Yahoo!ブログの終了に伴い、今日(6月4日)には移行ツールが公開されることになっています。まだ移転先・時期は未定ですが、Yahoo!ブログで加工途中の仕掛品は一掃してからとの思いで加工を再開しています。今回は、「KATO 製品にないクハ85-100番台の全金属車を作る」として、2015年10月から1週間で切り継ぎ加工を済ませ、残る加工が屋根上の箱形ベンチレーター1ヶ所の追加(移設)のみとなっていたクハ85-100番台の全金属車です。
 
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残作業は前方の客用扉上に箱形ベンチレーターを設置するだけです。これは、切継ぎ過程でサハ87-300番台から切り落とした屋根板に一体成型された箱形ベンチレーターを切り出して移設する計画で進めていました。ただ、綺麗に切り出す自信がなく躊躇している内に80系300番台のリニューアル製品が発売され、クハ85-100番台も発売されてしまいました。リニューアルに際してはベンチレーターも別パーツ化されたので、これを利用して仕上げを優先することに方針変更しました。
 
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箱形ベンチレーターは、屋根の中心線上に載っています。
 
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個別パーツは、裏面に形成された前後に長い長方形の突起(0.6mm×1.6mm)を屋根板に挿し込む構造です。
 
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客用ドア中心線と屋根の中心線が交わる点を中心として、中心点と前後0.8mmの3箇所にφ0.4の下穴を開けてからφ0.6で拡大し、3個の穴間をカッターナイフで切り落として長穴を作りました。
 
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上手い具合に中心線上に載りました。
 
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箱形ベンチレーターに併せて、信号炎管も取り付けて本日の作業完了です。
 
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漸く形になったクハ85-100番台。後は継ぎ目の補修と塗装を残すのみになりました。
 
併せて当時からもう一件加工したいことがありました。飯田線で上記のクハ85-100番台全金属車とペアを組み、増結用2両編成として活躍した貫通路塞ぎ板の付いたモハ80-300番台です。
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サードパーティのkitcheNから発売されているエッチングパーツを利用します。
 
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パーツは、デザインナイフで切り出してから折り曲げるだけ。
 
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折り重ねた部分は、裏面にある穴から瞬間接着剤を流して固定し、両サイドの手摺りを折り曲げて完成。
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KATO製モハ80-300番台ならば、ホロ枠内にピタリと嵌ります。後は妻面と同じ緑色に塗装をするだけです。
 
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クハ86-300番台を先頭とする基本編成と連結した際、貫通扉のないモハ80では危険ですので塞ぎ板(貫通路閉鎖板)が設置されていました。こんな感じかな?
 
仕掛品の中には湘南色に塗装すべき車両が多数ありますので、今回分も同時に塗装する予定です。
 
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