美味しいセロリの葉を使って・・・
フィレンツェは暑い日が続いています。朝早くにお買い物を済ませておかないと、後で外出するのが億劫というより、危険なぐらい暑くなるんですね。さて・・・・
今日はサント･スピリト広場にお店を広げている、いつも行き着けの八百屋さんでお買い物・・・・
新鮮なお野菜や果物は、やっぱりチェーンスーパーとは一味も二味も違うので、どうしてもここで購入してしまいます。
いろいろなお野菜、果物を山ほど買ってきた中に・・・・・これ・・・そう、セロリ丸ごと・・・
よくスーパーなどで、葉っぱの全然ついていない、というか、既にむしってあったり、茎の部分だけ切って売っているのを見かけますが、皆さんは茎だけ使われて、葉っぱは捨てられていますか？
セロリはビタミン、栄養価も高く、イタリア料理の香味野菜としても欠かせないものですが、ピンツィモーニオのように生でオリーブオイルと塩･コショウで食べてももちろん美味しいのですよね、でも、私は、実はこの葉っぱの方が欲しくって、丸ごと買っちゃうんです。
今回はイタリア料理の付け合せにするイタリアン・レシピをご紹介・・・
葉っぱの着いている部分を中心に、上半分を切り、少々塩を入れた沸騰したお湯に入れてよく煮ます。
サッとではなくて、クタッとするまでよく煮るのがポイント・・・
煮えたら、軽く絞ってざく切りに・・・・・
後で炒める時にパサパサになってしまうので、絞り過ぎないように・・・少し水分を残してくださいね。
セロリは繊維質や筋が多いので、お料理マシンか、ミックスバーでピューレ状にします。
フライパンにオリーブオイルを熱して、ちょっと多めのニンニクのみじん切りを炒めます。
香ばしい匂いが出てきたら・・・
先程ピューレ状にしたセロリを一気に入れて炒めます。塩、コショウ、ペペロンチーノを入れて、味見して出来上がり～・・・
この味付け、パスタのアーリオ・オーリオ・ペペロンチーニなんですが、セロリに本当に良く合うんですよ！
トロッとした舌触り、お味はニンニクとピリッとしたペペロンチーニで、本当にどんなピアットにも付け合せられる一品です。
私、もう本当にこれにはまっていて、セロリの葉っぱだけでも、売ってもらえれば欲しいぐらい！
実は･・・・・・このレシピ、よく通っているトラットリアで時々登場する付け合せ・・・
レシピをお店の人に訊いたことは無かったのですが、自分で試行錯誤して味を再現してみました。
本当にこれは太鼓判つきのお勧め！！！セロリの葉っぱが余った時や思わず一株買ってしまった時、西洋料理の付け合せに是非お試しになって下さい。
家族の健康事情で急遽日本に帰国しなくてはならなくなりました。自動更新をかけて出発したので、ちょうどこのブログがアップされるのと同時に、成田へ到着する予定です。
大変申し訳ありませんが、事態が落ち着くまでしばらくブログをお休みさせて頂くことになると思います。どうぞご了承下さい。
これから8月にかけていよいよバカンス時期に突入しますので、皆様はどうぞ素敵な夏休みをお過ごしくださいね。
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飛び切り美味しいエルバ島のレストラン
少し前にアップした、エルバ島でのバカンスの続きです・・・過去記事で恐縮ですが、今回は６月初旬に行ったエルバ島で、ロンちゃんの友人家族２組と一緒に過ごした、エルバ島で指折りの美味しいレストランのお話を・・・
ここのレストランは遠く向こうに海と海岸＆港の絶景が観れる、高台のがけ沿いに建てられているんです。
内部の装飾も昔の剣や武具などが至る所に飾ってあってとても凝っていますが、気取りが無くて気持ちよく過ごせる場所です。
さて・・・・・・今回はキチンと７人分の予約を入れたので、絶景を見渡せる張り出しテラスの横にテーブルを取る事ができました。
アミューズとして供されたのは、ここの定番、ポレンタのトリュフソース添え・・・・・
このトリュフのソース！もう病みつきになるほど美味しいんです。
パンは全て自家製で、黒パンやカリッと香ばしく焼き上げたスキアッチャータ風のパンなど、持って帰りたくなるほど～！
さて・・・今夜は３家族がエルバ島で集まったお祝いに・・・・・
ルカさん、マックスさん、ロンちゃんは高校時代の悪友同士・・・
卒業後はそれぞれ全く別の道を歩んで来ましたが、時々集まって食事をしたり夏を一緒に過ごしたりと、息の長い友人づきあいをしています。
これ・・・アンティパストに頼んだイワシのビネガーのマリネ・・・
軽く揚げたイワシを玉ネギと一緒にお酢でマリネにした一品ですが、とっても新鮮な獲れたてイワシは、本当に美味しいですね。
オレンジソースを使った、フレッシュなカジキマグロのマリネ・・・・
最近ではイタリアでも、結構生のお魚を使った料理に出くわすことが多くなりました。
ワインをどうしようか？色々迷ったのですが、たまにはということで、結局お店の方の勧めるロゼに・・・・・
個人的にロゼは好きではないのですが（赤か白かはっきりしろ！と言いたくなる・・・）、暑かったので、冷たくしたロゼワインはなかなかの人気でした。
イカ墨を混ぜ込んだタリオリーニを、グリルしたスズキ身を使ったソースで合えた一品・・・
ミントとレモンの香りがアクセントになった、最高に美味しいプリモです。
私はここに来ると必ず注文してしまう～！
カカオを混ぜ込んだパスタ生地で、イノシシのひき肉を包み込み、パルメザンチーズのソースで合えたラビオリ・・・
これもここの定番売れ筋メニューです。風味豊かなイノシシのお肉は海だけでなく、山間部の食材にも恵まれたエルバ島だから味わえるもの・・・・
本日のお魚のグリル・・・私はマグロを注文したのですが、ロンちゃんは違うお魚を・・・魚の名前が思い出せない？？？
これは・・・サブリナさんの注文した、ナスと白身魚のミルフィーユ仕立て・・・
