私は、電車に乗るとき、必ず本か雑誌を持ち込む。朝の眠い時以外は、ぼ~っと座っているのも、時間が勿体ないので本を忘れた際は、kioskで雑誌を買うのが常である。このとき、電車待ちの短い時間の間では、パッと見でどの本にするか、決断をせまられる。何回も、本を取り出して、やっぱ違うと戻したりしてると、大抵kioskのおばちゃんに嫌な顔をされるので、下手なジャンルにはまず手を出さない。アート系に絞って大体、選ぶと失敗しない。コレ、私の法則。(勝手にきめてるだけだけど)
今回は、「Pen」映画のデザイン特集。映画の内容・監督ではなく、タイトルバックやポスター・字幕の文字書体などをフィーチャーしている。60年代の、popなタイトルデザインなんか、今見てもぜんぜん古臭く見えない。(私は「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のタイトルバックがすきでした。この雑誌には載っていないんだけど。)映画って本編が勿論大事なんだけど、スタートの数秒で映画の面白さが決まるといってよい。そのタイトルバックを芸術的なレベルまで高めた何人かをPenでは取り上げている。

あと、面白かったのは、字幕の文字は手描きでできているということ。今ではフォント化されてデジタルになったようだが、昔は黒い紙に白い文字をペンで描いてたというから、驚きだ。

今週、次号が出ちゃうので、まだ本屋にあったら見つけて手にとって見てください。