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VIA MAGGIO  アンチック通り パート1

皆さん、いかがお過ごしですか?フィレンツェはまだまだ不安定な天気が続いています。そんな日は外出せずに家に巣食っている山猫ですが、それでも時々表通りを見下ろせるサロット(応接間)の方へ行くんですね。


ここからはサント・スピリト広場が目の前に広がり、右手には山猫の住んでいる通りとT字になったVIA ROMANAが走っているのが見えます。


このVIA ROMANA(ヴィア ロマーナ)結構重要な通りでして、そのままチェントロの方に向かうと直ぐ右手にピッティ宮殿、そしてポンテ・ベッキオへと続くのであります。


VIA ROMANAはこのT字の部分から少し行くと二つに別れ、左の道がVIA MAGGIO なんです。(下の写真の道です。)



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さてこのヴィア マッジョなんですが、山猫お気に入りの通りでもあり、歴史ある重要な通りでもあるので、今回は3回に渡ってこの通りについて綴って見たいと思います。


といっても、まだご覧になったことのない方、沢山いらっしゃると思いますので、第一回目はその歴史と現在の様子(お店など)を写真でご覧頂いて、通りの大体の様子を知って頂きたいと思います(写真は昨年撮ったものを使っていますので、ご了承ください)


12世紀頃までは一面畑だったこのあたりに、初めてベッルーティ家の住居用建物が建築されたのが、1260年頃のことだそうです。







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14世紀前半、ベッルーティ家のほかにもコルシーニ、ピリオッティ、ミケロッツィ、ピッティ、カッポーニ、リドルフィなどの名家が次々と彼らの屋敷を建築し、ピアッツァ・サン・フェリーチェとトリニタ橋を結ぶこの美しい通りはフィレンツェの中で、一番エレガントで広く重要な通りということで、ヴィア マッジョーレと呼ばれるようになりました。その後ヴィア マッジョと呼称が変わります。



1500年台には、ベッキオ宮殿からピッティ宮殿に大公のお屋敷が移った為、ピッティ宮殿から目と鼻の先のヴィア マッジョに当時の貴族たちが競って、エレガントなお屋敷を建てたのです。


当時のトスカーナ大公の高官たちは通りの幅の狭いベッキオ橋を避けて、美しいパラッツォの立ち並ぶ優雅な通り、ヴィア マッジョを通って、チェントロに続くサンタ・トリニタ橋を渡っていました。


現在でも美しく立ち並ぶ貴族の屋敷の建物には、通りに面してアンチックのお店が軒を並べています。





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さて、ヴィア マッジョの歴史はこの位にして、どんなお店がこの通りにならんでいるのか、一緒に見てみましょうか?



前述したように、ほぼ全てがアンティックのお店なのですが、扱っている商品などが微妙に違います。



このお店は彫像、絵画などを専門に取り扱っているようです。



等身大以上の大きな彫像・・・どの位昔のものでしょうか?





ボルドー色のパネルを後ろに立てたり、ライトを上手く当てて、彫像がよりウインドーに映えるように工夫していますね。









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こちらもアンチックの絵画を置いています。

ヴィア マッジョのお店は入ってみると、ビックリするほどウナギの寝床のように奥が深いです。



一番奥を作業部屋とかバスルーム、倉庫代わりに使っているお店も多く、間口が狭いわりに店内が長くて奥行くが深く大きいのに驚かれる方が多いです。








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アンチック家具が中心のお店です。


置物がのっている、真ん中にあるカッサ・パンカ(長持のようなもの)は、山猫が大好きな家具の一つ・・・


新居にかわった時、オークションで2つ購入しました。


ぎーっと蓋をあけるとただの箱なので、結構かさばる物も入れられます。


蓋がしっかりしていれば、腰掛けれられるので、ツーウェイ利用の家具ですね。





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ランプを専門に扱っているのでしょうか?沢山のバラエティーに富んだランプがあちこちに・・・・・



素敵な家具やミラーが飾ってあります。


テーブルの上に乗っている小物類も、色とりどりで可愛らしいものがありそう・・・・・





手前の寝椅子が見えにくいのですが、豹ガラで変わっています。

















フィレンツェで美味しい生活 シャンデリア、ランプ専門店です。



本物のアンチックとそうでないもの(レプリカ)があります。


イタリアでも最近の家や若い人は、内装をモダンなものにするので、こういった類のランプは限られた場所にしかつけられないですね。



でも、数年前からイタリアでもシャンデリア、流行っているんです。でも、このクリスタルのすごいのじゃなくで、モダンにアレンジされたものや、わざとプラスチック素材を使ったものなどですが・・・・・



こういった専門店ではレプリカはそれ程値が張らないし、シェードも種類が驚くほど豊富なので、ランプに合わせて探せますし、相談すれば家にあわせてオーダーも出来ます。


大振りで中ががらんどうのガラス類やクリスタルの壷などを、オリジナルのランプに改造して使っている方もいらっしゃいます。










フィレンツェで美味しい生活 内装の強烈な緋色がすごいですね。


絵画を専門に扱っているようですが、飾ってあるアンチックの絵画がかなり浮き上がって見えています。


最近は中心地ですと、イングレッソ・リーベロのお店(自由に出入りできるお店)が殆どですが、高額商品を扱うアンティックのお店、ジュエリー店、高級時計店、一部のブランドショップなどは、まだまだ入り口のところにちっちゃな呼び鈴があり、ベルを鳴らして開けて貰ってお店の中へ入ります。


ちょっと敷居が高い感じがしますが、きちんとした目的、たとえば○○○を探しているとか、ショーウインドで見たものをもっとよく見て、値段など詳しいことを知りたいとかであれば、たとえ購入しなくても全然問題はありませんので、どうぞお試しを・・・


こうしたアンチック店がお客さんで込み合っていることは滅多になく、暇をしているご主人も沢山いるので(笑)、美術の見識豊かなアンチック商の方とお話しを楽しむのもなかなか面白いものだと思います。







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この通りには、冒頭でお話ししたように、沢山の由緒あるパラッツォが軒を並べています。


角のところやメインのエントランスの上などに、ファミリーの家紋がそこここに・・・・・



サンタ・トリニタ橋を正面にみると、右側のパラッツォが立ち並んでいる切れ目切れ目に細い道が走っていて、全てピッティ宮殿の正面に通じているんです。



当時の裕福な貴族たちは、少しでもメディチ家の宮殿の近くに身を置こうとして、これらのパラッツォを次々に建設し、引っ越してきたんですね。


話は少し変わりますが、フィレンツェの街中でちょっとした雨に降られても、これらの巨大なパラッツォの壁に沿って歩いていると、写真でご覧になれるように屋根のひさしが突き出ているので、結構濡れないで家までたどり着けるんです。





フィレンツェで美味しい生活 こちらはアンチック専門のタッペッツェリアです。


タッペッツェリアってちょっと日本だと何屋さんってハッキリ当てはまるものがないのですが・・・・


要は内装一般を受け持っていて、カーテンの仕立てからソファーのカバーのオーダーメイド仕立てや修繕、椅子類のクッションの張替え・・・・・などをしてくれるお店です。


椅子やソファーに張ってある生地が擦り切れて消耗してきたら、タッペッツェリアに持っていくと、沢山の生地の見本を見せてくれるので、そこから値段やモデルを選んで作ってもらいます。


お店にもよりますが、イタリアの生地の種類は非常に豊富で、選ぶのが難しいぐらいです。


ここはアンチック専門店なので、アンチック家具に合うような特殊な生地や昔風の生地も扱っているので、古いお屋敷用のカーテン、家具類などの張替えを頼めますね。


昔、アンチックの家具屋さんでとっても気に入った形の椅子を見つけたのですが、椅子自体が少しぐらぐらしていたし、生地もボロボロでスプリングも抜けていたので、まずは木製品を扱う工房に持ち込んで椅子自体の修復をして貰い、そこで紹介されたタッペッツェリアに持って行って、スプリングを直したり、生地を選んで張り替えて貰った事があります。


