12月としては、厳しい寒さ。八ヶ岳南麓は、太平洋側気候で、お天気だけはよいのですけど…❄️
昨日は、北風の中、薪ストーブ用に乾かしておいたバラや樹木の剪定枝を切って、束ねました😅


これ、焚き付けにすごくいいんですよね。厳寒の年明けまでに、暖かいコンサバトリーの中で、しっかり乾かしたいと思います。

さて、前回まで、”草が土を肥やす”というお話をしてきました。

でも、うちのような超ナチュラルな八ヶ岳の庭(🦌も🐗も来ます😁)とは違って、街のお庭では、草でマルチするとか、草が生え放題というのは、ちょっとあり得ないですよね😅

私も、東京で、バラの庭を作っていたんですが、実は、あまり草に悩まされたことはありませんでした。どうしてかって??

それは、常に、花壇をしっかりと有機物でマルチしていたからなんです。

私が使ってた有機物は、バーク堆肥、バラの剪定枝を細かくしたもの、庭木の落ち葉、草花の切り戻しや枯れた茎葉等。

米ぬかを土にうっすらと撒いて、その上に未熟な有機物を細かく切って敷き詰め、仕上げにバーク堆肥で綺麗に覆う、という例のやり方です。↓


未熟な庭から出た有機物は、分解がゆっくりなので、冬にマルチすると、夏過ぎまで土が見えない状態を保ってくれます。

厚~いマルチに覆われて、土に日光が届かなければ、草の種も芽吹いてこれない…というわけです🌱❌

ですから、東京の庭では、草取りといっても花壇のではなく、もっぱら敷き詰めたレンガタイルの間から根性💪で芽吹いてくる草とか、家回りの砂利を敷いた所に生える草を取る位でした😉

で、その取った草は、花壇の隅っこの目立たない所に、固めて敷いておきました。そうすると、そこも、草が生えにくくなるんですよね😉

まさに、草をもって、草を制す!です😁

街の庭なら、こんな風に草でマルチしても目立たないような所を見つけて、敷いておくのもいいのでは、と思います。
膝丈位の植物が繁って、地面が見えなくなってるような所に使ってもいいですよね。(ここで、またまた、草マルチ推し😅)

八ヶ岳の庭では、草刈りを続けた結果、草マルチにするための稲科の草があまり生えなくなってしまいました。それでも、何か植えたら、回りはしっかりと堆肥等で有機物マルチして、草の侵入を防いでいます。

ところが、有機物マルチしていても、手を焼く草があります。地下茎で、たくましく広がる草たちです💦

スギナとか、メヒシバ、ツユクサ、ドクダミ、クマザサ等😢これらは、けっこうやっかいですよね…。

でも、まあ、なんとかその特性を考えると、対処の方法はありそうなんですけど…。

まず、スギナですが、固い赤土のような、痩せた酸性の土に生えてきますよね。実はスギナは、この痩せた土を中和し、地力を上げる働きをもっているとか!
スギナなりに、土を良くするという目的をもって生えてきてるということなんですね❣️
ということは…土作りを続けて、土が肥えてくれば、スギナは自然に生えなくなってくるっていうこと😮

スギナが生える場所は、土作りがまだまだなんだな~と考えて…春先は、ひたすらスギナの地上部を刈り、土を肥やしてね!っと思いを込めて、土の上に敷いています。

次に、メヒシバやツユクサ等の一年生の草についてです。一年生の草は、地下茎もそれほど深くなく、ちょっと頑張れば、比較的ラクに抜き取ることができますよね。

私は、花が咲いて種子ができる前にひたすら抜いて、有機物マルチに使っています。抜いたまま土を裸にしておくと、また、次の草が生えてき安くなるので🌱😞

有機物マルチで土が肥えていくと、このメヒシバやツユクサから、もっと背が低くて柔らかいハコベやホトケノザ等へと、自然に植生が変わっていきます✌️ここまでくれば、草取りもさほどではないと思いますが…😅

で、すごーくやっかいなのは、ドクダミとか、クマザサといった、多年生の草ですよね😢

ドクダミは、発生初期のうちに見つけて、地下茎ごと丹念に取っていくのが大事な気がします。
うっかり放置して、大きく広がってしまうと、完全に取り去るのはけっこう困難ですよね…東京の庭の一画も、実は今そうなってしまっています😢

まあ、仕方がないので…

見方を変えると、ドクダミは、園芸種として斑入りのものも出回ってるくらい、葉や花が美しいんです。他の草を抑えるグランドカバーとして見立てることにしています😅

さて、クマザサは、さらにやっかいです。すごーく根が深くて、堀り取ることは困難😢地上部を刈っただけでは、しっかり復活してきますから💦

八ヶ岳の庭にも、このクマザサが最初から庭の端に生育していて、隙あらば、陣地を広げようとしてくるのです。目下、戦いの真っ只中❗

いろんな人にこのクマザサ対策を相談すると、とにかく根気よく、地上部を刈り取り続けることなんだそうです。
葉が刈り取られて、光合成ができなければ、次第に弱って後退してくれるだろうと…。

私が庭仕事をしなければ、そのうち庭は、クマザサで覆われてしまうことでしょうね。私がこの土地の自然に関わることで、遷移を留めてるっていうことなんでしょう…。

ただ、ドクダミも、クマザサも、乾かしてお茶にしたりして、健康に役立てることができますよね。視点を変えて、彼らと付き合ってみるというのも、ひとつかもしれません😅

草と付き合うのは、なかなか根気が必要ですけど、彼らは大事な役割をもってると思い起こせば、それもまた楽しいのかもしれません😊

さて、次回は、バラを健康に育てるための土作りについてお話したいと思います。
コンテナ栽培の場合の、土作り(??)についても、触れていこうと思っています。お楽しみに!



(八ヶ岳の庭の春。庭の小路は、定期的に草を刈るだけの管理なので、春先には、タンポポの花でいっぱいに😸)