ハンディピックの魅力
- 絶妙な大きさ
- 丈夫な作り
- 豊富なリフィルとアクセサリー
なぜそれが重要か
- 書くこと、読み返すこと、しっかり保管できること、どれも快適である。
小さい綴じノートたち
いわゆるミニ6やマイクロ5等のシステム手帳は今回取り上げない。
小さい綴じノートが主役なのである。
では「小さい」とは具体的にどの寸法なのか?
この問いにははっきりと答えられない。
縦横比、厚みによって、実物より小さくも大きくも感じるからだ。
感覚的にはバイブルサイズ(170×95mm)を超えないものが、小さい綴じノートなんだと思う。
これまでに使ってきた小さい綴じノートは次の通り。
寸法だけ見るとどれも同じ大きさと思うが、手にすると全く感覚が異なる。
- ロイヒトトゥルムポケット(150×90mm)
- COLETO(153×90mm)
- 測量野帳(165×95mm)
- ハンディピックラージ(168×83mm)
- ハンディピックスモール(130×70mm)
これまでに使ってきた小さい綴じノートたち。

2021年から愛用していたCOLETOは、残念ながら廃盤となったようだ。
いろいろと使い比べてきて、今ではハンディピックがお気に入りである。
ハンディピック
公式サイトではリフィルを複数冊組み合わせた使い方を紹介している。
そう、これはトラベラーズノートと同じ構造(ハンディピックはゴムバンドじゃないけど)である。
用途に合わせて複数冊のリフィルをカバーに差し込んで持ち歩ける。
もちろんカバーを使わずに、リフィル単体で使うのもありだ。
絶妙な大きさ
- ラージサイズ168×83mm
- スモールサイズ130×70mm
ハンディピックのラインナップはこの2種類。
ラージまたはスモールで、いわゆる中間サイズが無いところが興味深い。
使ってみると確かにこの表現はぴったりで、あえてちょうどよいサイズではなく、それよりも大きいか小さいかなのである。
でも安心してほしい、どちらのサイズも使いやすい。
その理由はシャツの胸ポケットに入る幅だから。
いつでもポケットに入れておいて、使いたい時にサッと取り出せる。
握り心地も良いし、ノートを開いた紙面の縦長の形状が美しく感じられる。
システム手帳ユーザーであれば、バイブルサイズとラージサイズ、ミニ6サイズとスモールサイズが、それぞれ相性ばっちりなのだ。
丈夫な作り
ハンディピックを16冊以上は使ってきたが、どれも丈夫なのだ。
ページを反対側に折り返しても、何度も開閉しても、ページがバラバラになったり背表紙が取れたりしなかった。
表紙カバーは測量野帳ほど固くないけど、中身のページを保護するには十分である。
この安心感がハンディピックを愛用する理由の1つなのだ。
過去のリフィル達。ラージサイズ。
豊富なリフィルとアクセサリー
ラインナップを見ての通り、選択肢がたくさんある。
方眼リフィルでバレットジャーナルもよし、集計表リフィルで家計簿もよし、横罫7mm厚口リフィルでたっぷり書くもよし。
使い方を想像して楽しんだり、買い足してあふれるアイデアを試したり、長く付き合える綴じノートだ。
ラージサイズとスモールサイズでアクセサリーのラインナップが若干違うけど、カバーとカードホルダーは便利。
リフィルとアクセサリーの選択肢の多さは測量野帳には無い楽しみだと思う。
ハンディピックの使い道
2021年から本格的に手帳を使い始め、今年はFORCEスケジュールブックを愛用している(以下の記事)。
綴じ手帳には目標設定や計画を、小さい綴じノートにはその日の行動記録や些細なToDo、NewsPicksやPIVOT等のメモを書いている。
僕は書くのも読み返すのも好きだから、すぐに取り出せて手軽に扱える小さい綴じノートが手放せない。
一冊の綴じ手帳で完結したいけど、まぁ現実的には無理だ。
小さい綴じノートを使う決め手
ズバリ、読み返すから。
これまでにも綴じ手帳(綴じノート)とシステム手帳をいったりきたりしてきたけど、ある事実に気付いた。
それは、システム手帳のリフィルを一旦バインダーから外し、保管用バインダーに移すと読み返していないこと。
パラパラ読み返せばまだマシな方で、ほとんどは読み返していなかった。
保管用バインダーにパンパンにたまったリフィルにも、たくさんの思い出が残っているというのに。
システム手帳は革のバインダーが楽しいし、自作リフィルの使い勝手の良さは便利だと思う。
でも、どれだけメモを書き込んでも、生きた情報ではなくなってしまうのはもったいない。
一方で綴じノートは読み返しやすい。
使う前から一冊にまとまってるし、使った後も形は変わらないから、棚にしまった後もいつでも手に取って簡単にパラパラ読み返せる。
厚みが無くてかさばらないから、1〜2冊カバンに入れておいて、スキマ時間に読み返すこともできる。
これが自分専用の読み物みたいで楽しいのだ。
反芻
向田邦子さんの反芻旅行という作品の中に、印象に残った言葉がある。
「君はまだ若いね」
「野球に限らず、反芻が一番たのしいと思うがね」
これは、前の晩に見た野球の試合を、翌朝のスポーツ新聞でも確かめる人に対して、お金と時間の無駄遣いだと向田邦子さんがいったことに対する言葉だ。
メモにもこれと共通する部分がある。
書いている時は楽しいけど、読み返す時も同じように楽しい。
そして、読み返すたびに新しい気付きがあり、赤ペンで線を引いたり囲ったりする。
メモがあれば過去の自分、今の自分、未来の自分を往復できる。
だから僕はシステム手帳のリフィルではなく、一冊の綴じノートにメモを書き込んでいる。
僕の経験上、綴じノートに書いておけばいつか読み返すから。
そしてそれが未来の自分の行動を変えるきっかけになるかもしれないから。
終わりに
ハンディピックの記事を書きたいと以前からずっと思っていたけど、なかなか記事がまとまらなかった。
ちなみにこのブログで初めてハンディピックを扱ったのは以下の記事。
まだまだ語り足りないのが本音だけど、一旦投稿することにした。
この記事を読んだ方が、メモの面白さや綴じノートの魅力に少しでも気付いてもらえると幸いである。