結局椅子の値段よりも修復代の方がずっと高くなってしまいましたが、見違えるように綺麗に出来上がったので、よけいに愛着が沸いて大事に何年も使い続けています。


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ここは・・・・・ヴィア マッジョの丁度真ん中ぐらいにあるのですが、パナンティというオークションの競売所です。


去年この時期バレンタインデーにちなんだブログを綴った時、ボルゴ・アルビツィにあるパンドルフィーニの競売所をご紹介したと思うのですが、こちらも同様の競売をしています。



パンドルフィーニはアンチックの家具をはじめ、幅広いアイティムを扱っていますが、こちらは絵画が結構メインになっているようです。


たまに覗いてみることもあるのですが、山猫はパンドルフィーニ派なので、ここではまだ一度も落札したことがありません。



でも、皆さんがご旅行でこちらの方に足を伸ばされた時、運よくオークションの展示が行われていたら、覗いてみるのもいいかもしれません。


アンチックの絵画やコンテンポラリーの絵画を扱ったオークションだと、結構いろいろな絵画が美術館に入らなくても見学できます。






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こちらは・・・・・彫像、アンチックの家具、絵画一般を扱っていますね。奥にマーブルのテーブルやアンチックの大鏡が見えます。


マーブルのテーブルの下には、やはりアンチックのカーペットが敷かれています。日本だと、どうしてもまだ畳文化とフローリングが半々ぐらいのところもありますが、こちらはもちろん土足で家の中に入る文化です。


従って床はテラコッタ、大理石を始めとする各種の石材、パルケ(フローリング)、タイルなどですが、やはり足元が冷たいのと、お部屋のアクセントとしてテーブルの下や部屋の各所に敷かれる方が多いです。


カーペットはお家に合わせてかなり古いアンチックのものを好む方もまだまだいらして、カーペット専門店も数多くあります。


オークションでも多くのカーペットが競売に出されますし、もちろん修繕を受け持つ専門の工房もあります。






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アンチック家具は購入した後、具合が悪くなったり、破損したりすることももちろんあるのですが、専門の修復工房があるので、そちらに持ち込んで修復して貰います。


イタリアは何においても怖いほど専門が細分化されているので、職人さんの扱う素材によって細かく工房が分かれています。


これはアンチックに限らないのですが・・・


例えば家の内装を変える時・・・パルケ(フローリング)を敷くとすると、パルケ専門店に行って素材を選んでオーダーし、パルケッティスタという、フローリング張りを専門にする職人に張ってもらうよう頼むんです。張り方も素材によってかなり変わるので、経験豊かな専門家の意見を聴きながら、作業を進めていって貰います。


素材が大理石だったり、テラコッタだったりすると、またその素材の専門店が沢山あるので、マルミスタ(大理石やその他石材の専門家でいろいろな角度から家に合うようにアレンジする人)に相談して品物を注文し、左官屋さんに敷き詰めて貰うんですね。


でもさすがにこれだけ細分化された上での専門家の手にかかると、仕上がりも全然違います。






フィレンツェで美味しい生活 こちらはいかにも~って感じのアンチック家具のお店です。


右側の椅子の形が面白いですね。


アンチックはアイティムが幅広い上に、とても奥が深いので、いつも勉強したいと思っているのですが、どこから手を付けたものか・・・


まずは美術史をかなり突っ込んで勉強しないとお話になりませんね(汗)








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こちらのパラッツォは次のブログでご紹介しようと思っている、ビアンカ・カッペッロのお屋敷です。


ビアンカ・カッペッロはその美しさの誉れ高いヴェネチアの裕福な貴族の娘でしたが、駆け落ちして身を落とし、フィレンツッに住むようになります。


しかし・・・・・当時の大公太子、フランチェスコに見初められて愛人になってしまうのです。


この実話については、次回以降のブログを一つ割いて、ゆっくりとお話しさせて頂きたいと思います。


一つの恋のお話しとして片付けてしまうのには、あまりにも沢山の歴史的な出来事を巻き込んでいますし、また愛に生きた女性の人生としても、とても興味深いお話しです。


ヴィア マッジョ通りの豪奢で重厚なパラッツォなかで、一つだけ華麗に装飾されたファサードが、人目を引きます。










フィレンツェで美味しい生活こちらは彫像が沢山ありますが、大理石の他に木製のものを多く扱っているお店です。



大理石像や石像は、ギリシャ時代のものまで展示されていることがあります。


木製の彫像は12世紀から14,5世紀のものが結構多いのですが、とても暖かな雰囲気で、山猫が大好きなアンチックの一つです。


イタリアだとシエナ派などの木彫刻像は暖かく、優しい顔をした女性が多いです。


朱色に近いアンチックレッドやくすんだオリーブ色、煤けた紺色など、素晴らしい発色のものが沢山あります。またスペインで作られた彫像も結構見かけます。


でもお値段は・・・やはり家が買えそうな値段なので、ウインドーで眺めるだけですね・・・









フィレンツェで美味しい生活 夜のヴィア マッジョです。


やはりアンチックのお店も昼間よりライトアップされた夕方から夜にかけての方が、ウインドーの品物を美しく見せています。


ヴィア マッジョはブランドブティック街として有名なトルナヴォーニ通りからサンタ・トリニタ橋を渡った所に、そのまま真っ直ぐ伸びています。


今回はヴィア マッジョ通りのパート1、ちょっと長くなってしまいましたが、アンチック通りとしての現在の姿をご覧頂き、どうもありがとうございました。



次回からはビアンカ・カッペッロのお屋敷から彼女の生涯のお話、最後はアンチック街にある骨董商の方のお店や修復工房を実際に訪ねてみて、その様子をお伝えしたいと思います。



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お家で手作りパニーノ・パーティー

皆さん、こんにちは!バレンタインデーはどう過ごされたでしょうか? 女性は意中の人に熱い愛の思いを込めて、チョコレートで告白できましたか?


イタリアのバレンタイン・デーはチョコなしでも、バラの花一輪ぐらいは・・・と思っていた山猫ですが、今年は朝からお互いに機嫌が悪くて当てが外れ、プレゼントはなにも降ってこなかったので(笑)、夕食は悔し紛れに友人たちと思いっきりお肉を食べに行って憂さを晴らしてきました。やっぱりイタリア・・・花より団子のバレンタインデーでした・・・


さて、今日は先日ポッターさんのお宅で行われた、パニーノ・パーティーのお話しを少し・・・・・


パーティーと言っても、当日急に集合がかかり、とにかくみんなで適当に集まろうという会でして・・・いかにもイタリアらしい、即席パーティーです。


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ポッターさんのお家に行ってみると、ワイワイがやがや・・・・・・テーブルの上には、凄い数のバゲット・パンが


ズラリと並んでいます。


でも、よくよく観るとそれぞれ旗が立っていて、みんなフィリングのお味が違うみたいなんですね。


トータルで13種類のパニーノがあり・・・・・


フランスパンの種類は普通のホワイトのもの、全粒粉の黒パン、とうもろこし入り、大豆入り・・・・・


フィリングは、


GORGONZORA・・・・甘口ゴルゴンゾーラ、洋ナシ、クルミ、バーベキューソース


INDIGESTO・・・・・ポルケッタ、ペペローネのグリル、フレッシュ・シャンピニオン、マヨネーズ


TARTUFON・・・甘口生ハム、ブリーチーズ、レタス、トリフ・エッセンス


SOLEADO・・・サルサ・ピッカンテ、モッツァレッラ、ドライトマトのオイル漬け


SCATTO・・・アボカド、ブレザウラ、レモン


PESCATORE・・・フレッシュ・トマト、オイルサーディン、玉ネギ、セロリのオイルマリネ


NORMA CAPRINA・・・ヤギのフレッシュチーズ、ナスのグリル、トマトのオイル漬け、ティモ


BOMBA・・・モルタデッラ、フレッシュトマト、ツナ、カッペリ、オレガノ



などなど・・・・・



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アリスさんたちは、ラム入りの強力アペリティーヴォで、かなりテンションが上がっているみたいです。




