発生して日本付近に接近する可能性があります。 <1か月予報 2週目(8/6-8/12)> インド洋東部からフィリピンの東にかけて対流活動が活発なため、沖縄・奄美と西日本は南からの湿った空気が入りやすく多雨傾向。東日本は太平洋高気圧に覆われて平年同様に晴れの日が多く、北日本も平年同様に周期的な天気の見込みです。 <1か月予報 3・4週目(8/13-8/26)> ほぼ平年同様の天候の予想で、北日本は周期的な天気の変化、東・西日本と沖縄・奄美は平年同様に晴れの日が多い見込みです。気温は北日本と沖縄・奄美を中心に高温傾向で、全国的に暑くなりそうです。 <9月> 8月に比べて更にフィリピン付近の対流活動が活発となり、インド洋東部からフィリピン付近までの対流活動が活発になります。そのため、本州付近で太平洋高気圧、更に上空のチベット高気圧ともに強まって、全国的に残暑が厳しいです。ただし北海道は秋雨前線の影響で多雨傾向の見込みです。 <10月> 対流活動が活発な領域は沖縄・奄美付近まで広がるため、太平洋高気圧の張り出しは弱まる見込みです。南からの暖かく湿った空気が入りやすくなるため、沖縄・奄美と西日本を中心に高温傾向で、全国的に気温が高めの予想です。降水量は沖縄・奄美で多雨傾向、他は平年並みの予想です。 【地上平均気温】 上段:左から1週目、2週目、3・4週目の予想 下段:左から8月、9月、10月の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【1か月予報 降水量・日照時間】 【3か月予報 降水量】 左から8月、9月、10月の降水量

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  • 24 Jul
    • 【週間予報】前半は北冷西暑。後半はアリューシャン南の高気圧とサブハイが合体、暑さが戻る

      今朝3時に南鳥島近海で熱帯低気圧が台風2号(Lupit:ルピート)に変わりました。ルピートはフィリピンの言葉で「冷酷な」という意味ですが、名前とは裏腹に日本付近に大きな影響はない模様です。海水温の低い海域を進むためそれほど発達することもなく、26日未明までには温他低気圧化した後は不明瞭になる見込みです。 さて、本日の気象庁の週間予報資料によりますと、今週前半は沖縄・奄美から西日本で太平洋高気圧が強い一方で、カムチャツカの南でオホーツク海高気圧も強く、北日本と東日本は2つの高気圧の谷間となって天候不順になります。後半はアリューシャンの南の高気圧と南シナ海のサブハイが一体となって日本付近を覆うようになって、北・東日本も暑さが戻ってくるようです。以下に気象庁の7/24の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <7/25(月)> 気圧の谷が顕在化して日本海に低気圧か発生します。日本海の低気圧に向かって南から湿った空気が入る影響で、東日本から西日本は雲が広がりやすく雨が降るところがあります。北日本は日本海側は晴れますが、太平洋側はオホーツク海高気圧からの湿った空気の影響で雲が広がりやすいです。沖縄・奄美は、湿った空気の影響を受ける奄美は曇り、他は太平洋高気圧に覆われて晴れる予想になっています。 <7/26(火)> 寒冷渦が東海上から北海道付近に向かって接近、寒冷渦は北から上空寒気を引き込みます。その一方で日本海の低気圧は下層で南からの湿った空気を引き込むため、沖縄方面を除いて全国的に雲が広がりやすく雨が降るところがあります。特に西日本と東日本では大気の状態が不安定になって、局地的に急な強い雨、落雷などの恐れがあります。 <7/27(水)> 北海道付近の寒冷渦は不明瞭化しますが、北日本から東日本に前線帯が残る見込みで、北・東日本は雨が降るところが多いです。西日本と沖縄・奄美は太平洋高気圧に覆われて晴れる予想です。以降、沖縄・奄美は晴れの日が続きます。 <7/28(木)~7/29(金)> 前線帯は不明瞭化しながら北上するため、北日本は雨が降るところが多いです。東日本にもサブハイ(上空の亜熱帯高気圧)が張り出してくるようになるため、東・西日本は晴れる見込みです。 <7/30(土)~7/31(日)> アリューシャンの南のブロッキング高気圧と南シナ海のサブハイが一体となって日本付近を広く覆う見込みです。全国的に猛暑が復活して暑くなる可能性があります。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:7/26-7/28、下段:7/29-7/31の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 今日の週間予報資料FXXN519の500hPa天気図は実に興味深いです。カムチャツカの南のブロッキング高気圧と東シナ海に中心を持つサブハイが、南東海上の寒冷渦を挟んで合体していくようです。週後半は北・東日本も天候が回復して暑い夏が戻ってきそうな感じがします。

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  • 23 Jul
    • 【1か月予報】前半は北冷西暑、北・東日本は太平洋側を中心に雲が広がりやすい。後半は安定?

