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車、コンピューター全般、ネット関係、に興味のある記事を書きます。

元SE・PGです。

さて今回は「バーチャルマシン」や「仮想マシン」、「仮想PC」などと呼ばれる物の利用についてです。

 

ここでは例として汎用性が高いPCのWINDOWS10や11の環境を前提にします。

 

「バーチャルマシン」や「仮想マシン」、「仮想PC」というのはWINDOWSの中で動くソフトを動かすと「仮想マシン」という見た目は一台のPCの環境が動くような環境を作れることです。。

 

一台のPCの環境が丸々再現されますので通常はOSをハードディスクに「インストール」して動作させますがこの時のハードディスクは「仮想ハードディスク」という物で提供されて通常は「仮想ハードディスク」のファイル一つでハードディスク1台に割り当てられます。

 

「仮想マシン」のCPUやメモリは実行させるPCのCPUを間接的に使わせてメモリは実行させるPCのメモリから部分的に割り当てた分を「仮想マシン」で利用します。

 

「仮想マシン」の中ではインストールする「WINDOWS」や「Linux」などのOSから見るとまるで1台のPCで動作していて「CPU」、「メモリ」、「ハードディスク」、「ネットワークアダプタ」、「DVDROMドライブ」などがあるように見えています。

このような「仮想マシン」を提供するソフトは大きなブランドでだと3つあり、MSのWINDOWS10や11のPROとServerに機能として内蔵されている「Hyper-V」とHOMEでもインストールすれば使えるVMware社の「VMware Workstation Player」(以前は「VMware Player」などとも呼ばれていました)、「VirtualBox」などがあります。

 

「Hyper-V」はWINDOWS11のPROで使えますので以前のブログ「INTELの省電力CPUなN100を搭載したミニPCの導入記事」で紹介したミニPCにも英語版のWINDOWS11-PROが搭載されていましたのでこのミニPCでも「Hyper-V」を使って「仮想マシン」を動かすことができます。「Hyper-V」で「仮想マシン」を動作させる際に割り当てるメモリのデフォルトサイズは4GBなのでメモリ8GBのモデルでも動作させることは可能ですができれば16GBの搭載にして「仮想マシン」に割り当てるメモリサイズは8GB程度にするのがよさそうです。

2023/12現在のアマゾンの価格だと16GBのモデルは34000円程度のようですがこの価格でWINDOWS11-PROとメモリ16GBで「仮想マシン」も動かせるとなるとお手軽なのではないでしょうか?

 

この「仮想マシン」や「仮想ハードディスク」の環境で便利なことは「仮想マシン」の電源を切って動かしていない状態にしておけば両者ともハードディスク内のファイルとして存在しますので他のPCにファイルを移動させて実行させるなどの事が自由にできる点です。

 

私も以前はIT業でプログラムの開発をしていましたので開発したソフトをいろいろなOSの環境でテストするためにこの「仮想マシン」の環境によくお世話になりました。「仮想マシン」と「仮想ハードデイスク」は元のファイルを残しておけば自由に使っても使用以前の環境を簡単に復元できるからです。

 

「仮想ハードデイスク」のファイルはサイズが大きくなりますが使わない時は圧縮してコンパクトに保存するなどという事もできますし、一台のPCの中に複数の「仮想マシン」の環境を用意しておいてそれぞれにメインのPCの環境には「インストール」や「一時ファイル」などを残したくない環境を作って動かしたりという事ができます。

 

勉強や実験、お試しなどの用途の「仮想マシン」環境を持てると便利です。

「仮想マシン」環境用のOSのライセンスは必要ですがWINDOWSだと「開発用の動作期間限定」の「WINDOWS11 Enterprise」インストール済み「仮想マシン」環境の「仮想ハードディスク」を配布していたりもします。

この原稿の時点での配布バージョンの有効期限は2024/2/13で各種の「仮想マシン」用ソフト「Hyper-V」、「VMware」、「VirtualBox」、「Parallels」用の「仮想ハードディスク」が用意されています。

 

以下は動作開設の例として「Hyper-V」を使ってみたことに関してです。

 

「Hyper-V」の物をダウンロードして解凍してみた所「ファイルサイズは40.8GB」でした。

 

WINDOWS11 Enterpriseと言っても英語版の設定ですので使う「言語」を「日本語」にしたりキーボードの設定を「日本語対応キーボード」に変更したりする作業が必要です。詳しくはこの時のブログが参考になります「INTELの省電力CPUなN100を搭載したミニPCの導入記事

 

「Hyper-V」の物を「日本語」WINDOWSの環境に変更して22H2の修正を適用してみた所「ファイルサイズは47.2GB」でした。
 

このような「仮想マシン」の環境は動作させなければ特には見えず、保存している「仮想ハードディスク」も非利用時は圧縮しておけば秘密の内容も見えませんので秘密の動作環境やコレクションを保持させておくのにも便利そうです。

(配布されている「開発用のWINDOWS11」環境は動作期限が数か月先までと決められていますので大切なデータを保存する「仮想ハードディスク」は「開発用のWINDOWS11」環境の物とは別に用意しておくのがいいかもしれません)

 

「Hyper-Vマネージャー」からの「仮想マシン」への画面接続だけを行っていると気になるのが「サウンド」デバイスがないために音が再生されず何も聞こえないという事です。

「仮想マシン」にサウンドデバイスが無くても「リモートデスクトップ」接続をすれば「リモートオーディオ」という「サウンドデバイス」が用意されて接続元PCに再生した音が聞こえるようになっていますので気になる場合は「リモートデスクトップ」での接続を使います。

しかしここでちょっとした不思議な仕様に出会いました。一度「リモートデスクトップ」接続を「仮想マシン」に対して行うと「リモートオーディオ」デバイスが残ったままになり、「Hyper-Vマネージャー」からの「仮想マシン」への画面接続の際もなぜか「リモートオーディオ」デバイスを通して再生した音が聞こえるようになっていました。

 

ここでさらに「開発用のWINDOWS11」環境に対する不便な点が出てきます。それはデフォルトのユーザー「User」のパスワードが「空白」なためネットワークコンピューターからの「共有フォルダへ」のアクセスも「リモートデスクトップ」接続もセキュリティのために拒否されてしまうという事です。

これを解決するには2つの方法があります。

方法1:王道

 ローカルユーザ「User」のパスワードを「空白」から変更する。

 これは一見簡単なようですが最近のWINDOWS11のローカルユーザーのパスワード変更は非常に行いにくくなっているので一苦労します。

 

方法2:邪道だが簡単

 「コントロールパネル」→「Windowsツール」→「ローカルセキュリティポリシー」からの設定変更でパスワードが「空白」でも「共有フォルダ」へのアクセスや「リモートログイン」できるようにしてしまう。

 「ローカルセキュリティポリシー」画面での変更点は以下の通りです。

注:セキュリティを甘くするという点をご納得の上自己責任で行ってください。

 「ローカルセキュリティポリシー」→「ローカルポリシー」→「セキュリティオプション」→「アカウント:ローカルアカウントの空のパスワードの使用をコンソールログオンのみに制限する」:「有効」→「無効」に変更

 

おまけの方法:こちらの方が簡単かも

  ローカルアカウントで新しい管理者ユーザーをパスワード付きで作成してそちらで作業を行う。

 

と、ここまでで「仮想マシン」に「リモートデスクトップ」接続できるようになったかと思います。

 

ここでちょっと気づくのはデフォルトの「仮想マシン」の設定だと「仮想マシン」からの「ネットワークコンピューター」へのアクセスと他の「ネットワークコンピューター」からのアクセスは動かしているPCの環境(以下は「ホストOS」と呼びます)とだけになっています。