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さて、袋から自分の好みのパニーノを出して、好きな分だけ切り分けていきます。


バレーリオさんはモルタデッラ入りのBOMBA(モルタデッラ、フレッシュトマト、ツナ、カッペリ、オレガノ)を・・・・・


みんな順番が待ちきれなくって、いらいら・・・・





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応接間の方では、パニーノの順番を待っている間、好きなドリンクを片手にワイワイがやがやとおしゃべりに花が咲き始めています。



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ローズさんはお客さん接待に大忙し・・・・・なにやらオーブンに入れたり出したり・・・・・あれ、今さっきのパニーノ・・・


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そうなんです、こちらは


BOSACAIOLO・・・・・ロースト・ハム、ポルチーニ茸、ズッキーニのグリル


FUMA FUMA・・・・・スペック、プロヴォラ・アッフミカータ、エシャロットのワイン漬け


です。ちょこっとオーブンで温めると、ハムはふんわりと柔らかくなり、チーズも溶けて美味しいんですよ。



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アンドリューさんは一番上の坊やを連れてきたので、パニーノを食べたり、坊やの世話をしたり、みんなともお話ししたりと、大忙し・・・・・



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とりあえず、先にパニーノ1,2個食べた人達は、一息入れてちょっと寛いでいます。あ~、結構満腹、満腹・・・




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年末・年始のバカンスの後、友人たちみんなと全員で会うのは久し振りだったので、いろいろな話題で盛り上がっていますね。



男性は男性同士の話があるのか?・・・かなり真剣な面持ちでディスカッションしています。




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満腹と言いつつも、少し経つとまたお腹がぐ~っと空いてきて・・・


アリスさんはBOMBA、ロレンツォさんはFUMA FUMA(スペック、プロヴォラ・アッフミカータ、エシャロットのワイン漬けを)・・・・




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パニーノでお腹が膨らんだ後は、アリスさんが持ってきた手作りブラウニーや食後のグラッパやリキュール類を楽しみながら、みんなで夜が更けるまで長~いトークタイム・・・・・


13種類のパニーノの中でどれが一番美味しかったか?みんなで投票もしました(笑)


一番人気はやっぱり肉好きのイタリア人・・・


INDIGESTO・・・・・ポルケッタ、ペペローネのグリル、フレッシュ・シャンピニオン、マヨネーズ


BOSACAIOLO・・・・・ロースト・ハム、ポルチーニ茸、ズッキーニのグリル


の2つだったようです。



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本日はポッターさんのお家で即席で開かれた、手作りパニーノパーティーのことを少しだけ綴らせて頂きました。最後までお付き合い下さって、どうもありがとうございます。

立食のセルフサービス・パーティーは、カジュアルな雰囲気で、たとえパニーノだけでもみんなで気軽に集まれるので、お勧め!


食べるのも好きだけれど、基本はみんなで集まって話をしたり、ゲームやDVD映画を一緒に観たりと、シンプルなホームパーティーがイタリア人は大好きです。



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美味しい紅茶とチョコレートを

ここ数日ちょっと鼻風邪を引いてしまい外出自粛をしている山猫ですが、皆さんは如何お過ごしですか?


日本は雪のところも多いようで、三寒四温とは言っても結構厳しい天候が続いているようですね。でも、せっかくの3連休、有意義に素敵な休日が過ごせるようお祈りしています。


さて・・・・・それはそうと・・・もう直ぐ2月の半ばと言えば、そう、バレンタインデーではありませんか?


一年前のブログ チョコレートに誘われて・・・(バレンタインデーに)  でバレンタインデーにまつわる由来やフィレンツェのショップを少しご紹介したので、今回は前置きは飛ばして・・・・・


実はここ数日朝食用のお気に入りの紅茶やクッキーなどが切れかかっていて、いずれは購入しなければと思っていたので、風邪気味だったのですが、重い腰を上げて買い物に行った次第です。


ここは・・・山猫の家からほんのちょっぴり行ったところにある、ピッティ宮の前に新しくオープンした紅茶とチョコレートのお店・・・新し過ぎて、まだ看板が間に合わなくて出ていません(笑)




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ここは本格的な紅茶とチョコレートの専門店なんです。オリジナルの紅茶『LA VIA DEL TE 』は数点プレゼント用に缶入りになったものもありますが、あとは全て量り売り・・・


充実した紅茶のリストを見ながら、香りなどをかがせて貰ったり、説明を受けながらゆっくりと自分の好みの紅茶やハーブティーを選ぶことができます。




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ここは紅茶の他にも手作りのチョコレートやイタリアン・ビスケットを扱っています。


イタリアでは基本的に女性から一方的に男性に愛の告白の手段として、チョコレートをバレンタインデーにプレゼントするような習慣はないのですが(これ、日本だけですね)、やはりフィレンツェは日本のツーリストも多い土地柄、少しづつ習慣の逆輸入のような形でバレンタインデー用のチョコレートも控えめですが飾ってありました。


一年前のブログでも触れましたが、実はバレンタインデーはその由来を遡るとイタリア、ローマ時代に恋人たちを法に背いて擁護し、隠密に結婚させることを支援した罪で、皇帝から弾圧・迫害され、殉教した聖バレンティーノ(176年出生~273没)にちなんで、この日が定められたんです。


というわけで・・・こちらではあくまでも恋人たち2人の記念日として祝われるので、女性だけがチョコレートを好きな人のために買いには走らないのですが、恋人たちの永遠の愛を再確認するロマンチックな日なので、レストランはどこでも予約で超満員なのです。



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ここではパッケージされたチョコレートも数種類扱っていますが、やはり職人さんが毎日作って運んでくる手作りチョコレートがメインです。美味しいチョコはフレッシュそのもので、数量も限定でお店に置いてあるので、売れ筋のチョコレートは直ぐに無くなってしまいます。


勿論、寒い冬にはお店オリジナルの飲むホットチョコレートも・・・・・熱々のトロリとしたホットチョコは寒さで悴んだ手や体を芯から温めてくれます。




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さて・・・・・本当は紅茶をメインに買いに来た山猫・・・お気に入りはアール・グレーなのですが・・・・ちょっと香りをかがせて貰いました。   もう・・・・・言葉が出ないほどいい香り・・・ベルガモットの芳香で頭がクラリとしそうです。


ここのアール・グレーはアール・グレー・インペリアル・・・ただ、ちょっと他にも気になる紅茶があったので、少し量を控えめに分けて貰いました。



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手作りチョコレートのショー・ケースです。ちょっと小さくて見えにくいですが、パッション・フルーツ入りやキャンティ・ワインの入った、いかにもイタリアはトスカーナらしいオリジナルチョコもあります。


ミント系のもの、プラリネ入りやオレンジピールを包んだソフトチョコ、ナッツ類を豊富に使ったチョコレートも本当に美味しいんですよ。




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先程から気になっていたのは、実はここではフランスの紅茶、ダマン・フレールを扱っているんです・・・


