クハ85-100番台は切り継いだ箇所だけ部分塗装していますが、後から塗った緑色が橙色の部分にはみ出して塗分け境界線の一部が斜めに傾くなど、見映えが悪く気になります。
 
前扉の戸袋窓の右端から、客室窓2番目の中央付近にかけて、塗分け境界線が上下とも傾いています。
 
6mm幅のマスキングテープの中央付近をカッターナイフで2分して、切り口が直線を確保した物を使用します。
 
マスキングテープの切り口側を、修正する塗分け境界線に沿って貼りました。緑色が橙色側に僅かではありますが、はみ出しているのが判ります。
 
保管してあった橙色塗料を薄めに溶いて、面相筆で手塗りしました。
 
塗料が乾燥する前にマスキングテープすを剥がしました。思いの他、上手く修正できています。
 
反対側の側面も同様に処置が必要です。
塗分け境界線の上部では、前側客室窓の2番目と3番目の中央付近に緑色の滲みがあります。下部では、前扉の戸袋窓中央付近から客室窓2番目の右側にかけて緑色がはみ出して、塗分け境界線が競り上がっています。
 

上側の滲み箇所にマスキングテープを貼りました。下側の競り上がり部分も同様にマスキングテープを貼ります。

 

一寸と雑な仕上がりですが修正完了しました。実際はこちら側を先に施工しており、コツを掴んでから先に掲載した側面に着手しています。
 
今回は微妙な修正ですので、屋外での塗装は止めて、室内で夜間に手元照明を点灯して作業しました。十分に乾燥させてから、最後の仕上げに掛かることにします。(続く)
 

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【こちらは現行製品です。10-1385の6両セットに、クハ85-108が入っています】