2020年12月から、冬の時間を使って書き続けてきた連載「庭造りの方法」ですが…


本一冊書くような感覚で書いてきたんですけど、全体の構成が分かりくいと思うので、以下に目次とそのリンクを作りました。

ご活用頂ければ幸いです😊


序章






第1章 基本は、土作り


簡単で効果的な土作り(有機物マルチ)と、米ぬか撒きや微生物資材で土を豊かにする方法






第2章 生物の多様性をはかる


虫の害を減らすための知識と考え方







第3章 育てやすい植物を選ぶ


育てやすい植物を選ぶためのコツとその実例




① 気候に合った植物を選ぶ




② 日照条件に合った植物を選ぶ





③ 植物の大きさや広がり方から選ぶ



④ 鹿が食べにくい?!植物を選ぶ




⑤ 育てやすいバラ いろいろ






付録:発酵肥料の作り方






あとがき    “人間の役割って?”


この連載をひと月ほどずっと書いてきて、いつも頭の片隅で考えていたことがあります。



今、地球温暖化を防ぐための脱炭素社会が声高に叫ばれ、それだけではなく、地球上でものすごくたくさんの生物の絶滅が危ぶまれていて。

他にも、マイクロプラスチックによる海洋汚染とか…全く、地球にとって人間ってすごい”悪者”っていうイメージ強いじゃないですか…。


でもね、人間が、適切に自然と関わることで豊かになった自然というのも、確かに存在するんですよね。

例えば、日本の里山。人が、山の木を定期的に切って炭焼きしたり、落ち葉を集めて堆肥にしたりすることで、林の明るさが保たれ、下草や生き物の多様性が豊かになっているのは、事実。

大昔から草原の野焼きが行われたことで黒ぼく土が形成され、草原が遷移せず草原のまま保たれ、多様な生き物の棲みかとなっているのも。

人が正しく自然に関与すれば、自然は多様性を保ち、さらに豊かなものになっていくことを、既に人は知っているんです。



さらに、”自然”に触れて美しいと感じたり、美しいものを創造したいという思いをもったりするのは、多分、人間だけ。

”自然”(宇宙)は、ただ、そこに在るだけではなく、“自然”が、美しいことを認知してくれる存在が必要だったのではないかと…

”自然”(宇宙)自身の承認欲求そのものが、知性を付与されて地球上に出現した人間の役割ではないかと思ったりするんです。

だから、美しいものに出会いたいとか、自然の仕組みを知りたいとか、何かを創造したいとかいった人間の欲求って、尊いことなんだと。

その欲求に、素直に心を傾けていけばよいのではないかと。



庭という身近な”自然”に向き合っていると、”自然”に正しく関与するための知恵と、美しいものをつくりだす幸せを日々得られますよね。

そんな思いで、これからも庭と向き合っていきたいと思うんです。




連載が一区切りして、明日からは、またちょっとずつ気の向くままに八ヶ岳での庭暮らしをお伝えいていきたいと思います。

美しい瞬間が、たくさんあるんですよね~😉
お楽しみに❣️











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