フランスにはポピュラーなものでマリアージュ・フレールやフォションなど美味しい紅茶メーカーがいろいろありますが、その中でもダマン・フレールはフランスの紅茶の歴史の幕開けに貢献し、なんと1692年のルイ14世の時代から続く由緒ある紅茶会社・・・


このメーカーのEARL GREY YIN ZHEN というアール・グレーは、普通の紅茶にチャイニーズティーをブレンドした風味豊かなアールグレー・・・




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さて、今回は美味しい手作りチョコレートをアソートして貰いました。キャンティ・ワイン入りのものも変わり味で美味しかったですが、ナッツ入りやアーモンド粉入りのチョコ、意外とねらい目だったのがオレンジピールを包んだソフトチョコ!写真下の長細いチョコレートです。


甘さ控えめのブラックに近いチョコレートで包まれたオレンジピールは、ほんのりオレンジの香りが漂い、とてもソフトなんです。





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紅茶は先程ご紹介した、お店オリジナルのアールグレー・インペリアルとダマン・フレールのアール・グレーを味比べしようと思い・・・・


実際翌日の朝食で直ぐに試してみたのですが、どちらもベルガモットの芳香が上品に出ていて、本当に美味しかったです。




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ダイエットとはいいつつも・・・・・我慢しきれずに買ってしまった、チョコ入りカンテゥッチとアーモンド粉で出来たイタリアン・ビスケットの代表、ゴロゴロのブルット マ ブォーノ(不細工だけれど美味しい)


カンテゥッチにはシットリ系の大きなチョコレートがごろりとしっかり入っていて、紅茶のお供にも極上の味!お勧めの一品です。




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本日はちょっとバレンタインデーを意識して、山猫の家の近くにオープンしたばかりの紅茶とチョコレートの専門店のご紹介をさせて頂きました。最後までお付き合い下さってどうもありがとうございます。


このお店は本当に少し前にオープンしたばかりですが、手作りで質のいいものを揃えている上に、お店のオーナーさんもとても感じよく丁寧に対応して下さるので、是非ピッティ宮見学まで足を伸ばされた方は、ちょっと覗いてみるのもいいかと思います。


ORO NERO

PIAZZA DE' PITTI 1 ROSSO

50125 FIRENZE

TEL 055-230-2473


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お気に入りのエノテーカでビステッカの夕べ

フィレンツェは寒いとはいえ、日によってはポカポカ日和もあるので、春ももう直ぐすぐそこの曲がり角まで顔を見せているのかな?と思える今日この頃です。


またもや大変ご無沙汰してしまい・・・週末はやっぱりずっと外出が多かったので、あまりブログを開ける時間がなくて失礼致しました。


今回は先週末、友人のマックスさんご夫妻と訪れたエノテーカをご紹介しようと思います。



ここはフィレンツェのチェントロから少し出たところにあるエノテーカ・・・・・



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エノテーカの内部もとても落ち着いた雰囲気の中に、ファミリアな感じが漂います。


このエノテーカの特徴は、日によっていろいろ趣向を凝らせた夕べを設けていること・・・・


メインのメニューのテーマを決めて、ワイン数種類やアンティパストなどを合わせたトータルメニューを提供しているんです。



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さて・・・・今日はフィレンツェの郷土料理、ビステッカ アッラ フィオレンティーナの夕べ・・・と聞きつけたので、


訪れた次第・・・


まずはアンティパストのコッコリとサラミ、生ハム、チーズ類の盛り合わせです。


コッコリは何度か以前のブログで説明しましたが、フィレンツェでの名称で、ナポリが発祥と言われているパン種を油で揚げたもの・・・揚げたての熱々コッコリはモチモチ感が一杯で生ハムやチーズなどと美味しく頂きます。



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さて・・・ここは一応エノテーカなので、ワインの試飲も重要・・・・・今回のワインは・・・


トスカーナワインなのですが、今まで飲んだことのなかった生産元、BRANCATELLI ・・・『QUESTO DEDICATO A 2009年』 はフレッシュかつデリケートな味わいのワインです。


いつもロンちゃんが選んで、マックスさんが試飲するという暗黙の掟があるので、今回もそれに従って・・・


4人なので当然、1本は軽くあけてしまったので、2本目CAPRANDOLE 2008年も試飲・・・こちらはお肉を食べ始めてから頼んだのですが、やはりタンニンが前のワインより効いていて、よりビステッカに合うワインでした。




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それでは久々のTボーンステーキに乾杯です。マックスさんたちは友人の中でも一番家族ぐるみの付き合いをしているので、一緒に食事をすることが多いのですが、このお店はマックスさんたちのお気に入り・・・・・


このエノテーカもその時々のテーマによってメニューが変わるのが面白いらしくて、メールで情報が届くと一緒に食べに行こうと誘われることが多いんです。




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やってきました・・・・・お待ちかねのビステッカ・・・・・


これ、2人分で、私とロンちゃんで分け合って、マックスさんたちはもう一つ同じものを分け合っていますが、それぞれが軽く1キロ以上あるので結構量が多いんですね。



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付け合せはほうれん草のソテーとポテトのオーブングリル・・・・冬場はビタミンAが豊富なほうれん草をたっぷり取って・・・



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お肉は・・・・・本当にとろけるバターの様に柔らかい絶品です。焼き加減はいつもレアを注文・・・


やっぱり焼きすぎは硬くなってしまって、肉本来の旨みや柔らかさが失われてしまうので、あくまでもジューシーで美味しいビステッカを食べたければ、絶対にレアがお勧めです。





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お店の内装は・・・まるで自宅にいるようなくつろぎ感を与えてくれるインテリア類・・・・


暖かな光の中に浮かび上がる、手作りの小物や可愛い置物たち、そしてワイン通には嬉しいワイン専門の書籍類などがそこここに沢山置いてあって、たとえ一人で来ても手持ちぶたさになりません。




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そしてクライマックスは、ホームメードのデザートたち・・・・・


これ、写真を撮る前に我慢できなくて、マックスさんが一口食べてしまったのですが、クレーマ・カタラーナとシットリしたパウンドの組み合わせ・・・





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こちらは、クリーマ・シャンテリとパウンドケーキです。見かけはシンプルそうですが、とても風味がよくて軽いクリームでした。




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そして私は・・・・・マンダリンのシャーベット・・・・・サッパリした柑橘系のフレーバーが、ちょっと食べ過ぎたお腹を癒してくれます。


この後男性軍がグラッパを注文していたので、私たち女性軍も負けずにデザート・ワインを注文・・・・・




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お店の入り口には自慢のワイン類が棚にもワインラックにも山済み・・・・ここではオリーブオイルもとても美味しいものを使っていました。


美味しいワインに出会った時は、お店に在庫があったら分けて貰えますよ。




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ENOTRIA

VIA DELLE PORTE NUOVE 50

50144 FIRENZE

TEL 055-354350


本日は週末に友人夫婦と行ったフィレンツェのエノテーカを、簡単ですが紹介させて頂きました。最後まで付き合って下さってどうもありがとうございます。


フィレンツェに限らずイタリアには沢山のエノテーカが町のそこここに星の数ほど点在しています。


家族経営の小さいお店から結構大きな規模でやっているところまでさまざまですが、どこでも自分たちのお気に入りのお勧めワインを取り揃えいて、美味しい食事に合わせてサーブしてくれるので、イタリアにいらした際には是非お試しください。



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ベネチア風レバーのポレンタ添え

寒い日が続いていますが、皆さん如何お過ごしですか?世界各地で大雪やハリケーンなどが記録されていて、本当に世紀末を思わせる気候ですが、早く春の訪れの声を聞きたいですね。