      千島の東にはオホーツク海高気圧が停滞しており、そこから吹き出す冷湿な北東気流の影響で北日本から西日本の太平洋側では雲が広がっています。500hPa天気図を見ますと、本州の東に寒冷渦(寒気を伴う上空の低気圧)があって、北からの寒気を引き込んでいます。そのため北日本・東日本は気温が低め。オホーツク海高気圧が解消されても東海上に気圧の谷が残り、太平洋高気圧の張り出しも弱いため、北・東日本は太平洋側を中心に雲が広がりやすい状況がしばらく続くようです。 さて、木曜日に更新されている気象庁の1か月予報によりますと、北日本太平洋側と東日本は湿った空気や気圧の谷の影響を受けやすく、前半中心に平年より晴れの日が少ない見込みです。後半のお盆の頃は平年同様に晴れの日が多い予想になっていますが、果たしてどうなるのかはまだ不確実です。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 1週目(7/23-7/29) サブハイ(亜熱帯高気圧)が沖縄・奄美から西日本を覆い、西日本までは晴れて暑い一方で、本州の東には上空の気圧の谷になっている状態が続き、北と東日本太平洋側は湿った空気や気圧の谷の影響で曇や雨の日が多い見込みです。また、東北から東海にかけて太平洋側を中心に気温も低めの見込みです。 2週目(7/30-8/4) 北日本太平洋側と東日本はオホーツク海高気圧からの湿った空気や気圧の谷の影響で平年より晴れの日が少ない見込みです。沖縄・奄美、西日本はサブハイの張り出しによって晴れて暑いです。 3・4週目(8/5-8/19) 日本の北と南で高気圧が強く、本州付近が相対的に気圧が低い状況は続く見込みです。しかし予想の不確実性を考慮して、平年同様に北日本は周期的な天気、東日本から沖縄・奄美は晴れの日が多い予想になっています。 【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【降水量・日照時間】1か月平均 【850hPa気温推移】1か月予報 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が7月20日で、その左側は実況、右側は予想

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  • 17 Jul
    • 【週間予報】状況次第では西日本から東海地方の梅雨明け発表があるかも