これは同じ「ホスト名」の環境が存在していてもその「ホストOS」内だけにとどまると混乱が起きませんしセキュリティ上も好ましいからです。

 

この制御をおこなっているのは「仮想マシン」の「設定」にある「ネットワークアダプター」の「DefaultSwitch」が「内部」での通信が「ホストOS」の「内部」に限られているためです。

 

これを通常の一台のサーバーとしてLAN内に公開するには「Hyper-Vマネージャー」の「操作」パネルにある「仮想スイッチマネージャー」で種類が「外部」のスイッチを作成して「仮想マシン」の「設定」にある「ネットワークアダプター」に割り当てればLAN内に独立したサーバーとしてデビューできます。ただし「ホスト名」が重複するとトラブルになりますのでご注意ください。

 

なお「仮想スイッチマネージャー」で種類が「外部」のスイッチを作成すると「ホストOS」の「ネットワークアダプター」を「仮想マシン」と共有する形になりますのでもともと「ホストOS」で使っていた「ネットワークアダプター」でLANに直接接続している形は見えなくなり、「Hyper-V Virtual Ethernet Adapter #2」という仮想的に作成された「ネットワークアダプター」を使ってLANに接続している形に変更されます。この「Hyper-V Virtual Ethernet Adapter #2」は「仮想マシン側」にも「Hyper-V Virtual Ethernet Adapter #2」という仮想の「ネットワークアダプター」が存在していて見えない仮想の「ネットワークスイッチ」に両方とも接続されていて元の「ホストOS」の「ネットワークアダプター」に接続されているという言葉では説明しにくい構造になります。

 

この構造がどうしても我慢できないという場合は作成した「仮想スイッチマネージャー」で種類が「外部」のスイッチを削除して「仮想マシン」をLAN内にデビューさせない構造にするのがいいかと思います。このような場合はLANポートが2つあると片方を「仮想マシン」専用にするというような用途に使えそうですよね。

 

ここで「仮想マシン」は一台の独立したPCのサーバーに見えるという話をしましたが「ネットワークアダプター」への「WAKE-ON LANパケット」送信での「電源ON」は出来るのだろうか?と思いますがさすがにそれは出来ないようです。

 

他のWINDOWS11の「仮想マシン」の用途などで思いつくのは「ワイヤレスディスプレイ」接続などで「TV」や「Chromecast」、「Fire TV」への画面ミラーリングなどができないかなどを考えてしまいます。

通常「TV」や「Fire TV」への「ワイヤレスディスプレイ」接続でのミラーリングですと「MiraCast」というプロトコルを使うのですがこのプロトコルは「WI-FI」の5GHzで通信を行いますので「WI-FI」のデバイスを持たない「仮想マシン」からは使えません。仕方ないですよね。

 

「Chromecast with GoogleTV」相手ですと「Google Chrome」か「MS Edge」のブラウザからの操作で「ブラウザのタブ」内か「デスクトップ」を同一LAN内の「Chromecast with GoogleTV」に「TCP/IP」で送信しますので「WI-FI」だろうと「有線LAN」接続であろうとも「外部へのLANアクセス」が有効になっていれば画面のミラーリングができますし可能でした。

こちらだと「Linux」系のOSの「仮想マシン」でも「Google Chrome」か「MS Edge」のブラウザはインストール出来ますので画面のミラーリングは出来ます。(ただしWINDOWS環境のような「リモートオーディオ」というサウンドデバイスはありませんので音はミラーリングの画面には出ません)

ですが「Hyper-V」での画面表示されていないときでも画面のミラーリングが行われるかというとそれは出来ませんでした。画面表示がされていないときは「サインアウト」されてしまい、「サインアウト」されると画面のミラーリングは停止してしまうようです。

 

「仮想マシン」では「ホストOS」の「ハードウェア資源」は通常使えませんのでUSB接続の「ハードウェア」などは使えず、仮想化されているハードウェアのみが使えます(「CPU」「メモリ」「ハードディスク」「ネットワークアダプタ」「DVDイメージファイルを読み取るDVDドライブ」など)

この仮想化されいるハードウェアのみを使って「仮想マシン」を動作させて必要な時にだけ「サーバ」を動かすという事が利用する人の知恵になりますのでいろいろ用途を考えてみてはいかがでしょうか?(例:WEBやFTPのサーバーなど)

PCのHDDやSSDにはインストールしないで「USBメモリ」だけの作成で起動や設定の保存もできる「MX-Linux」の「Live-USB」という「USBメモリ」を作って基本的な動作をしてみました。

 

「MX-Linux」はLinuxの中でも一番人気があるという事なのでネットの情報も豊富にありますので入門用にもいいかと思いますし人気の分で安定しているために長時間の利用でも支障はほとんどないようです。

 

まず「MX-Linux」の「Live-USB」という「USBメモリ」を作る環境と必要な物についてです

用意する物

・16GB以上のUSBメモリ(USB3.0対応の物を使う事を強くお勧めします)

→アマゾンではUSB3.0対応で読み出し速度が100MB/s程度以上の128GBのUSBメモリが1本2000円しない程度で購入できますのでそのあたりがお勧めです。

・Windowsが動作する環境(USBメモリに「MX-Linux」のイメージを書き込む環境です)

・「MX-Linux」のUSBメモリに書き込むイメージファイル(isoファイル)

・Windowsで動作する「Rufs」(USBメモリに「MX-Linux」のイメージを書き込むソフトです)

 

以下にそれぞれの準備の仕方やダウンロードでの入手方法を載せておきます

・「MX-Linux」のUSBメモリに書き込むイメージファイル(ISOファイル)についての準備方法

「MX-Linux」には用意されているデスクトップ環境が「XFCE」「KDE」「Fluxbox」と3種類あるそうですが「メモリ消費量」も少なく、「高速に動作する」、「更新などのサポートも万全」、「シンプルで使いやすい」という事でお勧めなのが「XFCE」だそうなのでこの「XFCE」版を選択することにします。

 

さらにこの「XFCE」版には「32bit」「64bitの標準的なハードウェアサポート」「64bitの最新版までのハードウェアサポート」版があるそうですがとりあえずは「64bitの標準的なハードウェアサポート」「64bitの最新版までのハードウェアサポート」版のいずれかを選択することにします。

 

「MX-Linux」のISOファイルダウンロードページ
https://mxlinux.org/
→画面内の「Download」ボタンを押します
→–Xfce (our flagship desktop)これが軽量でお勧めのデスクトップ環境らしいのでこれをチョイス
→「MX-23.1_x64」(64bitの標準的なPCの構成)「MX-23.1_x64.iso」これか
→「MX-23.1_x64 “ahs”」(64bitの最新ハードウェア対応版AMDのRyzen7などもサポート)「MX-23.1_ahs_x64.iso」これのどちらかをダウンロード

→「Direct Repo」(本家の配布元からダウンロード)多少遅いが自動的にダウンロードされて分かりやすい
→「Mirrors」(大学などのボランティア配布サイトからダウンロード)空いているので高速にダウンロードされるがFTPのディレクトリ階層などが分かりにくい
→「Torrents」(BitTorrentのソフトでダウンロードするための「torrent」ファイルをダウンロード)「BitTorrent」でダウンロードできる環境がある人は爆速でダウンロードできる

ここでは例として「MX-23.1_ahs_x64.iso」をダウンロードしたとして進めます。
 

・Windowsで動作する「Rufs」(USBメモリに「MX-Linux」のイメージを書き込むソフトです)の入手と「MX-Linux」ISOファイルをUSBメモリに書き込む

