新馬戦終了したので、これが最後の答え合わせです。
2月デビューのシルク馬
ヴィエルネスサント(オンディナドバイの22)
芝1800 16着 464kg
募集時評価 C+
【価 格】5000万円(一口10万円)
【血 統】父ロードカナロア×母父E Dubai
【厩 舎】須貝尚介厩舎
【馬 格】3月4日生 396kg 予想馬体重450kg 管囲20cm(+0.53)
【母能力】亜G1
【繁殖力】牝系活力40pt 出産時6歳 第2仔 未
~総 評~
母は、アルゼンチンの芝マイルGⅠ勝馬で能力は上々。
しかし、牝系からは母以外に目立った活躍馬はおらず、牝系のサポートは期待できず、母の競争能力頼り。
母父E Dubaiは、米国、アルゼンチン両方で繋養された種牡馬で、ミスプロの直仔。代表産駒は母のオンディナドバイのほか、2012のBCクラシック勝馬Fort Larnedを出しており、距離の幅はありそうです。
初仔は父ドゥラメンテでセールなどにも出されず現状所有者不明で動向はわかりません。
本馬は、名門須貝厩舎入厩で、相応に期待されている模様。
正直、字面だけではどんな馬かわからず、手は出しにくい。
血統や母成績だけからすればマイル付近になりそうなイメージですが、馬体を見ると中距離ぐらいまでは持ちそうな感じがします。
馬格は450kg予測とまあ及第点ですが、未知数なところが多く、データ派的には価格も相まって軽々に手が出ません。馬体派の人の評価を待ちたいです。
ツアー時評価
【ツアー時馬体重】 396kg ⇒ 418kg (+22kg)
【デビュー時想定馬体重】 450kg
【デビュー時期】ゆっくりめ。秋ぐらい想定
【適性】芝マイル前後
【性格】人に対しては従順で落ち着きがある。馬同士ではけんかもよくしているようで、傷をつけて帰ってくることがある
【その他】
母はスピード型で父もロードカナロアなので、最終的には短い距離に寄っていくかもしれないが、放牧地での活発な動きを見ていると体力面はありそうなので、1800mまでいけるかもしれない。
踏み込みが深く、力強い動きをする。
須貝師も見に来ており、ゆっくり進めていきましょうと言っていた。
アールヴィヴァン(グラマラスライフの22)
芝1800 2着 468kg
募集時評価 C
【価 格】3500万円(一口7万円)
【血 統】父ハービンジャー×母父ハーツクライ
【厩 舎】田中博康厩舎
【馬 格】2月25日生 408kg 予想馬体重460kg 管囲19.9cm(+0.29)
【母能力】2勝C 賞金2320万円 ダート中距離
【繁殖力】牝系活力8pt 出産時7歳 第1仔
~総 評~
母は、ダート中距離で地方出戻りが成功し、1勝クラスを勝利後、2勝クラスでも入着しており、そこそこの能力。
近親に目立った活躍馬は少ないのですが、母母プリティカリーナは複数勝利馬を連発した良繁殖で、牝系の活力は悪くありません。母のハーツクライ、シーキングザゴールド、ストームキャットと成功種牡馬が並ぶ血統表はきれいで好みです。
ハービンジャーはパワーよりは日本的な軽さを足した方が成功例は多く、米国に寄った母にハービンジャーの組み合わせはあまり感触はよくありません。
ハービンジャ―、初仔に3500万円は、それほど安い感じはせず、積極的に狙いたいとは思えません。
ツアー時評価
牡 2月25日生
【ツアー時馬体重】 408kg ⇒ 426kg (+18kg)
【デビュー時想定馬体重】 430~450kg
【デビュー時期】平均的な成長。夏終わりか秋口
【適性】芝中距離
【性格】人懐っこい性格で、人を見ると頭を寄せてきたりする。まだまだ子供。いつも楽しそうにしてる。
【その他】
ハービン特有のゆるさは感じず、パーツパーツはしっかりしている。
体さえあともう少し大きくなってくれればと思っているが、完成形もそれほど大きな馬体にはならないと思う。
人を見るところがあり、今日はピシッと立ってくれているが、若い人が持つと、頭を寄せて甘えたりする。かわいいやつ。