薄くスライスしたナス、ズッキーニと白身魚を交互に重ねて、最後にトマトの薄切りを乗せ、オーブン焼きしたものです。
デザートはやっぱり定番を頼んでしまう私たち・・・これ見た目では良く判らないと思いますが・・・実はパルメザンチーズのジェラートなんです。
下に敷いてあるのは、洋ナシを軽く煮てシロップ漬けしたもの・・・このジェラート、パルメザンチーズが入っていると聞くと変な感じがしますが、本当に思いもよらない美味しさなんですよ。
日本でもあるのかな？もし、無かったら売り出して欲しいぐらいです。
RISTORANTE PUBLIUS
POGGIO ISOLA D'ELBA
TEL ０５６５－９９２０８
さて・・・翌日はマックスさんの海の家にみんなで集まって、軽くスナックを取りながら、昔話に花を咲かせました。
高台にある彼の家からは、美しいポルト・フェッライオの港が手の中に入りそうなように、テラス越しに観ることができます。
美味しそうなアボガドとフレッシュなコリアンダーがあったので、私とマックスさんの奥様でチップスのディップ用に、ピリッとパンチの利いた、チリトマトソースとGUACAMOLEを作りました。
プチトマト、モッツァレッラ、ブレザウラを入れたルーコラのサラダとビテッロ・トンナータ（孔子肉のツナソース）・・・
この後、プチバカンスを過ごしたエルバ島に別れを告げ、それぞれ家路に着いたわけですが・・・これからがバカンスシーズンのイタリアの海・・・是非機会のある時にいらして欲しい場所です。
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エルバ島での休日 ナポレオンの夏の避暑地とホテル
皆さん、いよいよ本格的な夏に突入していますが、いかがお過ごしでしょうか？
日本から戻って調子を取り戻すまでに結構時間がかかってしまい、フィレンツェを出たり入ったりしてバタバタもしていたので、当初撮った写真の整理が遅れてしまい・・・・・
順序が逆になってしまいますが、少し前に行ったエルバ島のことを今回はちょっとだけ・・・・・
日本から戻った翌々日・・・・ロンちゃんが仕事の関係でエルバ島で人と会う約束があると言うので、日本から持ち帰ったスーツケースも殆ど紐解かないまま、エルバ島に出発しました。
エルバ島ではいつもポルト・フェッライオの港の近くに宿泊場所を決めるのですが、今回は６月初旬だったのにもかかわらずイタリアが連休だったこともあって・・・物凄く港近くのホテルが混んでいて・・・・・・・
そこで、港からは直ぐなのですが、少し内陸に入ったところに泊まってみようということに・・・
このホテルは１８世紀の当時のローマ人の貴族の館を改築したもの・・・・・昔エルバ島に追放になった、ナポレオンの夏の避暑地の丁度真横に建てられているので、その名もパーク･ホテル ナポレオーネというんです。
港に隣接したホテルはやはりスペースの問題もあって、なかなかゆったりした所を探すのが難しいけれど・・・・・
ここは大きなプールやスパもあるし、ホテルのお庭もかなりの広さに渡っているので、小鳥のさえずるうっそうとした木々の中を散策したりできるんです。
自然の緑に囲まれた、とてもいい環境のホテルなので、今までとはちょっと一味変わった滞在が楽しめました。
PARK HOTEL NAPOLEONE
５７０３７ S.MARTINO DI PORTOFERRAIO（LI)
TEL ０５６５－９１１－１１１
さて・・・ホテルの横を通る道を少し上がっていくと・・・・・
行き着くところはナポレオンの夏の避暑地・・・・・
ここは見学可能なので、ナポレオンが最初の失脚後、エルバ島に一領主として追放され、わずか１年足らずの間ですが、どのような生活を送っていたかが垣間見られると思います。
庶民レベルからしてみたら大きな邸宅ですが、当時ヨーロッパを手中に収めて君臨していた皇帝ナポレオンが、飾り気の無いこの質素な館で、少し遠くに見える海を観ながらメランコリーに夏を過ごしていたんですね。
追放の身とはいえ、エルバ島の一領主としての自由や威厳を保っていた彼が、少しでも栄華を極めたフランス時代の思い出に浸りたかったのか？・・・そんなことを彷彿させるオブジェやオーナメントもあるので・・・・・武将にはつきものの、栄枯盛衰の哀れがじかに感じられる気がします。
初日のお昼はポルト・フェッライオのレストラン＆ピッツェリアで軽いランチを・・・・・
アンティパストは魚介類のフリット・・・・・水揚げされたばかりの新鮮な海の幸をカラリと揚げてあって、塩をしただけのシンプルそのものの一品ですが、熱々揚げたてのフリットは・・・・・本当に頬っぺたが落ちそうです。
アンティパストを頼んでしまったし、お昼なのでセコンドを取らずに、私はいつものお気に入りの魚介類のリゾットを・・・・・
魚介類のリゾットは普段はトマト抜きの方が好きなのですが、味付け程度に入れられたトマトは、新鮮な魚介類の味を殺さないぐらいにちょっぴりだったので、とても美味しかったです。
ロンちゃんはこれも彼の大好物・・・ボッタルガ（からすみ）のスパゲッティー・・・・・
からすみって日本にいた頃から大好きな食材だったのですが、スパゲティに絡めたり、アンティパストとして香味野菜の薄切りと合わせたり・・・色々幅広く使えるボッタルガはイタリア人の間でも大人気です。
摩り下ろしたボッタルガ、オリーブオイル、バジリコのみじん切り・・・とってもシンプルなパスタですが、食欲をそそってフォークが止まらない～・・・
お腹ごなしに港に出ると・・・・・・・今朝水揚げされたお魚を積み下ろしている方が・・・・・
エルバ島は新鮮なお魚がかなり獲れるので、やはり島を訪ねたら、外食はお魚メニューオンリーで通してしまいます。
島をグルリと囲む真っ青な海が自慢のビーチには、６月初旬でまだ本格的な夏に入っていないのに、プチ・バカンスを過ごすイタリア人でごった返していました。