      梅雨前線は西日本から東日本の南に停滞、日本海に発生した低気圧が北東に進んでいます。また梅雨前線上にはキンク(北へ盛り上がった部分)があって、日本海の低気圧とともに東に進んでいます。梅雨前線上のキンクは、南からの湿った空気が多く流れ込んでいる部分で、このキンク付近と日本海の低気圧との間は南からの湿った空気の影響で大気の状態が不安定になります。上空にはリッジ(気圧の尾根)があるため上昇気流が発生しにくく、落雷などの恐れがあるのは山沿いなどの地形的に上昇気流が発生しやすい場所に限定されますが、念のため中部山岳では気温が上がる午後からは落雷にご注意をお願いします。 さて、本日の気象庁の週間予報資料によりますと、オホーツク海高気圧が出現するため、北・東日本の太平洋側は雲が広がりやすく気温低めになりそうです。サブハイ(亜熱帯高気圧の)張り出しが強まる予想に変わってきているため、状況次第では西日本から東海地方の梅雨明け発表があるかもしれません。以下に気象庁の7/17の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <7/18(月)> 梅雨前線は九州南部から東日本の南に停滞し、日本海の低気圧は東北付近を通過。低気圧や前線の影響で雲が広がりやすく北日本を中心に雨が降りますが、前線や低気圧から遠い東海、九州南部を除く西日本では晴れる見込みです。沖縄・奄美は今週は太平洋高気圧に覆われて晴れの日が続きます。 <7/19(火)> 北日本をトラフ(上空の気圧の谷)が通過する一方で、リッジ(上空の気圧の尾根)と対応する地上の高気圧が日本海に進んできます。北日本はトラフの影響で雲が広がりやすく、北海道を中心に雨が降ります。東日本も関東甲信、北陸は湿った空気が残る影響で雲が広がりやすく、にわか雨が降るところがあります。東海と西日本は概ね晴れる予想になっています。 <7/20(水)~7/21(木)> トラフは東に抜けて、サブハイの張り出しが強まります。全国的に晴れるところが多いですが、地上ではオホーツク海高気圧も張り出してくるため、北・東日本の太平洋側ではオホーツク海高気圧からの冷湿な空気の影響で雲が広がりやすいです。 <7/22(金)> 北日本日本海側はオホーツク海高気圧に覆われて晴れ、太平洋側はオホーツク海高気圧からの冷湿な空気の影響が続いて曇り。東・西日本はサブハイの張り出しがやや弱まるため、晴れるところもありますが雲が広がりやすいです。 <7/23(土)~7/24(日)> サブハイの張り出しの予想にかなりのバラツキがあって予想は不確実ですが、今のところは広い範囲で大きく天気が崩れる可能性は低いです。北日本は前日同様の予想、東・西日本は雲が広がりやすい天気の予想になっています。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:7/19-7/21、下段:7/22-7/24の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 週間予報資料FXXN519を見ると、今週の予報の理由がよく分かります。図は北半球の500hPa天気図で、7/22の前後5日間の平均天気図です。図の中心が北極で、日本は右下中央にあります。日本付近では高度5880mを目安とするサブハイ(亜熱帯高気圧)が東日本まで覆います。その北側の沿海州には、文字通り「Ω」の形をしたオメガブロックが出現しています。このような配置になると偏西風の流れが滞って、同じ気圧配置が長く続きやすくなります。このオメガブロックのリッジ(上空の気圧の尾根)に対応して、地上ではオホーツク海高気圧が現れます。 850hPa気温の15℃線(太線)を見ますと、オホーツク海高気圧からの冷たく湿った空気の流れが明瞭で、北・東日本の太平洋側を中心にこの冷湿な空気の影響を受けそうです。中部山岳の南部はあまり天気が良くないかもしれませんが、3000m級の山ではヤマセで天気が悪いのは海に近い山に限定されると思われますので、あきらめることはないと思います。

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  • 16 Jul
    • 【1か月予報】対流活動活発域の南半球へのずれとブロッキング現象により、梅雨明けが遅れ気味

      九州南部の梅雨明けの平年値は7/14、北部は7/19ですが、今年は太平洋高気圧の北への張り出しが弱く、一向に梅雨明けの気配が感じられません。その原因の一つとして南半球の海水温が高い海域が高い(NOAAによる1番目の図)ことが影響していると思います。海洋大陸の南半球で対流活動が活発(2番目の図のブルーの領域)なため、フィリピンの東は下降気流となって対流活動が不活発(オレンジの領域)となり、日本の南海上で太平洋高気圧が強まる代わりに、北への張り出しは弱くなります。その結果として、梅雨前線は西日本から東日本付近に停滞したままです。 しかし、最近1か月の傾向を見ると、南半球の海水温は次第に低下する傾向(3番目の図)が見られるようです。通常、この時期はフィリピンの東で対流活動が活発になって、日本付近が下降気流となって太平洋高気圧の張り出しが強まるのですが、太陽から受けるエネルギーは北半球の方が強いはずの7月に南半球の方が海水温が高いのは異例のことに感じます。 さらには、オホーツク海に顕著なリッジ(4番目の図)ができてブロッキング現象を起こすため、南から湿った空気が入りやすい西谷の気圧配置が続くと同時に、オホーツク海高気圧が強まって北・東日本の太平洋側で天候不順になりやすいことが予想されています。ともに早く解消して、まともな夏になってほしいと願っています。 さて木曜日に更新されている気象庁の1か月予報資料によりますと、先週の予報と一変して西日本から東日本の梅雨明けが遅れそうな予想で、梅雨明けが8月にずれ込む可能性も出てきたようです。しかし、各国の10日先の予報資料をウォッチしていると、日々の予想の変動が大きく、予想が安定していないようです。当面の1週間先の傾向は大きく外れないと思いますが、それ以降の予想は熱帯擾乱などによって大きく変わってくる可能性があります。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1週目(7/16-7/22)> カムチャツカでリッジ(上空の気圧の尾根)が顕著になり、ブロッキング現象が発生。対応して地上ではオホーツク海高気圧が現れて、北日本を中心に低温傾向。北・東日本の太平洋側ではオホーツク海高気圧からの冷湿な空気の影響で雲が広がりやすいです。太平洋高気圧は沖縄・奄美で強く、その北への張り出しが弱いため梅雨前線の平均的な位置は西日本から関東の南海上付近。北日本は高気圧に覆われて晴れる日もありますが、東・西日本は前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多いです。沖縄・奄美は晴れ。詳細のお天気の流れは、明日の週間予報の記事で解説いたします。 <2週目(7/23-7/29)> 日本の北でリッジ、本州付近がトラフ(上空の気圧の谷)の気圧配置が続きます。1週目よりは太平洋高気圧の北への張り出しは強まりますが、平年より張り出しは弱いです。西日本と東日本太平洋側は平年より晴れの日が少ない見込みで、2週目に梅雨が明けるかどうか微妙なところ。北日本と東日本日本海側は平年り曇りや雨の日が多い予想です。中部山岳の日本海側の山は、北陸の梅雨明けが遅れ気味の影響を受ける可能性があります。 <3・4週目(7/30-8/12)> やっと太平洋高気圧が東日本付近まで張り出します。沖縄・奄美、西日本、東日本は平年同様に晴れの日が多い見込みです。北日本は偏西風の流れが平年より南寄りの影響により、前線や低気圧の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多い予想です。 【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【降水量・日照時間】1か月平均 【850hPa気温推移】1か月予報 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が7月13日で、その左側は実況、右側は予想

