くじらぐもびより -5ページ目

北海道*最北の旅 四日目 ③海辺の花畑

サロベツ湿原を後にして海岸沿いのエゾカンゾウの花道へ向かう。
道中、時々鹿がいる。
 
逃げ水が見えた
 
わー、花畑だ
 
花畑の左奥が海で右奥が国道なのだけれど、ここは私たちだけしかいない、秘密の場所にいるみたい。

とっておきの場所だ

 

エゾスカシユリ

 

利尻山も見えた

 

わー

 

 

 

 

 

 

ハマナス

 

 

 

 

 

くすぐり用に集めるRくん

 

 

 

 

北海道*最北の旅 四日目 ②サロベツ湿原へ

 さておなか一杯になった後は、利尻礼文サロベツ国立公園 サロベツ湿原センターへ。サロベツという地名はアイヌの人たちがサル・オ・ペッ 湿原を流れる川と呼んでいたところからなのだそう。
一万年前、海とつながる大きな湖でそこに生えた植物が枯れ、分解されないまま泥炭となって積み重なり、6000年以上の年月をかけてできたのが今の湿原なのだそう。

昔は泥炭を産業として活用していた時代があって、実際に泥炭を掘るために使っていた浚渫船(しゅんせつせん)。 
サロベツ湿原は高層湿原と呼ばれていて原っぱのように一見見えるけれど、下には豊かな水を蓄えている湿原なのだそう。
かつては産業で泥炭をピートモスやウィスキーの原料などに活用していたのだそう。 今は自然再生を目指して保全されている。
 
 
 
これはかたつむり? 少し変わった形だな
 
広い。 エゾカンゾウが咲き始めていた
 
 
 
 
手前の白い植物はワタスゲ
 
 
カラフトイソツツジ
 
 
この辺りでノビタキに会えた
 
 
Rくんがいろいろ見つけて教えてくれる
 
ツルコケモモ
 
利尻山
 

 

 

 

 

 

 

 

カキツバタ

 

白いのはコバイケイソウ

 

オカモノアラガイ?

 

雲がぷかり

 

右上に利尻山が見え始めた

 

山の真ん中あたりにある影は草原の鷹 チュウヒに出会えた。 たまたま木道を歩いているとガイドさんがいらっしゃっていろいろなことを教えてくださった。

チュウヒのメス。 鳥やアザラシなど見るときは双眼鏡が大活躍。

国内で唯一草原の地上で繁殖するタカなのだそう。

 

 

 

 

エゾカンゾウ

 

タテヤマリンドウ

 

 

 

 

 

 

 知里ちゃんがエゾウサギのハガキを送ってくれたことがあって、そのハガキが宝物になっていたのだ。

一か月くらい野うさぎのりんちゃんを預かっていたことがあって、たった一か月だったけれどすごく新鮮な体験をさせてもらった経験があって、エゾウサギとりんちゃんが重なって見えているからかな。 会えなかったけれどエゾウサギのポストカードには会えた。

北海道*最北の旅 四日目 ①礼文島から稚内へ

さて今日はいよいよ礼文島を出発する日。 名残惜しいな。
 
奥に見える建物が今回泊まった宿
 
トド島と海鳥。 ついついアザラシ探しをはじめてしまう
 
 
 
総合公園のたこの遊具もインパクトある
 
すずめちゃんがずっと楽しそうに飛び回っていた。 ひばり、うぐいす、海鳥の声もたくさん聞いた。
 
 
朝ご飯 しっかりいただいた。 
 
ヤナギノマイの塩焼き
 
北海道に来て一番の青空に出会えた。 今日は利尻富士見えるかも
 
 
 民宿のマスターが香深フェリー乗り場まで送ってくださった。 クッキングパパに似ていて、アットホームでご飯も愛情がこもっていて、くつろがせていただいた。 送迎中、宿に起こったピンチを自虐的にいろいろお話してくださって、もちろん大変なことなのだけれど大変に受け止めていない明るさがすごいな、と。
明るさって救いになるな。
 
