ストーカー・伊藤直季⑥眠れる森【気味の悪さと悪気の無さの融合】まとめ1 | 木村拓哉芝居研究所

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木村拓哉ではない人々の存在自体を、偏見・受け売り・見ていないのに「何をやっても」と知ったかぶり・違いも解らない低知能・嫌いだから叩きたいだけ・四流ネガキャン記事の執拗な印象操作・洗脳・先入観による理不尽極まりない迫害から守るため、命を懸けて分析します

眠れる森②はコチラ!!!!!
眠れる森③
眠れる森④
眠れる森⑤

眠れる森⑨


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「んひ~~~ん~~~(怪しく、手で曲げられた鼻で大きく息を吸う音)」

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「俺が真っ新な人間に変えてやるよ」

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『あなたおかしいんじゃないの?』

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怪しく近付きながら「なぁ実那子」
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前半は怪しいストーカーとして視聴者と実那子に怪しまれるが、

終わった後前半を見返すと、「悪気はないが気味が悪い」という絶妙な怪演で、

前半と後半を見事に繋げ、ミステリーとしてのストーリーを成立させていたと判明する。


悪気がある気味が悪い演技の方が分かりやすいが、それだと後半と同一人物ではなくなってしまう。


橋爪功さん「眠れる森って考えてみたら変な話だけど、木村拓哉が演じるとそれが見れちゃう。何故そんなことが出来るの?」


『お前、実那子さんに何をしようとしたんだ?悪人になって、破壊者になって、恋人と別れさせて、知らない土地へ連れてって、過去からあの子を守る。そういうことだったのか』

『前のアパートから私を追い出したのは、国府吉春から私を遠ざけるためだったのね。そうなんでしょ?』


『空から降る一億の星』の涼は、過去により心が壊れたPTSDの悪人が計算し、善人のふりをして美羽を騙し、(由紀や柏木小百合には「悪魔だ」と気付かれていても、気にしないが)、由紀や三田の女子大生のことも騙す。柏木小百合のことも色気で利用。

殺人や自殺を、「殺せ」「死ね」と言わずに誘導することを、遊びとしてドライに楽しむ。

後半、本当の愛を知ることで、徐々に人間らしさが生まれる。人間性が変化。

複数の女と愛のないセックスを繰り返していた涼が、「もうあなたのことは抱かない」と柏木小百合に静かに言う。

でもその愛故に感情的になり、大して悪くない柏木小百合を自らの手で銃殺(優子に血の繋がりを知らせたくなかったというのも、結局は感情的な判断)。

愛を知る前は、自分の手を汚さずスマートに殺人を楽しんでいたが、上手く生きられなくなってしまう。

そして最期まで、エゴにまみれた悪人であるという事実は消えない。

★★★一方、『眠れる森』の直季は、元々愛情深い人(粘着筋金入りストーカー歴15年なのでいい人とは言い切れない)が計算して、悪人になり、心から愛する実那子を騙す。

直季に方法を任された敬太が、実那子のマンションに放火したり、誹謗中傷のビラを沢山配って引っ越しに追い込んだり、婚約者・輝一郎の仕事の黒い部分を暴いてマスコミにリークしたりする。

実那子にわざと気味悪がられることで、実那子に引っ越しをさせ、出所した国府から遠ざけ、

悪人になって実那子に憎まれてでも、結婚を妨害し、独りぼっちにさせることで、

迫り来るフラッシュバックから実那子を自分が守ると決意。

新しい土地で、直季の手によって何もかも失った実那子を生まれ変わらせる目的。

そのために15年ストーカーし続けてきた。

15年見守り続けてきた自分にしか実那子を守ることは出来ないと、信じてきたのだと思われる。

自分の記憶を知らずに埋め込まれ記憶を共有する実那子に特別な愛着を感じ続け、「あんたは……俺の一部だから」

また、母を喪った直季は、自分の淋しさを、両親と姉を喪った実那子に重ねたのだろう。


ただ、そこにはストーカーとしてのエゴもたっぷりある。

実那子に本気でキレて乱暴に押さえつけるなど、憎めるキャラ。

気味悪いふりをしているだけではなく、愛が行き過ぎて本当に気味が悪い面も多々ある。

そのバランスがあまりに絶妙なため、ミステリーとしての深み・奥行きが生まれている。

後半は、直季の本性が明らかになるだけで、葛藤や心境の変化はあるものの、涼とは違い、根本的な人間性に特に変化は見られない。


というか、わざと悪人になって気味悪い“ふり”をしているというより、

“悪人になってでも実那子を守る”という確固たる信念を抱き、それが正しいのだと信じ切っている→

(ただし、愛が行き過ぎ実那子をベッドへ押し倒し傷付けた辺りから、自分は間違っているのではと悩み苦しみ、反省・謝罪。
更に姉弟だという事実を知り大ショック。
由理を愛のないセックスで傷付けたことでも葛藤し、気持ちを切り替え、実那子を諦め、由理の重い愛を受け止めようとする。が、由理は直季の役に立ちたくて危険人物に会いに行き、殺される。