※近づくと頭を寄せて、なでて~ってやってくるかわいいやつでした。
ブリリアントカーラ(ジャポニカーラの22)
芝2000 3着 422kg
募集時評価 D+
【価 格】2500万円(一口5万円)
【血 統】父サトノダイヤモンド×母父ジャングルポケット
【厩 舎】杉山佳明厩舎
【馬 格】1月24日生 407kg 予想馬体重430kg 管囲19.1cm(+0.19)
【母能力】2勝C 賞金3475万円 芝中距離
【繁殖力】牝系活力20pt 出産時10歳 第3仔 0-未
~総 評~
母は芝1800mで2勝、芝2600mで1勝しましたが、2勝クラスでは通用せず、競争能力はそこそこでした。
フサイチエアデールの牝系の傍流で、牝系の活力はそこそこあります。
父サトノダイヤモンドにこの母なら芝の長距離馬狙いでしょうが、長距離馬ねらいの配合はスピードに欠けるケースが多発し、ダートでのつぶしも効きにくいので、個人的にはあまり好みの配合ではありません。
母も馬格に問題がある馬で、初仔もデビュー時420kgと小さい馬でしたが、第3仔の本馬になってもその問題は解決していません。
条件的に買える要素が乏しく、私は見送りです。
ツアー時評価
なし
メランジェ(ボシンシェの22)
芝1600 1着 438kg
募集時評価 D
【価 格】2000万円(一口4万円)
【血 統】父スワーヴリチャード×母父Kingmambo
【厩 舎】田中剛厩舎
【馬 格】4月17日生 383kg 予想馬体重440kg 管囲20cm(+0.81)
【母能力】英0勝
【繁殖力】牝系活力98pt 出産時18歳 第11仔 X161X-0201未
~総 評~
母は英国0勝ながら、第3仔でグレンツェントを出しました。
母はキングマンボという軽い血にアイリッシュリヴァー、リファールという欧州の重厚な芝の血統の組み合わせで、日本の芝だとスピード不足に陥りそうで、スピード能力全振りの種牡馬をつけて芝を狙うか、ダート種牡馬をつけてダートを狙うかの二択で、中途半端な種牡馬をつけると芝ではスピード不足、ダートではパワー不足の中途半端な感じになってしまいそうです。
父スワーヴリチャードは、既に4勝と新種牡馬の中でもスピードダッシュを決めており、今後に期待が持てます。
スワーヴリチャードは今のところ芝で使われていますが、母父アンブライドルズソングですから、ダートでものタイプなはずです。
ただ、この母ならもう少しどちらかに寄せた配合でもいいかなという感じで、若干中途半端な感じもあります。
ここまでの条件なら2000万円は安いなという感じなのですが、馬格に問題があります。
4月生まれとはいえ、383kgは不満。
高齢出産の影響を感じさせる馬格で、最近の繁殖成績が右肩下がりということも相まって、安いとはいえ手が出にくいです。
ツアー時評価
なし
トリクロマティック(プリズマティコの22)
ダ1600 14着 474kg
募集時評価 E
【価 格】2200万円(一口4.4万円)
【血 統】父サトノアラジン×母父Medaglia d'Oro
【厩 舎】菊沢隆徳厩舎
【馬 格】1月8日生 420kg 予想馬体重450kg 管囲21cm(+1.58)
【母能力】1勝C 賞金1065万円 芝短距離
【繁殖力】牝系活力40pt 出産時7歳 第1仔
~総 評~
母はスプリント戦で未勝利を勝ちましたが、その後、1勝Cは突破できず、能力的には可もなく不可もなくといったところ。
母母は米国GⅠ馬で、期待されて輸入された繁殖でしたが、いまのところ結果は残せておらず、近親の活躍馬は母母のみで、牝系の活力に大きくは期待できません。
馬格は420kgと超早生まれとしてはやや不満で、サトノアラジンにこの母ならダートであろうことも踏まえると、もうすこし馬格が欲しいというのが正直なところ。
血統的にも馬格的にもあと一歩足りないという印象。
ツアー時評価
なし
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