吳慷仁主演の台湾映画『引爆點』、面白かった! | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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吳慷仁主演の台湾映画『引爆點』(High Flash)、見てまいりました。環境(公害)問題に格差問題、政治腐敗の問題まで絡めた社会派サスペンス。吳慷仁は若干(かっこいいオーラは消えてないくらいの)しょぼくれ気味法医学者役で、彼が最終的には社会の巨悪と闘う、ということになるのだが……。別れた妻である検察官とのラブストーリー要素もあってなかなか濃い内容。

2ヶ所ほど、ウッソやろー⁉と叫びそうになったとこがあった。あと、社会の巨悪、怖い。本当に怖い。怖すぎて若干無力感に襲われるけど、でも勇敢に立ち向かい闘う人もいるわけで(吳慷仁、がんばれ)。無力感に負けてはいけない(自分もがんばれ)。と、思う今日この頃……。

で、映画、個人的にはすごく面白かったのだが、朝一の上映、ということもあってか観客はなんと2人だけ。私ともう一人は台湾のおじさん。さすがにちょっと怖かった。いや、おじさんにしてみたら何の罪も無いのに、私にめちゃめちゃ警戒されて上映中もリュックぎゅーっとしたままチラチラチラチラ何度も見られて、いい迷惑だったとは思います(笑)。

しかし今回の旅はなぜか、いつも隣が台湾男子(ミドル)。飛行機の席の隣、高鐵の席の隣、ホテル内のコインランドリーでも。極めつけに映画館でも2人きり(席はもちろんできる限り遠いとこに座りましたばい)。なんでかな?

ちなみに吳慷仁の演技力という点では、公視のテレビドラマ『憤怒的菩薩』の方が発揮できている気がする。映画の方ももちろんすごいけどね。