伊藤直季② 直季との悲しいセックス 眠れる森 1998年10月8日~ | 木村拓哉芝居研究所

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木村拓哉ではない人々の存在自体を、偏見・受け売り・見ていないのに「何をやっても」と知ったかぶり・違いも解らない低知能・嫌いだから叩きたいだけ・四流ネガキャン記事の執拗な印象操作・洗脳・先入観による理不尽極まりない迫害から守るため、命を懸けて分析します

気味の悪さと悪気の無さが融合した場面のごく一部
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眠れる森③はコチラ
眠れる森④はコチラ
眠れる森⑤はコチラ


敬太の自殺直前。敬太が犯人だと気付いていて、手の傷について聞いている顔。

由理を殺した時に引っかかれた傷だろ?と、言わないが、分かっているから、この表情。
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★★★10話21分27秒~
直季はサンタを追いかける際、細い手すりに一気に軽々飛び乗り(危険すぎる!)、2階からサラッと飛び降り、すぐに走り出す。
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前半は怪しいストーカーとして視聴者と実那子に怪しまれるが、

終わった後前半を見返すと、「悪気はないが気味が悪い」という絶妙な怪演で、

前半と後半を見事に繋げ、ミステリーとしてのストーリーを成立させていたと判明する。

森のハンモックでの出会い、植物園の電気が消えて近付いてきた時の表情等々、神憑り。

悪気がある気味が悪い演技の方が分かりやすいが、それだと後半と同一人物ではなくなってしまう。


橋爪功さん「眠れる森って考えてみたら変な話だけど、木村拓哉が演じるとそれが見れちゃう。何故そんなことが出来るの?」



『お前、実那子さんに何をしようとしたんだ?悪人になって、破壊者になって、恋人と別れさせて、知らない土地へ連れてって、過去からあの子を守る。そういうことだったのか』

『前のアパートから私を追い出したのは、国府吉春から私を遠ざけるためだったのね。そうなんでしょ?』


『空から降る一億の星』の涼は、過去により心が壊れたPTSDの悪人が計算し、善人のふりをして美羽を騙し、(由紀や柏木小百合には「悪魔だ」と気付かれていても、気にしないが)、由紀や三田の女子大生のことも騙す。柏木小百合のことも色気で利用。