やっとフィレンツェに戻ってきたので、少しはお料理を・・・と思い・・・


いつもの朝一の屋台の八百屋さんに大好きな赤カブが出ていたので、赤チコリ2つとルーコラ一束一緒に貰いました。


赤カブはお家でもミニ栽培できる可愛いお野菜ですね・・・・・・・みずみずしくて、生でしゃきしゃきいくらでも食べれてしまいます。



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いつもはピンツィモーニオにして食べています。かなり前の山猫レシピで紹介したと思いますが、生野菜のスティックのアソートをエキストラ・バージン・オリーブオイル、塩、コショウ、レモンを合わせたドレッシングに付けて頂く簡単アンティパストです。


ニンジン、セロリ、赤チコリ、赤カブ・・・・・他にもフィノッキオ、カルチョーフィなどが美味しく生で食べれます。




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いつも八百屋さんにサービスで付けてもらうオドーリ(香味野菜)はプレッツェーモロしか貰わないのですが、今回はサルビアも貰って来ました・・・・・




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というのも・・・・・ロンちゃんが牛さんのレバーを食べたいと言ったからです。いつものお肉屋さんに新鮮そうなレバーがあったので、全部貰って来ました。ただ・・・・山猫は実はレバーがちょっぴり苦手・・・・・あの独特の匂いがあまり好きでないんですね。



レバーはそのまま、フライパンでオイルを少しひいて焼き付けて、シンプルに食べてもいいのですが、この匂いのせいで私は、殆ど量が食べれません。



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そこでいつも使う手が・・・・・・そう、レバーの匂いを消して食べるレシピがあるんです。今回ご紹介するベネチア風レバーの煮込みです。



まずは大きな赤玉ネギ3個を薄切りにします。フライパンにオイルを適宜熱して、この玉ネギの薄切りを弱火でよく炒めます。



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これ、ちょっと適当でなくて20分~30分、トロトロに柔らかくなるまでじっくり炒めて下さいね。玉ネギの甘味を十分引き出さないと、レバーと一緒に煮込む時、匂いを消してくれません。



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玉ネギが十分柔らかく炒まったら、一口大より少し大きめに切ったレバーを入れて、更に炒めます。


赤ワインを1カップ加えてから、におい消しには先程八百屋さんで貰った、生のサルビアの葉を6,7枚入れます。ローズマリーを少し足してもいいと思います。


レバーと玉ネギが隠れるぐらいのお水を足して、ゆっくり煮込んでいきます。硬くなって色も変わってしまうので、レバーがお水から頭を出さないように注意してください。


玉ネギの形が無くなる位煮込んで、水分が引いてきたら出来上がりです。お塩を最初から加えると、レバーが硬くなってしまうので、最後に加えます。




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付け合せの即席ポレンタを作ってみました。既に前もって熱を加えてあるとうもろこしのポレンタの粉なので、水にお塩を少し加えて煮立て、お粉を加えてグルグル少し回すだけ・・・・・



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レバーの煮込みにポレンタを添えて、一緒に頂きます。ポレンタにはホンノリ塩味が付いているだけなので、さっぱりしていてレバーの煮込みとよく合います。




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今で盛りの美味しいリンゴは・・・・・・このリンゴ、トスカーナのアレッツォの近くで取れる無農薬リンゴでSTAIMというものなのですが、見かけは悪いけれど、本当に美味しいんです!


これを食べると他のリンゴが食べれません。甘味と酸味のバランスがとても良くて、歯ざわりも硬くも柔らかくもなく、パーフェクトなおりんごです。いつも購入するゴールデンは野菜ジュースを作るのに使っています。



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ワインは以前モンタルチーノに行った時に購入した、2004年のブルネッロ ディ モンタルチーノ があったので・・・・・


コッテリ料理とマッチして、寒い冬の滋養強壮に役立ちそうです。



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今回は食べにくいレバーをイタリア風に料理した、レバーの煮込みとポレンタをご紹介しました。最後までお付き合い下さってどうもありがとうございます。


少しづつですが、日本からイタリア帰国後体調も戻ったので、頑張ってブログを復活させたいと思っていますので、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。


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やっとイタリアへ・・・さっそくのトラットリア

イタリア、フィレンツェはまだまだ寒~い日が続いていますが、皆さん如何お過ごしでしょうか?


12月半ば以来、主人の仕事と家族の事情で日本帰国の為、ブログを長期に渡りストップしていたのですが、先日ようやくフィレンツェに戻って来ました。お休み中更新もできない上、メッセージやコメントを下さった方にまだお返事も出していない状態なので、大変ご無沙汰してしまって本当に申し訳なく思っています。


日本では慌しく日が過ぎてゆき、今回初めて新しくなった羽田国際空港よりパリ経由でフィレンツェに戻ってきたのですが、夜中の1時30分に経って朝の6時半に着く、グッスリ眠って時差ボケ対策に役立つフライトだったにも関わらず、こちらへ戻ってからも全く時差ボケが抜けず、毎日変な時間に起きたり寝たりしてボーっと過ごしてしまいました。


これから少しづつですが、ノンビリフィレンツェブログを復活させていこうと思っていますので、どうぞまた宜しくお願い致します。


ということで・・・早速長い間のブランクのお詫びに・・・山猫取っておきの地元のトラットリアをご紹介しましょう。


フィレンツェを長い間留守にしていたので、ここ数日友人たち会うために連日外食を余儀なくされたのですが、なんといっても久し振りの大好きなイタリア料理・・・美味しいものを心行くまで食べたいと思い、自宅から数分のところにある超お勧めのトラットリアへ・・・


ここはアルノ川の向こう側・・・ちょっと細い路地、ボルゴ サン・ヤコポ沿いで、ともすると見落としそうになる場所なのですが、この道には何軒ものトラットリアが軒を並べています。


その中の一つ、カミッロ・・・外から見ると何の変哲もない昔風のトラットリアなんですが・・・


フィレンツェで美味しい生活


ただ・・・・・中に入っても、古い作りのがやがやトラットリア・・・笑


壁には年月を経て煤けたようなエッチング画や油絵などが無造作に飾ってあり、黒の蝶ネクタイに真っ白なシャツをパリッと着こなした、いかにも昔からのトラットリアでしか出会えないような給仕さんたちが忙しく立ち働いています。


今日は土曜日なのでお客さんでいっぱいです。



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早速テーブルに付き、グリッシーニをポリポリ食べながらメニューとにらめっこ・・・


今日は古くからのお友達、アンドレアさんとパオラさん夫妻と一緒に来たのですが、とってもグルメなお二人なので予約を私たちが入れた手前、注文したものが口に合わなかったらと・・・ちょっぴり緊張してしまいます。


まずはアンティパスト(前菜)に自家製のフォアグラのパテを・・・・


大好きなフォアグラのパテですが、自家製って結構味に差があったりして・・・・でも心配ご無用・・・・・


フィレンツェの数あるトラットリアの中でも、ここほど昔からの伝統を守りながら、殆どのものをホームメードしているトラットリアは珍しく、また飛び切り美味しいんです、これが・・・


盛り付けはとっても無造作ですが、フランスのフォアグラのパテにも十分対抗できるほどのお味なんですよ!


