ルノワール「ジュリー・マネの肖像、あるいは猫を抱く子ども」 | ひとりぼっちのウォークマン

ルノワール「ジュリー・マネの肖像、あるいは猫を抱く子ども」

この猫はなんて幸せなんだろう。

ゆったりと、少女の腕に身をまかせ、

寝ているのか、目を閉じているだけなのか、

とにかく心地よさそうだ。


もうこれ以上の幸せはないのかもしれない。


この絵は

女流画家のベルト・モリゾの一人娘を描いた

「ジュリー・マネの肖像、あるいは猫を抱く子ども」である。

「ジュリー・マネの肖像、あるいは猫を抱く子ども」

それにしても、少女には

ちょっと緊張感がただよう。


だからタイトルに「ジュリー・マネの肖像・・・」

なのかもしれない。


大人っぽい服装で、

少し斜めに腰を掛け、

視線を落としたおませなポーズは、


8歳の少女には見えず、

ちょっと背伸びをしているのかもしれない。


すやすやと少女の腕のなかで、

とろけそうに眠る猫と、


少女のぎこちない硬い表情が印象的だ。


でも、どちらも微笑ましく、可愛らしく

和ませてくれる。


今晩の

「ひとりぼっちのウォークマン」の旅は

この幸せそうな部屋へ・・・