Windowsでも使える「USBメモリ」へのISOファイル書き込みソフト「Rufs」を入手する。
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/rufus/
インストール不要でダウンロードした「rufus-4.3.exe」を実行すればUSBメモリにISOファイルを書き込める

 

起動用のUSBメモリに「Rufs」で「MX-23.1_ahs_x64.iso」を書き込む。

USBメモリに必要な領域のサイズについて

ー「MX-23.1_ahs_x64.iso」-2.2GB
ー「MX-Linux」の設定変更部分や追加アプリを保存する領域(/root FS)-FAT32なので最大4GB
ー「MX-Linux」を動かしてマイドキュメントのような部分へのファイル保存領域(/home FS)-FAT32なので最大4GB
ー「MX-Linux」を動かす際のswapファイル領域(仮想記憶領域のような物)-とりあえずメモリが8GB程度あれば不要なので作らない「no」を選択
ということなので最大で16GBあれば足りるのでそれ以上のサイズのUSBメモリを用意します。サイズが大きい分にはその余っている領域にもファイルを保存できます(FAT32の制限の範囲で)
 

USBメモリをPCに差し込んで「rufus-4.3.exe」を実行
・「デバイス」の部分が差し込んだ「USBメモリ」になっているかを確認
・「ブートの種類」で「ディスクまたはISOイメージ(選択してください)」になっているところで「選択▼」を押して「MX-23.1_ahs_x64.iso」を選んでおく
・「保存領域のサイズ」は「0(保存領域無し)」でかまわない
・「パーティション構成」はデフォルトの「MBR」でも「GPT」のどちらでもよいが「UEFI」からのブートができない古いタイプのPC用ならば「MBR」を選択する、「ターゲットシステム」もデフォルトの「BIOSまたはUEFI」のままでいい
・「フォーマットオプション」はデフォルトで適切な物になるのでそのままでいい
・準備ができたら「スタート」ボタンを押してUSBメモリへの書き込みを開始
・ダイアログが出てきて書き込みモードを選択するがデフォルトの「ISO イメージモードで書き込み(推奨)」のままでいい「OK」ボタンを押す
・書き込むと「USBメモリ」のデータは消去されますという警告ダイアログが出るが間違いなければ「OK」ボタンを押す
・画面の「状態」部分に進捗が表示される。書き込みが完了すると緑色の帯の表示になって「準備完了」と表示されまた「スタート」ボタンが押せるようになる。これで書き込み終了「閉じる」ボタンを押して終了
・Windowsのタスクバーの「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す□」をクリックして「USBメモリ名 の取り出し」を選択して「安全に取り出すことができます」ウィンドウが表示されることを確認する
・USBメモリを取り外すことができます
 

これで「MX-Linux」を起動させる「USBメモリ」の最初の準備ができました。

この後は「USBメモリ」で「MX-Linux」を起動して設定の変更などを「USBメモリ」に保存できるようにしたり、ファイルを保存する領域の設定を「USBメモリ」に準備したりするために最初の起動時に行う設定などの説明をします。

 

ではPCでHDD(SSD)からWindowsを起動するのではなく差し込んだ「USBメモリ」から「MX-Linux」を起動するとこからです。

「MX-Linux」のUSBメモリからの初回の起動の設定
・USBメモリをPCに差し込みます
・PCの電源を切って「電源をON」にするか「再起動」させます
・PCの起動画面ですかさず「BIOSを開く」か「BOOTメディアを選択できる」キー(「F1」や「F2」や「DEL」など)を連打します
・BOOTデバイス選択画面で「USBメモリー」からのboot(Linpus Lite)を選択して起動します。

・USBメモリーからの起動で「MX-Linux」の起動オプション選択画面が表示されるので以下のような設定をする(初回だけ)
(PCの昔の機種によっては「Language - Keybord - Timezone」のメニューがない起動画面になるのでその場合は「Switch to Grub Bootloader」を選択してください)
ー「Language - Keybord - Timezone」を選択して「Language」を「日本語」に設定、「<==メインメニューに戻る」でメニューに戻る
ー「>>>詳細オプション<<<」を選択して以下の設定を選択する
ーー「パーシステンスオプション:」を「persist_all root>>/<<を RAMに、>>/home<< をパーシステンスデバイスに」設定
ーー「セーブオプション:」を「grubsave セーブ(保存)のオプション(ライブUSBのみ)->GRUBメニュー」設定
ーー「<=== メインメニューへ戻る」を選択して起動オプション画面に戻る

ー起動オプション画面の「MX-23.1 ahs x64(October 15,2023)」に合わせて「ENTER」を押して「MX-Linux」を起動

ー「Begin create rootfs persistence file」というメニューが出てくるので「2」を入力「2) create custom」から「14」を入力して「14) 4.00 GiB」に設定する
ーー「rootfs用の4.0GBの変更保存領域」が作成中になるので次のメニューが出るまで「・・・・・」の表示を見ながら気長に待つ、特にUSB2.0での利用だったりすると飽きるくらいに時間がかかる
ーー(USBメモリの空き領域に4GB分のバーチャルハードディスクのようなファイルが作成される)

ー「Begin create homefs persistence file」というメニューが出てくるので「2」を入力「2) create custom」から「17」を入力して「17) 4.00 GiB」に設定する
ーー「homefs用の4.0GBのファイル保存領域」が作成中になるので次のメニューが出るまで「・・・・・」の表示を見ながら気長に待つ
ーー(USBメモリの空き領域に4GB分のバーチャルハードディスクのようなファイルが作成される)

ーswapファイルの作成メニューが出ますがここでは作成しない設定にしておきます
ー「Create a live-usb swap file?」というメニューが出てくるので「n」を入力「n=no」を選択作成しないに設定する

ー「◆◆◆◆◆ : root     New password:」という表示があって「root」の管理者権限の「新しいパスワード」が求められるので入力する。空白や元デフォルトの「root」は拒否される
ー「◆◆◆◆◆ : demo     New password:」という表示があって「demo」という名の一般利用ユーザーの「新しいパスワード」が求められるので入力する。空白や元デフォルトの「demo」は拒否される

ー「antiX Root Persistence Auto-Save Configration」という表示で設定の自動保存オプションが有効になったので確認の種類を選択します「Press <Enter> to Continue」を入力しろと出るので「Enter」キーを押して継続する
ーー「MX-Linux」の設定変更は自動的に保存されてほしいので「1」を入力して「1) Automatic」を選択しておく

・これで「MX-Linux」が起動して「Xfce」というデスクトップが動作する。
・LANの接続は有線なら自動的に接続されていてWI-FIならばデスクトップ左のバーの下にあるLANのコネクタアイコン「□←こんなやつ」をクリックして「利用可能なネットワーク(A)」を選択すると接続する「SSID」が表示されるので選択して接続の「パスワード」を入力すれば接続される
・このような状態で「シャットダウン」を選択すると設定が自動的にUSBメモリに保存されて「次回起動時」に自動的に読みだされて変更点が復元される