パオラさんも山猫と同じく、このパテを注文したのですが、大満足してくれました。ホッ・・・


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プリモはこれもホームメードのトルテッリーニ・・・・・トマトソース、ラグー(ミートソース)、パンナ(生クリーム)からソースを選べるので、今回は生クリームでシンプルに・・・


手作りのトルテッリーニは昔家庭でお婆ちゃんが作っていたような、あのトルテッリーニのパスタの歯ごたえとコクのある詰め物のハーモニーが絶妙です。パルミジャーノを少々振って・・・これも絶品です。




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古くからあるトラットリアでは、かなりの人数の給仕さんが忙しく働いているところが多いです。


ここの給仕さんはとってもスマートで感じがいいんです・・・お客さんにあれこれ料理を押し付けることなく、またメニュー内容や味、ワインについても熟知しているので、安心していろいろなことを訊けます。



みんなお肉を注文したので、今回のワイン、一本目はPOGGIO BONELLI の POGGIOASSAI 2006年・・・


とても個性的で、フルーティーな中にもタバコやキノコ、コショウなどを感じさせる芳香豊かなトスカーナワイン・・・


タンニンもバランス良く効いていますが、アルコール度共に必要以上に出すぎず、口当たりがとても良いお勧めワインです。 


あっという間に空けてしまったので、二本目を注文・・・MORIS の MORELLINO DI SCANSANO RISERVA 2006年・・・マレンマ地方、グロッセートのワインです。


これもフルーティーなワインですが、スパイシーなパンチが利いた中にエレガントさの漂う絶妙な飲み口・・・特にリゼルバはお勧めです。


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セコンドはキアニーノ牛のタルタルステーキを注文してみました。タルタルはなんといってもフランスのタルタルが大好きな私ですが、イタリアでも最近はさまざまなレストランでメニューに上るところが増えいてます。


ただ・・・・大抵のイタリアのタルタルはトラディッショナルなフランスのタルタルと違って、とても味付けがシンプル・・・オリーブオイルに塩コショウ、せいぜいプレッツエーモロやカッペリのみじん切りをほんの少しプラスするぐらいで、それはそれで美味しいのですが、たまにはフレンチの、あのコッテリしたタルタルが食べたくなってしまうんです。


ここのタルタルはチャーンとフランスのレシピに従ってかなり複雑な味付けになっています。多分フレンチのタルタルより卵の分量がやや少なめなので、その分アッサリしているでしょうか?キアニーノ牛の生肉を細かく包丁で叩いて味付けした、本当に美味な一品だと思います。


軽くトーストされたパンにバターを塗って、タルタルを一緒に頂きます。


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コントルノを2人前だけとってみました。ここのトラットリアの付け合せのメインはフリット(フライ)!


カルチョーフィ(アーティーチョーク)、ズッキーニの花、カリフラワー、 モッツァレッラ、西洋かぼちゃ、ポテト、グリーントマト・・・単品で沢山の種類があり、また沢山の種類のミックスを注文することもできます。


今回は迷わずカルチョーフィ!日本ではあまり馴染みのないカルチョーフィですが、イタリアではとてもポピュラーなお野菜です。


ここのフリットはもう熱々のサクサクで、いくらでも食べられてしまいそうなほどです。


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子羊のグリルを注文した人が・・・・・・物凄く軽くて美味しい炭火焼の子羊・・・臭みもなく柔らかいお肉は病みつきになりそう~・・・


要はなにを食べても超美味しいので当たりはずれがないのが、このトラットリアの特徴なんです。


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ワインも2本空けてしまったし、かなりお腹一杯食べたので、ドルチェらしいドルチェはパス・・・・・


男性軍はグラッパを、私はカンテゥッチ(プラトーのビスケット)とビンサントと注文して、みんなで一口づつ頂きました。


アロマティックなビンサントにカンテゥッチを浸して食べると、もうかなり酔いが回ってきました。



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最後に・・・・トラットリアというとレストランよりも安い、庶民的なイメージが強いですが、古くからある伝統的なトラットリアは注文するものにもよりますが、やはりお味のレベルもいいのでお値段もそれなり・・・です。


ここのもう一つの特徴は、地元のフィオレンティーニが固定客の大半を占めていて足しげく通っているので、意外とツーリストが少ないこと・・・


地元のイタリア人達に混じって、本格的なトラディッショナル・イタリアンにトライされたい方には、是非お勧めのトラットリアです。


TRATTORIA CAMMILLO

BORGO S.JACOPO 57/R

FIRENZE

TEL 055-212427


本日は家の近くの大好きなトラットリアの一つ、カミッロをご紹介させて頂きました。最後までお付き合い下さってどうもありがとうございます。ブログはゆっくりですが復活していこうと思っていますので、今後ともどうぞ宜しくお願いします。


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サンタ・クローチェのクリスマス市とお知らせ

クリスマスが近くなると、お店のショーウィンドーのデコレーションはもとより、フィレンツェの町の至る所で季節限定の催しがあったり、日曜日もクリスマスが過ぎるまではお店が平日のようにオープンするので、土、日のチェントロの混雑は大変なものです。


そんな中・・・先日より催されている、サンタ・クローチェ広場のクリスマス、恒例のマーケットに行ってきました。


今年は北ヨーロッパ中心の屋台が立つマーケットで、12月19日まで開催されています。


今日は天気はイマイチでしたが、あまり寒くなかったせいか、日曜日のお昼前についたマーケットは、地元の人々や観光客ものすごい賑わいをみせていました。




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自然の風合いを生かしたクリスマス用のリースやこの季節特有のオブジェも沢山売られていて、観て回るだけでもかなり楽しめます。





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オランダから出展しているチーズの屋台・・・沢山のオランダチーズが山済み・・・・・・



イタリアにいる限りは殆どイタリアの地元チーズを家で食べていますが、やはりたまには趣向を変えたいもの・・・




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冬用の暖かそうなキャップや皮製の室内履きなどが山積みになっています。どこから出展しているかと思えば・・・・


ハンガリーのブダペストからだそうです。外国からの出展でイタリア語があまり話せない販売者は、英語でどうにか対応・・・・・





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色とりどりのスパイスが量り売りで・・・・・・


なかなか手に入りにくいスパイスもあるので、かなり興味をそそられました。




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こちらはブレターニュの手作りクッキーを販売している屋台・・・とっても込み合っているので、どうしようかとおもいましたが、ここの屋台はセルフ・サービスで、自分でお店の袋に好きなクッキーを好きなだけ入れて量り売りして貰うんです。


山猫もちょっとだけお味見に買ってみました。




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サンタ・クローチェ広場一杯に並んだ沢山の出店は、物凄い人で賑わっていて、活気付いています。





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ここもクリスマス用飾りを専門に売っている屋台・・・・リース類を中心に、綺麗なお花をモチーフにしたものやちょっと変わったかたちのリースもありました。




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そろそろお昼時の1時を過ぎているので、食べ物の屋台には長蛇の列ができています。本当は子豚の丸焼きが食べたかったのですが、あまりの列に諦めました。


既に美味しい豚の脛肉やポテトをゲットして、ビールを片手にホクホクしているオジサンが・・・




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大好きなステゥルーデルを売っている屋台が・・・・・ちょっと味付けの変わったステゥルーデルもありましたが、山猫たちはオリジナルのシンプルなステゥルーデルを2個お持ち帰り用に頂きます。


食べる時は電子レンジでなく、オーブンで温めるとサクッとして美味しいと言われました。帰って食べるのが楽しみ~・・・・




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いろいろな花柄の食器を売っている屋台も・・・・・


オーブン用の大きめの耐熱皿に引かれましたが、ロンちゃんに却下されました(涙)




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混雑しすぎてお昼を食べ損ねたので、家路に向かうしかありませんね。





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というわけで、今日はクッキー、ステゥルーデルのスイートをゲット・・クッキーはいろいろな種類を食べましたが、バターが利いていて本当に美味しかったです。

ステゥルーデルもなかなか本場のお味!




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そして、南ドイツや北イタリア、オーストリアの食材を中心に売っている屋台で購入した食品たち!


