フィレンツェで美味しい生活 -3ページ目

たまにはツーリスト気分でペルセウス

日本はゴールデン・ウィークに入って、色々なアクティヴィティーに励んでいらっしゃる方、ご旅行に出発された方、お家で普段できないことをなさっていらっしゃる方など様々だと思いますが、皆さんお元気でお過ごしでしょうか?


時間が無くてアップできないブログが溜まっていたので、少し前のバックバージョンになってちょっと恐縮ですが、今日はちょっとした旅行情報を・・・


暖かくなったと言っても、結構風が吹く日はまだまだ薄ら寒い日もたまにあるフィレンツェですが、そんな冷たい体を美味しい赤ワインとスープやお肉でポカッと温めようと、今日はツーリストにも地元民フィオレンティーニたちの間でも、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナで有名なペルセウスにやって参りました。


お店の中に入るとすぐ、Tボーンステーキがズラリと並んだショーケースが・・・・・お料理でお料理に使われる、ズッキーニの花、オニオン、プレッツェーモロ、テーブルサービスで出されるピンツィモーニオ用の生野菜(赤カブ、セロリ、ニンジン、スプリング・オニオンなどの生野菜スティックを塩・コショウ・オリーブオイルにつけて食べるもの)などが、やたらエスカレートして山積みになっています。



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店内は思いの外広く、それぞれのスペースにペペロンチーニやニンニクなどの乾燥食材やワイン、アンチック物を使ったデコレーションが、部屋ごとにバリエーションを変えて配置されているので、来るたびに違う場所に席を取ると、以前に来た時と異なった雰囲気が楽しめるのが嬉しいですね。



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私たちは入って2番目のホールへ・・・・早速カメリエーレ(給仕)さんの登場です。とぼけた真面目な顔をして、結構辛らつな冗談が面白い方・・・・・


それぞれ真剣に選んだピアットを伝えます。ここは本当はTボーン・ステーキを食べに来る場所と言っても過言ではないトラットリアなのですが、他のお料理もそれなりに当たり外れなく美味しいので・・・・・


今夜は肉好きのマックスさんたちとやってきたのですが、なぜかいつもみんなで注文するTボーンを頼む人がいないので、一人で注文というわけにもいかず・・・Tボーンは最低でも1キロ以上あるので、一人では当然無理・・・



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というわけで・・・・・私とマックスさんの奥さんのタティアーナさんは、オニオンスープを・・・・・上にはチーズがトロリとかかっていて、オーブン焼きしてあります。


ここのオニオンスープ、凄いオニオンの量なんですよ。これと同じものを家で作ったら、余裕で何キロも玉ネギを刻んで炒めて、煮込まなくてはならないので、こういった手間隙かかる面倒なお料理は、外で美味しく食べるのが一番とばかり注文・・・




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さて・・・・男性軍はリゾットを・・・・・これオッソ・ブーコのリゾット・・・ちょっと変わってますね。



真ん中にオッソ・ブーコが見えますよね。リゾットにはオッソ・ブーコに付いているお肉が刻んで入っているので、ボリュームたっぷり!




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ワインの試飲はいつもながらにマックスさん ・・・


FRESCOBALDI の CIANTI RUFINA NIPOZZANO RISERVA 2007年・・・これ、結構エレガントで美味しいワインのわりにコストパフォーマンスも悪くないので、2本続けて飲みました。


マックスさん・・・平日の仕事帰りにオフィスから直行して来たので、みんながラフな格好をしているのに、一人だけスーツにネクタイとかしこまって・・・笑


友人はサバイバルな自由業の人が殆どなので、スーツ&ネクタイの人を目の前にするとなんだか新鮮・・・



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いつも乾杯ばかりしていますが、今日はモロッコ旅行が上手く成功したことを祈って・・・乾杯~・・・





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先程ちょっと触れましたが、店内はとても広く、平日の早い時間でも結構沢山の人で込み合っています。


昔はTボーンを焼く煙の匂いを洋服が吸い込むので、ちょっと敬遠する友人たちもいたのですが、今回はそんな感じもなく(なにか対策を立てたのかな?)・・・・




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みんながTボーンステーキを注文しないので、私はフンギ・ポルチーニのソースがかかった、タリアータを注文しました。


まあ・・・ステーキを薄切りにしたようなものなのですが・・・


炭火焼のお肉もレアで柔らかく、ポルチーニの独特の香りと相まって、なかなかいいハーモニー・・・




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ここはお料理も美味しいけれど、内装が独特なので、食事をしながらも回りを見回して楽しめます。


私たちはホールの角にテーブルを取ったので上を見上げると、沢山のワインのボトルが棚にズラッと並んでいたり、可愛いランプや水差しがところどころに・・・


キアニーノ牛の古い白黒写真が壁にかかっていて、いかにもお肉を食べにきた~という感じです。



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ちょっと黒っぽく見えますが、これ子羊のお肉のグリル・・・・・


子羊って匂いが・・・っていう方多いのではないかと思いますが、以外とアッサリ、スッキリした味付けで


お肉も柔らかいし・・・・・私は好きなお肉の一つです。




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私たちのテーブルの反対側は厨房に続いているので、給仕さんたちが忙しく行ったり来たりしています。丁度上手く誰もいないタイミングを見計らって、パシャッと一枚・・・


置いてある家具も家庭でみるような温かみのあるものが多く、とても落ち着ける雰囲気・・・・・



Tボーンステーキが焼きあがってくると、物によってはタリアータにしなければならないので、奥にあるテーブルで給仕たちが肉を裁く様子が伺えます。





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こちらはちょっと見えにくいのですが、骨付きコトレッタ・ミラネーゼ・・・上にソテーしたズッキーニが乗っています。


普通のコトレッタより多少厚めかな?



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タルタルステーキは注文すると、加える調味料をお客さんに訊きながら、目の前で調理してくれます。


キアニーノ牛のひき肉を更に包丁で叩いて、好みでオリーブオイル、カッペリ、エシャロット、プレッツェーモロ、ウィチェスターソース、タバスコ、卵、塩、コショウを加えて、更に包丁で叩きながら混ぜ合わせる、クラッシックなフレンチタイプのタルタル・・・


あっちの方が食べたかったねと、後でタティアーナさんと大変後悔して、じっと見つめてしまいました・・・次回来る時には、男性軍がTボーンステーキ、私たちはタルタルにしようね!と・・・・・




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この後、例によって男性軍がグラッパ、タティアーナさんはフルーツの手作りタルト、私はフレッシュ・パイナップルを注文・・・・

そろそろ、夜も更けてきます。モロッコの思い出話でちょっと場が盛り上がり・・・

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今回は最近ずっと足を運んでいなかった、Tボーンステーキの美味しいペルセウスでの夕べを綴ってみました。長々とお付き合い頂き、本当にありがとうございます。


このレストランはガイドブックにも載っているような、メジャーなトラットリアですが、お肉は申し上げたように本当に美味しいので、Tボーンステーキをフィレンツェで召し上がりたい方にお勧めの場所ですので、お休みを利用してフィレンツェにいらした方は是非お試しになって欲しいトラットリアです。


PERSEUS

VIALE DON GIOVANNI MINZONI 10/R

50129 FIRENZE
TEL 055-588226

(LIBERTA広場のそばです)


29日から3日まで仕事でパリに行っているので、今回を含めて何度か自動更新設定しています。ペタやメッセージの返信がこの期間できませんので、申し訳ありませんがご了承下さい。


パリから戻って直ぐにイタリアのGIGLIO島に仕事に行かねばならず、その後1ヶ月程東京に戻ることになっているので、ブログをずっとお休みすることになってしまうかもしれません。


ただ、できれば休み中もちょっと溜まっていた旅行のブログなどをご紹介したいと思っていますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。


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フィレンツェの復活祭では・・・

フィレンツェはドンヨリ曇り空の日とピッカピカに晴れ上がった日が交互に来たりして、まだまだ長袖にコートが手放せない今日この頃です。


もっと前にアップしようと思っていたのですが、アメーバのメンテナンスや時差で丸2日遅れになってしまった、24日のフィレンツェの復活祭について、ちょっとタイムラグがあって恐縮ですが綴っていこうと思います。


フィレンツェは前日の23日、夜にかけてにわか雨が降ったためか、今日もちょっと曇り空・・・市内の道路もぬれていますが・・・昨日友人の個展があったのでちょっと夜更かししてしまい・・・復活祭当日は少し寝坊してしまいました。


急いで身支度を整えてカメラを片手に家を走り出ると・・・遠くから太鼓の音が・・・トトトトンッ、トトトトンッ、タッタラ-・・・


音のする方に走っていくと・・・復活祭を祝う為、中世の衣装で身を包んだ行列が・・・ここは私の家からアルノ川を渡って直ぐ先にあるトルナブォーニ通り・・・お洒落な高級ブティックが軒を並べている、フィレンツェの居間と呼ばれている通りです。後ろに見えるのはフェラガモの建物・・・




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色とりどりの衣装に身を包み、フィレンツェの紋章を旗に掲げてラッパを吹き鳴らしながら、行列はドォーモに向かってひたすら行進していきます。




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昔の女性はこんな衣装を身に着けて・・・・いたのでしょうか?