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  • 10 Jul
    • 【週間予報】台風1号から変わった低気圧が日本海を進み、西日本を中心に大雨の可能性

      台風1号は華南に上陸した後、昨夜9時に熱帯低気圧に変わりました。九州には梅雨前線が停滞、前線に向かって非常に湿った空気が入るため、九州では大雨になる恐れがあります。気象庁からは今朝「大雨に関する全般気象情報 第6号」を発表、「九州では10日夕方にかけて雷を伴った非常に激しい雨の降るところがある見込み」として、「10日夜遅くにかけて土砂災害に厳重に警戒」「低い土地の浸水、河川の増水やはん濫に警戒」を呼び掛けています。 また、北海道では寒冷渦(寒気を伴った上空の低気圧)の影響で大気の状態が非常に不安定になります。札幌管区気象台では「大雨と雷及び突風に関する北海道地方気象情報 第2号」を発表、「北海道地方では、引き続き10日夜遅くにかけて大雨による低い土地の浸水、土砂災害、竜巻などの激しい突風、落雷、ひょうに注意」を呼び掛けています。ご注意ください。 中部山岳は日中は晴れますが、湿った空気の影響で後半は雲が広がりやすく、雨が降るところがある見込みです。 今週は、華南に上陸して台風1号から変わった熱帯低気圧の湿った空気が温帯低気圧に姿を変えて、日本海を進み本州付近を通過して、西日本を中心に大雨になる可能性があります。海の日の三連休もスッキリしない天気のようです。ただし、一年で一番予報が難しい時期ですので、必ず最新の気象情報のご確認をお願いいたします。以下に気象庁の6/26の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <7/11(月)> 北日本と東日本は、日本海から進んでくる高気圧に覆われて晴れ。西日本と沖縄・奄美は、梅雨前線や太平洋高気圧縁辺の湿った空気の影響で雲が広がりやすく、前線に近い九州、四国、中国では雨が降るところがあります。 <7/12(火)> 北日本と東日本はリッジ(上空の気圧の尾根)が進んでくるため、晴れるところが多いです。西日本はトラフ(上空の気圧の谷)が接近してくるため、雲が広がり雨が降りやすいお天気です。沖縄・奄美は、太平洋高気圧に覆われて晴れますが、湿った空気の影響で雲が広がるところもある見込みです。 <7/13(水)> 朝鮮半島付近に発生した低気圧が日本海へ進み、梅雨前線は西日本から東日本に停滞します。北日本から西日本は雲が広がりやすく、東・西日本を中心に雨が降ります。非常に湿った空気が入る影響で、西日本を中心に局地的な大雨になる恐れがあります。沖縄・奄美は太平洋高気圧縁辺の湿った空気の影響で、週末まで曇りベースのお天気が続きます。 <7/14(木)> 梅雨前線は九州南岸から東日本の南海上の北緯30度付近まで南下しますが、湿った空気が残る影響で全国的に雲が広がりやすいです。 <7/15(金)~7/17(日)> 梅雨前線は南海上に停滞して衰弱傾向ですが、東・西日本はオホーツク海高気圧と太平洋高気圧の間の気圧の谷となって、雲が広がりやすいお天気です。北日本もオホーツク海高気圧からの湿った空気の影響で、太平洋側を中心に雲が広がりやすいです。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:7/12-7/14、下段:7/15-7/17の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い