今回は６月初旬、日本から戻って直ぐに行ったエルバ島でのことをちょっと綴ってみました。いつもお付き合い下さって本当にありがうとうございます。
今回、エルバ島では友人のマックスさんご夫婦の他にルカさんのご家族も連休を利用していらしていて、仕事の合間に一緒に昼食や夕食を共にする機会に恵まれましたので、次回のブログでエルバ島取っておきの美味しいレストランをご紹介します。
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余ったローストチキンでヘルシーサラダ！！！
昨日早くも夏ばてか？日頃の疲れか？キッチンに立つ気にもなれず・・・
するとロンちゃんが『僕もあまり食欲もないから、近くのロスティッチェリア（イタリアのお惣菜屋さん）でローストチキンでも買って、ボイル野菜を付け合せにして夕食にすればいいよ・・・』と助け舟を出してくれたので、ローストチキン一羽を買ってきたのですが、さすがに全て食べきれず結構な量が余ってしまいました。
そこで今日のお昼はあまり物のチキンで、サラダを・・・・・
サラダの材料は前もって刻んでおきました。
レタス、バレリアーナ（日本語名でカノコソウというのかな？・・・イタリアでは一般的な緑色の柔らかいサラダです）は良く水洗いして水気を切り、セロリとニンジンは極千切り、キュウリ、トマトはいつものように皮を剝いて種を取り、リンゴ薄く刻んで薄い塩水にサッと通しておきます。
キュウリは皮を剥いた後、フォークで縦に筋をつけておくとドレッシングがよく染み込むし、見た目も綺麗です。
問題のチキンは・・・骨をはずして、薄切りにします。
フライパンに薄くオリーブオイルを敷いて、潰したニンニクを２カケ入れて香りを出し、スライスしたチキンを入れて軽くローストします。
塩、コショウ、ペペロンチーニで味付けして・・・・・
用意したサラダの具をお皿に盛り付けて、スイートコーンを散らしておきます。
荒熱の取れたローストチキンをサラダの上に盛って出来上がり・・・
塩･コショウ、オリーブオイル、好みでちょっと濃厚なバルサミコ酢をかけると、更に美味しく頂けると思います。
ちょっとリッチにしたい時は薄くスライスしたパルメザンチーズやクルトンを加えると、チキンのシーザーサラダになりますね。スライスしたパルメザンチーズがない方は、粉のパルメザンチーズをドレッシング代わりにふりかけても・・・
でも、ダイエットを気にされている方はそのままで・・・
丸のままのローストチキンは中の方がどうしても味薄なので、チキン特有のお味が苦手な方は、そのまま使わずに薄切りをニンニクでローストすると、とても香ばしく食も進みますので、どうぞお試し下さい。
今日もクイックメニューで失礼しましたが、最後までご覧下さってどうもありがとうございます。暑さの続く今日この頃・・・でも一食抜くと体にこたえるので、どうぞなんらかの形でヘルシーフードを体内に入れて頂きたいです。
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グロッセートでちょっとアグリ気分
こんにちは！灼熱の暑さは世界的のようで、日本でもイタリアでも焦付きそうなほど暑い日が続いていますね。
日射病や脱水症に気をつけて、くれぐれも体調を崩さないようにお過ごしください。
さて・・・今回は先週に仕事で訪れたグロッセートでのお話しを少し・・・
グロッセートはローマとフィレンツェの中間ぐらいに位置している、沿岸部に近い都市でフィレンツェからそれ程遠くはないのですが、そうは言ってもやっぱり車を飛ばして数時間かかってしまう場所・・・・・・
ロンちゃんの朝一の仕事がグロッセートであったので、前日から宿泊して、どうせならついでにプチプチバカンスでも少し楽しんでしまおうか？ということになり・・・・フィレンツェから予約した、アグリツーリズモのようなB＆Bのような宿泊施設へ・・・・・
イタリアは仕事の関係で結構様々な場所を回っているけれど、意外と利用しないのが、B＆Bやアグリなんですね。
今回はプチバカンス気分なところもあったので、お宿にすこしノンビリできそうな環境のところを選んでみました。
田舎道に入り、畑の続く真ん中に現れたのが、このB＆Ｂ・・・建物もとても新しくて手入れされているし、プールもあるしで・・・まーまーかな～？
とっても居心地が良さそうな場所で良かった～と思ったのですが・・・まだ、本格的なバカンス季節に突入していないせいか？殆ど宿泊客がいないんですね。これまたラッキー！
宿のご主人に話しを訊くと、フィレンツェに住み仕事をしていた彼は、数年前に退職してこちらへ移り住んで、B＆Bを始めたようです。
さて・・・・私たちは今日仕事がないので、早速バカンス開始～！
早速、ご主人に近くの馬場を紹介して貰います。イタリアではちょっと田舎へ行くと、至る所に馬場があって、とてもポピュラーに乗馬が楽しめるんです。
ご主人の友人が経営する馬場へ・・・
子供用のポニーも何頭かいて、３０頭ぐらいの馬を所有している馬場のようです。
電話で予約はしてあったものの、どういう風な形で乗馬するか、担当の方とちょっとお話しをした後、必要書類を記入して、後はお馬さんを待つばかり・・・
個人的に動物が大好きなのと、フィレンツェにも近くに馬場があったので、定期的に乗馬のレッスンに通っていたのですが、数年前の引越しと時に手足を痛めてしまい、また引越しに伴って馬場も遠くなってしまったので、ずっとやっていなかった乗馬・・・・
今回はロンちゃんも一緒なので、馬場内でのレッスンではなく馬場の敷地から出て、軽く遠出をしてみようということになりました。
さて・・・ここからは馬に乗ってしまったので、写真は撮れなかったのですが、とにかく担当して下さった方と３人で近くの松林を駆け抜けたり、海岸の方に出て砂丘を探索したり・・・
２時間ぶっ続けで走ったので、もう終わった時には汗びっしょり・・・お馬さん・・・ご苦労様でした～