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さっき耳にした太鼓の音の主はこの人達でした・・・笑



結構派手な太鼓の音を打ち鳴らしながら進んでいきます。





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ちょっと写真が小さくて判りづらいのですが、フィレンツェの紋章の後ろにフィレンツェのレンツィ市長さんも・・


彼はまだ若くて、若干36歳・・・こうした行事にはもちろん様々な市民のアクティビティーに参加しています。




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さて・・・復活祭のフィレンツェの本題に・・・


フィレンツェではその歴史を1099年にまで遡る『LO SCOPPIO DI CARRO』という古い伝統行事があるのですが、パスクアの朝、ポルタ・プラートからドォーモまでの間を、沢山の花々で綺麗に飾られた2頭の白いキアニーノ牛に引かれて、巨大な山車がフィレンツェの旧市街を練り歩るくんです。


私たちがドォーモに到着した時は既にキアニーノ牛が引いた山車は到着していて、お仕事を終えた牛たちは帰途へ・・・



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終着地点ドォーモ広場で下された山車には、ドォーモ内部の祭壇との間にワイヤー線が張られ、オリーブの枝をくわえ、導火線を点火された作り物の鳩(コロンバ)がワイヤー線上を山車に向かって滑走する仕掛けを施されます。


この作業は山車が下ろされてから初めて施されるので、結構行事が始まるまでに時間がかかるんですね。


ご覧のように作業する人達はクレーン車で高く持ち上げられて、仕掛けを作るのに必死です。




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上の写真だと写っていないのですが、ドォーモの傍までやっとの思いでたどり着いた時には、もう凄い人だかりで全く前が見えない状態・・・上の写真もカメラを高々と持ち上げて望遠で適当に撮ったもの・・・


しょうがないので、カルツァイオーリ通りをシニョリア広場の方に向かって歩きます。ちょっと離れた方が観やすいかな?と思い・・・・


点火されるのは11時と聞いていたので、ちょっとカルツァイオーリ通りをぶらぶら・・・復活祭の卵型チョコレートがあちこちのバールやチョコレート専門店のショーウィンドーを飾っていて、思わず買いたくなってしまいます。




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さて・・・11時を過ぎました・すると・・・


山車に仕掛けられた沢山の爆竹花火が順繰りにものすごい勢いで弾けて、最後には山車の一番上に取り付けられた3本の旗が開く仕掛けとなっているのですが、必ずしも全部上手に開くとは限らず、この開き具合で今年一年のフィレンツェの吉凶(当時は豊作だったのでしょう)を占うわけです。


とにかく、爆竹の物凄い音と煙がもうもうと立ち込めて、えらい騒ぎです。


だしに仕掛けられた花火がはじけたり回ったりするだけでなく、山車の周りからも空に高々と花火が上がったり、煙も白から赤、フィレンツェの象徴の色であるバイオレット色へと変わり、観衆もわーっと声を上げます。




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カルツァイオーリ通りは、はるか彼方まで物凄い人ごみ・・・フィレンツェでこんなに沢山の人を観ることはめったにありません。


山車からは100メートルぐらい離れているし、とにかく凄い人垣で写真を撮るなどもっての他なのですが、道端にあるお店のちょっとした隙間に入り込んで、望遠で山車を狙って撮ってみました。




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15分程続いた爆竹騒ぎはやっと収まり・・・ほら、山車の天辺の旗がひらきました!


今年のフィレンツェもいいことがあるということ・・・・・ホッとしました。




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久し振りの人ごみで超疲れてしまったので、ポンテベッキオを左手に見ながら、家路を急ぎます。


今日のお昼は義父と叔母を招いて一緒に復活祭を祝う食事をする予定なので・・・・・・




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復活祭の翌日、今年は25日に当たりますが、パスクエッタと言って祭日になっているので、この連休を利用して多くのイタリア人たちが家族や友達と春の小旅行に出かけます。


また、このパスクエッタの日は連休を利用せずに町に留まった人達も、LA GITA FUORI PORTAといって、天気の良い町の外の田舎にピクニックをするという慣わしが定着しています。



本日はちょっと遅れてしまいましたが、復活祭のフィレンツェの様子をちょっとお目にかけました。最後までお付き合い下さってありがとうございます。

日本ではまだまだ馴染みの薄い復活祭ですが、この時期イタリアを訪れた方は町ごとに違った催しを経験できますので、是非地元の人々に混じって参加して頂きたいです。

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一人っきりの古城  イースター前の北イタリア 2

クレモナの町を後にして・・・ここは丁度ピアチェンツァとクレモナの中間辺りです。地理的には正確に言うと、エミリア・ロマーニャ州・・・ポー川が近くを流れ、ロンバルディアとの州境も直ぐそばです。


ここが今回予約したホテル・・・14世紀のこの土地の地主のお城を修復し、付属の建物をホテルに改造したなかなか可愛くて素敵な宿泊施設・・・


入り口の門から突き当たりに見える古城までの真っ直ぐな道の両脇には、ポプラの木が目に染みるような青々とした新緑の葉を茂らせています。


道の両脇はこれまた綺麗に手入れさせた芝が左右に広がり、お城の回りもぐるりと広範囲に渡って緑色の美しい芝が敷き詰められているのが魅力的・・・





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この写真には写っていませんが、この古城の横に宿泊施設があります。広々とした芝の庭にはお城を見学する為に数人のビジターがいるだけ・・・・


日暮れ前の暖かい日差しの中で小鳥のさえずりを聞きながら、ガイド付きの古城見学を・・・


実は先にホテルにチェックインして一休みしたのですが、ホテル滞在者は古城見学がガイド付きのフリーで受けられると言われ・・・翌日はお城の休館日なので、早速6時から予約しました。




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私たち以外には見学者がいなかったので、ガイドさんが懇切丁寧に古城にまつわる歴史的な説明をしてくれました。この地方の地主貴族が建てた14世紀のお城で、1990年代まで当主だったファミリーの所有だったそうです。


その後古城は敷地ごと売りに出され、長期間の修復を経て今の形になったということ・・・お城に付属している建物を利用して、古城を購入した新しいファミリーが経営するのが、今回滞在するホテルというわけです。


こじんまりしたお城内部の中庭を片側グルリと囲むように作られているオープンで幅広の渡り廊下・・・




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来賓用の応接間に天井の近くにグルリと描かれた壁画がなかなかチャーミングです。



来賓用の応接間は二つ大きなものがあって、午前と午後、太陽のさす方向によって、どちらの部屋を使うかが決められたということ・・・



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内部はかなり広くて、三階建てに広がる一つ一つの部屋の説明を受けると、かなりの時間が経過していました。


最上階は美術館になっていて、近年に購入されたコンテンポラリーアートを数多く飾ってありました。


かなり著名で重要な画家のものも無造作に飾ってあったのでビックリ・・・





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さて・・・日もとっぷりと暮れてきたのでいったんホテルに戻りました・・・・・夜はライトアップされたホテルがとても綺麗です。


今まで気づかなかったのですが・・・・・・このホテルの滞在者・・・私たちだけなんです。


ホテルで働いている人の数より、宿泊している人の数が圧倒的に少なく・・・ちょっと照れくさい感じです。




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ホテルの内部には現在12室あり、殆どの部屋が上下2部屋に分かれたスイートになっています。



部屋に入ると直ぐに応接間になっています。


窓からは古城を囲むグリーンのお庭が広がっていて、とても静か・・・




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二階はベッドルームとバスルーム、ウォーキング・クローゼット代わりの小部屋があり、スペースも十分。

家族経営なので、インテリア用の生地類はお母様が決められたそう・・・とてもシンプルな内装ですが、質素で清潔感が漂い、好感が持てました。


人の性格がオープンなエミリア・ロマーニャということもありますが、ホテルの女性たちは本当に明るくて優しくって親切なんです。その上美人さん揃いなんですよ。




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LOCANDA DEL RE GUERRIERO

VIA MELCHIORRE GIOIA 5

29010 SAN PIETRO IN CERRO (PC)

+39-0523-839056



もう8時近かったので、近場で美味しいレストランはないか?と訊ねると・・・


車で少し行ったところに中世の塔の町があって、ライトアップされた夜はとてもロマンチックだということ・・・そこに2つほど良いレストランがあるというので、支度をして車ででかけてみます。


今日は復活祭前の日曜日・・・写真の真ん中中央に見える白い点は満月なんです。そう、復活祭の前の日曜日は必ず満月なんですね。




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さて・・・・・教えて貰った町、CASTELLO ARQUATO へ・・・