 礼文島に着いてすぐKちゃんに連れられて桃岩荘の行ってらっしゃーーいのお見送りを見たのだけれど今度は私たちが船の上から送られる側に。
大人たちの不思議な歌や踊りをじっとみていたRくん。
本当に静かにじっと見ていた。  そしてすーーっと大きく息を吸い込んだと思ったら想像以上の大きな声で 行ーーーって   きーーーまーーーす!と。
なんだか感動してしまった。
そしてもう一度  いーーーーって きーーーーまーーーす!。
映画のラストみたいに印象的で子どもの感性にとにかくびっくり。
 
 
あれ、朝の青空がまたまたなくなっている。 利尻富士も見えない、あきらめて寝よう
 
ごろ寝できるゾーンを選んでいたのでみんなで爆睡していたら何やら周りが騒がしい。
どうやら利尻富士が見えてきたとみんなが足早に見に行っているみたい。
 
わー、 ちょっと雲があるけれどやっと見ることができた
 
やったー。 山梨の富士と 利尻島の利尻山、利尻富士とも呼ばれているのだそう
 
 
そしてフェリーで2時間 稚内に11時くらいに着いた。
知里ちゃんの車に乗り、今度はサロベツ湿原に向かって行くことに。

4日前に稚内に着いた時は風力発電の風車は全く目にしてなかったのだけれど、ひとたび街中を走り始めたら至る所に風車が
 
 途中、豊富町の工房レティエへ。 完全無添加のアイスクリームとチーズを製造したり、工房敷地内で飼育されたホエー豚(オーナー制)、長期熟成されたジャージー牛(会員制)の販売も行っているのだそう。豚さんは乳製品を作る時に出るホエーや北海道産小麦を主に、牛はメスは乳用、オスは肥育し肉にしているのだそう。
 
森や牧場の中にポツンとある立地にも驚いたし、こだわって作っていてすごいな、と思う。
 
ポニーもいた
 
 
 
 
触らせてくれた
 
豚ちゃん  のびのびお昼寝中
 
 
 
 
近くに住んでいたらしょうっちゅう来ちゃうな。
 
ピザもおいしかった
 
アイスはやーさんが塩バニラとチョコクッキー 私がバニラとキイチゴ
 
Rちゃんはかぼちゃとよもぎ。 渋い・・・
 
ダニにくっつかれていたのがかわいそうだった
 
素敵なところだな。 やぎもいたけれど牛とけんかして亡くなってしまったのだそう。 
動物たちに気を取られて?!お店の小さな階段を踏み外して転んでしまったのはここだけの話・・・ 居合わせた人みんなが心配してくれて、恥ずかしかったな
 
 
 
 
 
 
 
 
 

北海道*最北の旅 三日目 ④夕日を待つ

 高山植物園の後、船泊ふなどまりに戻って、漁協のスーパーへ。 春までいつもくじらぐもにも鮭を送ってくださっていたMさんが勤めていらっしゃったのだけれど今は札幌へ行かれたので、実際に会ってお礼を言うことが今回は叶わなかった。 いつかMさんの案内で礼文島を周ってみたい。
その後は、海岸でアザラシを探したり(今日は見当たらなくて残念)、海鳥の抱卵を観察したり、Kちゃんの友人の昆布屋さんに立ち寄った。
 
ぎりぎりレンタカーも無事返し、香深かふかをバスの時間まで20分くらいぶらぶら。
街灯がレブンアツモリソウ
 
礼文まんじゅうもゲット
 
そして、バスに乗って40分。 民宿まで戻る。 ずっとアザラシを探したけれど昨日はいたのに今日は見当たらない。 波がない日によく出るのだそう。
 
 
 
こちらにもレブンアツモリソウ

エゾカンゾウ

 

