ひとりぼっちのウォークマン -22ページ目

マセイス「両替商とその妻」

この絵は両替商夫婦を描いた

クエンティン・マセイス「両替商とその妻」である。


16世紀はじめ、

商業都市として繁栄していたアントワープには、

両替商という仕事があったようだ。

マセイス「両替商とその妻」

緑色のテーブルの上には、

金貨や、指輪、真珠など、

高価なものが置かれていて、


天秤に金貨をのせ、

重さを量る夫は真剣な眼差しだ。


この様子から

両替商という仕事の一端がうかがえる。


隣の妻は、書物をから目をそらし、

夫の様子をじっと見つめている。


何となく、

微笑ましく仲睦まじい夫婦のように見える。


しかし、気になることもある。


テーブルに置かれた凸面鏡の中の人物、

妻の読んでいる書物、

妻の後ろの窓に、立ち話をしている2人の男性、

などなど・・・・・


これらは何を意味しているのか、


いろいろ想像が膨らんで興味深い。


今晩の

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、

この夫婦の家に・・・





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ティツィアーノ「鏡の前の女」

なんと美しのだろう。


暗い背景から、

白くて柔らかな女性の

丸みを帯びたふくよかなラインが、

浮かび上がっている。


とても女性らしい。


この絵は、

男性が差し出す鏡で、

自分の後ろ姿を見ている若い女性を描いた

ティツィアーノの「鏡の前の女」である。

ティツィアーノ「鏡の前の女」

前は、もちろんのこと、

後ろ姿も気になるのだろう。


これだけ美しい女性なら、

周囲の視線を一瞬に集めるに違いない。


この強い魅力的な瞳は、

自信に満ちあふれているようだ。


ティツィアーノは

ヴェネツィアの女性の理想として、

この絵を描いたのかも知れない。


また、右手で髪を束ねて持ち、

左手には小瓶が握られている。


この小瓶は何んなのだろうか。


美しい髪につける整髪料なのか、

それとも艷やか肌につけるクリームなのか。


女性の持ち物は、謎が多く、

男性には分からない。


今晩の

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は、

この美しい女性に会いに・・・





フェルメール「天文学者」

フェルメールが男性を描くなんて・・・・・


彼の絵はたくさん観てきたが、

描かれているのは女性ばかりだった。


そのフェルメールが、どうしても描きたかったのが

この「天文学者」である。


1600年代のオランダは

スペインやポルトガルから独立し、

海運で功績を上げ世界の大国となっていった。


その黄金時代を支えたのが「天文学者」である。


フェルメールは当時、人気のあった「天文学者」を描いた。

それがこの絵である。

フェルメール「天文学者」

静かな薄暗い部屋に

窓からやわらかな光が射し込んでいる。


机に向かう天文学者は、

天球儀をみて、

船の海路でも、調べているのだろうか。


着ているガウンは

日本の着物のようで、

何となく親しみを感じる。


そして、机から垂れる花柄のタペストリーには、

光の陰影が、はっきりと描かれ、


また、白っぽく光の粒まで、

こぼれるように描かれている。


なんということだ、

フェルメールは光をここまで描くのか。


すごい!!


