幻獣姫:民話・伝承 | とある真秀場の複合媒体

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伝承(でんしょう、 : folklore : tradition populaire)は、ある集団のなかで古くからある慣習風俗信仰伝説技術知識 などを受け継いで後世に伝えていくこと、もしくは、そのように伝えられた事柄や物を指す。歴史学民俗学 にとって、重要な資料 となる。


民話(みんわ、 : folktale, folk story


民間説話(みんかんせつわ)は、民衆柳田國男 のいう「常民 」)の生活のなかから生まれ、民衆によって口承(口伝えで伝承 )されてきた説話 のこと。


昔話 のほか、伝説世間話 その他を含める。口承文学 、また民俗資料 の一。民譚(みんだん)ともいう。研究する学問は民俗学


ルーツは神話 にあると言われ、例えば『古事記 』は語り部稗田阿礼 が口述したのを太安万侶 が筆録した物である。神話の中でも特定の地名 などに由来したものは伝説に含まれうる(高千穂 の峯に神々が降りたという天孫降臨 など)。アイヌユーカラ も内容は神話だが口承で伝えられてきた。


【民話の分類】


・昔話

『不特定な場所、時間、人物などが登場。話全体はストーリー性が高く、一種の劇のような流れが多い』


・伝説

『特定のできる場所、時間、人物などが記載されていることが多い。実在の人物は多いものの、本人からの語りではなく、人から人への伝達でもあるため、信憑性は不明』


・神話

『特定できる場所、時間、人物などが記載されていることが多い。ただし、あくまで仮想、神が登場しているので、事実かどうかは不明。主に主観での世界観など幅広い思想が組み込まれることが多い』


・世間話

『人から人へと伝わる言葉。信憑性は不明で、有名どころでは、F・O・A・Fの都市伝説がこれである』


【イギリス民話】


グレムリン

(妖精、イタズラ、主は機械、始まりは爆撃機の機械故障)


パック

(イギリスの妖精。小柄の毛深い人間、もしくは山羊のような足をした半人半獣。だまされやすい人は騙し、弱いものは助ける弱者救済。北欧の地域によっては名前が変わり、ケルト神話でプーカとされる)


クーシー

(スコットランドの犬妖精。子牛ぐらいの大きさに暗い緑色のもじゃもじゃした毛。妖精丘の番犬であり、三度鳴けば相手に死を知らせる)


【ヨーロッパ民話】

ゴブリン

(精霊であり、妖精であり、幽霊であり、土霊であり、家霊であり、小人であり、総括してただの醜悪な悪いやつ)


【ヨーロッパ神話】

オーガ

(女性:オーガス、他名称:オルグ、凶暴、食人、知性がなく臆病)



【スラヴ神話】

氏族の祖霊信仰を基本とする神話。


スラヴ民族は文字 を持たなかった為、伝えられた全ての神話が統一的に記された資料は存在しない。


スラヴ神話が存在した事を記す資料として、9世紀 から12世紀 の間に行われたキリスト教 改宗弾圧の際の「キリスト教」の立場から記された断片的な異教信仰 を示す内容の記述が残るのみである。


主な神々は、季節、自然現象など


オヴァンニク

(穀物倉の精霊、犬、大口を開け大笑い、機嫌が悪いと目から火を出し納屋を燃やす)


【神話】


『エチオピア、モルッカ島』

カンフュール

(ユニコーンの一種、角に解毒、後足が水鳥、首だけに体毛)


『ゲルマン神話』

アルプ

(ドイツに伝わる夢魔。元はゲルマン神話の精霊、北欧神話では光の妖精アルヴと同起源。キリスト教布教と共に闇に堕とされ、睡眠を妨害するデーモン化。帽子により透明化する)


【伝承】

『北欧』

クラーケン

(中世から近世にかけて、北欧の海に出現した海の怪物。姿に関しては、基本、巨大なタコやイカなどで描かれることが多いものの、中には、シーサーペントやエビ、ザリガニなどの甲殻類、そしてクラゲやヒトデなど様々である。その巨体ゆえに、島と間違えて上陸するという話があり、襲われた際は、船は転覆させられ、そして海に落ちた人間を一人残らず必ず食らうとされている。尚、伝承によっては温和且つ無害とかかれることもあり、出される排泄物は香気を発し、餌となる魚をおびき寄せると言われる)


