哈拉/哈啦(hālā) しゃべる、言う | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

台湾華語は研究中、台湾語は独学中、台湾へはいつも一人旅!の、たまりが、台湾華語と台湾語、台湾旅行と台湾映画と台湾ドラマ、そして台湾文学について語り尽くします

台湾ドラマでは必ず出てくる。と言っても過言ではないスラング。とにかくよく出てくる。「言う」という日本語字幕なのにセリフが「説shuō」でも「講jiǎng/kong」でもないなら、ほぼ間違いなく「哈拉(hālā) 」と言っている。

 哈拉(hālā) ➡しゃべる、言う

台湾語起源ではなく、外省人系のちょいワルスラングだ。なので台湾映画『牯嶺街少年殺人事件(クーリンチェ少年殺人事件)』でも圧倒的出現度を誇る。

例えば二一七グループのリーダー山東と小公園グループの滑頭が葉子の仲介で密会する場面。山東が滑頭にオンナのことで何か悩んでんじゃねえか?と問いかける。小明との関係を知ってることを匂わして

我是沒有哈拉出去
(俺は言いふらしたりしてねえぜ)

と滑頭に言う。(上記訳はたまり。リマスターDVD日本語字幕は「俺は口外しない」。91年版の日本語字幕は「うわさ話には関心ない」)

ドラマでも頻出。↓は『我是顧家男』第7集。「ちょっと挨拶してくるよ」 

↓は『艾蜜麗的五件事』第7集。豆腐乳が吳姿瑩に。「先輩はよくしゃべるああいうキャラだけどさ」

もう一つ。これも大好きなドラマ『小資女孩向前衝(進め!キラメキ女子)』で秦子奇(邱澤)が。「俺ホント今無駄話するような元気ないっすから」