表題の件です。
今年は去年にもまして「減らす減らす!」と息巻いておいて、音楽会の数は昨年の61件から63件に増加。
主な要因としては今シーズンよりN響は定期ABC全て会員のフルスペック。
さらに新国立Zチャレンジによりオペラが増加
…ま、来年に向けてちゃんと、本当の意味でN響主軸を徹底し、
無駄な出費を抑えた財政健全化を目指したいと思います😅
さて、それでは今年は先にトップテンの発表から…!
①アンドラーシュ・シフ×CAB バッハ:ピアノ協奏曲集
②ルイージ×N響 フランツ・シュミット:交響曲第4番 他
③ゲアハーハー×フーバー 東京春祭;シューマン歌曲集 ※全2夜
④ビシュコフ×チェコ・フィル ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 他
⑤尾高×大フィル エルガー『ゲロンティアスの夢』
⑥デュトワ×N響 『ダフニスとクロエ』全曲 他
⑦内田光子 ベートーヴェン後期3大ソナタ
⑧ルイージ×N響 マーラー:交響曲4番 他
⑨尾高×読響 エニグマ変奏曲 他
⑩ブロムシュテット×N響 『讃歌』 他
…以下選考理由など。
⑩ブロムシュテット×N響 『讃歌』 他
https://x.com/werther_zu_2d/status/1979504815475675490?s=61
ブロムシュテット×#N響。メンデルスゾーン『讃歌』。前回B定の感覚が確信に変わったかも。この奇跡の人は齢98にして益々進化しているのか、情熱的で若々しい。昔のような締め付けの強い淡麗清新ではなくて、自然体。SR合唱団を招いて豪華絢爛。気づいたら涙が… pic.twitter.com/CA5Oh5lcLo
— うぇるてる@練馬副文化研究会 (@werther_zu_2D) 2025年10月18日
讃歌マニアとしては元GHOカペルマイスター:ブロムシュテットの讃歌を
しかも最良のコンディションで聴けて感無量。
ここ数年何故か讃歌を聴く機会に比較的恵まれたものの、今年の讃歌は本当に心温まる素晴らしいものであった。
前半の詩篇交響曲もブロムシュテットの驚くをど切れ味の鋭い解釈には驚愕。
この人は98歳にして常に進化している。まさに奇跡の人。
⑨尾高×読響 エニグマ変奏曲 他
https://x.com/werther_zu_2d/status/1922986998429585835?s=61
尾高×読響。エニグマ変奏曲。N響とのコロナ禍での感動的な名演以来の尾高エニグマ。今回はさらにパワーアップして最高の名演を堪能!最初から最後まで力の抜けた達人の筆致。第6変奏「イソベル」からニムロッドまでの全く飾り気ない慈愛に満ちた熱演にまた涙。最後まで感情揺さぶられた… pic.twitter.com/YzxPJmFbw0
— うぇるてる@練馬副文化研究会 (@werther_zu_2D) 2025年5月15日
もう何も付け加えることのない、存命中エルガーメダルを所持する世界最高のエルガー指揮者のエニグマ。
これ以上望むものがあるというのか?
彼のエルガーを聴くことは私にとっては生きる活力なのである。
⑧ルイージ×N響 マーラー:交響曲4番 他
賛否分かれるルイージのマーラーであるが、今回の4番は歌と響きとデモーニッシュさに溢れた快演!
ひたすらに幸福に満ちた美音に酔いしれた。
欧州公演に持って行くN響の気合いを感じたものの、ルイージ×N響の進化はここから先だぞ、という展望もちらっと予感させることにもなった。
⑦内田光子 ベートーヴェン後期3大ソナタ
https://x.com/werther_zu_2d/status/1983870713552674946?s=61
内田光子。ベートーヴェン32番ソナタ。一つひとつの音を慈しんで、まるで宝石が降り注ぐような輝きを放つ音楽。苦悩から始まるこの曲が最後に至るまでに見事に救済に至る達人の構成美。どれを取っても凄まじく理性的なのに心に迫る崇高さ。ベートーヴェンがこのような音楽を遺してくれた感謝が残る… pic.twitter.com/DIM17fEy7Q
— うぇるてる@練馬副文化研究会 (@werther_zu_2D) 2025年10月30日
この人のピアノの音をずっと聴いていたい…!
ベートーヴェンの駆けた人生をなぞるそうな苦悩と希望を表現し切った堂々たる芸術。
いかに内田光子が作曲家に敬意を払っているかがわかるひたすら尊い演奏であった。
⑥デュトワ×N響 『ダフニスとクロエ』全曲 他
https://x.com/werther_zu_2d/status/1989591382470922569?s=61
デュトワ×#N響。《ダフニスとクロエ》全曲。N響では今年既に超名演だったルイージのフランツ・シュミットと甲乙つけ難い圧巻のトップ評価公演!色彩感透明感。脳内で色彩が爆発して異世界に飛ばされる。いくら十八番とはいえこれほどとは…。落ち着いたらまた追記します… pic.twitter.com/LYkB86e3vq
— うぇるてる@練馬副文化研究会 (@werther_zu_2D) 2025年11月15日
職人の十八番の極致!
これ以上のダフクロを聴けるのだろうか?
