「茶の味」に引き続き、摩訶不思議な映画でした。キャラクター達のオーバーリアクションと時々出てくるアニメーションや特殊効果が、わざとリズムをはずした感じで盛り込まれている。主演の柏原収史が、コメディを演じるにはちょっと堅いキャラだったか。はっちゃけた感じを出すのには、「今一歩」と言う感は否めず。
でも、吹き替えなし自らの腕で津軽三味線を弾ききった(かなり上手い!)のは、感動。ギターでも、腕がいいとの評判の彼だが、重くて堅い三味線の弦を操れていたのはさすが!です。
映画レビューでは、意外に評価が高いこの作品。ちょっと謎である。ストーリー・俳優たちの演技力は、平凡だし演奏シーン以外は退屈だ。唯一、見所は新田親子(親子で津軽三味線の弾き手)の演奏だ。さすが父親の奏でる音色は重みがあり、さすがと思わせる。
あと、日本語ラップを不思議なメロディで歌う女の子(ストーリーを説明する活弁士みたいな役割)の存在は、面白かったかも。もっと突き抜けた感じがあれば、評価したいのにな。。

見た感想 星 ★★半 2つ半

オーバードライブ オフィシャルHP
いったん耳につくと離れない音楽がある。最近の例で言えば「マイヤヒー」なのだがこれは、特異なケースなので。。はずしておくとして。
メロディが自分のツボにはまった曲ということで挙げておきたいのは、MAROON5の「She will be loved」
MTVでヘビーローテーションされているので、知らず知らず耳が覚えてしまったのだが、キャッチーなメロディとサビれた感じのボーカルがとてもいい。ビデオの映像も、ボーカル(彼が主人公)と恋人と恋人の母親が三角関係というストーリーになっていて、ちょっと昼メロぽいつくりなんだけど、それがまたよかったりする!(恋人が、カモフラージュ役にされていて切ない。。よくある娘の家庭教師に母親が恋しちゃうみたいなパターン。違うか?)

キャリアは長いが、最近だしたアルバム「ソングス・アバウト・ジェーン」が大ヒットした。スティービー・ワンダーの影響を受けているとのことだが、私はサビのところ(ギターのリフ)や歌い方がスティングぽいと思ってしまったのだが、どうなんだろ?
人はそれぞれ感想を持つみたいで、レッチリ哀愁モード、とかジャミロとか結構いろんないわれ方をされている。
ま、とにかくこのイケメンボーカルAdamの流し目に、すっかりやられてます。笑。
沢木耕太郎。「深夜特急」を読んでから彼のファンである。まさに、私のような経緯で、沢木ファンになる人が多いのでは、と思う。
これは、33の実在する人たちのエピソード集。普通の人々、中には有名人の日常生活を独自の視点で描かれている。野球選手や歌手の知られなかった日常で見せている素顔の部分は、決して派手ではない。でもその日常の中に、彼らのスタイルが存在していることを見出した沢木さんはやはり、秀逸な作家だ。

色々な話の中で、私は「ミッシング<行方不明>」という章が印象深い。ある父親から息子が旅行の途中で消息を絶ったという連絡をうける。自分の書いた小説が原因かということで、この息子の家族と奇妙な縁でつながることになる。。
どのストーリーも小説のようなエンディングはなく、永遠に続いていくような締めくくり方で終わらせるところが、上手い。
今後の展開は、読み手に任せられているところ。事実は小説よりも、奇なり。なのだろう。
久々にはまった面白FLASH「マイヤヒー」
ヘンテコな歌詞をバックに、猫が暴れまくる。
FLASH紹介サイトに出ているようで、2ちゃんにもスレができていた。やはり。

でもさらに驚いたのは、このサイトに補足であったPV!「OZONE」というグループが歌ってるらしいのだが、このビデオは明らかに、シロウトの宅録でしょ~。(いかにも、オトコの部屋って感じ)3人の男性は、若いのか年取ってんだかわからない、みんな坊主あたまだし、変な踊りを繰り広げてる。しょっぱなから、色々やってくれてる。(「さんまのからくりビデオ」にも出てきそう)

歌詞を聴いたとき、ドイツ語ぽいと思ったらルーマニア語でした。FLASHのイメージで、お笑い系の歌かと思いきや、「菩提樹の下の恋」というタイトルでラブソングでした。ちなみにOZONEは、モルドバという国出身の若者3人組み(アイドル)らしい。顔をみたら、イケメンとは言いがたいが、結構愛らしい男の子たち、かも。

マイヤヒー、ハードトランスバージョン風(凄いです)
音楽、聴く!
ちょっと前に流れていたネスカフェのCMで「朝のリレー」の詩が流れていたのを覚えている人は多いのでは?

