目の前のヒラより遠くの記念 -2ページ目

目の前のヒラより遠くの記念

いつまでもあると思うな年金と競輪場

データ対象:2011/04/07~2017/01/29 G3以上のレース
 
奈良の対象と決勝の結果
→訪問記 「53# 奈良競輪場
 
日付 1着 2着 3着 2車単 3連単 レース
2011/09/13 11 1 市田 佳寿浩 6 佐藤 成人 5 合志 正臣   2,180 9,580 奈良記念 4日目
2013/02/19 11 1 村上 義弘 4 川村 晃司 3 武田 豊樹   1,970 6,130 奈良記念 4日目
2014/02/03 11 1 平原 康多 捲 B 3 小倉 竜二 9 阿竹 智史   1,110 4,430 奈良記念 4日目
2015/02/03 12 5 天田 裕輝 3 佐藤 慎太郎 2 松谷 秀幸   1,520 16,170 奈良記念 4日目
2016/02/23 11 1 浅井 康太 5 山内 卓也 3 新田 祐大   1,050 4,820 奈良記念 4日目
 
前回の記念、前受けは浅井-山内の中部勢。青板で単騎吉本が上昇すると、その他単騎勢の芦澤大、石井秀も前々へ切り替えて隊列がバラバラに。赤板で古性-三谷将がカマシに出て近畿ラインの先行となり、新田祐-和田圭は5番手、浅井は8番手となる。
 
単走路で後手を引いてしまった浅井が最終ホームで捲り発進、新田は合わせて発進せず浅井を見送る。最終バックで浅井が捲りきりそのまま押し切って頭。2着は浅井の捲りに何とか続いた山内、3着は浅井を見送ったあと、猛烈に捲り追込んできた新田の結果だった。
 
 
●決まり手
 
「極端にゴール前の直線が短いバンクで、スピードを維持しやすく又出しやすいので圧倒的に先行・捲り選手有利。後方に置かれると手も足も出なくなるので、展開の移り変わりが激しい。」(Wikipediaより)
 
とにかく直線が短く最終4角回ったらG線の奈良。1着決まり手は、「逃」「捲」の決まり手が他の33バンクに比べても多く自力型有利となっている。2着は33平均と同割合。2車単配当は平均より少し高めで、3着が狂いやすい傾向となっている。
 
自力1着割合は、69.0%で17/43位。
 
 
 
●配当
 
高配当ランキング 2車単:22/43位 3連単:14/43位
 
 
 

データ対象:2011/04/07~2017/01/22 G3以上のレース

 

いわき平の対象と決勝の結果
→訪問記 「13# いわき平競輪場

 

日付1着2着3着2車単3連単レース
2012/01/24118武井 大介3三宅 達也1伏見 俊昭 3,76014,920いわき平記念 4日目
2013/03/10119山崎 芳仁1成田 和也5渡邉 一成420950いわき平記念 4日目
2013/08/0399佐藤 友和2成田 和也4池田 勇人HB1,23015,330いわき平サマーナイト 2日目
2014/01/27115山崎 芳仁7芦澤 大輔1金子 貴志HB7,91056,990いわき平記念 4日目
2015/01/25119岩津 裕介2小松崎 大地3小埜 正義9,54050,580いわき平記念 4日目
2016/01/26113稲垣 裕之5吉本 卓仁7山賀 雅仁 2,27023,680いわき平記念 4日目

 

前回の記念、前受けは近藤隆-山賀の南関勢。赤板で最後方の吉田拓-諸橋が上昇すると合わせて吉本-坂本健-大塚も上昇する。打鐘で吉田-諸橋が出切るとさらにその上を松岡-稲垣が叩きに来る。しかし吉田が突っ張り、叩ききれず松岡は終了、稲垣は関東3番手に切り替える。

 

最終1Cで近藤が捲りに来ると稲垣も合わせて発進する。稲垣が合わせ切り直線へ。最後直線稲垣が押切り頭。2着は直線追い込んだ吉本、3着は近藤後位から中を割って来た山賀の結果だった。

 

 

●決まり手

 

「ややカントがあるせいか捲りが決まりやすく逃げ選手には厳しいが、ギリギリまで仕掛けを渋ると逃げきれることも。バンクが軽くなり走りやすいのか捲りが決まるのは中団からの仕掛けで、7番手あたりに置かれると本命選手でも入着出来ない程のスピードレースが多くなった。」(Wikipediaより)