猫ちゃん発見

 

 

 

民宿前の海。 海に沈む夕日 まだほんの少しあきらめていない自分が

 

着々と宝探し

 

 

 

 

 

昆布が打ち上げられていた。 写真では伝わらないけれど手がかじかむくらいめちゃめちゃ海風が冷たい

 

波の跡 芸術

 

こんなにたくましく成長しているんだね

 

ここちゃんの影響で鳥全般大好きになった私

 

鳥の足跡

 

 

 

 

 

さあ夕ご飯だ。

冷たい風を受け、気持ちが宿に向かっていると突然、知里ちゃんがアザラシだ!と。 

すぐ先を歩いていたKちゃんはもう宿に帰ってしまっていた。

私もどこどこ?と。 海面には姿が見えない。

しばらく見ていると横に水平に時々頭をぽこっと出してくれる姿が。 

泳ぎが早い。 アザラシもお家に帰ろうとしているのかな。

一日探して見つけられなかったけれど、最後、知里ちゃんのアシストで私もアザラシを見ることができた。 人生はミラクル。

 

 

 

礼文島のエビ。ウニ。刺身は鮭とヤナギノマイ。 毎回どんなものが出てくるのか楽しみ。 

 

宿の中から

 

 

残念ながら海に沈む夕日は見ることができなかったけれど心の目で。 この変わりやすい天気の中でよくここまで盛り返した。

 

 

明日の朝はいよいよ島を出る日。 今日も早く寝よう。

 

 

北海道*最北の旅 三日目 ③高山植物園へ

 さて今回見れたらいいなと思っていたお花の一つ レブンウスユキソウ。 
ウスユキソウはヨーロッパアルプスのエーデルワイスと近縁種なのだそう。
新婚旅行はスイスに行ったのだけれど、そういえばスイスでエーデルワイスの刺繍のハンカチやグッズは買ったけれど、本物は見なかったな、と思い出した。
この時期咲いている場所はあるみたいだけれど、トレッキングしないと見られない、時間と体力に余裕が必要、ということで今回は高山植物園へ。

レブンウスユキソウ  キク科
 
 
 
 
レブンウスユキソウ
 
 
 
 
レブンソウ  マメ科
 
レブンソウ
 
レブンキンバイソウ  キンポウゲ科
 
トチナイソウ  サクラソウ科
 
エゾツツジ  ツツジ科
 
ウルップソウ  ウルップソウ科
 
しずくが美しい
 
 
ハイキンポウゲ  キンポウゲ科
 
ミヤマオダマキ
 
 
エゾスカシユリ  ユリ科
 
レブンハナシノブ  ハナシノブ科
 
ガンコウラン  ガンコウラン科  
 
チョウノスケソウ   バラ科
 
キクバクワガタ  ゴマノハグサ科
 
 
オオハナウド  セリ科
 
エゾタカネツメクサ  ナデシコ科
 
イブキジャコウソウ  シソ科
 
シコタンソウ  ユキノシタ科
 
アツモリソウ  ラン科
 
 
 
 

 

 

北海道*最北端の旅 三日目 ②レブンアツモリソウ群生地へ

 さて、今回の旅の一番の目的、礼文固有種のレブンアツモリソウ群生地へ。

ラン科の女王とも称えられているそう。

 

何気にご当地マンホールを見るのが楽しい

 

見えるかな。 白いお花がレブンアツモリソウ

 

花の命は短い

 

やったー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この株は花の過程が伝わってくる

 

レブンアツモリソウは蜜を出さず、花粉も餌にはむかないのだそう。周りに蜜や花粉を餌として提供してくれる花や虫など多様な生態系のつながりが受粉を支えているのだそう。

 

 人間社会と同じで多様性が、種の保存につながっていくのだな。

 

イワベンケイ

 

 

サクラソウモドキ

 

サクラソウモドキ

 

ノビネチドリ ラン科

 

 