「敬太殺したの俺だ」
自分のせいで敬太は由理を諦めきれなかった。

俺なら由理を幸せに出来るのにと思っても、由理は酷い直季ばかり見ていて、嫉妬で心が壊れ、敬太は由理を殺し、自殺した。

自分がちゃんと初めから由理を大切にしていれば、敬太は納得して身を引いただろう、と自責の念)

→思い込みの強さ・長年粘着ストーキングする異常な執着心が、

“ふり”ではなくストレートに実那子やこちら側に伝わってきて、

(企てている内容・目的は解き明かされるまで不明でも、心情はコミュニケーションにおける直感として自然と幾らか読み取れる)

それ自体が気味悪い。

それが、“悪気の無さと気味の悪さの融合”であり、

★★★1話の森で再会し、雨が降り実那子を木に追い詰める場面

(詰め寄り話しかけるのに夢中になりすぎ、怯えて後退りした実那子が木にぶつかった際、

慌てて両手を実那子に触れぬよう上げ、「ごめん、ごめん」と口を動かす様が、気付かないほどの思い込みを表出させ、逆に不気味)や、

★★★2話の植物園で電気が消え、突然至近距離で直季が現れる場面

(驚く実那子に「ごめん」と悪気無く笑いかける様子が、恐ろしいほど不気味)

などが、特に顕著に気味悪く融合し、神憑っている。


因みに【最初から多くの場面での、由理に対する直季の基本的なスタンス】
由理に思わせぶりな態度を取ったら勘違いさせてしまい、余計深く傷付けることになるのではないかと考え、あえて冷たく突き放しているのだと思われる。
(実那子のことで挑発されてキレた6話のセックスは別。でもそのセックス後も、自己嫌悪しているような切なく痛々しい表情)
ただただうざいから冷たくしているだけ、とは思えない、直季の人間的な深み。
でもそれは、優しさも垣間見える場面だけから判断されるのではなく、
由理にひたすら残酷な態度を取るだけの場面からさえ、“あえて”だなと伝わって来る。
だが、そんな自分の言動が正しいとも思えず、結局ただのヒドイ男じゃん俺、と心の何処かで常に葛藤しているような様子。
4年前に“期限付きの交際”という条件を出し、由理と付き合ってしまった自分の決断すら、後悔していそう。
(最初にハッキリ言っといたんだから、俺は悪くない)とは、本気では思っていないと伝わって来る。
直季は、凄く自分のことが嫌いなのだと思う。


こういったとてつもなく複雑な設定に、驚くほど忠実に合わせ、これ以上は考えられないほど見事に演じ分けてきた俳優に対し、

その奥深さも何も理解出来ない低知能の害虫共が「同じ芝居」とほざくのが、

どれだけ滑稽なことか、いつになったら分かるのか。

明らかに全く違う難役を沢山演じ分けてきた俳優に対し、一部しか見ていないのに「同じような役しか来ない」とテキトーにほざくのが、

どれだけ滑稽なことか、いつになったら分かるのか。

一生分からないから害虫なのか。

害虫に「人間になれば?」と言っても無駄か。




◆森のハンモックでの再会に関する融合◆

1話『15年目のラブレター』の40分29秒~51分20秒

★★★★★直季の怒濤の長台詞が圧巻!!!


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『あの……』
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『あ、おやすみのとこすいません』

迷惑そうな顔で、腕時計を見る直季。

★★★
15年間実那子にストーカーし続けてきたのに、初めて実那子に話しかけられても、驚いたり、照れたり、おどおどしたりせず、冷静なのが直季流。

一切慌てず、実那子をガン見するわけでもなく、余裕で視線を逸らしたり、目を閉じたりするところが、

逆に【15年間見続けてきて、実那子にすっかり慣れている。見慣れている。ただのありふれた日常】

【実那子のことなら何でも知っている。お見通し。余裕】

という、筋金入りのストーカーぶりを象徴する形となっている。


★★★★★
【実那子にとっては初会話でも、俺にとっては違うよ?

