【9月デビュー】シルク2023年度募集馬答え合わせ④ | バッタの一口馬主データ分析室

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  9月デビューのシルク馬

 

  インターポーザー(インヘリットデールの23) 474kg 3着

募集時評価 C

【価 格】6000万円(一口12万円)
【血 統】父エピファネイア×母父ルーラーシップ
【厩 舎】高野友和厩舎
【馬 格】4月22日生 423kg 予想馬体重490kg 管囲20.7cm(+0.3)
【母能力】2勝C 賞金7550万円 芝中距離
【繁殖力】牝系活力99pt 出産時8歳 第2仔 未

~総 評~

 母は、ルーラーシップらしい芝中距離馬で、2勝クラス勝があり、準OPでも3着に入った実績があり、能力は上々です。

 低迷期らしい低迷期がなく、コンスタントに着を拾っていた馬で、馬主孝行な馬でした。

 牝系については、超優良繁殖フサイチエアデールに近い分、同じ牝系のアナスタシアブルーやジャポニカ―ラよりも高く評価できます。

 馬格は理想に近く、管囲も問題なし。

 

 競争能力十分、牝系活力あり、出産時8歳の第2仔、牡馬のエピファネイアで6000万円ですか。

 安いと思いますね。評価値は水準満たしていないんですが、出資候補に入れたくなってきました。

 

 

ツアー時評価

牡 4月22日生
【ツアー時馬体重】 423kg ⇒ 447kg (+24kg)
【デビュー時想定馬体重】 480~500kg
【デビュー時期】成長は早めで、夏頃デビュー想定。遅くはならない
【適性】芝中距離
【性格】馬に対して自分からということはあまりないが、やられっぱなしということはなく、やられたらやり返す。人に対しては従順で、環境の変化にも適応が早い。
【その他】
 パワー型か瞬発力型かで言えば瞬発力が勝っているタイプで、エピファネイアらしい産駒だと思う。
 姉がかなり気性が激しい仔だったと聞いており、覚悟していたが、拍子抜けするほど扱いやすく、操縦性は高そう。
 体型的には芝2000mぐらいが合いそうだが、気性的にはもっと伸びても大丈夫。
 この1か月で体がかなりしっかりしてきた。カタログ写真よりもだいぶ良くなっていると思う。

 

  エジプシャンブルー(Interruptedの23) 494kg 10着

募集時評価

 なし

ツアー時評価

 なし
 

  プロミストジーン(プロミストリープの23) 452kg 1着

募集時評価 B+

【価 格】3000万円(一口6万円)
【血 統】父ナダル×母父ヘニーヒューズ
【厩 舎】上原佑紀厩舎
【馬 格】1月8日生 456kg 予想馬体重460kg 管囲21cm(+1.3)
【母能力】OP 賞金4120万円 ダート中距離
【繁殖力】牝系活力13pt 出産時7歳 第2仔 未

~総 評~

 母はダート1400mを2連勝すると、南関の牝馬三冠レースに参戦し、浦和桜花賞を勝利。

 その後、大井重賞を2戦するも勝ちきれず、故障で引退となりました。能力は上々です。

 近親に活躍馬は見当たらず、牝系のサポートは期待できません。

 初仔は父オルフェの牝馬でしたが、400kgを切る馬体重で、いかにも初仔の牝馬といった感じでした。

 本馬は管囲も太いですし、予測値よりは大きくなりそうで、480kgぐらいまでいくといいですね。

 ナダル×ヘニーヒューズなら牡馬がよかったなぁーというのが本音です。今年は牡馬ならなぁというダート血統の馬が多いですね~。

 

 