今はロープで保護されているレブンアツモリソウ。 昔は群生地以外もぽつりぽつり咲いていたけれど盗掘が重なり、今は保護柵越しでしか対面できなくなったのだそう。

花をつけるまで7~8年かかるのだそう。

いつか野生のままに咲くところが見られるようになったらうれしい。

 

 さてレブンアツモリソウに会えた感激冷めやらぬまま、今度は澄海岬すかいみさきへ。

 

ほっけのぬか干しかな? 保存食

 

 

わー 本当に澄んでいる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Kちゃん誘ってくれてありがとう

 

 

 

 

 澄海岬の売店の揚げじゃががめちゃめちゃおいしいから行ったらぜひ。 ほっとする味。 

工房が二つあってどちらもゆっくり見させていただいた。 八ヶ岳の工房の作品も置いてあったからまたそちらは行ってみよう。

 

 

 

 

 

北海道*最北の旅 三日目 ①岬巡り

民宿 海憧の朝ご飯。 朝からめちゃめちゃしっかりいただく。
 
 船泊から香深のレンタカー屋さんまでやーさんがレンタカーを取りに。 半日だけ借りることにした。
 
宿の目の前の海からはトド島が見えた。 朝は青空スタート。
 
久種湖くしゅこを横目にスコトン岬を目指す。 
みるみる眺望が開けていく。 昨日の桃岩が霧に包まれていたので今日のこの眺望がさらにうれしく感じる。
 
 
このメンバーでこんな風に来れるとは夢にも思わなかったな
 
 
 
 
 
お花畑  チシマフウロとセリ科の植物
 
ピンク色が レブンシオガマ
 
空と海の色に感動。 晴れたからこその色合い
 
鮑古丹あわびこたん
 
出発時は青空だったけれど段々曇りがかってきた
 
バイケイソウ
 
 
 
 
チシマフウロとアサギリソウ
 
アサギリソウ キク科  石が特徴的
 
 
 
お花畑と海
 
センダイハギ
 
ヨツバシオガマ
 
ミヤマオダマキ
 
 
白:ネムロシオガマ  真ん中:イワベンケイ ベンケイソウ科 6~8月の花期に黄緑色の花をつける。雌雄異株。 ハーブとしての効能あり。
右下:アサギリソウ
 
 
 
 
 
 
シロヨモギ
 
 
 
写真を撮る時に指が入ってしまう癖がある・・・ 
 
左の大きな島がトド島
 
 
 
マルバトウキ セリ科
 
 
 
 
 
 
 
 
スコトン岬の売店で昆布ソフトクリームとトドまんにチャレンジ。
昆布ソフトは上品な感じ。 トドまんはめちゃめちゃ鰹節風味でごまかしている?感じ。 味が濃すぎてトド肉の缶詰は怖くてチャレンジできなかった。
続いてレブンアツモリソウの群生地へ。
 
 
 
 
 
 
 

北海道*最北の旅 二日目 ③宿へ

 さて、無事、桃岩の散策を終え、タクシーもつかまり、フェリー乗り場へ戻ってきた。

今日と明日の宿は船泊の海憧かいどうという民宿。

路線バスで移動。 道中、バスの運転手さんがアザラシがいるよと教えてくださった。 金田岬の辺りの海にアザラシが群れでいるのが見えてうれしかった。

進行方向向かって右は海、左は丘。

場所によってクマザサゾーンあり、エゾカンゾウの花畑あり、景色も見ていて飽きない。

香深かふかフェリー乗り場から宿までバスで40分くらい。

 

 そして宿に到着。 

宿の前は海。 部屋からも海が見える。 なんて贅沢なんだろう。

宿は気づいたらかなり埋まっていて、慌てて探して、なんとかKちゃんが交渉してくれて予約が取れた場所。

 

島のあちこちに海鳥がたくさんいて和む。

 

近づきたいけれど近づくと飛んで行っちゃうな

 