自分たちが乗っている時に馬の写真が撮れなかったので、この馬場のサイトからお借りしてきたイメージ写真を下に貼り付けましたので、こんな感じ～というのが判ると思います。
担当の叔父様は本当に親切この上なく、この土地の色々なことや馬のことなど、乗馬しながらも気さくにお話してくれて、本当に楽しく過ごせた２時間・・・・・
また、馬が非常に良く調教されていて、私の馬もロンちゃんの馬も信じられないぐらい良く言うことを聴くんですね。
また、ここの馬場の魅力はなんと言っても海が近いことです。
今までは遠出と言えば、フィレンツェだと山に入ったり川を渡ったりということは多かったけれど、ビーチに出たり、砂丘を散策したりというのは、この土地柄ならではの醍醐味だと思います。
イタリアではとてもポピュラーな娯楽である乗馬は、初心者の方でもゆっくりした足取りで行けば、大人も子供も全然問題なくこなせて楽しめるので、イタリアの田舎で馬場を見つけたら、是非挑戦して頂きたいです。
汗をびっしょりかいてしまったし、どの道服も着替えなくてはならなかったので、一旦宿に戻ってシャワーを浴びてから出直しました。
グロッセートは冒頭でも申し上げたように海岸が近いので、ちょっと車を走らせると、タラモーネやオルベテッロから続く、アルジェンターリオの美しい海岸地帯にでられるんです。
遠い昔は島であったのが、長年の砂の動きによって砂丘で結ばれて地続きになったアルジェンターリオ・・・
VIPの多い地域としても知られるこのあたりは、夏場に近くなると沢山の大型ヨットがひしめくように港に並び始めます。
まずはタラモーネへ・・・
ちょっと高台に登って・・・・・
夕日に照らされた海岸線・・・思いっきり逆光なのですが、綺麗だな～と思い・・・思わずパシャっとシャッターを切ってしまいました。
町中に戻ると・・・・・やっぱり早々とバカンス気分の人達で賑わいを見せています。
港町に来るもう一つの楽しみは・・・・・・ちょっと邪道のようですが、実は・・・・お店・・・・
やっぱり海沿いの町は夏のリゾートっぽい洋服やマリンルックのものなど、内陸の町で入手できないセンスの良くて素敵なデザインのものが手頃なお値段で入手できるので、いつもまとめ買いしてしまいます。
本当はここで食事にしようと思っていたのですが、お目当てのレストランが今日に限ってお休みだったので・・・
場所を移動することにしました。
さて・・・・・・結局夕食に訪れたのは、仕事でこの土地に来た時によく使うレストラン・・・・
場所は町中でもなく、海岸から少し離れた道路沿いにあって味気ないのですが、海の幸が美味しいので、結構土地の人にも人気の場所なんです。
アンティパストは・・・・マグロを軽くスモークして超薄切りにしたものを、バルサミコ酢で合えた物・・・・
お腹が空いていたので、胃袋が刺激され・・・・かなり食欲をそそる一品でした。
もう一つのアンティパストは・・・・・ムール貝とボンゴレの白ワイン蒸しです。
どこにでもある一品と言えば一品なんですが、やっぱり日本では昔、魚を毎日のように口にしていた私にとって、貝類のフレッシュさにはかなり敏感！
ここの貝類はとってもフレッシュで、トマトソースなどを一切使わないシンプルな味付けだけに、調理の仕方もとても優しいのが特徴！
ただ・・・・・この後、メインディッシュに頼んだ黒鯛の塩グリルがやって来るまで、物凄く待たされてしまい・・・
普段はあまり文句を言わないロンちゃんも、さすがに切れそうになって、『もうお腹が空かなくなっちゃったし・・・帰りたいね～』と目を三角にしながら、給仕さんをにらんでいたのですが・・・
私たちの給仕さん・・・決まり悪そうに、なんだかんだ言い訳しながら、お魚を切り分けています。
これ・・・ご存知ですか？お魚を丸ごと大量のお塩で包んでオーブンでじっくり焼く、とてもトラディッショナルなグリル料理・・・・
殻のようにカチカチになったお塩を割って、中のお魚を取り出して盛り付けます。
こんなに大量のお塩を使って、さぞかしショッパイのでは？と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、お魚は内臓を除いただけで、ウロコも取らない丸のままなので、お塩は染み込まないんですね。
ホンノリ軽～い塩味と、ハーブの香りに包まれて焼きあがったお魚は、キュッとレモンを絞って極上のオリーブオイルを回しかけて食べるだけ・・・・本当に絶品でした。
お腹はもう空いていない！・・・と、あんなに怒っていたロンちゃんも、『う～ん・・・美味しいね～』なんて調子よくパクパク食べちゃったりして・・・笑
給仕さんも調子に乗って、『やっぱり待っただけの甲斐はあったでしょ？』なんて・・・本当にイタリア人はこの上なく調子がいい民族ですね・・・
本日は先週行ったグロッセートのことを、ちょっとしたアグリ体験を交えて綴ってみました。今回も最後までご覧下さってどうもありがとうございます。
この後、写真を整理し次第、宿泊した宿のご主人に教えて貰った、素敵なエノテーカのお話しをアップしようと思いますので、宜しかったらお立ち寄り下さい。
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友人とは行かないトラットリアだったけれど・・・
アフリカから吹いてくるシロッコの影響で、ここ数日、湿度の高い極暑が続いているフィレンツェですが、北半球にお住まいの皆さんの地域も、暑さが本格的になってきているのでしょうか？
暑いといっても・・・・バカンスシーズンが近いのも確かで・・・そこで今回はイタリア方面にご旅行にいらっしゃる方へ・・・・・
ガイドブックにも載っているようなお店ですが、本当に美味しくって通いつめたくなるような、山猫の家の直ぐ傍の行きつけトラットリアをご紹介します。
ここは私の住むサント・スピリト広場から直ぐのピアッツァ・デル・カルミネ・・・後ろに見えるのはカルミネ教会です。
