【10月デビュー前半】シルク2023年度募集馬答え合わせ⑤-1 | バッタの一口馬主データ分析室

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私を楽しむ。それが競馬。

文字数オーバーになったので前後半で分けました。

 

 

 

  10月前半デビューのシルク馬

 

  ウィクトルウェルス(ウィクトーリアの22) 498kg 2着

募集時評価 B+

【価 格】5000万円(一口10万円)
【血 統】父リアルスティール×母父ヴィクトワールピサ
【厩 舎】宮田敬介厩舎
【馬 格】3月8日生 434kg 予想馬体重480kg 管囲21.5cm(+1.29)
【母能力】OP 賞金9720万円 芝中距離
【繁殖力】牝系活力100pt 出産時6歳 第2仔 未

~総 評~

 母母は秋華賞馬ブラックタイド、母はフローラS勝馬ウィクトーリアと牝系の活力は抜群で、ブラックタイドから母以外にも複数重賞勝ち馬が出ているのも頼もしいです。

 リアルスティールの初年度は大物こそ出ませんでしたが、勝上率は水準以上で、悪くない滑り出しとなりました。楽観視はできませんが、ひとまず軌道に乗ったと言っていいでしょう。

 OP馬の第2仔という絶好の条件で、牝系は抜群、父の評価も上々、牡馬と好条件が揃っており、馬格も芝馬としては理想の480kg前後に落ち着きそう。管囲も全く心配ありません。

 母父ヴィクトワールピサだけ気になりますが、その他は条件が揃いにそろって、5000万円はやむを得ないでしょう。何とか実績でと思っていましたが、どう見ても無理そうですね。抽優候補です。

 宮田厩舎ってまだ出資したことはないんですけど、ノーザンから激推しされてますがどうなんでしょう?宮田厩舎に出資経験のある方教えてほしいです。

 

ツアー時評価

牡 3月8日生
【ツアー時馬体重】 434kg ⇒ 447kg (+13kg)
【デビュー時想定馬体重】 480kg
【デビュー時期】8月上旬ぐらい
【適性】芝中距離
【性格】普段は大人しく人には従順だが、馬には結構当たりは強く、喧嘩をしているところを見かける。
【その他】
 馬体のバネは素晴らしいものがあり、スライドが大きな見映えのする走りを放牧地でしている。
 放牧地での運動量もかなり多い方。
 ときどき、虫にへこたれて帰って来る時があるので、精神的なタフさはこれから身につけていってほしい。

 

  クオレプリマドンナ(ラストプリマドンナの22) 452kg 14着

募集時評価 E

【価 格】2800万円(一口5.6万円)
【血 統】父モーリス×母父ダイワメジャー
【厩 舎】和田正一郎厩舎
【馬 格】2月28日生 413kg 予想馬体重440kg 管囲21.2cm(+1.87)
【母能力】2勝C 賞金3080万円 芝短距離
【繁殖力】牝系活力65pt 出産時7歳 第1仔 


~総 評~
 母はオークス馬シルクプリマドンナのラストクロップ。ラストクロップだとわかりやすい名前は好きです。ラストクロップの顔をしながら全弟がいるラストインパクトには見習ってほしいものです。

 母母シルクプリマドンナは複数勝利馬を連発した優秀な繁殖で、NHKマイル3着馬フラムドグロワールを出すなど、重賞でも戦える馬を出しており、母ラストプリマドンナは母母産駒唯一の牝馬でした。牝系の活力は上々です。

 母はダイワメジャーが強く出て短距離に寄り、中央で2勝しました。競争能力はそこそこといったところ。

 モーリスとの組み合わせならマイルが限界で、基本的には短距離狙いになりそうです。

 初仔の牝馬なので、私的には購入対象にはしませんが、芝短距離なら牝馬でも戦える舞台ですから、人気もないようなので、実績積みたいという目的であればそう悪くはないでしょう。

 牝馬牝系の活力は上々で、シルクゆかりの牝系なら第2仔もシルクで募集されそうで、第2仔は積極的に狙いたいです。

 その意味でも本馬の動向は要チェックです。

 