カムチャツカの若者が きりんの夢をみているとき
メキシコの娘は 朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女が ほほえみながら寝返りをうつとき
ローマの少年は柱頭を染める朝陽にウインクする


という、小学校の教科書にも載っている有名な谷川俊太郎の詩だ。
このCMでは、まさに色々な国の朝の空を背景に
詩のナレーションが響き、本当に美しい朝の風景を描いていた。
(最後は、朝のめざめのコーヒーというオチになるのだが。)

何度もこのすばらしい景色を見ていたいと思っていたら、
谷川俊太郎の詩と写真が一緒になった本が出版された。
左から見ると絵本、右からよむと詩集となった珍しい形式の本である。
朝をテーマに、谷川俊太郎は12作の詩を詠んでいる。その詩を背景に季節おりおりの朝の風景写真が各ページにひろがっている。緑豊かな草原であったり、真っ白な雪野原であったりと。
広大な景色の写真は、吉村和敏という在カナダのカメラマンがケベック・プリンスエドワード島の自然中心に撮ったものである。

目で読む詩集、オススメです。

ネスカフェ 「朝のリレー」CM
今日は、自分のプライベートネタです。
バイオリンを習い始めて、早3年。週末の時間を利用して、有志の弦楽アンサンブルに参加している。今日は、日ごろの成果を出し合う「演奏会」でした。
演目は、モーツァルトのディベルティメントK138。(モーツァルト若かりし10代のときに作曲したといわれる!華やかな小曲)しかも、パートはファーストバイオリン。(メインの旋律を弾くパート)昨日のグループレッスンでみっちりと指導の先生にアドバイスいただき、なんとか本番にたどり着いた感じではあった。
参加メンバーは11人(バイオリン4人、ビオラ3人、チェロ4人)と先生3人。本番では、先生が確かな旋律で弾いてもらっていたせいか、なんだかうまく演奏できたような気分。。緊張もしなかったし。
演奏後は、メンバーめいめいが、大満足の表情。みんな「なんちゃって弾けた」ような気になっているようだ。気持ちよく弾ければ一応目標クリアなのかなあ。私たちくらいのレベルなら。。
この演奏会は、渋谷の音楽教室「ルフォスタ」が主催しており、そこの生徒たちがメインに参加をしている。私は今回はゲスト参加なのだが、生徒は先生と一緒に演奏している。クラリネットや、フルートはバックに、プロの演奏をしょえるのだから、うらやましい限り。
来年は、一緒に参加しているチェロの子と、個人参加しようよ!と熱く語って帰ってきた。ソロだと、ごまかしは効かないんだろうけど1年あるので、がんばってみよ~と。
私は、電車に乗るとき、必ず本か雑誌を持ち込む。朝の眠い時以外は、ぼ~っと座っているのも、時間が勿体ないので本を忘れた際は、kioskで雑誌を買うのが常である。このとき、電車待ちの短い時間の間では、パッと見でどの本にするか、決断をせまられる。何回も、本を取り出して、やっぱ違うと戻したりしてると、大抵kioskのおばちゃんに嫌な顔をされるので、下手なジャンルにはまず手を出さない。アート系に絞って大体、選ぶと失敗しない。コレ、私の法則。(勝手にきめてるだけだけど)
今回は、「Pen」映画のデザイン特集。映画の内容・監督ではなく、タイトルバックやポスター・字幕の文字書体などをフィーチャーしている。60年代の、popなタイトルデザインなんか、今見てもぜんぜん古臭く見えない。(私は「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のタイトルバックがすきでした。この雑誌には載っていないんだけど。)映画って本編が勿論大事なんだけど、スタートの数秒で映画の面白さが決まるといってよい。そのタイトルバックを芸術的なレベルまで高めた何人かをPenでは取り上げている。