いつも実那子と心の中で会話し続けてきたから】

とでも言い出しそうな、落ち着きっぷり。

その【初】に対して【初々しくない】感じが、直季特有の不気味さを漂わせている。

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「はぁ……寝ちゃったぁ……(全て吐息だけのウィスパーボイスで、甘くセクシー)」
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「スア~~~(大きく息を吸う)待ちくたびれて(「て」が吐息のみ)……アァ~~(大きく息を吐く)」
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『じゃあ、あなたが……』
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「ハアッ……(力んだ際のセクシー吐息)」
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「ハア~~~(息を吐く際のセクシー吐息)」
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「ご無」
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「沙」
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「汰っ。ハァ~……」
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『あの手紙、あなたが書いたんですね?』
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★★★「興味津々?(低音、けだるげ、クール、ミステリアス、セクシー。自信に満ち溢れており、挑発的で、アンニュイ)」

この声と言い方……宇宙の外まで弾き飛ばされてしまいそうな程の破壊力。

『は?』
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「ス~~~(大きく息を吸う音)自分に」
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「ラブレター」
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「書いたガキが」
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「どんな男になって現れるか」
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「興味」
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「津々でやって」
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「来た」
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「の?」
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「ぁそれともあれかな?(笑)(本当に今この言葉を自分で思い付いた直季)」
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「(息を吸い)三ヶ月後に結婚控えた女のちょっとした冒険心ってやつ?(笑)

(寝起きに伸びをしながら話す際に出るような声!!!からかうように笑いながら)」

「ははっ(笑)

かっこいいよねぇ~(唇を曲げて噛む)

イブの日に式挙げるなんて」

『どうして知ってるの?』

「ス~~……んん~!

知ってるよ?

あんたのことだったら何だって」

ふっ

「スヒ~~13歳の秋にこの街を出たっア~ッ(セクシーな吐息)」

世田谷区立松原中学校では9人制バレーボールのアタッカー。

都立北沢高校では園芸部に所属。

ひ~~(吸う)夏休みにアルバイトして、お金を貯めて、シンガポールに初めての海外旅行。(吐息)

オーキッドガーデンに感動して、

蘭の花の美しさに目覚めて

今の仕事を選ぶ。

分かりやすい人生だよね(笑)はっ(笑)

『何なの?』

短大を卒業する頃、

たった一人の身寄りだった叔父さんが亡くなって自立しなきゃいけなくなった。

まぁ念願の、植物園には、就職出来たけど、

最初のうちは安月給で、

アパートは六畳一間の風呂なし()。

でも銭湯通いは苦じゃなかった(「た」を子音だけtと言う感じ)……はっ(笑)

湯上がりに決まって飲むのはフルーツ牛乳。あそうだ(本当に今、思いついた間、声色)、ねえ、腰に手を当てて一気に飲むのってあれ癖?

『どうしてそこまで?』

んふっ(笑)(驚かせ、不気味がられることに喜びを感じているような、気持ちの悪い響き。)


23歳の春、コンサート会場で起こった異臭事件がきっかけで、

一人の男性と出会う。

将来を嘱望されたエリート商社マン。

食事に誘われて口説かれってっ!

ふふっ初めて二人で泊まった場所はぁっ……(挑発的)

はっはふふふ(笑)

ふふっ(笑)

あ、よろしく。

俺伊藤直季。

『ずっと私を見てたってこと?』

「気付かなかった?

俺一回銭湯の前で擦れ違ったことあんだけどさ」

『何のために?』

「そんな分かりきったこと聞かないでよ(笑)
(自信満々過ぎて、挑発的で、気持ち悪い)」

『15年も声を掛けずに、後ろをつけ回してたなんて変よ』

「変だよ(だから何?という、わざと呑気にとぼけるような響き)」

『そんなことされてたって分かって相手の女性が喜ぶとでも思う?』

「ううん思わない」

『じゃあなんで……十五年目に、こういう形で会おうとしたのは何故?ここに来た目的は何なの?』

それはこっちが聞きたいよぉ(からかっている感じ)。

何が目的でここに来たのか。

あひょっとして、婚約者より(笑)イイ男が待ってるかもしれないって期待しちゃった?

はっふふっ(笑)

私は、ただ……

(間を空けず食い気味に。それが直季の強気で、わざと悪人になっている性格を表している。朝倉や万俵さん、倉持さん、九十九などなどは死んでもやらない言い方)
ただ何?

ただ相手の気持ちが知りたかった?

自分に恋した少年が今どんな男になって、愛について語るのか聞いてみたかった。

んで言わせるだけ言わせといてこう言うわけだ。

ごめんなさ~い。

私には結婚を誓った人がいるのっ(お~)

でも独身最後の楽しい思い出が出来ました。

あ今度、新婚旅行先から絵葉書でも送りますわ。

じゃさようならっ。

見送る男の視線を感じながらこの森から去って行く。

ふはっ(笑)

どう図星でしょ?

……でもそうは行かないからね?(急に低く鼓膜に響く!!!不気味!!!
静かに言っているはずなのに、不気味に響く!!!)





※まだまだ続きます。

※【気味の悪さと悪気の無さの融合まとめ2】へ続く。








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