『アイルランド』

ケット・シー

(多くの伝承に登場する妖精猫。犬ほどの大きさで、胸に白い斑点。猫の姿であるものの、時には衣服を身につけ、二足歩行で歩き、人語を喋る。普段は猫の姿で人間の家庭に入り込んで暮らすものの、猫などを集めては独自の集会を開き、王として会議などをする。最も義理堅く、どのような事があっても中性の立場で立ち、仲間が人から危害を加えられようとも、公平な判断を下す。しかし、自身は耳を触られる事を嫌い、少しでも触られるようなものなら、人語で罵声を浴びせ、飼い主たちの秘密や悪事を語るとされ、さらに怒らせると、復讐対象とみなされ、命すら取られるとされている)


『ドイツ』

ニクシー

(川か泉にいる妖精で女性をさす。金髪の女性姿で町や市場に姿を現すも、常に裾が濡れている。晴れた夏の日には木にもたれ髪に櫛を通しており、もし水面で踊ってる姿を見たなら、その下では誰かが溺れているという印である)


『アイルランド、スコットランド』

ジャックランタン

(鬼火。名前の意はランタン持ちの男。生前に堕落した人生を送った者が死後の世界で立ち入り拒否、その際、悪魔からもらった石炭を火種にし、カブでランタン作り、それを片手に持ち彷徨っている。また悪賢い遊び人が悪魔を騙し地獄に落ちない契約、しかし生前の行いから天国へも行けず、カブに憑依など)


『ウェールズ、ケルト伝承』

アーヴァンク

(大きな青黒いビーバー。ユニコーンのように美女が好き、故にオス過多。英国のコンヴィーレイクという川に住む。鋭い爪に大きな岩を持てるほどの力持ち。雑食)


キャスバリーグ

(豚から生まれた子猫、180人の戦士を食らう。アーサー王にも登場、ローザンヌの湖の悪魔猫と呼ばれる)


『スロベニア・コロシュカ地方』

ズラトロク

(スロベニア語で金の角の意味。トリグラウ山を支配し山の頂の楽園にて、三人の乙女と暮らし、そこにある宝の番人をしていた。しかし、ある欲深い一人の狩人により背中を射抜かれ、その時出た血は大地を駆け、山と周囲の湖を切り裂いた。死後、世界で最初に咲いたエーデルワイスにより、再び命を与えられ、激怒の末、狩人を殺し、その後楽園を壊しては隠した宝と共に姿を消した)


【モンゴル】

モーショボー

(モンゴルのブリヤート人に伝わる魔物。英語版で「悪しき鳥」と呼ばれる。恋を知らずに死んだ少女がなると言われ、自身の近くを通った旅人を誘惑する。旅人が油断し近づくと、頭を鳥に変え、そのくちばしで頭蓋骨を割り、脳髄をすするとされている)


『カルデア』

アルシエル

(カルデア人が信仰。地獄の最下層、ゲヘナに棲んでいる暗黒神。黒い太陽の象徴。元はアーシエルという天使であったが、ユダヤ人によりゲヘナの主とされた。ゲヘナはヒンノムの谷と呼ばれる場所に繋がっており、昔では生贄、今では街のゴミや動物、罪人の死体などと現世で言えば焼却炉のような扱いとなり、ゲヘナ=地獄と同じとされるようになった。なお、不衛生な状況、暗黒神として見られている為、必然的な悪と思われるが、宗教によっては、『万物は冥界の暗黒から再生できる』という教えから、必ずしも悪と呼ばれる存在では限らないとされる。ちなみに死体やゴミに集まるイナゴ、そして奈落の王という共通点から、アバドンと同一視されることもある)


【中国】

『西遊記』

猪八戒

(豚。女癖が悪く、酔った勢いで嫦娥/姮娥に強引に言い寄った為、鎚で2000回打たれる刑罰を受け、さらに地上に落とされた。地上で真っ当に生きようも雌豚の中に誤って入り、黒豚の妖怪化、母豚の腹を突き破り、人食いと化す)