ツアー時評価

牝 2月28日生
【ツアー時馬体重】 413kg ⇒ 439kg (+26kg)
【デビュー時想定馬体重】 450~460kg
【デビュー時期】夏終わり~秋口
【適性】芝マイル
【性格】普段は動じない性格で、落ち着いている。ただ、普段とは違う環境にいたせいか初日はずっと仲間を呼んで鳴いていた。2日目からは落ち着いており、学習能力は高い。
【その他】
 初仔とは思えない立派な馬格がありながら、体はしなやかで筋肉のやわらかさがある点がセールスポイント。馬格は十分で、体高もあるので、初仔の牝馬ということは気にしなくてもいいと思う。
 お母さんは顔がでかい馬だったが、この馬も顔がでかい。そういうところはお母さんによく似ていると思う。平均的かやや早めの成長度合いなので、デビューの時期は順調にいけば夏か秋口ぐらいになると思う。

 

  ジーナアクトレス(ジーナアイリスの22) 480kg 11着

募集時評価 D

【価 格】2000万円(一口4万円)
【血 統】父ニューイヤーズデイ×母父ゴールドアリュール
【厩 舎】高橋義忠厩舎
【馬 格】2月8日生 437kg 予想馬体重460kg 管囲19cm(-0.61)
【母能力】1勝C 賞金805万円 ダートマイル
【繁殖力】牝系活力30pt 出産時6歳 第1仔 

~総 評~

 母は、ダート1400mで未勝利を突破した後、1勝Cで2桁着順に沈み、その後、故障引退となりました。能力的には物足りません。

 牝系としても、母母ディアジーナ以外に活躍馬はおらず、母母の産駒も00011とかなり厳しい結果に終わっていて、牝系の活力が残っているかは微妙です。

 父ニュイヤ―ズデイで牝馬ですかー。本当に今年はこういう仔多いですね。というか、今年のシルクは全体的にダート血統が多すぎると思います。

 初仔の牝馬のダート血統と悪い条件がこれでもかと重なっていますが、馬格が標準サイズなのはまだ救いです。

 条件的に手が出ません。
 

ツアー時評価

 なし

 

 

  ディーズゴールド(ボニーゴールドの22) 484kg 3着

募集時評価 C

【価 格】3500万円(一口7万円)
【血 統】父リオンディーズ×母父ディープインパクト
【厩 舎】田村康仁厩舎
【馬 格】4月24日生 413kg 予想馬体重480kg 管囲20.1cm(+0.03)
【母能力】未勝利 賞金0万円
【繁殖力】牝系活力30pt 出産時6歳 第2仔 未

~総 評~

 3代母にステイゴールドを産んだ名繁殖ゴールデンサッシュがいる牝系で、母母からはショウナンパンドラが出るなど牝系の活力は上々です。

 しかし、母は中央では鳴かず飛ばずの2戦引退であり、能力的な裏付けがなく、牝系の良さのみに頼ることになります。

 ところが、シルク会員ならよくご存じの通り、母母ショウナンパンドラの仔はここまで鳴かず飛ばずで、最近、この牝系の流れはあまりよくありません。

 そんな若干頼りない母にリオンディーズで3500万円は高いですね。

 

ツアー時評価

 なし

 

 

  エリセイラ(イルーシヴグレイスの22) 416kg 5着

募集時評価 E

 なぜかコメントなし

 

ツアー時評価

 なし

 

 

  チェルビアット(キューティゴールドの22) 494kg 3着

募集時評価 E

【価 格】5000万円(一口10万円)
【血 統】父ロードカナロア×母父フレンチデピュティ
【厩 舎】高野友和厩舎
【馬 格】4月7日生 425kg 予想馬体重470kg 管囲19.3cm(-0.63)
【母能力】未勝利 賞金330万円 芝中距離
【繁殖力】牝系活力90pt 出産時18歳 第12仔 1-5121203-00未