ピアチェンツァ、パルマ、クレモナからいずれも30km~40kmちょっとの距離にあるこの中世の城砦都市は、いくつもの塔を抱えているお城を中心に小高い丘の上、緑に囲まれた本当に美しく可愛らしい人口4000人ちょっとの小都市・・・・ 


夜行ったので前景を写真で撮れず・・・ちょっと一枚だけお借りした映像で、この町の様子を・・・・・昼間はこんな感じなんです。


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イタリア本土にはこのような中世の美しい小都市が星の数ほど点在していて、ツーリストはもちろんのこと、近くに住むイタリア人でさえも一度も訪ねたことのない、息を呑むほど美しい町や村が沢山あります。


観光化されていない手付かずの町ほど、時として本当に中世の面影をそのまま残していることもあるので、イタリアに在住しているうちにどれだけ、この宝石のような町々を観て回ることができるのか?・・・


全ては無理だとしても、出来るだけ多く、なにかの機会を利用してなるべく多く訪ねてみたいです。




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町を歩くのもつかの間・・・もう既に9時を回っていたので、早速レストランに直行・・・昼間にかなり重い料理を食べたので、プリモを抜いて、アンティパストとセコンドだけ注文してみました。


わたしもロンちゃんもフォアグラのパテが大好きなので、二人で同じものを注文・・・


自家製のパテややはりホームメードのカリっとした薄切りパンのトーストと一緒に・・・・・


トーストにバターを塗って美味しいパンを頬ばりながら、スライスしたフォアグラを口に運ぶと至極の美味しさが口の中に広がります。



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赤ワインは地元の発泡性赤ワイン、DOC COLLI PIACENTINI GUTTURNIO“SUR LIE”2009年 CROCI 社のものを・・・・


発泡性の赤ワインは甘口はあまり好きではないのですが、キリッとした味のものはとても爽やかにお肉のお供をするので、よく注文するものの一つです。


ロンちゃんは鴨の照り焼き風を・・・赤ワインに合う一品でした。添えてあるポテトも香ばしくて・・・




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昼間、超ヘビーに食べた私は孔子肉のスライスを優しく軽いソースで味付けされたものを・・・・・


サッパリと軽く頂け、本当に満足でした。





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やっぱりお腹が一杯といっても・・・別腹のデザートを注文・・・・・デザートの中で一番軽いものを・・・と言ったら、これが出てきたのですが、イチゴとクリームの2層になったスフレを軽いスポンジケーキで包んだもの・・・


とてもライトな味ですが、イチゴの風味バッチリで、ロンちゃんと半分わけしようと思って頼んだのですが、殆ど私が一人で独占して食べてしまいました。




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ここのレストランも家族経営のほんわかムード・・・でもレストランを中心的に切り盛りしているご兄弟はワインやリキュールの知識がとても広く深くて、柔らかくオープンにいろいろとお話ししてくれます。


支払いの時、食後のリキュールをサービスして貰ったのですが、お勧めのグラッパがとても美味しくて感動・・・


旅行をしていていつも思うのは・・・・・中部から南のイタリアの人々は日本人が思い描く典型的イタリア人のように、太陽のように明るく話し好き方が多くて、それはそれなりに楽しく過ごせると思うのですが、北部イタリアの人々はとても優しく他人を気遣い、相手の負担にならないように静かにお話しを進めていったり、遠慮がちながら実際にはとても気軽にオープンに接してくれるので、非常に居心地のいい滞在ができることが多いです。


TRATTORIA DEL VOLTONE

VIA SFORZA CAOLZIO、159

29014 CASTELL'ARQUATO (PC)
TEL 0523-804271

定休日 月曜日




満月の夜、ライトの全く付いていない田舎道を、ホテルに向かって車を走らせていると・・・・・車に乗っていながら、遥かかなた、時間も場所もわからない場所にタイムスリップしたような、妙な感覚に陥ります。




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翌日は快晴で、やはり一人っきりの古城での滞在に・・・ちょっと戸惑いましたが・・・ホテルのオーナーの女性たちがとても明るく親切で、いろいろと家族的なサービスをしてくれたり、地元のことについてあれこれとお話してくれたりして、本当に心地よく過ごせた一日でした。


今回はイースター前の北イタリアの可愛らしい古城での滞在について・・・ちょっと綴ってみました。最後までお付き合い下さって本当にありがとうございます。


イタリアには本当に人知れない素晴らしい場所や町、村が沢山あります。ローマやベネチア、ミラノやフィレンツェのようなメジャーな観光都市ももちろん素晴らしいですが、大きくて名のある町だけでなく、小さくても可愛らしい中世の雰囲気を十二分に残したイタリアらしさを感じられる町や村・・・是非訪れて頂けたらと思います。


明日はいよいよパスクア(イースター)ですが、皆様素敵なイースターホリデーをお過ごしください。

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パルマ&クレモナへ イースター前の北イタリア 1

パスクア(イースター=復活祭)を目前に控えた週末、インフルエンザから復活したので、ロンちゃんの仕事の関係で北イタリアに行ってきました。


パルマはエミリア・ロマーニャ州にある、パルマハムやパルメザンチーズで有名な美食の町、一方クレモナはロンバルディア州に属していて州こそ違いますが、州境に在る為パルマからほんの少し北上したところにある、バイオリンやチェロの弦楽器製造で名高い町です。


さて・・・・・ガイドブックには絶対載っているこの写真・・・パルマのドォーモ広場にある洗礼堂・・・ピンク色の美しい大理石で作られた8角形のバッティステロは6層になっています。




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美食と芸術で有名な町だけに、街角にはチーズやハムのようなパルマ産食材の○×専門店のような看板をよく見かけます。


ここもパルマ特産品専門店で、綺麗に装飾されたさまざまな食材が置かれていたので、写真に収めようと思いきや・・・春のせいか、お昼から若いカップルが道の真ん中で熱々のシーンを・・・なかなかどいてくれないので、仕方なく一緒に写真に収めました。


後でよくみてみたら、ショーウィンドーの方は光の反射で中に置かれた商品が全く見えなかったので・・・切り取ってしまい・・・主役はこの熱々カップルに・・・笑



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一時を回っていたので、目的のトラットリアを急ぎ足で目指します。


こちらは入り口ではないのですが、オープンエアーで食事ができる裏口の方・・・沢山の人が既にテーブルについているのが見えます。





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ここはパルマの郷土料理が頂ける、地元の人一押しのトラットリア デイ コッリエーリ・・・


パルメザンチーズのリゾットはここの看板・・・庶民的ですが、とろけるようなお味が信条の美味しいリゾット・・・


パルメザンチーズの薄切りが、トップにそのまま乗っているのがいいですね。





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お昼はあまり量が食べれないので、プリモかセコンドどちらかしか食べる習慣がないのですが、今回は例外・・・


私の方はちょっと軽めにカッペッレッティ入りのコンソメスープを頂きます。ちょっとだけパルメザンチーズを振って・・・



ホームメードの手打ちパスタで作ったカッペッレッティの中には、トロリとしたプロシュットが入っていて・・・大満足です。



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今日は復活祭前の日曜日とあって、ちょっと混み方が異常です。


私たちが着いたのが1時半頃で、昼食をする時間としては一般的にギリギリぐらいだったのですが、食事を終えた人が立ち去ると同時に、次から次にテーブルが埋まっていき、随分経ってからも人の引く気配が全くありません。


前もって予約してきて良かった~・・・ホッ




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こちらはロンちゃんが注文したセコンド・・・馬肉のミンチ肉とペペローニ(イタリアン・ピーマン)やジャガイモを煮込んである郷土料理です。


ペペローニの甘くて独特のお味が馬肉と上手くマッチして・・・後を引く一品・・・



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私はボイルハムとマッシュポテトを注文・・・・ハムとバターのしっかり利いたマッシュポテトがよく合います。


パルマで有名な生ハムのクラテッロをアンティパストに注文したかったのですが、とても食べる余裕はなく・・・


このハムもボリュームがあり過ぎて、半分ぐらいしか食べれませんでした。後はロンちゃんにお任せ・・・





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このトラットリアは本当にパルマの郷土料理が御手頃な値段でお腹一杯食べれますし、また店内のアンチック趣味な装飾もなかなかユニークなのでお勧めです・・・





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TORATTORIA DEI CORRIERI

STRADA DEL CONSERVATORIO 1/R

43121 PARMA

TEL 0521-234426



さて・・・・・くちくなったお腹を抱えて車に戻り・・・更に北上してロンバルディアの小都市クレモナを目指します。



復活祭の一週間前の日曜日、DOMENICA DELLE PALME(椰子の日曜日)だったせいか、神の祝福を受けた神聖なオリーブの枝を貰う為か、教会はいつもより沢山の人で賑わっているようでした。


まだまだ日本では馴染みの薄いイースターですが、復活祭についてご興味のある方は一年前のブログを・・・・ご覧になりたい方はここをクリック イタリアの復活祭・・・宗教行事への理解(小説聖書)


