くじらぐもびより -3ページ目

40時間

 夜中は座敷の下の土の中で過ごしているうたくん。

くじらぐもは昔のお家なのでお座敷の床板の下は土なのだ。

先代うさぎのくるみくんも現うさぎ うたくんもどちらも涼みたい時やほっとしたい時や何かあると床下に潜ってしまう。

 

いつもの夏のうたくんのルーティンは朝、9時くらいにぴょこんと顔を出して、朝ご飯を食べ、夏場は暑いのでずっと床下に潜って、15時から16時過ぎに出てくるうたくん。

夜は結構見えるところにいてくれて、お風呂上りに一緒にくつろぐのがいつものスタイル。 そして夜中は土の中で過ごしている。

 

なのに・・・ 日曜日の朝は姿を現さず、夜も顔を見せてくれなかった。

そして月曜日も朝も夜も出てくれなかった。

ここまで顔を出してくれないのははじめてだったので、かなり焦ってしまった。

ごはんも無くなっている様子がなかったので床下を何度も懐中電灯で照らしてうたくん出ておいでと声をかけるのだけれど出てこないし、姿が見えない。

さすがに何かしらのアクシデントが起きていると確信して、床板をはがすしかないと決心。

バールを持ってきて、はがそうとするも昔の床板、しっかりはめこまれていてちょっとやそっとでは外せない。

大工さんに電話してひとまず応急処置で隣の部屋の畳を上げて、そちら側に脱走してないか確認してみたらとアドバイスをもらう。

 

そこでやーさんと相談するも、うたくんの性格上自分で穴を掘ってどこかに行くタイプではないと確信。

床下の穴の中に姿を隠している時も自分で掘っているのではなく、先代のくるみくんが掘ってくれた穴で過ごしているのだから。

くるみくんとうたくんでは性格が全く違うのだ。

 

 脱走はほぼほぼないとしたら、体調を崩しているとしか思えない。

前回おこもりの時は丸一日でその時も心配で長い竹を入れて探るのだけれど穴に入ってしまえば、何の役にも立たず、それでも翌朝、ぴょこんと出てきてくれたから一件落着したのだった。

座敷下は人間は子どもでも絶対に潜れない高さなので、脇の板に穴を開けてみた。

でも探し出すことはできなかった。

何度、寝転んで床下をのぞいたか分からないくらい何度ものぞいてみた。

せめて耳だけで見えていることが分かれば安心なのだけれどどこにも姿が見えないのだ。

 

夜も不安で心が沈み、かといって床板をはがせなかった今すぐにできることはなく、つらいけれど最悪の覚悟もするしかない、と思いながら、うたくんのことを考え続けていた。

もはや大工さんと床板をはがして、これを機に改装するしか手立てはないと思い始めた。

 

そして翌朝、4時くらいにうたくんのご飯の場所を確認したら、ご飯がなくなっていた。

あれ、食べに来れたのかなとかすかな希望が出てきた。

そして・・・ ぴょこんと元気に足元にやってきてくれたのだ。

 

はー、うたくん、どうしたの?

安堵で寿命が延びた気がする。

時々おこもり生活に入ってしまううたくんだけれど、長すぎるのはやめてね。

一件落着。

あれこれ日々、くじらぐもではいろいろな事件が繰り広げられている。

三日月

 
日が暮れた空に三日月がぷかり
 

さあお家へ帰ろう

 

大合唱

チャーハンと野草茶とスープ

 

光は駐車場から見たお店の明かり。 常連さんをお見送りがてら歩いて帰ると18時40分くらい。 18時にお店を出たときはまだ明るいのだけれどすでに虫の声たちが合唱してくれている。

そしてどんどん合唱は大きくなっていき、大合唱に。

昼間と夜では全然、聞こえてくる音が違う。 みんなに聞かせてあげたいな。

本当に包まれていて、迫力たっぷりなのだ。

 

藍の葉。 乾燥させてすくも用に。 手の空いた時間にどんどんやっていこう。

今日、ふと烏骨鶏を放牧させながら、藍の葉を取っている時に思ったのだけれど、こういう作業って書経と同じような効果があるかもしれないということ。

日々の暮らしの中で自然に沿うことが癒しや気づきにつながっているのだなと。

 

 

 

シーズン最後

白州町 ラカイアファームさんのピーマン つやつや

 

いただきもののすいか 今年最後かな。 とってもジューシーで甘かった

 

近所のザクロ 日に日に赤くなっている

 