ツアー時評価

牝 1月8日生
【ツアー時馬体重】 456kg ⇒ 480kg (+24kg)
【デビュー時想定馬体重】 500kg
【デビュー時期】夏頃には
【適性】ダート短距離一択
【性格】気が強く、前進気勢が強い。人にはなつっこいところがある。
【その他】
 ここまで非常に順調で、放牧地ではトップスピードに乗るまでのダッシュ力が他馬よりも高いところを見せている。
 肩回りとトモの筋肉量がセールスポイント。
 上は初仔ということもあり小柄な馬体だったが、2番仔のこの仔は大きく出てくれた。馬格にまったく心配はない。
 母父ヘニーヒューズの典型的な馬体という感じで、ダート短距離でダッシュ力の違いで先行してそのまま押し切る競馬をしてほしい。
 芝は走らなくていい。回り道する必要はない。ダート短距離で。
 

  パワースナッチ(スナッチマインドの23) 432kg 3着

募集時評価 B

【価 格】3500万円(一口7万円)
【血 統】父ブリックスアンドモルタル×母父ディープインパクト
【厩 舎】武市康男厩舎
【馬 格】3月27日生 385kg 予想馬体重450kg 管囲19.7cm(+0.23)
【母能力】OP 賞金1億0500万円 芝短距離
【繁殖力】牝系活力36pt 出産時11歳 第4仔 1-2未

~総 評~

 母は2勝クラス、3勝クラスを息長ーく走り、ラストランは京都牝馬Sで3着でした。能力は上位です。

 叔母からNHKマイル覇者ラウダシオンが出たり、直近では母からフェアリーS2着となったメイクアスナッチが出るなど牝系の活力は上々です。

 父ブリモルは6月の新馬戦で2勝し、話題となりました。その後は低調ですが、すでに2勝なら十分で、日本芝への対応、早熟性という輸入種牡馬に求められるものは備えていそうです。

 競争能力の裏付けのある繁殖成績のいい母というヒット率の高い条件で、大外れはなさそうです。

 ブリックスアンドモルタルは、来年から高くなりそうな雰囲気を感じており、今年1頭は持っておきたいですね。

 シルクに回ってきたブリモルはどれも見どころがあって目移りしてしまいます。

 どれをチョイスするかはツアーで見て決めます。現状はアルジャンテかな。

 

ツアー時評価

牡 3月27日生
【ツアー時馬体重】 385kg ⇒ 400kg (+15kg)
【デビュー時想定馬体重】 450kg
【デビュー時期】そんなに急がない。秋頃
【適性】芝マイルまで、1400mぐらいがベスト。ダートでもやれそう
【性格】途中でウォーキングを求められたため聞けず。
【その他】
 馬体的にはそれほど大きくはならなそうだが、母も上の仔もそれほど大きな馬体ではないので、これだけの馬格があれば十分走ってくる血統だと思う。
 キレというよりはパワータイプで、芝ではなくダートでもやれるのではないかと思っている。

 

  レオネッサ(アイムユアドリームの23) 452kg 13着

募集時評価 D+

【価 格】2500万円(一口5万円)
【血 統】父モーリス×母父フジキセキ
【厩 舎】池上昌和厩舎
【馬 格】3月29日生 419kg 予想馬体重460kg 管囲19.7cm(0)
【母能力】2勝C 賞金3747万円 ダート短距離
【繁殖力】牝系活力16pt 出産時11歳 第4仔 4-X未

~総 評~

 母はダート短距離で2勝した後、2勝クラスでもそこそこやれており、能力的にはそこそこです。

 近親に活躍馬は特段見当たりませんが、母は初仔から4勝馬(父ルーラーシップ)を出しており、繁殖能力は期待できそうです。

 とはいえ、本馬は4勝馬とは全く違う組み合わせで、モーリスとの組み合わせなら本馬も短距離でしょう。ここまで3頭ともモーリス×短距離母の組み合わせで、ノーザンの強い意志を感じます。

 4勝馬を出した母にしては価格抑えめで、馬格に問題があるのかと思ったら、問題というほど小さくはありません。

 モーリスとルーラーシップでは全くタイプが異なるので、4勝馬と比べるのは酷かもしれませんが、価格的には期待を持てる馬だと思います、

 スクリーニングで購入対象とはしませんが、先入観なしで見たらいい馬だと思います。

 