~総 評~

 母は、未勝利ながら第2仔でショウナンパンドラを出し、その後も堅実な仔出しだったのですが、ここ最近は年齢の影響か、思ったような仔出しとは言えません。

 牝系は、最近若干元気がありませんが、ステイゴールドなどを出したゴールデンサッシュの牝系で、牝系のサポートも期待できます。

 ロードカナロア×フレンチデピュティだと、レッドルゼル、アンヴァルなどが出ており、基本的に短い距離に出やすいようですが、この牝系はダイワメジャー産駒でもダート1800mを走らせたりと、割と長めに出る牝系なので、マイルぐらいまでは問題ないと思います。

 やっぱり気になるのは高齢出産と最近の繁殖成績ですね。

 管囲は若干細いですが、馬格には問題がないので、往年の牝系活力を信じるのであれば。

 

ツアー時評価

 なし

 

 

  パスコード(キープシークレットの22) 436kg 15着

募集時評価 A

【価 格】2800万円(一口5.6万円)
【血 統】父ブリックスアンドモルタル×母父ダイワメジャー
【厩 舎】高柳大輔厩舎
【馬 格】2月24日生 438kg 予想馬体重460kg 管囲20cm(+0.21)
【母能力】2勝C 賞金1300万円 ダート中距離
【繁殖力】牝系活力15pt 出産時7歳 第2仔 未

~総 評~

 母はダート中距離で2勝を挙げますが、その2勝はいずれも人気薄での激走で、2勝クラスに上がってからは2桁順位続きで、競争能力的には若干物足りません。

 初仔はドレフォンとの産駒で、芝短距離で下ろすようです。

 牝系は、叔母に重賞2着馬がいるぐらいで、特筆すべき牝系とはいえず、大きなサポートは期待できません。

 馬格は標準サイズで、管囲も問題ありません。

 第2仔という買い頃の産駒なのですが、母の競争能力、牝系がイマイチで、条件が揃っているかというと微妙なところです。

 父ブリモルは魅力で、字面での評価は高いですが、細かく条件を見ていくと気になるところが多く、本馬なら同じ父のスナッチマインドやアルジャンテの方が魅力は大きい気がします。

 悪い馬ではないんですけど、人気もあるし、そこまでして取りに行く馬かなという印象。

 でも、馬体はバランスが良くて結構好みです。

 

ツアー時評価

牝 2月24日生
【ツアー時馬体重】 438kg ⇒ 450kg (+12kg)
【デビュー時想定馬体重】 480~490kg
【デビュー時期】早くしようとすればいくらでも早くできそうで、夏の早めにはデビューさせたい
【適性】芝マイル
【性格】かなり気が強く、扱いは難しい。自分が気に入らないことは頑としてやらない。
【その他】
 初日は序盤に立ちあがったりして近づけないような状態だったが、すぐにこちらのやってほしいことを理解したようで、初日の後半は全く問題なくなった。人を選ぶ馬であることは間違いない。
 他馬と走っているときにそれほど目立つということはないが、放牧地に最初に走っていくときのスピードはトップクラス。自分のやりたいことになると熱中するタイプかも。
 発疹や熱発が起こったことはなく、毛艶もいつもきれいで、内臓面での強さを感じる。
 気持ちが強く、馬格もあるので、育成はどんどん進められると思う。(本人さえ納得すれば。)

 

 

  インターアーバン(ソーディヴァインの22) 524kg 4着

募集時評価 C+

【価 格】2800万円(一口5.6万円)
【血 統】父アジアエクスプレス×母父キンシャサノキセキ
【厩 舎】野中賢二厩舎
【馬 格】3月25日生 483kg 予想馬体重530kg 管囲21cm(-0.33)
【母能力】2勝C 賞金6020万円 ダート短距離
【繁殖力】牝系活力8pt 出産時9歳 第3仔 0未