友人たちとの待ち合わせに使ったのは、昔よく使ったロカーレ、DOLCE VITA・・・・・モヒートを頼んで暑さを癒しながら、セルジョ＆ルチアさんご夫妻とマックスさんご夫妻をお待ちして・・・・・
みんなが勢揃いして一息ついてから、目的のトラットリア・デル・カルミネに向かいます。と言っても、１４，５メートル先、このロカーレから目と鼻の先の見える位置にあるんですね。
さて、今回は季節の一品をご紹介しようと思い、これまで数日間に訪れた時に注文したものも掲載しますので、ご了承を・・・
フンギ ポルチーニ（ポルチーニ茸）は大大好きなイタリアのキノコ！この季節、フレッシュなものが出回るのですが、いつもあるというわけではない食材なので、ある時には必ず注文します。
アンティパストのフレッシュなポルチーニサラダ・・・パルメザンチーズの薄切りを沢山乗せて、オリーブオイルだけで・・・
前回のブログでもご紹介したプロシュット＆メローネ・・・
別にわざわざトラットリアに来てまで食べる代物ではない～・・・とイタリアなら思う人もいるでしょうが、絶妙な熟れ具合の甘～いメロン、スライスしたての極上プロシュットは、シンプルな素材同士だけに、食べる場所によって結構差が出るんですよ。
ここのはいつ食べても、本当に最高に美味しい！
ルチアさんの注文したお魚のフライ・・・・・フィレンツェは内陸なので、お魚料理よりもお肉料理の方が圧倒的に有名ですが・・・・・
市場から仕入れてきたフレッシュなお魚のジューシーなミックス・フライは、結構後引く一品・・・・・・
メロンに供される甘口タイプのプロシュットとは少し違う、トスカーナのプロシュット・・・
生ハムには結構沢山の種類があるのですが、アンティパストに出される生ハムは、ワインのお供にもなるような、ちょっと少し塩味が効いたものが多いかもしれません。
今日は６人だったので、３人ぐらいビステッカを頼む人がいればと・・・・・お店の人が見せてくれた生のビステッカ・・・・・かなり大きめのビステッカで、一つ１キロ半以上ありますね。
本当はここ、ビステッカもとっても美味しいのですが、一人だけで注文するわけにいかないピアットなので・・・今回は諦めです。
ところで・・・ビステッカを注文する時に大きさが心配になるのは、なにも日本人だけに限ったことではなく・・・
また実際、焼く前に生のものを目にすることで、美味しそうな肉かどうか？判るし、やっぱりトラットリアのようなところで実物をキチンと見せてくれるのは良心的だと思います（小さめのビステッカにして・・・と注文したのにもかかわらず、場所によっては、いきなり巨大な肉が焼きあがって出てくるツーリストを侮ったところもあるので・・・）
ロンちゃんの注文した、フィレ肉のグリル・・・
ここのフィレ肉・・・多分私の一番お気に入りの一つで、柔らかいけれど単調なお味のフィレ肉が、ここの炭火焼の場合は、とっても香ばしくて味のバラエティーのあるものになるので、本当お勧めです。
いつもは食べきれないフィレ肉がここではペロリと平らげられるんですね。
これは・・・牛肉のカルパッチョ・・・・・
超薄切りの牛肉の上に、ポルチーニとパルメザンチーズがかかっていて、塩・コショウ、オイルで合わせます。これだけで結構お腹一杯になってしまう、ボリュームのある一品です。
そして・・・・・私の注文したポルチーニ茸のグリルステーキとフレッシュな白いんげん・・・・・
ここのポルチーニ・・・厚みがあって柔らかく、本当に一口食べる毎に幸せを感じてしまうんですよ。
付け合せの白いんげんも超お勧めの一品で、フックラと煮た、剥きたての緑っぽい白いんげんの美味しいことといったら・・・他のお店で食べる白いんげんと全然違うんですよ！
セルジョさんの注文したタリアータ・・・・・・・
ここでは何度も注文したことがあるのですが、とっても炭火の味が香ばしく、フライドポテトの揚げ方も絶妙で、超美味しいコンビネーションです。
私たちは店先の小さなテラスで食事をしましたが、店内もいつも込み合っています。トスカーナっぽいさりげない装飾が、気軽に毎日立ち寄れる雰囲気を与えてくれます。
ここのお店はタイトルにもしたように、一週間に最低一度は私とロンちゃんで通っている場所なのですが、なぜか友人たちとは来ないところだったんです。
暑かったり、夜ちょっと仕事で遅くなってしまって外食を余儀なくされる時に、栄養があってシンプルで、尚且つ美味しいものが食べたい～というニーズを満たしてくれる駆け込み寺のような場所！
食いしん坊のマックスさんが注文したのは・・・・・
コトレット・アッラ・ミラネーゼ・・・大判にしたの薄切り牛肉を、キメの細かいカリカリの衣でジュワッと揚げた美味しいカツレツは、彼の大好きなピアットの一つ・・・
今日はグリーンソースを添えて・・・・・
これは・・・・・そう、マグロのグリルですね。大判の新鮮なマグロのグリルも日替わりメニューとして、ここでは時々登場します。
焼き加減も上々の美味しいグリルは、レモンだけを絞ってシンプルに・・・・
どんなものを注文しても、とっても美味しく食べられるし、値段も質を考えると納得できるものなので、私たち夫婦は密かに『カルミネのあそこ』と呼んでいて、週に最低でも一度は訪れる馴染みのお店・・・・・
そういった地元の人も多いのか？時々顔見知りの人や常連さんに出くわします。
私たちが食事を終えた１０時をゆうに回った時間でも、長蛇の列がお店の外に・・・・・
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夏を感じさせるポポーネとパンツァネッラ
最近ズッと暑い日が続いていますね。皆さんも熱中症などに罹らないように、水分補給につとめて注意して過ごして頂きたいですが、夏が来た～と実感するのは、やっぱり暑さの中での食欲減退・・・・
冷た～いものを口に運びたくなる・・・これ、イコール夏だな～と実感する第一歩なのですが、イタリアの夏で一番に思い浮かぶもの・・・と言うと･･･
