ストーカー・伊藤直季⑩眠れる森【直季と輝一郎、国府、父まとめ2。輝一郎父、国府妻と義理兄も】 | 木村拓哉芝居研究所

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眠れる森②
眠れる森③
眠れる森④
眠れる森⑤直季と輝一郎、国府、直季父、輝一郎父まとめ1はコチラ
眠れる森⑥

※まだまだほんの一部です。今後このページに、写真を追加し、直季の発言を全て追加していきます。


18,◆直季の部屋に二度目に訪問する輝一郎◆

8話『告白』14分31秒~15分6分

机に斜め左向きにもたれて眠っている直季。

ピーンポーン、ドンドンドン!!
「はーい」
ピーンポーンピポピーンポーン!!ガンガンガン!!
扉を開ける。

輝一郎『実那子知らないか?』

眠そうな表情と声で、

「何、どうしたんすか?(瞼が重そうな様子であまり開いていない)」

『いないんだよ。仕事場に送ってやろうと思って迎えに来たら。こんな時間にいないはずないのに』

髪を右手でかき上げ、頭の上でその手が止まり、考え事中で右を見た視線も止まり、

「……一人で御倉行ったのかもしんない。

携帯は?」

『電源切って』

即座に左を向き、実那子の元へ駆け付けようとする直季。


19,◆輝一郎の車に直季◆

8話15分6分~16分24秒

輝一郎『三日前から、自分は家族を殺した過去のある女かもしれないから、俺を不幸にするって。だから別れたいって実那子が言い出して』

「聞きました。濱崎さんに叱られたって(溜息)」

『12歳の時のボーイフレンドが川で死んだのは、実那子の父親の仕業っていうのは本当なのか?』

「少なくとも当時の実那子はそういう風に考えてたみたいです」

『それが父親殺しの動機だって、実那子は思い込んだのか』

「その最後に見たフラッシュバックで実那子は鏡に映った自分の姿を見たって言ってましたよね」

『ああ。返り血を浴びて、ナイフを手にした自分を見たって言ってた。実那子は凝り固まってるんだよ。自分が家族を殺したんじゃないかっていう考えに』

「閉じた回路を無理矢理こじ開けようとしてるのかもしんない。何もかも。自分が見た犯人の顔も」

輝一郎の回想。不気味に笑う母を見て『心を惑わされては……駄目……』


直季「急ぎましょう」


20,◆御倉の実那子の元へ車で到着する直季と輝一郎◆

8話16分51秒~18分14秒

車が到着すると、直季と輝一郎は左右の扉から同時に出るが、(開けたのは直季の方が若干早い)

バン!と閉め『実那子!』と走って実那子の元へ駆け寄る輝一郎と対照的に、

直季は実那子を見て、逆方向の左を向き少しその場に立ち止まり、また実那子の方を向く。

扉を閉めるのが遅い。

黒いコートのポケットに両手を入れ、二人を見ながらゆっくり歩いて近付く。

★★★★
4話で実那子をベッドの上で傷付け、5話で実那子に謝罪し、自分の暴走する愛を反省して抑圧しながらも実那子のために調べ続け、7話で自分が実那子の弟だと知り大きなショックを受け、実那子のことを諦めようと必死で頑張っている直季の繊細な心が、この行動に表れている。

輝一郎のように、むしろ輝一郎よりも先に、実那子の元へ走っていきたいくらい心配しているが、それをやらないことで気持ちにブレーキをかけようとしている。


『心配するじゃないか。言っただろ。何もかも一人で背負い込むのはやめろって』

輝一郎と実那子が見つめ合っていると、後ろから直季が歩いてきて、直季の方に少し振り向いて気まずそうにする実那子。

直季はそれに気付き顔を逸らし、二人に近付いて行き、立ち止まる。


『ここよね』

輝一郎『ああ』

『私が生まれた家。家族が死んだ家』

『そうだよ』

下を向き、険しい顔で家を再び見上げる直季。

『何か、思い出したことあるか?』

無言で右にいる実那子を覗き込み、険しい表情で答えを待つ直季。

『実那子?』

首を振りながら溜息を吐く実那子を見て、左に視線をやり考え込む直季。

『いいんだよそれで』

輝一郎を真剣な顔で見つめる直季。

『無理矢理思い出そうとしなくていいんだ。帰ろう』

輝一郎が肩に置いた手を振り払うように、車が止めてある場所と逆方向に歩き出す実那子。

直季も輝一郎と共に一瞬車に向かおうとしたが、歩き出す実那子を見て立ち止まり、ポケットから両手を出し、溜息を吐き、両手を腰に添え、深刻な事態を表すように口を左右非対称に開け、輝一郎と顔を見合わせる。


21、◆実那子に付いていく直季と輝一郎◆

8話『告白』18分15秒~19分32秒

輝一郎『実那子!』

実那子『あのすいません、15年前の事件覚えてますか?市会議員の一家が殺された事件なんですけど、私は、生き残った森田実那子です。どんな娘だったか覚えてないですか?』

