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俺は そのまま 長い間 眠っていたのだろうか?



心地よい 暖かい ベッドの中で 安らかに 眠っているような すごく 気持ちのいい感覚だった。




この心地よさは 今まで どこかで 経験したことが あるのだろうか?



何故か とっても 懐かしいような感じがした。



しかし 俺には 明確には 思い出すことが出来ない感覚だった。



このまま 心地よい感覚の中で いつまでも 眠っていたい欲求もあった。



今までの 地獄のような世界とは 全く違った。



レイコの 心臓の音だろうか リズムの良い音が 続いていた。



俺は 身体中で その振動を 感じていた。



それは とても 心地よかった。



レイコだろうか・・・、 優しい声が 伝わってきた。



その声も 心地よい響きの声だった。



レイコは こんな声だったのだろうか?



何となく 全てが はっきりとは 思い出せなかった。



元々 俺は 全ての記憶が 霧が かかった景色のように はっきりしていなかったのだ・・・。



確か・・・、さっき 俺は 俺の頭部は レイコに 飲み込まれたはずだ。



すると 俺は・・・俺の頭部や 心は レイコの体内に あるのだろうか?



そして レイコの体温を感じ 鼓動を聞き 声を聞いているのだろうか?



レイコは まだ あの魔界に いるのだろうか?



それとも どこか 違う空間に移動したのだろうか?



俺は これから どうなるのだろうか?



少しは 不安も感じたけれど・・・ 心地よい感覚が それを はるかに 凌駕するほど 俺に 言葉で表せないような安心感を 与えていた。






( つづく )





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