沙悟浄

(元々は天界の役人で捲簾大将で人、カッパは日本独自。蟠桃会のおりに、天帝の宝である玻璃の器を手を滑らせて割ってしまった罪で天界を追われた。鞭打ち800回の刑を受けて下界に落とされ、さらに7日に1度は鋭い剣を飛ばして脇腹を貫くという罰を受け続け、飢えと寒さから流沙河で人を喰らう妖仙となる。猪八戒とは三度互角に戦う。首にある9つの骸骨は、全て三蔵法師のものであり、9回食らったことになる。)


ナタク

(もしくはナタ「哪吒」。中国神話に幅広く登場、封神演義、西遊記等。子供姿の武神。神秘の力を持つ道具、宝貝(パオペエ)を数多く所持する。宝貝は基本武器が多く、持っているもので、

「斬妖剣」・「砍妖刀」(かんようとう)・「縛妖索」・「降妖杵」・「綉逑」(しゅうきゅう)・「乾坤圏」(けんこんけん)・「混天綾」(こんてんりょう)・「金磚」・「風火輪」・「火尖槍」・「九竜神火罩」(きゅうりゅうしんかとう)・ 「陰陽剣」(おんみょうけん)などがある)


牛魔王

(体長1,000丈(3,330m)、体高800丈(2,666m)の白牛。孫悟空とは義兄弟の長兄。平天大聖と自称。妻に、鉄扇公主(羅刹女)、玉面公主の二人。息子の紅孩児を観音菩薩の弟子にされ、鉄扇は孫悟空に芭蕉扇を巡る争いの中で傷つけられ、玉面は猪八戒に殺された。孫悟空に対しては激しい憎悪を抱いており、得に、芭蕉扇争奪戦では鉄扇を騙してまで扇を借り受けようとしたそのやり口に怒り、参戦するほどである。最後は天界をも相手に抵抗をしていたが、鉄扇の嘆願もあり降伏し、夫婦で仏法に帰依する事を誓い、天界へと護送された)


【アラブ】

グール

(語源はアラビア語で『掴む』または『攫う』の動詞ガーラから。女性のグールも存在し、その際名前はグーラと呼ばれる。基本人肉を好み、人をこっそり襲っては食らったり、知能としては、十分に人との会話が出来る社会性を持ち、更には肌の色を変えれるため、集団に紛れ込んでは人を食らったり、女性のグーラは男を誘惑して襲ったりなどしている。住処はバラバラであり、砂漠にも住むものも居れば、女性一人を世話役とさせ、その周りの者を食い殺してその城に住んだりしたりする。卵から生まれてくるらしく、生まれた子供は授乳により育てられる。尚、この乳を人間が吸うとグールの仲間となれる。ちなみに、一部の民話によっては、グールはアッラーから生まれたジンとされているため、全てが悪ではなく、決して反神という扱いではない)


【アラビアナイト】

ルフ

()


『その他』

アブラクサス

(古くから伝えられる存在。グノーシス主義の文献には、下級的存在で選ばれし者を天国へと連れて行く役割として書かれている。エジプト神話でイシスの眷属とされ、更にはペルシア起源のミトラ信仰とも関係があった為、占星術と数秘学の特徴から絶対数の*365を持ち、万物の創造主、世界の支配者とされる。時代が進むにつれ、グノーシス主義での立場も上がり、物質界を創造する悪魔的性質を持つ旧約聖書の神へと同化されるようになる。中世では正統派キリストからデーモンとみなされ、その崇拝者は異端とされるようなった。尚、石に刻んだものは幸運のお守りとされ、その姿は鶏の頭に、右手には盾、左手には鞭をかざし、両足が蛇で、四頭立ての馬車に乗った姿で表されている。ちなみに、それぞれの部位に意味を持ち、鶏は予見と用心深さ、盾は知恵、鞭は力、両足の蛇はヌースとロゴスで霊性と理解に支えられ、四頭の馬は宇宙の四つの方向をめぐって支配するとされる。*365とは一年が365日とされ、その一日事に精霊がいるとされており、365の絶対数を持つ事でその全てを支配できる力があるとされている)



ヴァンパイア

(吸血鬼。目撃情報が世界各国、噂多数、弱点も多数)


ダンピール

(東欧・ロシアの伝説に登場、吸血鬼と人間のハーフ。不死である吸血鬼を倒せる力を持つが、大抵が生まれた直後に死んでしまう)