殺人や自殺を、「殺せ」「死ね」と言わずに誘導することを、遊びとしてドライに楽しむ。

後半、本当の愛を知ることで、徐々に人間らしさが生まれる。人間性が変化。

複数の女と愛のないセックスを繰り返していた涼が、「もうあなたのことは抱かない」と柏木小百合に静かに言う。

でもその愛故に感情的になり、大して悪くない柏木小百合を自らの手で銃殺(優子に血の繋がりを知らせたくなかったというのも、結局は感情的な判断)。

愛を知る前は、自分の手を汚さずスマートに殺人を楽しんでいたが、上手く生きられなくなってしまう。

そして最期まで、エゴにまみれた悪人であるという事実は消えない。


★★★一方、『眠れる森』の直季は、元々愛情深い人(粘着ストーカーなのでいい人とは言い切れない)が計算して、悪人になり、心から愛する実那子を騙す。

実那子にわざと気味悪がられることで、実那子に引っ越しをさせ、出所した国府から遠ざけ、

悪人になって実那子に憎まれてでも、結婚を妨害し、独りぼっちにさせることで、

迫り来るフラッシュバックから実那子を自分が守ると決意。

新しい土地で、直季の手によって何もかも失った実那子を生まれ変わらせる目的。

そのために15年ストーカーし続けてきた。

15年見守り続けてきた自分にしか実那子を守ることは出来ないと、信じてきたのだと思われる。

自分の記憶を知らずに埋め込まれ記憶を共有する実那子に特別な愛着を感じ続け、「あんたは……俺の一部だから」

また、母を喪った直季は、自分の淋しさを、両親と姉を喪った実那子に重ねたのだろう。

ただ、そこにはストーカーとしてのエゴもたっぷりある。

実那子に本気でキレて乱暴に押さえつけるなど、憎めるキャラ。

気味悪いふりをしているだけではなく、愛が行き過ぎて本当に気味が悪い面も多々ある。

そのバランスがあまりに絶妙なため、ミステリーとしての深み・奥行きが生まれている。

後半は、直季の本性が明らかになるだけで、葛藤や心境の変化はあるものの、涼とは違い、根本的な人間性に特に変化は見られない。


というか、わざと悪人になって気味悪い“ふり”をしているというより、

“悪人になってでも実那子を守る”という確固たる信念を抱き、それが正しいのだと信じ切っている

(ただし、愛が行き過ぎ実那子をベッドへ押し倒し傷付けた辺りから、自分は間違っているのではと悩み苦しみ、反省・謝罪。
更に姉弟だという事実を知り大ショック。
由理を愛のないセックスで傷付けたことでも葛藤し、気持ちを切り替え、実那子を諦め、由理の重い愛を受け止めようとする。が、由理は直季の役に立ちたくて危険人物に会いに行き、殺される。

「敬太殺したの俺だ」
自分のせいで敬太は由理を諦めきれなかった。

俺なら由理を幸せに出来るのにと思っても、由理は酷い直季ばかり見ていて、嫉妬で心が壊れ、敬太は由理を殺し、自殺した。

自分がちゃんと初めから由理を大切にしていれば、敬太は納得して身を引いただろう、と自責の念)

思い込みの強さ・長年粘着ストーキングする異常な執着心が、

“ふり”ではなくストレートに実那子やこちら側に伝わってきて、

(企てている内容・目的は解き明かされるまで不明でも、心情はコミュニケーションにおける直感として自然と幾らか読み取れる)

それ自体が気味悪い。

それが、“悪気の無さと気味の悪さの融合”であり、

★★★1話の森で再会し、雨が降り実那子を木に追い詰める場面

(詰め寄り話しかけるのに夢中になりすぎ、怯えて後退りした実那子が木にぶつかった際、

慌てて両手を実那子に触れぬよう上げ、「ごめん、ごめん」と口を動かす様が、気付かないほどの思い込みを表出させ、逆に不気味)や、

★★★2話の植物園で電気が消え、突然至近距離で直季が現れる場面

(驚く実那子に「ごめん」と悪気無く笑いかける様子が、恐ろしいほど不気味)

などが、特に顕著に気味悪く融合し、神憑っている。



こういったとてつもなく複雑な設定に、驚くほど忠実に合わせ、これ以上は考えられないほど見事に演じ分けてきた俳優に対し、

その奥深さも何も理解出来ない低知能の害虫共が「同じ芝居」とほざくのが、

どれだけ滑稽なことか、いつになったら分かるのか。

明らかに全く違う難役を沢山演じ分けてきた俳優に対し、一部しか見ていないのに「同じような役しか来ない」とテキトーにほざくのが、

どれだけ滑稽なことか、いつになったら分かるのか。

一生分からないから害虫なのか。

害虫に「人間になれば?」と言っても無駄か。






脚本家の野沢尚さんは自殺。

直季は人類で一番好き。話し方や表情、仕草。内面も、欠点だらけだけど、どうしても好き。

小学生の時、本気で恋していたのに、死んでしまって、忘れたくないし、直季を貶されたり他の人々

(特に九十九、朝倉、言葉のない部屋、10/08/09本恋【見返してやりたい恋】(信じられないくらい口が立ち彼女を言いくるめる超嫌な奴。睨み、目を見開きながらねっとりした口調で長々理屈っぽく言いくるめ、最後に「あんぽんたん」と馬鹿にするのが超うざい。自分が浮気したのに相手のせいにする)、金田一、次郎、葉月、久利生、瀬名、取手、倉持、書生さん、パパラッチ、鉄平、新乃丞、哲平、ハル、ハウル、涼、新海、一馬、九太郎、JP、信長、家康、安兵衛等々ってか他の全人類)

