EcmDroidを使った Buell XB9R のTPSリセット | シャア専用ZERO-CUBE戦記

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従軍5年の中堅となったシャア軍曹は曹長に昇進しました!
還暦夫婦が建てた企画住宅ゼロキューブのブログ。自らシャア専用と名付けた赤い外壁の住まいに関する出来事について(たま〜に)ガンダムテイストを交えながら書き記す、親族への報告と忘備録を兼ねた全記録。

これもDIYかと思うので書いときます。

 

 

通勤用のバイクでそこそこ走れる軽快なモデルが欲しくて中古車物色していた時に候補に挙がったのがイタリアのドカティだった。

 

 

↓最初に検討したバイク

DUCATI  ハイパーモタード1100

 

 

正直なところイタ車にはまったく興味がなく、ドカティは歳とって六甲山のワイディング走るくらいしかできなくなったら乗っても良いかなくらいの存在だった。

 

しかし、映画「イエスマン"YES"は人生のパスワード」という映画の中で主人公が自在?に操る姿を見て、こんなXストリーム的な走りをするのも若いうちしか出来ないし大型バイクで出来たら楽しかろうと思って購入を検討し始めた。

 

オフロードバイクなら問題なくできるテクニックでも、大型ロードバイクは久しぶり。乗りやすさが一番大事だったからオフ車とロードの中間に位置するモタードはうってつけだったのだ。

 

 

実際にイエスマンの主人公が乗ってたのと同じ車種をヤフオクで見つけて入札していたが、50数万円での入札が競り負けて次点にとどまった。

 

 

普通のタイプならモンスター系があるが重い。

そこでドカティと同じ空冷2気筒のBuellが選択肢に入ってきた。調べるとこのバイクは私好みの変な部分が多々ある興味深いバイクであることが分かった。

軽く、そして何より不人気だから安い!(笑)

 

 

私のBuellは1200ccの12Rの方ではなく9R(1000cc)でさらに不人気のため、予備検査付きの30万円だった。

 

安っすう〜

 

 

 

↓我が愛車

購入直後でアップハンにしたのみの綺麗な状態の時。色々改造した今は色アセて小汚いです。

 

 

 

購入後にXストリーム的なことをしやすいような改造(アップハン、油圧クラッチ化等)を加えてもドカティよりも安く上がってると思います。

 

 

でも、ドカティをやめてBuellにした一番の理由がメンテナンスのし易さ。

慣れたハーレーのエンジンでもあり軽量(200kgほど)かつ強力な極太アルミフレームでもあり少々放り投げても潰れそうにない点も気に入った。

 

いずれにせよ古いキャブ仕様のバイクに慣れた私にとって初めてのインジェクション仕様エンジンなのが不安要素ではあったが、ドカティと違ってBuellは自分で燃調をいじる事ができるのが購入の決め手となった。

 

実はBuellにはアンドロイド携帯で使える、コンピュータを操作するための無料アプリがあるのだ。

 

 

EcmDroid

 

 

 

これを使って燃調ができる。

 

インジェクションのバイクはTPSリセットとAVF値セッティングということをしなくてはならない場合があるのだ。このスロットル・ポジション・センサーはバイクをいじった後にリセットする必要があるしAVF(燃料補正値のこと)は乗り方によりズレが生じていき調整しないと調子が悪くなることがある。

 

これは専門店にてリセットツールを使ってやってもらうと数千円は掛かるらしいが、BuellならこのTPSリセットも無料アプリでできるのだ。

 

何でも自分でやりたいDIY派(ボンビー派ともいう)のバイク乗りなら、Buellしかあるまい!

 

 

 

当時たまたま持ってたタブレットがアンドロイドOSだった。これとバイクのコンピュータをBluetoothで接続するための端末BuellTooth(←シャレた命名やね)をアメリカから取りよせBuellに接続してEcmDroidを使用していた。

 

タブレットを使わなくなった後もBuellのためだけに置いていたのだが、突然内部からネトネトした液が滲み出て画面表示がおかしくなりついに起動しなくなった。

 

スマホは昔からiPhoneひと筋なのでアプリが使えず、しばらくリセットしてなかったら、最近になってどうにも調子が悪い。

 

交差点の左折時に一気に寝かせた後アクセルを開けて立ち上がろうとするとエンストするようになったのだ。おかげで何度かコケそうになった。

 

 

 

やはりEcmDroid でリセットしなければならない。そのためにはアンドロイド携帯が要る。

中古品店では安くて数千円。リセットのためだけにそんなに出す気はないのでネットで探す。

 

調べるとEcmDroidをインストールするのに必要なAndroidOSバージョンは4.2以上らしい。数行のエラーコードなどを表示出来れば良いので大画面も必要ない。したがって古い機種でもOKだが工具箱に放り込んでおくことなるだろうから丈夫であって欲しい。

 

探して見つけたのが下の機種。

 

 

京セラ TORQUE G01

 

 

 

 

アウトドア用のアンドロイド携帯で、どうやら事業用だったらしき物が多量に出品されている。

 

 

 

↓購入したTORQUE

OSバージョンは4.4.2でEcmDroidも問題なく使える。

 

 

 

 

↓EcmDroidをインストール

ECMの情報を読み取ったところ。英語は苦手だがバイクの用語は解るので何とか使えます。

 

 

この携帯、ヤフオクで商品500円送料250円の合計750円でゲット。

 

 

家のWi-Fiに接続してGoogleから無料のEcmDoridをインストール。Buell専用のリセットツールが完成した。

 

 

 

安物でもちゃんと使えてリセットもできた。梅雨があけるまでは様子見だが、少し走った所ではアクセルのツキが良くなってフィーリングが向上している。

 

もっと早く買ってEcmDoridを使えるようにすればよかったな。

ま、コケる前に調整できて良しとしよう。