リッチ

(古代英語では単なる『死体』の意味。作品によって代わるが、基本は王族、もしくは魔術師のアンデットであり、体は霊体の為、傷つかない)


ロゴス

(古典ギリシア語で概念、意味、論理、比率、類比など多義的な意を持つ。、古代の哲学者ヘラクレイトスにより見出された言葉であり、「万物は絶えず運動し、変化する」という万物流転の思想から、ミュトス(物語、空想)の対比とされ、『人としての生まれ持っての自然的な本性』として指す事になる。しかし、後に宗教的な要素も入り、意は一つの思想となり、人間の自然本性=世界を定める理の概念、理とされ、キリスト教において、神の言葉、世界を構成する論理としてのイエス・キリストの意味と型を成すようになる)


オーク

(ラテン語で悪魔、もしくは地下世界の生物を指す。モデルは、『オルクス』それの死人。J・R・R・トールキンの小説で登場、名前が世に広がる)


ポルターガイスト

(ドイツ語で騒がしい霊の意味。物を動かしたら、投げたり、発光したり、音を鳴らしたり、とただただ傍迷惑)


ホムンクルス

(ヨーロッパの錬金術が作り出す造人。錬金術師パラケルススの著作にて記載。過程としては、人間の精液を蒸留器に入れ40日を密閉し腐らせると透明の人間のような形が出来き、その後、毎日人間の血液を与え、馬の胎内と同等の温度で保温し、40週間保存すると人間の子供が出来る)


【日本】

おばりよん

(新潟県三条市に伝わる妖怪。夜中に藪の中を歩いていると、いきなり「おばりよん」と叫びながら背中におぶさり、そして次第に体の重量を増し、簡単には離れないとされている。『越後三条南郷談』では、背中に飛び乗った際には、頭を齧ってくるらしく、そのための対策として金鉢を被ると安全だと伝えられた。尚、おばりよんの、ばりよん、は「負われたい」を意味する方言であり、とある人物が化け物の現れる場所に出かけ、「ばろんばろん」という声が聞こえたのに対し、「負(ば)れたかったら負けろ」と返すと、そのまま背中に重たい何かが背に圧し掛かり、仕方なくそのまま背負い家に帰った所、それが黄金に変わっていたと言う話もある)


天邪鬼

(悪戯好きであり、相手の真理を指して口真似をする鬼の一種。仏教にも登場し、煩悩や悪心の化身の鬼として四天王に踏まれたり、毘沙門天の腹鎧にいたりされるが、こちらは本来水鬼であり、名前の読み方だけである。由来としては日本神話の天の動きや、人の動向を探れる、天探女(アメノサグメ)がそうとされ、天稚彦との間に起きた説話により、天の邪魔をし、人の心を読め悪戯する鬼へと変え伝われていった)


猿猴

(えんこう。広島および中国・四国に伝わる河童の一種。尻子玉を抜く、好物はキュウリなど河童と同じに見えるが、見た目が毛むくじゃらで猿に似ており、何より金属が嫌いで女性に化けることも出来るため河童とは大きく異なる。)


犬神

(狐のいない西日本にて多く語られる犬霊の憑き物。漢字では『狗神』。呪詛の一つとして扱われ、飢餓しかけの犬の首を切り落とし、それを地面に埋める事で、その頭上を通り過ぎる人の怨念を霊に集め、それを呪物として使うとされている。また、頭部のみを出した状態で生き埋めにし、その前に食べ物を置く。後に、飢餓状態にまで放置してから首を切り落とすと、飛んだ首が食べ物に食いつくので、それを焼いて骨とし、器に入れて祀ると、その人物に永久にとり憑き、願望を成就させるとされている。ちなみに、容姿としては、若干大きめのネズミほどの大きさで班があり、尻尾の先端が分かれ、目が見えずに一列になって行動するとされている)

 

座敷童子

(岩手所在。見るたものに幸運をもたらす。容姿は子供姿だといわれているが、見る人によって曖昧であり、別の場所の伝承では「黒い獣のような姿、武士のような姿」だとも言われている)