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  • 09 Jul
    • 【1か月予報】沖縄・奄美、西日本、北日本は多雨傾向。西・東日本の梅雨明けは平年並みか若干遅れそう

      台風1号は台湾に大きな被害をもたらした後、勢力を弱めながら大陸に向かっています。明日朝には台風1号は熱帯低気圧に変わる見込みです。台風による日本への直接の影響はありませんが、台風と太平洋高気圧の間から湿った空気が入ってきており、大気の状態が非常に不安定になっています。気象庁から今朝「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第4号」を発表、「9日は西日本から東日本で大気の状態が非常に不安定となり、局地的に猛烈な雨の降るところがある」として、「九州を中心に土砂災害に厳重に警戒」「低い土地の浸水、河川の増水やはん濫に警戒」「落雷、竜巻などの激しい突風に注意」を呼び掛けています。中部山岳でも落雷や急な激しい雨が予想されますので、気象状況には十分ご注意ください。 さて、木曜日に更新されている気象庁の1か月予報によりますと、平年より太平洋高気圧の張り出しが弱く、沖縄・奄美は高気圧縁辺の湿った空気の影響で多雨傾向、北日本と西日本もやや多雨傾向。ただし、西・東日本の梅雨明けは平年並みか若干遅れそうで、中部山岳のある東日本の梅雨明けは7月下旬になりそうな感じです。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <1週目(7/9-7/15)> 北日本から西日本は低気圧や前線の影響で曇りや雨の日が多いですが、晴れると暑く猛暑日となるところもある見込みです。体調管理にご注意ください。沖縄・奄美は太平洋高気圧縁辺の湿った空気の影響で曇りや雨の日が多いです。お天気の流れの詳細は、明日の週間予報の記事で解説いたします。 <2週目(7/16-7/22)> 1週目と同様にサブハイ(上空の亜熱帯高気圧)の張り出しが弱く、日本付近は南からの湿った空気が入りやすい西谷の気圧配置。また日本海で850hPaの温度傾度が大きいことから、日本海沿岸付近で梅雨前線の活動が活発な見込み。その影響で、東日本日本海側、西日本、沖縄・奄美で多雨傾向の予想です。東日本太平洋側、北日本は平年同様に曇りや雨の日が多いです。 <3・4週目(7/23-8/5)> サブハイが西・東日本の南岸付近まで張り出してきます。東日本、西日本、沖縄・奄美は平年同様に晴れの日が多い見込みです。北日本は太平洋高気圧の張り出しが弱く、平年より曇りや雨の日が多い見込みです。平均的にみていますので、西・東日本の梅雨明けは、平年並みまたは平年より若干遅れる可能性があります。 【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【降水量・日照時間】1か月平均 【850hPa気温推移】1か月予報 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が7月6日で、その左側は実況、右側は予想

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  • 03 Jul
    • 【週間予報】台風1号が発生、今週の天気を大きく左右する可能性あり

