昨日は、地吹雪の舞う寒~い1日❄️今日もよく晴れてますが、風はさほどてもなさそうです😊

毎日、早く眠くなるので、朝も早く目が覚めてしまいます😅朝焼けの表情は、毎日違い…。今朝は、こんな感じ↓


今日お話しする発酵肥料というのは、バラのように肥沃な土を好む植物にぴったりな、手作り肥料…肥料っていうより、土をよくするための微生物の塊っていう方が当たってるかもしれません。

この発酵肥料を作って施すようになってから、東京でのバラのオーガニック栽培がとてもラクにできるようになりました。

(その詳細は↓の書籍に)




実は、八ヶ岳の庭で、初めてこの発酵肥料を作り始めたのは、2018年の秋でした。

庭を作り始めたのは2012年頃なんですけどね…

それまではずっと、獣の被害をおそれて、米ぬかや発酵肥料を施すことができなかったんです。

獣たちって、体にいいものを本能的に知ってますからね!

施した発酵肥料を獣が掘り返して、食べてしまうこともあるのでは…と思っていました💦


で、ホームセンターで買ってきたケイフンをパラパラ撒くくらいだったんですが、それだけだとなかなか思うようにバラが育たない…

そこで、某”バラの家”さんの、オーガニック肥料を少し施してみたら、とても綺麗に花が咲いて❣️

…やっぱりバラには適切な施肥が必要なんだな~って改めて思い知らされました💦

ただ、八ヶ岳のバラ全てに十分な施肥をするためには、市販のものだけだと、かなりの出費になるんですよね…。

そこで、やっぱり原点に戻って、八ヶ岳でも、発酵肥料を手作りしようと思ったのです!

2019年春頃から八ヶ岳のバラに発酵肥料を施し始めて、2年たちましたが…バラたちは早速反応してくれて、まず、しっかりとした体つきに育つようになりました。昨年の夏ごろからは、今までよりさらによい花が咲くようになり❣️

発酵肥料って、肥効だけでなく、善玉菌の塊みたいなものなので、土壌改良の働きもしてくれるんですよね。

その結果、バラの根の張りがよくなり…バラの育ちも花も、よくなるわけですよね😊

…あ、そうそう、肝心の獣対策なんですけど、

発酵肥料に、木酢液を薄めて混ぜたり、薪ストーブの灰を少し混ぜたりして施してみたら、幸い被害にあうことはありませんでした😉


というわけで、その発酵肥料を、八ヶ岳の庭で、どんな風に作っているか、お話したいと思います😉

作るのは、いつも晩秋から冬にかけて。

材料はいつも、川合肥料 さんから、通販で購入しています。


油かす(20kg)
リン酸グアノ(20kg)
カニガラ(20kg)
草木灰(20kg)
ニームケーキ(15kg)等…

コンブペレットとかも予算が許せばいいですよね😉この分量で、だいたい2年分かなあ。
↓のように、エクセルで肥料計算もしてます。



それに、近くの農産物市場(パノラマ市場)で手に入れた米ぬか(10キロ)と、籾殻くんたん(30~40リットル位)も、欠かさず!



大きめのシートに、材料を全て、できるだけ均一な層状に広げます↓



そこに、微生物資材となるものを投入!

↓まずは、庭土。これは、よく育ってるバラの株元のもの。(よく肥えた庭土には善玉の微生物がた~っぷり居ます❣️)
ほんとは、米ぬかにこの庭土を少量混ぜて水分調整し、予備発酵させておくと一番いいんですけどね。



↓は、半年、庭で寝かせた(元はほかほかの)馬ふん。



↓は、前回作った発酵肥料の残り。発酵肥料って、完成すると、こんな風に全体に白くなっていきます。



そして、手持ちの有機の活性液。これは、水分調整用の水に溶かして、全体に加えます。


↑に上げた微生物資材は、全部揃える必要はありません!

コフナ(バイオポスト)のような、優秀な微生物資材があれば、それを投入するだけで十分❣️
最近は私も、コフナだけを使って、手軽に作っています(分量は米ぬかの10%強位かなあ…)😉
コフナは、どんな温度でも発酵が安定して進み、安心なんです😊


さて、材料と微生物資材をシートの上でよく混ぜ合わせたら…ジョーロで少しずつ水を加えます。


全体によく混ぜて…手で握り、指でつついたらホロッと崩れる位になるまで、水分を調整します。




段ボール箱の底をガムテープ等でしっかりと補強し、水分調整した肥料を入れます。



段ボール箱の蓋をして、雨のかからない場所に置きます。うちの場合は、テラス下のスペース。

箱の下には育苗箱を逆さまに敷いて、箱の下も通気性をよくしておくのがポイントです。




一週間から10日位で、肥料の温度が上がり、表面に白い菌糸が出てきます↓



↓のように、40度以上になったら、底の方からよく混ぜて、それ以上温度が上がらないようにします。


温度がさがったら、そのまま、春まで寝かせておいて…

カビが生えることもあるので、完全に乾くまでは、時々かき混ぜておきます。

少し上の、前回作った発酵肥料の写真のように、白っぽく乾燥したら出来上がり。

秋に仕込んだものは、春先の芽出し肥に使えます。

長期間保存する場合は、厚手のビニール袋に入れて雨と日光が避けられる場所に保管します。段ボールが腐食して穴が空くことがあるので😅



この、発酵肥料をどう使うかについては、↓の記事に…


また、コフナ等、微生物資材については↓の記事に…




…長らく続けてきた冬の間の“庭仕事”…この連載もようやく一巡りした感じです❣️

次回は、連載全体を振り返って、”目次”みたいなものを作っておこうかなと思います!

この連載、本一冊書いた位のボリュームになっている😅ので、そんな目次(&リンク)があれば、より分かりやすいかと思って…

その次からは、また、本来の”八ヶ岳での庭暮らし”を書いていきたいと思います…って…

まだまだ、春は遠いんですけどね~😁💦



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