小さな町なのに、本当に荘厳で偉大なドォーモ・・・ドォーモ付属の鐘楼も、その姿を天に届かせるかのようにグンと空高くそびえさせています。





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教会内部の美しさにも目を見張るものが・・・・・柔らかく差し込んだ午後の光の中に、ミルク色に煙った教会内部・・・


光がこんなにも美しく教会内部を包みこむのを見るのは・・・久し振りです。

ここでは入り口でオリーブの枝を小さなビニールの袋に入れて用意してあり、私たちもしっかり聖なるオリーブの枝を頂きました。





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クレモナは最初にちょっと触れましたが、弦楽器の製造で世界的に有名な町です。



そのせいか、町のそこここで柔らかい音楽の調べを耳にすることが・・・




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クラッシック音楽を聴いたり演奏する方はご存知だと思いますが、ストラディヴァリウスやアマティなどのバイオリンの名器を生み出した町、クレモナ・・・・・



町の至る所に、それはそれは沢山のLIUTAIO(弦楽器製作人)のお店や工房が観られます。




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町中をフラフラと歩いていくと、今日は日曜のせいか、蚤の市が開かれていました。アンチックの電話機を売っている屋台・・・



アンチックものは大好きなので、ついつい足を止めてしまいます。この電話さんたち、キチンと修復されているので、殆どが今でも使えるものなんですよ。



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本日は仕事ついでに寄ったパルマとクレモナでちょっとだけ散策をしてみました。最後までお付き合い頂きまして、どうもありがとうございます。復活祭はもう直ぐ目の前・・・


次回はこの後仕事場の近くで泊まった古城のホテルと近くの町のレストランをご紹介します。



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南イタリア、プーリアの食材でホームパーティー

イタリアは日によって風があってコートが手放せない程寒かったり、太陽がカッと照りつけるとTシャツ一枚になってしまうほど汗ばむ暑さになったりと、目まぐるしく気候の変わるこの頃ですが・・・皆様は如何お過ごしでしょうか?



仕事の旅行が続いていたので、それ以前・・・ちょっと前に遡ってしまうのですが、友人のポッターさんが、旅行した南イタリアのプーリアからモッツァレッラやサラミをはじめとする色々な食材を持ち帰ったので、ちょっとした食事会をするのでこないか?とのお誘いがあったときのことを・・・・・今日は綴ってみようと思います。



イタリアには地方ごとに異なる、バラエティーに富んだ食材を使った郷土料理があります。


いつも旅先でフレッシュな食材を車に積んでできるだけ持ち帰り、そのあとホームパーティーをするのが大好きなイタリア人の友人は結構多いんです。


下のグラスに入っているクリーム状のものは、南イタリアではとてもポピュラーなリコッタ・ピッカンテ(リコッタ・フォルテ)(辛口リコッタ)・・・・これ、見かけは普通のクリームチーズのようなのですが・・・・ものすごい強い味なんです(臭いというか、辛いというか・・・)生まれて初めて口にした時、なんだか口の中が痺れたような感じがしました・・・汗・・・




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こちらはタラッリ(TARALLI )というプーリアの塩味スナック・・・小麦粉、オリーブオイル、塩、辛口白ワインがベースのシンプル材料で作られたスナックですが、サクサクしていてとっても美味しいんです。


フィノッキオ(ウイキョウ)の種が入っているものや、ペペロンチーノが入っていて、ぴりぴり感が南イタリアを彷彿させるものなど、形もお味もバリエーションがあります。




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タラッリにリコッタ・ピッカンテを付けて、アンティパスト代わりに食べてみます。スゴーイ辛口です!!!でもちょっと癖になるお味・・・南イタリア出身の友人は、トスカーナでは入手できないフレッシュなチーズに舌鼓を打ってパクパクと食べていました。


やはり自分が小さい頃から食べて育った食材は、忘れがたいのでしょうね・・・・・




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さて、いよいよみんな席について夕食がゆるりと始まります。持ち帰った食材はなんとお野菜類(トマト、チーメ・ディ・ラーペ、ハーブ類など)もあり、さすがに驚きました。持ち帰ったトマトをオリーブオイル、お塩、バジリコ、コショウで軽く合えた種をブルスケッタにします。


ブルスケッタはいつも食卓に上るパンを1センチ弱ぐらいにスライスして、上にいろいろな食材を乗せて食べるアンティパストの一種です。


一番シンプルなのは、トーストした熱々の香ばしいパンに、生ニンニクをすり込んで、極上のエキストラ・バージン・オリーブオイルとお塩だけで食べるもの・・・本当のオリーブオイルの美味しさが味わえる一品です。





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こちらのパンはマテーラから持ち帰ったご当地のパン・・・



イタリアはとても郷土意識が強くて、それが目に見える部分としてはお料理によく現れています。トスカーナの塩なしのモチモチ白パンに慣れていると、卵色でフワッとした気泡の多いマテーラのパンはとっても新鮮!・・・・・





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サラミはこれまた地方によっていろいろな種類があります。このヘビのように長くて細いサラミは、南イタリアで一般的なペペロンチーノ入りのサラミ・・・


本当に辛いんですが、お肉のコクが凝縮されたサラミにこの辛味は本当に良く合うんです。サンサンと輝く南イタリアの太陽の光をよく吸収した力強い赤ワインと合わせると、噛む程に美味しさが口の中に広がります。


その場でスライスして、セルフサービス・・・チーズもサラミも自分の好きなだけ切って食べるのが、イタリア流?




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美味しく食べて、美味しく飲めればポッターさんはあまりワインの銘柄にはこだわらない方です・・・



赤ワインを開けてみんなにサービス・・・




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さて、メインのプリモ・ピアットの登場です。南イタリアといえばオレッキエッティ!オレッキオ(ORECCHIO)は耳のこと・・・オレッキエッティは耳たぶのようなもの・・・から名づけられた、文字通り耳たぶ型のプーリア特産パスタです。


乾燥パスタもスーパーなどで入手できますが、やはり手作りのフレッシュパスタはお味も格別です。


合わせるソースで有名なのは、なんといってもチーメ・ディ・ラーペ・・・以前にズッキーニの花とチーメ・ディ・ラーペ というブログでご紹介しましたが、南イタリア特産の緑黄色野菜です。




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茹でたチーメ・ディ・ラーペはフライパンでオリーブオイル、お塩、ペペロンチーノなど、好みの味付けをして炒め、茹でたてのオレッキエッティを合わせます。



パルメザンチーズを振っても美味しいですね。





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今日はプーリア旅行・お土産パーティーなので、なんといっても主役はモッツァレッラ!日本では輸入もののモッツァレッラが出回り始めていますが、これは出来立てほやほやの手作りモッツァレッラなんですよ。


テレビなどでモッツァレッラの製造過程をご覧になられた方もいらっしゃるのではないかと思いますが、厳選された水牛のミルクから作られるモッツァレッラの出来立ては、まだ湯気を立てていて暖かく、出荷されていないフレッシュな作りたてを食べると、文字通りお口の中でとろけます!



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こちらはモッツァレッラの中でもBURRATAと呼ばれる、ちょっと特別なモッツァレッラ・・・見かけは真っ白くてちょっと大ぶりのモッツァレッラなのですが、中になんと生クリームが入っているんです。


モッツァレッラ独特の風味にフレッシュクリームのとろけるような味わいがプラスされて、こってり系のチーズがお好きな方には止められないお味です。スプーンで中を開けてみると、クリームがトロリと出てきます。



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少しづつ取り分けて、タラッリと一緒に頂きました。



塩味の利いたカリッと美味しいタラッリと一緒に頂くと、本当に頬っぺたが落ちそう~・・・・・




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こちらはハードチーズ・・・カッチョカバッロとペコリーノチーズです。カッチョカバッロは南イタリア特産のチーズで、モリーゼ、バジリカータ、プーリア、サルデーニャなどで生産されています。


カッチョカバッロはその形もちょっと変わっていますね。これは真ん丸いチーズの一部をちょっと絞ってそこに紐を引っ掛けて吊るす為に、こんな形になるんですね。


また、原料がBACCHE PODOLICHEという特殊な牛から絞られる牛乳で、酪農される地域で牛が食む草がアロマティックなものなので、絞られる牛乳もその味が加わり、複雑で特別な味を出しているのです。




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こちらは熟成する前のフレッシュなカッチョカバッロです。今日はセコンドがチーズづくめで、もうお腹がいっぱい~・・・イタリア人は殆どの人がチーズ好きですが、やはり日本人と比較すると食べれる量が全然違います。


ただ、日本で昔からあるプロセスチーズの重さとこちらのチーズの重さを比較した場合、外国のチーズの方がずっと軽いですね。


これはお肉でも同じで、日本で珍重されている霜降りのステーキは、美味しいけれどやはり超重いので、あまり量を食べれないのですが、フィレンツェで有名なTボーンステーキは本当に肉の赤身だけなので、とてもサッパリしていて、お肉の量をそれ程食べれない私でも、結構パクパク食べれてしまうから不思議です。




