【6月デビュー】シルク2023年度募集馬答え合わせ① | バッタの一口馬主データ分析室

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  6月デビューのシルク馬

  エンブロイダリー(ロッテンマイヤーの22) 480kg 2着
 

評価

シ30 ロッテンマイヤー 牝 期待値A+

【価 格】3000万円(一口6万円)
【血 統】父アドマイヤマーズ×母父クロフネ
【厩 舎】新規開業厩舎
【馬 格】2月1日生 460kg 予想馬体重470kg 管囲20.4cm(+0.42)
【母能力】3勝C 賞金6035万円 芝マイル
【繁殖力】牝系活力28pt 出産時9歳 第2仔 未

~総 評~

 母は3歳時芝のマイルから2000mを走り、クイーンCで3着に入るなど結果を出しました。

 しかし、クラシックに乗ることはできず条件戦へ。マイルから1800mを使うも結果が出ず、1400mで2勝クラスを突破しましたがそこでタイムリミット。能力は上々です。

 3代母は名牝ビワハイジで、ブエナビスタとジョワドヴィーヴルという2頭のGⅠ馬を輩出し、他にも重賞馬を3頭出した名繁殖です。

 本馬はその支流の一つ、アーデルハイトを母母に持ちます。母母アーデルハイトからは重賞馬こそ出ていませんが、複数勝利馬を多数輩出し、牝系の活力は途絶えておらず、牝系のサポートはかなり期待できます。

 父アドマイヤマーズについてはすでに別記事で触れたとおり、基本的にはダイワメジャーをそのままイメージすれ良く、基本的にはマイルを得意としそうです。

 そうなると、本馬も基本的にはマイルまでと見るのが自然で、胴の短い体型的にも短い距離が合いそうです。

 母3勝馬で牝系サポートが期待でき、走り頃の第2仔で馬格の問題もない牝馬で、価格は3000万円とシルクの中ではお手頃価格。

 字面の条件的には文句なし。

 

 

ツアーレポート

シルク30 ロッテンマイヤー
牝 2月1日生
【ツアー時馬体重】 460kg ⇒ 474kg (+14kg)
【デビュー時想定馬体重】 470~480kg
【デビュー時期】成長は早め。夏頃。来週移動が決まっている。
【適性】芝マイル~1800m
【性格】走ると前進気勢はあるが、落ち着きも兼ね備えており、厩舎ではのんびりした感じを出す。馬に対しては気が強くて、冬から体が大きかったこともあり、放牧地では馬格が大きいこともあり、かなり幅をきかせている。喧嘩で負けたところを一度も見たことがない。群れのボス。
【その他】
 アドマイヤマーズは完成が早く、冬から馬体がある程度大きくなる仔が多い。この仔も例にもれず、冬から体が大きかった。
 父母の色がよく出ている。父のマイルに対応できるスピード、母の体高の高さ、いいところをうまく受け継いでくれた。上の仔も母によく似ており、母は仔出しがよさそう。
 課題らしい課題はないが、今後、調教を進めていく中で、前捌きの硬さは解消するともっとよくなると思う。母も前捌きが若干硬い仔だったと聞いている。

 

  ポートデラメール(ジュベルアリの22) 408kg 1着

評価

シ60 ジュベルアリ 牝 期待値D

【価 格】2400万円(一口4.8万円)
【血 統】父ナダル×母父ディープインパクト
【厩 舎】斉藤崇史厩舎
【馬 格】4月9日生 382kg 予想馬体重430kg 管囲19cm(-0.1)
【母能力】未出走
【繁殖力】牝系活力100pt 出産時9歳 第4仔 004--

~総 評~

 母は、サンデーレーシングで5000万円で募集されましたが募集中止となり、競走馬にはなれませんでした。

 母母は米国2歳女王のドバイマジェスティで、弟に皐月賞、大阪杯勝馬アルアイン、ダービー馬シャフリヤールがおり、日本国内3本の指に入る繁殖牝馬です。牝系の活力は最上位です。

 母の募集中止の経緯はよくわかりませんが、母の仔を見ると、みんな420kg前後でのデビューとなっているので、おそらく馬格に問題があったのではないかと思います。

 第3仔、第4仔もいたにはいたようですが、血統登録はされず、競走馬にはなれませんでした(おそらく第3仔は死産)。

 母の馬格の問題を解決するために巨漢ナダルがつけられて本馬が生まれたわけですが、やはりそれでも馬格に問題のある仔が生まれてしまいました。

 牝系の活力は抜群なだけに、一発大当たりする可能性は秘めているのですが、ダート種牡馬であろうナダルで馬格ない馬にはちょっと手が出しにくいというのが正直なところ。

 シルクでドバイマジェスティ牝系に出資できる機会はそうそうないですし、しかも値段も2400万円と手ごろなので、芝馬になれと念を込めつつ、牝系の活力に賭けて出資というのはあるかもしれません。

 

ツアーレポート

なし

 

  クレーキング(クインアマランサスの22) 478kg 1着

評価

シ21 クインアマランサス 牡 期待値A+

【価 格】3500万円(一口7万円)
【血 統】父ナダル×母父キングカメハメハ
【厩 舎】中舘英二厩舎
【馬 格】1月20日生 458kg 予想馬体重480kg 管囲21.1cm(+0.84)
【母能力】2勝C 賞金3570万円 ダート中距離
【繁殖力】牝系活力50pt 出産時8歳 第2仔 X-