ツアー時評価

 なし

 

  スノークルーズ(エレガントクルーズの23) 450kg 3着

募集時評価 D+

【価 格】1600万円(一口3.2万円)
【血 統】父リアルインパクト×母父クロフネ
【厩 舎】武藤善則厩舎
【馬 格】4月14日生 408kg 予想馬体重460kg 管囲19.7cm(+0.05)
【母能力】1勝C 賞金1460万円 ダート長距離
【繁殖力】牝系活力0pt 出産時7歳 第1仔 

~総 評~

 母は、ダート中距離で1勝しましたが、1勝クラスでは通用せず、能力はぼちぼちです。

 近親に活躍馬はいませんが、シャンハイロックの牝系よりは中央で勝利を挙げています。

 リアルインパクトは、可もなく不可もなくといった種牡馬で、それほど強調材料にはなりません。

 初仔の牝馬なので、基本的には出資対象にはならず、あえて初仔の牝馬に行くだけの好条件も特段見当たりません。

 もっとも、1600万円と安価で、馬体にも問題はないので、安さに魅力を感じるのであればといった感じ。

 

ツアー時評価

 なし

 

  アップリンク(トスアップの23) 432kg 7着

募集時評価 D

【価 格】2000万円(一口4万円)
【血 統】父サトノアラジン×母父ジャスタウェイ
【厩 舎】和田勇介厩舎
【馬 格】3月17日生 419kg 予想馬体重460kg 管囲19.4cm(-0.21)
【母能力】1勝C 賞金990万円 芝マイル
【繁殖力】牝系活力28pt 出産時6歳 第1仔 


~総 評~

 母は芝1500mで新馬勝ちしたものの、その後勝ちきれず、能力的には可もなく不可もなく。

 叔母に米牝馬限定芝GⅠ馬がいるが、母母が輸入されてからの繁殖成績はイマイチで、牝系の活力はぼちぼち。

 サトノアラジンはディープ×ストームキャットの配合で、ストームキャットが強く出ればダートも走ります。むしろダートの方が勝ってます。

 馬体は標準よりやや小さいぐらいなので、初仔の牝馬らしさはなく、買う理由が何か見つかれば、ハナから消すような馬ではないかと思いますが、母の成績、牝系活力からはあまり押し材料がなく、父サトノアラジンの牝馬で2000万円なら、まあそんなもんかなという値段なので、私はパスします。

 

ツアー時評価

 なし

 

  フォンデネージュ(ユキチャンの23) 510kg 4着

募集時評価 C+

【価 格】3000万円(一口6万円)
【血 統】父ドレフォン×母父クロフネ
【厩 舎】武井亮厩舎
【馬 格】1月25日生 480kg 予想馬体重490kg 管囲20.8cm(+0.49)
【母能力】OP 賞金1500万円 芝中距離
【繁殖力】牝系活力80pt 出産時17歳 第8仔 10-21X-3-1

~総 評~

 白毛じゃないんかーいでお馴染みのユキチャンの22。

 母ユキチャンは地方交流重賞3勝の名牝で、白毛一族の出世頭。

 繁殖としても堅実で、全姉ハイアムズビーチ、半兄アマンテビアンコはいずれもまだまだ稼ぎそうです。

 従妹にソダシがいますが、この一族は、美しい見た目とは裏腹にベースは泥臭いダート牝系なので、父ドレフォンの本馬も当然ダートが主戦場になりそうです。(馬体はパッと見、芝馬なんですけどね。)

 ダート馬となるとネックは牝馬であることでしょう。

 ハイアムズビーチよりも母が高齢になっている分条件が悪くなっているのに500万円上乗せは若干納得いかないところはありますが、この手の馬は外れということが少ないので、最低限1勝はしてくれるだろうという安心感はあります。