・「他のPCの共有フォルダ」を開いたり「ファイルを操作」するにはデスクトップ左のバー上側のファイルマネージャー「□←こんなやつ」をクリックして操作する(エクスプローラーのような物)
ー「場所がdemo」の所はホームフォルダで「ドキュメント」などの日本語のフォルダは「/home FS」で作成した「4GB分の領域」で、「Live-usb-storage」(「デバイスのLive-usb-storage」と同じ)は「USBメモリの空き領域」になります
ー「デバイス」の部分にはPCのHDD(SSD)などのマウントして読み書きできる領域が表示されていてマウント時に管理者権限のパスワードを入力するとマウントされて読み書きができるようになります
ーー注:大抵のNVMeSSDドライブはWindowsで利用する標準状態との組み合わせ(非ACPIモード)では認識できません、詳細は検索してみてください
ー「ネットワーク」の「ネットワークを参照」を開くと「接続可能なLAN内のサーバ一覧」が表示され、サーバーをクリックすると「接続用のユーザID、パスワード」を入力すればサーバーを開くことができます

次回からのUSBメモリでの「MX-Linux」起動は
・「MX-Linux」のUSBメモリをPCに差し込む
・PCの起動時にすかさず「BIOSを開く」か「BOOTメディアを選択できる」キー(「F1」や「F2」や「DEL」など)を連打します
・USBメモリーからのboot(Linpus Lite)を選択して起動します。
(PCの昔の機種によっては「Language - Keybord - Timezone」のメニューがない起動画面になるのでその場合は「Switch to Grub Bootloader」を選択してください)
・起動オプション画面の「MX-23.1 ahs x64(October 15,2023)」に合わせて「ENTER」を押して「MX-Linux」を起動
で前回USBメモリに保存した内容で「MX-Linux」が起動されます

 

 

この「MX-Linux」の「XFCE」版に入っている基本的なソフトだと

WEBブラウザ:Firefox

Office互換ソフト:LibreOffice

BitTorrentクライアント:Transmission

動画再生ソフト:VLC media player

他PCなどへの共有フォルダ公開機能:samba

メールソフト:Thunderbird

などが入っていますのでお金をかけなくても一通りの作業ができます。

 

またパッケージマネージャーを使うと簡単に用意されたソフトを選んでインストールする作業も簡単に行えますので様々な主要ソフトやマニアックなツールも楽に追加できます。

気になったツールの追加の例:

-spotfy

-GoogleChrome

-MS-Edge

-Skype

-Zoom

-x11vnc(vncサーバー)

-VirtualBox(仮想マシンの実行ツール)

-Blender

-GIMP

-CubicSDR

-Gprx-SDR

-SorpySDRライブラリ(GNU Radioや多くのSDRソフトから各種SDRにアクセスできるようになるそうです)

-System370エミュレーター「hercules」(System370とは?IBMの汎用大型コンピューターのOSです)

-VisualBoyAdvance(Game Boy Advanceエミュレーター)

 

スマホ用のType-Cの「イヤホン変換アダプター」(古いタイプ用の「アナログ出力」の物でなく「デジタル出力」の物)についてふと思いつきました。Windows PCのUSB端子に繋ぐとオーディオデバイスとして使えるのかな?と。

 

早速手持ちのスマホ用「イヤホン変換アダプター」(Type-Cの物でイヤホン利用と同時に使えるType-Cの充電用の端子もある)をWindows PCのUSB端子へ「USB TYPE A」変換アダプターを使ったり直接「USB TYPE C」の端子にスマホ用「イヤホン変換アダプター」を接続してみました。

 

通常このタイプの「USBオーディオデバイス」ですとUSB端子へ接続すればWindowsのサウンドを再生可能な「サウンドデバイス」一覧に出てきて音声出力を切り替えられるはずなのですが、「サウンドデバイス」一覧は特に変化がなく音声出力を切り替えることができないように思えました。認識されていないようです。

 

変だなぁと思ったものの一応スマホ用「イヤホン変換アダプター」のイヤホン端子に「有線のイヤホン」のジャックを差し込んでみた所おもむろにWindowsの音声出力先が「イヤホン変換アダプター」に切り替わり「最大音量」でPCの音声が再生されました。

「ギャアァァァ━(゚Д゚; )━!!!!耳がぁぁぁ」

完全に不意を突かれて驚きました。

 

どうやらこのスマホ用「イヤホン変換アダプター」のサウンドデバイスは「有線のイヤホン」のジャックを差し込んだ状態でだけ認識されるようで、おそらくはスマホにこの「イヤホン変換アダプター」を差し込んだだけでは本体の「イヤホン出力」が謎の見えない「イヤホン端子」に切り替わらないようになっているための用です。

 

通常のWindows PC用の「USBサウンドデバイス」ですとUSB端子に接続した時点で認識されるタイプがほとんどですのでちょっと意外な動きでした。

 

ですが無事にWindowsの音声出力先として認識されましたし高音質設計とうたわれているタイプでしたので、Windowsのサウンドデバイスの音質調整では「24ビット96KHz」の設定まで切り替えられることを確認できました。

 

また接続した「有線イヤホン」のマイクからの「音声入力」も可能でそちらの音質調整は「24ビット48KHz」の設定まで可能でした。

 

意外と安価(3000円ちょい)ですしPCなどに常に接続していても有線イヤホンを接続しなければ邪魔をしない「USBオーディオデバイス」として使えたりもしますのでPC用のイヤホン専用の高音質なサウンドデバイスとして使えたりもしますね。

 

PC用にも使ってみるとかいかがでしょうか?

Fire TV Stick 4K MAX(第2世代)をブラックフライデー先行セールで5980円で仕入れましたので早速(第1世代)からの進化点を見てみました。

 

(第1世代)から変わっていない付属品類

・USBの電源アダプターやケーブルなどは特に変わらない物が付属していました。

 

(第1世代)から変わった操作性等

・リモコンに設定ボタン(「アンビエントディスプレイ」というALEXAを操作したりするメニューを呼び出し)が付いた

・Fire TV Stick 4K MAX(第1世代)からさらにサクサク動くようになった(はっきり体感できます)

・有線接続でネットのスピードテストをしてみると(第1世代)では120Mbps程度だったが(第2世代)は240Mbpsを超える程度まで早くなった、CPUパワーが上がったためのもよう

・WI-FI6でのネット接続のスピードテストでは350Mbpsを超えていました。

・ストレージが8GB→16GBになったので沢山アプリをインストールできるようになった

・いつの間にかWindows11のワイヤレスディスプレイ接続で「Fire TV Stick 4K MAX」の「画面ミラーリング」に画面表示をすることができるようになっていた。

 

ということで「アンビエントディスプレイ」については特に便利になった感じではないのですがAlexaのスマートホームデバイスの操作がリモコンでできるようになっていたりします。

 

特に変わった点は2つあり、ストレージが8GB→16GBになったのでアプリを沢山インストールできるようになった点と、CPUがかなり高速になったので体感出来てストレスがないくらいにアプリもサクサクと動きます。

 

Fire TV Stick 4K MAX(第2世代)を使ってしまうとFire TV Stick 4K MAX(第一世代)でも4Kよりもさらにサクサクと言われていたのにさらに高速になり非常にストレスが無くサクサクしていますので(第一世代)はスペア用として保存しておくことにしました。

 

5980円でFire TV Stick 4K MAX(第一世代)から(第2世代)に乗り換えても結構お気に入りな感じになっています。

まだFire TV Stick 4K MAXを持ってない方には購入するならブラックフライデー期間に5980円で(第2世代)を入手するのはかなりおすすめです。

家の中の壁越しやガラスの窓を通して・トンネルの中や車の中・電車の中など、スマホやWI-FIの電波が届くか届きにくいかは今時は大きい問題ですよね。

 

場所によってはスマホやWI-FIの電波だけではなく宇宙からのGPSの電波も届かないと困りますよね。

 

そこで今回は電波を通しにくい(通しやすい)物などの話です。

 