ボイル用のホワイト・ソーセージ、ハニー・スモーク・ハム、クネーデル、セナペのチューブ、サワーな黒パン、北部特有のスモークしてある角型サラミ(これ本当に美味しいんですよ)



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本日は昨日行ったサンタ・クローチェのマーケットのことをちょっと綴ってみました。お付き合い下さってどうもありがとうございます。


実はロンちゃんの仕事の都合で、数日後イタリアをしばらく離れてアフリカの方に行かなくてはならなくなり、しばらくブログをお休みさせて頂きます。


年末には戻ってくる予定ですが、その後直ぐに日本に発たなければならないので、いつもご覧頂いている読者の方には申し訳ありませんが、1ヶ月少しの長いブランクになると思います。


もし出発前に時間がありましたら、用意した写真や情報でお休みの期間中に自動更新の設定をするかもしれませんが、コンピュータがつながらない場合が多いと思うので、コメント返信を控えさせて頂くかもしれませんが、どうぞご了承ください。


今年も一年ブログを通じてお付き合い頂き、本当にありがとうございました。皆様も良いお年をお迎えくださいね。


また来年できるだけ早く皆様にお会いできるのを楽しみにしています。



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フィレンツェもクリスマス気分

クリスマスの記事を書こうと思いつつ、あまりチェントロに行っていなかったので、少し前の画像しかなく・・・一週間ぐらい前の写真なのですが、少しだけフィレンツェの中心地を歩いた様子、ご紹介します。


山猫の家からチェントロのトルナブォーニ通りへ渡るサンタ・トリニタ橋です。


何度か過去ブログでご説明したと思いますが、ポンテ・サンタ・トリニタは、イタリア中の橋の中で一番美しく、エレガントな橋の一つといわれているんです。


この橋は最初1252年に木で作られて以来、アルノ川の洪水で何度も押し流されましたが、16世紀から17世紀にかけて先人彫刻家たちによって製作された四季を表現する、美しい彫刻が四隅に据えられた形で完成を見たんです。


第二次世界大戦末期、1944年の8月4日、ドイツ兵によってまたしても破壊されたのですが、1952年からアルノ川の中に落ちた橋の破片や石像を可能なかぎり拾い集めて、その再建ははじめられ、ほぼオリジナルに近い形まで復元されました。


先人たちへの思いを込めてフィレンツェを守っていこうとする、フィレンツェ人の気持ちの深さがしみじみと感じられる橋です。



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さて、サンタ・トリニタ橋を渡ると重厚な貴族の屋敷のような入り口がちらりと・・・・ここ、パフューム・バー(香水専門店)なのですが、一応ミラノ、トリノ、ローマなどにもある有名店・・・



300種類以上の世界の香水やメイクアップ・コスメなどがルネッサンス調のパラッツォの内部に展示されていて、荘厳な雰囲気の中で自分の香りを見つけることができるんですよ。



クリスマスには希少な香水をプレゼント用にと、足を止めるビジターも多いようです。




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ローマ通りとカルツァイオーリ通りを結ぶ何本もの通りの一つ・・・



綺麗に飾りつけされたお店がずらっと並んでいて、クリスマス用のプレゼントショッピングに来るお客さんを待ち受けているようです。



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フィレンツェで一番古い老舗バール、GILLIのウィンドーのデコレーションもとても綺麗で、道行く人達も足を止めて見ています。


見ているのが男の人たちばかりというのも・・・イタリアですね(笑)





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先程の通りの手前のお店、結構大きくて角にまたがっているので、GILLIのバール側の方のショーウィンドーをみると、クリスマスツリーが一つのショーウィンドーを独り占めしています。


ちょっと判りにくいのですが、シルバーとブルーのリボンだけで飾られたクリスマスツリー・・・とてもシックで綺麗でした。





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ドォーモの傍まで歩いていくと・・・・


観光客は相変わらず多いのですが、いつものようにサン・ジョバンニ礼拝堂、レンガ色のクーポラをちょこんと乗せたドォーモ、ジョットの鐘楼と・・・いつもの風景が眼前に広がります。




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丁度この写真を撮ったのが12月の3日で、ドォーモ広場の角に高クリスマス・ツリーが飾られている最中だったんです。


クレーン車を出動させて、赤いジッリ(フィレンツェの百合の紋章)とイルミネーションを飾っていく作業をしていました。


今年フィレンツェには高さ15メートル~20メートルのジャイアントなクリスマス・ツリーが4本、ここドォーモ、ミケランジェロ広場、共和国広場、サンティッシマ・アンヌンツィアータ広場に飾られ、他20本の美しいクリスマス・ツリーもフィレンツェの各地域に飾られています。





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共和国広場からパラッツォ・ストロッツィの方へ戻ると、ここもイルミネーションが綺麗なカルティエや高級ブティックが、道行く人たちの足を引き止めるかのように美しいショーウィンドーを輝かせています。




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トルナブォーニ通りから一本入ったポルタ・ロッサ通りにも上空に控えめなイルミネーションが輝いています。


東京の豪華なイルミネーションに比べると本当にささやかなものですが、夜空にちらちらと輝くクリスマスの風物詩として、古くからヨーロッパの夜に花を添えてきたイルミネーション・・・


控えめながらも、クリスマスの雰囲気を盛り上げるのには欠かせませんね。




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この通りでちょっと最近気になっているのが、この食器店・・・・



デコラティヴな内装、真っ白いショーウィンドーの中にはセンス良く並べられたフォークやナイフ、キャンドル・ホルダー、色とりどりのグラスなど、クリスマスを楽しく豪華に演出できるような商品が沢山・・・・・





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トルナブォーニ通りの最後に当たる、サンタ・トリニタ広場・・・・・クリスマスのイルミネーションに飾られたフェラガモの入ったパラッツォ・スピーニ・フェローニ・・・


13世紀頃まで遡る古いこのパラッツォは豪商スピーニによって建設され、後17世紀後半銀行家として成功した、フェローニの手に渡り、1938年サルバトーレ・フェラガモによって買取られて以来、ここにフェラガモのメインブティック、さらに1995年にオープンしたプライベートのフェラガモ美術館が入っています。


今夜もクリスマス用のお化粧をしたショーウィンドーと共に、美しく輝いています。



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本日はあまり写真を撮っていなかったので、ほんのちょっとだけフィレンツェのクリスマスの様子を皆さんにご覧いただいただけですが、お付き合い下さってどうもありがとうございました。


クリスマスまでの間、またいい機会に恵まれましたら、なにか印象に残るものをご紹介させて頂きます。

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今日はPEGNAでお買い物・・・

クリスマスシーズンに突入したイタリア・・・・・普段日曜日はお休みのお店も、クリスマスプレゼントをめがけて町に繰り出す地元の人達や観光客向けにお店を開けて大忙し・・・


日本の皆さんも思いを寄せる人とクリスマス・イブを過ごしたり、家族のクリスマスプレゼントを購入する計画をもう立てはじめていらっしゃるのではないでしょうか?