ただ、一言に尽きる・・・・・


今晩の

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は

天文学者のいる、この部屋へ・・・





ルノワール「ジュリー・マネの肖像、あるいは猫を抱く子ども」

この猫はなんて幸せなんだろう。

ゆったりと、少女の腕に身をまかせ、

寝ているのか、目を閉じているだけなのか、

とにかく心地よさそうだ。


もうこれ以上の幸せはないのかもしれない。


この絵は

女流画家のベルト・モリゾの一人娘を描いた

「ジュリー・マネの肖像、あるいは猫を抱く子ども」である。

「ジュリー・マネの肖像、あるいは猫を抱く子ども」

それにしても、少女には

ちょっと緊張感がただよう。


だからタイトルに「ジュリー・マネの肖像・・・」

なのかもしれない。


大人っぽい服装で、

少し斜めに腰を掛け、

視線を落としたおませなポーズは、


8歳の少女には見えず、

ちょっと背伸びをしているのかもしれない。


すやすやと少女の腕のなかで、

とろけそうに眠る猫と、


少女のぎこちない硬い表情が印象的だ。


でも、どちらも微笑ましく、可愛らしく

和ませてくれる。


今晩の

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は

この幸せそうな部屋へ・・・





モネ「アルジャントゥイユの散歩道」

この絵はパリ近郊の保養地の光景を

描いた「アルジャントゥイユの散歩道」である。


セーヌ川流域の町アルジャントゥイユは

モネが1870年代のほとんどを過ごした町である。

モネ「アルジャントゥイユの散歩道」

なんと懐かしさを覚える風景なのだろう。

かつて、私も訪れたことがあるような・・・・・


広い大きな空には、

白い雲が浮かび、

緑の木々があり、


とてもリラックスできる風景だ。


そして、

遠くには近代化の波が押し寄せているのか、

工場の煙突なども見えている。


近くの散歩道に差し込む陽の光は、

並木にあたり、

その影は川にまで伸びている。


そこに流れるそよ風も、

爽やかで気持ち良さそうだ。


モネ独特の描き方ではない、この風景画が、

昔、撮った写真のようで、

とても懐かしくなった。


今晩の

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は

アルジャントゥイユの散歩道へ・・・




モネ「印象 -日の出」

この絵は、


朝もやの中にたち昇る太陽とル・アーブル港の、

移ろいゆく一瞬の光景を描いたもので、

モネの「印象 -日の出」である。


この絵がきっかけで印象派という名前が

生まれたようだ。

モネ「印象 -日の出」

朝焼けだろうか、

空がオレンジ色に・・・・・


でも、幻想的な朝もやのようだ。


オレンジ色の太陽だけがくっきりと見え、

水面にキラキラと輝いている。


モネは、この刻々と変わりゆく風景を

どんな気持ちで見ていたのだろうか。


やがて

明るい空と新鮮な空気に包まれることを、

予感しながら、

この一瞬の美しさを見事に捕らえたのだ。


そして、この一瞬の美しさを、

一枚の絵に残しておきたかったのかもしれない。


今晩の

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は

この風景の中に・・・





モネ「雪のアルジャントゥイユ」

きれいな雪景色。

モネ「雪のアルジャントゥイユ」

今年は爆弾低気圧の影響で、

大雪に見舞われ大変な被害があった。


雪は、きれい、とばかり言っていられない。


雪は恐ろしい・・・・・



でも、

この雪景色はどことなく青みがかっていて、

温かみさえ感じる。


少し溶けかかったような・・・・・・


この絵はパリの近くの保養地

アルジャントゥイユの雪の情景を描いた

モネの「雪のアルジャントゥイユ」である。


雲の隙間から太陽が出かかっているのだろうか、

とても明るい。


道路は雪が溶けて土が見え、

人も動き出している。


こんな雪なら安心だ。


人々は、そんな言葉を交わしながら、

歩いているのだろうか。


モネの描く、こんな温かみのある雪景色に、

ほっこりとさせられる。


今晩の

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は

雪のアルジャントゥイユへ・・・




絵画好きな方にもう一度

「笛ルメール☆かず」からの

クリスマスプレゼントです。


平成11年6月から3年間、

掲載した絵画を約180枚ほど、

一挙に掲載しました。


画面の上記の月数をクリックすると

絵画が観られます。


又、左右の矢印をクリックすれば

希望年が表示されます。


表示された絵をクリックしますと、

少し大きな画面で表示され、


その絵のタイトルをクリックしますと、

記事を読むことが出来ます。



⇒ プレゼントの絵











グリゴリー・ガガーリン「クリスマス」

洞窟の中に明るい光が差し込んでいる。

まばゆいまでのこの光は、

いったい何なのだろう。


この絵はグリゴリー・ガガーリンが描いた

イエス・キリストの誕生、

「クリスマス」である。

グリゴリー・ガガーリン「クリスマス」

なんと厳かなのだろう。

この光が救世主の輝きなのかも知れない。


空には祝福の天使が舞い踊り、

ヨセフとマリアも慈愛に満ちた姿で、

この喜びを静かに祝っているようだ。


イエスはイスラエルの町ベツレヘムの

洞窟の厩でうまれ、

飼い葉桶の上に寝かせられたと言われている。


イエスは貧しく無力な人々に近づくために、

このような小さな幼子の姿で

この世に生まれたのかもしれない。


そういえば、

クリスマスは英語でChristmasと書くが、

これはキリストChristのミサmassという意味で、

イエスの誕生日を祝うということのようだ。


今晩の

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は

ベツレヘムへ・・・




フランツ·カール「クリスマスマーケット」

クリスマスが近いですね。

今日はクリスマスにちなんで、こんな絵を・・・


フランツ・カール・ホーンバウムの

「クリスマスマーケット」である。

フランツ·カール「クリスマスマーケット」

ドイツのある街角らしいが、

クリスマスマーケットが開かれている。


老人は、小さなモミの木とワインを片手に、

誰かにプレゼントだろうか、

露天商から人形を買おうとしている。


今宵は、この老人は

どんなクリスマスを過ごすのだろうか。


愛する妻と二人で、

静かに、しみじみと、

キリストの生誕を祝うのかもしれない。


なんて素敵なのだろう。


今晩の

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は

クリスマスマーケットへ・・・