 

三日月

あっという間に夕暮れ散歩。

どんどん穂が実っている。
 
もち米も
 
 
三日月
 
 
またまたキャベツをいただいたのでやーさんお好み焼き。 おいしい。
 

 

 

重ねる楽しみ

 

 

昨日、つるちゃんのぶどう畑帰りに寄った塩山駅前のまるやのパン。

 

 

 

 

 

 

 

お昼ご飯はカレーそば

 

藍染めの続きを。

最近、今まで染めて着ている服を重ね染めするのにはまっている。

暗くなるまで合間に草刈りも。 日が短くなってきた。

一日あっという間だな。

藍の生葉染めとぶどうな一日

 くじらぐもで毎年育てている藍。 
手作り広場の講師 さっちゃんから譲り受けた種を8年前くらいからくじらぐもでも植えて毎年、種を継いで育てている。
生葉で染められるベストシーズンは花が咲くまでなのでそろそろシーズン終盤。
珈琲焙煎室そらさんも毎年手作り広場に参加してくれているのだけれど今回はプライベートでやってきた。
 
韮崎駅にお迎えに行ったら、韮崎市上ノ山(うえのやま)のドメーヌ クリエーションファームさんへ。 大粒のピオーネをゲット。
毎年、両実家にもここのぶどうを送っていてみんなに感動してもらえている。

そして戻ってきて、いよいよ生葉染め開始。 まずは藍の刈り取り。
 
 
 
のどかだ・・・ 頭上にはすごい数のトンボが飛び回っている
 
烏骨鶏も放牧。 こはるも興味津々
 

ばてそうなくらいの残暑厳しい日。 中で藍の葉と茎を分ける。

 

今日はコンテナ一つ分の藍。 葉っぱを水とミキサーで細かく粉砕する。

ネットでこす。

 

染液に炭酸カリウムとハイドロサルファイトを入れる

 

 

お昼は梅みょうがごはん、淑子ちゃんの北海道土産 干しカレイ 

 

梅ジュースが染みる

 

ご飯を食べて残りの染物をし、片づけたら今度はダッシュで牧丘へ。

くじらぐものくるみくん、うたくん(うさぎ)を授けてくれたつるちゃんのところへ。

つるちゃんの巨峰を買いに向かう。

 

 

低農薬で育てた巨峰。 形は不揃いだけれどとてもジューシーでおいしい。

 

 

 

 

以前は頻繁にくじらぐもにも来てくれていたのだけれどやはり牧丘ー明野は少し遠いということであまり会えなくなってしまった。

 

 

 

 

 

愛情いっぱいに育ったぶどうたち。 今月いっぱいくらいは楽しめるみたい。

 

 

 

金継ぎ部

お昼ご飯  広島の干したことラタトウィユのパスタ。 めんは浅川さんの地粉の太麺で。

 

 午後からは金継ぎ部。

試行錯誤しながらがんばっている。 

次回は10月22日(火)13時から。 要予約。

 

 夕方、南アルプス市のTさんの元へ。 はねだしの梨を収穫させていただきに伺ったのだけれど、かなりの土砂降り雨になってしまった。 雨の中の収穫覚悟でカッパと着替えを用意して行ったのだが、降り始めた時にTさんが収穫してくださっていた。

デザートやウスターソースにも使わせていただこう。

 

少し涼しくなってきたらお味噌汁が食べたくなるから不思議

ある日のランチプレート

きゅうりとみょうがのサラダ なすと福耳トウガラシの揚げ漬け そうめんかぼちゃときゅうりのピーマンドレッシング和え かぼちゃと万願寺唐辛子煮

れんこんとひじきのきんぴら かぼちゃ団子 じゃがいものソテー 糸唐辛子炒め なすとねぎの蒸し煮 ラタトウィユとズッキーニのソテー

 

本日のランチプレート。  少しずつ秋の空気になってきた。 レンコンは広島産。

 

ニラの花

 

ついこの間まで明るい空のままお店に戻ってこれていたけれど、日が短くなってきたので帰り道はどんどん薄暗くなってきた。

反射のタスキと懐中電灯の季節がやってきた。

 

ニラの花の季節

ニラの花。 あちこち田んぼの畔や道端に咲き乱れている。 豊かだな。

 

 夏休みをいただいてふるさとに帰ったり、法事も参加できた。

久しぶりに営業再開。  

しっかり充電してきたのでまた日々くじらぐも物語を紡いでいこう。