デュトワの日本の聴衆への愛着も感じられる感動的な公演であった。
ずっと日本に足を運んでくださいね、マエストロ。
⑤尾高×大フィル エルガー『ゲロンティアスの夢』
https://x.com/werther_zu_2d/status/1910694531139592316?s=61
尾高×大阪フィル。ゲロンティアスの夢。本当に幸福感に満ち満ちた素晴らしい演奏。特に今回はソリストが3人とも力演の上、尾高さんの老獪なバランスの良さも奏功して、予想通りとはいえ感動的な結末。予習段階ではひたすら難解な印象だったものの、そんなの吹き飛んであっという間に終わってしまった…
— うぇるてる@練馬副文化研究会 (@werther_zu_2D) 2025年4月11日
9位のエニグマに続き尾高さんの世界遺産級のエルガー。
彼はエルガーの使徒としてこの先もずっと温かみのある、しかし飾り気はない、
それでいてじんわりと心に残る音を紡ぐのだろう。
尾高さん、長生きしてくださいね。
④ビシュコフ×チェコ・フィル ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 他
ビシュコフ×#チェコ・フィル。ショスタコーヴィチ8番。第2楽章のピッコロ飛び出し事故等乱れる箇所もあったが、そんなもの最早瑣末。指揮者の確固たる信念に導かれた驚異の凄演!3楽章までの破壊と破滅の描き方はお腹が痛くなりそうなほど…。それでも5楽章までずっと傷が癒えないまま… pic.twitter.com/MHhrWPjmKK
— うぇるてる@練馬副文化研究会 (@werther_zu_2D) 2025年10月22日
これもやや思い出補正が多少あるものの、正直近年では井上道義に匹敵するかそれを超える凄まじいショスタコーヴィチだった。
ショスタコーヴィチメモリアルイヤーを飾る堂々たる、そして確固たるビシュコフの解釈に導かれたチェコ・フィル!
この公演の2日前に聴いた『我が祖国』も充分心に残る素晴らしい演奏だったものの
このショスタコーヴィチの凄演に吹っ飛ばされてしまった。それぐらい強烈な演奏。
またチェコ・フィルの個性ある美しいビロードの弦は
没個性的になった欧州のオーケストラにあってもはや超貴重な存在である。
③ゲアハーハー×フーバー 東京春祭;シューマン歌曲集 ※全2夜
やっとゲアハーハー様がコロナ明けて満を持してのシューマン・リーダーアーベント!
正確なディクション、時に伴う劇性と激情。
一つひとつの言葉が心に残る最高の歌曲の夕べ。
頼むからもっと日本に来てください!!
②ルイージ×N響 フランツ・シュミット:交響曲第4番 他
https://x.com/werther_zu_2d/status/1966821153743192540?s=61
ルイージ×#N響。フランツ・シュミット4番。文句なしで今年のベスト!これまでのルイージ×N響の数々の好演をひっくり返してしまった神演奏。あまりの美しさで途中動悸がして聴いていて辛かった…。2楽章の入りで感情が揺さぶられたわけでもないのに生理的に涙。異常事態。 pic.twitter.com/oR9WZOciTu
— うぇるてる@練馬副文化研究会 (@werther_zu_2D) 2025年9月13日
正直これはほぼ1位タイ。
1位はほぼ思い出補正ですからw
ルイージ×N響の4シーズン目の驚くほどの進化を証明する圧巻の名演であった。
で、来シーズンのオープニングも同作曲家の『七つの封印の書』というのだから背筋が凍るほどの期待である。
①アンドラーシュ・シフ×CAB バッハ:ピアノ協奏曲集
やっぱり思い出補正ってあるんだけど、
子供の頃から愛奏したバッハ。
聴き専になっても、やっぱり鍵盤音楽におけるバッハ音楽は自分にとってのモニュメント。
そんな中高校生のとき出会ったシフのピアノ協奏曲集。
あれから留学中のグラーツで彼のディアベッリを聴き涙を流し、
彼の来日の度に会いに行くようになってから久しい。
しかしこれ程までに心を揺さぶられる音楽があるかと言われればそうない。
そんな今年最も心に残った演奏会。
協奏曲が全曲終わった後に、
「お願いです。ゴルドベルクのアリアをお願いします…!」
と祈った次の瞬間に弾き始めたアリアを聴いて号泣。
今書きながらでも思い出して感極まってしまう…
【番外編】ルイージ×N響 サン=サーンス:交響曲第3番 他
https://x.com/werther_zu_2d/status/1996549353474015680?s=61
ルイージ×#N響。サン=サーンス3番。この人のフレンチシンフォニー、大変私の体質に合うから仕方ないとはいえ、この12月は魔の月か?ここ数年のフランク、ベルリオーズを更に進化させた最終形態に近い。繊細な響きの構築と流線型に流れ、統一感あるフレーズ。時に赤黒く焼けた鉄のような重厚さも… pic.twitter.com/kIqigWbjWJ
— うぇるてる@練馬副文化研究会 (@werther_zu_2D) 2025年12月4日
いろんなことを思い出してしまい、涙が止まらなかった音楽会。
私がプレイヤーとして最後にプルトツとして演奏した曲。
その時の指揮者は今年亡くなられた汐澤安彦先生であった。
不死身と思っていた先生が急死されたのは今年の初め。
そんな汐澤先生のお葬式に伺ってもにわかには信じ難く、茫漠とした思いが去来するばかり。
しかし、この演奏会、オルガン付きの終曲でぐーんとチャージをかけたルイージの姿を見て、汐澤先生のあの振り姿が突如フラッシュバック!
拍手のさなかボロボロと嗚咽を漏らしてしまった。
何というか自分の青春の一角に汐澤先生という大きな存在が居たんだと身にしみて感じました。
…はい、ということで
湿っぽい感じに締めくくりますが以上です。
来年はますます期待募るN響に特化していくことになるのかもしれません。
まあ判りやすいN響信者として、クラシック桟敷のお歴々の皆様に
一層のご指導ご鞭撻のほどを宜しくお願い申し上げまする。
皆様も良いお年をお迎えください。

