と一緒にされたかと思うと、死にたくなるし、やっぱり永遠に大好き。

直季の数々の涙の雫は…
一度見たら最後、忘れられない…
何年経っても、生きている限り、潜在意識に刻まれていて、蘇ってしまうだろう。


敬太が自殺する直前、由理を殺した理由を聞いた瞬間、驚き、涙が一瞬で駆け上がってきて急にグワッと眼球が潤み、すぐに雫がスーッ…

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台本に理由は書いてあったはずなのに、本当に驚いているようにしか見えない…
あの場面で流すと決めていたなら、もっと前からジワジワ目に溜めとけばいいのに
本当に直前の言葉を聞いてから
一気に涙腺のギアがブワ~っとMAXになり、一瞬で零れる…
真実の涙。


直季は憎めるタイプ。空から降る一億の星の涼のようなどうしようもない終了人間ではないが、

由理への態度はある意味悪魔。

由理の分身としては呪いたくなる。

でも好きだからこそ。

直季は温かい人だからこそ、涼より全然ムカつく。

直季の死を思い出して、未だに大泣きすることが多い。病む。


6話
「彼女まだ帰ってないみたいね」
「(鍵を放り投げ)何の用だよ……ハ~…用無いんだったら早く帰れよ」
「私…直季に抱かれに来たの」
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「フッ(嘲笑)」
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「手が届かないものなんてどうだっていいじゃない。手が届くものを、力一杯抱きしめればいいのよ」
言い終わる前に「お前プライドねぇの?(この言い方と表情がかっこよすぎて吐く)」

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「あるわよ…。直季をこれほど愛してる女は、私しかいないっていうプライド」

私もいるよーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!


「彼女と彼氏が泊まっていく夜は、ここでどんな気分?部屋の灯りが消えたのを見て、頭かきむしってヤケ酒でも飲んでんの?」
言い終わる前に「帰れよ…」

「嫌よ」

「帰れよ!!」
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「嫌よ!!抱かれに来たって言ったでしょ!?
(直季の机の物を投げ散らかし、直季に掴みかかり)
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ここじゃ私を抱けない?!操を立ててるの?他の男にいつも抱かれてる女なのに!」
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「ふっ…義理堅いのね(嘲笑)」
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由理を目で追い、
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怒りや切なさが混じった意味深な閉じ切らない瞬きをし、右頬がピクッと張る。

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服を脱ぎ出す直季。

「ハ~(この吐息が深みがあってエロすぎて宇宙人)…
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(服を床に思いっ切り叩き付け)早く脱げよ……(眉が上がり、馬鹿にするような冷静で残酷な瞳と、低く静かな声)
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抱かれに来たんだろ?(低音で、ありえない程クールな言い方で、かっこよすぎて吐く)早く脱げよ!!」
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急に怖くなり、泣きそうな顔で脱ぎ始めた由理を「何トロトロやってんだよオラ!!(由理の服を床に叩き落とし)」とベッドへ投げ飛ばし、
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「ここで抱きゃあいんだろ?(この目がマジ。マジすぎて、怖すぎる)…

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何泣いてんだよ!!!!!!(迫力ありすぎる怒号と、物を投げる音)ふざけんな…」

キレた勢いで冷酷に、手荒に抱く。


セックス後、直季が由理に背を向け、壁に向かって寝ていて、由理が一人、溜息をつき、服を着る。
「私、初めて分かった…。人を好きになるって、痛いよね…すごく…。ハ~、その痛み、私耐えられるかな?
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…直季は耐えられそう?」

険しい直季の顔。口が少し開き、一瞬少し切なそうな表情になり、瞬き。目が潤み、顎が切なそうに出る。
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「おやすみ…」
由理が立ち去ると、堪えていたものを吐き出すように、大きく溜息を吐き、
隠れていた状態から抜け出すように、仰向けになり、
喉仏が6回程切なげに波打つ。

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同じ片想いの身として由理目線で見てしまうため、

イケメンすぎてこの世の男とは思えず、ずっと抱かれたかったから、

最初は キャーッ助けてー!! と舞い上がり、

(自分が抱かれに来て、直季様が抱いて下さるのに、何故泣く?