やっぱりこれこれ・・・プロシュット ＆ メローネ（生ハムとメロン） ！
とにかく、甘く熟したメロンを、冷たく冷やして切るだけ・・・後はスライスした生ハムを並べるだけの超簡単アンティパスト・・・
とはいっても、メロンって結構当たり外れもあるので、自分で選ぶ時はメロンのお尻の中心に当たるところを指で押すとチョコッと柔らかめで、そこから発する匂いが良いものを選ぶと食べ頃のメロンに当たることが多いです。
これだけで食欲の無い時は立派な食事になってしまいますが、甘いメロンと程よく塩味の利いた、生ハムのこの絶妙なコンビネーション・・・これだけは本当に何度食べても美味しいな～と・・・
イタリア語でメロンのことを一般的にメローネと言いますが、イタリアに最初に来た時からずっとフィレンツェに住み続けている私にとっては、この形、色を見ると直ぐに口をついて出てくるのは、トスカーナの土地言葉のポポーネ・・・・・
トスカーナでもう一つ、やっぱり食欲の無い時に食べたくなるのが、やっぱりパンツァネッラ！
新鮮なトマト、キュウリ、バジリコ、赤玉ネギを適宜刻み、食べられない程カチカチになったトスカーナパンを水で戻して、お酢、オリーブオイル、塩・コショウで合えた火を使わないシンプル料理・・・・
でも、冷蔵庫でキーンと冷たく冷やしたパンツァネッラを頬ばると、新鮮なお野菜とお酢の力によってか？グッタリしていた体も、芯からシャキッと立ち直るような気がします。
そうは言っても・・・・・やっぱり私は日本人・・・・たまにはざる蕎麦が食べたくなりますね（笑）
これから益々暑くなりますので、体に負担をかけないヘルシーフード・・・どうぞ沢山取り入れてお過ごしください。
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夜のセール・・・大好きな VIA GIOVERTI
昨日、日本では七夕様・・・皆さんは短冊に各々の願い事を書いて、笹の葉に結びつけられたのでしょうか？
段々昔の風情や風習が消えていってしまう今日この頃ですが、私も小さい頃短冊に願い事を書いて吊るした懐かしい思い出があります。
さて・・・・・７月に入ってからこちらイタリアでもかなり本格的な夏に突入しましたが、フィレンツェでは先週の土曜日から夏のセールが始まりました。
フィレンツェの中心地でも地元の人を始め、沢山のツーリストも大きな袋を沢山下げて、暑さに負けず歩き回る姿が見られます。
そこで、今日は昨年もこの時期ご紹介した、VIA GIOVERTIの夜のセール・・・をご紹介したいと思います。
VIA GIOVERTI の過去記事はこちらをクリック→バーゲンセール突入・・・フィオレンティーニの夜のSALDI
９時をゆうに回っていますが、大人も子供も凄い人手！場所柄殆どが地元のイタリア人なのですが、イタリアで全てのお店がこんなに夜遅くまで開いているってちょっと不思議ですね。
先日のシンプル・マインズのコンサートの翌日の７月５日にあったので、ちょっと疲れ気味だったのですが、コンサートに一緒に行ったセルジョさんとルチアさんが一緒に行こう！というので・・・・・
去年も一緒に回ったことだし、ポッターさんやローズィーさんもやってきたので、６人でゆっくり長い通りを歩き始めます。
恒例の吹奏楽バンド！今年は先頭を切って踊る女性たちも・・・・・
VIA GIOVERTI の商店街の販売促進を兼ね、セール時に初日の一日を利用して、夜１２時まで通りのお店をみんな開け、通り沿いで食事を取ったりできるレストランの出店を出したり、ランプレドットのパニーノさんの出店も出たりして、ちょっとしたお祭り気分です。
途中、ジェラートが食べたくなったので、美味しくて有名な食料品店で立ち止まりました。ここではMUGELLOのチーズやサラミ、プロシュットなどの土地の食品を幅広く扱っています。
新鮮な乳製品もMUGELLOのもので、手作りジェラートもとても美味しいんですよ。
種類は５，６種類だけなのですが、本当のミルクの味がして、生クリームやイチゴ味のジェラートは後を引きます。
ルチアさんは、やっぱりイチゴと生クリームを・・・・山盛りで凄い量なので、私はちょっと引いてしまったのですが、お店の人が迷っている私を見て・・・・・少なめに盛ったカップをサービスしてくれました・・・おじさん、優しい～・・・
次の日の牛乳が無かったので、ついでに購入・・・
吹奏楽バンドの人達と一緒に、パフォーマーの人達が買い物している人達を引き込んで踊りだして・・・
夜の１２時まで続いた夜のセールでしたが、色々なお店を友人同士で覗けて、楽しい一夜が過ごせました。
イタリアではことある毎に地元密着型のお祭りが催されるので、是非ご旅行でいらした方もどんどん参加して頂きたいです。
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シンプル マインズがフィレンツェにやって来た！
写真の整理が追いつかない為、過去ブログを書き綴りながら、なるべくホットな情報をお届けしようと思っている今日この頃ですが、一昨日の７月４日に行われたハードロックカフェ主催の野外コンサートについて・・・今日はちょっとだけ写真紹介しようと思います。
少し前のブログで、フィレンツェの共和国広場にあった映画館跡に、ハードロックカフェがオープンしたお話しをちょっとご紹介しましたが、オフィシャルのオープニングパーティーはその後に催される予定だったんです。
ハードロックカフェについての過去ブログはここをクリック→ハードロック･カフェ フィレンツェ
私たちがフィレンツェの町の中心地、コンサート会場になっている共和国広場に着いたのは８時半過ぎ・・・まだ明るいけれど、前々日ぐらいから広場に組み立てられ始めていた、コンサート用の仮設ステージの周りは既に物凄い人でごった返しています。