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〆は・・・山猫たちが持ってきた、ジェラート・・・ここまで牛乳系が続くと・・・すごいです・・・汗・・・



でもスイートは別腹!全然問題なく食べれてしまいます。今日はGROMのジェラートを3種類買ってきました。基本的なバニラ、チョコレート、ノッチョーラです。




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今回は南イタリアを旅行されたポッターさん夫妻がお持ち帰りになった、フレッシュ素材を使ったパーティーにお付き合い頂き本当にありがとうございました。


機会のあるたびに申し上げていますが、イタリア人は本当にお家でするホームパーティーが大好き・・・きっかけはなんでもいいんです。


旅先から持ち帰った美味しいものをみんなで分けると、より美味しくたべれるし、サッカーやゲームも人を沢山招いて観たりやったりすれば、ずっと楽しい・・・用意するものはみんながお腹を空かせた来た時にあり合せの材料で作ったパスタや自家製ピッツァ・・・・・


お金をかけなくてもみんなで集まって色々な楽しみ方ができるのを知っているイタリア人たちから、沢山貰ったエネルギーを少しでも皆さんにお伝えできれば幸いです。


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緊急事態はいつも突然・・・リゾットと冷凍白身魚

先日ロンドンから戻ってきたのですが、その後ちょっと体調を崩してしまい・・・ご無沙汰しています。季節はずれのインフルエンザにかかってしまい・・・お陰で冷蔵庫のものも底をつき・・・


生ものはもともと買置きをしないので、冷凍庫はいつも何も入っていないのが普通なのですが、家を空けていたので一度冷蔵庫を切って出かけてた為、その後一度しか買物をしていなかったんです。


やっと熱も下がりかけてきたので、お腹が空いたと騒ぐロンちゃんを横目で睨みながら、なにかあるかしらと冷蔵庫を覗いたら、ゴロリと転がり出てきた先日サラダに使って余った赤チコリ・・・・・


赤チコリ、皆さんお使いになられますか?・・・フレッシュなサラダ野菜はイタリア料理の付け合せとして良く使われるもの・・・この他にグリーン系のサラダ菜のベビーリーフ類やルーコラなど、イタリアには沢山のサラダ用お野菜が存在します。赤チコリはグリーン系のサラダに彩りを添えるという意味で、良く購入するサラダ菜の一つです。


普段はその日直ぐ食べる分だけ購入して食べ切ってしまうサラダ菜ですが、チコリ類は日持ちが少し長いので、よく余ってしまうことがあります。


またグリルにして火を通してもとても美味しいので、レストランでグリル野菜のアソートに入っていることもしばしばです。


しかし・・・・・・ごろりゴロゴロ・・・・の赤チコリだけでは・・・・・・今晩の夕食・・・さすがに寂しいね~・・・




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そこで・・・・・・・どうにかこの赤チコリでプリモを作ることに・・・



とりあえず一枚づつ剥がしてから、一センチ幅ぐらいにザクザク切ってみました。




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イタリア家庭には絶対に常備している赤玉ネギ・・・・・甘味を引き出すベースに半分ぐらいをミジン切りにして炒めます。


ここまではなんのパスタにするか?決めていなかったのですが・・・最近ご無沙汰していたリゾットにしてみたくなりました。




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いつもの手順ですが、イタリアのお米を生のまま洗わずに加えて少し炒めます。油が回って少し透明になったところで白ワインをカップ半分ぐらい加えようとおもったのですが・・・・


これがまた切らしていてないんです!!!叫び 


仕方がないので、先日残った赤ワインで代用することに・・・・・




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チコリも加えてしまいますね。お塩、コショウを加え、野菜のスープストックでお米を煮ていきます。



お好みでお好きなハーブ類(ローズマリー、サルビアなど)を少量加えても美味しくできると思います。



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赤ワイン、赤チコリから出た色でお米はピンク色・・・というか小豆色になりました・・・



ちょっとお赤飯を想像していまうような色合い・・・




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火を止める前にパルメザンチーズの摩り下ろしをかなり多めに入れて、グルグルと良く掻き回して出来上がり・・・


お好みでさらに上からパルメザンチーズ、イタリアンパセリのミジン切りをふりかけてもいいですね。




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セコンドは・・・・・・当然生鮮ものを買っていないのですが、たまたま冷凍ものの白身魚とグリーンピースがフリーザーの中に眠っていたので、引っ張り出してみました。


普段殆ど冷凍ものは使わないのですが、お魚に関しては入手できる日と出来ない日があるので、たまにフリーズしてあるお魚を使うことがあります。


今回はヒタヒタのお水にレモン汁を絞り切った身を入れて、沸騰するまで茹でて冷ましました。


余談ですが、レモンやオレンジの有効活用法として私がよくやっているのが、これらのかんきつ類をよく洗った後、皮むき機で表面の薄皮だけ剥ぎ取ってしまうんです(白い部分は苦いので薄く薄く剥ぎ取ります)。その場で使い切らなかったものは小分けにして、フリーザーや冷蔵庫で保存します。


身は半分にして汁を絞り、レモンはお料理用のレモン汁、オレンジは朝飲むオレンジジュースに・・・・


余った半月型の身はお魚などを茹でる時に入れると、におい消しになります。



レモンやオレンジの表面の皮は、お料理の味付けに結構活躍するので重宝します。


今回茹でた白身魚の上にかけたおソースは・・・・・・


レモン汁少々、オレンジの皮のみじん切り、ミントの葉のみじん切り(プレッツェーモロ・・・イタリアンパセリでも)、塩、コショウ、お砂糖、シナモン少々、オリーブオイルを混ぜ合わせたものです。


サッパリと食べられるので、食欲の無いときなどによく作るソースです。


付け合せは、やはり冷凍のグリーンピースをニンニク少々とパンチェッタをオリーブオイルで炒めて、グリーンピースを加えて水を少々入れて煮込み、最後にお砂糖を1さじ加えたものです。

この他にもパンを焼く時にオレンジやレモンの皮のみじん切りを入れて焼くと、本当にいい香りに焼きあがるので、朝食用のパンを作る時によく使っています。


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本日はまたまた山猫緊急事態、あり合わせクイック料理にお付き合い頂き、本当にありがとうございました。買い置きをすればこんなに大慌てすることもないのですが、あまり冷蔵庫に買いだめしたくないので、懲りずに大騒ぎしている山猫です。



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モロッコ砂漠地帯とフェズ

前回モロッコ出張の続きです。岩山や渓谷地帯を抜けて、本格的な砂漠地帯が近づいてきます。


メインの道路はイタリアよりはよっぽど良く舗装されているので、車を走らせるのがとても楽ですが、昨日までたまに行きかっていた観光用のバスやジープも見かけなくなり、広漠とした道路を走っているのは私たちの車だけ・・


時々現地の人たちの張るテントがポツリ、ポツリと見え隠れしています。




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砂漠地帯に入る前に電話しておいた砂漠ガイドさんのいるロッジへ・・・・


本当はジープで直接砂漠の真ん中まで行けないことはなかったのですが、沢山機材を積んでいて車も結構重たくなっているし、さすがに慣れない砂漠でジープがエンコしたり、砂にはまって戻れなくなったら、通信手段も限られた場所なので、一応ジープを置いてラクダで移動してみました。


日暮れ前の太陽の日差しは3月終わりと言えども、ここモロッコでは結構強くて、スカーフを土地の人風に巻いたり、帽子をキチンとかぶっていないと日射病になりそうです。




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ガイドさんが歩いている間に捕まえた、砂漠のトカゲ、サラマンダー・・・小さくて可愛い・・・


ラクダに乗っているので、ガイドさんが高く差し出して見せてくれました。




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ラクダに揺られながら片手でカメラを振り回して写真を撮っているので、ブレてボケてしまってなかなか上手く撮れないのですが・・・



夕暮れの近づく砂漠には、幻想的な影が砂丘の上に落とされています。




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はるか彼方には、別のラクダグループが歩みを進めています。



自分自身が乗っているラクダを見ることは、残念ながら出来ないので・・・人のラクダを写真に収めて満足しています・・・・・笑




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いよいよ夕暮れが近づくと、赤砂は黄金色に輝きを増してきました。



砂漠の砂丘は風によって頂上の尾根の部分から少しづつ動くものですが、かなり高度がある山のような砂丘は形を変えるのに物凄い時間がかかるようです。





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やがてマグレブに広く住んでいる先住民族、ベルベル人の居住区近くにたどり着きました。


私たちのテントも直ぐそば・・・ラクダを降りて、ガイドの人に一足先に身の回りの荷物だけ運んでもらい、


夕日が沈む瞬間を観る為に砂丘の頂上にエッチラオッチラと登ります。




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いつも思うのですが、日が落ちたり昇ったりする時間は想像するよりもずっと早くて、見る見るいう間に太陽ははるか砂漠の丘陵の彼方に消えていってしまいます。