何故抱いて貰えた後、耐えられるか分からない程痛いの?

私は抱いて貰えず泣いてるのに!!

その切なさの意味頭では分かる、最高に悲しいって頭では…

けどやっぱ贅沢すぎ!!

私は一生抱いて貰えないのに!!

分かんなくていいや!!抱かれたすぎて病む程だから!!グワ~)

となる。

……が…、寝る前に目を瞑ると…

毎日段々由理のその時の痛みが込み上げてきて…

苦しくて怖くなってきて、

直季を嫌いになってしまいそうな自分が膨らんでいき、

(何故こんな一番大好きな人嫌いにならなきゃいけないの?

涼は人殺しだし、直季まで嫌いになりたくない…

直季なしじゃ生きてけないのに!!

でも直季酷いよ…)

と数日前と真逆な涙が溢れ…

誰よりも愛する人に、残酷な抱き方をされる………

こんな悲しみは、小学生の時は全然分からなかった。

ただ直季に抱いてもらえた嬉しさでいっぱいだった。

でも、気持ちは由理と全く同じ、やっぱり直季が大好きです。

前に夢で、広い体育館にいたら、直季がもうすぐ来ると聞いて、ドキドキしていたら目が覚めてしまった。なかなか直季に会えない……

(これを書いた後何度も逢えた)

●早口。クール。オラオラ。吐息で囁き、イカれた瞳や、不気味な笑顔で、ストーカーとしての怪しさを漂わせる。

あまり笑わない。暗い。かなり怪しい笑い方もする。

4話『自信に溢れてて、皮肉屋で、いつも薄笑いを浮かべてるあいつから、尻尾を巻いて逃げ出したくないの』


★★★4話で輝一郎をクールにからかい、嘲笑う表情・話し方・声色・仕草等、疑う余地もなく神を超越している。


スマスマや色々な番組で、無邪気に飛び跳ねて大爆笑したり、

照れているのを隠すような、気まずそうな可愛いツッコミ所満載の顔をしたり、(噤んだ唇が上下にひくひく動く。笑いをこらえる時によくなる。

だから妖しいミステリアスさ・ダークさが、直季と比べて全然ない)

目ん玉が子どものようにくるくるしたり、

テンションが上がりすぎて、必死にみんなに自分の好きなこと(ワンピースその他色々)を伝えようとして、大声で声に濁音を混じらせ上ずり時に裏返りながら一生懸命話したり、

カラフルな面白い服を着たり、

ワッツで、色々大変なことになっている木村さんと、

どうしても同一人物だと思えない・・・・・・・


本当に、本当に、木村拓哉が演じているのだろうか???


演じていないと思う。

直季が、木村拓哉のあんな表情や話し方や仕草するわけないし、

天国でも絶対にしているはずがない。

直季が生きて、死んだだけ。



●二階から普通に飛び降りサラっと走る。コミカル要素はない。

●家庭環境、家族に対する思い、生い立ち

子どもの頃母が心臓病で亡くなり、淋しかった。

母を失った悲しみを知る直季は、家族を失った実那子を守ることを、子どもながらに決意。

5話『隠れ家』

★★★父『お前、実那子さんに何をしようとしたんだ?悪人になって、破壊者になって、恋人と別れさせて、知らない土地へ連れてって、過去からあの子を守る。そういうことだったのか』