~総 評~

 母はダート中距離路線で3勝(500万下を2勝)。2勝クラスでも4着3着があり、競争能力はそこそこです。

 母母は京都牝馬勝馬のヒカルアマランサスで、叔父にカレンミロティックがいる活力のある牝系です。

 父ナダルに関する分析は詳しくはこちら。基本的にはダートだと見ています。

 母はキンカメ、アグネスタキオン、エーピーインディと基本的にはダートに出そうな血統で、父ナダルなら文句なしでダートでしょう。

 馬格はダートに行くなら理想を言えばあとちょっとだけ欲しかったですが、管囲は大きいので、もしかしたら500kg超えてくるかもしれません。そうなったら本当に文句なしですね。

 母出産時8歳の第2仔と走る産駒が出やすい条件で、狙いの見えやすい配合、狙いどおりの牡馬、狙い通りの馬格、新種牡馬ということでお値段控えめな3500万円。

 良い条件が揃っており、文句なしの出資候補です。

 

ツアーレポート

シルク21 クインアマランサス
牡 1月20日生
【ツアー時馬体重】 458kg ⇒ 470kg (+12kg)
【デビュー時想定馬体重】 500kg強
【デビュー時期】成長は早めで、夏頃にはデビューさせたい
【適性】ダート1600~2000m
【性格】温厚で、従順。馬に対しての当たりも強くはないが、やられたらやり返しており、馬体も大きいので負けない。
【その他】
 放牧地ではかなり運動量がある方だが、バテているところを見たことがなく、相当スタミナがあると思う。
 ナダル産駒はがちっとしたフレームを受け継ぐ一方、気難しい面を見せることがあるが、この仔に関してはそのような心配はなさそう。父のいいところだけを受け継いだ感じがする。
 今後の課題としては前のさばき、つなぎが固いので、今後体の使い方を覚えていき、そのあたりを解消していってくれればと思う。とはいえ、ダートしか考えない馬だと思うので、前捌きの硬さはそれほど気にする必要はないと思う。

 

  アメリカンビキニ(パリスビキニの22) 494kg 2着

評価

シ77 パリスビキニ 牝 期待値C

【価 格】5000万円(一口10万円)
【血 統】父American Pharoah×母父Bernardini
【厩 舎】斉藤崇史厩舎
【馬 格】3月18日生 441kg 予想馬体重480kg 管囲20.3cm(+0.23)
【母能力】米1勝
【繁殖力】牝系活力56pt 出産時10歳 第6仔 430X未

~総 評~

 母は米国1勝馬ながら、初仔でCCAオークス馬を出し、日本に輸入されました。

 輸入時に身ごもっていたのが本馬です。

 牝系には叔母に重賞馬、3代母からの派生で仏重賞勝ち馬が複数頭出るなどそこそこ活力はあります。

 父アメリカンファラオは、米国ではそこまで大きな成果は挙げられていませんが、日本のダートには合っているようで、カフェファラオ、ダノンファラオという2頭のGⅠ馬を出しています。

 馬格も予測480kgと問題なく、管囲も十分です。

 ただ、ダート血統の牝馬に5000万円ですか。。。出せませんよ。。。

 

 

ツアーレポート

なし

 

  ラトラース(ローブティサージュの22) 462kg 2着

評価

シ51 ローブティサージュ 牡 期待値C

【価 格】1億円(一口20万円)
【血 統】父キズナ×母父ウォーエンブレム
【厩 舎】中内田充正厩舎
【馬 格】1月27日生 439kg 予想馬体重470kg 管囲20.3cm(+0.32)
【母能力】OP 賞金1億6990万円 芝マイル
【繁殖力】牝系活力91pt 出産時12歳 第5仔 421X-

~総 評~

 母はノーザン提携初年度にノーザンからプレゼントされたGⅠ馬。新馬を快勝、ファンタジーSを2着の後、阪神JFを勝利し、2歳女王に輝きました。その後は長い低迷期に入りますが、スプリント路線を中心に走り、4歳時にキーンランドCを勝利しました。早熟ではありましたが、早枯れという印象はありません。

 母の繁殖成績は4勝、2勝、1勝、未出走引退と素晴らしく、1勝馬はデビュー時400kgを切る小柄な馬体でした。

 相応の馬格に出ればそれなりの勝利数が見込めそうです。

 馬格は母の産駒の中でもっとも大きくなりそうで、管囲も問題ありません。

 私は馬体派ではないので、この情報はあまり買いの参考にはしないのですが、パッと見たときの馬体のバランスは、本馬が最もよく見えます。前後の肉付きのバランス、四肢のコンフォメーションなど文句のつけどころがありません。

 父キズナは、大物こそ出ていませんが、AEI、勝上率ともに素晴らしく、大物が出るのは時間の問題で、ひとたび大物が出てしまうと手の届かない価格にぶっとんでいってしまう成績なので、買うなら今です。

 1億円という価格が問題で、回収率を考えると厳しいものがありますが、大物狙いなら本馬が最も確率が高いと思います。

 

ツアーレポート

シルク51 ローブティサージュ
牡 1月27日生
【ツアー時馬体重】 439kg ⇒ 460kg (+21kg)
【デビュー時想定馬体重】 480kg、ゆくゆくは500kg
【デビュー時期】夏頃
【適性】芝中距離
【性格】人に対しては従順で、放牧地では他馬をリードする役回り。
【その他】
 放牧地では動き回って、運動量が多い。
 ストレス耐性があり、これまで発疹など体に異常が出たことが一度もなく、内臓の強さを感じる。
 とにかく人目を引く馬体で、別の牧場の人からよくあの馬、誰の仔?と聞かれる。

 

  アーリントンロウ(ユメノトキメキの22) 504kg 2着

評価

なし

 

 

ツアーレポート

なし

 

 

 

  過去記事