あと、面白かったのは、字幕の文字は手描きでできているということ。今ではフォント化されてデジタルになったようだが、昔は黒い紙に白い文字をペンで描いてたというから、驚きだ。

今週、次号が出ちゃうので、まだ本屋にあったら見つけて手にとって見てください。
映画やテレビを見る暇がちょっとなくなってきている。だが、会社の通勤時間には、本(小説)は読める。ので、最近記憶に残った小説について、今回は書くことにする。

石田衣良の「娼年」(文庫版)

この作家は、ドラマにもなった「池袋ウエストゲートパーク」の小説を書いたひと。恋愛モノ~社会問題・バイオレンスまで幅広いジャンルのテーマで、ヒット作を連発している。私も、「娼年」と「1ポンドの悲しみ」の2冊しか読んだことはないが、男性作家にしては、女性的なやわらかい筆致の印象だった。
「娼年」はまさに言葉のとおり、娼婦と少年(青年くらいの年齢なんだろうけど)を掛け合わせたもの。20歳の大学生がある日、謎の女性と出会い、男娼の道に踏み込みはじめる。そこで、相手をするさまざまな女性たちと接することで、彼女たちの「身体」だけでなく誰にでもある「心の闇」や「生き様」を見通していく・・。
非常に興味のそそられる、妖しいタイトル。ややもすると、下卑た表現に陥る官能的な表現までもが、非常に文学的・芸術的に描かれている。まったくのエロさは感じさせないのは、作家の中性的なキャラのせいかもしれない。

この作品が映画化するとの話なのだが、主人公はもとより売春倶楽部の謎の女性オーナーを誰が演じるのだろうか?映像によって内容を表現するのは、非常に難しいと思うのだが。
今日は、気になるWEBサイトについて触れることに・・。
イギリスのクリエイティブ集団「Hi-Res!」の作ったサイトが、いつも新しい手法を使ったWEBSITEを紹介している。
彼らは、映画のプロモーションサイトを数多く手がけている一方、ビデオやFLASHなど実験的な表現に力を入れている。

これから公開の映画「SAW」のWEBSITEが、面白い。
ストーリーを基に、画像をコラージュしてflashムービー仕立てにしている。ボタンなどメニューはない。何か動いているものや、文字をタイピングして、ムービーを進めていくのだが、何が次に起こるのか予想できない仕掛けが上手いと思わせる。
映画はまだ見ていないのだが、このサイトを見てどんな映画なのか、とても気になってきた。

最近、邦画も悪くないと思う。
友達が絶賛していた「ジョゼと虎と魚たち」。気になっていたのでDVDをアマゾンで購入した。初回特典版なので、1枚は本編、2枚目はメイキングやインタビュー、くるりの「ハイウェイ」のプロモビデオつき。結構オイシイ付録がついてきた!

田辺聖子の原作なので、文学調なストーリー展開と思ったが、イメージは裏切られた。オープニングは、主人公のモノローグとロードムービーのように一種淡々とした風景で始まる。ちょっと毒気のあるキュートなイラスト(「D」というイラストレーター)がシーンに入ってきて、不思議感覚の独特な世界を演出している。
あらすじは、「ジョゼ」と呼ばれる生まれつき足が不自由な女の子と、ちょっと能天気でハンサムな大学生が出会って、恋に落ちる。二人の育ってきた環境が違うせいか、2人の関係は長くは続かないのだが・・・
主演の妻夫木聡と池脇千鶴の2人が、恋に不器用な若者を切なく演じている。ちょっと「ポンヌフの恋人」の日本版?※男女は逆なんだけど・・と思ってしまいました。

まだ見てない人にはちょっとオススメの映画だ。男の子がみたほうがいいと言われてますが、これは女の子にもオススメ。決して派手なシーンはないのだが、監督や出演者たちの心意気みたいなものがじわ~と伝わる作品だからだ。
池脇さんがメイキングの中で「昔、こうやって男に逃げられました・・」と笑いながら言っていたのには、笑いました。なんか、彼女の雰囲気ならわかる気がするなあ。

ジョゼと虎と魚たち 公式HP