4話『暴行』22分48秒

★★★「俺さぁ、お袋が体弱かったから、よく作ってあげたの。入院してる時なんか病室に、電気コンロ持ち込んでさ、作ったりして。すーんごく怒られたね、看護婦に」

『どこが悪かったの?』

「心臓。持病で」

『私の、母もそう』
「ん~?(この、偶然の一致のはずの出来事に驚かず、すぐに返す冷静な言い方が、全てを知っている直季らしく、ダンディーすぎる)」

『学校が終わるとすぐ病院に飛んでった。お母さん林檎大好きだったから、道の途中の林檎園からもいで……』

「あぁ……林檎泥棒だ(この言い方、小さな女の子をからかう年上のお兄さん風な言い方で、セクシーすぎる!!!!!めっちゃ甘えたくなる(;_;))

俺もやったけどねそういうこと。

でもさ、親とか入院してると、林檎とか梨の剥き方上手くなるでしょ」

『うーん子どもの頃から特技だったぁ』

「俺なんかあれだよ?林檎の皮、もキッカリ1センチ幅で、最後まで切れないで、ちゃんと全部剥けるからね」

『私も。修学旅行の時先生に褒められた。

……どうしてこんなに共通点があるの?』

「気の合う証拠じゃない?(食べながら、首を傾げて)」

★★★実那子が話した話も、全て直季の身に起きた実話である。

直季の記憶を、実那子は直季父(実那子父)の催眠療法によって、埋め込まれたため。



●コンサート会場などでの、ライティング演出の仕事をしている。

熱血仕事人間というほどではないが、仕事は好き。才能もある。

特に金持ちではない。

7話19分17秒
由理『私ね、最近よく思うんだ。直季といつか暮らす、小さなおうちのこと』

でも、実那子の向かいに引っ越す前は、結構良い感じのマンションに住んでいるため、貧乏ではない。
車移動。

1話22分20秒
『お嬢さん、あいつはそんなことする男じゃありませんよ。大学の後輩で、私が独立した時に、まず引き抜いて来た男なんです』

3話24分40秒
「ぁお前さぁ、半分までとは言わないけどちゃんと出せよ(カトレア30鉢の代金)」

借金に苦しむ敬太『いいじゃねぇかお前の方が高給取りなんだからよぉ』


4話『暴行』30分45秒~

パソコンで、ライトの向きや配置をデザイン・設計・シミュレーションする直季。


●恋愛観・結婚観(グイグイ度合い)、付き合った人数、モテ度合い、どういう点でチャライか、抱くか。キスの仕方。

由理に好かれる。

実那子に一途で、チャラくはない。

実那子にグイグイ行くのだが、普通の男とはグイグイの方法・種類が全く違い、あえて憎まれるようにする。

由理が抱かれに来た時、追い返そうとした。

が、嫌味を言われ、怒りに任せてゆりを抱く。





~~~~~~
7話17分28秒~20分52秒

(悲しいセックス以来、由理が直季アパートへ初訪問。実那子が運ばれた病院で会った以来、初顔合わせ。

故にとても気まずい)


由理『私まだ言ってなかったよね。何しに実那子さんの勤め先まで押しかけて行ったのか』

間髪入れず、由理を見ず「想像付く」

★★★★★
このクールで悟り切った大人な言い方と表情が、吐き気がするほどの破壊力。

(お前が俺に惚れて暴走が止められないことぐらい知ってる)

というような、

どうしようもなく惚れられている事実が当たり前すぎて、愛されることに慣れている男特有の余裕が、

エイリアン以上にセクシー。

由理を見ることもせず、惚れられていることが当たり前すぎるから速攻で反射のように返す。

★★★同じく直季に片想いする身としては、どんなに深く愛しても、直季は少しも感謝なんかしてくれないし、喜ばないし、

むしろ迷惑して、怒って、困るだけなんだと、改めて痛感させられるような響き。

★★★★★
