2016年のガールズ戦線を振り返る その1 | 目の前のヒラより遠くの記念

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いつまでもあると思うな年金と競輪場

2016年GGPは梶田の優勝。GPシリーズ初日のメインレースとして、GGPはもう5回目。大晦日にド派手にやっているボートには、もちろん歴史も規模も全く及ばないが、珍しくうまくやっててるんじゃないかね。前夜祭もまあ、華やかにやっていた。男子の緊張感漂う感じだけじゃ、前夜祭もつまらないからね。

 

2016年は、なんといっても絶対女王、小林優の長期離脱。昨年はコレクション、サマーナイト、GGPを4勝している小林の不在で、通常開催やガールズ特別戦線も面白くなった。復帰後どこまでまた戻せるか。

 

今年は110期勢の22選手がデビュー。110期勢デビュー後の落車が非常に目立ち、悪い意味で目立つ形となった。また、110期勢の優勝はここまで鈴木奈の1回。22選手がいても既存選手の壁が厚く、小粒な印象は否定できない。今後はどこまで活躍できるか。

 

まあ、そんなこんなでいろいろあった2016年のガールズケイリン戦線を振り返る。

 

データ対象:2016/01/01~2016/12/30ガールズレース

 

●ガールズ特別レースの優勝者一覧

 

日付1着2着3着2車単3連単レース
2016/03/1297山原 さくら4奥井 迪逃 HB6児玉 碧衣 17,900122,360名古屋ガールズコレクション
2016/05/0292小林 優香6小林 莉子7山原 さくら 2,48017,850静岡ガールズコレクション
2016/07/1894梶田 舞1児玉 碧衣捲 B7中川 諒子 1,6709,570川崎サマーナイト 3日目
2016/08/1291高木 真備2児玉 碧衣4梶田 舞 3,89012,350松戸ガールズコレクション
2016/12/28116梶田 舞5奥井 迪逃 HB4児玉 碧衣 1,7004,460立川GGP

 

昨年このうちの4勝をしていた小林の長期離脱で、優勝選手も多彩。復帰後はどのような勢力図になるのか。しかしすっかり102期勢の影が薄くなった。

 

 

●優勝ランキング

 

選手名期別優勝回数
高木 真備10618
梶田 舞10415
奥井 迪10614
児玉 碧衣10812
尾崎 睦10812
石井 貴子10610
石井 寛子1049
荒牧 聖未1029
小林 優香1068
小林 莉子1027

 

トップは高木の18回。梶田の15回、奥井の14回と続く。まあ、高木はすっかり強くなった。梶田、奥井、児玉、尾崎は安定といった感じ。

 

 

●最多勝利

 

選手名期別1着数
高木 真備10665
奥井 迪10662
児玉 碧衣10854
梶田 舞10453
石井 寛子10451
荒牧 聖未10248
尾崎 睦10848
山原 さくら10442
小林 莉子10241
長澤 彩10638

 

最多勝利も高木の65回。

 

 

●3連対率

 

選手名期別3連対数出走数3連対率
奥井 迪106798296.34%
梶田 舞104717594.67%
小林 莉子102828794.25%
荒牧 聖未102737893.59%
児玉 碧衣108717693.42%
小林 優香106323591.43%
石井 貴子106495490.74%
高木 真備106758390.36%
石井 寛子104647288.89%
尾崎 睦108768688.37%

 

3連対率は奥井がトップ。あの徹底先行スタイルだと落車やアクシデントに巻き込まれず、交わされることはあっても3着にはほぼ確実に入る。逆に特徴的なのは小林莉。1着は半分程度しかないが、上位陣に張り付いて2、3着に食い込む徹底コバンザメスタイル、3連対率3位に入ってきている。

 

その2へつづく