 

1着の決まり手は、400バンク平均より「逃」「捲」の割合が多く、若干捲りが効きやすい傾向。2着は「差」の割合が多く、「逃」が少ない。2着は逃残りやマークよりも別線差しが狙い目か。配当は2車単が平均より若干低めで、3着は狂いにくい傾向となっている。

 

自力1着割合は、72.1%で7/43位。

 

 

 

●配当

 

高配当ランキング 2車単:27/43位 3連単:31/43位

 

 

 

データ対象:2011/04/07~2017/01/17 G3以上のレース

 

松山の対象と決勝の結果
→訪問記 「75# 松山競輪場

 

日付1着2着3着2車単3連単レース
2011/07/2391神山 雄一郎5深谷 知広逃 HB9長塚 智広 11,12030,160松山サマーナイト 2日目
2012/03/13114飯嶋 則之2武田 豊樹1稲垣 裕之HB2,63023,170松山記念 4日目
2013/02/11113平原 康多7深谷 知広8海老根 恵太 2,62026,530松山全日本選抜 4日目
2014/03/09113新田 祐大1深谷 知広9伊藤 保文 1,1307,980松山記念 4日目
2014/11/03111井上 昌己9平原 康多3神山 雄一郎 3,64014,200松山記念 4日目
2016/03/29111浅井 康太7村上 義弘4松谷 秀幸 8108,370松山記念 4日目

 

前受けは松谷-片寄の南関勢、その後ろを平原-中村淳、山崎芳-小野大が続く。赤板過ぎから7番手の脇本-村上義に単騎浅井が3車で押さえに来ると3車出切る。赤板で平原が巻き返しに来ると、内に脇本、外に平原のもがき合いとなる。山崎もバックで捲りに出るが、車が出ず終了。

 

もがき合いは平原が制すが、後位の中村は早々に千切れており、村上がすっぽり番手に収まり、浅井が追走し直線へ。村上と浅井の直線勝負はわずかに浅井が制し頭。2着は村上、3着は浅井後位を追走していた松谷の結果となった。

 

 

●決まり手

 

「400mを使用。カントがややきつく、直線も長いため、性格としては立川競輪場に似ているといわれているが、選手のスピードが落ちにくい高速バンクのため、前に位置している選手が残りやすい面もある。」(Wikipediaより)

 

他の400に比べても1着決まり手は自力決着しやすく「逃」「捲」それぞれの割合が多い。対して2着「マ」の割合は若干少ないが、特徴なのは配当。平均配当はかなり低く、2車単・3連単ともに最低ランク。ラインで決まらなくてもヒモは力のある選手が入る傾向が強い。ヒモが狂いにくく、穴党泣かせのバンクとなっている。

 

自力1着割合は、71.7%で10/43位。

 

 

 

●配当

 

高配当ランキング 2車単:42/43位 3連単:42/43位

 

 

 

データ対象:2011/04/07~2017/01/09 G3以上のレース

 

大宮の対象と決勝の結果
→訪問記 「25# 大宮競輪場

 

日付 1着 2着 3着 2車単 3連単 レース
2012/01/17 11 9 村上 義弘 2 松岡 貴久 4 柏野 智典   3,560 23,630 大宮記念 4日目
2013/01/08 11 1 平原 康多 9 長塚 智広 5 渡邉 一成   550 4,870 大宮記念 4日目
2014/01/21 11 5 神山 拓弥 7 藤田 竜矢 6 菅田 壱道   6,930 106,760 大宮記念 4日目
2015/01/18 11 1 平原 康多 9 渡部 哲男 7 深谷 知広   2,430 14,080 大宮記念 4日目
2016/01/20 11 7 深谷 知広 1 浅井 康太 9 林 巨人   1,020 3,010 大宮記念 4日目

 

前回の記念は大雪で1日順延。雪の中の決勝、前受けは深谷-浅井-林巨。打鐘で櫻井-阿部貴-佐藤友が押さえに来ると先頭に立つ。4番手を平原と深谷が並走も深谷は引いて6番手となる。

 

最終バックで深谷の捲りに合わせて平原も発進するが深谷がねじ伏せそのまま頭、2,3着は深谷に続いた浅井、林の結果となった。

 

 

●決まり手

 

「年配のファンからは『大宮競馬場』と形容される程に直線が長く、追込選手に有利とされている。対して、先行選手は総じて不利とされる。」(Wikipediaより)