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日が沈んだ後も、薄暗くなった砂丘の頂上で日暮れ余韻を楽しみながら時間を過ごして、やっとテントへ・・・・


ミントティーを入れて貰って口を潤し一息ついた後、テントに荷物を運び込み、手や顔を持参したミネラルウォーターで洗って、夕食が始まります。


砂地のところどころに深く窪みを堀り、蝋燭を埋め込んで照明にし、四方にテントをグルリと張り巡らした真ん中にテーブルを据えて、もちろん蝋燭の明かりで食卓を照らします。


私たちが夕暮れを見ている間に作ってもらった、定番のモロッコスープや鶏肉入りのタジン鍋料理などでお腹を膨らました後、懐中電灯を持ってもう一度砂丘に登り星を見に行きました。


ここでも満天に広がる無数の星・・・・・・・・・・静寂に包まれた長い夜の始まりです。本当は星の夜空を撮ってみたかったのですが、三脚を持っていかなかったので・・・・・無理・・・汗



朝からジープに散々揺られた後、2時間もラクダに乗って結構疲れていたし、翌日早起きして砂漠の日の出を見る為に早々寝ようかと思いましたが・・・・・



真夜中近く全ての火が消えて真っ暗闇になった時に、一度起きて見た砂漠の星は・・・・・言葉に言い尽くせないほど美しく輝いていました。




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夜が明ける前にガイドの人に起こして貰い、眠い目をこすって顔を素早く洗い、身支度をして砂丘に登ります。



朝日が昇る瞬間にホンノリと明るくなった砂漠の彼方は、ラクダを引いた人の姿が・・・・





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風で綺麗に足跡が消された砂丘の尾根の上には、土地のベルベル人が一人たたずんでいました。





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さて・・・・・朝食もそこそこに荷物をまとめ、ラクダに乗ってまた出発です。





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ラクダの小旅行を終えて、ジープに戻ってから延々一日車を走らせて、やっと夜遅くフェズに町に入りました。


フェズでは友人のマックスさん夫婦と待ち合わせていたので、中心地に位置するホテルで落ち合います。


このリヤドはマラケシュで宿泊したリヤドより比較的規模が大きめですが、どこのリヤドでも見られる個人ベースのサービスがとても行き届いて、居心地がよかったです。


希望するタイプのレストランを告げるといろいろ候補を上げて考えてアレンジしてくれたり、見学したい場所へのガイドやタクシーの手配、最終日のチェックアウト時間の延長など、かなりフレキシブルに対応してくれて、リヤドならではでの、家庭的できめ細かく行き届いたサービスが受けられるのでお勧めです。


ただ、リヤドはどこの町でも信じられないぐらい細い道沿いや、車が入れない判りづらい場所にあるので、最初は近くの広場や駐車場までホテルの人に迎えに来て貰わないとならない場合が多いです。




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バスルームや寝室もかなりスペースを広くとってあって使いやすく、部屋を外している時に何度もベットメーキングやバスルームのお掃除に来てくれます。


バスルームのアメニティキットはかなり充実していて、石鹸やバラの香料入りシャンプー、シャワージェル、バスオイルなどとても高品質のものを取り揃えているのも嬉しいです。





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また、外出して帰ってくると直ぐに、部屋係の方がミントティーやモロッコ菓子を部屋まで運んできてくれたり、ホテル内にはスチームサウナのハマムやマッサージルームも充実しているので、旅の終わりにノンビリしたい時には絶好の癒しの場所・・・




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リヤドは一戸の大きな邸宅の中に中庭を大きく取ったスタイルのホテルで、このリヤドは中庭の四方が美しいタイルを敷き詰めた回廊になっています。


中庭で昼食、夕食、2階のテラスで朝食が取れ、最上階の3階にはフェズの町並みが一望できるカクテルテラスになっています。




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PALAIS AMANI

12 DERB EL MITER,

OUED ZHOUNE, HAY BLIDA

FES MEDINA

TEL +212 5 35 63 32 09



翌日はゆっくり休息と取った後で、ちょっとだけフェズ中心地と手工芸工場を見に行ってみました。


フェズの町は有名な巨大迷宮都市であると同時に、陶器やタイルの町としても名高い都市・・・・・陶器の専門学校もあります。


タイルを細かい形に金槌で削ってモザイク柄のワンパーツにし、それらを組み合わせてテーブルなどの一つの製品にしていく、気の遠くなるような作業です。




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フェズはまた、なめし革製品の町としても有名・・・・・・昔ながらのなめし皮染色技術で、全て手作業による染色・・・・


多くの職人たちが物凄い悪臭と戦いながら、なめし皮を色づけする為に革の束を赤や茶色の桶に入れては出したり、大きなナイフで革の表面をこそいだり・・・・・




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巨大な丸い染色桶が無数に並ぶなめし皮染色作業場・・・・・・



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モロッコのなめし皮は本当に柔らかくしなやかで軽くて上質・・・イタリアでも輸入したり、個人的に革を加工せずに巻きものごと持って帰って、イタリアで革製品に仕立てて貰う人も結構いるようです。



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本日は2度に渡って綴ったモロッコ旅行の砂漠滞在と最終滞在地フェズにちょっと触れて綴ってみました。長々お付き合い下さって、本当にありがとうございます。


モロッコは自然、文化、食、人々いずれを取っても、沢山の顔を持っている本当に奥が深い国です。アフリカというと日本からはちょっと遠い場所ですが、機会のある時に是非とも一度訪れて頂きたいです。



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ちょっとだけモロッコ カスバと自然へ

ロンちゃんの仕事でモロッコへ行っていたので、しばらくご無沙汰してしまいました。震災の方は一歩づつ回復に向かって歩き出しているようですが、皆さん如何お過ごしでしょうか?


自分のPCを持っていかなかったので、大きな都市では閲覧のみ、後は岩山、砂漠地帯と全くPCも携帯電話も通じない場所を回っていたので、フィレンツェに戻って久し振りの更新です。



モロッコはもともと本当に手工芸品の盛んな国・・・洒落た室内装飾品やエキゾチックな小物類も、そこここで土地の人々の実演とともに売られています。




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イタリアに暮らしていてあまりお目にかかることのないコウノトリ・・・ここマラケシュでは特に、王宮跡の城壁の上に多くのコウノトリが巣を作っています。


大ぶりのコウノトリが夕暮れの大空を群れを成して飛ぶ光景は、なかなかのもの・・・


夫婦で巣作りする光景も微笑ましいです。




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マラケシュとフェズでは友人夫婦のマックスさんたちと一緒でしたが、イタリアから持ち込んだ仕事用の機材が多かったので、仕事場回りや砂漠地帯は自分たちで4×4のジープを借りてずっと回ってみました。



ラクダの群れが荒涼地帯にポツポツと・・・




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今回は日数が少なかったので、仕事を大急ぎで済ませて、余った時間でちょっと観光ルートに近いコースを回っています。あまりにも最終出発地から離れてしまうと、トラブルがあった時に戻るのが結構大変なので・・・


砂漠地帯と一口に言っても、岩山、岩床地帯、赤砂の本格的な砂漠地帯といろいろ・・・


大都市間を結ぶ大きな道路はキチンと舗装されているので、普通の車でも走るのには全く問題がないのですが、ちょっとでも道を外すとジープ以外では行けない場所ばかりです。


夜までに行き着くところまで行ってテントを張ったり、行き当たりバッタリの土地のロッジでガイドを頼み、いろいろ回ってみるのも楽しいもの・・・寝袋と懐中電灯、重ね着スタイルでミネラルウォーター一本あれば、大体どこでも大丈夫?




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広漠とした砂漠地帯の間には小さな村や町が所々に点在しています。



カスバ(城砦)を中心とした町も多く、土地の人々の生活が垣間見れるマーケットに出会うこともしばしば・・・




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北アフリカ独特の古いカスバ(城砦都市)・・・・・中には目を見張る程美しいものも多く、迷路のような城砦の中をタイムスリップしたような感覚で迷い歩くのも、情緒あるもの・・・


このカスバはワルザザード近くにある、モロッコ随一の美しさを誇るアイト・ベン・ハッドゥのカスバ・・・多くの映画のロケがこのカスバで行われました。


個人的に大好きな映画、『バベル』や『グラディエーター』もこのカスバの中や広場で撮影されたものです。




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土地土地で異なる色や褶曲を見せる岩山に囲まれた場所に、忽然と現れるグリーンが目に染みるような美しいオアシス・・・


大きな都市でも村落でも、頻繁に使われているのがロバさんたち・・・


大都市では迷路のような細い道に車が入り込めないので、ロバを使って物資や商品を運び込み、都市を離れると車に代わる純粋な交通・運搬手段・・・



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渓谷の切り通しに作られた舗装道路を進んで行くと、高度はドンドンと上がっていきます。




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モロッコでは何処へ行っても、子供たちが道路でサッカーに夢中・・・


