【10月デビュー後半】シルク2023年度募集馬答え合わせ⑤-2 | バッタの一口馬主データ分析室

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  10月後半デビューのシルク馬

 

  レイデアスール(アナスタシアブルーの22) 500kg 7着

募集時評価 C+

【価 格】4500万円(一口9万円)
【血 統】父レイデオロ×母父ファルブラヴ
【厩 舎】栗田徹厩舎
【馬 格】4月20日生 426kg 予想馬体重490kg 管囲21.3cm(+0.85)
【母能力】1勝C 賞金2315万円 芝マイル
【繁殖力】牝系活力40pt 出産時13歳 第6仔 0203-未

~総 評~

 三代母フサイチエアデール(重賞4勝)、母母ライラプス(クイーンC)と続く牝系で、三代母フサイチエアデールの繁殖成績は偉大だが、直近はこの牝系からは活躍馬は出ておらず、若干牝系の勢いには陰りがみられる。

 母は、芝マイルと1800mで1勝ずつ挙げるも、降級後の1勝クラスで足踏みし、そのまま引退となった。

 繁殖成績は、父エピファネイアと父キングカメハメハでそれぞれ2勝、3勝、父オルフェーヴルと父モーリスで0勝と上々。

 馬格は理想的で、管囲も太く足元に不安なし。

 そこに父レイデオロを迎えた牡馬で4500万円。

 うーーん、妥当!!

 

ツアー時評価

牡 4月20日生
【ツアー時馬体重】 426kg ⇒ 453kg (+27kg)
【デビュー時想定馬体重】 500kg
【デビュー時期】8月頃
【適性】芝2000m~2400m、もっと長い距離でも
【性格】すごく大人しくて、馬に対してもとても柔らかい。
【その他】
 成長は最近までずっと遅かったが、最近ぐっと上がってきた1頭。遅生まれではあるが、順調にいけば夏にはデビューできると思う。
 レイデオロは気の悪が出ることがあるが、この仔は本当にレイデオロかと思うくらい素直で従順。競馬でかかっているところは全然想像できない。トップクラスに扱いやすい。
 現状はまだ筋肉がつききっておらず細身に映るので、今後調教を積んでいくことで筋肉がもっとつけばさらによくなると思う。馬体のバランスはとてもいいので、筋肉がつく余地はまだまだある。
※昼食の際、同席したノーザン関係者の方に、5000万円以下でおすすめの1頭はという質問をしたところ挙げてくれた2頭のうちの1頭(もう一頭はギエム)

 

  エネルジコ(エノラの22) 440kg 1着

募集時評価 D+

【価 格】4000万円(一口8万円)
【血 統】父ドゥラメンテ×母父Noverre
【厩 舎】高柳瑞樹厩舎
【馬 格】4月23日生 376kg 予想馬体重450kg 管囲19.5cm(-0.01)
【母能力】独G1
【繁殖力】牝系活力96pt 出産時15歳 第11仔 110204X01未

 

~総 評~
 母は独オークス馬。輸入前の産駒から重賞馬、輸入後に父ロードカナロアの4勝馬を産んでいます。

 日本に来てからの産駒は短距離に寄っていますが、血統的にも母の成績的にも短距離一辺倒という感じではなく、父ドゥラメンテなら芝中長距離が主戦場でしょう。

 ドゥラメンテは父キンカメ、母父SSという血統ゆえ、輸入繁殖を中心につけられていますが、米国血統、欧州血統どちらからでも活躍馬を出していますが、欧州血統と組み合わさると、芝中長距離に寄り、伸るか反るかが極端になりがちです。

 ドゥラメンテの牡馬で4000万円は比較的安価で、母もやや高齢ですが良質です。

 馬格はあと一歩という感じですが、大きな減点にはなりません。

 好感触な1頭です。

 

ツアー時評価

 なし

 

  ノビリシマビジョン(マチカネタマカズラの22) 472kg 5着

募集時評価 追加

 なし
 

ツアー時評価

 なし

 

 

  メリザンド(ロザリンドの22) 440kg 6着

募集時評価 D

【価 格】4500万円(一口9万円)
【血 統】父サトノダイヤモンド×母父シンボリクリスエス
【厩 舎】田中博康厩舎
【馬 格】3月18日生 429kg 予想馬体重460kg 管囲20cm(+0.21)
【母能力】未勝利 賞金119万円 ダートマイル
【繁殖力】牝系活力203pt 出産時11歳 第6仔 35-01未

~総 評~

 母は未勝利馬で、競争能力的な裏付けはなし。

 しかし、牝系は皆さんご存じシーザリオ血統で、兄弟にエピファネイア、サートゥルナーリア、リオンディーズと、種牡馬祭りで、本馬はエピファネイアと同血です。日本最高クラスの牝系です。