 

1着決まり手は他の500平均と比べても自力の決まり手がかなり少なくなっている。2着決まり手も「逃」の割合が500平均と比べても少ない。自力の1着割合もかなり少なくなっており、自力型受難のバンク。2車単の配当は平均よりも低めとなっており、2着は力で決まりやすい傾向。ただ、3連単の平均配当は高めで、3着は流した方がよさそう。

 

自力1着割合は、63.3%で39/43位。

 

 

 

●配当

 

高配当ランキング 2車単:29/43位 3連単:15/43位

 

 

 

データ対象:2011/04/07~2016/12/30 G3以上のレース

 

立川の対象と決勝の結果
→訪問記 「28# 立川競輪場

 

日付1着2着3着2車単3連単レース
2012/01/07119深谷 知広逃 HB2岩津 裕介5岡村 潤 3803,520立川記念 4日目
2013/03/24111村上 義弘9深谷 知広7山崎 芳仁 2,73017,890立川ダービー 6日目
2013/12/30113金子 貴志6浅井 康太8長塚 智広 1,94023,930立川GP
2014/01/07117平原 康多1神山 雄一郎6佐久間 仙行 5402,460立川記念 4日目
2015/01/07112村上 義弘1浅井 康太3後閑 信一 7602,580立川記念 4日目
2016/01/07119原田 研太朗1脇本 雄太3平原 康多8,40041,090立川記念 4日目
2016/12/30113村上 義弘6武田 豊樹8浅井 康太 5,67041,560立川GP

 

昨年の記念、前受けは新田祐-海老根、赤板で河村-平原-岡田-後閑の地元勢が押さえに来て4車出切って先頭に立ち。新田は5番手に収まる。地元勢が付く河村は打鐘で早くもスパートし、最終ホームでは一本棒。最終ホームで平原が番手発進し、地元3車でメデタシメデタシ。

 

とはならず、まず平原に岡田が千切れ、9番手から猛然と捲ってきた脇本が平原襲い掛かり直線へ。切り替えた原田研が脇本の後位に続く。最後直線、平原を捲りった脇本をさらに交わした原田の頭。2着は脇本、3着は平原の結果となった。

 

 

●決まり手

 

「直線距離は全国でも有数の長さである。これは普通の競輪場と緩和曲線の構造が異なるレムニスケート曲線を採用しているためだが、このためコーナーのカーブが急であるため、まっすぐ走っていても直線へ入る直前に外側へ膨れてしまうケースが時々見受けられる。これらの事から後方を走る選手が前へ突っ込むコース取りを決めやすく、また直線の長さを生かして前の選手を捕らえやすいため、追込選手に優位となっている」(Wikipediaより)

 

直線が長いということだが、1着は追込み有利という傾向はなく、脚質割合を見てもむしろ自力型有利の傾向。2着は「逃」「捲」の割合が少なく、「差」がかなり多い傾向。追込み勢頭より、2着スジ違いが狙い目か。配当は全平均より低く、3着が狂いやすい傾向などは特にない。

 

自力1着割合は、70.8%で12/43位。

 

 

 

●配当

 

高配当ランキング 2車単:35/43位 3連単:38/43位

 

 

 

2016年ガールズケイリンの記録いろいろ。同着処理がいい加減なので参考記録で。

 

●コバンザメ 2着回数ランキング

 

選手名期別2着数
飯塚 朋子10235
中村 由香里10230
浦部 郁里10229
小林 莉子10227
戸田 みよ子10226
細田 愛未10825
東口 純10825
中川 諒子10224
三宅 玲奈10823
長澤 彩10623

 

トップは飯塚。まあ、さすが2着数だと追込み勢の面々が目立つ。あと102期の割合がすごく高い。

 

 

●和製パタコ 3着回数ランキング

 

選手名期別2着数
浦部 郁里10234
高橋 梨香10628
東口 純10828
奈良岡 彩子10425
山本 奈知10624
戸田 みよ子10224
三宅 玲奈10823
田仲 敦子10421
野口 諭実可10221
篠崎 新純10220

 

3着数は浦部がトップ。この辺を2,3着に買っとけばまず当たるんだろうが、何せ頭が固いので、この辺が絡むと安くなってしまう。男子と比べてちっともおいしくない。

 

 

●お大事に 落車回数ランキング

 