 

 

マルバアキグミ グミ科

 

宿の脇には礼文町総合公園が

 

 

船泊湾には貝がたくさん落ちている

 

海憧の夕ご飯。 海の幸がたっぷりで驚きながらいただいた。

 

お風呂に入って明日に備えて今日も早く寝よう。

 

 

北海道*最北の旅 二日目 ②桃岩の花畑へ

 
さて、奇跡的にタクシーに乗れた私たち。 桃岩展望台コースへ。
タクシーから離れて見た時に桃岩と言われる所以の桃の形の岩を見ることができた。 バス停に降ろしてもらってみると少し隠れて桃の先だけ見ることができた。 あっという間に辺り一面霧に包まれ、霧雨が。

 
 
 
上:ハクサンチドリ ラン科
下:マイヅルソウ ユリ科
 
 
紫の花:チシマフウロ フウロソウ科 
黄色の花:ミヤマキンポウゲ キンポウゲ科
 
キジムシロ バラ科
 
 
サクラソウモドキ サクラソウ科  花は下向きに咲き始め、咲き終わりは上を向く
 
センダイハギ マメ科
 
ミヤマキンポウゲ キンポウゲ科
 
レブンコザクラ サクラソウ科
 
セリ科の白い花がたくさんあちこちに咲いていた

霧に包まれた花畑にいるとまるで天国にきたみたいな不思議な気持ちに。
こんな霧の日に来てついてないな、と少し思ったけれど、島の方たちが口をそろえて、この霧や気候があるから、花が美しく咲き誇るんだよ、と教えてくださってそこに深く納得した。
 
カタツムリみーつけた
 
 
明野のカタツムリとまた雰囲気が違うな
 
 
バイケイソウ ユリ科
 
 
 
シャク セリ科      
イタドリやアキタブキ、白いセリ科の植物たちは北海道滞在中、あちこち目にした。

ネムロシオガマ ゴマノハグサ科
 
レブンシオガマ ゴマノハグサ科
 
バイケイソウ ユリ科
 
黄色:エゾカンゾウ ユリ科  
白:スズラン ユリ科
 
紫:チシマフウロ フウロソウ科  
白:スズラン
 
 
 
何の花かな?
 
カラフトハナシノブ ハナシノブ科
 
ミヤマオダマキ キンポウゲ科   
ミヤマオダマキはあちこち島の空地などにもたくさん咲いていた
 
 
ミヤマキンポウゲ
 
 
 
 
 
エゾイブキトラノオ タデ科 
5歳のRくんが好きな花
 
レブンコザクラ サクラソウ科
 
シーズン最後だけれどぎりぎり会うことができた
 
ネムロシオガマの群落
 
クルマバソウ アカネ科
 
マイヅルソウ ユリ科
 
白い花:エゾノハクサンイチゲ キンポウゲ科
 
 
 道が途中少しぬかるんでいたけれど、たくさんの花に会うことができた。 この日、この時期でないと出会えない花があるから今日ここに来ることができて感謝の気持ちでいっぱいに。
 

北海道*最北の旅  二日目 ①礼文島へ

稚内から礼文島へ。 フェリーは6時半発。 ツアー客もいるので6時前に並ぶ。 知里ちゃん、Rくんと一緒に。
 
 礼文島は日本海に位置する最北の離島。 高山帯ではないけれど冬の気象や地質的な特徴により高山植物が多数分布している。
花の浮島と呼ばれ、アイヌ語のレプン・シリ 沖の・島からきているのだそう。
 
 
大きなフェリーで座敷スペースをゲットできたので昨晩、稚内のスーパー 相沢食料百貨店で食パンやハム、チーズを買っていたのでサンドイッチ朝ご飯。 食べたら、みんなでごろり。
 