基本的にラジオやスマホ・WI-FIの電波なども大体の性質は同じですが周波数が低いか高いかで少々個性が違っている部分などもあります。(後述)

 

電波を通さない物の代表は金属です。

スマホやWI-FIルーターなども金属の箱(ロッカーなど)に入れてしまうと電波を発信したり受信することができなくなります。

電波を通さないことを逆手にとって雑音になる電波を受け取らないようにしたり、電子回路から雑音になる電波が出ないようにしたりも良く行われます。

家庭にもよくあるアルミホイルはアルミを薄い膜にしたものですのでアルミホイルで包んでしまうと電波が受信できなくなってしまいます。

 

他に十cmほどの厚みで電波を通さなくなってしまう身近な物はコンクリートです。

マンションの中やビルの中などはスマホの電波がかなり弱くなるのは窓から辛うじて電波が入ってくるだけのためです。

またWI-FIルーターを置いた部屋と別の部屋だったりすると壁がコンクリートで電波がさえぎられてかろうじて入り口のドアから電波が入ってくるだけになりますので非常に電波が弱くなったりします。

 

木造の住宅は電波が比較的に通りやすいですよね。木は比較的電波を通しやすいです。

木造の家と同じく一般の家でも部屋の入り口のドアは通常木で作られていますので部屋のドアは電波を通しやすいです。

 

窓際はテレビの電波やスマホの電波が受信しやすいように、通常の窓ガラスは電波を通しやすいです。

ですがガラスの中でもエコガラスや車の熱線防止ガラスなどは電波を非常に通しにくい性質を持っています。

エコガラスや車の熱線防止ガラスなどは夏の部屋の中(車の中)を涼しく保つために太陽からの熱(赤外線)を反射させて通さないようにするため、ガラスに光は通る程度の薄い金属の膜がついているためです。

 

赤外線も電波の一種ですので金属の膜があると赤外線を通さないので涼しくて済むという事なのですが一緒に他の電波も通さなくなっているという具合です。

車の中ですとガラスに貼るアンテナを貼っても電波が受信できなかったりレーダー探知機にレーダーの電波が入って来なくて車の部屋の外につけるアンテナが必要になったりします。

 

他に電波を通しそうで通さない物として、目の細かな金属の網があります。

ただしスマホやWI-FIの電波のような高い周波数の電波は網の目がだいぶ細かくないと電波は網の目を通ってきてしまいます。

電波が通らない金属の網の例としては2.4GHzのWI-FIと同じ周波数を使う電子レンジの入り口のガラスの覗き窓なんかに金属の網がついています。

よく見ると電子レンジの窓は金属の網というよりは金属の板に細かな穴が沢山開いていて中が見えるのですが網の目が細かいので中からの電波は通さないようになっています。

 

電波の周波数が低くなってくると網の目がある程度大きくなっても電波が通り抜けられなくなります。

エコガラス程の金属の膜ではなくともガラスが壊れて飛び散らないようにガラスの中に鉄の網が入っているものなどもありますのでそのような場合は例え窓際でもラジオの電波が入りにくいなどの場合があるかもしれません。

 

他に電波を通しにくいような物として、岩や土・水などもあります。

水の中では電波が通ってこないですので仮に海の中にスマホを持ち込んでも電波は受信できません。

他に電波を出しているところと自分の間に岩や土でできている丘や山などがあると電波がさえぎられて受信する電波が弱くなってしまいます。

もちろんトンネルの中や地下だと電波が届きません。

 

ここで「!?地下街や地下鉄のホームでもスマホが使える」などと思うかもしれません。それは特別にスマホの電波を地下街などに中継する機械とアンテナが地下街にあるからです。もし同じように電波が届くのならGPSで地図も使えますもんね。

 

 

さてここまでは電波を通すか通さないかの話でしたが、ここからは電波を跳ね返す(電波が反射する)の話です。

大抵は電波を通さない(通しにくい)物があると大抵は電波は当たって跳ね返ってきます(反射する)。

普通に生活していると色々な物が電波を跳ね返していますので電波を受信するアンテナから電波が来る方向を少しだけ金属で塞いでもどこかから跳ね返ってきた電波を受信してしまいそう簡単には電波が受信できなくなりません。

 

身近な街の中の物で電波を跳ね返しているものとしては山や丘・コンクリートの建物などがあります。

これを応用すると、WI-FIの電波を家の前の方はあまり強くなってほしくないなどの場合はWI-FIルーターの家の前側の方に金属の板やアルミホイルを貼った板などがあるとそちら方向へは電波が反射してしまい届く電波が弱くなったりします。

もしかしたらWI-FIルーターを金属でできたラックなどに置いていて「2階に電波が届きにくいなぁ」など悩まれているかもしれませんが金属の棚やラックなどで電波を反射させていることが原因かもしれませんね。

 

色々な物は電波を跳ね返すというのを使っている身近な例ではレーダーがあります。

レーダーの原理は電波を発射するのと跳ね返ってきた電波を受信して物を見つけるというのを繰り返ししているもので、雨雲をさがしたり飛行機などを探したり海で船を見つけたり車の速度違反取り締まりなどで使われています。

最近では戦闘機をレーダーで見つけられたくないという事でステルス戦闘機などがありますがこれは電波を跳ね返しにくい金属の面の構成にしたり(なるべくレーダーの元の方向に電波を跳ね返さないように垂直の面を減らす等)、レーダーの電波を反射しないで吸収してしまう特性のフェライトという材料を混ぜた塗料を塗装して金属の表面でなるべく電波を反射しないような作りにしているのだそうです。

 

おまけ:免許が要らない2.4GHzの周波数の電波は色々な用途で使われていて混信気味です。

 よくWI-FIの2.4GHzは電波が混雑していて5GHzが空いていて早いとか、電子レンジを使うとWI-FIやワイヤレスマウス・ブルートゥースの接続が切れるなどを経験したことはありませんか?

 免許が要らない2.4GHzの周波数の電波はそのような用途でみんなで共有していますので混信しやすくなっています。

 他にも固定電話のワイヤレス子機用やワイヤレスチャイムなど様々な用途で使われています。

 中でもなるべく電波の漏れを防いでいるとはいえ電子レンジで使っている電波は強いですのでそのようなワイヤレス機器からは離して使ったり電子レンジの方向には金属の板などを置いてなるべく妨害が無いようにして使うのがいいかもしれませんね。

今年もAmazonのブラックフライデーでAmazonデバイスが大幅値引きされるという事なので「Fire TV Stick 4K MAX(第2世代)」(Fire TV Stick 4K MAXの2023秋最新バージョン)を狙ってみようかと思いました。

 

「Fire TV Stick 4K MAX(第2世代)」の値引きは約40%引きのようです。

 

参考までに先行セール11月22日開始の発表済み「Fire TV」値引き後価格を載せておきます。

「Fire TV Stick(第3世代)」4980円→2480円

「Fire TV Stick 4K(第2世代)」7480円→3980円

「Fire TV Stick 4K MAX(第2世代)」9980円→5980円

「Fire TV Cube」19980円→13980円

 

おすすめの「Fire TV」は「Fire TV Stick 4K MAX(第2世代)」で、

もともと「Fire TV Stick 4K MAX(第1世代)」の物でも「Fire TV Stick 4K(第2世代)」の物より高速なCPUを搭載していてサクサク動くという評判でしたし、実際に使っていて結構快適でした。

「第2世代」になってさらに以下のような機能強化がなされています。

・「第一世代」の物に比べてもCPUクロックが強化されてサクサク度アップ

・「第一世代」の物に比べてWI-FIがWI-FI 6→WI-FI 6Eになって6GHz帯が使えるようになったので将来も安心

・「第一世代」の物に比べてストレージの容量が倍になった。8GB→16GB

 