最初のハードロックカフェがオープンした４０年後に、ローマ、ベネチアに続き、フィレンツェに新しくオープンしたイタリアでの三号店を祝って、また４０周年オープニング・セレモニーの一環として、あのシンプル マインズがわざわざ野外コンサートをしにフィレンツェ来てくれたんですね。
さまざまなセレモニーの後、彼らのコンサートが始まったのはかれこれ・・・夜の１０時少し前・・・もうこの頃には広場は超満員で、押し合う人々で一杯・・・・・
早速お腹から地面にまで響くビートに乗って、彼らの懐かしいミュージックが・・・・・・
日本人としてはそんなに背が低い方ではないのですが、コンサートの間は長時間立ちっぱなしだろうと思い、ペタンコ靴を履いてきたのが大失敗・・・・
外国人はなんだかんだ言ってもやっぱり体格がいいので、１８０センチ以上の人達に囲まれたら、舞台なんか全く見えません。竹馬か踏み台でも持ってくれば良かった～涙
とはいったものの・・・・・・一応望遠レンズを装着したカメラを頭上に上げて振り回して、大体の勘でシャッターを切ったので、どうにか撮れたものだけご紹介しますね。
結構ド迫力の大音響ボリュームで、コンサートは進行していきます。
ビール片手の若い方はもちろんのこと、子供もお年寄りも、しばし現実を忘れて手や足でリズムを取りながら、音楽に合わせて観衆はみんな踊っています。
本当に懐かしい曲が多くて、個人的にかなり感動していたのですが・・・・・
ボーカルでグループ・リーダーのJIM KERR（ジム・カー）は、ジャケットを汗びっしょりにしながら熱唱し、昔と全然変わらない凄さをご披露！
一度幕を閉じたコンサートもシンプル マインズはアンコールに快く応えて、物凄く沢山の曲を演奏し続けてくれたんですよ。
コンサートは予想以上に盛り上がりをみせて、後半雨がばらつき出したのにも関わらず大盛況でした。
ジム・カーはコンサートの間中、一生懸命イタリア語でしゃべってくれて・・・これが結構上手！オマケに茶目っ気のある冗談を言ったりして・・・・・・とっても好感が持てました！
ハードロックカフェはフィレンツェでのオープンに伴い、１２０人余りの若者を雇用・・・
またフィレンツェのMEYER小児科病院基金に１０，０００ユーロの寄付をするなど、ポジティヴに地域社会に貢献しようとしているようです。
今回の野外コンサートはもちろんフリー・・・誰でも聞きたい人は参加できるコンサートだったので、なんと共和国広場へは
６０００人以上の人が集ったんですね。
とにかく・・・・・観衆の熱気で私たちも汗みだく・・・
絶頂期は去ったとはいえ・・・ロックのニューウェーブを作り出し、当時一世を風靡したスコットランドのロックグループ、シンプル マインズは結構昔聴いたアーチストさんだったので、懐かしのミュージックを生で聴けて本当に楽しく過ごせた一夜でした。
今回は７月４日にフィレンツェの中心地で、ハードロックカフェ主催のオープニング・パーティーの一環ととして行われた、シンプル マインズのコンサートの様子をちょっとだけ紹介させて頂きました。最後までお付き合い下さってどうもありがとうございます。
時差と写真のアップの関係で超タイムリーにはならないブログですが、また機会のある時にホットな情報をお届けしたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。
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ベネチア散策と田舎のエノテーカ
前回、ベネチア近郊滞在の続きです。
滞在中は天候に恵まれた上、久し振りに朝などゆったり読書などをして過ごせたのですが、やはりずっと同じ場所にいるとちょっぴり退屈してしまいます。
そこで・・・本日は木陰で読書をした後、午後からベネチアにまた出てみようと思い・・・・にわかに支度を始めました。
ライトな昼食をホテルで用意して貰っていたので、ロンちゃんの仕事関係の人達と一緒にお庭の一角で・・・・・
生ハムとブレザウラ、メロン、パルミジャーノ・チーズ、ライス・サラダの盛り合わせです。
緑の木陰でお食事をするといつもより食が進むような気がしますね。
さて、今回もやってきたベネチア・・・・・
いつ来ても美しいことこの上ない、この海上に宝石を散りばめたような町へは、バポレットに乗ってサンマルコ広場から・・・・・
ゆっくりと出てきたので、午後をかなり回っていたのですが、夏時間のせいもあってまだまだ空は明るく爽やか・・・
サンマルコ側から観る対岸の景色をバックに、何艘も重なるようにして停泊しているゴンドラ・・・・
黒くてホッソリ艶っとした優雅なゴンドラは、色とりどりのカラフルなベネチアの町に、シックに映えるのが当たり前のようですが、昔～昔はそれぞれのゴンドラにはさまざまの嗜好が凝らされたり、お金がかけられたりして、極彩色だったということ・・・
ベネチアの繁栄した経済が衰退の兆しを見せ始めた頃・・・経済政策の一環として政府の法律によって、まだお金に余裕のある人もゴンドラを飾り立てることが出来なくなり、その後は全てのゴンドラが国が決めたように黒に統一されたようです。
当時、ベネチアが栄華を極めていた時代、高価な生地をふんだんに使用して装飾されたゴンドラ内部で、美しい刺繍を施された絹のクッションに体をもたせ掛けた貴族たちを乗せた、色とりどりの豪奢なゴンドラが運河の至る所を滑る様に走っていた様子は、どのようなものだったか？想像するだけでも・・・・・・ため息が出てしまいますね。
なんてことに頭がボ～っとしていたら、大運河に姿を現した巨大な豪華ヨット・・・・・どんな人々が乗っているのでしょうか？
サン・マルコ広場から内部に向かって歩いていくと、橋を渡るたびに１，２隻のゴンドラに遭遇・・・・・
細くて浅い沢山の運河を、巧みに滑り抜けて移動できるように考え出された、人間の知恵の結晶であるゴンドラ・・・優雅な船体とそれを巧みに操るゴンドラ乗りさんたちの技術にはいつも惚れ惚れしてしまいます。