たまたま転がってきたボールをけり返したら・・・もう最後・・・人懐っこい土地の子供たちが『一緒にサッカーをやろう』と、あっという間に巻き込まれてしまうんです。



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テント生活が数日続くと、やはり久々にお湯を使いたくなり・・・・岩山が重なる渓谷に佇むロッジ・・・今夜の宿泊場所です。 


ジープでしか入れない上り下りの多いガタガタ道なので、行き着くまでが大変・・・





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このロッジの特色は・・・なんといってもお部屋が洞窟になっているんです。インターネットも携帯電話も全く使えない地域で、電力は自家発電・・・・・でも、ちゃんとバスルームもあるし、暖かいお湯も出るし、とっても清潔なんですよ。


エコエコをモットーにしているので、夜は10時過ぎから電気やお湯が全く使えなくなり、蝋燭かランタンの火でしのぎます。電力供給量が弱いので、昼間でもドライヤーなど電気を食うものを長時間使うことは控えるようにとのこと・・・


この土地のなんといっても素晴らしいイベントは夜の星空・・・これほど澄み切った空気で、降ってきそうなほどの満天に輝く星を見上げて夜を過ごせることは最高の贅沢だと思います。





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夕食はロッジのご主人の手作り料理・・・蝋燭の光だけでボーッと暖かくイルミネートされた食卓・・・


マラケシュやフェズにはヨーロッパ顔負けの超粋なレストランが沢山あり、ナイトライフを楽しむことができるので、色々と試してみましたが、このロッジの素朴で飛び切り美味しいヘルシーメニューに勝てるところはありませんでした。


ハリラというヒヨコマメやレンズマメが入った、モロッコの定番スープ、タジン鍋料理、チョコレートベースのデザート・・・


タジン鍋料理には、使ってある肉や野菜、クスクスなどの組み合わせで沢山のバラエティーがありますが、今夜はこの土地で多く見かける小さめの肉団子、玉ネギをベースに大切りのジャガイモ、ナスを層にして重ね蒸してあり、とてもデリケートで家庭的なお味・・・ご主人の心のこもったお料理です。


アルコール類は基本的に置いていないのですが、唯一残っていた赤ワインをグラス2杯だけ分けてくれました。



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夕食後泊り客が引けてから、ロッジのご主人が、私たちのテーブルにやってきて・・・・・


日本の地震のことを大変心配してくれて、数日間インターネットやテレビとご無沙汰している私たちに、自分の知っている限りの最新情報を与えてくれました。


自分自身のことも少しお話してくれて、民主化のまだまだ進んでいないモロッコのこと、将来国外へ自由に旅行できるようになったら、いろいろなところに行って見聞を深めたいと・・・・・夜は静かに更けていきます。





ロッジの朝は早く、澄み切った青い空のもと朝食前の散歩をしていると、黒ヤギの群れを連れた牧童に出会ったり・・・


土地の人々は本当に素朴で純真な笑顔が素敵・・・



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今日は澄み切った青空にポッカリと綿雲が浮かび、絶好の写真日和・・・


太古の昔から気の遠くなるような年月をかけて作られた、自然の驚異と言うべき地層の褶曲運動がはっきり観れる山々・・・車を進めて行くと次々と現れる異なった景色に息を呑みます。



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平地に出ると、またラクダの群れと牧童が・・・・・


今日は赤砂オンリーの砂漠地帯に向かって、車を向けます。



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今回は仕事で行ったモロッコで、ちょっとした時間を利用して自然にスポットを当てた小旅行のことを綴ってみました。最後までお付き合い下さり、どうもありがとうございます。


この後、砂漠地帯へ車を置いて、ロッジでアレンジして貰ったラクダに乗って行ってみたいと思います。


モロッコ滞在でブログをお休みしていたのですが、明日からまたフィレンツェを離れて、週末までロンドンへ行かなければならなくなってしまい・・・たびたびお休みして申し訳ありません。今夜中に次回のブログを更新できれば、自動更新させて頂くと思いますがご了承下さい。



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春のベネチアとお知らせ


先週から仕事でフィレンツェを離れたり、戻ったりしていましたが、週末から今週初めにかけて久し振りにベネチアとパドバに行っていました。


ベネチアでは少し時間があったので、ちょっとばかり当ても無く、ブラブラと久々の町を彷徨い歩いてみました。お天気がとても良いポカポカ日和だったので、運河沿いのそこここでツーリストや地元の人々も寝転がって、日光浴がてらの日向ぼっこしたり・・・


今現在日本が直面している状況を考えながら歩いていると、悲し過ぎるほど平和な風景で、かえって胸を締め付けられるようでした。



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カーニバルはとっくに終わり、静けさを取り戻したベネチア・・・・・来月末にはパスクア(復活祭)がやってきます。


日本では本来ならば、学校や企業の年度納めと始まりの時期・・・春休み中で、桜前線が何処まで北上したか?などといった、ほのぼのとした話題が出る季節ですが・・・


日本の放送を聴いてると、震災によって卒業式が出来なかった小中学生たちが、地元ボランティアで手作りの卒業式をやってもらい、嬉しそうな笑顔を見せていたり、震災中・・・難事のなかでも、ボランティアに参加し地域の復興を目指しながら、高校の合格発表を手にして、家業を継ぐ為に勉強したいと喜びに顔を輝かせている中学生・・・・・・子供たちは・・・・・本当に強いですね。



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テレビだけではなかなか生の情報が得られないし、東京の友人や家族のことも心配だったので、先日電話で連絡を取ったのですが、やはりとても品目の偏った物不足が続いているとのこと・・・


一つ思うのは、なぜここまで多くの人々が政府の一声でいっせいに、自分が必要としている以上の買いだめに走るのか・・・・


今後の余震や放射能汚染が恐れる気持ちはとても良く解りますが、社会の一員として生活している以上、自分ひとりだけでは生きていけないし、相互協力を考えなければならないのに、自分さえよければ、不自由しなければというエゴの為に、周囲のもっと物資が必要な人々のことが見えなくなってしまう・・・


震災以後今まで直接の震災被害者を中心に、日本人ならではの連帯感と各地からの涙ぐましい援助や支援を続けてきた日本ですので・・・・・必要外の買い走り傾向は・・・・・ちょっと悲しいかな?と思います。




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お昼を軽く食べた後、サン・マルコ広場でちょっと足を止めてみます。


ここもいつもながらの観光地・・・・・フィレンツェと変わらない穏やかな風景・・・・・


今福島第一原発の現場では、多くの方々が放射能被爆という過酷な条件化で身の危険もかえりみずに、私たち日本人と日本の為に必死に戦っています。テレビで中継を観ていて・・・あまりの壮絶さに・・・涙がでて止まりませんでした。


この多くの方々の犠牲的精神を無にしない為にも、一日も早く、原発が危機的な状況から脱してくれること・・・思って止みません。




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かなり暖かかったので、多くの人達が運河沿いのレストランの外に設けられたテーブルで、昼食を取っていました。


ちょっと前までは、のんびりテラスで昼食をとるという、ツーリストの多いイタリアでは至極当たり前のように思えたこんなことも・・・本当に恵まれていることなのですね。 


自分を取り巻く状況が変わると、今まで観ていた同じ風景が全く違ったものに見えてしまう・・・当然のことなのですが・・・・・


被災地では悲惨な状況が続いていますが、そんな中でも未来を目指して、地元で以前していた伝統ある仕事や漁業を再開させようと、既に動き始めている逞しい人々、お医者さんや弁護士さんなどの専門職の方々は、自分の専門を生かしながら、いかにして地元の人々を救えるか、積極的な救援活動をされている様子も・・


みんなそれぞれ自分のできることをして・・・でもそんな小さな力の集積が、被災した人々への心の安らぎや将来への希望を作り出しているのだと思います。



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世界各地では様々なことが起こっています。


日本は今一番悲惨で危機的な状況ですが、大なり小なり、各地で自然災害、紛争などが勃発しています。



ヨーロッパでは丁度先週末から、ずっと緊張化をしていた北アフリカのリビア&カダフィ問題がとうとう危機的な局面を向かえ、アメリカ、フランス、イギリスが主導の多国籍軍が空爆を開始しました。


イタリアにとって、ヨーロッパの中では目と鼻の先のリビア・・・軍事基地としての機能を提供し、イタリア南部では防衛に全力を尽くしています。




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少し前のブログでもちょっと触れましたが、アフリカ関係の仕事が結構多く、チェニジアを中心に行くことがあったのですが、年初からの北アフリカの政局不安だったので、今回は北西のモロッコから入国して、砂漠を回ることになりました。



最後の最後まで、行くことを懸念していたのですが、とうとうリビア軍事作戦が出発を目前にして始まってしまい・・・なるべく東へ回らないようにして、仕事をして来る予定です。ちょっと報復テロが怖いですが・・・




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仕事の具合によっては、北アフリカからケニアに飛ぶかもしれないので、予定はかなりアバウトなのですが、明日の早朝に出発して色々な場所を転々としながら、約2週間北アフリカに滞在する予定です。