選手名期別落車数
関口 美穂1023
三宅 愛梨1043
青木 美優1062
岡崎 優美1082
島田 優里1082
大谷 杏奈1102
中嶋 里美1102
板根 茜弥1102

 

 

●素行不良 失格回数ランキング

 

選手名期別失格数
三宅 愛梨1043
小林 優香1062
石井 貴子1061
長澤 彩1061
日野 友葵1081
尾崎 睦1081
亀川 史華1101
黒河内 由実1101
坂本 咲1101
中野 咲1101
土屋 珠里1101
野口 のぞみ1101
山路 藍1061
小林 莉子1021
松尾 智佳1021

 

 

2016年GGPは梶田の優勝。GPシリーズ初日のメインレースとして、GGPはもう5回目。大晦日にド派手にやっているボートには、もちろん歴史も規模も全く及ばないが、珍しくうまくやっててるんじゃないかね。前夜祭もまあ、華やかにやっていた。男子の緊張感漂う感じだけじゃ、前夜祭もつまらないからね。

 

2016年は、なんといっても絶対女王、小林優の長期離脱。昨年はコレクション、サマーナイト、GGPを4勝している小林の不在で、通常開催やガールズ特別戦線も面白くなった。復帰後どこまでまた戻せるか。

 

今年は110期勢の22選手がデビュー。110期勢デビュー後の落車が非常に目立ち、悪い意味で目立つ形となった。また、110期勢の優勝はここまで鈴木奈の1回。22選手がいても既存選手の壁が厚く、小粒な印象は否定できない。今後はどこまで活躍できるか。

 

まあ、そんなこんなでいろいろあった2016年のガールズケイリン戦線を振り返る。

 

データ対象:2016/01/01~2016/12/30ガールズレース

 

●ガールズ特別レースの優勝者一覧

 

日付1着2着3着2車単3連単レース
2016/03/1297山原 さくら4奥井 迪逃 HB6児玉 碧衣 17,900122,360名古屋ガールズコレクション
2016/05/0292小林 優香6小林 莉子7山原 さくら 2,48017,850静岡ガールズコレクション
2016/07/1894梶田 舞1児玉 碧衣捲 B7中川 諒子 1,6709,570川崎サマーナイト 3日目
2016/08/1291高木 真備2児玉 碧衣4梶田 舞 3,89012,350松戸ガールズコレクション
2016/12/28116梶田 舞5奥井 迪逃 HB4児玉 碧衣 1,7004,460立川GGP

 

昨年このうちの4勝をしていた小林の長期離脱で、優勝選手も多彩。復帰後はどのような勢力図になるのか。しかしすっかり102期勢の影が薄くなった。

 

 

●優勝ランキング

 

選手名期別優勝回数
高木 真備10618
梶田 舞10415
奥井 迪10614
児玉 碧衣10812
尾崎 睦10812
石井 貴子10610
石井 寛子1049
荒牧 聖未1029
小林 優香1068
小林 莉子1027

 

トップは高木の18回。梶田の15回、奥井の14回と続く。まあ、高木はすっかり強くなった。梶田、奥井、児玉、尾崎は安定といった感じ。

 

 

●最多勝利

 

選手名期別1着数
高木 真備10665
奥井 迪10662
児玉 碧衣10854
梶田 舞10453
石井 寛子10451
荒牧 聖未10248
尾崎 睦10848
山原 さくら10442
小林 莉子10241
長澤 彩10638

 

最多勝利も高木の65回。

 

 

●3連対率

 

選手名期別3連対数出走数3連対率
奥井 迪106798296.34%
梶田 舞104717594.67%
小林 莉子102828794.25%
荒牧 聖未102737893.59%
児玉 碧衣108717693.42%
小林 優香106323591.43%
石井 貴子106495490.74%
高木 真備106758390.36%
石井 寛子104647288.89%
尾崎 睦108768688.37%

 

3連対率は奥井がトップ。あの徹底先行スタイルだと落車やアクシデントに巻き込まれず、交わされることはあっても3着にはほぼ確実に入る。逆に特徴的なのは小林莉。1着は半分程度しかないが、上位陣に張り付いて2、3着に食い込む徹底コバンザメスタイル、3連対率3位に入ってきている。

 

その2へつづく

 

 

