6月になってからベストコンディションではなく、投稿も滞りがちです。そこで、加工仕掛りになっている車両が多数ありますが、久々にKATOの80系電車の旧製品を引っ張り出してきました。

 

KATO製の80系旧製品のラインナップには、先頭車として湘南顔のクハ86-300番台(品番4348-1)以外に、サロ85-300番台を格下げ・先頭車化改造された切妻顔のクハ85-300番台(品番4347-1)がありました。

 

実車には、サハ87を同様に先頭車化改造されたクハ85-100番台も存在しましたが、旧製品では製品化されていなかったので、サハ87-300番台とクハ85-300番台を切り継いで作るべく着手したのが、2015年10月末のことでした。

私にしては珍しく、1週間後にはそれらしい形(当時の画像)となり、ライト類のLED化まで終えています。この段階では、最前部のベンチレーターが未取付、ボディの継ぎ目も未処置で、体調からも塗装に掛かれる状態にはなっていませんでした。

 

暫くして、KATOから飯田線シリーズの一環として80系300番台のリニューアル製品の発売が発表され、6両セット(品番10-1385)にクハ85-100番台全金属車が含まれており、愕然とするなか2016年12月には発売となりました。このショックにより、以降長らくお蔵入りとなります。

 

2019年6月になって、リニューアル製品用のASSYパーツとして販売されていた最前部用のベンチレーターを入手。加工再開すると共に、ボディの継ぎ目もパテ埋め処置まで進みました。

 

最前部に追加したASSYパーツのベンチレーターの形状が、サハ87-300番台のベンチレーターの形状と少し異なることに違和感を覚えます。

 

2020年12月になって、切り継ぎで余剰となっていたサハ87-300番台の屋根板片に残る角形ベンチレーターを切り出しました。

 

綺麗に仕上がりました。底面内部にプラ丸棒の取付脚を接着し、屋根にも取付穴を開け直して装着具合を確認中に、この貴重なパーツを飛ばしてしまい行方不明に。結局、何処に行ったのか見つからず失意のどん底に・・・。以降、今日に至ります。

 

一方、この車両を飯田線で見られた2両増結編成に充当するならば、次位のモハ80には貫通路閉鎖板が必要になります。KATOのリニューアル製品では、既に再現されていますが・・・。

2019年6月時点でkitcheNのエッチングパーツを準備し、未塗装のまま仮装着していました。

 

貫通路閉鎖板には、左右に手すりが折り曲げて表現されています。

 

その後、塗装もせずに着脱している内に、両側の手すりを折損してしまいました。これで又、モチベーションが低下しました。

 

こうなると、5年半に亘って一体何をしていることやら判りません。まさしく加工仕掛りの黒歴史です。クハ85-100番台共々、今夏には完成させようと引っ張り出してきましたが、成果は如何に。

 

何もこんな苦労をしなくても、リニューアルされた飯田線6両セットなら、2両とも入っています。

 

 

 

【関連記事】

 KATO製品になかったクハ85-100番台の全金属車を作る(14・完)

 KATO製品になかったクハ85-100番台の全金属車を作る(13)

 KATO製品になかったクハ85-100番台の全金属車を作る(12)

 KATO製品になかったクハ85-100番台の全金属車を作る(11)

 KATO製品になかったクハ85-100番台の全金属車を作る(10)

 KATO製品になかったクハ85-100番台の全金属車を作る(9)

 KATO製品になかったクハ85-100番台の全金属車を作る(8)

 KATO 80系旧製品の加工仕掛りの黒歴史

 KATO 屋根板では、また悲惨な一日となりました。

 KATO製品になかったクハ85-100番台の全金属車を作る(7)

 KATO 80系旧製品の改造仕掛品

 KATO製品にないクハ85-100番台の全金属車を作る(6)

 KATO製品にないクハ85-100番台の全金属車を作る(5)

 KATO製品にないクハ85-100番台の全金属車を作る(4)

 KATO製品にないクハ85-100番台の全金属車を作る(3)

 KATO製品にないクハ85-100番台の全金属車を作る(2)

 KATO製品にないクハ85-100番台の全金属車を作る(1)