      3時の実況天気図では、北海道付近に低気圧があって、そこから閉塞前線、温暖前線、そして寒冷前線が東北を横切り日本海で梅雨前線と繋がっています。低気圧の通過後の北海道は回復傾向ですが、前線が停滞する東北から北陸にかけて大雨になる恐れがあります。気象庁では今朝「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第4号」を発表、「3日は北陸地方中心に前線の影響で大雨となる見込み」として、「低い土地の浸水、河川の増水、土砂災害に警戒」「落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意」を呼び掛けています。 また、昨日朝、カロリン諸島で発生した熱帯低気圧は、今朝10時に台風1号となりました。気象庁が統計を開始した1951年以降で、1998年の7/9に次ぐ2番目の発生の遅さです。現時点では進路の予想は非常に不確実ですが、今週の後半の天気を大きく左右する可能性があります。予報円の中に入る確率は70%であることにご留意ください。あとの30%は全く違う方向にずれる可能性もあります。 さて、本日の気象庁の週間予報資料、各国の予報資料を見ますと、今週は今年初めての台風1号が発生すると同時に、初っ端から上陸する可能性も十分ありそうです。今週の後半に登山にお出掛けを予定されている方は、台風の影響を視野に入れておく必要があると思います。以下に気象庁の6/26の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <7/4(月)> 低気圧は北海道の東に抜けますが、北海道には地上の気圧の谷が残って天気の回復が遅れそうです。梅雨前線の活動は弱まって不明瞭となる見込みですが、引続き湿った空気が入る影響で東北、東日本日本海側を中心に雲が広がりやすいです。沖縄・奄美は、沖縄地方で気圧の谷の影響で一時不安定になる他は晴れ。 <7/5(火)> 前線を伴った低気圧が日本海をゆっくりと東北東に進みます。沖縄・奄美、西・東日本はサブハイ(亜熱帯高気圧)に覆われて晴れますが、午後からは西・東日本では大気の状態が不安定になって雨が降るところがあります。北日本は千島付近の高気圧からの湿った東風が入る影響で、雲が広がりやすく雨が降るところがあります。 <7/6(水)~<7/7(木)> トラフ(上空の気圧の谷)が北日本を通過、梅雨前線は日本海から東北付近の見込み。トラフや前線の影響で全国的に雲が広がりやすいです。沖縄・奄美は7日頃から台風1号の影響を受ける可能性があります。 <7/8(金)~7/10(日)> 梅雨前線は不明瞭になりますが、サブハイの張り出しがやや南に後退する見込みです。その影響で東・西日本は湿った空気が入りやすくなり、雲が広がりやすいお天気です。北日本もトラフの影響で雲が多い天気の見込みです。沖縄・奄美は台風1号の影響で曇りや雨。台風1号の進路や発達度合によって、予想が大きく変わってくる可能性があります。最新の気象情報のご確認をお願いします。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:7/5-7/7、下段:7/8-7/10の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い まだ台風の進路予想が非常に不確実であることをお断りした上で、各国の予想図を添付いたします。まず気象庁のGSM(全球予報モデル)では台風は南岸を進む予想です。ECMWF(欧州中期予報センター)は、昨日は九州北部に上陸の予想でしたが、本日は大陸に上陸して弱まってから朝鮮半島に進む予想に変わっています。この予想は昨日までのNOAAと同じです。そのNOAA(アメリカ海洋大気局)は昨日より日本に接近する予想で、東シナ海を北上する進路に変わっています。いずれも太平洋高気圧の強さの予想が、台風の進路に大きく影響しています。今後の気象情報に注意をお願いします。

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  • 02 Jul
    • 【1か月予報】北日本と東日本日本海側は多雨傾向。西日本と東日本太平洋側の梅雨明けは平年並み

      日本海に前線を伴った低気圧があって発達しながら北東に進んでいます。この低気圧と前線の影響で北日本と北陸は大気の状態が不安定になって、局地的に雷を伴った大雨になる恐れがありますのでご注意ください。今朝、気象庁から「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第2号」を発表、「3日にかけて、発達する低気圧や前線の影響で、北日本と北陸地方では、大雨となる見込み」として、「低い土地の浸水、河川の増水、土砂災害に警戒」「落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意」を呼び掛けています。なお、南海上の低圧部は明日の夜までに熱帯低気圧となって、更に今年初めての台風1号にまで発達する可能性が高いです。2日前から欧州ECMWFとアメリカNOAAが予想していましたが、本日から気象庁の予報モデルも台風の発生を予想し始めています。添付はECMWFです。 さて、木曜日に更新されている気象庁の1か月予報によりますと、日本の南で太平洋高気圧が強く、高気圧の縁辺からの湿った空気によって梅雨前線の活動は活発。北日本と東日本日本海側は前線や低気圧の影響を受けやすく多雨傾向。西日本と東日本太平洋側の梅雨明けは平年並みになりそうな感じです。以下に、気象庁から発表されている1か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 1週目(7/2-7/8) 前半の梅雨前線は北日本~西日本の日本海側付近に停滞、梅雨前線の影響で西~北日本は曇りや雨の日か続きます。後半は冒頭に書きました熱帯擾乱の動向次第で大きく天気が変わる可能性があります。詳細は明日の週間予報の記事で解説いたします。南海上で強い太平洋高気圧からの暖かく湿った入る影響で、気温は全国的に高くなる見込みです。 2週目(7/9-7/15) 太平洋高気圧の張り出しの位置は1週目よりやや南下しますが、梅雨前線は引き続き日本海沿岸で活発。太平洋高気圧縁辺の湿った空気が入るため、北日本、東日本日本海側、西日本は多雨傾向で、沖縄・奄美は平年より晴れの日が少ない見込みです。気温は東日本と北日本を中心に高温傾向の予想です。 3・4週目(7/16-7/29) 太平洋高気圧、上空のチベット高気圧ともに強まって、梅雨前線の位置は日本海から北日本付近。梅雨前線には引続き湿った空気が入りやすいため、前線に近い北日本では多雨傾向。東日本日本海側も梅雨明けが遅れる可能性があります。東日本太平洋側、西日本、沖縄・奄美は平年同様に晴れの日が多い見込みです。気温は北日本を除いて、やや高温傾向の見込みです。 【地上平均気温】 左から1週目、2週目、3・4週目の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【降水量・日照時間】1か月平均 【850hPa気温推移】1か月予報 左上:北日本、左下:東日本、右上:西日本、右下:沖縄・奄美 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い 太線:平均、細線:各メンバー(個々の数値予報の結果) 中央の縦線が6月29日で、その左側は実況、右側は予想

