蹺頭(qiāotóu) 逃げ出す | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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台湾映画『牯嶺街少年殺人事件(クーリンチェ少年殺人事件)』の中のスラングシリーズ。太保泡密斯哈拉馬西に続く第7弾。まだまだ続きます!!

 蹺頭(qiāotóu) ・・・逃げ出す

映画の中で数回出現。Honeyが小四に『戦争と平和』の話をしてやっている場面で言うセリフがこれ↓

好像全城的人都蹺頭了
(町中の人が逃げ出してしまったようで…)

ニ一七グループのワルがトイレに行こうとする仲間に向かって、你不要蹺頭啊!(トンズラすんなよ、テメエ!)という場面もある。いずれも訳はたまり。

語源はよくわからないがおそらく大陸の土匪スラング。台湾の教育部辞書には「翹(qiào)」(こっそり離れる)で、両岸詞典には「蹺(qiāo) 」(逃げ出す)で載っている。

台湾華語独特の語彙「蹺課/翹課」(授業をサボる)はここから来てる。たぶん♡