結構、船は揺れていた。 
 
船のライトかわいい
 
フェリーで2時間弱で礼文島着。 ここで忍野のKちゃんとも合流。
ここ礼文島だけにあるレブンアツモリソウというお花があって、その花のキャラクター あつもん。
 
 
 島に着いてすぐにKちゃんが折り返し出発するフェリー乗り場のお見送りに行こうと誘われ、行くと、桃岩荘ユースホステルのメンバーで名物の?!行ってらっしゃいをやっていた。 濃いなー。
 
 天気はあいにくの霧雨。 
フェリー乗り場の向かいの商店街 中山商店でおしゃぶり昆布づくり体験を。
店主の方の昆布の話が興味深くもっと聞いてみたくなった。
旅から帰ってきて少し調べてみた。
昆布の根っこは栄養分や水分を吸収する機能はなく、海底にしがみつくため。
昆布の茎の部分を根昆布と呼んでいて、アルギン酸が最も多く含まれていてネバネバ要素が強い部分。 この部分が一番強い出汁がとれるのだそう。
昆布の葉が光合成をして、栄養分や水分も吸収している。
市販されている昆布は茎に近いほど新しく、高級で良質のダシが取れる。
天然ものの昆布は昆布全体に太陽の光が当たるので頭からしっぽまで全ての身が厚く、どの部位からも濃厚なダシが取れる。
養殖物は海面側に根っこである頭の部分があって海底に向かって成長。沖合に設置されているため根の部分に太陽がよく当たり、しっぽの方は太陽が当たりにくい。
くじらぐもご飯を作る時に昆布は欠かせないものなのだけれど今度からまた見る目が変わりそう。 あの厳しい海で育ったものなんだ、海の中で揺られている様子を想像しながらお料理しよう。
 
まずは礼文町郷土資料館へ。 島の歴史を学ぶことに。
トドとアザラシの剝製がお出迎え。
 
 礼文島には縄文中期のものを中心として14か所の縄文遺跡が発掘されているのだそう。 発掘された土器や道具など様々なものが展示されていて見ごたえがあった。 貝で作った装飾品はとても美しく、見ていて飽きない。
とても印象的だったのはくじらの歯で作った女性像(腰に小さな子ども?を抱いている)とくまの像。
海獣や鳥の骨から作られた釣り針や道具も美しかった。
 
後半は近現代のもの。 私は食にまつわる道具がやはり気になる
 
 
 
 
 
 
 
 
昆布が
 
 
 
 
 
お昼はKちゃんおすすめの炉ばた ちどりへ。 ここのホッケのちゃんちゃん焼きはぜひとのこと。開店前に並んで炭焼きのできるテーブルに座るのがおすすめ。
 
ほっけのちゃんちゃん焼き定食とつぶ貝
 
 
焼けた所からほぐして味噌をお好みの濃さに絡めながらいただくのだけれどめちゃめちゃおいしい。
 
 
 
郷土資料館で厳島神社のお祭りがビデオに出てきて、広島出身の私たちは厳島に惹かれ行ってみることに。 急坂を上ると途中に鳥居と階段がある。
 
 
礼文島の固有種を含む高山植物や美しい花を手書きしたものが天井に。 42種一堂迎えてくれる。
 
左側の白い花がレブンアツモリソウ。 名前の通り広島 宮島の厳島神社と縁のある神社だった。
 
 
 天気が今ひとつだけれど雨はほぼほぼ気にならなかったので桃岩展望台コースを歩いてみようということに。 ここに行こうとしたらフェリーから降りて午前中のバスに乗らなくては行けなかったのだけれど、雨が降っていたので今日はあきらめていた。 でもこの天気なら行けそうな雰囲気。 時間的な制約もあったのでタクシーを捕まえたかったけれどなかなか難しい。 大型の観光バスが次々と桃岩に向かって登っていくのを見てうらやましくなった。
あきらめて民宿に向かおうとした矢先、空車のタクシーを捕まえることができた。 さてどうやら礼文島のお花に会いに行けそう・・・