おはようございます
今年の北九州沿岸には、これまでなら見ないはずのシュモクザメやヒョウモンダコが出没しているとか。どちらも亜熱帯に生息するものたち。しかも、危険な生物。
とくにヒョウモンダコは、手のひらサイズで、一見可愛らしいので、捕まえたくなるかもしれませんが、猛毒を持っているそうですよ。海水浴や磯遊びでは、十分に気をつけてくださいね。
昨日の「腰背痛・下肢の障害に効くツボ 委中」 を読まれて、列欠(れっけつ)のことが気になった方も多いんじゃないかと思いまして、今日もツボの記事です。
四総穴で、腹部の病に足三里 、顔面の病に合谷 、腰背部の病に委中とご紹介しましたので、残る頭部と後頸部の病に使う列欠について。
☆ ツボの位置
手首のシワから1.5寸(人差し指と中指の幅)上で、橈骨(とうこつ;前腕親指側の骨)の突起のそばにあります。簡単なみつけ方としては、両手を↓図のように交差させて、人差し指の先が当たったところにある凹みをさがしましょう。
☆ 効用
四総穴として頭部や後頸部の病、すなわち頭痛、偏頭痛、顔面神経麻痺、寝違い、頚椎症、頚性めまい(頚椎の障害があるために生じるめまい)などの治療に使います。
手太陰肺経 の絡穴 ですから、肺 ・大腸 の不調にも効用があります。また、ツボの位置から手首の腱鞘炎にも使えますが、尿失禁や夜尿症、生理痛などにも効用があるとの報告もあります。
☆ 手当てのしかた
列欠に親指の先を当てて、手首方向へ力を入れるようにして、ツボ押しをします。ツボを押した状態で、20~30秒ほど保持しましょう。
せんね〇灸タイプの家庭灸も有効です。その場合は、
①台座の裏のシールをはがし、もぐさの部分に火をつけます。
②目的の場所へふわっと乗せます。絶対にべったり貼りつけないこと。
③熱さを感じてきたらはずし、感じなければ燃え尽きるまでおきます。
一天一笑、今日もいい1日にしましょう。
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