この仕様で値引き後価格が「Fire TV Stick 4K(第2世代)」の価格+2000円という事ですので非常にコスパがいいと思います。

 

「chromecast with google tv」や「fire tv stick」でPCやNASの「共有フォルダ内」にある「動画ファイル」を再生してHDMIで接続しているTVやモニターに動画を表示するための話です。

 

「chromecast with google tv」や「fire tv stick」はWI-FIや有線でLANに接続していますのでLANに接続しているPCやNASの「共有フォルダ」にもアクセスできてしまいます。

 

「chromecast with google tv」や「fire tv stick」は基本的に「androidスマホ」と同じような仕組みですので「androidスマホ」で動作する「動画再生アプリ」をインストールすればPCやNASの「共有フォルダ」にアクセスして「共有フォルダ」内の「動画ファイル」を再生できます。

 

その「動画再生アプリ」のお勧めは「VLC media player」です。

とても有名な「動画再生アプリ」で「Windows, Linux, Mac OS X, Unix, iOS, Android, Apple TV, Chrome OS」で動作します。

動画ファイルを再生できる形式もかなり多くこれ一本あればまず困らない位です。

「VLC media player」はフリーなソフトで寄付の受け付けもしていますが基本的には無料で使えます。

 

「VLC media player」アプリでのPCやNASの「共有フォルダ内」にある「動画ファイル」を再生する方法は、

 

・「ブラウジング」→「ローカルネットワーク」→「smbでアクセスできるPCやNAS」を選択→「共有フォルダ」を選択→再生したい「動画ファイル名」を選択

 

です。

 

・「smbでアクセスできるPCやNAS」を選択、の部分では初回の時に「共有フォルダ」にアクセスするための「ユーザ名(アカウント名)」と「パスワード」の入力を求められる場合がありますのでPCなどで「共有フォルダ」にアクセスする際に入力するユーザ名(アカウント名)」と「パスワード」と同じものを入力してください。

 

PCの共有フォルダ関連で一つ忘れていたことがありました。以下の操作でWindowsの機能のコンポーネントを追加しておかないと「Fire TV」などからアクセスできません。

・追加する機能の名称:「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」

・「コントロールパネル」→「プログラム」→「プログラムと機能」→「Windowsの機能の有効化または無効化」

を追加して(機能をチェックボックスで選択にする)再起動する。

 

どうでしょうか?

 

PCやNASの「共有フォルダ」に存在する「動画ファイル」(多分代表的な形式の「音楽ファイル」も)が他のPCなどからアクセスできるようになっていれば「VLC media player」アプリで再生できたはずです。

 

わざわざPCなどで再生した画面をTVにミラーリングなどしなくて済み、「chromecast with google tv」や「fire tv stick」のリモコン操作で済みますので便利ですよね。

複数の「画像ファイル」を「zip書庫ファイル」にまとめておいて(例えば「どこかへの旅行アルバム.zip」など)「zip書庫ファイル」を開いて「zip書庫の中の画像」を見れたら便利だなぁと思う事はありませんか?

 

そのような使い方をする際にお勧めの「画像ビューワー」はある程度の制限はありますが「MassiGra」というソフトを使うのが私のお気に入りです。

2023/11現在の最新版は「MassiGra Version 0.45 (2013/04/23)」です。

 

最初に表示がサポートされている「画像ファイルの形式」は「BMP」「GIF」(アニメーションGIFも表示できます)「JPEG」「PNG」です。

動作が軽快で動作速度も速く、「マウスのホイール」で「次の画像や前の画像」を表示できて便利に操作できます。

他にも画像の「拡大・縮小」「右回転・左回転」「前のフォルダ・次のフォルダ」などの切り替えもできます。

 

基本的にフォルダー内の複数枚の「画像ファイル」を切り替えて「表示して見る」のですが、「Susie Plug-in」という昔に流行った「画像ビューワー」の「プラグイン」(「*.spi」ファイル)を「MassiGra」のディレクトリに置いて設定でプラグインを使う登録をすると「zip書庫ファイル」を開いて「zip書庫ファイル」内の画像を表示したり、表示がサポートされている「画像ファイルの形式」以外の「画像ファイルの形式」を増やして表示できたりもできます。

 

ダウンロードした「MassiGra」を使えるようにするには「MassiGra045.zip」をファイルの書き込み権限のあるフォルダの下に全て展開します。ここでは例として「c:\」の「MassiGra045」というフォルダに展開したことにします。(「C:\Program Files」フォルダなどの下に展開するとファイルの書き込み権限に特殊な管理者の権限が必要になり、動作に支障が出ますので自分で作ったフォルダの下に展開します。詳しくは「MassiGra」のHPのヘルプをご覧ください)

 

展開した「MassiGra045」フォルダの中の「MassiGra.exe」をダブルクリックして実行すればプログラムは動作します。

一度でも「MassiGra.exe」を起動しておけば画像ファイルを「プログラムから開く」際の「プログラム一覧」に出るようになりますので拡張子のファイルにデフォルトで「開く」の関連付けをしない場合は、

 

・「エクスプローラー」で「画像ファイル」を選択→マウス右クリック→「プログラムから開く」→「別のプロフラムでを選択」→プログラム一覧から「MassiGra」を選択→「一度だけ」をクリックー>画像ファイルが「MassiGra」で開きます。

同じ拡張子の「画像ファイル」を二度目以降に開く際は

・「エクスプローラー」で「画像ファイル」を選択→マウス右クリック→「プログラムから開く」→プログラム一覧から「MassiGra」を選択で開きます。

 

拡張子のファイルにデフォルトで「開く」の関連付けをしていつも「MassiGra」で開く場合は、

・「エクスプローラー」で「画像ファイル」を選択→マウス右クリック→「プログラムから開く」→「別のプロフラムでを選択」→プログラム一覧から「MassiGra」を選択→「常に使う」をクリックー>画像ファイルが「MassiGra」で開きます。
同じ拡張子の「画像ファイル」を二度目以降に開く際は

・「エクスプローラー」で「画像ファイル」をダブルクリックで開きます。

 

開くファイルが「画像ファイル」でも「zipの書庫ファイル」でも操作は同じです。(まだ「zipの書庫ファイル」は開けませんが)

 

デフォルトの設定では一つの「画像ファイル」を「MassiGra」で開いてしまえば「マウスのホイール」を回すと同じフォルダ内の「前の画像」や「次の画像」の表示になります。

 

「マウスの左クリック」で「表示画像」が「拡大」されます。

「表示画像」が画面のサイズを超えると「縦スクロールバー」や「横スクロールバー」が表示されますが「マウスのホイール」操作で「縦スクロール」と「横スクロール」ができます。

・「マウスの左ボタン」を押しながら「マウスのホイール」操作→「縦スクロール」

・「マウスの右ボタン」を押しながら「マウスのホイール」操作→「横スクロール」

 

「マウスのホイール」でクリック→「MassiGra」が終了します。

 

「キーボード」操作での「前の画像」や「次の画像」は「←」「→」などでの操作ですが「MassiGra」のHPのヘルプをご覧ください。

 

基本的に「マウスの操作」の割り当ての表示や変更は

・「マウス右クリック」→「その他」→「マウス設定(M)...」→「カスタマイズ」タブの画面で確認・変更できます

 