私自身の日本語環境のコンピュータは持参しないので、なかなか日本の情報も詳しく追うことができないし、ブログやメールもできないのがちょっと不安ですが、原発問題の解決と被災地の復旧を中心とした日本の状況が、この間にどんどん快方に向かってくれることを心からお祈りしています。



今問題となっている、放射能汚染は軽視できない深刻な問題で、乳幼児や若年層のお子さんをお持ちの方の心配は尽きないと思います。未来ある命、本当にしっかりと守っていきたいですね。


国としては被災地へのさまざまな対応に追われていると思いますが、解決策は色々とあるはずです。


当面は被災していない地域からの物資調達や近隣諸国を中心とした食物の輸入によって、東北・関東への生鮮食料品の需要を満たさなければならないこともあると思います。


政府は最近国民のパニックを恐れるあまり、曖昧な表現やその場限りの暫定措置へ走りがちな気がしていますが、今現在日本が直面している状況を冷静に受け止めて、国民の理解を得られるような説得力のある呼びかけを行って欲しいと思います。


また、私たちもただ単にテレビのニュースで流されていることを真に受けるだけでなく、今本当に何が起こっているのか?今後どうすればいいのか?を理解する為に自分から積極的に調べたり、考えたりする姿勢をとることも大切かな?と思います。


そして・・・・・これから将来に向けて長い目で見た場合、政府は正確なデータの基づいた情報の開示と放射能汚染の健康への影響、地道なモニタリングやサンプリングなどの検査を実施して、まずは風評被害を含めた、放射能汚染被害を受けている生産者の方たちへの理解を得ることとその方々への今後の補償を第一に考えながら、個々の食品に信頼の置ける安全基準値をキチンと設定して欲しいです。


そして、国民が心から安心して口に出来る、公的承認を受けた食品を流通機構にのせる枠組みを早急に作成し、速やかに実行に移すことが、食物の放射能汚染というこの危機的な状況を、一日でも早く乗り切る唯一の手段のような気がします。


北アフリカを旅行中は、ブログの更新及びペタ、メッセージの返信はできませんので、大変申し訳ありませんがご了承ください。返信メッセージに関しては、イタリア帰国後に遅ればせながらさせて頂きます。


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イタリア版・・・エコなお料理


このところ仕事の関係で、フィレンツェを出たり入ったりしていたので、先程ベネチア&パドバから戻ったばかりでペタやメッセージへのお返事をまだしていなくてすみませんでした。 一息ついたら少しユックリですが、お返しいたします。

まだまだ日本では、原発への必死の作業が続いていて、被災者の方の救済も十分と言えない状態だと思いますが、是非とも少しづつ快方へ向かって欲しいものだと思います。


前回まで東北関東大震災についてずっと自分の思うところを綴ってきたので、今日はちょっと一歩離れて、お料理のお話しを・・・とは言っても、今日は今問題になっている節電に絡めて・・・・・山猫流、エコなお料理をご紹介していきたいと思います。



さて・・・・・エコと言えば聞こえはいいのですが、ケチケチのフィレンツェ人が昔から愛するラ・パッパ・アル・ポモドーロ・・・・・・・フィレンツェ人は固~く石のようにカチカチになって食べれないパンさえも、魔法のごとく美味しい料理に変身させてしまう、エコのエキスパート・・・・


この他にもカチカチパンを使ったお料理は、冬場楽しめるスープとパンの煮込み、ラ・リボッリータ・トスカーナや夏場暑い時にサッパリ美味しく食べられる、ラ・パンツァネッラと、一年を通じてパンを捨てる機会は全くありません(笑) 鍋一つで出来てしまうのも嬉しいところ・・・


ラ・パッパ・アル・ポモドーロは今は亡き義祖母、義母から直々に教わった初めてのお料理だったので、私にとって本当に思い出深く懐かしいお料理の一つ・・・今回作り方は省きますが、機会のある時に義母の思い出と一緒に綴りたいと思っています。


フワっと柔らかくて、トマトと良く炒めたたまねぎの甘酸っぱさ、バジリコの風味が本当に美味しい一品で、冷めても美味しく食べられるし、保存もある程度利くので、ちょっと多めに作ってもいいかと思います。




フィレンツェで美味しい生活



さて、今日のメインのエコ料理・・・豚肉のアリスタ・・・・豚のブロック肉をローストしたものですが、結構多くの方がオーブンを使って作るお料理・・・ただオーブンはイタリアでも電気式のものが多く、かなりの電力消費が・・・オーブンを使う時、一緒にディッシュ・ウォッシャーや洗濯機を回すと、あっという間にブレーカーが落ちてしまうんです。


また、オーブンは下処理したお肉を放り込めばいいかと言えば・・・それ程甘くない・・・やはり大きいブロックのお肉は焼きあがるのに時間がかかって乾燥してしまうので、肉汁を時々回しかけてあげなければいけないし・・・


そこで・・・・・これもお義母さんから習ったお料理なのですが、オーブンを使わずに鍋一つで作るやり方をご紹介します。本当に簡単に出来て、手間要らずなので、是非お試し頂きたいです。


まず、豚肉のブロック肉を常温に戻して用意・・・脂が周囲にある程度のっていた方が美味しいのですが、あまりあり過ぎてもクドクなるので、気になる部分を包丁でそぎ落としておきます。


味付けは、ローズマリーとニンニク、塩、コショウ、オリーブオイルだけです。





フィレンツェで美味しい生活




洗ったローズマリーの葉とニンニク2カケぐらいをみじん切りにして、塩・コショウを加えて混ぜておきます。





フィレンツェで美味しい生活




塊肉を立てて、小さめの包丁かぺティナイフで穴を空けます。肉の左から右にキチンと貫通するようにしてください。



フィレンツェで美味しい生活





先程のローズマリー&ニンニクのみじん切りと塩・コショウを合わせたものを、少しづつ穴に手で詰めていきます。後で出来上がった肉は薄切りにするので、穴の中で均一になるように丁寧に詰めていって下さいね。


肉が大きい場合は、数箇所に穴を開けて詰めると、ニンニクやローズマリーの風味が良く馴染みます。




フィレンツェで美味しい生活



肉の周りにも塩・コショウを良く擦り込んで、タコ糸でお肉を縛って形を作ります。





フィレンツェで美味しい生活



お肉の肉汁を封じ込める為に、最初はちょっと強火で肉をコロコロと回して焼き色をつけます。


本当は直接お鍋の中でやっても差し支えなかったのですが、今回ちょっとお肉が大きかったので、フライパンを使いました。




フィレンツェで美味しい生活




深鍋にオリーブオイルをコップ3分の2ぐらい(ちょっと多いかな?と思うぐらい)入れて、肉を入れます。


鍋のフタと鍋の間に木ベラを差込み、ちょっと隙間を作って弱火で40分~60分ぐらい蒸し煮します。


時々コロコロ回して均一に焦げ目が付くようにしてください。


竹串をさして、透き通った肉汁が溢れてくれば出来上がりです。



フィレンツェで美味しい生活




出来上がりは熱いので、鍋から直ぐに取り出すと肉自身の熱で肉がパサパサになってしまうので、少し冷めるまで蓋をして放っておきます。


こうしてから、冷めた時取り出してタコ糸を外して切ると、とてもジューシーな焼豚が出来ます。


鍋に残った肉汁はとても美味しい風味が閉じ込められているので、肉を薄切りにして食べる時に回しかけられるように、茶漉しなどで漉して余分なものを(焦げたニンニクやローズマリー、肉片など)取り除いておきます。





フィレンツェで美味しい生活




今回は野菜サラダ、ポテトサラダの付け合せを一緒に作りました。


このお肉は湿度が低くて涼しい気候の時は常温でも、また冷蔵庫保存では一週間軽く持ちますので、一度大きいものを作ってしまえば、少しづつ切り分けて数日食べ続けることができます。


また刻んでパスタのトマトソースに加えたり、パニーノの具にしたりと、我が家では大活躍の半保存食の一つです。




フィレンツェで美味しい生活



今日は美味しそうなイチゴが出回っていたので、一口サイズに刻んで、生クリームをホイップして添えてみました。生クリームは少量のお砂糖を加えて泡だて器でホイップして、果物の付け合せやコーヒーに入れたりして時々使っています。


生クリームがちょっと重いと思われる方は、赤ワインとお砂糖をイチゴに加えたり、ヨーグルトとお砂糖を加えたりしても、オーブンなどを使わない簡単なデザートになると思います。



フィレンツェで美味しい生活



本日は久し振りの山猫レシピ・・・・・今問題になっている節電、エコの精神で電子レンジやオーブンなど一切使わず、鍋一つでできて、保存も利くラ・パッパ・アル・ポモドーロ、豚肉のアリスタをご紹介しました。最後までお付き合い下さってどうもありがとうございます。


ご紹介したお料理は一度まとめて作ると、数日保存が利いて食べ続けられるので、是非お試し頂きたいです。



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