2016年のグレードレースの記録いろいろ。同着処理がいい加減なので参考記録で。
 
 
●競輪子泣きじじい 2着回数ランキング
 
選手名2着数
3単
平均配当
和田 健太郎1831,554
神山 雄一郎1817,076
濱田 浩司1739,611
郡司 浩平1726,198
金子 貴志155,681
深谷 知広1524,220
村上 義弘1514,645
浅井 康太1332,192
木暮 安由1217,728
武田 豊樹1216,318
園田 匠1229,532
南 修二126,647

 
和田健、ハマコーは全く印象にないが決め打ちでやったらかなりおいしい思いができたようだ。ちょっと研究する価値ありか。
 
 
●ミスターブロンズコレクター 3着回数ランキング
 
選手名3着数
3単
平均配当
桑原 大志1624,970
稲垣 裕之1475,029
園田 匠1442,588
南 修二1330,800
守澤 太志1324,142
中村 浩士1253,078
和田 圭1218,029
武田 豊樹1243,563
林 巨人1123,387
木暮 安由1127,186
古性 優作1139,631
神山 雄一郎1126,482

 
園田は狙っていたが、桑原が正解でしたか。オグリューは全然ダメだった。稲垣が意外なところ。こちらはちょっと調べてみる価値はありだ。
 
 
●お大事に 落車回数ランキング
 
選手名落車回数
香川 雄介5
松坂 英司5
三宅 達也4
橋本 強4
菅原 晃4
畑段 嵐士4

 
 
●素行不良 失格回数ランキング
 
選手名失格回数
南 修二4
大塚 健一郎3
浅井 康太3
寺崎 祐樹2
菊地 圭尚2
池田 憲昭2
阿竹 智史2
平原 康多2
土屋 裕二2
櫻井 正孝2
内藤 秀久2

 
 

原田研の優勝で広島記念も終了し、残るは暮れの大一番、グランプリを残すのみ。今年潰れた競輪場は・・・、なかったようだw今年一番の話題はオールスター、ダービーの日程変更だろう。

 

ダービーがGWに、オールスターがお盆にそれぞれ移動。そのため、今年のダービーは3月と5月に2度の開催。ただでさえ食傷気味の特別競輪がさらに1つ多くなってしまった。おかげでグレードレースの売上は惨憺たるもの。。。

 

記念のふるさとダービー化でここ数年は何とかやってきていたが、ついに行き詰ったか。毎週同じようなメンバーが対戦しているのに、変わり映えのしないメンバーで、「さあお前ら特別競輪だ!」と言われても全く有難みが無い。それも毎月のようにやっているんだから、「さあ、いよいよか!」というより「またか」感しかない。

 

GW、お盆にG1やる煽りを受けて、その期間の本場開催は皆無。大型連休は目の前でレースが見られるいい機会なのに、ほとんどの所は場外しかやっていない。場外なんていつもの常連客しか来ないよ。せっかくの幅広い層に見てもらえる機会を失って、実に愚かなことをしている。

 

何が「LIVE!LIVE!LIVE!」だよ、そもそも本場やってないじゃないか、という感じ。ボートなんて24場全場開催の日があったのとは対照的。記念を薄めるか、G1、G2を減らすしかないだろう。

 

唯一右肩上がりのミッドナイトだが、ほぼ毎日開催で頭打ち。玉野、奈良、武雄、西武園が新たに参入し、その他も参入という話がちらほら。しかしねえ、1年365日しかないんだからドーム2場とあと数か所あれば十分だろう。もっと昼間の客に快適な空間提供しないとどうするんだろうね。本場客を蔑にして手っ取り早く照明点けて稼いでやろうという姿勢じゃ、結末は一緒だと思うが。。。

 

そんなこんなで、いろいろあった2016年のグレード戦線を振り返る。

 

 

データ対象:2016/01/04~2016/12/25

 

●G2以上の優勝者一覧

 

日付1着2着3着2車単3連単レース
2016/02/14119渡邉 一成3佐藤 慎太郎1新田 祐大7504,140久留米全日本選抜 4日目
2016/03/13112村上 義弘8川村 晃司捲 B3新田 祐大 3,53011,170名古屋ダービー 6日目
2016/05/05114中川 誠一郎捲 B7吉田 敏洋1渡邉 晴智 5,21048,950静岡ダービー 6日目
2016/06/19112新田 祐大捲 B6郡司 浩平1浅井 康太 5,37096,850名古屋宮杯 4日目
2016/07/18121浅井 康太7武田 豊樹3村上 義弘 2,74019,100川崎サマーナイト 3日目
2016/08/15113岩津 裕介5稲垣 裕之捲 B8中村 浩士 3,02016,580松戸オールスター 5日目
2016/09/19115竹内 雄作逃 HB2神山 雄一郎3園田 匠 14,800111,860富山共同通信社杯 4日目
2016/10/10113稲垣 裕之2平原 康多5村上 義弘 1,3803,960前橋寛仁親王牌 4日目
2016/11/27117平原 康多3武田 豊樹9稲垣 裕之 9906,700小倉競輪祭 4日目