基本的に「キーボードでの操作」の割り当ての表示や変更は

・「マウス右クリック」→「その他」→「キー設定(K)...」→画面で確認・変更できます

さて一通り操作を説明したところで複数の「画像ファイル」が存在する一つの「フォルダ」を一つの「zip書庫ファイル」にまとめて「zip書庫ファイル」内の「画像ファイル」を開いて表示できるようにする方法です。

 

・まずは以下のファイルを「物置」さんの所からダウンロードして解凍し「ax7z.spi」を取り出します。

 「ax7z-0.7-457y3b6.zip」:suesieプラグインの「7-zip」ソフトのDLL「7z.dll」を呼び出す本体

 

・次に「7z.dll」を入手します。

ー「7-zip」ソフトの過去のバージョン9.20の物でよければ

以下のファイルを「物置」さんの所からダウンロードして解凍し「7z.dll」を取り出します。

 「7zdll-920.zip」:「7-zip」ソフトの過去のバージョン9.20の「7z.dll」

 

ー「7-zip」ソフトの最新版の色々な拡張子形式に対応した「7z.dll」が欲しい場合は

「7-zip」ソフトを入手してインストールし、「C:\Program Files (x86)\7-Zip」にある「7z.dll」をコピーして取り出します。(注:suezieプラグインは32bit版ですので32bit版の「7z.dll」でないと動作しません)

 「窓の杜TOP > 圧縮・解凍・ランタイム > 圧縮・解凍 > 圧縮・解凍 > 7-Zip」の「7-Zip(32bit版)」

 

・取り出した「ax7z.spi」と「7z.dll」を「MassiGra」を解凍したフォルダの「MassiGra045」に置きます。

 

・「MassiGra」でsuezieプラグインの「ax7z.spi」が読み込まれるように設定を行います。

ー「MassiGra」で「マウス右クリック」→「その他」→「プラグイン設定(G)...」画面を開きます

ー「書庫用プラグイン(V)」に選択を切り替える

ープラグイン一覧に表示されている「ax7z spi」を選択状態にしてチェックボックスをONにする

ー「設定(C)...」ボタンを押す→表示される「ax7zspi config」画面でサポートされる書庫の形式が全て選択されていることを確認して「OK」ボタンを押す。

ー「プラグイン設定(G)...」画面→「OK」ボタンを押して「MassiGra」の通常の画面に戻り、いったん終了する。

 

「画像ファイル」を「MassiGra」で開けるように「エクスプローラー」で操作した時と同様に「画像ファイル」の代わりに開けるようになった「zipなどの書庫ファイル」に対して「プログラムから開く」の操作をして「エクスプローラー」から開けるようにする。

・「エクスプローラー」で「zipなどの書庫ファイル」を選択→マウス右クリック→「プログラムから開く」→「別のプロフラムでを選択」→プログラム一覧から「MassiGra」を選択

 

これ以降は

・「エクスプローラー」で「zipなどの書庫ファイル」を選択→マウス右クリック→「プログラムから開く」→プログラム一覧から「MassiGra」を選択

・「エクスプローラー」で「zipなどの書庫ファイル」を選択→マウスダブルクリック

「zipなどの書庫ファイル」にまとめられた「画像ファイル」を開いて表示できるようになります。

 

標準でサポートされている「画像ファイル」の形式以外の物を表示できるようにするには該当の「画像ファイル形式」に対応する「suesieプラグイン」を取得して

ー「MassiGra」で「マウス右クリック」→「その他」→「プラグイン設定(G)...」画面を開きます

ー「画像用プラグイン(V)」に選択を切り替える

ープラグイン一覧に表示されている「XXXXXX spi」を選択状態にしてチェックボックスをONにする

ー「設定(C)...」ボタンを押す→表示される「XXXXX config」画面でプラグインの設定を行う。(画面がない場合もあります)

ー「プラグイン設定(G)...」画面→「OK」ボタンを押して「MassiGra」の通常の画面に戻り、いったん終了する。

を行います。

例として「画像ファイル形式」の「WebP」を表示できるようにするプラグインについての設定が載っている「ハルパス」さんの「MassiGraでWebPを表示する方法【Susieプラグイン】」のHPを紹介しておきます。

 

この他にも「Susieプラグイン」を追加して他の「画像ファイル形式」を表示できるようにする方法は「massigra プラグイン」で検索すると色々出てきますので試してみてください。

 

「MassiGra」は便利な「画像ファイル」の表示ソフトですが色々と制限があります。

その中でも割と開けないファイルに関しては「日本語以外の文字や記号」がファイル名に含まれているとファイルを開けないという制限があります。(半角のアルファベットや数字は大丈夫です)

(昔の多言語文字コードが使えない時代のWindowsのソフトの作り方で作られているため)

記号についてはなにか他の文字に置き換えてみる必要がありますが「中国語のような漢字」や「♥」「ē」などの文字も昔のwindowsではサポートされていませんでしたので基本的にはファイル名に含まれていると開けません。

ここでいうファイル名とは、ファイルが属する上位の「フォルダ名」にも適用されますので「フォルダ名」にもそのような文字が含まれていると開けません。

 

ここで基本的にと書いてあるのは開ける場合もあるという事です。開ける場合とはPCの「ローカルなディスク」にある場合ではなく「ネットワークコンピューター」などの「共有フォルダ」に存在する場合です。もともと「共有フォルダ」にファイルがある場合は「多言語がない旧Windowsの32bitアプリケーション」でも「外国語などの文字」が含まれた「ファイル名」でも開けるように何かの文字変換が行われているためのようです。

 

「MassiGra」の詳しい制限事項は「仕様 / 制限 - (画像ビューワ「MassiGra」公式ヘルプ)」をご覧ください。

 

他に「MassiGra」で面白いと思う機能には「漫画モード」があります。

この機能は「本の1ページ」が「画像ファイル一枚」で表されている場合に「左開き」の本か「右開き」の本かのモードを選択して「2ページ分の画像」を「2P、1P」(左開き)と画面に並べるか「1P、2P」(右開き)と並べるかで本のページを見開きで表示できる機能です。うまく考えられていて「画像のサイズ」が見開きの横長の場合は「2ページ分が一枚の画像」として画像一枚しか表示しない機能が標準になっています。

普通の画像ファイルを表示させてみる以外にも本のページを画像として保存している場合のビューワーとしても便利に使えます。

 

最近は機能が更新されていないので多言語化対応されていないなどちょっとした部分は不便なところがありますが、軽量できびきびと動作するため使っていてストレスが少なくて済みますし手軽に使えてプラグインでの拡張性もなかなかにあります。

インストールも不要ですのでこれはと思った方は試しに使ってみるのはどうでしょう?

