葉子(yèzi) スーツ | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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久しぶりのブログ、久しぶりの台湾映画『牯嶺街少年殺人事件(クーリンチェ少年殺人事件)』の中のスラングシリーズ。第14弾。(太保泡密斯哈拉馬西蹺頭凱子嗑爛飯條子有種に続きます)。

いやー、ツイッターで書こうとしたらあっという間に字数制限。無理でした。

本日は、

 葉子(yèzi) ・・・衣装、スーツ

そう、思い出してください。いつもヘラヘラしてて、小四の兄ちゃんに賭けビリヤードさせたり、コンサート主催に噛んで儲けをたくらんだり、山東に脅されて滑頭と引き合わせたり、とけっこう重要な役どころのチンピラくん、あだ名が「葉子」(葉っぱ)でしたね。

彼がなぜ「葉子」と呼ばれるのか。私はそれは彼がいつもスーツを着ていたから。そして当時の外省人系スラング(眷村黑話)でスーツのことを「葉子」と言ってたから。と踏んでます。確証は無いけど確信に近いです。

最近、『牯嶺街少年殺人事件(クーリンチェ少年殺人事件)』の監督、楊德昌についての書籍『エドワード・ヤン 再考/再見』(フィルムアート社)を読んでいて、侯孝賢監督の『悲情城市』がことごとく「非情城市」と書かれているのが気になって気になって。難癖野郎みたいな人になってツイッターとかして反省してるんですが

この「葉子」についての記載もあって気になって、書いてしまいました。この本でも、彼が何で「葉子」(葉っぱ)と呼ばれているのか?タバコ売ったり横流ししたりしてるからじゃない?いや、本物の「ハッパ」じゃないの?というような記載があたけど(p289)、うーん、違うんじゃないかなあと思った次第です。

どうでしょうか。