でも本当は、直季は由理に優しく出来ない自分に罪悪感を感じていて、

更に、実那子への報われない、迷惑をかける、無駄な片想いを断ち切れない自分

(姉弟だと知る前から、ベッドに押し倒して傷付けた辺りを境に、諦めようとし出しており、でも出来ずに悩む。姉弟だと知って、更に深く絶望し、考えを変化させていく)

に対する苛立ち・歯がゆさ等、

様々な複雑な心境を抱えていると、表情や気配から伝わって来る。

★★★★★

【最初から多くの場面での、由理に対する直季の基本的なスタンス】

由理に思わせぶりな態度を取ったら勘違いさせてしまい、余計深く傷付けることになるのではないかと考え、

あえて冷たく突き放しているのだと思われる。

(実那子のことで挑発されてキレた6話のセックスは別。でもそのセックス後も、自己嫌悪しているような切なく痛々しい表情)

ただただうざいから冷たくしているだけ、とは思えない、直季の人間的な深み。

でもそれは、優しさも垣間見える場面だけから判断されるのではなく、

由理にひたすら残酷な態度を取るだけの場面からさえ、“あえて”だなと伝わって来る。


だが、そんな自分の言動が正しいとも思えず、結局ただのヒドイ男じゃん俺、と心の何処かで常に葛藤しているような様子。

4年前に“期限付きの交際”という条件を出し、由理と付き合ってしまった自分の決断すら、後悔していそう。

(最初にハッキリ言っといたんだから、俺は悪くない)とは、本気では思っていないと伝わって来る。

直季は、凄く自分のことが嫌いなのだと思う。


6話20分
敬太『なぁ直季。大事にしてやれよなぁ、由理を』

「お前みたいには出来ないかもな」

『殺してやりたくなるよ。時々お前のことを』

「(深い溜息)多分俺って、誰のことも大事になんて出来ないんだと思う」

『じゃぁ、大場実那子は?』

「……」

『十何年も見守る恋なんて、想像出来ないけどなぁ……』







~~~~~~
涙を流した後、シルエットで由理とキス。

●既往歴:

・8話で国府(陣内孝則さん)に襲われ腕や腹や背中や肩を殴られ、トランクに詰められ、砂に埋められる。

★★★このシーン、本当に顔や耳に砂を掛けられまくっており、その時直季は一生懸命言葉で訴えかけているため、口の中や耳の中に砂が沢山入ってしまったのではないかと、とても心配になる(>_<)…(;_;)


・10話でサンタ(輝一郎)に襲われ壁に激突し頭から流血し、病院で適切な処置をせず、死亡。

亡くなる前に、バランスを崩しトンネルの中で転んだり、左手で蜜柑を剥いたりするのは、死の前兆。
起き上がった時、脳の揺れや異変を感じているような様子で、身体を傾け少し立ち止まる。

死因の有力候補は「慢性硬膜下血腫」。
頭部を強打した後、その時はなんともなくても、頭の中で切れた血管から少しずつ血液が洩れ出し、徐々に脳を覆う硬膜の下に血の塊ができて、脳を圧迫していく。気付かずに放っておくと突然死んでしまうこともある恐ろしい外傷後の後遺症。
症状が現れるまで数週間から数ヶ月ということもある。

木村さんは、眠れる森の撮影で実際頭から流血し、CTスキャンを撮ったという。

直季の死を監督に提案したのは、木村さんだという。


実那子は、両親と姉だけでなく、直季まで輝一郎(仲村トオルさん)に奪われた。
それを知っても、「濱崎輝一郎を憎みきれなかった」と言うのだろうか。

そんなはずはないだろう。直季まで殺されといて。前言撤回だよ、絶対。もう人生真っ暗。こんな悲しい話はない。どうやって生きていけばいいの?直季なしで。私は憎む。散々苦しんで、やっとこれから、直季がいるからなんとか頑張れるって思っていたのに。この後が本当の地獄だった。本当の本当の地獄。