牛頭天王

(神仏習合(日本土着の信仰(神動)と日本仏教信仰)の神であり、釈迦の生誕地、祇園精舎の守護神。京都の八坂神社の祭神でもある。武塔天神の一人息子とされ、七歳には身長が7尺5寸(226cm)とされ、3尺(90cm)の牛の頭と赤い角を持つ。王位継承の際、牛頭天王と名乗るものの、后を向かえようにも、その姿から女人は恐怖を覚え、誰も近づくことはなく、酒びたりの毎日を送るようになる。その話に3人の公卿が慰安として山野へと狩りに連れ出すが、その際一羽の鳩が現れ、大海に住む八大龍王の娘を紹介すると言う。旅の途中、宿所を求めた際、長者の弟の古単に頼るも、それを断られ、代わりに貧乏の兄の蘇民から歓待を受け、そのもてなしのお礼として願い事がすべて叶う牛玉を授けた。後に蘇民は富を得る話がある。龍宮にたどり着いた後は、竜王の娘の一人を娶り、八年を過ごす間に七人男一女の子をもうけた。豊饒国への帰路の際は、古単に復習をしようと眷属を差し向け殺害。嫁は蘇民の娘であった為、助命し除災の法を教示した)


ぬらりひょん

(もののけ。瓢箪ナマズのように掴まえ所が無い化物。部屋に上がりこむ・妖怪の総大将など言われているが、それを証明するための資料などがないためそれらは虚構されている)


ダイダラボッチ

(巨人、山や湖沼を製作、人の手助け)


雪女

(古くて室町時代末期から語られる妖怪。白の着物は死を意味する『白装束』を表す。格諸説あるものの、共通する行動としては、男に冷たい息を吹きかけ、凍死させた後連れ帰ったり、そのまま精を吸い尽くしたりする)


【UMA】

未確認動物(みかくにんどうぶつ)


存在の可能性があり、 などで知られていながら生物学 的に確認されていない未知の動物 のことである。


目撃例や伝聞による情報 はあるが、実在が確認されていない生物 のことで、英語 ではCryptid (クリプティッド)と呼ばれ、これを研究 する学問Cryptozoology と呼ばれる。日本 ではUMA (ユーマ)とも呼ばれるが、これは日本人 による造語 である。オカルト に分類されることもある


【目撃場所】


『アメリカ』

ジャッカロープ

(ワイオミング州に生息しているとされる。その見た目は頭部に鹿の角が生えたウサギ。直接的な目撃情報はなく、ただ鮮明な写真のみが残されている。群れで生活をしているとされ、さらに言い伝えでは、人の声真似が得意であったり、ウィスキーが大好物。カウボーイのキャンプファイアーに時折現れ、乳は万能薬とされている。しかし、先住民達の記録にはその存在は登場せず、入植後に伝承として広められたとされている。尚、2005年には頭部に角のあるウサギの死骸が発見されるが、獣医の調べによれば、通常のウサギに伝染力の高いウィルスがかかり、それがイボとして頭部に現れ、角のようになったものだと結論づいた)


『アジア:ヒマラヤ山脈』

イエティ

(シェルパ族の岩を意味する"Yah"と動物を意味する"Teh"が語源。1887年、イギリスのウォーデル大佐により足跡が発見され有名となる)


『パラグアイ共和国』

カーバンクル

(生物分類不明。16世紀スペインの僧侶詩人の著書アルゼンチナに記録されている。パラグアイにて目撃されており、姿は燃える石炭のごとく輝く鏡を頭にのせた小さな動物とされる。しかし、再度その姿を求め、ジャングルや川などを探しまわった結果、発見に至る事は無く。その為、哺乳類かも爬虫類かもその姿自身を特定されてはいない。民間伝承にても伝えられてはいるものの、姿に関しては、全体が不明瞭であるものの、リスやサルに近い形とされており、一定されてない。唯一共通なのは、額にある赤の宝石を手に入れれば、富と名声を得るとされている)


『オーストラリア』

バニップ

(巨大な蛇の体形に頭は鳥、固い嘴を持つ。乾燥に弱く、雨の降らない時は土の中でおり、雨季になると活動を始める。人食いであり鳴き声は「ブー」)

【その他】


リザードマン

(トカゲ。人魚や狼男など古くから伝わるような文献や伝承が見られない為、架空の存在であるとされている。種類はいろいろあり、その設定ごとで大きく変わっているので、唯一、一致点を上げるとするならば、人型のトカゲであることである)