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  • 26 Jun
    • 【週間予報】前半は梅雨前線が活発で西日本中心に大雨注意。後半はやや不活発となり蒸し暑い日が続く。

      今日は移動性高気圧が進んできて、東・西日本は貴重な梅雨の晴れ間となります。ただし、上空寒気が入る影響で、気温が上がる午後からは大気の状態が不安定になるため、内陸部や山沿いを中心に局地的に積乱雲が発達して落雷の恐れがあります。このような時には、特に「早立ち早着き」の山の鉄則を守るようにお願いします。 このような雷の情報はお天気マークだけでは分かりません。かならず天気予報の詳細までご覧ください。また、気象庁の天気予報は人の生活圏の天気予報であって、山の天気予報でないことにご留意ください。山は平地より上昇気流が発生しやすく、落雷の確率も平地より高いです。行動しながら常に雲行きにご注意ください。 さて、本日の気象庁の週間予報資料によりますと、今週前半は梅雨前線が活発で西日本中心に大雨になる恐れがあります。後半は太平洋高気圧の北への張り出しが強まって、梅雨前線の活動は不活発となり蒸し暑い日が続きそうです。以下に気象庁の6/26の週間予報資料とAM11時の週間天気予報に基づいてお天気のシナリオをまとめてみます。地上天気図、850hPa気温推移と併せてご覧ください。 気象庁HP 週間天気予報 ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。 <6/27(月)> 本州付近を移動性高気圧が通過します。前半の東・西日本は晴れますが、後半は梅雨前線が沖縄から九州南部に北上するため、西の方から雨になります。東海地方でも夜遅くに雨が降り始める予想ですので、傘をお忘れなく。北日本は低気圧が遠ざかって高気圧に覆われるため曇り後晴れ。沖縄・奄美は、前線に近い奄美は雨、沖縄は前線の北上とともに天気が回復する見込みです。 <6/28(火)> 梅雨前線は西・東日本付近に停滞します。前線に向かって湿った空気が入るため、前線の周辺では大気の状態が不安定になり、西・東日本の広い範囲で雨になります。特に西日本は大雨になる恐れがありますので最新の気象情報にご注意ください。高気圧に覆われる北日本と沖縄・奄美は晴れるところが多い予想になっています。以降、沖縄・奄美は太平洋高気圧に覆われて晴れが続きます。 <6/29(水)~6/30(木)> 北日本は、29日はリッジ(上空の気圧の尾根)が通過し北海道を中心に晴れます。30日は弱いトラフ(上空の気圧の谷)が通過するため、雲が広がりやすいです。日本の南海上でサブハイ(亜熱帯高気圧)が強まるため、梅雨前線は西・東日本の日本海側まで北上します。西・東日本は雨のところが多く、引続き西日本を中心に大雨に注意が必要です。 <7/1(金)~7/3(日)> 北日本はオホーツク海に停滞する寒冷渦(寒気を伴う上空の低気圧)の周囲を回るトラフが次々と通過する影響で、晴れ間はあっても短く雲が広がりやすいです。梅雨前線は引続き西・東日本の日本海側に停滞、現在のところは西・東日本は曇りベースの天気ですが、雨が降り続く可能性もあります。 ※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。 【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19) 上段:6/28-6/30、下段:7/1-7/3の21時 ハッチングは前24時間に5mm以上の降水の予想域 【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50) 上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差 ピンク:平年より2℃以上高い、青:平年より2℃以上低い ご参考に気象庁の72時間後の地上天気図を添付いたします。6/27夜から6/28夜までに西日本を中心にかなりの雨が予想されています。 この後は500hPa天気図で高度5880mを目安とするサブハイ(亜熱帯高気圧)が本州南岸まで勢力を拡大するため、梅雨前線の活動はやや不活発になる見込みです。ただしサブハイ縁辺の湿った空気が入りやすい状況は続きますので、週後半は蒸し暑い日々となりそうです。