 繁殖に回った後は、牝系の活力をそのまま受け継ぎ、第2仔で重賞4勝馬オーソリティを出しました。

 シルクの中でも上位クラスの繁殖といえるでしょう。

 父サトノダイヤモンドは可もなく不可もなくといった滑り出しで、意外とダートもやれてますね。

 ただ、この牝系との組み合わせなら芝でしょう。

 馬格もまあ許容範囲で、管囲も問題なし。

 牝馬で4500万円は高いなぁと思いつつ、この母の産駒ならやむなし。

 人気も納得の1頭です。

 

ツアー時評価

牝 3月18日生
【ツアー時馬体重】 429kg ⇒ 441kg (+12kg)
【デビュー時想定馬体重】 500kg弱
【デビュー時期】夏終わり~秋
【適性】芝長距離
【性格】大人しく、操縦性は高そう。ツアーの最初はピリついた雰囲気があったが、こちらのやりたいこを理解したようで、初日のうちに落ち着いた。馬に対しては強く出ることはあまりないが、けんかを吹っ掛けられてやりかえしているところはある。
【その他】
 体格的にも性格的にも芝の長いところが合いそう。
 飼い葉食いがいいところがセールスポイント。夏になるとどうしても飼い葉食いが落ちる馬が多い中、この仔は午前中には完食して、もう終わり?って顔をしている。牝馬で飼い葉食いが落ちないのは武器。
 今後調教を進める中で背中付近の肉付きがよくなってくるといいなと思っている。

 

 

  アロンズロッド(アーモンドアイの22) 492kg 4着

募集時評価 E

【価 格】2億4000万円(一口48万円)
【血 統】父エピファネイア×母父ロードカナロア
【厩 舎】国枝栄厩舎
【馬 格】1月13日生 442kg 予想馬体重470kg 管囲20.7cm(+0.81)
【母能力】OP 賞金14億4580万円 芝中距離
【繁殖力】牝系活力201pt 出産時7歳 第1仔 

~総 評~

 母はGⅠ9勝馬。4歳時の有馬記念9着以外はほぼパーフェクトな成績。 歴代最強馬に挙げられる1頭です。セレクトセールに出ていれば歴代最高額を更新したことは間違いないでしょう。

 母母はこれまたGⅠ馬のフサイチパンドラで牝系としてこれ以上のものを用意するのは困難です。

 父エピファネイアは最近勢いに陰りがありその点は心配ですが、全体的に軽い芝に寄せた母の配合にさらにエピファネイアを重ねて極限まで軽い芝に寄せており、はまれば面白いと思います。

 馬格はちょうどよく、管囲は標準以上に太く、足元の問題はなさそうです。

 問題は初仔、2億4000万円という価格です。

 この価格だと、重賞を1個、2個勝ったぐらいでは種牡馬として買われたとしても回収できず、はっきり言って期待値的には全くお勧めできません。

 まあでもこの馬を前に期待値がどうとかそういうことは野暮でしょう。

 シルクの夢が詰まった1頭です。

 私は、、、まあ、イクイノックス産駒が来るまでは様子見しますかね・・・

 

ツアー時評価

牡 1月13日生
【ツアー時馬体重】442kg ⇒ 450kg(+8kg)
【デビュー時想定馬体重】460kg~470kg
【デビュー時期】聞き忘れ
【適性】芝中長距離を走ってもらわないと困る。性格的にも体型的にも2400mまでこなせると思う。
【性格】大人しく手がかからない。カッとなるようなこともなく、馬に対してもそんなにガツガツいくタイプではないので怪我をして帰ってくるようなこともほとんどない。やられたらやり返す強さはある。
【その他】
 偉大なお母さんの仔ではあるが、特別扱いするようなことはなく他馬と同じように平等に扱っている。
 でも、血統が血統なので、牧場みんな期待している。鞍つけは終了済み

 

 

  スターリーナイト(スターリーステージの22) 424kg 3着

募集時評価 追加

 なし

 

ツアー時評価

 なし

 

 

  ヴィリアリート(メリーウィドウの22) 536kg 1着

募集時評価 B+

【価 格】2400万円(一口4.8万円)
【血 統】父ナダル×母父ゴールドアリュール
【厩 舎】西村真幸厩舎
【馬 格】3月5日生 514kg 予想馬体重530kg 管囲21.1cm(-0.23)
【母能力】3勝C 賞金6820万円 ダート中距離
【繁殖力】牝系活力0pt 出産時11歳 第4仔 42-未

~総 評~

 でっか!!3月5日生まれで514kg???