「全部一緒」とテキトーにほざくアンチ共は、本気で召されて欲しい。

直季と、例えば九十九や朝倉を同じにされたかと思うと、本気で死にたくなって、溜まりに溜まったストレスが最高潮に達し、前、遂に吐いた。
そして、手首を切ってしまった。

こっちだって切りたくて切ったわけじゃない。虫けら共のせいで無駄な傷が出来たこと、一生忘れない。呪ってやる。

●過去の傷、トラウマ

・幼い頃、母を喪う悲しみ。

・仕事で忙しい父とキャッチボールがしたかった淋しさ。

・長年片想いし続けてきた実那子が、血の繋がった実の姉だった悲しみ。涙。

・実那子への気持ちに区切りを付け、(冷たいセックスで傷付けたのに、食い下がってくる)由理の気持ちを痛いほど感じ、涙し、キスし、由理を愛し始め、由理との将来を真剣に考えていたのに、由理が自分のために殺された悲しみ。

・幼なじみの敬太が、由理を殺した犯人だと知り、大ショック。涙。

更に、敬太の自殺を止められなかった悲しみ。

・実那子の苦しむ姿を見て、涙。

・★★★死に際、涙を流す!!!

私にとって、この世で最も悲しい雫。


●敬太との友情は大切にする。狭く深く。

●自責の念あり。

敬太が由理を殺したのは、自分が由理を大切にしなかったせいだ

(そのせいで敬太が由理を諦めきれず、自分なら由理を幸せに出来るのにと思っても、由理は酷い直季ばかり見ていて、嫉妬で心が壊れた。

自分がちゃんと初めから由理を大切にしていれば、敬太は納得して身を引いただろう)、

そして敬太も死んだと、全部自分のせいだと思う。

●オーラの色
寒色系多めの、暖寒ミックス。宇宙人以上に強烈なオーラ。

●かなり知的。推理力がある。

4話30分45秒~

パソコンで、ライトの向きや配置をデザイン・設計・シミュレーションする直季。


わざと、実那子に嫌われるような意味不明な態度を取り、

「もっと嫌いになれよ。もっと憎めば?そのうちどうしようもなく俺のこと好きになるから」

特に前半、何を考えているのか全然分からない。でも、全ての行動に深い理由が隠されている。

計算尽くの確信犯。

凄く深く、ややこしく、切ないことを考えているのに、それを独りで背負って抱え込み、独りで苦しんでいる。

思いを決してストレートに伝えず、好きな相手に誤解されることすら楽しんでいるように見える。



5話28分53秒~32分38秒

★★★『前のアパートから私を追い出したのは、国府吉春から私を遠ざけるためだったのね。そうなんでしょ?』



『東京の中学でね、家族について作文を書かされたことがあるの。

私、まだ家族がいた頃の思い出を書いた。ベランダに、家族全員横一列に並んで、沈む夕日を眺めている。

みんな同じように安らかな顔で眺めてる。

日がとっぷり暮れると、お母さんが言うの。

さぁみんなご飯よ~って。

あれもあなたの夢だったのね。

大切なものもらっちゃったのかな私。ホントにもらってもいいの?あの夢も』

「やるよ」

●特に感動する部分、どこがどう感動するか

由理と敬太が死んで独り街を歩く時に、風が後ろからブワァァァアっと吹いてきて……

風の中で佇み目を瞑る時に……

前に髪が流れてきて……(/_;)

悲しいシーンなのであまり気軽に語れないが、

とにかくその映像が別世界・異次元のようで……
(;_;)
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木村拓哉芝居研究所-121105_0031~01003.JPG(後に猫外します)

「敬太殺したの俺だ」

自分のせいで敬太が由理を諦めきれず、自分なら由理を幸せに出来るのにと思っても、由理は酷い直季ばかり見ていて、嫉妬で心が壊れた。自分がちゃんと初めから由理を大切にしていれば、敬太は納得して身を引いただろう。
 
