まずは気象概況です。連休2日目の今日は本州付近に移動性高気圧が進んできて、全国的に晴れている所が多いですが、高気圧縁辺になる北海度北部や先島諸島では曇りや雨の天気になっています。しかしこの好天は長続きせず、今夜には東シナ海に前線がのびてきて西の方から天気は下り坂になります。

 

 

 

さて、木曜日に更新されている気象庁の1か月予報、本日の気象庁の週間予報、および各国の予報資料によりますと、向こう1か月は高温傾向が続く見込みです。最新の3か月予報によると、やはり高温傾向のまま夏に突入する可能性が高いと思われます。ちなみに梅雨の時期は、沖縄・奄美と西日本太平洋側で多雨傾向の他は平年並みの降水量の予報です。梅雨入りするまでは、数日の周期で変わる天気の予報ですので、最新の情報で入山時の天気の変化を見極めることが大事と思います。以下に気象庁の週間予報と1か月予報の内容と根拠をまとめてみます。

 

気象庁HP 週間天気予報
気象庁HP 季節予報 (上のタブで気象要素、下のタブで期間を選択)
※詳細予報資料はすべてSunny Spot専門天気図にあります。

 

<4/29(月)>

前線が九州南部に進むとともに、低気圧が対馬海峡付近に進んできます。その影響で、沖縄・奄美と西日本は雨、東日本の天気は下り坂で、西の方から雨が降り始めます。前線や低気圧から離れた北日本は概ね晴れる見込みです。

 

<4/30(火)>

低気圧が前線を伴って日本海から北日本に進みます。低気圧や前線付近の湿った空気の影響で、全国的に雨が降る所が多いです。

 

<5/1(水)>

低気圧はオホーツク海に抜けて、夜には高気圧が日本海に進み、東シナ海に前線がのびてきてきます。高気圧の縁辺の湿った空気の影響で、全国的に曇りや雨の天気になる見込みです。

 

<5/2(木)>

高気圧が北・東日本を通過し、前線が東シナ海から日本の南に停滞します。北日本から西日本は概ね晴れますが、「北高型」の気圧配置のため、東・西日本の太平洋側は雲が広がりやすい天気になりそうです。沖縄・奄美は前線が停滞する影響で曇りや雨。以降、沖縄・奄美は前線や湿った空気の影響で曇りや雨の天気が続く予報です。

 

<5/3(金)~5/4(土)>

移動性高気圧が朝鮮半島付近から日本海に進んできます。北日本から西日本は高気圧に覆われて概ね晴れる見込みです。

 

<5/5(日)>

移動性高気圧は日本の南東に進みます。北・東日本は概ね晴れますが、西日本は高気圧縁辺の湿った空気の影響で雲が広がりやすい天気になりそうです。

 

<5/6(月)>おまけ

黄海の低気圧が前線を伴って日本海に進んできます。低気圧や前線に向かって湿った空気が入る影響で、西日本を中心に非常に不安定な天気になる可能性があります。最新の気象情報にご注意ください。

 

※週後半のお天気は予報の信頼度が最低ランクのCになっているところが多いです。お出かけ前には、最新の気象情報のご確認をお願いします。

 

<1か月予報 2週目(5/4-5/10)>

日本付近は暖かい空気に覆われやすく、全国的に高温傾向の予報です。天候も全国的にほぼ平年同様の数日の周期で変わる天気になります。

 

<1か月予報 3・4週目(5/11-5/24)>

2週目とほぼ同様の予報が出ています。沖縄・奄美は平年同様にこの時期の初めに梅雨入りしそうです。

 

 

 

【地上天気図】(週間アンサンブル予報図FEFE19)
上段:4/30-5/2、下段:5/3-5/5

ハッチング部は前24hに5mm以上の降水量が予想されている領域

 

 

【85hPa気温推移】(週間予報支援図(アンサンブル)FZCX50)

上から北日本、東日本、西日本、沖縄・奄美の代表地点の気温偏差

 

 

【1か月予報 気温の予報】上:1か月平均、下:週別

 

 

【1か月予報 降水量の予報】

 

 

【1か月予報 日照時間の予報】