『いや知りません……』

輝一郎『実那子』

『あすいません、私は、15年前の殺人事件で家族を亡くした森田実那子ですけども。あの、もし知ってたら教えて頂きたいんですが』

輝一郎『頼むよ実那子、もうやめよう』

『私が、どんな女の子だったか、覚えてませんか?』

輝一郎『あの頃のことは俺がよく知ってるよ。話したじゃないか。それで十分だろ?』

直季にカッカッと勢い良く近付く実那子。

★★★複雑そうに俯き、目を下へ逸らしながら、実那子が何故自分の所へ来るのか、どんな要求をされるのか、冷静に察して悟っている直季の知的な表情と佇まい。

左下、実那子の方へ流し目をしてから、さりげなく目を逸らし中央下へ向ける。

逸らしたことさえも隠すようなさりげない誤魔化し方。

『連れてって。私の同級生の所に。会ったんでしょ?』


複雑な心境が見て取れる知的な表情で静かに瞬きをし、

一度左上の空中に視線を逸らしてから、実那子のために覚悟を決めたように、左上の空間を見たまま目を合わせずに、

直季『うん、いいよ(溜息)』

直後一瞬、初めて実那子と目を合わせ、またすぐ目を逸らすのだが、

今度は逸らすというより真っ直ぐ前を見つめる力強い覚悟ある視線に変わり、

実那子の後ろに広がる背景を見据え、実那子を追い越して歩いて行く。

実那子は直季の後を付いていき、輝一郎の反対する気持ちが置いてけぼりの状態となる。


★★★実那子が同級生に会い、虐待の事実を確認すれば、更に何故虐待されていたのか突き止めようとし、本当の父親ではなかったことを知り、余計に自分が犯人だと思い込んでしまうのではないか。

そして、本当の父親が直季の父であると知ってしまうのではないか、という複雑な心境が滲み出ていると思われる。

だが、直季は覚悟を決めていた。

自分の事を異性として見てもらえる可能性が、未来永劫1%も残らなくなってしまうとしても。

★★★※でもやっぱり、この後8話の森で実那子が直季の父に会いに行こうとしたら直季は全力で止めるし、そこで「さよなら」と実那子に永久の別れを告げた後も、自分が埋めた実那子のペンダント(二人の父の写真が入っている)を国府が掘り起こしていたと知った時、土を掴み地面を悔しそうに殴るし、実那子と自分が姉弟だということは決して知られたくないとこの時も思っている!!!

別れを決意しても、父のことは絶対に知られたくない直季。


22、◆同級生と話す実那子を見守る(直季は見ないが)直季と輝一郎◆

8話19分32秒~23分

直季は車にもたれて少し動きながら下を向き、一番遠くで話を聞いている。輝一郎は実那子と2メートル程離れた割と近くで、真っ直ぐ二人を見つめて聞いている。

★★またしても、直季が輝一郎に遠慮し、輝一郎より下がって、実那子と輝一郎の愛の邪魔をしないよう努力している。

(4話で実那子をベッドの上で傷付け、5話で実那子に謝罪し、自分の暴走する愛を反省して抑圧しながらも実那子のために調べ続け、7話で自分が実那子の弟だと知り大きなショックを受け、その事実は実那子に隠しつつ、実那子のことを諦めようと必死で頑張っている直季の繊細な心が、この行動に表れている)

同級生『御倉の森で、どんぐり集めて、よくままごとをした。お姉さんのきみこさんが、時々お母さんの役やってくれて。あたしと実那ちゃんは、双子の兄弟なの。葉っぱと枝で、小さな小屋作って、親に叱られると、よくそこに家出をして』

実那子『私も?』

同級生『うん。でも、夜になると、怖くなって、日が暮れる頃には、自分で帰る、臆病な家出娘だった』

実那子『あたしは、本当に父親から、虐待を受けてたんですか』

同級生『ずっとって、わけじゃなかった。お母さんが、実那ちゃんを守ってくれたんだと思う』

『私はそんな家で幸せそうでしたか』

『いや、分かんない。でも、実那ちゃんは、いつも笑ってた。実那ちゃん、今のままでいいんじゃない?昔のことなんて思い出さない方が、実那ちゃんの、為だと思う。会えてとても懐かしかった』

遠くに駐めた車の傍で立ち、腕組みし、実那子達を見ていない直季。顔を上げ、髪がバサッと上に振られる。
★★重大な会話を本当は聞いているが、あえて見ずに無関心そうな態度を取ることで、実那子達が話しやすくなるようさりげなく配慮している。クール。

『でも、もう二度と、この町には来ちゃ駄目。あたし、実那ちゃんの、幸せ祈っとる』

実那子『沖田まさと君ってご存じですか』

『うん、勿論』

『私の父親が、川に突き落としたっていう噂がありましたよね?』

『実那ちゃんのお父さんは、この町の実力者だったから、誰も大っぴらには口にしなかったけど』

21分59秒~
子どもの頃の実那子『ねぇ、薪拾ってくるね』

まさと君『出来るだけいっぱい拾ってきてね』『うん』

まさと君の後ろから現れる実那子の父。その後ろに、薪を拾っている実那子。

ザブーンという何かが川に落ちるような音がして、振り返る実那子。駆け付けると、まさと君が流されている。

大人の実那子ナレ『流れていくまさと君を追いかけて、私は必死に走った』

上の方で木の陰から見下ろしている父。実那子『お父さん!助けて!まさと君が川に落ちちゃったの!』

父は無言で実那子を見ている。『お父さん!』去って行く父。見つめる実那子。


23、◆橋の上で実那子の話を聞く直季と輝一郎◆

8話23分1秒~
『父はどうして、まさと君を川に突き落としたりしたんだろう』












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