~総 評~

 母は、全20戦中16戦がダート1400mと面白い戦績です。3勝クラス3着があり、競争能力は上々です。

 近親に目立った活躍馬はおらず、牝系の活力には期待できません。

 初仔から500kgを超える巨漢でしたが、大きな馬体を扱いきれず未勝利引退、第2仔は腰フラで募集中止となりました。

 本馬も3月生まれで483kgですから相当な巨漢になりそうで、管囲も21cmと十分あります。

 父アジアエクスプレスはポジティヴな要素とは言えませんが、母父キンシャサとは合いそうで、ダートの1400m以下を主戦場とするパワーのある馬になってくれそうです。

 この手の馬は、走るところまでいけば成功する確率は高いのですが、そこまでいけるかが常に問題になります。

 ツアーでは足元に問題がないかよく見に行きたいと思います。

 

ツアー時評価

牡 3月25日生
【ツアー時馬体重】 483kg ⇒ 494kg (+11kg)
【デビュー時想定馬体重】 540~550kg
【デビュー時期】夏頃。来週移動
【適性】ダート1200~マイル
【性格】人に対しては穏やかで従順。馬同士では喧嘩もしているようだが、この馬格なら負けないだろう。
【その他】
 とにかく骨太で丈夫。かなり大きくなりそうだが、足元の心配は全然していない。
 馬格もあって、人に従順なので育成もどんどん進めていけそうで、かなり番組さえあれば早くにデビューできるのではないかと思う。
 放牧地でもスピードのあるところを見せている。

 

  アップライト(カリンバの22) 450kg 11着

募集時評価 追加

 なし

 

ツアー時評価

 なし

 

 

  コーラルクラウン(モルジアナの22) 476kg 8着

募集時評価 A

【価 格】4500万円(一口9万円)
【血 統】父サートゥルナーリア×母父Dubawi
【厩 舎】新規開業厩舎
【馬 格】2月22日生 435kg 予想馬体重480kg 管囲20.8cm(+0.68)
【母能力】3勝C 賞金7700万円 ダート短距離
【繁殖力】牝系活力52pt 出産時10歳 第4仔 20未

~総 評~

 モルジアナはサマーハの初仔で、芝ダートの短距離で3勝クラスまで上り詰め、準OPでも3着が2回ありました。母の競争能力は上位です。

 牝系という意味では、弟に日経賞勝馬のシャケトラが、叔父に海外GⅠ勝馬、3代母も重賞勝馬と近親に活躍馬が多く、活力のある牝系です。

 母母の産駒は、シャケトラ(父マンハッタンカフェ)以外は短距離に寄っており、本馬も短距離馬でした。そして、母モルジアナの仔はこれまで例外なく一目見ただけでわかるぐらい筋肉もりもりの短距離馬であり、いっつもモルジアナです。

 本馬は、これまでのモルジアナの仔よりは若干胴が長くて重苦しさがなく、距離はマイルまでならギリギリ持ちそうな気がします。でも、中距離は無理でしょう。

 父サートゥルナーリアは、別の記事でも書いたように、本質的にはマイル~2000mの馬だったと思っており、母モルジアナの組み合わせとなら、やはり血統的にもマイルが限界だと思います。

 馬格的には何の問題もありません。

 血統的に父にかかる期待は大きく、本馬がその飛躍の一端を担えればと期待しています。

 

ツアー時評価

牡 2月22日生
【ツアー時馬体重】 435kg ⇒ 445kg (+10kg)
【デビュー時想定馬体重】 450~460kg
【デビュー時期】遅くはないと思う。来週移動。
【適性】芝かダートのマイル以下
【性格】気性はきつい。群れの大将。
【その他】
 いつものモルジアナの産駒よりかは筋肉量は少なめで胴もやや長め。
 そうはいっても、標準よりは筋肉量はある方だと思う。
 芝でもいけそうな体型をしており、今後の成長的にどっちつかずにならないといいなと思っている。
 これまでミッキーアイルやスクリーンヒーローなど筋肉量豊富なタイプをつけてきたので、少しだけ兄弟とは違うタイプになると思うが、それでも母の影響は色濃い。

 

 

  過去記事