 

被災地熊本の中川がダービー制覇。また、獲れそうで獲れなかった稲垣の引っ張って引っ張って悲願のタイトル制覇が印象的。退潮気味の武田だったが、さすが最後の最後、競輪祭できっちり帳尻を合わせてきた。

 

 

●優勝ランキング

 

選手名優勝回数
浅井 康太7
稲垣 裕之3
深谷 知広3
原田 研太朗2
郡司 浩平2
村上 義弘2
中川 誠一郎2
新田 祐大2
平原 康多2

 

最多優勝は浅井のサマナイを含む7回。深谷は3回獲っているが、SSには届かず。武田は優勝1回のみ。

 

 

●最多勝

 

選手名1着回数
浅井 康太35
新田 祐大31
原田 研太朗29
稲垣 裕之25
平原 康多24
深谷 知広22
吉田 拓矢21
吉澤 純平19
武田 豊樹19
竹内 雄作19
山崎 芳仁19
三谷 竜生19

 

最多勝は去年に続いて浅井の35勝。竹内雄、原田研は去年から名を連ねていたが、吉田拓、三谷竜などの若手も入ってきている。

 

 

●3連対数

 

選手名3連対数
新田 祐大52
浅井 康太52
稲垣 裕之49
平原 康多44
武田 豊樹43
園田 匠43
深谷 知広43
村上 義弘41
原田 研太朗40
三谷 竜生37
山崎 芳仁37
神山 雄一郎37

 

3連対数は浅井、新田祐が52回でトップ。園田、神山の追込み勢がここでランクイン。今のスタイルじゃ追込みタイプはなかなか頭が獲れないがさすがのSSということか。山崎もいたw

 

その2へ続く。

 

 

データ対象:2011/04/07~2016/12/18 G3以上のレース

 

広島の対象と決勝の結果
→訪問記 「62# 広島競輪場

 

日付1着2着3着2車単3連単レース
2011/12/18111小嶋 敬二9柴崎 俊光2木暮 安由 5902,080広島記念 4日目
2012/12/24113山賀 雅仁7芦澤 大輔6萩原 孝之 3,14011,580広島記念 4日目
2013/12/09113川村 晃司捲 B4東口 善朋7松坂 英司 5504,580広島記念 4日目
2014/12/16123神山 雄一郎1脇本 雄太7武田 豊樹8,63020,930広島記念 4日目
2015/12/22125金子 貴志9渡邉 一成8近藤 隆司 2,78026,630広島記念 4日目

 

前回の記念、前受けは近藤隆-片寄-岡村潤。赤板で早坂-渡邉一-佐藤友が押さえに来て先頭に立つと、竹内雄-金子貴-村上博が叩きに行き打鐘。早坂が突っ張ると渡邉が離れ、中近勢が早坂後位にすっぽり収まる。番手に嵌る絶好の展開から竹内が最終バックから発進。

 

渡邉も最終Cで捲り追込んでくるが、番手の金子は車間を切りながら外に振り牽制しつつ応戦する。最後直線、番手から出た金子と渡邉の競り合いを制した金子が頭。2着は渡邊、3着は捲り追込んだ近藤の結果だった。

 

 

●決まり手

 

「クセのないバンクで直線も長いため、脚質による有利不利は少ないが、直線では中バンクより外がよく伸びる傾向がある。また、選手の間では「重いバンク」といわれている。」(Wikipediaより)

 

1着の決まり手は、「逃」が多い傾向。2着は「マ」の割合が高く、先行ラインの押切りが多い感じか。脚質割合を見ても1着の自力割合が多く、自力型有利な競輪場。これで「逃」の割合が高ければ33に近いバンクなんだがそうでもないく、2着「捲」の割合がかなり多くなっている。配当は全国平均とよりやや低めで、3着が若干狂いにくい傾向。

 

自力1着割合は、72.6%で6/43位。

 

 

 

●配当

 

高配当ランキング 2車単:26/43位 3連単:30/43位