冬至 | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます 

昨日も「一陽来復」で冬至の話をしましたが、今日はその続きみたいなもんです。今年の冬至は12月22日、旧暦では11月(霜月)28日ですね。

冬至といえば、カボチャを食べて、柚子湯に入る。これが日本でよく行われていることでしょうか。地域によっては、小豆粥を食べたり、コンニャクを食べたり、豆腐を食べたり、カボチャも朝食べるのがよいとされたりするようですが…。

冬至に食べるので、つい冬の野菜だと思いがちだけど、カボチャって夏の野菜ですよね。今は、ビニルハウス栽培や南半球からの輸入で、新鮮なカボチャが手に入りますが、昔は夏に採れたものをだいじにとっておいたんでしょうね。

カボチャは、野菜・果物の性味と帰経 (携帯用)にあるように、四気は温性、五味は甘味で、帰経は胃・大腸です。潤降の性質を持っているため、乾燥の苦手なを潤してカゼを予防し、利尿・解毒作用によって免疫力を高めます。そうして、冬を乗り切り、息災であるように祈った。

もうひとつの風物が柚子湯。これは、柚子の強い香りで邪気をはらった、寿命が長く病気にも強い柚子の木にならった、あるいは冬至を湯治に、柚子を融通にかけた語呂合わせとも言われています。

現代医学的に考えても、柚子には、血行を促してからだを温め、免疫力を上げる作用があり、クエン酸やビタミンCの美肌効果、香りによるリラックス効果もありますから、寒い冬の時季にお風呂に入れるにはピッタリですよね。

ほかにも、冬至に2つの「ん」のつくものを7種類食べると、運が向く、出世する、中風にならないといった言い伝えがあります。その7種とは、南瓜(なんきん=カボチャ)・人参(にんじん)・蓮根(れんこん)・銀杏(ぎんなん)・金柑(きんかん)・寒天(かんてん)・饂飩(うんどん=ウドンの古い読み方)。

カボチャ・ニンジン・レンコン・ギンナンを具材にしたウドンと、キンカンの寒天寄せでどうかしら?ウドンにショウガとネギを加えたら、カゼの予防にはバッチリですね。

一天一笑、今日も笑顔でいい一日にしましょう。

 
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