という複雑な心境を、表情や佇まいだけで伝える歴史的名場面。

●暗く、内に秘める。けいたの自殺直前、疑う時など。基本冷静で、稀に感情的になる。

●大人びていて、クールで、憎めるキャラ。子どもっぽさ、可愛さ、面白さは無い。


ただ、4話で高熱を出し、寝込んでいる時に、実那子に卵酒などをリクエストする甘えた口調は、呂律が回っていなくて、ルーズでだるそうで、子どものようで、なんだかとても可愛い。

でも、普通の可愛さとは全く違い、ミステリアスさ、大人の色気は相変わらずムンムンしており、

セクシーダンディーで危険なお兄さんが、自分の魅力を全て熟知した上で、自信満々だからこそ、ルーズな姿も余裕でさらけ出せて、甘えられる、という感じ。



由理に対してはひねくれ。冷たく、ヒドイ男。でも後々、シャイで素直じゃない優しさも、見せてくれる。

実那子への片想いにおいて、譲り合いの精神もある。輝一郎に譲る。反省し、身を引く。


実那子に対しても、かなり屈折したストーカーとしての愛情で、多大なる恐怖を与える。


●犯罪歴:粘着筋金入りストーカー歴15年(捕まらないが)

直季に方法を任された敬太が、実那子のマンションに放火したり、名誉毀損のデマ・誹謗中傷のビラを沢山配って引っ越しに追い込んだり、婚約者・輝一郎の仕事の黒い部分を暴いてマスコミにリークしたりする。



●危険な香りはかなりする、宇宙人以上にセクシー。危険な香りはするが、意外にかなりあったかくて泣ける。


●木村拓哉は間違っても15年間ストーカーなどしない。背負ってきた過去も全く違う。あんなクールじゃない。あんな怪しい表情も奇怪なオーラもない。

●眠れる森のロケ地は、埼玉県滑川町の国営武蔵丘陵森林公園。

●直季は今まで生きてきた中で見た、全ての哺乳類・両生類・爬虫類・魚類・鳥類・昆虫類・貝類・菌類・藻類の中で、一番やばい。

タイプとかタイプじゃないとかいう次元じゃない。

どんなに嫌なことされても、どんなに頭では嫌いでも、どうしようもなく止められない感情というものが、この世にはある。

由理に感情移入ハンパない。あんなにかっこよかったら、自分を犠牲にしてでも役に立ちたくもなる。
直季のために死んだ由理の気持ち、分かりたくないのに分かってしまう。

直季に出会ってしまったことを、何度も後悔した。(涼もだけど)

最愛の人を喪う悲しみ。喪失感。(涼もだけど)

その人を大勢にテキトーに侮辱される怒り。(涼もだけど)

直季が長年苦しんで生きてきた過去も無視され、

全員テキトーに「キムタク」にされ、最愛の直季や涼を“いない人間にされる”絶望。

直季も涼も受賞してるし視聴率も良かったし、虫けら共の戯言など無意味だと分かっているのに、やっぱり許せない。


直季の存在を知らなければ、こんなに苦しまずに済んだ。(涼もだけど)

もう、呪いのビデオの域。

何度も、記憶喪失になりたいと願った。

記憶喪失にならない限り、直季を忘れることなど出来ない。(涼もだけど)

でも、意図的に記憶喪失にはなれない。

死ぬわけにもいかない事情がある。

だから、今このブログを書いている。

どんなに苦しくても、逃げない。


(でも、やっぱり涼は殺人犯だから、直季の方が好き。由理みたいに、一途になれないのが悔しいけど…)


でも、直季は確かにこの世に存在して、精一杯生きて、死んだ。

誰にも、いない人間になど出来るわけが無い(笑)

私も、由理も、直季を愛して、死んでいく。

“いない人間にされる”を“いない人間扱いされる”に訂正。

直季が生きた証は、この胸に刻まれている。





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