 1月生まれとはいえ、馬格も現時点で480kg、管囲20.8cmと体格的にはダートで十分やれそうで人気になるのも当然でしょう。

 ダート牝馬はあまり手を出したくない条件なのですが、今年は、いいなと思う牝馬がことごとくダート牝馬で、ユキチャン、プラウドスペル、プロミストリープ、メリーウィドウが個人的に熱いダート牝馬です。2頭は選びたくない条件なのでこれらの中での比較になりますが、個人的にはこの中ならメリーウィドウ推しです。詳しくはメリーウィドウの項目でお話ししましょう。

 

ツアー時評価

牝 1月25日生
【ツアー時馬体重】 480kg ⇒ 500kg (+20kg)
【デビュー時想定馬体重】 500kg
【デビュー時期】ここまで至って順調。早めのデビューを期待している
【適性】血統的にはダートだとは思うが、歩様や体型からして、芝をこなせないということはない。是非芝で一度使ってみてほしい。距離はマイルまで、将来的には短距離に寄ると思う。
【性格】大人しくて本当に従順。こちらが出したら出しただけ答えてくれる。馬に対してのあたりも強いわけではない。前進気勢は強く、よく同世代の馬たちと走っている。
【その他】
 馬に対してのあたりが強いわけではないが、放牧地で同年代と一斉に走り出すとき、スピードの違いで先頭に立っていることが多く、いつのまにかリーダー的存在に。この仔自身はリーダーになりたいと思っているわけではないと思うが、他馬から一目置かれている。けんかで勝ってのし上がってリーダーになるタイプが多いが、こういうタイプは割と珍しい。
 セールスポイントは、気性面、馬体、スピード能力がかみ合っている点。前進気勢が強く、スピードが同世代の中では抜けており、短めの距離で前につけてそのまま押し切るという競馬がイメージしやすい。
 夜間放牧をやめたことは一度もなく、いたって健康なのも心強い。
※かなり話し上手な引手の方だったので多少話からの割引は必要かもしれませんが、かなり自信ありといった感じでした。

  マルーンベレー(マルーンエンブレムの23) 450kg 6着

募集時評価

【価 格】3000万円(一口6万円)
【血 統】父スワーヴリチャード×母父オルフェーヴル
【厩 舎】武英智厩舎
【馬 格】2月3日生 415kg 予想馬体重450kg 管囲20.3cm(+0.74)
【母能力】2勝C 賞金2440万円 芝中距離
【繁殖力】牝系活力68pt 出産時7歳 第1仔 

~総 評~

 母は、ブラックエンブレムの仔で、芝中距離で2勝を挙げるも、2勝クラスでは通用せず、そのまま引退となりました。競争能力はそこそこです。

 牝系は、ブラックエンブレムの仔ということもあり、母、兄弟いずれも活躍馬がおり、活力は十分です。

 父スワーヴリチャードは早熟性を見せつけ、様々な条件で早々に4勝を挙げており、いい滑り出しを見せました。

 そんな調子のいい父スワーヴリチャード、母能力そこそこで牝系上等の牡馬で3000万円という価格は明らかに安く、人気になるのはわかります。

 初仔とはいえ、馬体重は許容範囲内で、管囲も問題なく、不安要素がすくない堅実なタイプのように思います。

 

ツアー時評価

牡 2月3日生
【ツアー時馬体重】 415kg ⇒ 425kg (+10kg)
【デビュー時想定馬体重】 450kg弱
【デビュー時期】少し早め。夏ごろ
【適性】芝中距離
【性格】母父オルフェーヴルが出ている。自分が一番。負けん気の強さはピカイチ。
【その他】
 放牧地での様子を見るに、非常にエネルギッシュ、タフで、いつも元気いっぱいといった感じ。
 あまり押さえつけて人の言うことを聞かせようという感じよりかは、この仔の前向きさをそのまま競馬に活かすことができれば、いい馬になると思う。
 スワーヴリチャードが非常に好調なこともあり、武英師も喜んでいた。

 
 

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