今日は平日ということもあってか、あまりツーリストも多くなく・・・・とても快適な散策ができました。
元ユダヤ人のゲットー地区の方に回って、また大きめの運河へ・・・・・
この辺り、結構美味しそうなトラットリアが沢山軒を並べています。
お店から流れ出す美味しいお魚料理の匂いや、既に食事を始めている人達を目の前にすると、夕食にはチロッと早いのにお腹が空いてきてしまいました。
辺りは少しづつ夕闇に包まれていきます。ベネチアで食事をすることもできたのですが、既に予約を入れてあるエノテーカがあったので、ホテル方面に戻りました。
ホテルに戻って着替えをしてから、いざ出発・・・・・途中別のホテルに宿泊する仕事仲間のロレンツォさんを拾った後、少し車を走らせた田舎、ポツポツと村や集落はあるものの、畑の続くなにもないような所を通過すると・・・・
お目当てのエノテーカ・・・古びた横長の二階家・・・・地元の人達の通う、さりげない雰囲気のお店ですが・・・・
町中にあるわけでもないし、オーナーさんもラフな感じで、お店も外から見た限りではさりげない雰囲気なですが、このエノテーカ・・・超粋なんですよ。
お店では内部と建物前のテラスどちらでも席をとれますが、せっかくなのでオープンエアーで食事をすることにしました。
エノテーカということも勿論ありますが、ワインの品揃えは圧巻・・・そんなオーナーさんの手頃なお勧めワインは・・・
各々が決めたメインはお肉とお魚に分かれたのですが、PIEROPAN社の赤ワイン、RUBERPAN を・・・・・
タンニンが程よく効いていて濃厚な厚みがありますが、そんな中にも森のフルーツを感じさせる香りを持つ、とてもエレガントで華やかさを持ったワインです。
田舎の美味しい空気を吸いながら味わったということもありますが、これは久し振りに本当に美味しいワインだったので、３人でとっても幸せな気分になれました。
前菜は三人とも麦のサラダを・・・グリルした野菜を具材として豊富に混ぜ込み、アロマティックなハーブで味付けした、本当に美味しいワインのお供・・・
ちょっぴりと盛り付けられたところが、より食欲をそそります。
エノテーカは一般的にワインを第一に楽しむ場所なので、お店によって出されるものにバラエティーはあるものの、あまりワインを楽しむ邪魔にならないようなお料理やサラミやプロシュット、チーズ、ブルスケッタなどのおつまみ系のものが多いのも特徴・・・
でも、ここではワインの試飲の邪魔にならないどころか、逆にワインの美味しさを引き出してくれるようなお料理を考えてくれているようで、食材の使い方などにさりげないセンスが光っています。
美味しいワインを飲みながら、いよいよメインディッシュの登場です。
私は、久し振りのタルタル・・・・・・・・・菱形に形作られた生肉のタルタルは、使用されているオイルも付け合せのサルデーニャパン、カラサウとともに本当に絶品で、ビックリ・・・・・
生肉大好きな私は、フランスでいやと言うほどタルタルステーキを食べましたが、上質なお肉を使ったイタリアのシンプルなタルタルも捨てがたい一品だと思います。
私たちはテラスで食事をしていたのですが、ふと後ろを振り返りながら上を向くと・・・
テラスを覆う日よけ用植物に使われているのは、やっぱりエノテーカだけあって、ブドウの木・・・まだ緑色の熟しきらないブドウが鈴なりになっています。
恋人同士で来てもとてもロマンチックに夜を過ごせそう～！
友人のロレンツォさんが注文した、牛肉のカルパッチョ・・
超薄切りの新鮮で上質な牛肉をシンプルにエキストラ・バージン・オリーブオイル、レモン、塩、コショウだけで合えた一品ですが、グルメのロレンツォさんも『ううん～・・・こ、これ・・・美味しいよ～・・・』と唸りっぱなしでした。
ロンちゃんはマグロのサラダ・・・マグロは火を通してありますが、新鮮なマグロをフレッシュな赤玉ネギとサラダ、グリーンオリーブで合えてあって、これも絶品です。
お魚には白ワイン、お肉には赤ワインと一般的に言いますが、かなり重い赤ワインや、発砲性の白ワインのような特殊な例を除けば、私は赤でも白でも美味しく飲めて料理との相性さえよければ、あまり種類に拘らなくてはいいのではないかと思います。
最後のデザート・・・ちょっと暗くなってきてしまったので、写真写りが悪いのですが、これ、カフェのムースなんです。ムースというと軽そうでいて、結構重くて消化不良を起こしそうなものもあるので、最近ではかなり警戒していたのですが、ここのムース・・・・・
口の中に入れるか入れないかの間に、シュワッととろけてしまうほど軽いんです。まるでカフェのお味だけ味わっていて、食べていないみたい！どんな作り方をしているのかと・・・・・・本当に興味を持ってしまいました。
店内のカウンターの上には、無造作に置かれたワインやさまざまなリキュールのビンが山ほど並んでいますが、秩序無く並んでいるこのラフな雰囲気に、横に添えられた水切りアジサイがとってもシックで・・・・
反対側は写真を撮らなかったのですが、壁際にギッシリとワインが並んでいて、室内にアクセントを加え、インテリアの役目も果たしています。
OSTERIA ENOTECA OMBRE ROSSE
VIA RAIMONDO FRANCHETTI ７８、
SAN TROVASO
３１０２２ PREGANZIOL（TV）
TEL ０４２２－４９００３７
今回は２度に渡って、ちょっとしたベネチア散策と滞在ホテルから少し行ったところにある、粋なエノテーカをご紹介させて頂きました。今回も最後までお付き合い下さって本当にありがとうございます。
このエノテーカ・・・ちょっと馴染みの薄い場所にあるのですが、ワインもお料理も本当に素晴らしくて、素敵な時が過ごせると思いますので、もしこの地方を訪ねる機会に恵まれた時は是非お立ち寄り頂きたいです。
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