 母は、キタサンブラックを生産したヤナガワ牧場の生産馬で、ダート1600m~1800mで4勝を挙げました。3勝クラスでは通用しませんでしたが、競争能力は上々です。

 近親に活躍馬は皆無です。びっくりするぐらいいません。牝系のサポートは一切期待できません。

 ここまで繁殖成績は抜群で、4勝、2勝。もちろんいずれもダートです。

 どうして牝馬なんだよの筆頭格で、牡馬ならめちゃくちゃ人気したのではないかと思います。

 問題は馬格がでかすぎることですね。流石に現状で514kgは、550kgぐらいまで体が大きくなる可能性があり、そうなると足元や喉なりのリスクは相応に高いと言わざるをえません。

 しかし、逆に言えば、その体を使いこなせれば、牝馬ダート界では敵なしの強さを発揮できる可能性があります。

 管囲を見ると、21.1cmと十分な大きさがあり、また、コンフォメーションも非常にきれいで足元のリスクはそこまで大きくないのではないかと思っています。喉なりはわかりませんけどね。

 これで2400万円はあほみたいに安いですね。文句なし出資候補。

 現状、それほど人気高くないですが、これは上がるでしょうねー。なんとか実績で取れる範囲に収まってほしいです。

 

ツアー時評価

牝 3月5日生
【ツアー時馬体重】 514kg ⇒ 526kg (+12kg)
【デビュー時想定馬体重】 530kg
【デビュー時期】成長は通常より早め。夏頃デビュー
【適性】ダート中距離
【性格】性格は落ち着いており、人、馬いずれに対しても当たりは強くない。しかし、自分自身馬体が大きいため、他馬からやられることもない。
【その他】
 大型馬でありながら歩様がやわらかいのがセールスポイント。
 骨量十分で、トモにも十分な筋肉量があり、ナダルのいいところが出ていると思う。
 完全なパワータイプで先行して押し切るという競馬が想像しやすい。
 飼い食いも落ちたことがなく、どんどん調教を進められると思う。

 

 

  ビリングス(トレジャーステイトの22) 474kg 4着

募集時評価 A

【価 格】4000万円(一口8万円)
【血 統】父フィエールマン×母父Oasis Dream
【厩 舎】手塚貴久厩舎
【馬 格】2月23日生 431kg 予想馬体重470kg 管囲20.5cm(+0.47)
【母能力】3勝C 賞金3055万円 ダートマイル
【繁殖力】牝系活力35pt 出産時10歳 第4仔 40未

~総 評~

 毎年ブログを読んでいただいている方はご存じかもしれませんが、私、トレジャーステイト好きなんですよ。(ちなみに、モルジアナはもっと好きです。)

 母は、ダンジグ系の快速馬オアシスドリームに重厚な欧州の大種牡馬サドラーズウェルズという組み合わせの血で、芝なら短距離でも長距離でも出せそうなバランスのよい血統で、輸入馬としてシルクで走り、ダート1400m中心に4勝と能力的にも上々でした。

 そして、繁殖に上がるといきなりピースオブエイト(毎日杯)を出しました。

 血統的に短距離も長距離も出せそうな血統です。父フィエールマンとの組み合わせなら芝の中距離での活躍が期待でき、芝2000mぐらいまでは持ってほしいですね。

 父フィエールマンの詳細な評価は別記事にて書きましたが、個人的にはそれほど期待している種牡馬ではありませんが、この母につけて4000万円の牡馬なら明らかに安いですね。

 厩舎も名門手塚厩舎、馬格にも問題はなし。

 種牡馬以外どこをとっても文句なしの抽優候補です。

 頼むからそろそろ一流種牡馬つけてあげてくれ!

 23産もインディチャンプってなんだよ、もー!(怒) 

 

ツアー時評価

牡 2月23日生
【ツアー時馬体重】 431kg ⇒ 439kg (+8kg)
【デビュー時想定馬体重】 480kg
【デビュー時期】早くはないと思う。秋頃
【適性】芝中長距離
【性格】馬に対しては強く、人に対しては従順。
【その他】
 よくケンカをしているようで、放牧地での記録を見ると、よくギザギザした挙動をしている。しかし、大きなけがをして帰ってくるということもないので、喧嘩は強いのではないかと思う。
 放牧地での運動量が豊富でスタミナ、スピードともにあるタイプだと思う。
 これからの成長で筋肉がつくべきところについていけば、もっと見映えのする馬体になると思う。

 

  ゴールデンクラウド(Seoul Goldの22) 526kg 1着

募集時評価 追加

 なし

 

ツアー時評価

 なし

 

 

  過去記事