前回の記事で「ビットトレント」(bittorrent)の簡単な説明をしてみましたので今回は技術的にどんな仕組みになっているかについてです。

 

「ビットトレント」はサーバーを介さないでお互いに「アップロード」したデータを他の人が「ダウンロード」するP2P型のシステムですが、ある程度は情報の提供のためにサーバーが必要な仕組みになっています。

 

サーバーには2種類あって、ファイルをダウンロードする際に必要な「トレント」(torrent)ファイルを配布するサーバー

「トレントサイト」と、「トレント」ファイル内に記述されている「トレント」のファイルを「ビットトレント」のクライアントソフトで共有しているユーザーを管理して他のユーザーに「ユーザー一覧」の接続「IPアドレス」と「ポート番号」を提供する「トラッカーサイト」のサーバーです。

 

「トレント」ファイルを使ってファイル共有を始めると「ビットトレント」のクライアントソフトは「トレント」ファイル内に記述されている「トラッカーサイト」に接続して自分への接続時の「IPアドレス」と「ポート番号」を登録して同時に他に同じ「トレント」ファイルを共有しているユーザー一覧に接続するための「IPアドレス」と「ポート番号」を定期的に受け取ります。

「トレント」ファイルを配布するサーバーは大抵は「トラッカーサイト」も兼ねているケースが多いようです。

 

「トレント」ファイルには他にもファイルのダウンロードやアップロード時の元ファイルの情報が含まれていて、大きなファイルを細かいサイズの「ブロック」単位に分けてばらばらに「アップロード」や「ダウンロード」できるような仕組みになっています。

 

ファイルの「ダウンロード」や「アップロード」の時は「トレント」ファイル内に記述されている「ブロック」のn番目を相手が持っているかを確認してその「ブロック」を送ってもらえたら(自分はダウンロード)自分の所のn番目の「ブロック」は受信済みとなり他のユーザーからn番目の「ブロック」を送ってほしいというリクエストがあったら今度は自分からn番目の「ブロック」を相手に送る(自分はアップロード)動作をすることになります。

 

元のファイルの「ブロック」ががすべて揃うとダウンロードが完了して100%すべての「ブロック」を他のユーザーへの「アップロード」ができるようになり、そのような状態を「seeder」になるとか「seed状態」と呼ばれています。

 

大抵の「ビットトレント」のクライアントソフトでは何らかの理由で「アップロード」の提供が全くなかったり非常に低速な提供の場合は不公平にならないようにあえて自分での「ダウンロード」も忖度して非常に低速になるような仕組みが組み込まれていますので「ダウンロード」が非常に遅い場合は高速な「アップロード」の提供を試みてみるのが良いかもしれません。

また「アップロード」の実績はその時の速度だけではなく「アップロード」したファイルのデータ量もカウントされますので「seeder」になってもしばらくの間は「アップロード」の提供を続けると次の機会の「ダウンロード」も高速に行えるように設計されています。

 

この「アップロード」と「ダウンロード」の関係に関することについては通常「ダウンロード」したいユーザーが「アップロード」担当のクライアントに接続要求を送るので「アップロード」側が「ルーター」の受信「ポート」を「接続解放」して「サーバー」になっていないと困りますのでユーザーは手動で受信「ポート」を「接続解放」するかクライアントソフトの「uPNP」機能で「ルーター」の受信「ポート」を自動的に「接続解放」されるようになっています。「ルーター」の受信「ポート」が「接続解放」されると高速な「アップロード」や「ダウンロード」が実現されるように設計されています。

 

そのために「ビットトレント」のクライアントソフトの設定には「listening port」(ルーターで外部から受信用の接続解放するポート番号)の設定という項目があります。

 

しかしながら昔からCATVなどでの「共有グローバルIPアドレス」式のファイアウォール内からアクセスされるユーザは受信「ポート」を解放することができませんので何とかしなくてはならないのですがその辺も「FTP」などの「パッシブ接続」のように色々と工夫されてうまく接続できるようにはなっているようなのですが運用できる効率が悪いのであまり高速な「ダウンロード」ができないような「ペナルティ」的な物があるようです。

 

以上ですがおまけで「トレント」ファイルの代わりになるURLの「マグネットリンク」についてです。

 「マグネットリンク」とは「トレント」ファイルをダウンロードするためのURLで、URL内に「トレントファイル」の情報と少ない「トラッカーサイト」が記載されているようでURLを使って「トラッカーサイト」に属しているユーザーのクライアントソフトから「トレントファイル」をダウンロードして「トレントファイル」を配布するサーバーの手間を軽減しましょうというシステムのようです。

 

いかがだったでしょうか?少々難しい話でしたがこんな仕組みで動いていますという内容でした。

bittorrent(ビットトレント)を使うと何ができるかという説明とそのリスクについても簡単に説明します。

 

「ビットトレント」はサーバー無しでファイルをダウンロードできるシステムで、サーバーがない代わりにダウンロードしている人はアップロードも行う事で他の人のダウンロードも支えるP2P型のファイル共有システムになっています。

 

「ビットトレント」を使う際は「ビットトレント」のクライアントソフトという「ビットトレント」を動かすソフトと何のファイルをダウンロードするかが記録されているtorrent(トレント)ファイルが必要になります。

 

「ビットトレント」を動かすソフトは色々あり、µtorrentやqbittorrent、Transmissionなどがよく使われるようです。

 

「トレントファイル」は「トレントファイル」を配布している「トレントサイト」から入手するか、ビットトレントを動かすソフトに渡す「トレントファイル」の代わりにURLを指定する「マグネットリンク」を入手します「トレントサイト」の中には「マグネットリンク」しか扱ってない所もあるようです。

 

「ビットトレント」のクライアントソフトは検索で出てきますのでお好みの物を選ぶとよいと思いますがµtorrentの人気が高いようです。

 

「トレントファイル」や「マグネットリンク」を入手する「トレントサイト」は具体的にはどこがいいという事は著作権の事情が複雑ですので基本的には自分で合法的な物を探していただくことにしますが、ここではLinuxを配布している「トレントサイト」の「Linux TRACKER」を上げておきます。

 

「ビットトレント」のシステムは初期の段階からサーバーがなくとも「Linux」を高速にダウンロードするシステムとして活用されてきました。

 

さて、PCで「ビットトレント」を使う際は「ビットトレント」のクライアントソフトをインストールする必要がありますが、「NAS」などのファイルサーバーで「ビットトレント」のクライアントソフトがサポートされている場合などはそのまま初期設定のまま使えたりアプリをダウンロードしたままで使えたりします。

 

さらに「ビットトレント」のクライアントソフトは基本的に長時間放置して動かすことになるため「NAS」などの独立したサーバーで動作していると安定して便利に使えます。

 

 

ここからはもう少し複雑な話を上げておきます。

 

「ビットトレント」は管理されたサーバーからの「ダウンロード」ではなく、各々「ダウンロード」した人が「アップロード」した上りデータを数人分集めて誰かの「ダウンロード」になりますのでどうしても「ダウンロード」のみという選択肢はない仕組みになっています。

(あなたも「ダウンロード」だけでなく「アップロード」も許可しないと高速な「ダウンロード」ができない仕組みが入っていたりします)

 

ということで誰かがあなたから「ダウンロード」しているときはあなたのインターネットの「IPアドレス」が「ダウンロード」している人に分かってしまいますのであなたの「IPアドレス」への攻撃の材料にされるリスクもあります。

 

また必ず「アップロード」はつきものですのであなたが「ダウンロード」したファイルの「拡散」に寄与している事にもなりますのであなたが「ダウンロード」したファイルがもし著作権上の問題がある場合はアップロードの罪にも問われるかもしれませんのでご注意を。

 

あなたのインターネットの「IPアドレス」を隠すという事については速度や料金との引き換えでVPNを使うと接続の「IPアドレス」がVPNサーバーの物になるという自衛手段もあります。

VPNを利用するには単独で使用を申し込むほかにノートンなどのセキュリティソフトにおまけで利用権がついているものもあったりします。

 

 

セキュリティソフトを使うかの件については、ダウンロードされるファイルにはウィルスが混入していたり悪意のあるファイルが有ったりするリスクも存在しますので万一に備えてサードパーティ製のセキュリティソフトの利用は必須です。

またダウンロードされるファイルだけではなく「トレントサイト」の閲覧で悪意のあるソフトが仕込まれる可能性もあります。

私の経験上のお勧めは「ノートン」です。

 

それでは色々準備が整いましたら世界中で配布されているファイルのダウンロードサービスを享受してみてください。