日本の忘年会と同じで、イタリアでもこの時期、年末に向けて友人たちとレストランで食事をしたり、お家に招いたりする機会がいつもより増えるような気がします。


最近、外出続きで家の食料品がそこをついていたので、ちょっとチェントロにある食料雑貨店、PEGNAへショッピングに行ってみました。


PEGNAは1860年創業の古いお店で、ツーリストはもちろん、今でも地元のフィオレンティーニたちに親しまれています。リキュール類も充実・・・





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コーヒーや紅茶、ココア、チョコレート、ビスケット類も充実していて、イタリアはもちろんフランスやイギリスの洒落た商品も結構置いてあるので、時々ちょっとしたお客さんに出せるように買い置きしておくんです。





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サン・ロレンツォの中央市場に行けば、それぞれの商品に関してもっと品揃えがあるお店もあるのですが、一軒で全て済んでしまうところがちょっとした魅力・・・・・


お塩やコショウ、スパイスなど、一つのコーナーにかなりの種類を置いてあります。トリフやフォアグラのパテ、エスニックフードも充実・・・




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クッキー類やチョコレート、ボンボンなど、甘いものには目がないので、自分たち用にもついつい手が伸びてしまいます。



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もちろん、食料品店なので、お土産っぽいものばかりおいてあるわけじゃないんですよ。普通の家庭で使うような、乳製品、冷凍食品、ジュース類、ビールや水なども普通に売っています。



このお店の中心に生鮮食料品を切り売りするカウンターがあって、ちょっと高級なハムやサラミ類、フランスやイタリアを中心にしたチーズ各種、ちょっとした高級惣菜、手作りのパスタソース類各種、パンなども売っています。





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さて、今日の戦利品・・・・・・


パスタはマルテッリのペンネとイカ墨が練りこんであるモレッリのスパゲッティ・・・マルテッリは今だに手作り製法で乾燥パスタを作っている、大好きなパスタメーカーの一つ・・・・・


とても風味があるし、なんと言ってもパスタのこしが強いので、ペンネは特にちょっと茹で過ぎてもクタクタになったり、亀裂が入ったりしません。


絡めるソースにもよりますが、一般的に筋の入っていないツルリとしたペンネの方がデリケートで好きなので、スーパーで取り扱いの少ないマルテッリはここでゲット・・・


PEGNAは有機製法で作ったジャム類やお店のオリジナルジャムも出しています。今日は手作りのプルーンのジャムを購入してみました。


ヒマラヤのピンクのお塩を切らしてしまったので、中央市場に行くまでの間のつなぎに小瓶を買うことにしました。


お塩の横の小さい瓶はパニーノ用のトリフ入りクリームソース・・・トーストしたパンやクラッカーにつけて、ちょっと小腹の空いた時に大活躍・・・・・またアンティパストとしても、お料理の最後の味付けにいろいろ使いまわしのできる一品です。





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トリフが大好きな山猫とロンちゃん・・・・・前に購入したトリフ入りのハチミツがなくなりかけていたので、トリフ入りのお塩と一緒に・・・・・・・トリフ入りのハチミツは濃厚なペコリーノチーズにとっても良く合うのでお気に入りなんです。


お塩は瓶のフタを開けると風味が結構凄いのですが、実際に食べ物に振りかけるとそれ程強烈な香りはつきません。



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大好きなアーモンド入りのプラートのビスケット(カントゥッチ)・・・・・お気に入りはなんといってもANTONIO MATTEI ・・・・ 1858年開業の古いお菓子会社です。


カントゥッチはトスカーナのビスケットとしては有名で、食後のデザートとしてビンサントに浸しながら食べるのが一般的です。レストランでもお目にかかったことがある方、いらっしゃるのではないでしょうか?


手前のはアンティパストに使うプチ・トースト・・・・・小さいので、いろいろなソースやパテを塗ったり、チーズやオリーブ、キャビアなど、お好きなものを彩りよく乗せてカナッペにするのに使っています。





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ちょっと足りなくなっていた、日常の化粧品を買い足しました。カモミールの化粧水、イラクサ入りのヘアートニック、マルセイユのソープ、ローズソープ・・・・ローズソープはとてもいい香りなので、シャワージェルもあわせて使っています。


レジの手前に化粧品類がズラッと並んだ棚があるので、ちょっとしたお土産にも重宝しますよ。




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そして最後は・・・・オリーブ・オイルとバルサミコ酢、お塩入りチョコレートなど・・・・


フレスコバルディのLAUDEMIOはとてもオリーブオイルの風味が良く、年によって味があまり変わらず安定しているので、好きなオイルの一つです。日本では東急百貨店の食料品街で見かけたことがあります。




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今日は久し振りのお買い物、チェントロの食料雑貨店、PENGNAにお付き合い頂き、どうもありがとうございました。


ここはドォーモの直ぐ裏手にあるのでアクセスもいいですし、ツーリストの方のお土産になりそうなものも結構見つかるので、是非フィレンツェにいらっしゃった時にはお立ち寄りくださいね。


PEGNA

VIA DELLO STUDIO 8,

50122 FIRENZE

TEL 055-282701

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忙しい朝だからこそエレガントな気分で朝食を・・・

フィレンツェは一昨日あたりからグーンと気温が下がってしまい、外出するのが億劫になりがちですが、週末、ちょっと外へ出ていたのでコメント返しやペタが遅くなってしまい申し訳ありませんでした。・・・


今日はクリスマスの話題に入る前に自分ごとで失礼しますが、ちょっとした日常生活のお話・・・・・・


ロンちゃんの仕事をちろっと手伝っているだけの山猫ですが、彼が仕事をする事務所が現在フィレンツェとラ・スペッツィアに分かれている為、ちょくちょくフィレンツェから朝早く車を飛ばして、2人でラ・スペッツィアの方の事務所に行かなければならないことが多いんです・・・・・


ラ・スペッツィアに行くには当然高速道路を使うので、早朝は高速に乗る前に外で朝食をすることが殆どです。


高速道路の傍のガソリンスタンド付属のバールでも、朝食のパスタ(ブリオッシュなどのデニッシュパンのことです)類が美味しいところはあるのですが、どうも雰囲気がイマイチ・・・・・


イタリア人の朝食はとても簡単で、一般的にカフェやカップチーノ、カフェ・ラッテ等の飲み物とブリオッシュなどのお菓子パンだけ・・・でも・・・たった5分や10分の忙しい朝食時でも、ちょっとリッチな気分になりたいこと・・・・・皆さんはありませんか?



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ここは普段とても美味しいチョコレートやケーキを販売しているエレガントなチョコラテリア(チョコレートショップ)なのですが、朝は朝食を取る事のできるバール、昼はちょっと粋な軽食、夕方はアペリティーヴォなどを出すロカーレに早変わり!




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店内の内装も真っ白でシックな雰囲気なのですが、自由に腰掛けられるテーブルや椅子も多く設置されていて、ゆったりできるんですよ。


気取ったり威圧するような雰囲気がないので、リラックスして朝食ができます。



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ケーキ類のショーケースの横には、飲み物をサーブするカウンターがあって、朝は早くから地元フィレンツェのイタリア人で込み合うんです。


もちろんチョコラテリアなので、パスタ類も本当に美味しいんですよ。




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ね、結構広くて普通のバールと同様にゆったりしているでしょ? 



備え付けの新聞なんかも置いてあって、ゆったり椅子に座って新聞に目を走らせながら朝食を取る人達もいます。



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ショーウィンドーは工房で手作りのチョコレート類がお花のデコレーションと共に飾られてあって、とてもリッチな雰囲気です。


ただ・・・このチョコラテリアがある場所は先程も言いましたが、高速道路に乗る手前の道沿いにあるので、町の中心地からちょっとだけ外れているんですね。


なーんだ・・・・・山猫さんは車やバイクがあるからいいけれど、ツーリストはどうすればいいの???なんて・・・おっしゃる方もいらっしゃるだろうと思い・・・・・



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心配御無用!!!フィレンツェに開通したばかりのトラム(最新路面電車)の停留所のまん前にあるんですよ。



せっかくだからフィレンツェの新しいトラムを試しがてら、このチョコレートショップで、お時間のある時に朝食や昼食、アペリティーヴォなどを味わってみませんか?








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今回は日常生活の一部である朝食のことをちょっとだけ綴ってみました。最後までご覧下さってどうもありがとうございます。


トラム(路面電車)LINEA 1 はフィレンツェの中心地、サンタ・マリア・ノベッラ駅近くから出ていますので、是非一度ご利用になってみて下さい。


LEON BLANC

PIAZZA P.UCCELLO、16,17,18
50142 FIRENZE
TEL 055-714571



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