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  • 25 Jun
    • 【1か月予報・3か月予報】夏の後半は猛暑で残暑厳しい。梅雨明け後の中部山岳は天気が安定しそう

      今週は木曜日に1か月予報、金曜日に3か月予報が更新されています。夏の前半は梅雨前線の活動が活発で、西・東日本の日本海側、北日本を中心に降水量が多めの予想になっています。後半はラニーニャが発生するため、太平洋高気圧の北への張り出しが強くなって、8月は西日本と沖縄・奄美を中心に猛暑、9月は全国的に残暑が厳しくなる予想です。日本付近では上空のチベット高気圧の張り出しも強まるため、西日本を中心にかなり猛暑になる可能性がありそうです。 東日本にある中部山岳でも、梅雨明けした後は安定した夏空が広がりそうです。ただし、これは平均的な天気の傾向の予想ですので、上空寒気が入ったり、低気圧や台風が来た時には天気は崩れますのでご注意ください。以下に気象庁から発表されている1か月予報、3か月予報の概要と根拠についてまとめてみます。 気象庁HP 1か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) 気象庁HP 3か月予報 (地方、要素、予報期間を選択してくださいね) ※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図 にあります。 <1か月予報 1週目(6/25-7/1)> 前半は梅雨前線の活動か活発で、西日本を中心に再び大雨になる可能性があります。後半はサブハイ(上空の亜熱帯高気圧)が強まるため、西・東日本に停滞する梅雨前線の活動は不活発になる見込みです。西・東日本は梅雨らしい蒸し暑い天気が続きそうです。梅雨明けして太平洋高気圧に覆われる沖縄・奄美は、3か月を通じて平年同様に晴れの日が多い見込みです。詳細のお天気の流れは、明日の週間予報の記事で解説いたします。 <1か月予報 2週目(7/2-7/8)> 梅雨前線の平均的な位置は本州付近で、北・東・西日本は梅雨前線の影響で曇りや雨の日が多いです。西日本は引続き多雨傾向。土砂災害に注意と思います。 <1か月予報 3・4週目(7/9/7/22)> 北日本は500hPaの気圧の谷になっているため、低気圧や前線の影響で平年より曇りや雨の日が多い見込みです。梅雨前線の平均的な位置は日本海から北陸付近で、東・西日本は平年同様に曇りや雨の日が多い見込みです。 <7月> 太平洋高気圧は西への張り出しが強いですが、北への張り出しが弱いため、梅雨前線に向かって太平洋高気圧縁辺の湿った空気が入りやすいです。そのため、北日本と西・東日本日本海側では平年並みか平年より降水量が多めになる見込みです。東日本太平洋側と西日本は、前半は平年同様に曇りや雨の日が多く、後半も平年同様に晴れの日が多い予想です。中部山岳の中・南部の梅雨明けはほぼ平年並みと思われます。 <8月> ラニーニャが顕在化するとともに西部太平洋熱帯域の海水温も上昇し、太平洋高気圧の北への張り出しが次第に強まります。東日本から沖縄・奄美は平年同様に晴れの日が多く、太平洋高気圧縁辺の湿った空気が入りやすい北日本はやや多雨傾向。気温は沖縄・奄美と西日本で平年より高い見込みです。 <9月> フィリピン付近の対流活動が活発になり、太平洋高気圧、上空のサブハイ(亜熱帯高気圧)、更に上空のチベット高気圧とも平年より強まる見込みで、全国的に厳しい残暑が予想されます。 【地上平均気温】 上段:左から1週目、2週目、3・4週目の予想 下段:左から7月、8月、9月の予想 暖色系の色が濃いほど平年より気温が高くなる確率が大きい 寒色系の色が濃いほど平年より気温が低くなる確率が大きい 【1か月予報 降水量・日照時間】 【3か月予報 降水量】 左から7月、8月、9月の降水量

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ペンギンおやじ

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山と空手とお天気が趣味で、お酒をこよなく愛するおやじです。ブログの他に、HPの空手練習日記は毎週金曜...

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