前回 の続き。
18:30、長万部駅に到着。
乗り換えの列車が来るまで時間があったので、跨線橋を渡って待合室へ。
北海道の駅は、札幌駅や小樽駅レベルのターミナル駅でない限り、エレベーターやエスカレーターなどの設備がない。
大きな荷物があると上り下りが大変……。
改札外の待合所には、次の列車を待っているであろう人の姿がちらほら。
まだ18時半だというのに、みどりの窓口も売店も既に閉まっていた。
長万部駅の外観。
駅前のロータリー。
タクシーの運転手さん以外に、人の姿は見えず、シャッターの閉まった建物ばかりで閑散としていた。
特急も停車する大きな駅。
かつては北海道内のターミナル駅のひとつだったのだろうけれど、
天候のせいか、遅めの時間だったせいか、ひどく寂れた印象を受けた。
こんなところだけ近代的。
ホームで暫く待ち、やって来た特急スーパー北斗20号に乗車。
ブレた。
8両編成のうち、先頭車両の1号車はグリーン車。
2号車~6号車が指定席車両で、7,8号車だけ自由席車両。
遅めの時間ということもあってか、自由席でも窓側の席に座ることができた。
車窓に広がる海と曇天。
残念ながら今回は、北海道で青空を見ることはできなかった。
北海道には梅雨がないと聞くけれど、地球温暖化の影響で、そうでもなくなってきているのかな。
前日のフェリーで、揺れが激しく睡眠不足だったため、
ディーゼル音と振動が心地よく、うとうと……。
気がついた時には、降りなければいけない新函館北斗駅を乗り過ごし、五稜郭駅に着くところだった。
慌てて下車して、改札へ。
今から新函館北斗駅へ向かう列車と、新青森までの最終の新幹線を駅員さんに確認するも、
この日は、新青森駅行きの最終新幹線はやて100号・新青森行が、
青函トンネルの工事の関係で運休とのことだった。
…それで乗り換え検索に出てこなかったのね……。
タクシーで向かっても、もう最終の新幹線には間に合わないと言われ絶望。
慌てて、予約していた青森のホテルに電話を入れた。
事情を話すと、当日のキャンセルにも関わらず、
ありがたいことにキャンセル料は不要とのことだった。感謝しかない。
五稜郭といえば有名な観光名所。
駅前にホテルがいくつかあるだろうと思いきや…
五稜郭駅から、有名な五稜郭跡までは2キロもあり、駅前に宿泊施設は一切なかった。
幸いにも、函館駅から徒歩で行ける距離のホテルに空室があったため、函館駅に向かうことにした。
はーるばるー来たぜはーこだてー!!!
(来る予定はなかった)
この日はどこかで大きなお祭りがあったようで、函館駅付近は地元の方々で大賑わい。
せっかく函館に来たのだから、北海道の海の幸をいただきたかったのだけれど
ホテルへ続く大通り沿いのお店は、お祭りで浮かれた人たちで賑わっていて、
とてもヨソモノが入れる雰囲気ではなかった。
なにより眠たかったため、コンビニに寄っておとなしくホテルにチェックイン。
この日、当日予約がとれたのは「スーパーホテル函館」。
スーパーホテル系列は、「安かろう悪かろう」のイメージがあったのだけれど、
予想していたよりずっと綺麗だった。
寝不足だったこともあり、日付が変わる前に就寝。
ベッドの寝心地もよく、旅先にしては珍しく熟睡することができた。
次回 へ続く。
ぽちっとな( ˘ω˘)
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