明日が誕生日だからというわけではないのですが、
ちょっと気になったことがあるので・・・
今日のテーマは年齢です。
たぶんこの本のせいです。
『アルカサル-王城-』
青池 保子 著
少女コミックなのですが、完結編の13巻を読みました。
中途半端なところで終わっていたような気はしていたのですが、13年間中断していたらしいです。
今回の完結編は主人公のカスティリア王、ドン・ぺドロの死と、その後のカスティリア王国の行く末について描かれています。
なにが引っかかったかというと、登場人物の年齢です。
史実を元にしたコミックなので、いろいろ調べて描いてらっしゃるようなのですが、登場人物の年齢がみんな若い
地理的には現在のスペイン、ポルトガルのあたりですね。
年代は1300年代くらいです。
ドン・ペドロは1369年3月23日未明に暗殺されたそうです。
34歳でした。
ドン・ペドロの仇敵、エンリケ・デ・トラスタマラが46歳。
ドン・ペドロの3人の娘がそれぞれ、16歳、37歳、40歳。
特にこの一家が短命だったわけではなくて、この時代これくらいの寿命が普通だったみたいです。
他に享年が書かれていた人の年齢がみんなそれくらいで、50代というのが珍しいくらいでした。
その頃の日本は・・・
室町時代ですね。
足利義満が1368年から1394年まで将軍職についているのでその頃です。
下克上の時代ということは、こちらもそんなに長生きではなかったですね、きっと。
それから少し後の時代の織田信長は「人生50年、下天のうちをくらぶれば・・・」とか言って踊ってるから、そのころの平均寿命がそれくらいってことでしょうか?
さらに下って幕末。
何年か前に大河ドラマで新撰組をやっていたのをご記憶ですか?
当時の年齢に近い配役でということで、SMAPの香取慎吾くんが近藤勇をやってました。
最初は、いいのこれで?
って思ったものの、最後はすっかりはまっていました。
土方歳三役の山本耕治くんも原田佐之助の山本太郎君も山南さんの堺くんも、ほんとよかったです。
そしてこの新撰組のみなさんをはじめ、当時ご活躍の皆様。
これまた短命。
坂本竜馬も享年34歳。
時代のせいもあるかもしれないし、武士という生き方のせいもあるのかもしれませんが・・・・・・
早熟ですよね。
尊敬する浅田先生も当時の人の精神年齢は現在の人より10歳は高い。
だから、史実よりもう少し上の世代の俳優が演じたほうがしっくりくると書いておられました。
庶民はどうか・・・
童謡『赤とんぼ』の歌詞に
「ねえやは十五で嫁に行き・・・」
というのがあるくらいだから、結婚そのものも早かったと思います。
十五で嫁に行ったら、35歳くらいで孫がいても不思議ではないですね・・・
そして現在。
長寿国日本の平均寿命は80何歳かですよね?
30代負け犬。今けっこう普通です。
40代大負け犬。それがどうしたって感じです。
ずいぶん前に聞いたのですが、世界の平均寿命は39歳ということを言っている人がいました。
世界的に見ればそうなのかもしれません。
ということは、現在の日本の状況はかなり特殊ということなんでしょうか?
明日誕生日を迎えるにあたって、典型的な現代日本人のぱんだはちょっと考えたのでした。
なにしろ、短大を卒業して○○年。
なーーーんにも変わってないぱんだ。
結婚した友だちはそれなりに母になり、あれほどぞっこんだっただんなさんを尻にしいてたりして・・・
それなりの進歩をしているみたいなのに・・・
これでいいのか、ぱんだ?
66億に膨らんだ世界人口の中ではたぶん稀有な存在なのかもしれません。
これといった大異変にも遭遇せず、元気で楽しく負け犬人生を歩んでこられているということは・・・
・・・・・・ある意味すごいですね。書いてて自分でびっくり
・・・・・・世界人口って今何人なんだろ?
って思って検索してたらこんなサイトがありました。
↓
現在、66億3849万6055・・・
見ている間にどんどん増えていってます
このなかで80歳まで生きられる人はどれくらいいるんでしょうね。
全世界はまだ幕末の時代のような、混乱のなかにあるのかもしれません。
なんかテーマがずれたような気がしますが、書いている間に自分のおかれた環境にすごく感謝したい気持ちになってきました。
現代日本も決して平穏ではありませんが、その中で負け犬OLは奇跡の存在・・・ということにしておきます